釧路市生涯学習センター

北海道立釧路芸術館・釧路市立美術館
2館共同開催の美術講座
世界の
ロイヤル
コレクション
5回連続講座
ですが、
いずれか
1回でもOK!
2012年9月19日
(水)
から毎週水曜日
10月17日まで全5回開催
釧路市生涯学習センター <まなぼっと幣舞>
5階ハイビジョンシアター
釧路市幣舞町4-28 0154-42-6116
9月19日から毎週水曜日。
連続5回開催!
午後2時∼3時
参 加 無 料
当日会場にお集まりください。
9/19(水)釧路市立美術館学芸員 瀬戸 厚志
①「ロイヤルコレクションに見る陶磁 中国からヨーロッパへ」
9/26(水)北海道立釧路芸術館主任学芸員 光岡 幸治
②「ハプスブルク家のコレクションとウィーン美術史美術館」
∼ルドルフ2世の時代を中心に∼
10/3(水)北海道立釧路芸術館学芸員 寺地 亜衣
③「日本のロイヤルコレクション 御物と帝室技芸員」
10/10(水)釧路市立美術館学芸員 武束 祥子
④「英王室のイタリアバロック絵画 カラヴァッジョを核として」
10/17(水)北海道立釧路芸術館学芸主幹 寺嶋 弘道
⑤「ロイヤルコレクションの行く末 ルーヴル・故宮・正倉院」
スタンプラリー
お問い合わせ先: *月曜休館
お楽しみ
北海道立釧路芸術館<0154-23-2381>
全て受講いただいた方には、それぞれの館のステキなオリジナル
グッズを差し上げます。カードを差し上げますので、各回受講時
にスタンプを集めてください!
釧路市立美術館<0154-42-6116>
もあります!
2つの美術館が共同でお届けする連続講座。2館の学芸員5人がテーマを設
けて、さまざまなアートを軽いタッチで語ります。
北海道立釧路芸術館・釧路市立美術館
2館共同開催!
9/19(水)
①
今回のテーマは「ロイヤルコレクション」。古今東西のさまざまなアートから、
各分野のロイヤルコレクションを語ります。
ロイヤルコレクションに見る陶磁 中国からヨーロッパへ
釧路市立美術館学芸員
函館市出身。北海道教育大学函館校美術科で陶芸専攻。卒業後、鹿追町立神田日勝記念館に4年間勤務して
瀬戸 厚志
退職の後、1年半後の2000年10月から釧路市立美術館へ。キャラクター「ペキタ」や工作イベントなどを展
開しつつ、いつでも気軽に立ち寄れる美術館を目指しています。
陶芸といえば「China(チャイナ)」と呼ばれ、中国を源流として積み重ねられた歴史と技術は、世界の王族を中心に寵愛さ
れてきました。特にヨーロッパでは、自国の生産をめざし、技術競争とスパイ工作が熾烈に繰り広げられました。現在残
された各国のコレクションから、その歴史を ります。
9/26(水)
②
ハプスブルク家のコレクションとウィーン美術史美術館 ∼ルドルフ2世の時代を中心に∼
北海道立釧路芸術館主任学芸員
光岡 幸治
群馬県に生まれ埼玉県で育つ。同志社大学大学院で西洋美術史を学び、1991年に帯広美術館に勤務。その
後、近美、旭川、近美を経て4月から釧路芸術館へ。霧にかすむ港町の風情を楽しんでいます。これまで戦後
日本の美術をテーマとした展覧会を多く企画、開催してきました。
ヨーロッパ世界に君臨したハプスブルク家歴代の皇帝が収集した膨大なコレクションの公開を目的にウィーン美術史
美術館(オーストリア)は1891年に開館しました。皇帝の個性や権威、美意識などが映し出されたコレクションは、どの
ように形成されていったのでしょうか。そのダイナミズムに迫ります。
10/3(水) 日本のロイヤルコレクション ③
御物と帝室技芸員
北海道立釧路芸術館学芸員
寺地 亜衣
千歳市出身。慶應義塾大学文学研究科修了後、長野県信濃美術館、東京芸術大学大学美術館での勤務を経
て、昨年6月に釧路芸術館に着任。専門は近現代彫刻史。街なかで彫刻を見かけると、立ち止まってじっと見
たり、ペタペタ触ったりと、ちょっと怪しい行動をとっています。
かつて日本には、数多くのロイヤルコレクションがありました。皇室の所有物を「御物」といい、現在ではそのほとんどが
国に移管され、国立博物館や宮内庁三の丸尚蔵館などが主に所蔵しています。また、明治から戦後にかけて、皇室には美
術・工芸を奨励する「帝室技芸員」の制度が設けられました。今回の講座では、これらの御物と帝室技芸員を中心に、さま
ざまな美術品についてお話します。
10/10(水) 英王室のイタリアバロック絵画
④
カラヴァッジョを核として
釧路市立美術館学芸員
武束 祥子
大阪市出身。奈良大学文化財学科を卒業し、渡伊。ローマにて、3年間の絵画修復の修行後、帰国。兵庫県立
美術館、兵庫陶芸美術館で主に保存・修復担当学芸員として勤務。今年の4月から釧路市立美術館へやって
きた、北海道生活初心者の、コテコテ関西人です。
2006年、英王室の倉庫で眠っていた絵が、修復の結果イタリアバロック期の画家、カラヴァッジョの作品であることが
判明し、話題となりました。バロック絵画の様式に大きな影響を与えたカラヴァッジョを軸に、その影響を受けた画家と
作品を、英王室のコレクションと絡めてご紹介します。
10/17(水) ロイヤルコレクションの行く末
⑤
北海道立釧路芸術館学芸主幹
寺嶋 弘道
ルーヴル・故宮・正倉院
滝川生まれの苫小牧育ち。金沢美術工芸大学を卒業後、学芸員に。道立三岸好太郎美術館を振り出しにキン
ビ、オビビ、ブンガクカンなどに勤務。古代美術から現代アートまで、美の迷宮をオールラウンドに猟歩す
る美術館人。帯広大谷短大で博物館学も教えている。
世界最大にして最初の博物館の一つが、ルーヴル美術館。市民革命によって王様の宝物を開放、世界の博物館の歴史がこ
こから始まりました。美術館に今も根強いオタカラ主義は、それゆえ生来のものかもしれません。所有と公開をめぐって
くり広げられた各地のお宝争奪戦。数奇な運命を る名品の数々から美術館の明日を考えます。