[討論会] 若手科学者の拡がる未来 討論メンバ ■コーディネータ 丸山 宏 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 統計数理研究所 教授 [プロフィール] 1983 年 東京工業大学修士課程修了 同年日本アイ・ビー・エム入社 ジャパン・サイエンス・インスティテュート(後の東京基礎研究所)にて,人工知能,自然言語処理などの研究 に従事 1997-2000 年 東京工業大学 情報理工学研究科 客員教授 XML,Web サービス,及びセキュリティの研究・開 発・標準化を行なう 2003-2004 年 IBM ビジネスコンサルティングサービス株式会社へ出向 2006-2009 年 東京基礎研究所所長。執行役員 2009-2010 年 キヤノン株式会社 デジタルプラットフォーム開発本部 副本部長 2011 年 4 月から,大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 統計数理研究所 教授 ■パネリスト 榎木 英介 近畿大学医学部附属病院臨床研究センター 講師(研究倫理担当) 病理専門医、細胞診専門医、博士(医学) 。 [プロフィール] 1971 年横浜生まれ。1995 年東京大学理学部生物学科動物学専攻卒。同大学院博士課程中退後、神戸大学医学部 医学科に学士編入学。2004 年卒業。医師免許取得。2006 年博士(医学) 。兵庫県内の病院勤務ののち、2011 年 8 月から近畿大学医学部所属。 病理診断医としての仕事の傍ら、若手研究者のキャリア問題や科学・技術政策に関心を持ち、執筆活動等を行っ ている。著書「博士漂流時代(ディスカヴァー・トゥエンティワン) 」 (科学ジャーナリスト賞 2011 受賞) 、 「嘘 と絶望の生命科学」 (文春新書)など。 八代 嘉美 京都大学 iPS 細胞研究所 上廣倫理研究部門 特定准教授 [プロフィール] 76 年生。愛知県出身。 京都大学 iPS 細胞研究所上廣倫理研究部門特定准教授。東京大学医科学研究所(中内啓光教授)で造血幹細胞の 老化制御機構の研究を行い学位を取得。慶應義塾大学医学部生理学教室(岡野栄之教授)特任助教着任をきっか けに、研究の中心を幹細胞生物学・再生医療と社会の接点構築へと移行する。現在は再生医療を中心とした情報 発信活動のほか、サブカルチャーに描かれる生命科学像の中から、社会からの視点を抽出する研究も行っている。 異種キメラや遺伝子治療など、多様な身体観・生命観が併存しうるキメラ的社会の実現が理想である。 13 横山 広美 東京大学大学院理学系研究科 准教授 [プロフィール] 専門は現代科学論。素粒子実験で博士課程を終えた後、専門を科学と社会分野にし、特に基礎科学論、大型科学 論に尽力しています。同時に理学系研究科の広報室副室長として広報マネジメントも担当。 科学コミュニケーションの国際誌、Journal of Science communication(JCOM)の Editorial advisory board メン バー、日本学術会議若手アカデミー委員(2014 年まで)ほか、官邸国際広報、文部科学省、内閣府、科学術振興 会等の委員を歴任。 高橋 啓 学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 統計数理研究所 統計数理研究所統計思考院 特任助教 [プロフィール] 東北大学大学院情報科学研究科修了後、専門コンサルティング会社にて 4 年勤務。主に経済・交通関連の需要予 測業務を担当。 その後、早稲田大学助手を経て現在統計数理研究所統計思考院特任助教。 共同研究スタートアップ担当として、データ・サイエンスに関わる産学官連携に携わる。 専門はマーケティング・サイエンス。 河合 宗司 東北大学 大学院工学研究科 航空宇宙工学専攻 准教授 [プロフィール] 専門は航空宇宙工学で、主に圧縮性流体力学や計算流体力学の研究に取り組んでいます。 2005 年に東京大学大学院工学系研究科 博士課程修了後,学振 PD(1 年)、JAXA/JEDI センター・招聘研究員(9 ヶ月)、スタンフォード大学・ポスドク(4 年)、JAXA 宇宙科学研究所・国際トップヤングフェロー(4 年)、そして 現在の東北大学と博士課程修了後 10 年の間に様々な研究機関に所属し研究を進めています。 久門 耕一 株式会社富士通研究所 取締役 [プロフィール] '84 年 (株)富士通研究所入社、第五世代コンピュータのハードウェア設計、並列計算機アーキテクチャ、大規模 並列システム構築、ゲノム解析処理、システム性能評価、コンパイル技術、並列プログラミングなどの研究開発 に従事、非数値問題におけるモデル化と最適化に興味を持つ。'10 年より(株)富士通研究所取締役。現在、ハー ドウェア、クラウドシステム、システムインテグレーションの 3 分野の研究所を担当する。 討論会主旨 オープンデータ、ビッグデータによって、若手科学者に大きなチャンスが訪れている。データを 分析し解釈できる「サイエンス・マインド」を社会が必要としているからである。 この討論会では、このチャンスをつかむにはどうしたらよいか、アカデミアと民間の双方のキャ リアの観点から議論する。 14
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