公 開 授 業

公 開 授 業
■ 公開授業一覧(公開授業Ⅰ・13:00∼13:45 公開授業Ⅱ・13:55∼14:40)
公開授業Ⅰ
学年・組 教科等
単 元 名
1年1組
ただしくよみとろう
国 語
(TT指導)
「いろいろなふね」
2年1組
たし算とひき算のひっ算(2)
算 数
(TT指導)
「たし算」
授 業 者
場 所
ページ
中野佐智子
1年1組教室 1∼6
高村優衣子
西田 洋子
2年1組教室 7∼12
古賀 健稔
5年1組
いろいろな環 境 問 題 について調 べよう
国 語
5年2組
「森林のおくりもの」
(少人数指導)
高 田 智 美 5年1組教室
三 好
愛 5年2組教室 13∼19
森重 真由美 視 聴 覚 室
ひまわり1
ひまわり2
ひまわり3
公開授業Ⅱ
3年1組
3年2組
かずあそび
「いち,に,さん」
おはなしだいすき
国 語
「だんまりこおろぎ」
生活単元 おはなしだいすき
学習
「10このちいさなおもちゃのあひる」
まとまりごとに内容をとらえて読もう
国 語
「道具を使う動物たち」
算 数
面積
4年1組
算 数
(少人数指導)
「広さを調べよう」
6年1組
6年2組
算 数
濱本
明 美 ひ ま わ り 1 教 室 20∼23
森高
直 子 ひ ま わ り 2 教 室 24∼27
東
英 治 ひ ま り わ 3 教 室 28∼31
水本
菅尾
圭 子 3年1組教室
32∼39
洋 子 3年2組教室
永 井
淳 4年1組教室
40∼45
古賀 健稔 視 聴 覚 室
東
雅 代 6年1組教室
分数×分数,分数÷分数
46∼53
「さらに分数のかけ算とわり算を考えよう」 玉 理 聖 人 6年2組教室
■ 指導案について
本校では,国語科(3,5学年)と算数科(2,4,6学年)について,複数教員で指導方
法の工夫改善に取り組んでいる。そのため,学年ごとの実態や単元の特性に応じて相互作用重
視や課題選択別,習熟度別,TT等の少人数指導を行っている。(1学年は,はばたきプラン)
本日の指導案は,学年単位で授業を構想するという観点から,少人数指導,一斉指導に関わ
らず,学年ごとに作成してる。
少人数指導の主な指導形態
相
互 作
用 重 視
それぞれの集団に多様な個性
課
題
別
いくつかの学習課題の中から
習
熟
度
別
「学力」差あるいは「習熟度」
の児童が所属する集団編成によ 一つ選択して学習する。
差により学習集団を編成して行
る授業
う授業。
異質な意見が出て互いに誘 ☆
☆
発される。
Aコース
児童の興味・関心を生かし ☆
た学習ができる。
1
一人一人に応じたきめ細か
な指導を行うことができる。
上位グループ
Bコース
2
中位グループ
Cコース
3
下位グループ
第1学年
国
単元名
ただしく
―
■学級児童数
■教 室 名
■指 導 者
■指導 形態
語
科
学
習
指
導
案
よみとろう
いろいろなふね
―
1組 男子20名 女子16名 計36名
1年1組教室
T1中野佐智子
T2高村優衣子
一斉指導
1 単元について
○ 本学級の児童の,本単元にかかわっての実態とこれまでの取組は,次のとおりである。
これまでの実態
取組
関心・意欲・態度
・ 本が好きな児童が多い。しかし,図書室に行く ・ 「読み聞かせ」を毎日行った。絵が多
く文字が少ない本から,だんだんに絵が
と,絵や写真が主体の昆虫図鑑のようなものばか
少なく文字が多い本を読み聞かせるよう
り借りている児童も5人ぐらいいて,文字が多い
にした。
本は好まない傾向がある。また,時間がたっても
読みたい本が決まらない児童も2人いる。
読む
・ すらすらと音読をする児童がいる一方,一語一 ・ 範読を聞いて「点や丸に気をつけて」
音読する練習を繰り返した。宿題や授業
語言葉を拾うような音読をする児童も数人いる。
の中で音読する機会を多くとってきた。
・ ワークシートに取り組むとき,問題を読まない ・ 指導者と一緒に問題文を声に出して読
んだり,答えの書いてある部分の文章を
ために,適当に書く児童や全く分からず鉛筆が止
2∼3度繰り返して音読したりして,問
まる児童がいる。また,問題の意味を読み取れて
題の意味を読み取ったり,答えを見つけ
も,答えがどの文に述べられているかを本文から
たりする練習をしている。
見つけようとしない児童もいる。
言語事項
・ 話型を使って練習をしたので,主述の関係に気 ・ 主述を示す助詞に注意をさせながら文
を読んだり,書いたりする練習をしてき
をつけて話すようになった。しかし,書かれてい
た。
る文の中の主述の関係には気がつかない児童が
いる。
変容(☆)と課題(★)※下線部が特に本時の学習にかかわるもの
《これまでの学習から》
☆ 読み聞かせを毎日聞くことによって,聞くことが好きになった。じっと話に聞き浸っており,
聞き終わった後,自分で読もうという意欲が出てきた。文字が多い本に興味を示す児童も増え
てきた。
☆ テストのとき,文を音読すれば,問いの意味や答えがとらえられるようになった。
☆ 教科書の音読をするとき,すらすらと読む児童が増えた。
☆ 文字で書かれたくっつきの「は」や「が」を書き間違える児童が減った。
★ まだ本に興味を示さない児童がいる。
★ 黙読するだけでも意味を読み取れるような力を付けたい。
★ 音読をするとき,拾い読みをしている児童も依然としている。
★ 日記などに書くときには,くっつきの「は」や「が」を正確に書けない児童が多い。したが
って,正確に主述の関係を認識することができない実態がある。
1
○
本単元のねらいは,
「書かれている事柄の順序を考えながら大体を読み取ること」である。学習
指導要領との関連は,「C読むこと」の(1)イである。
イ
時間的な順序,事柄の順序などを考えながら内容の大体を読むこと
本単元の教材文は,6月教材「どうぶつのはな」についで2番目に学習する説明文である。
4種類の船の「役目」,「構造あるいは装備」,
「働き」という事柄が同じ順序で説明されている。
また,それらを説明するための基本的な文型も同じ順序で,繰り返し使われている。
また,児童の興味付けを図ることと,文章から読み取った4種類の船の実際を見ることで読
み取りを容易にしたり確かめたりするために,教材文にそれぞれの船の写真が配してある。
本単元「いろいろなふね」は,説明文を読む楽しさを味わい,書かれている事柄の大体を読
み取るという説明文の読みの基本を培っていくものである。この単元は,1月の「じゃんけん」
の学習につながっていく。
○
指導に当たっては,これまでの変容と課題や教材分析をふまえて,特に次のような点に配慮
した取組にしていく。
本単元で使わせたい力
本単元で使わせたい力
本単元で身に付けたい力
本単元で身に付けたい力
・
・
・
主語と述語との関係に注意して話した
り聞いたりする力
主語と述語との関係に注意して読む力
書かれている内容の大体を読み取る力
○
教科書の船の説明を読み取り,そのことで,自分が好きな乗り物の説明文も書けるように
する。書いた物を交流して発表し合う。
○
○
授業や宿題で音読を繰り返すことで,読みを深めるようにする。
教材文の「∼は,∼です。」「∼が,∼います。」「∼は,∼や∼が∼ます。」などの話型をと
りあげて指導することにより,文の意味を読み取れる力を付けていきたい。「主述を関係づけ
る助詞によって意味が分かること」を理解させ,文を視写する活動でその定着を図る。
○ 教科書の4つの船の説明が,
「役目」
,
「構造あるいは装備」,
「働き」の順に述べられている
ことを読み取っていく。その過程で,
「役目」
,
「構造あるいは装備」,
「働き」を3種類の色を
使って示すことで順序を見つけるヒントにする。
○ 読み取ったことを確かめるためにワークシートに書く。教材文をそのまま写すのでなく,
自分が読み取ったことを違う話型を使って書くワークシートを使用する。書く前には,ヒン
トになるようペアトークで違う話型を使って話すことによって,書くことを確認するように
する。
2
2
単元の目標と指導計画(全13時間)
(1) 単元の目標
○
いろいろな船の役目や構造について書かれた文章に興味を持ち,進んで読み取ろ
うとする。
【関心・意欲・態度】
◎ 順序や文型を考えながら,書かれている事柄の大体を読み取ることができる。
【読むこと(1)イ】
○ 主語と述語との関係に注意する。
【言語事項】
(2) 単元の評価規準
国語への関心・意欲・態度
読む能力
言語についての
知識・理解・技能
写真と文章を結び付けて,進ん 書かれている事柄に着目し, 主語と述語がきちんと照応す
で書かれている事柄を読み取ろ 内容の大体を読み取っている。 ることを理解している。
うとしたり,読み取った船につ
いて想像したりしている。
(3) 指導と評価計画
(○数字は評価のポイント)
次
時
間
学習内容
「学習活動における具体の評価規準」および
「十分満足できる状況(A)と判断するキーワード」など
評価
方法
・
第一次︿2﹀
教科書の写真や,船 【関】 船に対して興味を持ち,教材文を読もうとして 行動
に乗ったり見たりした
いる。
観察
OPP
経 験 に つ い て 話 し 合 「キーワード」
い,全文を読む。
・ 意欲的な発言
・ 本文のおもしろいところを指摘する発言
1
○
・
4つの船の役目を知 【読】 主述の関係に注意して,それぞれの船が何をす 行動
り,それぞれの船を詳
るための船なのかを確認しながら読んでいる。
観察
しく読み取っていくと
ワーク
いう学習の見通しを立
シート
てる。
2
第二次︿5﹀本時4/5
・
客船について書かれ 【読】 客船の役目・構造・働きを読み取ってワークシ 行動
ていることを読み取り
ートに書いている。
観察
ワークシートにまとめ
ワーク
る。
シート
OPP
3
・
4
フェリーボートにつ 【読】 フェリーボートの役目・構造・働きを読み取っ 行動
いて書かれていること
てワークシートに書いている。
観察
を読み取りワークシー
ワーク
トにまとめる。
シート
OPP
3
・
漁船について書かれ 【読】 漁船の役目・装備・働きを読み取ってワークシ 行動
ていることを読み取り
ートに書いている。
観察
ワークシートにまとめ
ワーク
る。
シート
OPP
5
・
消防艇について書か 【読】 消防艇の役目・構造・働きを読み取ってワーク 行動
れていることを読み取
シートに書いている。
観察
りワークシートにまと 「キーワード」
ワーク
める。
・ 大切な言葉をすべてとらえた説明
シート
・ 言い回しの正しい説明
OPP
・ 読み取りの深まりがうかがえる自分の言葉
⑥
・
全文を通読して題名 【読】 ワークシートに書くことでそれぞれの船の特徴 行動
との関係をとらえる。
を正しく読み取っている。
観察
7
・ それぞれの船の特徴
ワーク
を表にまとめる。
シート
・
いろいろな乗り物の 【関】 乗り物に興味を持ち,乗り物について書かれた
本を読む。
本を意欲的に探し,読んでいる。
8
行動
観察
ワーク
シート
第三次︿3 ﹀
・
読んだ本の中から気 【読】 好きな乗り物を1つ選び,感想や気づきを発表 行動
に入った乗り物を選
している。
観察
び,感想や気づきを発
ワーク
表する。
シート
OPP
9
・
選んだ乗り物につい 【読】 選んだ乗り物について書いてある本を役目や工 行動
て調べるためにいろい
夫している点に注意しながら,読んでいる。
観察
ろな本を読む。
ワーク
シート
10
・
11
○
第四次︿3﹀
紹介する内容を考え 【読】 選んだ乗り物について紹介する観点をはっきり 行動
てワークシートに記入
させて書いている。
観察
する。
「キーワード」
ワーク
・ 観点に合った説明
シート
OPP
・ 簡潔な説明
・
グループで,自分の 【読】 紹介文を語や文としてのまとまりや内容,響き
選んだ乗り物について
などを考えながら読んでいる。
紹介する練習をする。
12
・
13
行動
観察
自分の選んだ乗り物 【読】 クラス全体の前で紹介文を語や文としてのまと 行動
について紹介する発表
まりや内容,響きなどを考えながら読んでいる。 観察
会をする。
ワーク
シート
OPP
※OPPとは One Page Portfolio「1枚ポートフォリオ」の略
4
3
本時の展開
(1) 本時の目標
◎消防艇の役目と装備と働きを読み取る。
(2) 学習の展開
★は評価のポイント
主な学習活動
1
教科書を音読する。
2
本時の学習課題をつかむ。
指導上の留意点と評価
・ 前時までに学習したところを音読し,学習したことを想
起できるようにする。
「しょうぼうてい」のやくめとつくりとはたらきをよみとろう。
3
学習する範囲(第5段落)を音 ・ 繰り返し読むこと(全体で,グループで,一人で)で,
読する。
文章になれるようにする。
4★消防艇の役目と装備と働きを読 ・ 課題把握の助けになるよう「ポンプ」
「ホース」の説明
む。
をする。「しょうぼうてい」「ポンプ」「ホース」の写真を
掲示する。
(黒板掲示)
⑴ 一人で読み,教科書に役目と ・ 既習の「段落構成」や,役目を説明していることを示す
装備と働きの場所を示す印をつ 話型」や「装備を示すキーワード」を掲示し読みのヒント
ける。
にする。
(黒板掲示)
⑵ みんなで意見を出し合い,役 ・ みんなで確認しやすいように教科書の文を掲示し(黒板
目と装備と働きを読む。
掲示),文の意味を理解できるよう「ふねのかじ」と「く
すりをかける」の言葉に着目させる。
⑶ ペアトークで,それぞれの説 ・ キーワードを落とさず,話型に沿って話すよう助言する。
明を聞きあう。
・ T2は,集中しにくい児童のそばで,個別に指示を伝え
⑷ 消防艇の役目と装備と働きを る。
ワークシートに書く
・ 確認のため,黒板にワークシートを掲示する。
やくめ
・ふねの火じをけす
つくり
・ポンプ
・ホース
はたらき
・水やくすりをかける
〈具体の評価規準〉
○ 消防艇の役目・構造・働きを読み取ってワークシー
トに書いている。
〈評価方法〉
○ ワークシート
〈手立て〉
【努力を要する状況(C)と判断する児童への手立て】
・ 個別に「やくめ」と「つくり」と「はたらき」を口
頭で言わせて書くことを確認する。
【おおむね満足できる状況(B)と判断する児童への手立て】
・
主述の対応した正しい話型で書いているか,足りな
い言葉がないか見直すよう助言する。
〈十分満足できる状況(A)と判断するキーワード〉
・ 大切な言葉をすべてとらえた説明
・ 言い回しの正しい説明
・ 読み取りの深まりがうかがえる自分の言葉
5 学習のまとめをする。
・ キーワードを落とさず使って,正しい話型で説明できた
⑴ 書いたワークシートを読んで
ことを認める。
発表する。
・ 実際に水を噴出している消防艇の映像を見て,読み取り
⑵ 消防艇の映像を見る。
の確かめにする。
・ 次時は,それぞれの船の特徴を確かめたり比べたりする
⑶ 次時の学習について聞く。
ことを予告する。
5
(3) 板書計画
いろいろなふね
教材文
ふねの火じをけす
やくめ
﹁しょうぼうてい﹂のやくめとつくりとはたらき
をよみとろう
やく め
∼は、∼の
ためのふねです。
つくり・どうぐ
このふねは、
∼あります。
∼つんでいます。
はたらき
うごきことば
ワークシート
つくり・どうぐ
ポン プ
ホース
はたらき
水やくすりをかけ
る
6
消 防 艇
の写真
ポンプ
の写真
ホース
の写真
第2学年
単元名
算
数
2年1組
学
習
指
導
案
たし算とひき算のひっ算(2)
―
■学級児童数
科
たし算
男子16名 女子17名
―
計33名 指導者 T1 西田 洋子
指導者 T2 古賀 健稔
1
単元について
○
本学級の児童の,本単元にかかわっての実態とこれまでの取組は,次のとおりである。
これまでの実態
取組
算数への関心・意欲・態度
・ 算数の学習に意欲的に取り組む児童が多 ・ 学習への意欲が持続するよう,操作活動を
多く取り入れたり,具体物を示して問題提示
く,児童アンケートでも94%の児童が「算
をしたりしている。
数は好き」と答えている。しかし,学習への
意欲が持続しにくい児童もいる。
数学的な考え方
・ 問題を解くとき,自力で考えて式に表した ・ 問題を解くときには,必ず自力で考える時
間を設定した。そして,テープ図や数え棒の
り,考えを図に示したりする児童が増えてい
図などをかいたり,具体物を操作したりしな
る。しかし,まだ,どのように考えを進めて
がら図式と関連づけて説明するよう,繰り返
いけばよいか分からない児童もいる。
し指導している。
数量や図形についての表現・処理
・ 「たし算とひき算のひっ算(1)」の単元 ・ 筆算の計算練習を授業だけでなく,「ぐん
ぐんタイム」,家庭学習で毎日繰り返し行っ
テストの表現・処理は,学級平均が 88.8 点
た。間違いは必ず直させ,確実にやりきるこ
であった。誤答を見ると,繰り上がりや繰り
とを身に付けさせている。
下がりをきちんとメモしていないために間
違って計算している児童が多かった。
数量や図形についての知識・理解
・ 前に学習した「たし算とひき算のひっ算 ・ やり方を説明することは,経験を積み重ね
なければできない。そこで,「はじめに」
「つ
(1)」では,計算方法は分かり,正しく計
ぎに」の言葉を使って説明することを繰り返
算できるようになった。しかし,理解が不十
し指導している。
分なために,なぜそのように計算するかを説
・ 発表する際,まだうまく説明できないので,
明することができない児童が多かった。
「間違ってもこれから直していけばよい。」
ということを指導し,安心して発表できる学
級集団を作るようにしている。
変容(☆)と課題(★) ※下線部が特に本時の学習にかかわるもの
《これまでの学習から》
☆ 自力でテープ図や数え棒の図などをかいて,考えを進めていく児童が増えてきている。
☆ 確実に筆算で計算できる児童が増えてきた。徐々に速くなっている。
★ 自分の考えや,やり方を説明することができにくい児童がいる。
★ 学習意欲が持続しにくい児童がいる。
7
○
本単元は,学習指導要領算数科の内容,「第2学年 A
数と計算」
(2)加法及び減法についての理解を深め,それらを用いる能力を伸ばす。
ア 加法と減法の相互関係について理解すること。
イ 2位数までの加法及びその逆の減法の計算の仕方を考え,それらの計算が1位数など
についての基本的な計算を基にしてできることを理解し,それらの計算が確実にできる
こと。また,それらの筆算の仕方について理解すること。
ウ 加法及び減法に関して成り立つ性質を調べ,それを計算の仕方を考えたり計算の確か
めをしたりすることに生かすこと。
を受けたものである。児童はすでに(2位数)±(2位数)についての基本的な筆算形式の仕組
みを学習している。本単元では,既習の2桁の加減の筆算の仕組みを用いて,繰り上がりと繰り
下がりが2回ある場合の(2位数)+(2位数)≧100とその逆のひき算が筆算でできるよう
になることを主なねらいとしている。
【学習の系統】
(1年)
(2年)
(3年)
○あわせていくつ
ふえるといくつ
○のこりはいくつ
ちがいはいくつ
○たしざん
○ひきざん
○0のたしざんとひきざん
・(1位数,0)+(1位数,0)
・逆のひき算
○たし算とひき算
・(2位数)±(1位数)
・(2位数)+(何十)≦100,逆のひき算
○たし算とひき算のひっ算(1)
・(2位数)+(2位数)<100,逆のひき算の筆算
○たし算とひき算の筆算
・(3位数)±(3位数)の筆算
○たし算とひき算のひっ算(2)
・(2位数)+(2位数)≧100,逆のひき算の筆算
・3口のたし算
○
指導に当たっては,これまでの変容と課題や教材分析をふまえて,特に次のような点に配慮し
た取組にしていく。
本単元で使わせたい力・事項
本単元で特に身に付けたい力
・
(2位数)+(2位数) ≧100,
逆のひき算の筆算を筆算で正しく計
算する力
・ 今まで学習したことを基に計算の仕方を考
える力
既習事項
・ (2位数)+(2位数)<100,逆のひき算の筆算
○
2度目の筆算形式の学習なので,①縦に位をそろえてかく,②一の位から計算するという
既習のことから,自力で計算方法を考えさせたい。自力で考えることが難しい児童には,数
え棒を使って操作活動をさせる。そのことで,計算の意味を理解させていく。
○ 計算方法を学習した後は,
「正確に」「速く」ということを目当てに繰り返し計算練習をさ
せていく。その際,計算についての学習意欲を高めていくために,記録表に結果を記録させ,
毎回評価を加えていくようにする。
○ たし算とひき算の学習の後に,それぞれ「ひっ算バトル」の時間を設定した。これは,数
字カードを筆算に当てはめて計算し,大きな数になった方が勝ちというゲームである。大き
い数にするという条件を付けることで,考えながらしかも楽しくゲームを進めていくことが
できる。それによって,計算の習熟を図るとともに,意欲的に計算練習をさせていきたい。
○ 学習のねらいを達成できたがどうかを見るために,ポイントを決めて評価問題を加えた一
枚ポートフォリオを作成する。そのシートに,その時間の評価問題をさせ,分かったことを
書かせて,教師のコメントで評価を加える。その時の教師のコメントは,児童にとって考え
る要素を含んだ肯定的評価を心がける。評価問題で,学習のねらいが達成できていない児童
には個別指導する。また,分かったことに書いた内容がねらいに沿っていない場合は,その
後の授業の内容を検討していく。
8
2
単元の目標と指導計画
(全14時間)
(1)単元の目標
○ 筆算のよさが分かり,進んで活用しようとする。
【関心・意欲・態度】
○ 十進位取り記数法のしくみをもとにして,
(2位数)+(2位数)≧100とその逆の
ひき算の筆算の仕方を考えることができる。
【数学的な考え方】
○ (2位数)+(2位数)≧100とその逆のひき算の筆算が正しくできる。【表現・処理】
○ 繰り上がりや繰り下がりの処理を通して,十進位取り記数法についての理解を深めるこ
とができる。
【知識・理解】
(2)単元の評価規準
算数への
関心意欲態度
数量や図形についての 数量や図形についての
表現・処理
知識・理解
数学的な考え方
筆算のよさが分かり, 既習事項をもとにし (2位数)+(2位数) (2位数)+(2位数)
進んで活用し,問題を作 て,位をそろえて計算す ≧100とその逆のひ ≧100とその逆のひ
ったり,ゲームをしよう る筆算の仕方を考える。き算の筆算が正しくで き算の計算の仕方を理
としたりしている。
きる。
解し,説明できている。
(3)指導と評価計画
次
時
間
学
習 内
容
「学習活動における具体の評価規準」および
評価
「十分満足できる状況(A)と判断するキーワード」など 方法
1
(2位数)+(2位数)【考】 既習事項をもとにして,位をそろえて計算する筆 観察
で,十の位が繰り上がる
算の仕方を考える。
ノート
「キーワード」
筆算をする。
OPP
分かりやすい並べ方・図,みんなに分かる説明
2
3
第一次︿5﹀本時
(2位数)+(2位数)【知】 既習事項から,(2位数)+(2位数)の計算の 観察
仕方を理解している。
ノート
で,一の位と十の位が繰
OPP
り上がる筆算をする。 「キーワード」
みんなに分かる説明
3口のたし算の筆算 【表】 3口のたし算の筆算が正しくできている。
をする。
観察
ノート
4
5/5
たし算の練習問題を 【表】 (2位数)+(2位数)の筆算が正しくできてい 観察
する。
る。
ノート
「キーワード」
OPP
自力で全問正解,短時間
5
たし算の「ひっ算バト 【関】 「ひっ算バトル」を通して,筆算を進んで活用し 観察
ル」をする。
しようとする。
バトル
「キーワード」
用紙
意欲的(正しく・速く・多く)
OPP
勝つための思考(より大きな答え)
6
(百何十何)−(2位数)【知】 既習事項から,(百何十何)−(2位数)の計算 観察
で百の位と十の位が繰
の仕方を理解している。
ノート
り下がる筆算をする。 「キーワード」
OPP
みんなに分かる説明
7
第二次︿5﹀
(百何十何)−(2位数)【考】 既習事項をもとにして,位をそろえて計算する筆 観察
算の仕方を考える。
ノート
で百の位が繰り下がる
「キーワード」
OPP
筆算をする。
分かりやすい並べ方・図,みんなに分かる説明
9
8
(百何)−(2位数)で 【表】 (百何)−(2位数)の筆算が正しくできている 観察
。
ノート
繰り下がりが2桁に及
ぶ筆算をする。
9
ひき算の練習問題を 【表】 (百何十何,百何)−(2位数)の筆算が正しく 観察
する。
できている。
ノート
「キーワード」
OPP
自力で全問正解,短時間
ひき算の「ひっ算バト 【関】 「ひっ算バトル」を通して,筆算を進んで活用し 観察
ル」をする。
ようとする。
バトル
10
「キーワード」
用紙
意欲的(正しく・速く・多く)
OPP
勝つための思考(より大きな答え)
たし算,ひき算の演算 【考】 必要な情報を選択して,正しくたし算,ひき算の 観察
演算決定をしている。
ノート
11 決定する問題をする。
「キーワード」
OPP
明確な根拠
第三次︿4﹀
たし算とひき算の問 【関】 必要な情報を選択して,たし算やひき算の問題作 観察
題作りをする。
りをし,筆算を進んで活用しようとする。
ノート
12
「キーワード」
意欲的,多くの適切な作問
練習問題をする。
13
14
【表】 (2位数)+(2位数)とその逆のひき算の筆算 観察
が正しくできている。
ノート
「キーワード」
OPP
自力で全問正解,短時間
練習問題と評価テス
トをする。
単元
テスト
※OPPとは One Page Portfolio「一枚ポートフォリオ」の略
10
3
本時の展開
(1) 本時の目標
◎ 「ひっ算バトル」をすることにより,筆算の活用に対する意欲を高める。
(2) 学習の展開
★は評価のポイント
主な学習活動
つかむ
1
指導上の留意点と評価
本時のゲームについて知る。
「ひっ算バトル」のやり方
①
②
③
どちらも1∼9までのカードをもつ。
カードを2まいずつとり出す。
2人のカードを,□のすきなところに
書く。
④ 計算する。
⑤ あい手の計算が合っているか,たしか
める。
⑥ しょうはいをきめる。
2
・
楽しくゲームを進めていけるように,やり方をし
っかり押さえておく。そのため,T1対T2でやっ
てみせ,説明を短時間で済ませる。
・ ゲームをおもしろくするために,□のどこに書い
たかは相手に知らせないようにさせる。
本時の学習課題をつかむ。
「ひっ算バトル」のしょうはい
①
②
③
正しい方がかち。
大きい方がかち。
こたえが同じときは,はやい方がかち。
・ 記録表に記入すれば,勝敗が分かるようにし,勝
敗を決めるのに時間をかけないようにさせる。
かんがえる
「ひっ算バトル」であい手にたくさんかとう。
3★「ひっ算バトル」をする。
□□
+□□
・
T1とT2が担当グループを机間指導する。
〈具体の評価規準〉
○ 「ひっ算バトル」を通して,筆算を進んで活用
しようとする。
〈評価方法〉
観察,バトル用紙,一枚ポートフォリオ
ねりあげる
4
まとめる
勝つためには,どのようにすれば 〈手立て〉
よいかを発表し合う。
【努力を要する状況(C)と判断する児童への手立て】
・ 答えを大きくするには
・ 計算をするときに,あわてて繰り上がりを忘れ
予想される児童の意見
ていないか,自分の計算を確かめさせる。
・ 十の位から順番に大きい数
・ 相手と自分のカードの置き場所を比べさせ,ど
を置けば答えは大きくなる。
こに置くと答えが大きくなるか考えさせる。
大小
【おおむね満足できる状況(B)と判断する児童への手立て】
・ よりたくさんの問題に挑戦するよう,がんばっ
+大小
ているところを肯定的評価し,意欲を喚起する。
・ 正しく計算するためには,
〈十分満足できる状況(A)と判断するキーワード〉
繰り上がりを忘れない。
意欲的(正しく・速く・多く)
勝つための思考(より大きな答え)
5
学習したことを振り返る。
・ 一枚ポートフォリオを書く。
6
まとめる。
正しく,はやく計算できるよ
うに,れんしゅうしよう。
・ 授業後,一枚ポートフォリオに書いていることに
ついても評価に加える。
・ 正しく計算することが1番大切であることを押さ
える。
・ 次時からひき算の学習に入り,またひき算の「ひ
っ算バトル」をすることを知らせ,ひき算の学習へ
の意欲を喚起する。
11
(3) 板書計画
たし算のひっ算バトル
「ひっ算バトル」であい手にたくさんかとう。
「ひっ算バトル」のやり方
①
②
③
どちらも1∼9までのカードをもつ。
カードを2まいずつとり出す。
2人のカードを,□のすきなところに
おく。
④ 計算する。
⑤ あい手の計算が合っているか,たしか
める。
⑥ しょうはいをきめる。
自分の計算
□□
+□□
あい手の計算
□□
+□□
バトル
きろくひょう
バトルにかつために
・正しく
・大きなこたえ
・はやく
「ひっ算バトル」のしょうはい
①
②
③
正しい方がかち。
大きい方がかち。
こたえが同じときは,はやい方がかち。
正しく,はやく計算できるように,
れんしゅうしよう。
12
第5学年
単元名
語
科
学
習
指
導
案
いろいろな環境問題について調べよう
―
■学級児童数
国
森 林
の お く り
も の ―
1組 男子13名 女子9名 計22名
2組 男子12名 女子9名 計21名
◎
◎
◎
Aコース
Bコース
Cコース
教室名
教室名
教室名
5年1組教室
5年2組教室
視聴覚教室
児童数 14名
児童数 15名
児童数 14名
指導者 高田 智美
指導者 三好 愛
指導者 森重真由美
1
単元について
○
本学年の児童の,本単元にかかわっての実態とこれまでの取組は,次のとおりである。
これまでの実態
取組
関心・意欲・態度
・ 朝の読書タイムや雨の日の休み時間などに ・ 授業中,国語科の学習内容につながる本を
紹介したり,係活動の一貫として「おもしろ
本に触れる児童が多くなってきているが,1
い本紹介コーナー」を設けたりして「読書」
学期のアンケート調査から家庭で読書をし
に対する興味・関心を深めさせるようにして
ていない児童は4割弱と多い。
いる。
・ 説明文に対して苦手意識をもっている児童
・
読み取りの手がかりを掲示するなどして説
が多い。
明文の学習の仕方を指導している。
書く
・ 調べ学習の場面においては,ホームページ ・ 資料から正しく引用したり,要点を簡潔に
まとめたりする力を育てていきたいと,1学
や図書資料などで調べたことを目的に応じ
期の説明文の指導では,段落ごとに要点をま
て活用するのではなく,文章を丸写ししたり
とめていくことにポイントをおき指導した。
して終わりにしている児童が多い。
読む
・ 読み取る力の差が大きく,一斉授業では個 ・ 児童の実態に合わせて積極的に少人数指導
を行っている。
に応じた指導ができにくい。
・ 全体での文章の構成や,事実と意見との区 ・ 文章をただ読み進めながら内容をとらえて
いくのではなく,キーワードや文末表現に着
別が自力ではむずかしい児童がいる。
目して読み取っていく習慣を身に付けさせ
るよう指導している。
言語事項
・ 説明文の構成については,キーワードや文 ・ 説明文の構成を理解させる手がかりとし
て,文末表現や接続語,指示語などを意識さ
末表現に気を付けて読んでいくようになっ
せるような指導を繰り返し行っている。
てきた。しかし,構成を考えることができる
児童は少ない。
変容(☆)と課題(★) ※下線部が特に本時の学習にかかわるもの
《これまでの学習から》
☆ 習熟度別少人数指導を行った結果,読み取りについて自信がついてきた。
☆ 作文や日記を書く時,文のまとまりを意識して,接続語や指示語などを効果的に使う児童が
増えてきた。
★ 1 学期に行った「動物の体」(説明文)では,段落ごとの要点を自力で読み取っていく力が
少しずつついてきたが,読み取っていくことの楽しさや感動を味わわせるには至っていない。
★ 段落相互の関係を考えながら文章の構成を理解することのできる児童は少ない。
13
○ 本単元のねらいは,題名の工夫や述べ方に注意して,筆者の考えを読み取ること,及びいろ
いろな環境問題について目的をもって様々な資料で調べ,ブックガイドにまとめることである。
学習指導要領との関連は「B書くこと」(1)イ及び「C読むこと」(1)イである。
書くこと(1)イ
全体を見通して,書く必要のある事柄を整理すること。
読むこと(1)イ
目的や意図などに応じて,文章の内容を的確に押さえながら要旨をとらえること。
本教材は,森林と人間生活の関係について述べた説明文である。筆者は,
「森林のおくりも
の」を大きく二つに分けて考えている。一つは,木そのものの「おくりもの」であり,もう一
つは,森林の果たしている目に見えない役割としての「おくりもの」である。筆者はこうした
観点で整理しながら,巧みに自分の考えをおりまぜ,事実に基づいて説明をすすめている。
そして最後に,現代の日本人が森林の恩恵を受け取ることができるのは,先祖のおかげであ
るとしたうえで,その恵みに感謝し,森林を守る仕事の重要性を認識しなければならないと結
んでいる。
こうした説明文を学習することで,文章の主題や段落の要旨を正確に読み取る力を付けるだ
けでなく,森林保護に対する自分の考えをもち,その考えを,根拠を明確にしながら表現し,
そのために資料を使って調べるという目的意識をもった一連の活動が展開できる。
○ 指導に当たっては,これまでの変容と課題や教材分析をふまえて,特に次のような点に配慮
した取組にしていく。
本単元で身に付けたい力
本単元で使わせたい力
・
目的に応じて中心となる語や文をとら
える力
・ 書く必要のある事柄を収集したり選択
したりする力
・
文章の内容を的確におさえながら要旨
をとらえる力
・ 全体を見通して,書く必要のある事柄
を整理する力
○
「個に応じたきめ細かな指導」をするために,少人数指導を取り入れる。今回は,それぞ
れの集団に多様な個性の児童が所属する「相互作用重視学習」の指導形態をとることにより,
一人一人違った互いの意見に触れさせながら自分の意見をまとめ内容を正しく読み取らせて
いく。
○ 読み取りの力を育てるためにも,毎時間授業の初めに教材文を音読させる。また,意味調
べを家庭学習などですすめておく。
○ 文章全体に流れるキーワード「おくりもの」とは何かという問いの答えになる言葉を段落
ごとにおさえ,「目に見えるおくりもの」と「目に見えないおくりもの」があるということと,
その具体例を読み取らせていく。
○ 本文にある問いかけについて予想を立てさせることで,読み取ろうとする課題意識へとつ
なげさせるとともに,文章構成にも気付かせるようにする。
○ 理解した内容を絵などを活用してまとめながらも,教材文に立ち返らせ,筆者の主張を読
み取る手がかりとなるキーワード(強調する表現など)や指示語・文末表現に着目させてい
く。
○ 筆者の主張を読み取った後,自分たちの生活が森林によっていかに支えられているか身近
な例(野外活動「野呂山」)を挙げることで,再度確認させていく。
○ ブックガイド作りに当たっては,児童から出てきた自然環境に関する課題に沿った本を選
つ 択させ,その要旨を分かりやすくまとめさせていく。
14
2
単元の目標と指導計画
(全14時間)
(1) 単元の目標
○
○
◎
○
○
森林のおくりものは何かについて興味もち,進んで読もうとする。
【関心・意欲・態度】
自分の課題を明確にして資料を調べたり紹介したりしようとする。
【関心・意欲・態度】
題名や述べ方に注意して,文章の要旨や筆者の考えを読み取ることができる。
【読むこと イ】
調べた内容を目的に合わせて活用し,分かりやすく要約して書くことができる。
【書くこと イ】
文や文章にはいろいろな構成があることについて理解することができる。
【言語事項 オ(ア)】
(2) 指導計画
次
学
習
第一次︿1﹀
学習課題を決めよう。
①
活
動
相互作用重視少人数指導
教材文を読んで,読み取りとブックガイド作りの学習課題を決める。
Aコース
Bコース
Cコース
「森林のおくりもの」を読み取ろう。
第二次︿9﹀本時7/9
② 教材文を通読し,感想を書き発表し合う。
③ 文章の大まかな内容をとらえ,文章全体がいくつのまとまりで書かれているのかを
考える。
④ 日本人のくらしが木材と密接にかかわっていることを読み取る。
⑤ 木材の性質と使われ方を読み取る。
⑥ 「森林のおくりもの」とは何かを読み取る。
⑦ 「森林のおくりもの」は,「木材」
「紙」
「燃料」の三つであることに整理しながら
読み取る。
⑧ 森林の「別のおくりもの」の中の一つである「水を保つ働き」について読み取る。
⑨ 森林の「別のおくりもの」の中の「山くずれや水害から平野を守る働き」「田に土
と養分を補う働き」について読み取る。
⑩ 筆者の考えを読み取り,自分なりの意見や感想をもつ。
ブックガイドを作ろう
第三次︿4﹀
⑪ 教材文を読んで,今後の学習の見通しをもち,ガイドブック作りの手順を学習する。
⑫ 自分の課題についての資料を収集・選択・整理する。
⑬ 収集した資料を基に,一冊の本につき一枚のカードに書籍の項目等の情報と必
要な文章の引用や要約文を書く。
学習の成果を確認しよう。
⑭
ブックガイドを互いに読み合い,学習の成果を確かめ合う。
15
(3) 単元の評価規準
国語への
関心・意欲・態度
書く能力
読む能力
言語についての
知識・理解・技能
・ 森林のおくりもの ・ 調べた内容を目的 ・ 題名や述べ方に注 ・ 文や文章にはいろ
は,何かについて興
に合わせて活用し,
意して,文章の要旨
いろな構成がある
味をもち,進んで読
分かりやすく要約
や筆者の考えを読
ことについて理解
もうとしている。
して書いている。
み取っている。
している。
・ 自分の課題を明確
にして資料を調べ
たり紹介したりし
ようとしている。
(4) 指導と評価計画
時間
次
学
習 内
(○数字は評価のポイント)
容
「学習活動における具体の評価規準」および
「十分満足できる状況(A)と判断するキーワード」など
1
第一次︿1﹀
教材文を読んで,読 【関】 教材文を興味をもって読み,進んで学習課題を
み取りとブックガイ
決めようとしている。
ド作りの学習課題を
決める。
評価
方法
行動
観察
OPP
②
教材文を通読し,感 【関】 森林や環境の問題について関心をもち,問題意 行動
想を書き発表し合う。
識をもって内容を読もうとしている。
観察
ワーク
「キーワード」
シート
・ 積極的な発言
・ 課題意識をもった考え
・ 教材文と経験,知識との関連付け
3
第二次︿9﹀ 本時7/9
文章全体がいくつの 【読】 文章全体における段落の役割を理解して,文章 行動
まとまりで書かれてい
の大まかな内容をとらえている。
観察
るのかを考える。
ワーク
シート
日本人のくらしが木 【読】 日本人が森林のめぐみを利用して「木のくらし」 行動
材と密接にかかわって
を導いてきたことを読み取っている。
観察
4 いることを読み取る。
ワーク
シート
OPP
木材の性質と使われ 【読】 それぞれの木材について,性質とその性質を生 行動
方を読み取る。
かした使われ方を読み取っている。
観察
5
ワーク
シート
OPP
「 森 林 の お く り も 【読】 木材以外の「森林のおくりもの」とは何かを自 行動
6 の」とは,何かを読み
分なりに読み取ってカードに書いている。
観察
取る。
カード
16
7
「 森 林 の お く り も 【読】 木材としての使われ方,紙としての使われ方, 行動
の」は,「木材」「紙」
燃料としての使われ方の三つに整理しながら読み 観察
「燃料」の三つである
取っている。
ワーク
ことに整理しながら読
シート
OPP
み取る。
⑧
森林の「別のおくり 【読】 川の水がなくならないひみつを森林の「水を保 行動
もの」の中の一つであ
観察
つ働き」に触れて読み取っている。
る「水を保つ働き」に 「キーワード」
ワーク
ついて読み取る。
シート
・ キーワードに着目した表現
OPP
・ 友達の意見を付け加えての考えの深まり
・ 筆者の主張を自分の言葉で再構築
9
森林の「別のおくり 【読】 森林の土が水に流されないわけを森林の「山く 行動
もの」の中の「山くず
ずれや水害から平野を守る働きがあること」に, 観察
れや水害から平野を守
また,毎年お米を作り続けることのできるわけを ワーク
る働き」「田に土と養
「田に土と養分を補う働きがあること」に触れて シート
分を補う働き」につい
読み取っている。
て読み取る。
結論から筆者の考え 【読】 筆者の考えを読み取り,自分なりの感想や意見 行動
を
を読み取り,自分なり
観察
10
の意見や感想をもつ。
もっている。
OPP
「環境問題について 【関】 ガイドブック作りの手順を理解している。
調べてブックガイドを
11 作ろう」を読み,ガイ
ドブック作りの手順を
学習する。
行動
観察
第三次︿4﹀
自分の課題について 【書】 自分の課題に合う本を選択し,必要な文章を書 行動
の資料を収集・選択・
き出したりして情報を整理している。
観察
12 整理する。
ワーク
シート
収集した資料を基に 【書】 ブックガイドとなるカードに,必要な内容をま 行動
観察
一冊の本に付き一枚の
とめて書いている。
カード
カードに書籍の項目等 「キーワード」
の情報と必要な文章の
・ 意欲的な活動
⑬
引用や要約文を書く。 ・ 的確な資料収集
・ 課題に対する答えとしての短くわかりやすいまとめ
方
ブックガイドを互い 【関】 互いの書いたブックガイドを読み合い,成果を認め 行動
合っている。
観察
に読み合い,学習の成
「キーワード」
ワーク
⑭ 果を確かめ合う。
・ 意欲的な活動
シート
・ 友達のブックガイドについての的確な感想
※OPPとはOne Page Portfolio「一枚ポートフォリオ」の略
17
3
本時の展開
(1) 本時の目標
◎ 森林の「別のおくりもの」の中の一つである「水を保つ働き」について読み取る。
(2) 学習の展開
★は評価のポイント
主な学習活動
1
27 段落の問いかけに対して予
○
想を立てる。
・ 雨がたくさん降るから。
・ 山から水が流れてくるから。
2
指導上の留意点と評価
・
「川の水がなぜなくならないか」という本文の問いか
けについて予想を立てさせ,「水は上から下へ」「晴れた
日でも」と揺さぶりをかけることによって課題意識へと
つなげさせる。
本時の学習課題をつかむ。
川の水がなくならないひみつを読み取ろう。
3★森林の「水を保つ働き」につい
て読み取る
27 ∼○
29 段落を音読する。
(1)○
・
課題に対する答えを見つけながら読むようにさせる。
(2)「川の水がなくならないひみ ・ 筆者がどのように自分の考えを述べているかを読み取
つ」のキーワードを付箋紙に書
らせるために,根拠としたキーワードとなる言葉(強調・
き,ワークシートに貼る。
大事にしたい言葉・時間の経過を表す言葉・場所を表す
言葉などの表現)や文末表現に着目させ付箋紙に抜き出
キーワード
させたうえで,ワークシートにまとめさせる。
【強調】
〈具体の評価規準〉
・ひみつこそ
○ 川の水がなくならないひみつを森林の「水を保つ
【大事にしたい言葉】
働き」に触れて読み取っている。
・おかげ
〈評価方法〉
【時間の経過を表す言葉】
行動観察・ワークシート・一枚ポートフォリオ
・少しずつ・やがて・しみこみ
・ゆっくりと・三百年も五百年も 〈手立て〉
・江戸時代の雨も
【努力を要する状況(C)と判断する児童への手立て】
【場所を表す言葉】
・ 「読み取りの手がかり」の掲示物を用意しておく。
・森林・ふところ深く・地下
・ キーワードをいくつか指し示しながら助言する。
・下流・わき水・谷川・小さな川
【おおむね満足できる状況(B)と判断する児童への手立て】
・大きな流れ・平野
・ 筆者の主張に対し自分の意見を持つよう助言する。
〈十分満足できる状況(A)と判断するキーワード〉
(3)自分の考えを発表し話し合う。 ・ キーワードに着目した表現
・ 森林のおかげがある。
・ 友達の意見を付け加えての考えの深まり
・ 森林は,ふった雨を地下へ送
・ 筆者の主張を自分の言葉で再構築
り込み下流へはき出す。
・ わき水が流れとなって平野を ・ 出された意見は絵を活用して黒板に整理し,視覚的に
うるおす。
も森林から川に至るまでの時間や場所といった過程に沿
ってとらえやすくする。
4 本時の学習のまとめをする。
(1)身近な体験も絡めながら,森
林の「水を保つ働き」について ・ 野外活動で行った野呂山の写真などを提示しながらま
まとめる。
とめる。
(2)一枚ポートフォリオを書く。 ・
一枚ポートフォリオに感想を書かせ,次時に生かす。
18
(3) 板書計画
森林のおくりもの
川の水はなぜなくならないのでしょうか
・雨がふるから。
・たまった雨水が流れてくるから。
課題 川の水がなくならないひみつを読み取ろう。
・わき水が集まって谷川になる。
←
・小さな川になる。
←
・大きな流れになって平野をうるおす。
・雨がふる。
←
・ふところ深く雨を受け入れる。
←
・少しずつ地下へ送りこむ。
←
・下流へはき出す。
そのひみつこそ森林にある。
森林の働き
写真
国土の三分の二をしめる大森林のおかげ
写真
19
予想
筆者の考え
第6学年
ひまわり1学級
か
単元名
―
学級児童数
教室名
■
ず
算
数
あ そ
科
学
習
指
導
案
び
いち,に,さん ―
男子 1 名 計 1 名
ひまわり 1 組教室
指導者
濱本 明美
1 単元について
○ 本学級の児童の,本単元にかかわっての実態とこれまでの取組は,次のとおりである。
これまでの実態
取組
数量の基礎
・ 教師に手を添えられると,特定の事物を指差 ・ 特定の事物の数を聞かれたら,指差しながら
すことができる。「これ,いくつ?」と聞かれる
数えるという練習をして,1 対 1 対応を身に付け
と,
「これ,いくつ。
」と答える。
るようにしている。
・
ある事物を対象としてとらえる,すなわち図 ・ 「○○だね。」と声をかけて,そのものに意識
として地から取り出せるための,注視行動が苦
を集中させ,手に持たせて数える活動をしてい
手である。
る。
・
ものが隠されたり,見えていてもその置かれ ・ 児童の興味に応じて,ものの名称を聞き,そ
ている状態が変わると,そのものに気付きにく
のものを見る,指差す,触れる,取り上げるよ
い。
うな活動をしている。
量と測定
・ 大好きな丸い形では大小を言うことはあるけ ・ 児童の身近にある事物の中で,児童が特に興
れど,生活の中にあるボールなどの物の大きさ
味・関心をもちやすいくだものの絵や模型,実
は分かりにくい。
物を見て,教師と一緒に比べる体験を通して大
きさや多さの意識を高めている。
・ 食べ物や飲み物では,大きいものや多いもの ・ 二つのものを比べる経験を多くし,多い・少
を選べるときがある。
ない,大きい・小さい,重い・軽い,長い・短
いなど触覚を十分に活用する体験を繰り返して
いる。
図形
・ 丸に関心をもっている。
・
形や色の同じものを選ぶのが難しい。
・ 色紙を丸く切り取ったとき,「丸だね。」と声
をかけ,形の違いを意識する経験を続けている。
・ 丸,三角,四角,の基本図形に手で触れたり,
並べたりして,形の違いを認知できるように,
体験を重ねている。
変容(☆)と課題(★)※下線部が特に本時の学習にかかわるもの
《これまでの学習から》
☆ 「いち。」「に。
」と数えるようになってきた。
☆ 「大きいね。」と言えるようになってきた。
☆ セロテープを切るとき,
「短く。」と言うようになってきた。
★ 1 対 1 対応が身に付いていない。
20
〇
本単元は,物と数字を対応させるという設定であり,興味を引きやすい身近な物を取り上げ
てある。いろいろな物を数字の数だけ並べることを繰り返しているので,数に関心をもたせて
いくのに適している。
学習指導要領(盲学校,聾学校及び養護学校学習指導要領)の,算数科の内容のうち,次の
内容を設定する。
①数量の基礎
1−(1) 具体物の有無が分かる。
②量と測定
1−(2) 身近にあるものの数量に関心をもつ。
③図形
1−(3) 身近にあるものの形の違いに気付く。
○
指導に当たっては,これまでの変容と課題や教材分析をふまえて,特に次のような点に配慮
した取組にしていく。
本単元で使わせたい力
本単元で身に付けたい力
・ 1 対 1 対応をする力
・ 準備したり,片付けたりする力
1 対 1 対応を身に付けるために,ボールを 1 個箱に入れ,数字カードを対応させ,
○
数詞を唱える方法で,2 個,3 個と対応させていく。
○
絵を,「いち,に。」と数えながら数字の書かれた旗のところに,数に合わせて,壁
に貼り付けて,数の基本となっているものが『1』であることを知り,1 対 1 対応を身
に付けるようにしていく。
○
使用する絵は,児童の親近感のある物の絵にする。
○
同じ問いに対し指差しながら,数えて答えるというパターンで,ゆっくりと,しか
も確実に一つずつ数えることを身に付けることができるようにさせる。
○
日常生活の中で,数としての意識をあまり持たせずに,口ずさむような気持ちで数
唱に親しませるようにしていく。数唱の唱え方としては,「いち,に,さん,よん,ご,
ろく,なな,はち,きゅう,じゅう」を基本にする。
○
児童が特に興味をもつ物などを適宜取り上げ,楽しい数あてゲームに発展させる。
21
2
単元の目標と指導計画(全13時間)
(1)単元の目標
○ 数を数えることができる。
◎ 1 対 1 対応に関心をもつ。
(2)指導計画
次
時
間
学
① ・
第一次︵6︶
②
③
④
⑤
⑥
習 内
容
一つのものに,1のカードを並べ数唱する。
(①∼⑥)
・
数字の書かれた旗を見て,絵を貼り付ける。
・
1 匹のカエルの絵を 1 と書かれた旗のところに磁石で貼り付ける。
・
1 個のイチゴの絵を1と書かれた旗のところに磁石で貼り付ける。
・
1 匹のペンギンの絵を1と書かれた旗のところに磁石で貼り付ける。
・
同じように,飛行機,ヒヨコ,カメ,ウサギ,キンギョ,車,三角,
立方体,おはじき,1 円の横に磁石で旗を貼り付ける。
このような活動を 6 時間繰り返して行う。児童の実態に合わせて,2,
3についても行う。
⑦ ・
第二次︵7︶本時2/7
数字の数だけ,絵を壁に貼り付け,数字カードをつけたりする第 1 時の活動に
加えて,ボール等をを箱に入れる活動をしながら,1 対 1 対応を身に付ける。
⑧ (⑦∼⑬)
⑨
・ ゴルフボールをふたつずつ箱に詰めて,数字カードを取って,
「2」と
⑩
言う。
⑪
・ せっけんをふたつ,箱に入れて,数字カードを取って,
「2」と言う。
⑫
⑬
・ お手玉をふたつ,箱に入れて,数字カードを取って,「2」と言う。
・
ふくろをふたつ,箱に入れて,数字カードを取って,「2」と言う。
・
2ができるようになったら同じように3も行う。
このような活動を7時間繰り返して行う。
(3)単元の評価規準
単元を通して,3つの観点の評価をしていく。
数量の基礎
数字の数だけ,絵を並べるこ
とができる。
量と測定
数を言うことができる。
22
図形
ものの形の違いに気付く。
(同じものを同じところに並べ
ることができる。
)
3
本時の展開
(1)本時の目標
数字の数だけ,ボールを箱に詰めながら,1 対 1 対応を身に付ける。
(2)本時の展開
★は評価のポイント
主な学習活動
指導上の留意点と評価
1
ボールで的当て遊びをする。
2
本時の学習課題をつかむ
・
楽しく学習できるようにバケツに一杯のボールを用意
しておく。
数字の数だけ,ボールを箱に入れよう。
3★ボールを箱に詰めて片付ける。
・ 箱にボールを2つずつ入れてい ・ 数に合わせて詰めたことをほめ,満足感を持たせる。
く。
・ バケツのボールがなくなるまで,
〈具体の評価規準〉
2個ずつ入れる。
・ 「2」と言う。
〇 1対1対応でボールを箱に詰めている。
4 絵カードを数に合わせて掲示する。
・ 数字の書かれた旗を見て,絵を
貼り付ける。
・ 絵カードを準備させ,数字の横に同じ数だけ,貼らせ
・ 2匹のカエルの絵を2と書かれ
る。
た旗のところに磁石で貼り付け
る。
5
片付ける。
・
・
数字の旗を片付けさせる。ボールも片付けさせる。
がんばったことをほめて,次の学習につなげる。
23
第1学年
単元名
ひまわり2学級
国
語
科
学
習
指
導
案
おはなし だいすき
―だんまりこおろぎー
■学級児童数
教室名
女子1名 計1名
ひまわり2組教室
指導者 森高 直子
1 単元について
○ 本学級の児童の,本単元にかかわっての実態とこれまでの取組みは,次のとおりである。
これまでの実態
取組
話す・聞く
・ 1時間,学習に集中する事は難しく,途中で音や ・ 同じことをずっと繰り返すのではなく,興味
声が聞こえると気になって席を立とうとしたり,急に大
のある題材や材料をきっかけにしながら,い
声で関係のないおしゃべりを始めたり,手遊びをした
くつかの作業パターンを組み込んで1時間
りすることが多い。「どうせ・・・」が口癖で,人の話を
のリズムを作っていくようにしている。大切な
目を合わせて聞くことができにくい。
ことは目を合わせて話すようにしている。
・ 語彙数が少なく,たんす・ねじ・やかんなど日常生 ・ 言葉集めやしりとり,かるた遊びなどを通
活で使われている言葉についても知らないことが多
して生活の中でよく使うことばを,楽しみなが
い。おしゃべりは好きだが,「先生,トイレ。」などと必
ら意欲的に獲得できるようにしている。また,
要な対話も,単語のみで済ませることが多い。
最後まできちんと言い直すようにしている。
書く
・ ひらがなを一通り学習したが,似ている字を書き違 ・ 毎日,一緒に絵日記を書き,助詞の使い
えたり,鏡文字になったり,書き順がなかなか定着し
方や,文字の書き方についてその場で声か
にくい。「は・へ・を」や撥音の表記についても理解は
けをしている。5分間ウォーミングアップタイ
不十分である。書き直すことを極端に嫌がる。
ムに簡単な練習プリントを続けている。
読む
・ 音読に自信が持てず,小さい声でたどり読みであ ・ 後に続いてそのまま繰り返し読みをする
る。一度文を読むだけでは,何が書かれてあるか答
中で,リズムの心地よさを味わったり,場面
えられない。
読み,役割読み,交互読みなど変化を持た
・ 絵に興味があり,挿絵から想像して簡単な話がで
せながら,毎日音読練習を繰り返している。
きる。
・ 五感を使って読み取れるように,想像した
・ 一人で絵本を見ることが大好きだが,ぱらぱらペ
ことを動作化している。
ージをめくっていて,内容は理解できていない様子 ・ 紙芝居や絵本を毎日読み語り,季節感の
である。生き物の図鑑,特にカエルの本をずっと眺
ある本・同じ作者の本・シリーズ物など様々
めている。
なお話の楽しさを一緒に味わっている。
変容(☆)と課題(★)※下線部が特に本時の学習にかかわるもの
《これまでの学習から》
☆ 学習リズムが少しずつ分かり,集中できる時間もわずかではあるが延びてきて,楽しみながら学習で
きることもある。
☆ 毎日の読み語りを楽しみにしており,絵本をのぞき込んで指さしたり,つぶやいたり,反応を返しなが
ら,いろいろなお話の世界に興味,関心を広げている。
☆ 字を覚えたことがうれしくて,学校では,ゆっくり丁寧に字を書くことができ,家の人にも手紙を書いた
りしている様子である。
★ 文字がすらすら読めないために,音読の声も小さく,発音も不明瞭で,楽しく活動できない。内容の
理解にも時間がかかる。
★ 人の目が気になる様子で,人前で読んだり,発表したり,歌ったりなど自己表現をすることが難しい。
24
〇 本単元は,「だんまりこおろぎ」の絵本を使って,音読,文作りの学習をしたり,劇化することで絵を描
いたり,立体物を作ったりする造形活動,こおろぎや虫の動きを模倣する身体表現活動,虫の声を表
現する音遊び活動など,様々な学習活動がつながりあった構成になっている。こおろぎぼうやがいろ
いろな虫に一匹ずつ出会う中で,成長していき,すてきな声で歌う大人のこおろぎに変身するという設
定で,話は朝・昼・晩,そして春から夏,秋へと時間的経過を追って進んでいく。児童の興味を引きや
すい身近な虫を取り上げており,それに伴いリズミカルな言葉で展開していくので,音読や動作化が
楽しめる。絵もイメージを膨らませやすいようなポップな雰囲気に描かれているので,絵本を見る楽し
みを味わわせていくのに適している。児童は生き物に強い関心を持っており,野原や川原で虫と遊ぶ
のが大好きである。カマキリやチョウを飼育したり,昆虫が成長して変身していった時の驚き,一緒に
遊んだ楽しさも体験したりしているので,積極的かつ豊かな学習活動を組み立てることができる。また,
1学期にエリック=カールの作品「はらぺこあおむし」を学習しており,多様な活動を考えながら楽しく
表現しようとする意欲を高めることができる。
学習指導要領(盲学校,聾学校及び養護学校学習指導要領)にあげられている国語科の目標は,
「日常生活に必要な国語を理解し,表現する能力と態度を育てる」で,次の二つから構成されている。
①「日常生活に必要な国語を理解する」
児童の生活に身近な人やものの名前,動作や状態,感情を表す言葉を理解し,日常生活を送る
上で必要な周りの人たちの話を聞いたり,話したり,また,記号や文字を読んだり書いたりして生活
の中で生かす力を身に付ける。
②「表現する能力と態度を育てる」
日常生活を送る上で,国語を表現する能力や国語を使って様々な事柄を表現する能力を育てる
ことであり,また,人やものとかかわる力を伸ばし,積極的に表現しようとする意識や気持ちを育てる。
本単元では,児童が話をしようとしたり,様子を伝えようとする意欲を育てることが大切であり,そのた
めに,児童が学習において十分な満足感や成就感を味わえるようにすることが重要である。
○ 指導に当たっては,これまでの変容と課題や教材分析をふまえて,特に次のような点に配慮した取
組にしていく。
本単元で身に付けたい力
本単元で身に付けたい力
本単元で使わせたい力
本単元で使わせたい力
・ 想像豊かに楽しく読んでいく力
・ 学習してきたことを使って楽しく文作りをする
力
・ ゆっくりはっきり読む力
・ 絵の様子を言葉で表現する力
○ 「だんまりこおろぎ」を読み,この話の楽しさを感じ取らせるために,他教科との関連を図り,計画的
に造形活動,音楽活動,文作り,動作化などを設定していく。
○ 造形活動では,大きな絵本や動作化するのに必要な物,昆虫の粘土模型などを作っていくこと
で,のびのびと表現する楽しさを味わわせるようにしていく。
○ 文作りでは,書くことへの抵抗を少なくするために,ペープサートやふきだしを準備しておく。
○ こおろぎや虫たちの動作化や,劇遊びの中で対話していくことで,話の内容をより豊かに理解し,
自己表現できるようにしていく。
○ 音遊びでは,虫の声をリズム打ちやキーボードなどで表現してイメージをふくらませていく。
○ これらの活動を通して一つの物を作り上げていく楽しさを経験させ,満足感や達成感をもたせるよ
うにしていく。
○ 一つ一つの活動の中で,準備から片付けまでを一緒にすることによって,目的を持って学習に取り
組めるようにしていく。
25
単元の目標と指導計画(全16時間)
2
(1)単元の目標
○
◎
だんまりこおろぎを読んで楽しさを味わう。
学習してきたことを使って楽しく表現する。
(2)指導計画
次
時
間
学習内容
第 一 次
︿1﹀
① だんまりこおろぎのお話を知る。
② こおろぎぼうやが生まれた様子を読み,こおろぎの住む場所について知る。
③ こおろぎぼうやが生まれた様子を読み,絵や言葉,身体等で表現する。
④ 大きなこおろぎに出会ったこおろぎぼうやの様子を読み,絵や言葉,身体等で
表現する。
第二次︿
﹀
14
⑤ ばったに出会ったこおろぎぼうやの様子を読み,絵や言葉等で表現する。
⑥ かまきりに出会ったこおろぎぼうやの様子を読み,絵や言葉等で表現する。
⑦ 小さなむしに出会ったこおろぎぼうやの様子を読み,絵や言葉等で表現する。
本時
⑧ あわふきむしに出会ったこおろぎぼうやの様子を読み,絵や言葉等で表現する。
⑨ せみに出会ったこおろぎぼうやの様子を読み,絵や言葉,身体等で表現する。
⑩ まるはなばちに出会ったこおろぎぼうやの様子を読み,絵や言葉等で表現する。
14
⑪ とんぼに出会ったこおろぎぼうやの様子を読み,絵や言葉等で表現する。
/
14
⑫ かに出会ったこおろぎぼうやの様子を読み,絵や言葉等で表現する。
⑬ がに出会ったこおろぎの様子を読み,絵や言葉等で表現する。
⑭ 仲間の女の子に出会ったこおろぎの様子を読み,絵や言葉,身体等で表現する。
⑮ こおろぎがうたう様子を読み,絵や言葉,身体などで表現する。
第三次
︿1﹀
⑯ ひまわり集会で「だんまりこおろぎ」を楽しくお話する。
(3)単元の評価規準
単元を通して,3つの観点の評価をしていく。
話す・聞く能力
書く能力
読む能力
さし絵に注目して読み語りを聞
感じたことをのびのびと言葉や
聞こえる声で,正しく音読して
いたり,気付いたことをつぶやい 文で表現している。
いる。
たりしている。
出会った昆虫に着目し,こお
ろぎの変化に気付いている。
26
3
本時の展開
(1)本時の目標
◎こおろぎぼうやの大変身の様子を読み,表現する。
(2)学習の展開
★は評価のポイン
主な学習活動
指導上の留意点と評価
1 こおろぎぼうやが誕生してな ・ 前時までに学習したところを声に出して読み,お話の流れを
想起できるようにする。
かまのおんなのこに出会うまで
・ 楽しい雰囲気で学習できるように自分で作ったものを掲示した
のお話を一緒に読む。
り展示したりしておく。
2
本時の学習課題をつかむ。
こおろぎぼうやのだいへんしんをやってみよう
3
こおろぎぼうやが,がに出会い
しんみりだまっているのもいい
ものだなと思うところまでのお
話を読み,表現する。
・ 出会った昆虫の数を数える。
・ こおろぎぼうやになって,一匹ず
つにあいさつをしようとはねをこす
る動作をしながら,こおろぎぼうや
の気持ちを簡単なことばで話す。
・ 静かながに出会ったところを動
作をつけて読む。
4★こおろぎがきれいなこえでう
たうところを表現する。
・ こおろぎがなかまのおんなのこ
を見つけたところを一緒に読む。
・ お話に合わせて,こおろぎがは
ねをこするところを表現する。
・ こおろぎの気持ちを話して,ふき
だしに書く。
・ きれいなこえでうたうこおろぎを
表現する。
・
・
数や単位の意味が分かるように,絵カードで示す。
これまで出会った昆虫を並べてみることで,こおろぎぼうや
がたくさんの昆虫に出会ったことが分かるようにする。
・ それを手作りのこおろぎぼうやが見ることで,こんなに季節
が流れ,大きく成長したことを確かめる。
・ 既習の手作り絵本を掲示し,読みのヒントにする。
・
小さなはねだったこおろぎがはじめに比べて大きくなったこ
とを,手作りのこおろぎを見て確かめる。
・ 確認しやすいように,絵本の文を掲示する。
・ 意欲を持ってお話できるように,実際に昆虫とふれ合った
時の写真や造形作品を近くに置いておく。
・
こおろぎになって楽しく表現できるように,楽器やこおろぎ
の羽を準備しておく。
〈具体の評価規準〉
○ きれいなこえでうたうこおろぎの喜びを,話したり,動作
化したり,楽器をならしたりして表現している。
5 学習のまとめをする。
・ お話をつくりあげていったことを共に喜び合い,次時
・ 次時の学習について聞き,片付け
は,
「ひまわり集会」で「だんまりこおろぎ」のお話をす
をする。
ることを知らせる。
27
第1学年
生
活
単
元
学
習
指
導
案
お は な し だ い す き
−10このちいさな おもちゃのあひる−
単元名
■
ひまわり3学級
学級児童数
教室名
男子 1 名 女子1名
ひまわり3組教室
計2名
指導者
東 英治
1 単元について
○ 本学級の児童の,本単元にかかわっての実態とこれまでの取組は,次のとおりである。
これまでの実態
取組
話す・聞く
(A児)
・ 自分からあまり話をしようとしない。大好き
な乗り物のことは絵本を見ながら「新幹線」と
言うときもある。
(B児)
・ 一日のうちに一度くらい「ああ。
」と発声する
こともある。また,大きな声で名前を呼びかけ
ると目線を動かすときもある。
(A児)
・ 絵本の中に書かれていることを質問して,返
事をじっくりと待ち,その内容についていっし
ょに話すことで言葉に関心をもたせる。
(B児)
・ 実物や握りやすい物をさわらせることにより,
物の名前に興味をもたせ,注目させ発声を促す
ようにしている。
書く
(A児)
(A児)
・ 手にえんぴつやマジックを持たせると何か書 ・ いろいろな色のペンやクレパスを使って書く
こうとしている。
ことに興味がもてるよう,乗り物や動物の絵を
かくようにしている。
(B児)
(B児)
・ 指を広げてペンを持たせると握ることができ ・ いろいろなペンを使って書くことに親しむ活
る。
動をしている。
読む
(A児)
(A児)
・ 好きな乗り物やよく見かける乗り物の名前を ・ 児童が特に興味・関心をもちやすい乗り物の
言うことができる。
絵や模型,実物を見て,教師と一緒に発声する
ことで,物の名前を覚えるようにしている。
(B児)
(B児)
・ きれいな絵本を広げて声かけをすると注目し ・ 絵本などを教師が読んでいるとき,絵をさし
ようとする。
ながら声をかけ注目させるようにしている。
変容(☆)と課題(★)※下線部が特に本時の学習にかかわるもの
《これまでの学習から》
(A児)
☆ 児童の方から絵本をさしながら「見て」と教師に話しかけるようになってきている。したく
ないときは「いやだ」と自分の意志を伝えようとする。
(B児)
☆ 「ああ」と声を出して感情を表現することが少しずつ増えてきている。教室の掲示物に首を
動かしてじっと見るようになってきた。
(A児)
★ 話を聞くことに興味を持続させることが難しい。
(B児)
★ 絵に描かれている生き物の名前と実物が結び付きにくい。
28
〇
本単元は,おもちゃのあひるがいろいろな生き物に出会い,成長していく設定であり,興味
を引きやすい身近な生き物を取り上げてある。絵もイメージを膨らませやすいような幻想的な
雰囲気に描かれているので,本を見る楽しさを味わわせていくのに適している。
学習指導要領(盲学校,聾学校及び養護学校学習指導要領)にあげられている国語科の目標
は,「日常生活に必要な国語を理解し,表現する能力と態度を育てる」で,次の二つから構成
されている。
①「日常生活に必要な国語を理解する」
児童の生活に身近な人やものの名前,動作や状態,感情を表す言葉を理解し,日常生活を
送る上で必要な周りの人たちの話を聞いたり,話したり,また,記号や文字を読んだり書い
たりして生活の中で生かす力を身に付ける。
②「表現する能力と態度を育てる」
日常生活を送る上で,国語を表現する能力や国語を使って様々な事柄を表現する能力を育
てることであり,また,人やものとかかわる力を伸ばし,積極的に表現しようとする意識や
気持ちを育てる。
本単元では,児童が話をしようとしたり,意思を伝えようとしたりする意欲を育てることが大
切であり,そのために,児童が学習において十分な満足感や成就感を味わえるようにすることが
重要である。
○ 指導に当たっては,これまでの変容と課題や教材分析をふまえて,特に次のような点に配慮
した取組にしていく。
本単元で使わせたい力
本単元で身に付けたい力
(A児)
・話の続きを知りたがる力
(B児)
・教師の声に耳を傾ける力
(A児)
・絵本の様子が分かる力
(B児)
・生き物と名前を一致させる力
○
A児に対しては,楽しく話が聞けるように絵本に出てくる乗り物を作ったり,10
このあひるの模型や次々に出会う生き物を実際にジャンボプールに浮かべたりしなが
ら,絵本の様子を実感させる。また,B児に対しては,生き物のペープサートを顔の
近くで動かしながら注目させるようにする。
○
絵本に出てくる生き物を順番に児童といっしょに作り,生き物について興味をもた
せる。
○
教師が本を読んだ後,児童に繰り返しのリズムの楽しさを体感させる。
○
教師と大きな絵を描いて,関心をもたせるようにする。
○
絵本に出てくる生き物を順番に児童といっしょに作り,生き物について興味をもた
せるようにする。
○
本の内容に関係のある音楽をかけ,楽しく表現できるようにする。
○
児童の手を持って動作化をする。
29
2 単元の目標と指導計画(全13時間)
(1)単元の目標
○
◎
「10このちいさなおもちゃのあひる」を読んで楽しさを味わう。
学習してきたことを使って楽しく表現する。
第一次︵1︶
(2)指導計画
時
次
間
学
習 内
容
「10このちいさなおもちゃのあひる」のお話を知る。
② 1番目のあひるがいるかと出会った様子を読み,手作りの生き物を使って表現する。
第二次︵
③ 2番目のあひるがあざらしと出会った様子を読み,手作りの生き物を使って表現する。
④ 3番目のあひるがしろくまと出会った様子を読み,手作りの生き物を使って表現する。
⑤
4番目のあひるがフラミンゴと出会った様子を読み,手作りの生き物を使って表現する。
︶
11 ⑥ 5番目のあひるがペリカンと出会った様子を読み,手作りの生き物を使って表現する。
6番目のあひるがかめに出会った様子を読み,手作りの生き物を使って表現する。
本時
/
11
11
⑦
⑧
⑨
7番目のあひるがたこに出会った様子を読み,手作りの生き物を使って表現する。
8番目のあひるがかもめと出会った様子を読み,手作りの生き物を使って表現する。
9番目のあひるがくじらと出会った様子を読み,手作りの生き物を使って表現する。
⑩ 10 番目のあひるが流れていく様子を読み,あひるの模型を動かしながら表現する。
⑪ あひるの家族といっしょの様子を読み,あひるの家族と過ごした様子を模型や絵を使って
⑫ 表現する。
第三次︵1︶
⑬ ひまわり集会で,
「10このちいさなおもちゃのあひる」を楽しくお話する。
(3)単元の評価規準
単元を通して,3つの観点の評価をしていく。
話す・聞く能力
(A児)
絵本の話を聞くことを楽し
んでいる。
(B児)
絵本の話を聞くことを楽し
んでいる。
書く能力
読む能力
(A児)
(A児)
感じたことを楽しく表現し
声に出して読んでいる。
ている。
(B児)
(B児)
感じたことを楽しく表現し
大きな声で発音している。
ている。
30
3 本時の展開
(1)本時の目標
(A児)◎ 10番目のおもちゃのあひるが,あひるの家族といっしょに過ごしている様
子を読み表現する。
(B児)◎ 10番目のおもちゃのあひるが,あひるの家族といっしょに過ごしている様
子を楽しんで聞いている。
(2)学習の展開
★は評価のポイント
主な学習活動
A児
B児
指導上の留意点と評価
1 「10このちいさなおもち ・ 10このあひ ・ 10このあひ ・ 前時までに学習したところを
ゃのあひる」のお話を聞く るの様子を思
るの様子を思
聞き,学習したことを想起す
。
い出しながら
い出しながら
る。
聞く。
聞く。
・ 楽しく学習できるように 自
2 本時の学習課題をつか
分で作ったものを掲示しておく
む。
。
あひるになってあいさつしよう。
3 あひるの家族と会って ・ 絵の中のあひ ・ 絵の中のあひ ・ 絵本の様子を感覚的にとらえ
るの数を教師
るために,プールの中にお母さ
あいさつをするところまで るの数を教師
とともに数え
とともに数え
んあひると10ひきのあひるを
のお話を読み,表現する
る。
る。
準備する。
。
・ 他 の 生 き 物 ・ プールの中の ・ 児童の手を持ってプールの中
あひるを実際
と出会った
のあひるを実際にさわらせ,お
にさわってみ
様子を想起
話のふん気を感じさせる。
る。
する。
・ 確認しやすいように絵を掲示
する。
4★あひるになって表現す ・ お話に合わせ ・ A児のあいさ 〈具体の評価規準〉
つする声を聞
て,「くわっく
る。
(A児)
わっ」とあいさ く。
○ あひるになって喜びを表
つする。
現している。
(B児)
○ ふん囲気を感じてうれし
さを表現している。
5 学習のまとめをする。
・ 次時の学習
について聞き
片付けをす
る。
・ 次時の学習
について聞
く。
31
・ お話をつくりあげていったこ
とを評価し,次の学習への意欲
につなげる。
第3学年
国
語
科
学
習
指
導
案
単元名 まとまりごとに内容をとらえて読もう
―
■学級児童数
■教 室 名
■指 導 者
■指 導 形 態
1
道具を使う動物たち
―
1組 男子11名 女子 11名 計22名
2組 男子10名 女子 10名 計20名
3年1組教室
3年2組教室
水本 圭子
菅尾 洋子
一斉指導
単元について
○
本学級の児童の,本単元にかかわっての実態とこれまでの取組は,次のとおりである。
これまでの実態
取組
関心・意欲・態度
・ 読書活動の活発化を図り多様なジャンル
・ いろいろな種類の読み物を自分から進ん
の本の紹介,読み語り,個別指導を行って
で読もうとする児童が多く,朝の読書を楽
いる。
しみにしている。場面の変化や情景を,叙
・ 週に一度学級貸し出しを行い,読んだ本
述を手がかりに想像しながら読もうとする
を記録することで読書意欲を高め,読書活
動に役立てられるようにしている。
児童が増えてきている。
読む
・ 大きな声ではっきりと音読し,表現読み
が上手な児童が多い。
・ どの言葉や文章からそう考えたのか理由
を言ったり,根拠を見つけたりすることが
少しずつできるようになっている。
・ ワークシートに自分の考えをまとめて書
くことができる児童が増えている。
・ 段落ごとの内容を読み取り,まとめるこ
とができにくい児童がいる。
言語事項
・ 語彙数の少ない児童や漢字が苦手な児童
がいる。
・ 作文をまとまりごとに改行せず段落を意
識していない児童が多い。
・ 読み取りの手がかりになるように,授業
はじめに音読を繰り返し行っている。
・ 読み取りやまとめる力を付けるために,
繰り返し出てくる言葉などに気を付けて,
文章の根拠を見つけたり文章に即して考え
たりしたことを,ワークシートにまとめさ
せている。
・ 一枚ポートフォリオを書かせ,学びの振
り返りをさせている。
・ 国語辞典や漢字ドリルを活用し,語彙や
漢字の拡充と定着を図っている。
・ 多様な書く活動を通して,まとまりと改
行について指導している。
変容(☆)と課題(★) ※下線部が特に本時の学習にかかわるもの
《これまでの学習から》
☆ 文章から根拠を見つけたり,文章に即して読み取ることができる児童が増え,意味調べに
も意欲的に取り組むようになった。
☆ 段落ごとの読み取りや学びを 1 枚ポートフォリオにまとめることができる児童が増えた。
★ 文章構成を理解したり段落の要点をまとめたりする力が不十分である。
★ 語彙数が少ないため文章の内容の読み取りが不十分である。
★ 発達段階に応じた多様なジャンルの本を読むには至っていない。
32
○
本単元のねらいは,段落のまとまりごとに書かれていることを正しく読み取ることである。
学習指導要領との関連は,「C 読むこと(1)イ」である。
イ 目的に応じて,中心となる語や文をとらえて段落相互の関係を考え,文章を正しく読む
こと。
本教材は序論,本論,結論等,説明文としては一般的な分かりやすい構成である。道具を使
う動物の生態について,それぞれの動物が,どこにすむ動物か,何をする(食べる)ときに,
どんな道具を,どのようにして使うのか,が明確に書かれているので,それぞれのポイントを
おさえて整理しながら読み取らせることができる。また文章に即した写真も多く掲げられてい
るので内容をとらえやすい。
本文は、12の形式段落からなり,大きくは6つの意味段落に分けられる。「道具を使う動
物たち」の段落ごとのまとまりを,キーワードを中心に細かく構造化する中で,児童はこれま
でに身に付けてきた能力を生かして文章構成や要点を理解できると考えられる。さらに児童に
親しみやすい動物に関する内容であるので児童は,興味をもって読み進めることと思われる。
また,6月単元の教材は身近な場所に住む昆虫であったが,今回は動物の生息地が世界中に広
がっていることから児童の新たな学びにつながると考えられる。生き物の不思議さに関心をも
たせ,読書意欲を喚起すると共に,「何を」「どのように読んでいくか」その基盤となる読み
方が分かり,この読み方を学習の柱として読みの方法を身に付けさせ,他の文章を読むときに
もこの方法が活用できるようにしていきたい。
○
指導に当たっては,これまでの変容と課題や教材分析をふまえて,特に次のような点に配慮
した取組にしていく。
本単元で使わせたい力
本単元で身に付けたい力
・
段落ごとに,書かれていることを正しく
読み取る力
・
内容のまとまりごとに整理して,正
しく読み取る力
○
○
文章の読み取りを容易にするために音読練習や視写を行う。
国語の基礎として重要な漢字・語句の力を付け,読み取りの抵抗をなくしていくために意
味調べを十分に行い,難語句の意味を理解させておく。
○ 学習のまとめを掲示し,授業の中で活用する。
○ 文と文との接続の関係を読み取らせるために,指示語や接続語の働きに注意して読ませる。
また段落の要点を抜き出したり,意味のまとまりごとに小見出しをつけたりして内容を整理
させる。
○ 文章をイメージしてとらえやすくするために,写真など視覚的な資料を活用し具体的に読
み取らせる。
○ 文章から根拠を見つけ,文章に即して考えてワークシートに書くことで,自分の考えを自
信をもって発言できるようにする。
○ 読み取りやまとめる力をつけるために,段落の要点をワークシートに書かせる。
○ 相手を意識した一枚ポートフォリオを書くことで学びを振り返らせる。また次時の指導に
生かす。
○ 他の生き物の例や本を紹介し,科学読み物へと読書の幅を広げる。
33
2
単元の目標と指導計画
(全10時間)
(1) 単元の目標
○
生き物の生態について書かれた文章に興味をもち,進んで読もうとする。
【関心・意欲・態度】
◎ 中心となる語や文をとらえて段落ごとのまとまりに注意しながら,書かれている内容を
正しく読み取ることができる。
【読むこと(1)イ】
○ 文章全体における段落の役割,指示語や接続語の役割について理解することができる。
【言語事項】
(2) 単元の評価規準
言語についての
知識・理解・技能
生き物の生態について書か
中心となる語や文をとらえ
文章全体における段落の役
れた文章に興味をもち,進ん て段落ごとのまとまりに注意 割,指示語や接続語の役割に
で読もうとしている。
しながら,書かれている内容 ついて理解する。
を正しく読み取る。
国語への関心・意欲・態度
読む能力
(3) 指導と評価計画
次
時
間
学
習 内
容
(○数字は評価のポイント)
「学習活動における具体の評価規準」および
「十分満足できる状況(A)と判断するキーワード」など
1
2
第一次︿2﹀
・
評価
方法
3
④
第二次︿6﹀本時2/6 2組
(
)
5
4/6 1組
教材文を通読し, 【関】 動物の生態について書かれた文章に興味をもち 観察
ノート
初発の感想をまとめ
,進んで教材文を読もうとしている。
0PP
る。
・ 感想を発表し,文 【関】 教材文に興味をもち,これからの学習の計画を 観察
章構成を考えて学習
立てようとしている。
発言
計画を立てる。
・ 人間と道具の関係 【読】 人間はどんな時にどんな道具を使うのかを読み ワーク
について読み取る。
取っている。
シート
発言
・ エジプトハゲワシ 【読】 エジプトハゲワシが,どんな時にどんな道具を ワーク
が道具を使う様子に
使うのかを読み取っている。
シート
ついて読み取る。 「キーワード」
発言
・ 順序や様子を表す言葉に着目した的確な表現
OPP
・ 明確な根拠に基づいた発言
・ 人間との比較
・ ラッコが道具を使 【読】 ラッコが,どんな時にどんな道具を使うのかを ワーク
う様子について読み
読み取っている。
シート
取る。
発言
OPP
(
)
34
・
⑥
7
8
⑨
第三次︿2﹀
10
キツツキフィンチ 【読】 キツツキフィンチが,どんな時にどんな道具を ワーク
が道具を使う様子に
使うのかを読み取っている。
シート
ついて読み取る。 「キーワード」
発言
・ 指示語や接続語に着目した的確な表現
OPP
・ 明確な根拠に基づいた発言
・ チンパンジーが道 【読】 チンパンジーが,いろいろな場合に応じてどん ワーク
具を使う様子につい
な道具を使うのかを読み取っている。
シート
て読み取る。
発言
OPP
・ 段落のまとまりご 【読】 各段落の要点をまとめ,文章全体の構成や内容 ワーク
とに要点をまとめ,
をとらえている。
シート
文章全体の構成や内 「キーワード」
OPP
容をとらえる。
・ 各段落の正しい要点
・ ほかの生き物の生 【関】 ほかの生き物の生態に関する本を意欲的に読も 観察
態に関する本を読み
うとしている。
ワーク
クイズを作る。
「キーワード」
シート
・ 読書に対する意欲的な態度。
・ 生態をとらえたクイズ。
・ クイズ大会をする。【関】 クイズの答えについて,本の内容をもとにみん 観察
なに説明している。
※OPP とは One Page
35
Portfolio「一枚ポートフォリオ」の略
3
本時(第4時)の展開
■授業の形態【一斉指導】3年1組 水本圭子
(1) 本時の目標
◎ エジプトハゲワシが道具を使う様子について読み取る。
(2) 学習の展開
主な学習活動
1
本時の学習課題をつかむ。
★は評価のポイント
指導上の留意点と評価
・ 物をわるときに使う道具について生活経験を想起
させ,学習課題につなげる。
エジプトハゲワシが道具を使う様子を読み取ろう。
2
本時で学習するところを音読す
る。
・ 形式段落④を音読する。
・
学習課題を意識させながら読ませる。
3★エジプトハゲワシが道具を使う
様子について読み取る。
(1) エジプトハゲワシの特長や
分布など概略を確認する。
・ カラスより少し大きい
・ 本文以外の資料を補足する。
・ アフリカの草原
(2) 写真を見て,エジプトハゲ
ワシが何をしているところか
発表する。
「どんな時に」「どんな道具を」「どのように」
(3) エジプトハゲワシが道具を ・
が表れている部分に線を引いて整理させる。
使う様子を読み取り,ワーク
・
エジプトハゲワシになって道具を使う様子を書か
シートに書く。
せる。
・
動作化させ,より具体的に確かめさせる。
(4) 自分が読み取った道具の使
い方を発表する。
〈具体の評価規準〉
○ エジプトハゲワシがどんな時にどんな道具を使
うのかを読み取っている。
〈評価方法〉
ワークシート・発言・一枚ポートフォリオ
(5) エジプトハゲワシはどうし 〈手立て〉
て道具を使うのかを話し合
【努力を要する状況(C)と判断する児童への手立て】
う。
・ 教科書の写真から,エジプトハゲワシの様子と
文章とを対応させて見つけさせるようにする。
【おおむね満足できる状況(B)と判断する児童への手立て】
・ 順序を表す言葉や,様子を表す言葉に着目する
よう助言する。
4
エジプトハゲワシの道具の使い
方についてまとめる。
・ 小見出しを付ける。
・ 要点をまとめる。
5
次時の学習について知る。
〈十分満足できる状況(A)と判断するキーワード〉
・ 順序や様子を表す言葉を使った的確な表現
・ 明確な根拠に基づいた発言
・ 人間との比較
・ 相手を意識した一枚ポートフォリオを書かせ,次
時に生かす。
・ ビデオを提示して確かめさせる。
・ 他の動物について紹介し,関心をもたせる。
36
(3) 板書計画
道具を使う動物たち
どんな道具を
たまごがわれた
石
どんな時に ダチョウのたまご発見
エジプトハゲワシが道具を使う様子を読み取ろう
小見出し
エジプトハゲワシの道具ニュース
どのように使うか
写真
エジプトハゲワシは、石をくわえて頭をふり下ろ
し、たまごに投げつける。
37
課題
3
本時(第6時)の展開
■授業の形態【一斉指導】3年2組 菅尾洋子
(1) 本時の目標
◎ キツツキフィンチが道具を使う様子について読み取る。
(2) 学習の展開
主な学習活動
1
本時の学習課題をつかむ。
★は評価のポイント
指導上の留意点と評価
・
前時までの学習内容を掲示し,道具を使う動物の様子
を確認する。
キツツキフィンチが道具を使う様子を読み取ろう
2
本時で学習するところを音読す ・
る。
・ 形式段落⑦⑧の音読をする。
学習課題を意識させながら読ませる。
3★キツツキフィンチの道具を使う
様子について読み取る。
(1) キツツキフィンチの特長や
・ 本文以外の資料を補足する。
分布など概略を確認する。
・ スズメくらい
・ 南アメリカ ガラパゴス諸島
・「どんな時に」「どんな道具を」「どのように」が表れ
(2) どんな鳥か分かる所を文か
ている部分に線を引いて整理させる。
ら探し発表する。
・ 2 羽のキツツキの写真・動作化
(3)くちばしの長さの違いから,
〈具体の評価規準〉
キツツキフィンチの工夫を見つ
○ キツツキフィンチがどんな時にどんな道具を使
けワークシートにまとめ発表す
うのかを読み取っている。
る。
〈評価方法〉
ワークシート・発言・一枚ポートフォリオ
(4)内容を整理し小見出しを付け
る。
・ 音読をする。
4
5
〈手立て〉
【努力を要する状況(C)と判断する児童への手立て】
・ 教科書の写真や動作化で具体的に考えさせる。
【おおむね満足できる状況(B)と判断する児童への手立て】
・ 指示語や接続語に着目するよう助言する。
<十分満足できる状況(A)と判断するキーワード>
・ 指示語や接続語に着目した的確な表現
・ 明確な根拠に基づいた発言
まとめ
・ ガラパゴス諸島のキツツキフ
ィンチについてのお話を聞く。 ・ 相手を意識した一枚ポートフォリオを書かせ,次時に
(テープ)
生かす。
次時の学習について知る。
・
他の道具を使う動物について紹介し,関心をもたせ
る。
38
(3) 板書計画
道具を使う動物たち
⑦⑧形式段落の文
キツツキフィンチが道具を使うようすを読み取ろう
どんな島
どんな鳥
二羽のキツツキのくち
ばしの長さのちがい
キ ツ ツキ フィ ン
チのくふう
小見出し
キ ツツキフィ ンチはとげや 小
枝を使って虫をあなから引き 出
して食べる
39
第4学年
単元名
算
数
科
面
学
習
指
導
案
積
―広さを調べよう―
■学級児童数
1組 男子 15名 女子 23名 計 38名
◎Aコース
教室名 4年1組教室 児童数 19名
指導者 永井 淳
◎Bコース
教室名 視聴覚教室
児童数 19名
指導者 古賀 健稔
1
単元について
○
本学級の児童の,本単元にかかわっての実態とこれまでの取組は,次のとおりである。
これまでの実態
取組
・
学習意欲の向上を図るために,授業の前半
算数への関心・意欲・態度
に,百マス計算(かけ算・わり算)を行い,自
・ 本学級の児童は,算数の学習が好きだと答
分の伸びが確認できるようにしている。
える児童が 75.6%おり,算数の学習に対して
・
理解度に応じた学習形態が必要であると判
肯定的にとらえている児童が多い。しかし,
断した学習においては,習熟度別少人数指導
苦手意識をもっている児童もいる。
を取り入れている。
・ 実態把握をし,反応を予想した上で,学習
が苦手な児童には,授業時に教材の工夫や個
別の声かけを行っている。
数学的な考え方
・ 表現に自信をもって発表できるように,間
・ 授業の中で,自分の考えをもつことができ
違えた答えに対しての支持的な風土を作っ
る児童が多数いる。しかし,それを自分から
たり,お互いの意見を交換する場を多く設定
表現したり,分かりやすく説明したりするこ
したりするようにしている。
とは苦手な児童が多い。
・ 発表するための話型を掲示し,結論を先行
して話したり,ナンバリングを行ったりする
など自信を持って発表できるようにしてい
る。
数量や図形についての表現・処理
・ 算数科の授業時間に限らず,学習活動全体
・ ほとんどの児童は,計算などの基本的な学
を通して,ものさしの使い方を指導してい
習を習熟しているが,まだまだ苦手な児童も
る。また,TTや少人数指導によって個別の
いる。また,長さや角度に関して正確に測定
対応をしている。
することが苦手な児童もいる。
数量や図形についての知識・理解
・ 児童の理解力の差は大きいが,理解するこ ・ 授業中に操作活動をできるだけ多く取り入
れたり,ぐんぐんタイムや家庭学習を通じ
とが苦手な児童も繰り返し学習したり,具体
て,繰り返し練習したりさせている。
物を操作したりすると理解することができ
る。
変容(☆)と課題(★) ※下線部が特に本時の学習にかかわるもの
《これまでの学習から》
☆ 自分の考えを順序立てて発表することが苦手だった児童も少しずつ発表することができる
ようになってきた。
☆ 授業に集中して取り組むことができなかった児童も,少しずつではあるが前向きに取り組む
ことができるようになった。
★ 1学期に学習した「角とその大きさ(量と測定)」においては,理解力に差があり,大きい個
人差がみられた。
★ 自分の考えを自分なりに説明したり,分かりやすく説明したりすることが苦手な児童が多
い。
40
○
本単元の学習指導要領との関連は,第4学年の内容「B量と測定」
(1) 面積の意味について理解し,簡単な場合について,面積を求めることができるようにす
る。
ア 面積について単位と測定の意味を理解すること。
イ 面積の単位(平方センチメートル(㎠))について知ること。
ウ 正方形及び長方形の面積の求め方を考え,それらを用いること。
これまでに児童は,長さ,かさ,重さなどの量について段階を踏んで学習してきている。本単
元では,「広さ」という抽象的な概念について初めて学習することになるが,広さについても,日
常における「広い」「せまい」という定性的な見方から,「面積」という概念を通じて,定量的な見方
へと切り替えていくことになる。「面積」が「1㎠(㎡)(㎢)」の集まりであるということを理解し,
第5学年の「三角形・いろいろな四角形などの面積」の学習へとつなげていく。
【学習の系統】
(4年)
(5年)
(6年)
○面積
・ 面積の単位と普遍
単位(㎠,㎡,㎢)
・ 長方形,正方形の
面積の求め方とそ
の公式
○面積
・ 三角形,いろい
ろな四角形などの
面積
・ 円の面積
○体積
・ 立方体,直方体の体積
○およその形と大きさ
・ 概形をとらえたおよその面積
○
指導に当たっては,これまでの変容と課題や教材分析をふまえて,特に次のような点に配慮し
た取組にしていく。
本単元で使わせたい力・事項
本単元で特に身に付けたい力
・
・
○
・
・
面積の単位を知ること
面積の求め方を考える力
長さや重さの学習での普遍単位の考え方
筋道を立てて考える力
面積は,児童にとって初めてなので多様な意見が出し合えた方が,学習が深まると考えら
れる。そこで,本単元ではそれぞれのコースに多様な個性の児童が所属するように相互作用
重視型少人数指導を行う。
○
児童の学ぶ意欲を高めるために,導入段階において「陣取りゲーム」を設定した。これは
児童がペアでじゃんけんをして,勝った方がマスに色を塗っていくというゲームである。こ
こでは,様々な図形が作成されると考えられる。そこで作成した図形についての面積を考え
ていくことで,児童に「面積」を考えていく必然性を持たせるとともに学習への意欲の継続
を図る。
○
面積の概念である(縦に並ぶ単位の正方形の個数)×(横に並ぶ単位の正方形の個数)=(単位
の正方形の総数)の理解を深め,量感をつかませ,関心・意欲を高めるために実際に1㎠や
1㎡を敷き詰める活動を行う。
○
学習のねらいを達成できたかどうかみるために,ポイントを決めて評価問題を加えた一枚
ポートフォリオを作成する。それにその時間の評価問題をさせ,分かったことを書かせて,
教師の評価を加える。評価問題によって,学習のねらいが達成できたかどうかを評価し,でき
ていない児童については個別指導をする。また,一枚ポートフォリオに書かせることにより,
自分の学習の理解度を確認させるとともに次時への意欲へとつなげていく。そのためにも教
師のコメントは,児童にとって考える要素を含んだ肯定的評価を心がける。児童が書いた内
容がねらいに沿っていない場合,その後の授業の内容を検討していく。
41
2
単元の目標と指導計画
(1)
(全15時間)
単元の目標
○ 長方形や正方形の面積を表すことに関心をもち,長方形や正方形の求積公式を利用し
て,身の回りにあるものの面積を求めようとする。
【関心・意欲・態度】
○ 長方形や正方形の求積の仕方を考えることができるとともに,工夫して面積を求める
方法を考えることができる。
【数学的な考え方】
○ 求積公式を用いて,色々な長方形や正方形の面積を適切な単位を選んで求めることが
できる。
【表現・処理】
○ 、面積の概念や面積の単位㎠,㎡,㎢を理解することができる。また,長方形や正方形の求積
公式を理解することができる。
【知識・理解】
(2)
指導計画
次
本時1/1
第二次︿4﹀
第一次︿1﹀
学
習
活
動
広さを調べよう
相互作用重視少人数指導
A
①
B
コース
コース
2つの長方形の広さの比べ方を考える。
面積の単位・公式
① 面積の単位について知り,1㎠を単位にして面積を求める。
② 長方形や正方形の面積を求める公式を考える。
③④ 長方形の面積を求める公式を活用し,問題を解く。
第三次︿4﹀
大きな面積の求め方
① 面積の単位㎡を知り,長方形や正方形の面積を求める。
② ㎠と㎡の単位間の関係を知る。
③ 1㎡の量感をとらえる。
④ 面積の単位㎢を知る。
第四次︿2﹀ 第五次︿4﹀
面積の求め方の工夫
①
②
複合図形の面積を工夫して求めようとする。
複合図形の面積を求める練習をする。
まとめ
①② 練習問題をする。
③ 復習問題をする。
④ 評価テストをする。
(3)
単元の評価規準
算数への
数量や図形につい 数量や図形について
数学的な考え方
ての表現・処理
の知識・理解
関心・意欲・態度
長方形や正方形の面積を表す 複合図形や大きな 求積公式を用いて, 面積が,1㎠(㎡,
ことに意欲的に取り組み,長方 正方形・長方形など 色々な図形の面積を ㎢ ) の 集 ま り で あ る
形や正方形の求積公式を利用し の面積の求め方を考 正しい単位を考えな ことが分かる。また,
て,身の回りにあるものの面積 える。
がら, 求めることがで 長方形や正方形の求
を求めようとする。
きる。
積公式を理解する。
42
(4)
指導と評価計画
次
1
本時1/1
第一次︿1﹀
時
間
2
3
第二次︿4﹀
4
5
6
7
8
第三次︿4﹀
9
第四次︿2﹀
10
11
第五次︿4﹀
12
13
14
「学習活動における具体の評価規準」および
評価
「十分満足できる状況(A)と判断するキーワード」など 方法
・ 様々な図形を薄い紙 【関】 広さ比べに興味を持ち,長方形や正方形の面 観察
に写し取って重ね合わ
積を調べる方法を進んで見つけようとする。
ノート
OPP
せたり,ます目の数がい 「キーワード」
くつ分かで比べたりする。 ・ 直接比較,間接比較,任意単位で比較などから
2つ以上の考え方
・ 面積比べを通して, 【知】 面積の単位㎠を知り,1㎠を単位にして,面 観察
ノート
面積の単位㎠を知り,
積を求めることを理解している。
1㎠を単位にして面
積を求める。
・ ます目に分かれてい 【考】 辺の長さに1㎠の正方形の辺がいくつ含まれ 観察
ない長方形や正方形か
るかに着目して,長方形や正方形の面積の求め方 ノート
OPP
ら面積を求める公式を
を考える。
考える。
「キーワード」
・ 公式の意味の理解
・ 図や式や言葉を用いた分かりやすい説明
・ 長方形の面積を求め 【表】 長方形の面積を求める公式を使って,面積とた 観察
る公式を活用して問題
ての長さが分かっている時の横の長さを求める ノート
を解く。
ことができる。
OPP
「キーワード」
・ 自力で全問正解
・ 長方形や正方形の面 【知】 面積の単位の㎡の大きさを理解している。
観察
積を,㎡を使って求める。
ノート
・ 1m四方の正方形の 【知】 ㎡と㎠の単位間の関係を説明することができる。 観察
面積を㎠で表したらど 「キーワード」
ノート
OPP
うなるか考える。
・ 図や式や言葉を用いた分かりやすい説明
・ 1㎡の正方形を作り,【関】 1㎡の面積を新聞紙で作り,身の回りの大き 観察
ノート
体育館の広さを測定す
な面積について調べようとする。
OPP
る。
「キーワード」
・ 意欲的な発言
・ 1辺が1kmの正方形 【考】 面積の単位㎢を知り,㎢と㎡の単位の関係を 観察
の面積の求め方を考え
理解するとともに,長方形の面積を㎢単位の求め ノート
る。
方を考える。
・ 複合図形の面積の求 【考】 複合図形の面積を求める際に,公式の使える 観察
め方を考える。
形に分割するなど工夫して考える。
ノート
「キーワード」
OPP
・ 複数の求積
・ 図や式や言葉を用いた分かりやすい説明
・ 複合図形の面積を求 【表】 既習事項を活用して,複合図形の面積を求めることが 観察
める練習をする。
できる。
ノート
「キーワード」
OPP
・ 自力で全問正解
・ 練習問題をする。 【考】 長方形や正方形の面積を,公式を使って求め方を考える。観察
【知】 長方形や正方形の求積公式を理解している。 ノート
【表】 求積公式を用い適切な単位を選んで,長方形
や正方形の面積を求めることができる。
学
・
15 ・
習 内
容
復習問題をする。
観察
ノート
単元テスト
評価テストをする。
※OPPとは One Page Portfolio「一枚ポートフォリオ」の略
43
3
本時の展開
■授業の形態【相互作用少人数指導】A コース 4年1組 教室 (永井 淳)
B コース 視聴覚
教室 (古賀 健稔)
(1) 本時の目標
◎ 広さ比べに興味を持ち,長方形や正方形の面積を調べる方法を進んで見つけようとする。
(2) 学習の展開
★は評価のポイント
主な学習活動
つかむ
1
陣取りゲームを行う。
2
本時の学習課題をつかむ。
・ 図形の広さについて考える。
指導上の留意点と評価
・ 陣とりゲームで作成した図形は,次時の学習か
ら使うため,あまり時間をとらないようにする。
・ 教師が提示する図形は,マス目がないものとし,
児童が比較する方法を多様に考えられるようにする。
どちらの図形がどれだけ広いかくらべ方を考えよう。
考え る
3★自力で面積の比べ方を考える
〈具体の評価規準〉
・ 教師が用意した二つの図形(周り ○ 広さ比べに興味を持ち,進んで調べる方法を
見つけようとする。
の長さが同じ)の広さをどうやっ
て比べたらよいか考える。
〈評価方法〉
○ 観察・ノート・プリント・一枚ポートフォリオ
い
あ
○
○
予想される児童の反応
・ 見た目では,はっきりとは言
えないなあ。
い の方が大きそうだけど,ど
・ ○
れくらいかは分からないなあ。
・ 切って比べてみたらいい。
・ 同じ大きさのマス目をかいて
比べてみたらいい。
・ 周りの長さを測ってみればい
い。
ねりあげる
4
大きさのくらべ方を発表する。
まとめる
同じマスで比べてみると 15
いの
個と 16 個になったから,○
方が広いよ。
い の方が広
・ 切って比べると,○
いよ。だけどどれだけ広いかは
分かりにくいな。
・ 周りの長さは同じになった
よ。広さは同じなのかな。
・
5
まとめる。
〈手立て〉
【努力を要する状況(C)と判断される児童への手立て】
・ 個別に声をかけ,長さや重さの学習での普遍
単位の学習を想起させ,同様に単位(マス目)で
考えられるように支援する。
【おおむね満足できる状況(B)と判断する児童への手立て】
・ 一つの方法ができた児童には,他の見方がな
いか声かけを行う。
〈十分満足できる状況(A)と判断するキーワード〉
・ 直接比較,間接比較,任意単位で比較などか
ら2つ以上の考え方
・ 自力解決させる部分では,児童の実態に合わせ,
じっくりと考えられるように留意する。
・ 意見が出ない場合には,教師が用意しておいたも
のを提示する。
・ 周りの長さと図形の広さの関係の理解をしっかり
と図る。
・ 広さを数値化することのよさに気付かせる。
・ 児童の考えた比べ方を肯定的にとらえながら,ど
ちらがどれだけ広いか考えるには,どの方法が良い
のかを考えさせる。
広さくらべは,同じ大きさのマスで考えるとわかりやすい。
6 振り返る。
・ 分かったことや思ったことを一
・ 一枚ポートフォリオについては,授業後に評価し,
枚ポートフォリオにまとめる。
次時の授業に生かす。
44
(3)
板書計画
10/5
P84,85
どちらの図形がどれだけ広いかくらべ方を考えよう。
あ
○
・ 紙を切ってみたり,かさねてみる
とどちらが広いかは分かる。
・ 周りの長さはどちらも同じ。
・ 大きさのマス目で数えたら,
あ は 15 個・○
い は 16 個。
○
い
○
くらべる方法
広さくらべは,同じ大きさのマスで考えると分かりやすい。
・ 紙をかさねてみる。
・ 紙を切ってみる。
・ 同じ大きさのマスを作って,数えてみる。
・ 周りの長さをはかってみる。
45
第6学年
単元名
1
数
科
学
習
指
導
案
分数×分数,分数÷分数
―
■学級児童数
算
さらに分数のかけ算とわり算を考えよう―
6年1組 男子10名 女子13名
6年2組 男子11名 女子12名
計23名
計23名
指導者
指導者
東 雅代
玉理 聖人
単元について
○
本学級の児童の,本単元にかかわっての実態とこれまでの取組は,次のとおりである。
これまでの実態
取組
算数への関心・意欲・態度
・ 授業に常に集中し意欲的な学習態度の児童 ・ 自力解決,グループや全体での話し合い,授
業で分かったことの記入を取り入れ,どの児童も
が数名いる。しかし,算数に対して苦手意識が
授業に参加しやすくしている。また,個別に机間
あり,学習意欲が持てなかったり,自分の考えに
指導を行っている。
自信がなかったりして,あまり発言しない児童が
・
意欲を高めるために,興味を持たせるような教
約40%いる。
材を工夫したり,個に応じた習熟度別学習を行
ったりしている。
・ 自分の考えに自信がなくても,安心して発表で
きる学級集団を作るようにしている。
数学的な考え方
・ 自分の考えを分かりやすく書いたり説明したり ・ 問題文に線を引いたり,要約して書いたり,図
できる児童はいるが,問題の意味をつかむこと
で示したりして問題の意味をつかませている。ま
が苦手だったり,式に表すことはできてもその理
た,自力解決の時間を設け,自分の考えを文だ
由が言えなかったりする児童が多い。
けでなく図や式を用いながらノートに書いたり,
グループで話し合ったりし,さらにそのことをみ
んなに説明するようにさせている。
数量や図形についての表現・処理
・ 既習の分数や公倍数・公約数については,ほ ・ 既習事項の定着を図るため,毎時間,授業の
とんどの児童が正しく計算することができるが,
終わりに習熟問題をやる時間を設けたり,ぐんぐ
中には帯分数の計算の仕方を忘れている児童
んタイムや家庭学習などで繰り返し練習したりさ
や計算に時間がかかる児童もいる。
せている。
数量や図形についての知識・理解
・ 分数の既習事項についてほとんどの児童が正 ・ 授業でなるべく具体物や図を使い,数量など
しく理解しているが,分数を具体的にイメージで
をイメージしやすいように工夫したり,学習したこ
きない児童も数人いる。
とを掲示して常に振り返ることができるようにした
りしている。
・ 毎時間形成的評価を行い,それをもとに個別
指導をしている。また,TT指導や少人数指導に
よって,どの子も理解できるように配慮している。
変容(☆)と課題(★) ※下線部が特に本時の学習にかかわるもの
《これまでの学習から》
☆ 算数に対して苦手意識をもつ児童が40%から8%に減り,ほとんどの児童が挙手するようになった。
また,グループで話し合った後なら70%の児童が自分の考えを説明できるようになった。
☆ 「分数のたし算・ひき算」の単元テストでは,学年平均が90点を超え,努力を要すると判断される児
童(70点以下)もいなかった。
★ 式に表せてもその理由を筋道を立てて説明できない児童が約半数いる。
★ 自力解決の時間に,自分で考えようとしない児童がまだ数名いる。
46
○
本単元は,学習指導要領算数科の第6学年の内容,「A 数と計算」
(3) 分数の乗法及び除法の意味について理解し,それらを適切に用いることができるようにする。
イ 乗数や除数が整数や小数の場合の考え方を基にして,乗数や除数が分数である場合の乗
法及び除法の意味について理解すること。
ウ 分数の乗法及び除法の計算の仕方を考え,それらの計算ができること。
を受けたものである。本単元では,整数や小数の計算の考え方をもとにして,乗数や除数が分数である
場合の分数の乗法及び除法の意味について理解することをねらいとしている。さらに,分数の乗法及び
除法の計算の仕方を考え,計算できることもねらいとしている。その際,分数の乗法及び除法の意味,立
式根拠や計算の仕方を,面積図や数直線図を用いながら筋道を立てて考え解決していく。また,本単元
は 6 年間の計算の最終単元であり,四則計算の総まとめを図る単元でもある。分数も整数や小数と同じ
数の体系の中で見ることで,乗法及び除法の意味や公式を一般化していく。
【学習の系統】
(4 年)
(5 年)
(6 年)
(中学1年)
分数
・分数の概念と表し方
・真分数,仮分数,
帯分数
分数
・同分母分数の加減計算
・分数の第2義,
分数と小数の関係,
等しい分数
分数のたし算とひき算
・約分,通分
・異分母分数の加減計算
・分数×整数,分数÷整数
・分数×分数,分数÷分数
・分数の乗除計算
正の数・負の数
文字式
一次方程式
○
指導に当たっては,これまでの変容と課題や教材分析をふまえて,特に次のような点に配慮し
た取組にしていく。
本単元で使わせたい力・事項
本単元で特に身に付けたい力
・ 今まで学習したことを基に計算の仕
方を考える力
・ 分数×分数,分数÷分数を正確に計
算する力
・ 既習事項を活用して論理的に考える力
既習事項
・ 乗法の意味(単位量あたりの値×数量)
・ 除法のきまり(除数と被除数に同数を乗除し
ても商は変わらない)
・ 約分
・ 分数×整数,分数÷整数の計算
○ 整数の乗除は具体的なイメージをつかみやすいが,分数の乗除の場合はイメージをつかみにく
いため,第5学年の小数の学習と同様に,「乗法は(基準量)×(割合)=(比較量)」,「除法は割る数
を1とみたときの割られる数の割合」といった,意味の拡張が必要である。既習事項を活用し,言葉
の式を根拠に立式したり,面積図をもとに視覚的な理解を図ったり,除法の性質を活用させたりし
て,具体的にイメージしやすいようにしながら理解を深めていく。
○ 既習事項の理解度や学習意欲に個人差があるので,「分数のたし算とひき算」の単元では,それ
ぞれの児童の理解度によって指導を工夫していく「習熟度別少人数指導」を取り入れた。本単元
は,その学習を通して身に付けた考え方や意欲的な学習態度を,一斉指導の場面でも生かしてい
けるよう,自力解決,グループでの話し合い,考えの説明などの時間を取りながら進めていく。
○ 具体物や面積図を使って考えさせ,具体的なイメージがもてるような教材の工夫をする。
○ 既習事項を掲示し,自力解決や集団解決の手がかりにする。
○ 毎時間,授業の終わりに評価問題(計算スキル)をすることで習熟を図ると共に,学習のねらいが
達成できたかどうかを評価し,できていない児童については個別指導をする。
○ 毎時間本時で分かったことを一枚ポートフォリオに書かせ,教師の評価を加える。それにより,自
分の学習の理解度を確認させるとともに,次時への意欲へとつなげていく。そのためにも教師のコメ
ントは,児童にとって考える要素を含んだ肯定的評価を心がける。また,児童が書いた内容が,ね
らいに沿ってない場合,その後の授業の内容を検討していく。
47
2
単元の目標と指導計画
(全18時間)
(1)単元の目標
○ 分数の乗法・除法の計算の仕方を,これまでに学習した整数や小数の計算の仕方に関連
付けて,進んで考えようとする。
【関心・意欲・態度】
○ 分数の乗法・除法の計算を,整数や小数の計算をもとに,筋道立てて考えることができ
る。
【数学的な考え方】
○ 分数の乗法・除法の計算ができ,それを用いることができる。
【表現・処理】
○ 分数の乗法・除法の計算の意味やその仕方を理解することができる。
【知識・理解】
(2)単元の評価規準
算数への
関心・意欲・態度
分数×分数,分数÷
分数の計算の仕方を,
分数の性質や既習の
計算と関連づけて考
えようとする。
数量や図形について
の表現・処理
分数×分数,分数÷
帯分数を含まない
分数の計算の仕方を, 分数×分数,分数÷分
分 数 の 性 質 や 既 習 の 数の計算をすること
計算をもとに,面積図 ができ,それを用いる
等を用いて考える。
ことができる。
数学的な考え方
数量や図形についての
知識・理解
乗数や除数が分数
である場合の分数の
乗法や除法の計算の
意味やその計算の仕
方を理解している。
(3)指導と評価計画
次
時
間
第一次︿8﹀ 本時1/8︵一組︶ 2/8︵二組︶
1
2
3
4
5
6
7
「学習活動における具体の評価規準」および
「十分満足できる状況(A)と判断するキーワード」など
評価
方法
分数×分数の計算の仕方を考 【関】 分数×分数の計算の仕方を,分数の性
える。
質や既習の計算と関連づけ,図等を用い
て考えようとする。
「キーワード」
自力で計算の仕方を導く
分数×分数の計算の仕方をま 【考】 分数の乗法の計算方法を,面積図等を
とめる。
活用して考える。
「キーワード」
面積図等を活用した明確な説明
計算の途中で約分する。
【表】 途中で約分をして計算することができ
る。
練習問題をする。
【表】 問題場面をとらえ,正しく立式し,正
しく計算することができる。
「キーワード」
自力で正答
割合を表す分数を理解し,分 【知】 割合を表す分数を理解している。
数倍を使った問題を解く。
辺の長さが分数で表されてい 【知】 長さに分数が用いられている場合も,
る面積や体積を求める。
面積や体積の公式が使えることを理解
している。
分数時間の意味を理解し,問 【知】 時間を表す分数を理解している。
題を解く。
観察
ワーク
シート
ノート
OPP
学
習 内
容
48
観察
ノート
OPP
ワーク
ブック
ノート
観察
ノート
観察
ノート
観察
ノート
8
9
第二次︿5﹀
10
11
12
13
14
第三次︿5﹀
15
16
17
速さと時間から道のりを求め 【考】 整数や小数の計算を基にして,時間を
る。
表す分数を用い筋道立てて考える。
「キーワード」
明確な説明
分数÷分数の計算の仕方を考 【関】 分数÷分数の計算の仕方を,分数の性
える。
質や既習の計算と関連づけ,図等を用い
て考えようとする。
「キーワード」
自力で計算の仕方を導く
分数÷分数の計算の仕方をま 【考】 分数の乗法の計算方法を,面積図等を
とめる。
活用して考える。
「キーワード」
面積図等を活用した明確な説明
「練習」問題をする。
【表】 問題場面をとらえ,正しく立式し,正
しく計算することができる。
「キーワード」
自力で正答
割合を表す分数のわり算をす 【表】 分数を使った割合の問題を解くことが
る。
できる。
時間を分数で表して速さを求 【表】 時間を分数で表して,速さの問題を解
める。
くことができる。
分数の乗除の演算決定問題を 【考】 立式の根拠を考える。
解き,自分で作問する。
「キーワード」
明確な説明
「たしかめ道場」問題をする。 【表】 問題場面をとらえ,正しく立式し,正
しく計算することができる。
「キーワード」
自力で正答
「復習」問題をする。
【表】 問題場面をとらえ,正しく立式し,正
しく計算することができる。
「ステップ」「ジャンプ」問題を 【考】 いろいろな計算の仕方を考える。
する。
評価テストをする。
18
※OPPとは One
49
観察
ノート
OPP
観察
ワーク
シート
ノート
OPP
観察
ノート
OPP
ノート
ワーク
ブック
ワーク
ブック
観察
ノート
OPP
ノート
ノート
観察
ノート
単元
テスト
OPP
Page Portfolio「一枚ポートフォリオ」の略
3
本時(第1時)の展開
■授業の形態【一斉指導】 6年1組
東 雅代
(1) 本時の目標
◎ 分数×分数(分子が1)の計算の仕方を考えようとする。
(2) 学習の展開
主な学習活動
★は評価のポイント
指導上の留意点と評価
つかむ
1
問題を読み,題意をつかむ。
・ 前時までの学習を振り返りやすいように,掲示
・ 前時の分数×整数の計算の仕方を想
物や具体物(視覚的に面積が分かりやすい教具)
起する。
を用意しておく。
4
・ 言葉の式にまとめる。
・ 「1㎗で 5 ㎡塗れるペンキがある」という前提
2 本時の学習課題をつかむ。
をしっかり意識させておく。
1
・ 3 ㎗のペンキでは何㎡ぬれるか言葉 ・ 乗数が整数でなくても言葉の式にあてはめられ
の式にあてはめて立式する。
ることをしっかりおさえる。
3★ 計算の仕方を考える。
4
5
×
1
3
の計算の仕方を考えよう。
考える
・ ワークシートに面積図を書いて,計算の仕
方を考える。
4★ 計算の仕方について,自分の考えを
グループで出し合う。
・ 説明をホワイトボードに書く。
5 どのように考えたかを全体で発表し合
う。
ねりあげる
予想される児童の意見
4
1
・ 5 ㎡の 3 ということは, 4 を3で
5
わるということだから,分数÷整数の公
4
式を使って 5×3 となる。
1
1
4
・
5 の 3 だから, 5 をそれ
ぞれ3等分した1つ分を4つ合わせるこ
4
とだ。それは 5×3 で求められる。
・
面積図より,1㎡が縦に5つ横に3つ
に分かれていると考え,塗れる面積は
まとめる
1㎡を15等分した4つ分になるので,
4
5×3 と計算すればよい。
6
まとめる。
〈具体の評価規準〉
○ 分数×分数の計算の仕方を,分数の性質や
既習の計算と関連づけ,図などを用いて考え
ようとする。
〈評価方法〉
観察・ワークシート・ノート・一枚ポートフォリオ
〈手立て〉
【努力を要する状況(C)と判断する児童への手立て】
・ 分数で表される部分が面積図のどこにあたる
かを色鉛筆で塗り分けさせたり,教具を操作さ
せたりして考えさせる。
【おおむね満足できる状況(B)と判断する児童への手立て】
・ 図やかけ算のきまりを活用して計算の仕方を
説明するよう促す。
〈十分満足できる状況(A)と判断するキーワード〉
・ 自力で計算の仕方を導く。
・ 単位分数をもとに答えの大きさを考えるとわか
りやすいことをおさえる。
・ 面積図などを使って説明をさせる。
・
まとめは児童の言葉でまとめるようにする。
4 = 4 となる。
答えは1㎡を15等分(5×3)した1つ分が4個になるので,5×3
15
7 確かめ問題をやる。
・ P28の②をやる。
・ 面積図も書いて問題を解く。
8 振り返る。
・ 一枚ポートフォリオについては,授業後に評
・ 1枚ポートフォリオに分かったことを書く。
価し,次時の授業に生かす。
50
(3) 板書計画
P27
10/5
問題
分数のかけ算
4
1㎗で 5 ㎡ぬれるペンキが
あります。
? 3㎗のペンキでは何㎡ぬれるか。
○
4
12
式 5 ×3= 5
12
答え 5
㎡
1㎗でぬれる面積×ペンキの量=ぬれる面積
1
? 3
○
㎗のペンキでは何㎡ぬれるか。
式 4 × 1
3
5
答えは1㎡を15等分(5×3)した1つ
4
5
4
1
×
3
4
分が4個になるので, 5×3= 15 となる。
の計算の仕方を考えよう。
51
3
本時(第2時)の展開
■授業の形態【一斉指導】 6年2組
玉理 聖人
(1) 本時の目標
◎ 分数×分数の計算の仕方を考える。
(2) 学習の展開
★は評価のポイント
主な学習活動
指導上の留意点と評価
つかむ
1
本時の学習課題をつかむ。
分数×分数の計算の仕方を考えよう。
考える
・ 問題文を範読した後,児童にも読ませて問題場面を
とらえさせる。
・ 前時の言葉の式に当てはめさせて立式させる。
2★自力で解決する。
3 を解く。
・ P29□
練り上げる
3
発表する。
予想される児童の意見
1
・ 5×3が(4×2)個分あ
るから
・ 1×3が8個分あるから
5
8
15
まとめる
4
確認し,まとめる。
4 をみんなで考え,
・ P29□
一般化を確認する。
・ 計算の仕方をノートに写し
て音読し,覚える。
・
前時までの学習を振り返りやすいように,掲示物を
用意しておく。
・ 根拠や方法の手助けになるように,電子ボードで面
積図を提示する。
・ 早くできた児童には,別の計算の仕方や,計算の仕
方の一般化を考えるよう指示する。
〈具体の評価規準〉
○ 分数の乗法の計算方法を,面積図等を活用して考
える。
〈評価方法〉
観察・ノート・一枚ポートフォリオ
<手立て>
【努力を要する状況(C)と判断する児童への手立て】
・ 途中で,× 2 が示す部分や,単位分数を示す
3
部分を提示する。
【おおむね満足できる状況(B)と判断するキーワード】
・ 自分の考えを明確に発表できるように,文章と図
でノートに説明を書くよう声をかける。
〈十分満足できる状況(A)と判断するキーワード〉
・ 面積図等を活用した明確な説明
分数のかけ算→分母どうし,分子どうしを,それぞれかける。
・ 変化のある繰り返しで何度も音読させ,覚えさせる。
5
公式を使って問題を解く。
P29⑤を解く。
・
・
6
・ 1問目は途中まで一斉にし,計算の仕方を確認する。
・ 3問目ができたらチェックする。
・ 早くできた児童から黒板に書かせる。
計算スキルをする。
振り返る
・ 一枚ポートフォリオを書
く。
52
(3) 板書計画
10/5
P29
分数のかけ算→分母どうし,分子どうしを,
それぞれかける。
分数×分数の計算の仕方を考えよう。
1㎗でぬれる面積
3
□
○
?
×
ペンキの量
=
ぬれる面積
2 ㎗のペンキでは何㎡ぬれますか。
3
⑤
①
②
③
④
※
53
適宜,電子ボードを使用する。