お客様各位 資料中の「沖電気」、「OKI」等名称の OKI セミコンダクタ株式会社への変更について 2008 年 10 月 1 日を以って沖電気工業株式会社の半導体事業は OKI セミコン ダクタ株式会社に承継されました。 従いまして、本資料中には「沖電気工業株 式会社」、「沖電気」、「OKI」といった表記が残っておりますが、これらの表記は 全て「OKI セミコンダクタ株式会社」に変更されておりますのでご理解の程お願 い致します。 なお、会社名、会社商標・ロゴ等以外の内容については変更し ておりませんので資料としての内容変更ではありません。 2008 年 10 月 1 日 OKI セミコンダクタ株式会社 〒193-8550 東京都八王子市東浅川町 550-1 http://www.okisemi.com/jp/ J2B0012-27-Y2 ¡ 電子デバイス 作成:1998年 1月 MSM6775 l 前回作成:1997年 8月 MSM6775 1/3, 1/4, 1/5 デューティLCDドライバ n 概要 MSM6775は、1/3、1/4及び1/5デューティ切り替え端子付きのダイナミック表示用LCDドライバで、 1/5デューティ選択時は400セグメント、1/4デューティ選択時は320セグメント、1/3デューティ選択時 は240セグメントまでのLCDを直接駆動出来ます。 n 特長 l 電源電圧 l 動作温度 :2.7∼5.5V :−40∼+85℃ l 液晶駆動電圧 l セグメント出力 :3.5∼5.5V :80本 1/5デューティ 1/4デューティ :最大400セグメントまで表示可能 :最大320セグメントまで表示可能 1/3デューティ :最大240セグメントまで表示可能 l 4MHzのシリアル転送クロック周波数 l CPUとのインタフェースはDATA、LOAD、CLOCKの3本によるシリアル方式 l 入力データとその出力は1対1に対応 :入力データが“H”:点灯,入力データが“L”:消灯 l コモン信号用発振回路内蔵 l 全消灯可能(BLANK端子) l パッケージ 100ピンプラスチックTQFP(TQFP100-P-1414-0.50-K)製品名:MSM6775TS-K 1/13 MSM6775 l n ブロック図 SEG1 BLANK SEG80 80-DOT SEGMENT DRIVER 80-CH DATA SELECTOR 80-BIT LATCH 5 LOAD DSEL2 VDD VSS 80-BIT LATCH 2 80-BIT LATCH 1 80 88-BIT SHIFT REGISTER CLOCK DSEL1 80-BIT LATCH 3 LATCH SELECTOR DATA OSC–R OSC–C OSC–IN 80-BIT LATCH 4 OSC TIMING GENERATOR COMMON DRIVER VLC1 VLC2 VLC3 COM1 COM2 COM3 COM4 COM5 2/13 MSM6775 l n 端子接続(上面図) 76 SEG26 77 SEG27 78 SEG28 79 SEG29 80 SEG30 81 SEG31 82 SEG32 83 SEG33 84 SEG34 85 SEG35 86 SEG36 87 SEG37 88 SEG38 89 SEG39 90 SEG40 91 SEG41 92 SEG42 93 SEG43 94 SEG44 95 SEG45 96 SEG46 97 SEG47 98 SEG48 99 SEG49 100 SEG50 100ピンプラスチックTQFP 59 SEG9 SEG68 18 58 SEG8 SEG69 19 57 SEG7 SEG70 20 56 SEG6 SEG71 21 55 SEG5 SEG72 22 54 SEG4 SEG73 23 53 SEG3 SEG74 24 52 SEG2 SEG75 25 51 SEG1 COM1 50 60 SEG10 SEG67 17 COM2 49 61 SEG11 SEG66 16 COM3 48 62 SEG12 SEG65 15 COM4 47 63 SEG13 SEG64 14 COM5 46 64 SEG14 SEG63 13 VLC1 45 65 SEG15 SEG62 12 VLC2 44 66 SEG16 SEG61 11 VLC3 43 67 SEG17 SEG60 10 VSS 42 9 OSC-IN 41 68 SEG18 SEG59 OSC-C 40 8 OSC-R 39 69 SEG19 SEG58 DSEL1 38 7 DSEL2 37 70 SEG20 SEG57 BLANK 36 6 DATA 35 71 SEG21 SEG56 CLOCK 34 5 LOAD 33 72 SEG22 SEG55 VDD 32 4 NC 31 73 SEG23 SEG54 SEG80 30 3 SEG79 29 74 SEG24 SEG53 SEG78 28 75 SEG25 2 SEG77 27 1 SEG52 SEG76 26 SEG51 NC:No Connection 3/13 MSM6775 l n 端子説明 端子名 I/O 説 明 OSC-IN I 発振用端子で、外部に抵抗2本及びコンデンサを接続することにより発振回路 OSC-C O を構成します。OSC-IN端子に接続する抵抗値が高く、外部ノイズの影響を受 OSC-R O けやすくなっていますので、配線は出来るだけ短くして下さい。 DATA I CLOCK I LOAD I BLANK I DSEL1 I 1/3デューティ、1/4デューティ、1/5デューティ選択用入力端子です。 DSEL2 I 下記に動作を示します。 シリアルデータの入力端子です。入力データが"H"レベルで点灯、"L"レベル で消灯を意味します。 シフトクロックの入力端子で、DATA端子のデータはこのクロックの立ち上が りに同期して読み込まれます。(シュミット回路内蔵) ロード信号入力端子です。シリアル入力されたデータはこのロード信号の "H"レベルで表示用ラッチに転送され、"L"レベルでデータを保持します。 全セグメントを消灯状態にする入力端子で、本ピンに"L"レベルを入力すると 表示が消え、"H"レベルを入力すると表示はもとの状態にもどります。 DSEL2 DSEL1 動 作 L L 1/3デューティ選択 L H 1/4デューティ選択 H X 1/5デューティ選択 X:Don't care COM1∼ COM5 SEG1∼ SEG80 O O ― VSS 入力データの対応はデータ構成の項を参照してください。 使用します。バイアス電位は下記の条件を保ってください。 VDD>VLC1≧VLC2>VLC3 VLC3 VDD LCD表示用出力端子で、LCDパネルのセグメント側に接続します。本出力と 液晶駆動用バイアス端子です。液晶駆動用バイアス電圧を外部より供給して VLC1 VLC2 LCDの表示用出力端子で、LCDパネルのコモン側に接続します。 ― 電源電圧供給端子、及びGND端子です。 4/13 MSM6775 l n 絶対最大定格 記号 条件 電源電圧 項目 VDD Ta=25℃ 入力電圧 VI Ta=25℃ 保存温度 TSTG 定格値 単位 V −0.3∼+6.0 ― −0.3∼VDD+0.3 V −55∼+150 ℃ n 推奨動作条件 (VSS=0V) 項目 条件 範囲 単位 VDD ― 2.7∼5.5 V VDD−VLC3 ― 3.5∼5.5 V Top ― −40∼+85 ℃ 電源電圧 LCD駆動電圧 記号 動作温度 l OSC回路動作条件 記号 条件 Min Max 単位 発振用抵抗 項目 R0 ― 20 120 kW OSC-R 適応端子 発振用コンデンサ C0 ― 0.00047 0.01 mF OSC-C 電流制限用抵抗 R1 ― 62 360 kW OSC-IN コモン信号周波数 fCOM ― 25 250 Hz COM1∼ COM5 注)上記の抵抗、容量値については参考データを参照してください。 l OSC回路CR推奨値 記号 1/3 duty 1/4 duty 1/5 duty 単位 発振用抵抗 項目 R0 68 51 43 kW OSC-R 適応端子 発振用コンデンサ C0 0.001 0.001 0.001 mF OSC-C 電流制限用抵抗 R1 220 160 130 kW OSC-IN MSM6775 R0 OSC-R C0 OSC-C R1 OSC-IN OSC回路例 5/13 MSM6775 l n 電気的特性 l 直流特性 項 目 (VDD=2.7∼5.5V, Ta=−40∼+85°C) 記 号 条 件 Min Max 単位 0.85VDD VDD V "H"入力電圧1 VIH1 *1 "L"入力電圧1 VIL1 *1 VSS 0.15VDD V "H"入力電圧2 VIH2 *2 0.8VDD VDD V "L"入力電圧2 VIL2 *2 VSS 0.2VDD V "H"入力電流 VIH VDD=5.5V, VI=VDD *3 ― 10 µA "L"入力電流 VIL VDD=5.5V, VI=0V *3 ― −10 µA VDD−1 ― V IO=−100µA VOC0 コモン VOC1 VDD=4.0V IO=±100µA *6 VLC1−1 VLC1+1 V 出力電圧 VOC2 *4 IO=±100µA *7 VLC2−1 VLC2+1 V VOC3 IO=+100µA *8 VOS0 IO=−10µA ― VLC3+1 V VDD−1 ― V セグメント VOS1 VDD=4.0V IO=±10µA *6 VLC1−1 VLC1+1 V 出力電圧 VOS2 *5 IO=±10µA *7 VLC2−1 VLC2+1 V IO=+10µA *8 ― VLC3−1 V *9 ― 0.5 mA VOS3 消費電流 IDD VDD=5.0V,無負荷 *1 CLOCK、OSC-IN端子に適用 *2 CLOCK、OSC-IN端子を除く全入力端子 *3 全入力端子に適用 *4 COM1∼COM5端子に適用 *5 SEG1∼SEG80端子に適用 *6 VLC1=3.0V *7 VLC2=2.0V *8 VLC3=1.0V *9 R0=51kW R1=160kW C0=0.001mF 6/13 MSM6775 l l 交流特性 項目 (VDD=2.7∼5.5V, Ta=−40∼+85℃) 記号 条件 Min Max 単位 クロック周波数 fCP ― ― 4.0 MHZ クロック"H"時間 tWHC ― 70 ― ns クロック"L"時間 tWLC ― 70 ― ns データセットアップ時間 tDS ― 50 ― ns DATA データホールド時間 tDH ― 50 ― ns CLOCK ロード"H"時間 tWHL ― 100 ― ns LOAD クロック→ロード時間 tCL ― 100 ― ns CLOCK ロード→クロック時間 tLC ― 100 ― ns LOAD tr1, tf1 ― ― 50 ns CLOCK OSC-IN入力周波数 fOSC ― ― 20 kHZ OSC-IN"H"時間 tWHO ― 20 ― µs OSC-IN"L"時間 tWLO ― 20 ― µs tr2, tf2 ― ― 100 ns 立ち上がり、立ち下が り時間 立ち上がり、立ち下が り時間 DATA VH2 VH2 VL2 VL2 適応端子 CLOCK OSC-IN tDH tDS tr1 tWLC CLOCK tWHC VH1 VL1 tf1 VH1 VL1 VL1 1/fCP VL1 tLC tWHL tCL VH2 VH2 LOAD VL2 VL2 1/fOSC tr2 tWHO VH1 OSC-IN VL1 VL1 tf2 VH1 VL1 tWLO (VH1=0.85VDD VL1=0.15VDD) (VH2=0.8VDD VL2=0.2VDD ) 7/13 MSM6775 l n 機能説明 l 動作説明 表示データはデータ構成の項に示す様に、セグメントのオン、オフの出力に対応したデータフィー ルドと、データの入力ブロックを選択するセレクタフィールドで構成されています。DATA端子に入 力されたデータは、CLOCK信号の"H"レベルの期間に表示データ用ラッチに転送されセグメントドラ イバを介して出力されます。 D1 D80 1 80 DM1 DM2 DM3 C1 C2 C3 C4 C5 84 85 86 87 88 DATA 81 82 83 CLOCK LOAD 表示用ラッチ のデータ 旧データ 新データ 8/13 MSM6775 l l データ構成 入力データ 最終ビット C5 C4 先頭ビット SEG80に対応 SEG1に対応 C3 C2 C1 DM3 DM2 DM1 D80 セレクトビット (5bit) D79 ダミービット (3bit) D5 D4 D3 D2 D1 LCD表示データ (80bit) セレクトビット対応表 内容 C5 C4 C3 C2 C1 0 0 0 0 1 COM1に対応する表示データ 0 0 0 1 0 COM2に対応する表示データ 0 0 1 0 0 COM3に対応する表示データ 0 1 0 0 0 COM4に対応する表示データ 1 0 0 0 0 COM5に対応する表示データ 注1) ダミービットに設定するデータは任意です。 注2) C1∼C5のセレクトビットはそれぞれ独立にCOM1∼COM5に対応しているラッチの選択を行 います。このため複数のセレクトビットに"1"を設定した場合には、対応するラッチ全てに データがセットされます。 例) C1∼C5までのセレクトビット全てに"1"を設定した場合、D1∼D80の表示データはCOM1∼ COM5に対応したラッチ全てにセットされます。 9/13 MSM6775 l n 応用回路例 (1/4デューティの場合) 1/4 DUTY 320 SEGMENT LCD PANEL CPU DATA CLOCK LOAD BLANK VDD P O R T R1 OSC-IN C0 SEG1 SEG80 COM1 COM2 COM3 COM4 COM5 Open MSM6775 OSC-C R0 OSC-R DSEL1 DSEL2 VSS VLC1 VLC2 VLC3 +5V BIAS CIRCUIT 10/13 MSM6775 l n 参考データ 以下に示すデータはあくまで参考値です。(抵抗は金属皮膜抵抗、容量はフィルムコンデンサを使 用)抵抗、容量の値は実験の上決定してください。 又、発振周波数とコモンフレーム周波数の換算法を以下に示します。 fCOM=fOSC×Duty/16 fCOM :コモンフレーム周波数 fOSC :発振周波数 Duty :1/4dutyの時1/4 よって1/5Duty時にfCOM=100Hzとしたいときは、fOSC=8000Hzとなります。 IDD電圧依存性 0.7 Ta=25℃ R0=51kW R1=160kW C0=0.001µF 1/4 duty 0.6 IDD (mA) 0.5 0.4 0.3 0.2 0.1 0 2 3 4 5 6 7 VDD (V) コモンフレーム周波数電圧特性 (抵抗・容量は推奨値を使用) Frame Frequency (Hz) 120 Ta=25∞C 1/3 duty 1/4 duty 1/5 duty 110 100 90 80 2 3 4 5 6 7 VDD (V) 11/13 MSM6775 l 発振周波数特性(VDD=3V) Frequency (Hz) 10 5 104 C0=0.00047µF C0=0.001µF C0=0.0022µF C0=0.0047µF 1000 ∼ R1 ∼ 3R0 Ta=25℃ 100 20 30 40 50 R0 (kW) 60 70 80 90 100 発振周波数特性(VDD=5V) 5 Frequency (Hz) 10 104 C0=0.00047µF C0=0.001µF C0=0.0022µF C0=0.0047µF 1000 ∼ ∼ 3R0 R1 Ta=25℃ 100 20 30 40 50 R0 (kW) 60 70 80 90 100 12/13 MSM6775 l n パッケージ寸法図 (単位:mm) TQFP100-P-1414-0.50-K パッケージ材質 エポキシ樹脂 リードフレーム材質 42アロイ 端子処理方法・材質 半田メッキ 半田メッキ厚 5μm以上 パッケージ質量(g) 0.55 TYP. 表面実装型パッケージ実装上のご注意 SOP、QFP、TSOP、TQFP、LQFP、SOJ、QFJ(PLCC)、SHP、BGA等は表面実装型パッケージであ り、リフロー実装時の熱や保管時のパッケージの吸湿量等に大変影響を受けやすいパッケージです。 したがって、リフロー実装の実施を検討される際には、その製品名、パッケージ名、ピン数、パッケー ジコード及び希望されている実装条件(リフロー方法、温度、回数)、保管条件などを弊社担当営業ま で必ずお問い合わせください。 13/13
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