ごあいさつ 平素より格別のお引き立てをいただき、まことにありがとう ございます。 本年も皆さまに静岡銀行ならびにグループ各社に対する ご理解を一層深めていただくため、ディスクロージャー誌を作成 いたしました。静岡銀行グループの経営方針や最近の業績 に加え、各種戦略への取り組みなどをまとめておりますので、 ご高覧のうえ、ご理解をたまわれば幸いに存じます。 国内経済を展望しますと、内需を中心とした緩やかな回復 基調を維持することが期待されますが、アジア新興国経済 の減速や英国のEU離脱をめぐる混乱などにより、先行きに 対する不透明感が払拭されない状況にあります。また、未曾有 の金融緩和政策の影響により、市場金利は低水準で推移し、 金融機関にとって厳しい状況が続くものと予想されます。 このような環境のなか、静岡銀行グループは、第12次中期 経営計画「TOBIRA~明日への扉を開くために」のビジョン である「新しい可能性に挑戦する『しずぎん』」の実現に取り 組んでおります。経営を取り巻く各種のリスクに適切に対処 しつつ、地域密着型金融に基づく成長戦略を推進するとともに 新たな事業領域・収益機会へ果敢に挑戦してまいります。 今後とも変わらぬご支援とお引き立てをたまわりますよう、 お願い申しあげます。 平成28年7月 頭取 1 Shizuoka Bank Group Report 静岡銀行グループの現況 2016 Contents 1 ごあいさつ 3 企業理念 5 頭取メッセージ 7 第12次中期経営計画 9 業績ハイライト 11 コーポレートガバナンス体制 13 コンプライアンス・リスク管理体制 18 健全な財務状況 21 CSRレポート 23 経済面 23 地域密着型金融の推進 29 法人のお客さまへ 39 個人のお客さまへ 45 社会面 45 お客さま満足への取り組み 51 地域貢献活動 55 従業員満足への取り組み 59 株主満足・市場評価向上への取り組み 61 環境面 61 環境への取り組み 66 資料編 67 経営組織図 静岡銀行プロフィール ● ● ● ● ● 本店所在地 静岡市葵区呉服町1丁目10番地 設立年月日 昭和18年3月1日 電話番号 資本金 主要勘定 054 (261) 3131 908億円 貸 出 金 7兆6,636億円 68 役員 69 静岡銀行グループの概要 71 店舗一覧 73 沿革 預 金 9兆23億円 総 資 産 11兆849億円 ● ● 発行済株式数 665,129,069株 拠点数 204 静岡県内 172 (本支店152・出張所20) 静岡県外 27 (支店23・出張所4) ※主要勘定は平成28年3月31日現在、拠点数 は平成28年7月1日現在の数値です。 ※記載金額は億円未満を切り捨てて表示して います。 ● ● 従業員数 格付 海 外 5 (支店3・駐在員事務所2) 2,942名 A1/P−1 (Moody's) A+/A−1 (Standard & Poor's) 2 企 業理念 企業理念 静岡銀行グループの企業理念は 地域で生まれ育った金融グループとして地域との共存共栄を目指すとともに 経済的な側面からだけでなく文化的な面からも 地域の皆さまの心の充実に寄与していく姿勢を表しています。 今後ともお客さまとともに地域の未来を切り拓く総合金融グループとして 企業理念を着実に実践し社会的な責任を果たしてまいります。 基本理念 “地域とともに夢と豊かさを広げます。” 私たちは、地域の総合金融機関として、質の高いサービスを提供し 人々の暮らしと事業の夢の実現に貢献します。 私たちは、地域とともに歩む良き企業として地域の経済と文化の発展に努めます。 私たちは、健全性を基本として、時代を先取りする積極的な経営を心がけ 地域社会、お客さま、株主、従業員の幸福を追求します。 行動指針 3 感謝の心 心のふれあいを大切にします。 創意挑戦 常により高い目標を目指します。 自由闊達 いつも明るくはつらつと行動します。 自己革新 たえず能力と感性を磨きます。 誇りと喜び 情熱を持って私の役割を果たします。 三保の松原(静岡市清水区)から見た富士山 地域の皆さまの長年の願いが叶い、平成25年6月、富士山は三保の松原を含む文化財群 とともに、世界文化遺産「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」 として登録されました。 わたしたちは、静岡銀行グループです 静岡銀行グループは、静岡銀行とさまざまな金融機能を有する13社のグループ会社により構成されています。 グループ各社の独自性と銀行との連携強化による相乗効果の発揮により グループの総合金融機能を融合した最適な金融サービスを提供しています。 ■ 総合金融サービスを提供する会社 静銀経営 コンサルティング(株) 経営コンサルティング業務 代金回収業務 静岡キャピタル(株) 株式公開支援業務 中小企業再生支援業務 静銀リース(株) リース業務 静銀 ティーエム証券(株) 金融商品取引業務 (平成28年7月1日現在) 静銀コンピューター サービス(株) コンピューター関連業務 計算受託業務 欧州静岡銀行 銀行業務 金融商品取引業務 ■ 静岡銀行グループの業務を代行する会社 静銀総合サービス(株) 人事・総務・財務関連業務 有料職業紹介業務 静銀 ディーシーカード (株) 静銀信用保証(株) 信用保証業務 静銀セゾンカード(株) クレジット・プリペイドカード業務 信用保証業務 〈持分法適用関連会社〉 クレジットカード業務 信用保証業務 (株)静岡銀行 ■ 海外特別目的子会社 静銀 静銀ビジネスクリエイト(株) モーゲージサービス(株) 為替送信・代金取立等の 銀行担保不動産の評価・調査業務 貸出に関する集中事務業務 集中処理業務 労働者派遣業務 Shizuoka Liquidity Reserve Limited 金銭債権の取得 上記のほか、持分法適用関連会社としてマネックスグループ株式会社、コモンズ投信株式会社があります。 4 頭 取メッセージ 「TOBIRA~明日への扉を開くために」 最初に、 「 平成28年熊本地震 」で被災された皆さまに 謹んでお見舞い申しあげます。あわせて、復旧に向けて、 にお応えする商品ラインアップに努めました。 こうした意欲的な事業展開により、中小企業向け貸出金、 懸命な努力を続けておられるすべての方々に心から敬意を 個人向け貸出金はともに増加傾向をたどり、単体の当期 表するとともに、一日も早い復興をお祈り申しあげます。 純利益は過去最高益を計上するなど、順調な業績を収める ことができました。これもひとえに日頃の皆さまのご支援の 第12次中期経営計画のもとに 現在、静岡銀行グループが取り組んでいる第12次中期経営 計画「TOBIRA~明日への扉を開くために」は、どのような おかげと、心から感謝申しあげます。 新しい可能性に挑戦 時代の変化に直面しようとも、地域社会の発展に貢献する 社会構造の変化が急ピッチで進み、地域金融機関を取り という私たちの使命を果たしてゆくために、どのように行動 巻く経営環境が大きく変化するなかにあって、お客さまの すべきかを定めたものです。そして、 「Breakthrough」を 多様なニーズにお応えし、変わらぬ支持を得ていくためには、 合言葉に、過去の経験則や成功体験に依拠しない大胆な 従来の枠組みや発想にとらわれない新たなビジネスモデル 発想や方法論をもって新しい可能性に挑戦するという、私たち を創造する姿勢が何より重要となります。こうした観点から、 の決意を示したものでもあります。 異業種企業との連携によって将来的な金融業務の広がり 計画の2年目となる平成27年度も、引き続き経営ビジョン を視野に入れた事業領域の拡大をはかり、従来の金融 に掲げた「新しい可能性に挑戦する『しずぎん』 」の実現に 機関のイメージを超える魅力ある商品・サービスの提供を 向けて、 「地域密着型金融のさらなる深化」 「新たな事業領域・ 目指しています。 収益機会への挑戦 」 「 柔軟かつ強固な経営基盤の構築 」 「『しずぎんブランド』の一層の価値向上」という4つの基本 戦略に、グループが一丸となって取り組みました。 具 体 的には平 成 2 6 年 4月に資 本 業 務 提 携を行 った 「マネックスグループ」との関係強化をはかるとともに、住まい と暮らしに係るワンストップサービスの提供をめざして、 異業種企業5社と連携し合弁会社「HOUSALL」を平成27年 平成27年度の活動については本誌でお示ししたとおり ですが、そのいくつかをご紹介すると、まず、法人部門では、 9月に設立しました。また、新たに資産管理など先進的な インターネットサービスを提供する「マネーフォワード」、 地域企業の経営課題の解決に向けて、静岡銀行グループの 若年層向け資産形成サービスに特徴のある 「コモンズ投信」 もつ総合的なコンサルティング機能、情報ネットワークなど と資本業務提携契約を締結し、両社と共同で開発した商品・ を活かし、資金面にとどまらないさまざまなサポートを行い サービスの提供を開始しました。 ました。とくに、地域経済の活力向上を目指して、 「しずぎん あわせて来店型保険ショップのリーディングカンパニー 起業家大賞」の継続実施、創業支援デスクを通じた新事業 である「ほけんの窓口グループ」と業務提携し、協力して の創出など、事業の創造性や将来性を重視した支援に お 客さまのライフプ ランに合 わせた金 融 サ ー ビ スを 努めました。加えて、公的支援サポートデスクを通じた ワンストップで提案する仕組みづくりに着手しました。 「ものづくり補助金」の申請支援は3年連続して民間金融機関 さらに、フィンテックの領域で今後の活用が期待されて で最多となるなど、 「『ものづくり県 』静岡 」を金融面から いるブロックチェーンのもつ可能性を検証するため、 「NTT 支える取り組みを展開しました。 デ ー タ 」他3社と共同で実験に取り組むなど、地域金融 個人部門では、病気や怪我などに対する保障内容を従来 以上に充実させた団体信用保険付きの新型住宅ローンが 機関の可能性を切り拓くためのさまざまな挑戦を行 って います。 多くの支持を集めるとともに、AI( 人工知能 )システムを 活用した事前与信モデルの導入、さらには、インターネット 5 こうした独自の取り組みに加え、新しい収益機会の確立 の特性である即時性や利便性を活かしてカードローンの に向けて、海外のプライベート・エクイティファンドへの投資 商品性を一新し、従来の営業地域を越えた幅広いニーズに をはじめとする市場型間接金融の強化をはかるとともに、 お応えしました。あわせて、資産形成などにお役立ていただく 首都圏を中心にお客さまの資産形成を目的としたローンの 運用商品の充実をはかるなど、多様化するお客さまのご要望 推進に取り組んでいます。 本部タワーがグランドオープン 平成28年3月1日、上空通路、周辺の景観と調和をはかる 「しずぎんの森」などが完成し、 「しずぎん本部タワー」が グランドオープンの日を迎えました。 総勢約470名が本部タワーに設置したテレビ会議システム を通じて参会する「地方創生全体会議」を主催するなど、 静岡銀行グループならではの取り組みを行っています。 あわせて、技術力や将来性など適切な事業性評価に基づく 地域企業への資金供給、地域経済の活力を維持する事業 金融界を取り巻く環境は、10年ほど前とは比較できない 承継支援、次代を担う若手経営者の育成など、これまでの スピードで変化を続けており、消費者行動を例にとっても、 「地域密着型金融」の一層の高度化に取り組むとともに、地域 その価値観は多様化し、インターネット社会の進展と相まって、 との対話を通じて、地域のために私たちに求められている そのありようは大きく変貌しています。そして、それに合わせて、 こと、地域のために私たちがなすべきことに真摯に向き合い、 金融機関の業務はもちろん、店舗のありかたさえも大きく 「地方創生」 の実現に向けて、努力を重ねてまいる所存です。 変わろうとしています。 その一方で、地域の開発プロジェクトや企業の大型投資、 金融機関にとっては、 「マイナス金利」に象徴される未曾有 地域経済に新たな活力を吹き込む創業支援、あるいは事業 の金融緩和政策のなか、英国のEU離脱をめぐる国際的な 再生支援などに対しては、従来以上に高度なノウハウと 金融市場の混乱なども加わり、厳しく、難しい経営環境が スキルが求められており、しかも、異なる領域における専門性 続いています。 を同時に必要とするケースも増えています。そのため、多様な しかし、変化に対する鋭敏な感性と時代を先取りする 金融機能を集約し、それらを有機的に結びつける新しい本部 スピード感あふれる経営に努め、地域社会の豊かな未来を のありかたが求められています。 静岡銀行グループの新しい本部タワーは、こうした問題 意識から導き出された一つの答えであり、大規模な災害が 発生した際にも、地域社会に安定的な金融サービスを提供 するため、非常事態対策室を設置しています。ここでは 創造するという私たちの使命を着実に果たしていくため、 グループ企業が一丸となって努力を重ね、皆さまのご期待に 応えてまいります。 皆さまにおかれましては、変わらぬご支援をたまわります ようお願い申しあげます。 約170カ店におよぶ店舗からリアルタイムで情報を集め、 双方向のコミュニケーションを通じて、地域の防災拠点と しての役割を果たすことも可能です。 頭取 この本部タワーには、 「ワークスタイルの改革」をキーワード として、業務を遂行するうえで高い創造性と生産性を実現 するさまざまな知恵を集約しています。私たちはこの建物が 「新しい可能性に挑戦する『静岡銀行グループ』 」の象徴と なるよう、全役職員が一丸となって努力してまいります。 地域のために 地域とともに それぞれの地域が特徴を活かし、自律的で持続的な社会 を創造する「地方創生」への取り組みが、いよいよ本格的な 計画実施の段階を迎えていますが、静岡銀行グループでは、 すでに33の市町と連携協定を結び、その活動を全面的に 支援する態勢を整えています。 また、この活動がより大きな成果をあげるためには、何より 地域社会を構成する「産官学金労言」が一体となって取り 組むことが重要であり、金融機関には、永年培ったネット ワークを活かし、コーディネーターとしての役割を果たすこと が求められています。静岡銀行グループでは、平成27年9月、 静岡県内市町の首長、すべての自治体の担当者、大学関係者、 経済団体関係者、銀行役職員など地方創生を推進するメンバー 6 第12 次中期経営計画 「TOBIRA~明日への扉を開くために」 平成26年4月より、静岡銀行グループは第12次中期経営計画「TOBIRA~明日への扉を開くために」に取り組んでいます。 この計画では、第11次中期経営計画で進めた地域密着型金融や生産性向上への取り組みをさらに進展させつつ、 静岡銀行グループの将来にわたる持続的発展への土台を築くため、 「先進性」や「スピード」を重視し、 新たな可能性に果敢に挑戦しています。 1 ■ 計画期間 平成26年度~28年度(3年間) 2 ■ 基本コンセプト 第12次中期経営計画は、第11次中期経営計画を終えての課題や、産業構造の変化を踏まえ、 以下の4つを基本コンセプトとしています。 一層の競争力・プレゼンスの向上 収益機会の創造・新たなビジネスモデルの構築 ● 先進性やスピードを重視した戦略の展開 ● 従来の枠にとらわれない新たな収益機会の創造 ● 全国的に通用する競争力の確保 ● お客さまの多様化するニーズに応える商品・サービスの提供 ● グループ会社を活用した総合的なソリューションの提供 第11次中期経営計画の継承・深化 ● 第11次中期経営計画で取り組んだ地域密着型金融や ステークホルダーの満足度向上 ● すべてのステークホルダー (地域社会、お客さま、株主、従業員) 生産性向上への取り組みの深掘り 3 ■ の満足度向上 ビジョン(目指すべきグループ像) 新しい可能性に挑戦する 「しずぎん」 ブ レ イ ク ス ル ー 行動指針 『Breakthrough』 を合言葉に、世界一の地方銀行を目指します。 〈 ビジョン、行動指針に込めた想い 〉 ● ● 4 ■ 地域に根ざした金融機関として、環境の変化をチャンスととらえ、 従来の枠にとらわれない新しい発想やプロセスで、 これまでの取り組みを強化しつつ、新たな取り組みにも積極的に挑戦し、 地域の発展に貢献する 従業員一人ひとりが成長への高い意識をもち、 自らの行動を見つめ直しながらより高いレベルへと引き上げ、 その積み重ねにより、 すべてのステークホルダーから選ばれる銀行グループを目指す 目標とする指標 28年度目標 収益目標 効率性指標 27年度実績 連結経常利益 800億円以上 728億円 連結当期純利益(※) 500億円以上 479億円 6%台 5.85% 連結OHR 連結ROE(連結普通株式等TierⅠベース) 55%程度 54.38% 健全性指標 連結普通株式等TierⅠ比率 14%程度 14.79% 投資家向け指標 株主還元率 中期的に50%以上 43.82% ※親会社株主に帰属する当期純利益 7 5 ■ 基本戦略 第12次中期経営計画では、2つの営業戦略と経営基盤戦略、ブランド戦略をバランスよく推進し、 ビジョン「新しい可能性に挑戦する『しずぎん』」の実現を目指します。 営 業 戦 略 基本戦略1 地域密着型金融のさらなる深化 法人 部門 ● ● ● ● ● ● ● 基本戦略2 新たな事業領域・収益機会への挑戦 グループ会社と一体となったソリューション営業の強化 個人 部門 成長分野・成長市場における取引の拡大 総合収益拡大に向けた営業推進 地域プロジェクトにおける関与・支援No.1の実現 ● ● ● ● 経営改善・事業再生支援業務の取り組み強化 住宅関連ローンの残高拡大と新たなマーケットの開拓 個人向けソリューション営業の展開 個人預金基盤の拡大 マーケティングの高度化と非対面チャネルの 有効活用による個人マス営業の実践 経営基盤戦略 ブ ラ ンド 戦 略 基本戦略3 柔軟かつ強固な経営基盤の構築 基本戦略4 「しずぎんブランド」 の一層の価値向上 生産性の向上 ● 営業チャネルの高度化 ● IT戦略 ● お客さま満足度 (CS) の向上 ● 地域からの評価・信頼度の向上 コンプライアンス体制の強化 ● リスク管理の高度化 ● 株主・市場からの評価の向上 ● 従業員満足度(ES)の向上 基 本 戦 略 の 実 現に向けた戦 略 的 投 資 ビジョン 「新しい可能性に挑戦する『しずぎん』 」の実現 T O P I C S 新たな事業領域への挑戦 静岡銀行グループでは従来の枠組みや発想にとらわれないビジネスの創造を通じ、新たな成長機会 の創出に取り組んでいます。 ◉平成26年4月 マネックスグループ株式会社との資本業務提携 ◉平成27年8月 株式会社マネーフォワードとの資本業務提携 ◉平成27年9月 株式会社HOUSALLの設立 未来志向のオンライン金融サービスの拡大 ◉平成27年10月 コモンズ投信株式会社との資本業務提携 現役世代・若年層向け資産形成サービスの提供 ◉平成27年12月 Global Catalyst Partners Japan投資事業有限責任組合への出資※1 新規事業に対するアイデア取得、起業ノウハウ・目利き力を備えた人材の育成 ◉平成28年2月 ブロックチェーン技術に関する共同研究への参画※2 ◉平成28年6月 ほけんの窓口グループ株式会社との業務提携 ブロックチェーン技術を活用した新たな金融サービスの開発 持続的成長につながる 住生活サービス・プラットフォームの構築 新たな成長機会の創出と収益基盤の構築 FinTech領域での金融サービスの提供 保険相談専門窓口の共同展開、金融サービスをワンストップで提供するチャネルを整備 ※1 米国シリコンバレーを拠点として世界展開している独立系ベンチャーキャピタル 「Global Catalyst Partners」 のメンバーが中心となり組成された日本版の新事業創造ファンド 「Global Catalyst Partners Japan投資事業有限責任組合(GCPJ) 」 に出資。GCPJがもつ新規事業創造力、ハンズオン能力、グローバルなネットワーク力を最大限に活用し、新規事業に対する アイデアの取得や、新規事業の起業から事業化までのノウハウ・目利き力等の習得による人材育成に取り組みます。 ※2 オリックス株式会社、オリックス銀行株式会社、株式会社NTTデータ、株式会社NTTドコモ・ベンチャーズとともに、ブロックチェーン技術の活用に関する共同研究を行いました。 8 業績ハイライト 業績推移 経営効率の状況(単体) (%) ■■ 連結 (億円) 平成25年度 平成26年度 平成27年度 5.06 4.96 ▲0.10 +120 ROA(当期純利益基準) 0.42 0.41 0.41 ±0 728 ▲23 OHR(経費/業務粗利益) 55.19 56.42 54.65 ▲1.77 499 479 ▲20 1株当たり当期純利益(円) 67.83 68.46 71.42 +2.96 16.80 16.45 15.09 ▲1.36 1,257.62 1,440.68 1,436.53 ▲4.15 15.38 15.16 14.79 ▲0.37 2,116 2,236 経常利益 747 751 467 注.バーゼルⅢ基準 1株当たり純資産(円) ●ROE[ Return on Equity・株主資本利益率 ] 株主資本を使ってどれだけ利益をあげたか (資本の効率性) を示す指標です。 この値が高いほど効率性が高いことを示します。 ●ROA[ Return on Assets・総資産利益率 ] ※前年度比は表上で算出しています。 総資産を使ってどれだけ利益をあげたか (資産の効率性) を示す指標です。 ■■ 単体 (億円) 平成25年度 平成26年度 平成27年度 前年度比 経常収益 1,861 1,754 1,870 +116 業務粗利益 1,445 1,445 1,454 +9 業務純益 647 630 675 +45 実質業務純益 647 630 659 +29 基礎的業務純益 628 498 546 +48 経常利益 672 671 661 ▲10 当期純利益 428 426 440 +14 72,408 73,931 76,637 +2,706 82,343 預金 87,151 90,024 +2,873 純資産 7,908 8,915 8,821 ▲94 総資産 106,166 111,693 110,850 ▲843 ※実質業務純益 = 業務純益 + 一般貸倒引当金繰入額 ※基礎的業務純益 = 業務純益 + 一般貸倒引当金繰入額 − 国債等債券関係損益 ※預金には譲渡性預金を含んでいません。 ※前年度比は表上で算出しています。 この値が高いほど効率性が高いことを示します。 ●OHR[ Over Head Ratio・経費率 ] 一定の業務粗利益を得るためにどれだけ経費をかけたかを示す指標です。 この値が低いほど効率性が高いことを示します。 ※前年度比は表上で算出しています。 注.ROE (当期純利益基準) は、 平成26年度より自己資本の平均残高を期中平均残高から (期首自己資本 +期末自己資本) ÷2にて算出する方法に変更し、 平成25年度より遡及して適用しています。 貸出金の状況(単体) ■■ 総貸出金残高(平残)の推移 平成27年度の総貸出金の平均残高は前年度比1,411億円 (年率+1.9%) 増加 し、7兆3,841億円となりました。 静岡県内では314億円減少し、4兆6,336億円となりました。 また、平成28年3月末の静岡県内における貸出金シェアは29.1%となり ました。 ■ 銀行全体 ■ 静岡県内 県内金融機関におけるシェア (%、末残ベース)※全業態 (億円) 75,000 70,115 60,000 30.2 25年度 平成27年度の業務粗利益は6期振りの増益となりましたが、経常利益は2期 連続の減益となりました。 ■ 業務粗利益 ■ 経常利益 (億円) 2,000 1,454 1,445 28,000 671 661 9 ■ 静岡県内 27,262 29.1 46,336 46,650 20,000 26年度 27年度 27年度 26年度 +647億円 27,189 27,836 24,000 20,473 500 25年度 29.3 ■■ うち中小企業向け貸出金残高(平残)の推移 (億円) 1,000 0 73,841 平成27年度の中小企業向け貸出金の平均残高は前年度比647億円増加し、 2兆7,836億円となりました。 静岡県内では107億円減少し、1兆9,981億円となりました。 ■ 銀行全体 672 72,430 30,000 収益の状況(単体) 1,500 +1,411億円 45,000 45,766 1,445 前年度比 5.44 2,209 貸出金 平成25年度 平成26年度 平成27年度 ROE(当期純利益基準) (注) 経常収益 親会社株主に帰属 する当期純利益 自己資本比率 (注) (%) 普通株式等 TierⅠ比率(%) (注) 前年度比 25年度 ※地方公社を含みません。 20,088 26年度 19,981 27年度 ■■ うち個人向け貸出金残高(平残)の推移 平成27年度の個人向け貸出金の平均残高は前年度比1,381億円増加し、 2兆6,815億円となりました。 このうち静岡県内では613億円増加し、2兆880億円となりました。 ■ 銀行全体 ■ 静岡県内 24,000 平成27年度の総預金の平均残高は前年度比3,482億円 (年率+4.2%) 増加し、 このうち静岡県内では2,009億円増加し、7兆3,535億円となりました。 26,815 25,434 26,000 ■■ 総預金残高(平残)の推移 8兆6,964億円となりました。 +1,381億円 (億円) 28,000 預金の状況(単体) 24,008 ■ 銀行全体 ■ 静岡県内 県内金融機関におけるシェア (%、末残ベース) ※全業態 (ゆうちょ銀行は含みません) +3,482億円 (億円) 90,000 22,000 20,267 19,371 20,000 20,880 80,000 79,679 27.0 83,482 86,964 27.2 27.1 18,000 25年度 27年度 26年度 ■■ 消費者ローン残高(末残)の推移 70,000 69,138 25年度 平成28年3月末の消費者ローンの残高は、住宅ローンを中心に 平成27年3月末より1,521億円増加し、2兆7,746億円となりました。 26,000 24,901 26,225 27,746 銀行全体 24,000 22,000 20,000 21,265 20,619 19,935 ■ 住宅ローン ■ 無担保ローン ■ その他のローン 静岡県内 ■ 住宅ローン ■ 無担保ローン ■ その他のローン 18,000 16,000 26年3月末 27年3月末 27年度 26年度 ■■ うち個人預金残高(平残)の推移 +1,521億円 (億円) 28,000 73,535 71,526 60,000 平成27年度の個人預金の平均残高は前年度比1,384億円増加し、 6兆65億円となりました。 このうち静岡県内では1,411億円増加し、5兆5,808億円となりました。 ■ 国内店 +1,384億円 (億円) 65,000 60,000 55,000 28年3月末 ■ 静岡県内 56,891 52,598 58,681 60,065 55,808 54,397 50,000 ※「住宅ローン」 はアパートローンを含みます。 ※「無担保ローン」 は自動車ローン、教育ローン、趣味と暮らしのローン、フリーローン、 カードローンの合計額。 「その他のローン」 はキャピタルローンなど。 45,000 40,000 預り資産の状況 25年度 27年度 26年度 ■■ 個人預り資産残高(末残)の推移 平成28年3月末の静銀ティーエム証券株式会社を含む個人預り資産残高は 平成27年3月末より879億円減少し7兆5,058億円、うち円貨預金および 譲渡性預金を除く個人預り資産残高は1兆5,265億円となりました。 ▲879億円 (億円) 80,000 73,814 75,937 平成27年度の法人預金の平均残高は前年度比705億円増加し、 1兆9,722億円となりました。 このうち静岡県内では477億円増加し、1兆6,118億円となりました。 ■ 国内店 75,058 ■ 静岡県内 (億円) ■ 円貨預金 70,000 ■ 譲渡性預金 ■ 外貨預金 ■ 投資信託 ■ 公共債 (国債等) ■ 個人年金保険 ■ 静銀ティーエム 60,000 証券 50,000 26年3月末 ■■ うち法人預金残高(平残)の推移 27年3月末 28年3月末 ※個人年金保険は現存する契約の時価ベースで記載しています。 20,000 18,351 +705億円 19,017 19,722 18,000 16,000 14,899 15,641 16,118 14,000 25年度 26年度 27年度 10 コーポレートガバナンス体制 企業の社会的責任を果たすための礎として。 経営管理体制の強化に取り組み、静岡銀行グループの企業価値の向上を目指します。 ■ 機関の内容 取締役会は取締役10名(うち社外取締役2名、全員が 執行を行わない取締役のうち取締役会が選定した者を中心 株式会社東京証券取引所が定める制度上の独立役員 )で に構成し、取締役頭取以下の取締役に加え、取締役会が 構成し、企業理念および倫理憲章をふまえ、経営の意思 選任した執行役員 (執行役員15名、うち取締役兼務者5名) 決定・監督機能を担う機関として、中期経営計画、業務 が担当する執行部門の業務執行状況のモニタリング等を 計画などの経営戦略やコンプライアンスおよびリスク管理 行い、必要に応じて改善を促します。業務執行に係る重要 に係る基本方針を決定するとともに、業務執行の監督を 事項については、取締役会の委任を受け、分野ごとに設置 行っています。 した会議(経営執行会議等)で決定しており、権限と責任を 明確にしたうえで、経営環境の変化に的確かつ機動的に対応 静岡銀行では、監査役制度を採用しており、監査役会は する体制を構築しています。 監査役5名(うち社外監査役3名、全員が独立役員)で構成 また、経営の意思決定の客観性を確保する観点から、 しています。監査役は、監査役監査基準に基づき、取締役 社外の意見を経営に反映させるべく、頭取の諮問機関と などの職務の執行を監査しています。 して、外部の有識者を中心に構成するアドバイザリーボード また、業務監督委員会を設置することにより、取締役会に (経営諮問委員会) を設置しています。 よる業務執行の監督機能を補強し、コーポレートガバナンス 体制のより一層の強化を図っています。同委員会は業務 ■■ 静岡銀行グループのコーポレートガバナンス体制図 (平成28年7月1日現在) 株主総会 監査役 (5名 うち社外監査役3名) 監査役会・監査役室 取締役会 報酬委員会※2 代表取締役頭取 代表取締役副頭取 取締役専務執行役員 取締役常務執行役員 (4名) 取締役 (非常勤) 社外取締役 (非常勤、2名) アドバイザリーボード ※2 (経営諮問委員会) 業務監督委員会※2 頭取 経営執行会議等※1 内部監査部門 取締役会の 監督機能を補佐 営業本部 (業務執行部門) ( ) 経営統括本部 (経営のスタッフ部門) 首都圏営業本部 支店サポート部 監査部 事務サポート部 業務部 審査部 企業サポート部 地方創生部 法人部 個人部 国際営業部 海外拠点 地区カンパニー 地区カンパニー (首都圏) (東部・中部・西部) 国内営業店 ローンセンター 国内営業店 ローンセンター 資金証券部 経営企画部 経営管理部 コンプライアンス部 リスク統括部 次世代システム部 ※1 経営執行会議、 コンプライアンス会議、 統合リスク・予算管理会議、 審査会議 ※2 会社法上の委員会ではなく任意設置の委員会 11 内部統制システムに関する基本的な考え方および整備状況 ❶基本方針 明確に区分し、組織間の相互牽制を強化しています。 静岡銀行は、取締役の職務の執行が法令および定款に適合 また、客観的で実効性のある内部監査を実施するため、 することを確保するための体制その他静岡銀行の業務および 内部監査部門である監査部を被監査部門から独立させ、 静岡銀行グループの業務の適正を確保するための体制(内部 取締役会のもと、業務監督委員会が管轄する体制として 統制システム)の整備について、取締役会において内部統制 います。これにより、内部監査部門の被監査部門に対する システムの整備に係る基本方針を決議して取り組んでいます。 独立性や牽制機能を一層強化し、内部統制の適切性、有効性 を検証しています。 ❷整備状況 静岡銀行では、本部組織を業務執行(フロント) 、企画・ 管理・監督(ミドル) 、内部監査(オーディット)の機能別に 内部統制システムの整備に係る基本方針(概要) 静岡銀行グループでは、以下の施策に対して不断 の取り組みを行い、コーポレートガバナンス体制や コンプライアンス(倫理法令遵守)態勢の維持・強化を 図ることを通じて、内部統制システムの整備に取り組む とともに、その適切な運用に努めます。 1 取締役および使用人の職務の執行が 法令および定款に適合することを確保するための体制 ① 企業理念を静岡銀行 グ ル ー プにおけるすべての活動の指針と位置づけ、 また、コンプライアンスの基本方針として倫理憲章を定め、全役職員がこれ を遵守します。 ② 取締役会は、取締役会規程に基づき運営を行い、業務執行を決するとともに、 取締役の職務執行を監督します。 ③ 取締役は、法令、定款、株主総会決議を遵守し、取締役としての職務を忠実に 遂行します。 ④ 静岡銀行は監査役設置会社であり、監査役は監査役会規程および監査役監査 基準に基づき、取締役の職務につき監査します。 ⑤ 静岡銀行グループはコンプライアンスを経営の最重要課題の一つに位置づけ、 すべてのリスク管理の前提とし、コンプライアンス態勢の整備、強化を図ります。 反社会的勢力等との関係遮断は、コンプライアンスに関する重要事項として 取り組みます。 また、静岡銀行グループの全役職員が、違法行為等について所定の方法により 静岡銀行のコンプライアンス統括部署、弁護士事務所等に通報できる内部通報 制度を設置し、適切に運用します。 2 静岡銀行における取締役の職務の執行に係る 情報の保存および管理に関する体制 取締役の職務の執行に係る情報資産の管理は、法令等の定めによるほか、行内 規定により適正に行います。 3 損失の危険の管理に関する規程その他の体制 静岡銀行 グ ル ー プはリスク管理体制の強化を経営の最重要課題の一つに 位置づけ、健全性を維持しつつ収益の安定的向上を図ります。 4 経 営 の ス タッ フ部 門 で ある経 営 統 括 本 部には、 コンプライアンス部、 リスク統括部を設置し、経営統括機能 を強化しています。 5 ① グループ会社の業務運営はグループ会社運営規程等に基づいて行い、静岡銀行 の常勤監査役がグループ会社の非常勤監査役に就任するとともに、静岡銀行 の所管部長等が非常勤取締役に就任することにより、静岡銀行グループの 業務の適正を確保します。 ② 静岡銀行では、グループ会社から四半期毎に業務実績の報告を受け、取締役会 に報告します。また、静岡銀行とグループ会社の代表者で構成するグループ 代表者経営連絡会において、グループ会社から業務執行状況等の報告を受け、 静岡銀行グループの経営課題の問題解決を図ります。 ③ 静岡銀行の内部監査部門は、グルー プ会社に対して業務運営状況に関する 監査等を実施します。内部監査で指摘した重要な事項については遅滞なく 代表取締役、取締役会、監査役に報告し、内部監査で指摘した事項について、 被監査部門における改善状況等を適切に把握する体制を整備します。 ④ 静岡銀行は、財務報告に係る内部統制規程に基づき財務報告に係る内部統制 の方針および計画を定めており、その適切な運用により財務報告の信頼性を 確保します。 静岡銀行の監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における 6 当該使用人に関する事項、当該使用人の静岡銀行の取締役からの独立性に関する 事項、当該監査役の当該使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項 ① 監査役を補助するための機関として監査役室を設置し、業務を行うために 必要な担当者を配置します。 ② 業務分掌規程で監査役室を業務執行から独立した組織として定め、当該担当者 が専ら監査役からの指示命令に従う体制とすることにより、取締役会、業務 執行部門、内部監査部門からの独立性を確保します。 7 ② 静岡銀行グループは執行役員制度を設け、取締役会の決定に基づく業務執行 について、各規程に決裁権限と責任の所在を定め、適切かつ有効な内部管理 体制の構築と効率的な業務執行を実現します。 監査役への報告に関する体制 ① 静岡銀行の取締役および使用人は、監査役から業務執行に関する報告を 求められた場合は速やかに報告するほか、必要に応じて監査役に報告し、銀行 経営に重要な影響を及ぼす情報については遅滞なく報告します。 ② グループ会社の取締役および使用人は、静岡銀行の監査役から業務執行に関する 報告を求められた場合は速やかに報告するほか、静岡銀行のグループ会社統括 部署・所管部署等を通じ、静岡銀行の監査役に対して、必要に応じて報告し、 自社の経営に重要な影響を及ぼす情報については遅滞なく報告します。 8 静岡銀行の監査役の職務の執行について生ずる費用 または債務の処理に係る方針 監査役から会社法第388条に基づく費用の前払等の請求を受けたときは、 当該請求に係る費用または債務が職務の執行に必要でないと認められた場合 を除き、速やかに当該費用または債務を処理します。 取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制 ① 取締役会を定例開催するほか、必要に応じて適宜開催するとともに、静岡銀行 では取締役会の権限委譲による決定機関として経営執行会議等を設置し、 重要な業務執行に関わる事項の審議を行います。 静岡銀行グループにおける業務の適正を確保するための体制 9 その他静岡銀行の監査役の監査が実効的に行われることを 確保するための体制 監査役会が定めた監査役監査基準に基づき、監査役監査が適正かつ円滑、効果的 に行われるような監査環境を整備します。 12 コンプライアンス・リスク管理体制 ■ 基本方針 静岡銀行グループは、地域社会を形成する一員として、法令や社会ルールの遵守はもちろん、豊かな社会常識と公平無私 な心を持って、地域社会と共存しながら発展していくため、コンプライアンス(倫理法令遵守)の基本方針として「倫理憲章」を 定めています。 倫理憲章 信頼の確保 私たちは、銀行の持つ社会的責任と公共的使命の重みを常に認識し、銀行グループとして 健全な業務運営を通じて揺るぎない信頼の確立を図ります。 法令・規定の遵守 私たちは、業務遂行にあたって法令・社内の規定を遵守することはもちろん、誠実・公正 を旨として、社会の一員としての規範を全うします。 豊かな社会常識と公平無私な心 私たちは、銀行グループの役職員として豊かな社会常識と公平無私な心を養い、地域社会の 発展に貢献します。 反社会的勢力等との関係遮断 静岡銀行グループは、反社会的組織、公序良俗に反する組織からの不当な要求は断固として 拒否するとともに一切の関係を排除します。 活発なコミュニケーション 私たちはステークホルダーとのコミュニケーションを活発にし、相互に協力しあって強固な コンプライアンス体制を構築します。 ■■ 静岡銀行グループのコンプライアンス・リスク管理体制図 取締役会 業務監督委員会 経営執行会議 コンプライアンス会議 統合リスク・予算管理会議 等 13 オペレーショナルリスクグループ 市場 リスク 流動性 リスク オペレーショナル・リスク 事務 リスク システム リスク その他 リスク コンプライアンス (倫理法令遵守) ●国内外営業店・本部各部・国内グループ会社・海外現地法人 ●重要な業務委託先 外部監査 (監査法人) 業務執行部署 信用 リスク リスク統括グループ 有効性検証 リスク管理 方針・ 基準の策定 リスク資本の 配賦・ モニタリング リスクの種類 信用リスク グループ 監査役/監査役会/監査役室 リスク管理部署 コンプライアンス部 リスク統括グループ 監査企画グループ 内部監査部門 監査部 拠点監査グループ 資産監査グループ リスク統括部 リスク管理 統括部署 (統合的リスク管理部門) ■ コンプライアンス運営体制 静岡銀行グループでは、コンプライアンスの具体的な モニタリングにより、違反の未然防止と体制の維持・強化に 実践計画として、取締役会で毎年度 コンプライアンス 取り組んでいます。同部署にはコンプライアンスオフィサー プログラムを策定しています。 と金融商品取引管理担当を配置し、営業店立入調査など また、頭取を議長に取締役などで構成するコンプライ アンス会議を毎月開催し、コンプライアンスに係る重要 を通じて、営業店に対する指導・モニタリングを実施して います。 事項を審議しているほか、コンプライアンスプログラムの さらに、営業店・本部各部・グループ会社にはそれぞれ 実施状況を含む静岡銀行グループのコンプライアンス体制 コンプライアンス責任者とコンプライアンス担当者を配置し、 について、評価と見直しを行っています。 日常業務におけるコンプライアンスの点検と報告を行って コンプライアンス統括部署としてコンプライアンス部を 設置し、コンプライアンス関連情報の一元管理を通じた ■ いるほか、内部監査部門である監査部がコンプライアンス 体制の適切性・有効性を検証しています。 コンプライアンス重視の企業風土の醸成 取締役が、全店長会や営業店訪問などの機会をとらえ、 直接 コンプライアンスに関する示達を行うなど、経営が 積極的にコンプライアンスに関与することで、グループ全体 のコンプライアンス意識の高揚を図っています。 このほかにも、以下をはじめとするコンプライアンス 意識のさらなる醸成と向上に向けた諸施策を実施して います。 「しずぎんコンプライアンスブック」の制定 内部通報制度「オピニオンボックス」の設置 役職員がコンプライアンスに関する問題を直接通報 できるよう、コンプライアンス担当役員、コンプライアンス 統括部署および弁護士事務所に通報窓口を設置し、組織の 自浄機能を高めています。 ※電話、文書、 eメール、グループウェア (社内LAN) を利用して通報することができます。 コンプライアンス教育・研修の実施 日常業務を遂行するうえで遵守すべき法令・ 規範に 役職員に対する研修や、営業店における毎月の勉強会 対する行動の指針を示すとともに、その内容をわかりやすく などにより、コンプライアンスの実践に向けた啓発活動を 解説した「しずぎんコンプライアンスブック」を制定し、 継続的に行っています。 グループウェア (社内LAN) に掲載することで、 静岡銀行グループ 全役職員による閲覧を可能にしています。 14 コンプライアンス・リスク管理体制 ■ リスク管理とは? 「リスク管理」とは、経営環境の変化や事業内容の変更 などにより発生するさまざまなリスクを的確に把握し、 適切な利益水準を確保すべく、コントロールすることです。 審査部格付審査グループが「運用」を、リスク統括部リスク 統括グループが制度の適切性の「検証」を行うこととし、 これらの3部署による相互牽制により内部格付制度が適正に 機能する体制を構築しています。 また、信用リスクグループは、与信ポートフォリオに内在 静岡銀行 グ ル ー プでは、健全性を維持しつつ収益の する信用リスクを統計的手法により計量化し、将来のリスク量 安定的向上を図るため、リスク管理体制の強化を経営の を把握するほか、大口与信先や特定業種への与信集中 最重要課題の一つとしています。 統合的リスク管理体制 静岡銀行 グルー プでは、リスク管理の基本方針などを 定めた「リスク管理基本規程」のもと、リスクの定義、リスク 管理を行うための組織体制、リスク管理の具体的な手続き等、 基本的枠組みを定めています。 状況などをモニタリングし、過度な信用リスクが発生しない ようにコントロールしています。 さらに、信用リスク管理体制の整備・運用状況の適切性・ 有効性について、営業部門・与信部門・リスク管理部門 から独立した監査部が監査する体制としています。 債務者格付制度 また、収益性向上と健全性維持のバランスを確保する 静岡銀行グループでは、貸出取引先の信用度を正確に ため、リスク資本配賦による管理体制を統合的リスク管理 把握し、信用リスク管理を精緻化するため、 「 債務者格付 の中心に位置づけています。 制度」を導入しています。 「債務者格付制度」では、客観性 「リスク資本配賦」とは、リスクを経営体力の中で許容 維持の観点から貸出取引先の財務状況・ 資金繰りなどの できる範囲内に収めることで経営の健全性を確保する 財務データによる定量面の評価を重視しつつ、リレーション 仕組みであり、中核的な自己資本(普通株式等TierⅠ資本)を を通じて把握した事業特性、成長可能性等の定性面の 配賦原資として各業務執行部署に配賦し、仮に信用リスク 評価を加味して、格付を12段階に区分しています。 や市場リスクなどが顕在化した場合でも、損失が自己資本 の範囲内に収まるようにコントロールしています。 この債務者格付は、銀行法に基づく自己資本比率算出 の一環として実施する自己査定の分類作業のベースになって いるほか、一般貸倒引当金の算定基準、問題債権の管理 基準などに幅広く活用しています。 ■ 信用リスクとは? 信用リスクとは、倒産や経営の悪化などお取引先の信用 状態の低下により、貸出金などの回収が困難になることで、 静岡銀行グループが損失を被るリスクをいいます。 信用リスク管理体制 静岡銀行 グ ル ー プでは、貸出資産の健全性の維持・ 向上を図るため、リスク統括部信用リスクグループを信用 リスク管理部署とし、国内外の信用リスク全般の管理を 行っています。特に、信用リスク管理の根幹をなす「債務者 格付制度」を含む内部格付制度については、リスク統括部 信用リスクグループが制度の「設計」と「運用の監視」を、 15 ■ 市場リスクとは? 市場リスクとは、金利や為替、株価などの市場価格の ■ 流動性リスクとは? 流動性リスクには、市場環境の悪化などにより必要な 変動により、金融資産・ 負債の価値が変動し損失を被る 資金が確保できず資金繰りがつかなくなる場合や、通常 リスクをいいます。 よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることに 市場リスク管理体制 より損失を被るリスク( 資金繰りリスク)と、債券などの 金融商品の売買において、市場の混乱などにより取引が 静岡銀行グループでは、市場性取引において、リスク資本 できなくなったり、通常よりも著しく不利な価格での取引を 配賦額のほか、投資有価証券の評価損益、取引または商品ごとの 余儀なくされることにより損失を被るリスク(市場流動性 リスク特性に応じたポジション額や損失額等に制限を設ける リスク)があります。 ことで、市場リスク量を一定の範囲内にコントロールしています。 預金・貸出金、投資有価証券を中心としたバンキング 流動性リスク管理体制 勘定の取引については、経営企画部ALMグループが市場 静岡銀行グループでは、円貨、外貨それぞれの資金繰り リスク量が一定範囲に収まるようにリスクの状況や金利 管理部門( 資金証券部資金為替 グルー プ、業務部市場 見通し等を踏まえたヘッジ取組方針を策定し、統合リスク・ 国際業務センター等) と、同部門から独立した流動性リスク 予算管理会議において審議する体制としています。 管理部門(リスク統括部リスク統括グループ)を設置する 市場部門の組織は、取引執行部署(フロントオフィス: ことで、相互牽制を図る体制を整備しています。資金繰り 資金証券部等) と事務管理部門 (バックオフィス:業務部市場 管理部門の1つである資金証券部資金為替グループでは、 国際業務センター)を厳格に分離するとともに、独立した 市場調達額が過大とならないように資金調達必要額を調達 リスク管理部門(ミドルオフィス:リスク統括部リスク統括 可能な範囲にコントロールしているほか、市場環境に留意し グループ) を設置し、相互牽制体制を確立しています。また、 安定的な資金繰りに努めています。また、流動性リスク管理 この3部門の牽制体制の有効性を、業務執行部署から独立 部門では、資産負債構造の安定性評価や資金繰り管理部門 した監査部が検証しています。 の運営状況などをモニタリングしています。 バックテスティング また、不測の事態に備え、非常時の資金繰り管理として、 「第1フェーズ(予防的段階) 」 、 「第2フェーズ(要注意段階) 」 、 平常時におけるリスク量を計量化するVaR計測 モデル 「第3フェーズ(流動性懸念段階)」および「第4フェーズ の精度を検証するため、VaRと実際の損益を比較する (流動性枯渇段階) 」の4区分を設定し、各フェーズにおける バックテスティングを実施しています。 具体的には、 「 保有期間1日かつ信頼区間99%( その ポジションを1日保有した場合に100回に1回の確率で 権限者、対応策をあらかじめ定め、速やかに対処できる 体制を整備しています。 市場流動性リスクについては、流動性リスク管理部門が 被る損失額) 」 のVaRと日々の実際の損益を比較することで、 資金化が可能な高流動性資産の保有状況をモニタリング 十分な精度を有していることを検証しています。 しているほか、フロントオフィスにおいては流動性を考慮した ストレステスト 運用資産の選定や、銘柄・期間別の限度枠設定などにより 対応しています。 平常時におけるリスク量を計測するVaRを補完するため、 通常では起こりえない市場の大きな変動を想定したストレス テストを実施して、統合リスク・予算管理会議等に報告して います。ストレステストでは、あらかじめ想定した変動幅だけ 市場が変化した場合のシナリオや、市場が急変した過去の 事例等を参考にしたシナリオなどにより、急激な市場変動が 生じた場合の損失額等を算出しています。 ? VaR (バリュー・アット・リスク) とは? VaRとは、平常時において一定期間に被る可能性のある損失額 を統計的に計測するリスク管理方法です。 16 コンプライアンス・リスク管理体制 ■ オペレーショナル・リスクとは? オペレーショナル・リスクとは、銀行グループにおける各業務の過程、役職員の活動もしくはシステムが不適切であること (内部 要因) 、または外的な事象 (外部要因) による損失など、銀行グループのオペレーション (業務) に関する幅広いリスクを意味します。 静岡銀行グループでは、オペレーショナル・リスクを8つのリスクカテゴリーに分類しています。 リスクカテゴリー 1 事務リスク リスクの定義 銀行グループによる各種取引に伴って発生する事務を適切に処理しない、または事務そのものの仕組みが不適切であったために生じる事故により損失を 被るリスクや、外部者による窃盗や詐欺などの被害に遭うことにより損失を被るリスクをいいます。 2 システムリスク 災害、機器・通信回線の故障、プログラムの不備などによりコンピューターシステムが停止または誤作動した場合に損失を被るリスクや、コンピューターの 不正使用、サイバー攻撃などにより情報が破壊された場合に損失を被るリスクをいいます。 3 情報管理・ 業務委託リスク お客さまの情報や銀行グループの機密情報の管理を適切に行っていないために発生する情報漏えいなどの発生リスク(情報管理リスク)と、銀行グループ 業務を外部委託している場合に委託先で発生した事故(システム障害・情報漏えいなど) により損失を被るリスク (業務委託リスク) をいいます。 4 リーガルリスク 銀行グループの役職員による法令違反行為、意図的な内部規則違反行為の発生により損失を被るリスクや、不適切な契約の締結、または訴訟への対応 により損失を被るリスクをいいます。 5 有形資産リスク 地震、台風などの自然災害、テロ等の人為的災害などにより銀行グループの有形資産(建物など)が毀損するリスクや、交通事故など銀行グループの 有形資産(自動車など)が他に及ぼす影響により損失を被るリスクをいいます。 6 人的リスク 銀行グループの人事、労務および安全衛生環境の問題が発生すること、役職員の業務上の不法行為により銀行グループが使用者責任を問われること、 ならびに人事に関連する訴訟への対応により損失を被るリスクをいいます。 7 風評リスク 事実と異なる風説、風評により評判が悪化すること、および銀行グループの不適切な業務運営などにより信頼が低下することで損失を被るリスクをいいます。 8 その他のリスク 上記のいずれにも属さないオペレーショナル・リスクをいいます。 オペレーショナル・リスク管理体制 システムリスク管理 リスクカテゴリーごとに各リスク所管部署が専門的な 静岡銀行グループでは、コンピューターシステムを情報 立場からそれぞれのリスク管理を行い、リスク統括部 資産の一つに位置づけ、システムリスクに対する取組方針 オペレーショナルリスクグループが銀行グループの管理 などを「情報資産の安全対策に関する基本方針(セキュリティ 部署として、オペレーショナル・リスク全体の一元的な把握・ ポリシー)」に定めるとともに、 「情報資産の安全対策基準 管理を実施しています。 また、 オペレーショナル・リスク管理の (セキュリティスタンダード) 」に基づく各種安全対策の実施に 基本方針に基づき、内部損失データの収集・分析、リスク より、コンピューターシステムを安全かつ確実に運用しています。 コントロールセルフアセスメントの実施など、オペレーショナル・ リスクの管理体制の強化に取り組んでいます。これらの リスク管理体制は、被監査部門から独立した監査部が立入 検査などを通じて有効性を検証しています。 オペレーショナル・リスクのなかでも代表的な事務リスク、 システムリスクの管理体制は以下のとおりです。 事務リスク管理 静岡銀行グループでは、事務リスク管理の基本方針など を「事務リスク管理規程」に定め、規定に則った厳正な業務 運営を行うとともに、発生した事務事故については、リスクの 高い事象から優先的に再発防止策を実施することにより、 事務リスクの低減を図っています。また、業務の多様化や 取引量の増加に適切に対応し、想定される事務リスクを 回避するために、システム化による効率化、営業店事務の 集中処理部署への集約などを進めています。 サイバーセキュリティ管理強化への取組み 近年のサイバー攻撃による脅威の高まり等を踏まえ、組織横断的 機関である静岡銀行CSIRT※1を平成26年12月に設置し、各種 セキュリティ対策や対応訓練を実施しています。また、静岡県 警察本部と共同対処協定書を締結するとともに、外部団体である 金融ISAC※2および日本シーサート協議会※3に加盟し、情報収集 活動や共同演習の実施により、実効性の向上に取り組んでいます。 ※1 Computer Security Incident Response Teamの略。 ※2 Information Sharing and Analysis Centerの略で、金融機関間でサイバーセキュリティ に関する情報を共有し、連携して対策にあたる枠組みとして設立された法人。 ※3 企業の組織内CSIRTが多数加盟している、専門的な知見を有する団体。 「ISO27001」の認証取得 静岡銀行のコンピューターシステムの開発・運用・保守・管理 などを主な事業とする静銀コンピューターサービス株式会社 では、情報保護に対する意識、社会的責任が高まるなか、平成 20年3月、「ISO27001」 の認証を取得しました。 「ISO27001」 とは、改ざん、紛失、漏えい、盗難等のリスクから情報を保護する 「情報セキュリティマネジメントシステム」に関する国際規格です。 17 健全な財務状況 公共性の高い金融機関として。 「健全経営」を基本に、高い信頼性を維持しています。 ■ 充実した自己資本 バ ー ゼ ル銀行監督委員会が定めた算式に基づく自己 資本比率(BIS国際統一基準による自己資本比率)は、銀行 経営の健全性や信用度を表す重要な指標とされ、静岡 銀行のように海外に営業拠点を有する銀行は8%以上を 確保することが求められています。 平成19年3月末から導入されたバー ゼルⅡでは、自己 資本比率の算出方法を、リスクの状況や管理手法に応じて 銀行自身が選択することになりました。 さらに、平成25年3月末からは、自己資本の質と量の向上 を求める新たな自己資本比率規制であるバ ー ゼ ルⅢを 適用しています。 静岡銀行では、業務や取引の多様化に対応したリスク 採用手法 信用リスク 事業法人等のデフォルト時損失率について は監督当局の設定値を使用し、それ以外の 基礎的内部格付 パラメータ(デフォルト率等) については自行 手法 ※1 の実績データを基にした銀行独自の推計値 を使用して信用リスク・アセット額を算出 マーケット・リスク 標準的方式 金 融 庁 の 告 示 で あらかじめ 定 められた 計算方式 管理の高度化に取り組み、より高度な算出方法の採用を オペレーショナル・リスク 目指して行内体制の整備を進めています。 粗利益配分 BIS自己資本比率 平成28年3月末時点のバ ー ゼ ルⅢ基準における自己 資本比率(連結ベース)は15.09%、普通株式等TierⅠ比率 は14.79%と、海外に営業拠点を有する銀行の基準と される8%を十分にクリアしています。 BIS自己資本比率 17.41 17 16 15.51 ※2 ※1 基礎的内部格付手法においては、事業法人等向けの与信は個社別に行内の債務者格付を 付与して信用リスク・アセット額を算出し、小口貸出先や住宅ローンなどはリスク特性に 応じてプール区分を行い信用リスク・アセット額を算出します。 ※2 粗利益配分手法では、オペレーショナル・リスク相当額の適切な算出に加え、オペレーショナル・ リスクを特定、評価、把握、管理、削減するための体制整備など、適切なオペレーショナル・ リスク管理体制の整備が求められます。 ■■ B I S自己資本比率の推移(連結ベース) (%) 18 手法 銀行グループの業務を8つに区分し、それぞれ の 粗 利 益に監 督 当 局 が 設 定した掛目を 乗じた合算値からオペレーショナル・リスク 相当額を算出 普通株式等TierⅠ比率 16.80 16.45 15.38 15 15.09 15.16 14 14.79 13 12 11 10 25年3月末 26年3月末 27年3月末 28年3月末 18 健全な財務状況 ■ 高水準の格付 静岡銀行は、海外2社、国内1社の格付機関から格付を取得しています。 現在は、ムーディーズ社による長期格付および短期格付が「A1」 「 P−1」 、スタンダード&プアーズ社による長期格付 および短期格付が「A+」 「A−1」 と、それぞれ邦銀のなかでトップ水準を維持しています。 ■■ 静岡銀行の格付取得状況 (平成28年7月1日現在) 長期格付 短期格付 ムーディーズ A1 P−1※ スタンダード&プアーズ A+ A−1 格付投資情報センター AA ー ※格付の高い順にP-1、P-2、P-3、NPの4種類あり。NPは 「投機的」 とされています。 ? 格付とは? 格付とは、 「企業などが発行する債券の元本と利息が、 あらかじめ定められた条件どおりに支払われる確実性 」を アルファベットや数字などで示した国際的な指標です。 【 格付の種類 】 銀行の場合、預金の元本と利息が確実に支払われるか どうかを表しており、銀行の信用度や安全性を示す指標 として利用されています。 長期格付 発行から最終期限までが1年を超える預金・債券などを対象とする格付です 短期格付 発行から最終期限までが1年以内の預金・債券などを対象とする格付です ムーディーズ社の長期格付(同社ホームページより) 静岡銀行 A1 ■■■■■■■■■■■■■■■ A2 ■■■■■■■■ A3 ■■■■ Baa1 ■■ Baa2 ‒ Baa3 ■ ■ 地方銀行 ■ 地方銀行以外(大手銀行、信託銀行、協同組織金融機関など) ※政策金融機関・海外現地法人に対する格付を除く。 19 (平成28年7月1日現在) ■ ■■ リスク管理債権 健全な資産内容 (億円) 平成26年3月末 平成27年3月末 平成28年3月末 貸出取引先に対する経営改善支援などにより不良債権 リスク管理債権残高 の新規発生を抑制したほか、事業再生や不良債権のオフ リスク管理債権比率 バランス化に取り組んだ結果、平成28年3月末のリスク管理 ネットリスク管理債権比率 債権残高は1,177億円、総貸出金残高に占める割合は 1. 53%となりました。 また、部分直接償却(※)を実施した場合の償却額、信用保証 協会の保証付貸出金、および担保や貸倒引当金等により 保全されている金額を控除した場合のネットリスク管理 債権残高は147億円、総貸出金残高に占める比率は0.19% となりました。 与信関係費用については、引き続き低水準を維持しており、 与信関係費用比率は0.03%となりました。 ※部分直接償却とは、破綻先および実質破綻先に対する債権額から、担保・保証などによる回収 が可能と認められる額を控除した残額を、貸倒償却として債権額から直接減額する会計上の 処理をいいます。静岡銀行では、部分直接償却は実施していません。 ※1 ※2 1,655 1,373 1,177 2.28% 1.85% 1.53% 0.26% 0.20% 0.19% ※1 リスク管理債権比率 = リスク管理債権残高 ÷ 総貸出金残高 ※2 ネットリスク管理債権比率 =(リスク管理債権残高 − 部分直接償却額 − 信用保証協会 保証付貸出金 − 担保・引当金等)÷ 総貸出金残高 ■■ 与信関係費用 (億円) 平成25年度 平成26年度 平成27年度 不良債権処理額 ① ※3 一般貸倒引当金繰入額 10 5 40 [ 41] − [ 41] − うち個別貸倒引当金繰入額 ※4 ② [△46] − [△42] − 36 △16 貸倒引当金戻入益 ③ 5 1 − 償却債権取立益 ④ 0 0 0 5 4 与信関係費用( ① + ② − ③ − ④) 24 0.007% 0.006% 与信関係費用比率 ※5 0.03% ※3 不良債権処理額=個別貸倒引当金繰入額+貸出金償却+その他債権売却損等 ※4 平成25年度および平成26年度は、一般貸倒引当金繰入額と個別貸倒引当金繰入額の合計額 が取崩超過となりましたので、取崩超過額を貸倒引当金戻入益に計上しています。なお、 [ ] 内はネッティング前の金額です。 ※5 与信関係費用比率=与信関係費用÷総貸出金平均残高 ■■ リスク管理債権の内訳 破綻先債権額 38億円 ■■ ネットリスク管理債権 (平成28年3月31日現在) (平成28年3月31日現在) リスク管理債権 1,177 億円 1,177 億円 部分直接償却額 ▲65億円 信用保証協会保証付貸出金 延滞債権額 (破綻懸念先・実質破綻先) ▲613億円 998億円 担保・引当金等 ▲352億円 3カ月以上延滞・貸出条件緩和債権額 (要管理先) ネットリスク管理債権 141億円 147億円 延滞あり [ 不稼働資産 ] 19% ※1 担保不動産の早期処分や債権売却などにより オフバランス化を推進 延滞なし [ 稼働資産 ] 81% ※1 19 % 81% 資産の健全性の維持 グループ会社などとの連携により 企業再生や事業再生を推進 地域経済の活性化 ※1 破綻先債権を除くリスク管理債権に占める比率 貸倒引当金は、 「破綻先」 および 「実質破綻先」 については、債権額から担保などによる回収可能見込額を控除した全額を、 「破綻懸念先」については、債権額から担保などによる回収可能見込額を控除した金額に対し、過去の貸倒実績率に基づく予想 損失率を乗じて算出した金額を計上しています。 「要注意先のうち要管理先」についても、予想損失率に基づく貸倒引当金を 計上し、適切な不良債権処理を実施しています。 また、要注意先等で与信額が一定金額以上の大口取引先のうち、一部の債権についてDCF法(※2)を導入し、予防的に 引当金を計上することで、与信関係費用を適切な水準にコントロールしています。 ※2 DCF法:キャッシュフロー見積法。債権の元本の回収と利息の受け取りに係るキャッシュフローを現在価値に割り引いたものと、当該債権の帳簿価額との差額を貸倒引当金として計上するものです。 20 C S R レポート CSR(Corporate Social Responsibility)は一般的に「企業の社会的 責任」と訳され、企業が事業活動を通じて、経済・社会・環境など幅広い 側面に配慮したバランスよい経営に取り組み、 “ 企業を取り巻くすべての ステークホルダー(利害関係者)の満足”と“企業に対する信頼”を向上 させることで、企業自体の持続可能性(サスティナビリティ)を高める 取り組みを指します。 静岡銀行グループは、基本理念「地域とともに夢と豊かさを広げます。」の もと、地域で生まれ育った金融 グルー プとして、地域との共存共栄を 目指すとともに、地域の皆さまが抱く願いやビジョンを実現するための お手伝いに取り組んでいます。 この基本理念を実践し、具現化していくことを静岡銀行グループのCSR ととらえ、強固な財務体質を活かし、将来にわたる地域の発展、成長の実現 に取り組むことで、第12次中期経営計画の基本戦略である「『しずぎん ブランド』の一層の価値向上」 を目指します。 基本理念 「地域とともに夢と豊かさを広げます。」 企業活動 地域からの 評価・信頼度 の向上 お客さま 満足度 (CS) の 向上 株主・市場 からの 評価の向上 従業員 満足度 (ES) の 向上 地域の リーディングバンク としての役割発揮 好感度 地域No.1店舗の 実現 適切な情報開示や 資本政策の 実施による 企業価値の向上 ワークライフ バランス施策の充実 とモチベーションの 向上 コンプライアンス ステークホルダー C orporate S ocial R esponsibility R eport 地域社会 お客さま 株主 従業員 シナジー効果の発揮 非財務的価値 (ブランド価値) 「しずぎんブランド」 の価値向上 持続的成長 財務的価値 収益拡大 株式時価総額拡大 など 地域社会および静岡銀行グループの将来にわたる発展・成長 21 経済面、社会面、環境面からの取り組み 静岡銀行グループのもつ金融機能を最大限に活用し、経済面における取り組みにとどまることなく、環境問題や少子高齢化 といった社会的な課題の解決に対しても、地域のリーディングバンクとしての役割を果たします。 経済面 地域密着型金融の推進 ∼ライフステージに応じたソリューションの提供 ∼地域経済の活性化に向けた取り組み ● 安定した資金供給の継続 ● 事業承継支援・次世代経営者塾Shizuginship ● お客さまのライフプランニングをサポート 経 済 面 ● P.23∼ リーディングバンク としての役割発揮 ● お客さま満足への取り組み ● 地域貢献活動 ● 従業員満足への取り組み ● 株主満足・市場評価向上への取り組み 社 会 面 社会面 地域の P.45∼ ● 環境負荷低減への取り組み ● お客さまの環境問題に対する取り組みのサポート ● 従業員の環境問題に対する意識向上 CSR推進に向けた施策は、本部各部、グルー プ会社の 毎年度の業務計画に織り込んでいます。 また、CSR事務局(経営企画部企画グループ)が進捗 状況をモニタリングして、定期的に経営に報告する体制とし、 PDCAサイクルを実践しています。 シンボル・マーク ? P.61∼ PDCAサイクルとは? Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善) を継続的 に繰り返し、改善を計画に反映させていくことで、計画の実効性や 質を高めようとするものです。 オリジナルキャラクター 星犬の「ハピとラキ」 ハピ ラキ ⓒ小泉 ふたつの波をモチーフにしたシンボル・マークは、静岡銀行とお客さま の出会いや地域社会との交流、そして経済活動と文化活動の融合など、 さまざまなコミュニケーションの誕生を象徴しています。そして、この コミュニケーションの渦の中から、 「未来に向けて、新しい夢や地域の豊かさ を創り出していきたい」 という願いを表現しています。 環 境 面 環境面 宏/KADOKAWA ハピとラキを地球に呼んだのは、マンガ家・作家の小泉 宏さん 小泉 宏 氏:静岡県出身。代表作「ブッタとシッタカブッタ」はシリーズ 200万部を超えるベストセラー。 第 45回文藝春秋漫画賞、第 6回文化庁メディア芸術祭優秀賞、 平成17年度静岡県文化奨励賞ほか受賞。 22 地域密着型金融の推進 地域との共生のもと 持続的な成長を目指して。 ■ 地域密着型金融とは? 地域密着型金融とは、 「 金融機関が顧客との間で親密な関係を長く 維持することにより顧客に関する情報を蓄積し、この情報をもとに貸出 などの金融サービスの提供を行うことで展開するビジネスモデル 」と 定義されています。 基本方針 静岡銀行 グルー プでは、地域密着型金融の推進における基本的な 方針を、 「基本理念 “地域とともに夢と豊かさを広げます。” の実践を通じて、 各期の業務計画を通じて、 「 基本理念 」を着実に実践していくことで、 地域密着型金融の推進に取り組んでいます。 また、地域、お客さまとのリレーションの一層の向上や、さまざまな ニーズに応じた付加価値の高いサービスの提供を通じて、互恵・共生の 関係を構築することで、持続的な成長の実現を目指しています。 ■■ 静岡銀行グループと地域のお客さま 預金等※ 貸出金 7兆6,637億円 9兆1,856億円 (うち静岡県内) (うち静岡県内) 4兆8,062億円 7兆6,585億円 お客さま 静岡銀行 ※預金等には、 譲渡性預金を 含みます。 個人預り資産 1兆17億円 お客さま 銀行には、お客さまの大切な資産をお預りし、 資金や金融サービスを企業や個人のお客さまに提供することで、 社会・経済の健全な発展を支える役割があります。 静岡銀行グループでは、株主の皆さまからご出資いただいた資金、 お客さまからお預りした資金をもとに、 静岡県を中心としたお客さまへのご融資を通じて、 地域経済の持続的発展に努めています。 地域との共生による持続的成長を実現する。」と定め、中期経営計画や (公社債、投資信託、 個人年金保険※) (うち静岡県内) 9,299億円 ※個人年金保険は 積立時価残高 グループ 会社 純資産の部 8,821億円 (うち株主資本) 7,185億円 株主の皆さま 有価証券 2兆2,040億円 (平成28年3月末現在) 23 ■■ 地域密着型金融の全体図 基本的な 方針 基本理念「地域とともに夢と豊かさを広げます。」の実践を通じて、地域との共生による持続的成長を実現する。 ライフステージの見極め お客さまの悩み・ 経営課題の把握 具体的な 取り組み 創業期 経 済 面 取引先に対するコンサルティング機能の発揮 ライフステージに応じた最適なソリューションの提供 成長期 成熟期 第2の成長期 (衰退期) 創業支援 ビジネスマッチング 多様な資金調達手段の提供 海外進出支援 経営改善・事業再生支援 事業承継支援 円滑な清算 地域経済の活性化に向けた取り組み 「地方創生」 への積極的な取り組み 地域の面的再生への参画 経営計画に明確に位置づけ推進 推進 情報発信 静岡銀行 専門的な金融手法やノウハウを持つ人材の育成 連携 グループ会社 外部機関 地域や利用者に対する積極的な情報発信 T O P I C S 「しずぎん本部タワー」がグランドオープン 金融新時代にふさわしい生産性と創造性を備えた新たな本部棟 「しずぎん本部タワー」が平成28年3月1日にグランドオープン を迎えました。 この「しずぎん本部タワー」は、最新のIT、防災、環境配慮型 設備などを備え、新しいワークスタイルを通じた生産性向上など により、地域経済のサ ポ ート体制の一層の強化を図ります。 さらに、 「非常事態対策室」を設置しており、地域の防災拠点として の役割を担います。 上空通路 平成31年に完成予定のJR 草薙駅北口 ロー タリーと 国道を結ぶ通路は、安全面 と利便性に配慮し、地域の 皆さまにもご利用いただいて います。 しずぎんの森 国道 1号線に面した旧本部棟跡地に、 鎮守の森をイメージして、地域に自生する、 シイ、カシなどの常緑樹や、ナラ、クヌギ といった落葉樹など、29種類、400本 以上の高木を植樹し、周辺の景色との 調和を図りました。 24 地域密着型金融の推進 ■ 平成27年度における地域密着型金融の取り組み実績 平成27年度は、第12次中期経営計画の基本戦略の1つ 「地域密着型金融のさらなる深化」 を通じて、 「ビジネスマッチング」 「次世代経営者塾Shizuginshipの運営」 および 「経営改善・事業再生支援」 をはじめ、 「取引先の海外進出支援」 「事業承継支援」 「創業・新事業支援」 に積極的に取り組みました。 主な実績は以下の通りですが、特に、厳しい経営環境に直面するお客さまをサポートする経営改善・事業再生支援や、 地域活性化への取り組みなどで、大きな成果をあげることができました。 ■■ 顧客企業に対するコンサルティング機能の発揮 重点事項 25 平成27年度の取り組み実績 (1)創業・新事業支援 • 商工会議所、商工会などと連携し、公的支援制度の申請支援(経営革新計画承認76件、ものづくり補助金平成 26年度2次採択107件、27年度1次採択101件)など、お客さまの新事業計画の策定支援に取り組みました。 • 創業5年未満の先に対する、創業・新事業案件の支援推進(相談件数1,440件) により、資金調達を支援しました (融資実績501件/9,043百万円) 。 (2)経営課題解決 •「しずぎん成長分野応援プロジェクト」 や外部専門機関との連携などの取り組みを通じ、4,956件の経営課題を発掘し、 うち平成27年度中に2,095件が解決に至りました。 • 静岡銀行グループと株式会社地域経済活性化支援機構が中心となり立ち上げた、しずおか観光活性化ファンド について、第1号となる投資先を決定しました。 (3)経営改善 • 営業店の行員が、お客さまの経営改善計画の策定を支援する「ターンアラウンド運動」を継続するとともに、研修 等を通して行員の経営相談スキルの向上に取り組みました。 • 経営改善支援取り組み先(従来は営業店のみで対応していた先)について本部の関与先を拡大するとともに、 株式会社地域経済活性化支援機構、中小企業再生支援協議会、中小企業診断士協会等の外部機関との連携を 強化し、お客さまの経営状況に応じてきめ細かく対応しました。 • 経営改善に取り組んでいるお客さまに対して、事業継続のために必要な資金に応需する融資制度を活用し、平成 27年度は187件/57億円(平成25年度の取り組み開始以降累計で505件/152億円)の融資を実行しました。 (4)事業再生および 円滑な事業清算支援 • 本部による事業再生等集中対応先として58先を選定し、事業譲渡や再生ファンドならびに株式会社地域経済活性化 支援機構や外部コンサルティング会社の活用など、個別の案件毎に最適なスキームを構築し、再生支援を行いました。 うち11先について事業再生支援の対応を完了しました。 • 金融円滑化法の出口戦略の一環として、事業再生の困難なお客さまが転業や事業清算を行うための相談・支援業務 にも取り組み、平成24年4月の取り組み開始以降、転業8先・廃業16先の支援を完了しました。 (5)事業承継支援 • お取引先企業の経営者が高齢化する中、地域経済の発展、雇用の維持の観点から、静岡銀行グループが税理士 法人や弁護士事務所などと連携し、お取引先企業の円滑な事業承継・M&Aを積極的に支援しました。 • 事業承継は769件の相談を受け付け、55件のコンサルティング契約の締結、M&Aは219件の相談を受け付け、 24件の成約に至りました。 (6)不動産担保・個人保証に 過度に依存しない融資の 徹底 • お客さまの技術力、成長性、事業の将来性などを重視した融資・審査方針を継続しました。 • 経営者保証の受入や既存の保証契約の見直し、保証債務の整理などにあたっては、 「経営者保証に関するガイドライン」 に基づいた適切な対応に努めました。 • 信用保証協会の 「経営安定関連保証」 や 「経営力強化保証」 、静岡県信用保証協会と連携した 「地域企業支援協調保証」 などを活用し、お客さまの資金調達の支援に積極的に取り組みました。 (7)多様な資金調達手段の 提供 • 地元企業に対するイグジットファイナンスの一環として、静岡銀行がアレンジャーとなり、参加金融機関をとりまとめ、 シンジケートローンを組成しました。 • 顧客ニーズに沿ったBCP対応型の震災リスク対応型コミットメントラインを組成しました。 • 電子記録債権 (でんさい) プール流動化の取り扱いを開始し、地元企業の資金調達手段の多様化ニーズに応えました。 • 民間資金を活用した地元の PFI事業について、静岡銀行が融資を実行し、地元の公共事業に貢献しました。 • 環境格付私募債「ECOBON(エコボン) 」5億円の引受を行い、環境保全に積極的に取り組む地元企業の資金調達 をサポートしました。 • 成長分野応援私募債「GROWBON(グロウボン) 」9件/16.5億円の引受を行い、成長分野に積極的に取り組む 地元企業の資金調達をサポートしました。 (8)目利き機能の向上 • 法人営業・審査に関する講習会、 行外派遣・行内トレーニー、 中小企業診断士等の資格取得支援などにより、 行員の目利き能力向上を図りました。 ■■ 地域の面的再生への積極的な参画 重点事項 平成27年度の取り組み実績 地域経済の活性化につながる 「面」の再生 経 済 面 • 温泉街などの観光地の活性化案件において、対象地区の活性化に取り組む旅館組合と連携して、地場産品の地産 地消ビジネスを支援しました。 • 商店街などの市街地活性化では、静岡市および浜松市において取り組みを継続しました。静岡市街地活性化では、静岡 銀行を含む5地域金融機関や行政・商店街などとの連携により、起業を支援する連続講座の開催、県宅建業協会との 連携による静岡市ホームページを活用したテナントマッチングの仕組み構築など、地域経済活性化に取り組んでいます。 • 次世代経営者塾Shizuginshipでは、地域の次世代を担う若手経営者・後継者の皆さまに対し、セミナー11回、 ゼミナール36回などのイベント開催を通じて、 「 研鑽と交流」の場と質の高い情報提供を行っています。会員の 皆さまが塾の活動以外でも交流するなど、この塾が地域経済の活性化につながる新たな人脈形成の場となって います。 (平成28年3月末会員数:816社/1,219名、セミナー等参加人数:のべ1,649名) ■■ 地域や利用者に対する積極的な情報発信と経営計画へのフィードバック 重点事項 平成27年度の取り組み実績 (1) 地域のコーディネーターとしての ネットワークや情報を活用した 金融サービス機能の発揮 • 食品、自動車など産業別の商談会やお客さま同士の商談引き合わせなど、お客さまのさまざまなニーズに対応 したビジネスマッチングに取り組み、5,965件の商談が成約に至り、582億円の融資につなげました。 (2)事業性貸出に留まらない 地域の社会的課題に対応した 金融サービスの提供 • 全国初となる、8疾病を含むほぼすべての病気・ケガの保障や家族の交通事故時の入院保障に加え、 「上皮内ガン・ 皮膚ガン」および「ガン先進医療」までを保障対象としたほか、奥さまが女性特有のガンと診断された場合に一時金 が支払われるなど保障が充実した団体信用生命保険付き住宅ローン 「しずぎん全疾病保障奥さまワイド」 の取り扱い を開始しました。 • 定年延長による雇用期間長期化等、お客さまのライフサイクルの変化に合わせた余裕を持った返済を実現する ため、一定条件を満たした場合、住宅ローンの融資期間を最長50年とする取り扱いを開始しました。 • 多様化するお客さまのニーズに対応するため、平成27年4月より個人部に 「ダイレクトローン担当」 を設置。インターネット やFAXなどを活用し、住宅ローンの申込みから審査回答までを非対面で行う体制を強化しました。 • 地方公共団体のすすめる地方創生に向けた取り組みをサポートするため、地域における高齢化の進展および人口 減少などへの対策として、 「空き家解体ローン」 「静岡県 移住・定住応援住宅ローン」 の取り扱いを開始しました。 • シニア層のお客さまの資産運用ニーズにお応えするため、年金受給や退職金受け取りに対応した定期預金や、 ATM利用による振り込め詐欺などの被害発生を減らすため、70歳以上のお客さまを対象に、受付・支払を店頭 窓口に限定した定期預金「窓口限定定期」 を継続して販売しました。 • 平成27年4月より、個人事業主を対象とした専用のローン商品として 「しずぎんビジネスクイックローン」 証書タイプ、 同年10月より同ローンのカードタイプの取り扱いを開始しました。本商品は多様なチャネルからお申し込みが (3)利用者ニーズの把握と 可能であるほか、担保・保証人不要、静岡銀行との取引がなくても利用可能とするなど、お客さまの資金ニーズに 経営戦略へのフィードバック、 迅速に対応できる利便性の高い商品となっています。 • 平成27年7月には、個人向けカードローン 「セレカ」 の商品内容を改定し、最短30分の審査回答と最短即日振込融資、 利用者評価の業務への反映 またお申し込みからお借り入れまでの手続きをインターネット完結とすることで、日本全国からの申込受付を可能と しました。 ■ 地域密着型金融の推進に関する主要計数 ■■ ライフステージ等に応じたソリューションの提供 主要計数 (1)経営改善支援取り組み率 =経営改善支援取り組み先数/期初債務者数 平成27年度の実績 3.5% (参考) 平成26年度の実績 4.9% 443先 666先 12,672先 13,695先 84.9% 84.2% 再生計画策定先数 376先 561先 経営改善支援取り組み先数 443先 666先 12.9% 8.1% 57先 54先 443先 666先 501件/9,043百万円 249件/3,318百万円 経営改善支援取り組み先数 期初債務者数 (2)再生計画策定率 =再生計画策定先数/経営改善支援取り組み先数 (3)ランクアップ率 =ランクアップ先数/経営改善支援取り組み先数 ランクアップ先数 経営改善支援取り組み先数 (4)創業・新事業支援融資実績 = 「創業に関する融資」の実行件数・実行額 (注)経営改善支援取り組み先数、 期初債務者数、 再生計画 策定先数、ランクアップ先数 は、正常先を除く 【計数の定義】 ●経営改善支援取り組み先(*) 営業店による経営改善支援取り組み先(a)+本部による事業再生等集中対応先(b)+中小企業再生支援協議会の再生計画策定先 (メイン取引行として対応した先のみ) ●再生計画策定先数(*) ●ランクアップ先 aのうち経営改善計画策定先+bのうち再生計画策定先+中小企業再生支援協議会の再生計画策定先 (メイン取引行として対応した先のみ) (*)重複は除く 経営改善支援取り組み先のうち、平成28年3月末の債務者区分が平成27年3月末と比較して上昇した先 26 地域密着型金融の推進 地方創生に向けた取り組み 地方公共団体との連携協定の締結 県内市町および美しい伊豆創造センターとの間で地方創生の 実現に向けた連携協定を締結し、地方創生に係る協働の取り組み を進めています。 平成28年7月末までに、県内35市町のうち33市町※との間で 地方創生に係る連携協定を締結しています。 ※「美しい伊豆創造センター」の会員市町を含む。 平成27年7月 静岡市と連携協定を締結 地方創生全体会議の開催 あいさつ運動の展開 「世界一美しい伊豆半島プロジェクト あいさつ運動」 開催日 平成27年9月25日 講 師 日本創成会議 座長 増田寛也 氏 牧之原市長 西原茂樹 氏 参加者 静岡県内すべての地方公共団体の 地方創生担当者など (総勢約470名) 静岡銀行本部と国内171店舗をテレビ会議システムで あいさつ運動を 「美しい伊豆創造センター」の目的である “伊豆をひとつに”の起爆剤としています。 平成27年4月に設立された 「美しい伊豆創造センター」 と協働し、伊豆へ観光で訪れるお客さまへの “あいさつ” を通じて“おもてなし”の気持ちを浸透させる運動を 平成28年3月までに合計21回実施しました。 つなぎ、講師や参加者は最寄りの静岡銀行店舗から 参加しました。県内すべての地方公共団体の地方創生 担当者が参加する会議を銀行が主催した全国で初めて のケースです。 インバウンド対策セミナーの開催 中国出身の女性行員が講師を務め、商業・観光関連事業者等を対象に、 中国人観光客誘致のための「インバウンド対策セミナー」を県内各地で 開催しました。 平成27年10月:浜松市西区(舘山寺)、11月:熱海市、伊東市 平成28年 1月:西伊豆町、2月:浜松市天竜区、藤枝市 平成28年1月には掛川市と共催で「地方創生インバウンドビジネス セミナー」を開催しました。 27 講師を務めた中国出身の行員は、静岡県内にキャンパスのある 大学に通う外国人留学生を対象とした採用制度の第1期生 です。 ■ 「経営者保証に関するガイドライン」への取り組み状況 経営者保証に依存しない融資の一層の促進を図るため、既存の保証契約や経営者保証の見直し、保証債務の整理などに あたっては 「経営者保証に関するガイドライン」 に基づいた適切な対応に努めています。 主要計数 平成27年度実績 ①新規に無保証で融資した件数 1件 ③保証契約を変更した件数 430件 ④保証契約を解除した件数 211件 ⑤ガイドラインに基づく保証債務整理の成立件数 一般社団法人全国銀行協会と日本商工会議所が共同で設置 した「経営者保証に関するガイドライン研究会」の検討の成果として まとめられたもので、中小企業・小規模事業者等の経営者による 1件 個人保証について、保証契約を締結する際や、金融機関等の債権者 が保証履行を求める際における、中小企業・小規模事業者等、保証人、 [参考] 新規融資件数 (A) 金融機関等の自主的なルールを定めたものです。 40,842件 新規融資に占める経営者保証に依存しない融資の割合 (①/A) 「経営者保証に関するガイドライン」 とは? 経 済 面 ? 3,627件 ②経営者保証の代替的融資手法としてABLを活用した件数 8.9% ■ 「事業性評価」への取り組み状況 地域経済や産業の見通しを踏まえたお客さまの成長可能性や事業の将来性を適切に評価し、 「 事業性評価」を重視した 融資や提案を通じて「お客さま」 や「地域」の発展を支え、地域密着型金融の深化を図ります。 取り組み方針 課題解決と成長性を重視した融資の取り組み お客さまの財務内容のみならず、外部環境やビジネスモデルをよく理解し、経営課題を共有することで、その解決と お客さまの成長に向けた融資に積極的に取り組みます。 コンサルティング機能の発揮に基づく経営支援 生産性向上・体質強化の支援を一層強化するとともに、事業再生が困難なお客さまへの相談と支援に取り組みます。 「地域企業応援パッケージ」に基づく支援 地方創生戦略「地域企業応援パッケージ」 を通じて、様々なライフステージにあるお客さまの課題解決に取り組みます。 主な取り組み実績(平成27年度) ■■ 融資に係る実績 主な取り組み内容 ■■ 投資に係る実績 実績 取り組みのポイント 主な取り組み内容 事業性評価用 コベナンツ付き融資 235件/ 276億円 将来性やキャッシュフローを重視した融資により、 お客さまの事業計画の達成を支援します。 しずおか創生・ 地域企業応援ローン 28件/ 99億円 地域資源の活用や雇用拡大に向けた融資により、 地域活性化に積極的に取り組みます。 ABL 15件/ 53億円 在庫や動産の価値に着目した融資により、お客さまの 商流把握を通じた本業支援に取り組みます。 しずおか観光活性化 ファンド(※) 実績 取り組みのポイント 1件/ 80百万円 静岡県を中心とする地域で観光 産 業 の 振 興に資する中 小 ・ 中 堅 企業等の事業者を投資対象とし、 ビジネスのサポートを行っています。 ※株式会社地域経済活性化支援機構 (REVIC) 等と協働して設立したファンド。 ■■ 推進体制 地方創生部 ■ビジネスマッチング ■地域密着型金融の統括 企業サポート部 法人部 ■地域経済・産業の現状および課題認識・分析 ■改善計画策定および資金繰り改善支援 ■転業・事業清算支援 ■事業承継 ■多様な資金調達手段の提供 行内体制 静岡銀行グループ会社・外部機関 (専門家) 審査部 ■お客さまの課題解決と成長に資する融資 の審査 ■ 「経営者保証に関するガイドライン」 の適切 な運用 •専門的知見に基づくアドバイス •課題解決策の立案・実行支援 営業店 お客さま •経営課題の共有 (融資・コンサルティング) の提案 •課題解決策 本 部 28 法人のお客さまへ 地域経済を支える パートナーとして。 ■ 地域の企業に対する円滑な事業資金の供給 静岡銀行では、不動産担保や個人保証に過度に依存することなく、 地域の企業に対する安定的な事業資金の供給に取り組んでいます。 企業の経営革新の支援を通じた信用保証協会保証の活用や、成長 分野への適切なソリューション提供を通じた新たな資金需要の創出等、 企業の実態を踏まえた適切な融資を推進することにより、より多くの 企業への事業資金の供給に努めています。 静岡銀行グループは、お客さまの良き相談相手となり、 お客さまとの関係をより深く、より濃いものにしていきたいと 考えています。 29 ■■ 総貸出金(平残)のうち 静岡県内向け貸出金の割合 62.8% ■■ 中小企業向け貸出金(平残)のうち 静岡県内向け貸出金の割合 71.8% ■■ 中小企業者向け融資商品 しずぎんビジネス クイックローン (証書・カードタイプ) 個人事業主のお客さまを対象に、無担保かつ無保証人とし、 証書またはカードタイプで各最大500万円までの資金ニーズ に迅速に対応する融資商品です。 しずぎんビジネスカード ローンOC (オーシー) 中小企業者のお客さまを対象に、無担保かつ経営者以外 の第三者保証人を不要とし、最大500万円までご融資する カードローンです。 しずおか創生・ 地域企業応援ローン 地方創生に向けた取り組みを積極的にサポートすることを 目的に、担保や保証に過度に依存せず、事業性や成長可能性 を重視する融資商品です。 地域の魅力ある資源を活用した事業、新たな事業の展開 により安定した雇用を創出する取り組みなど、地域経済の 活性化につながる事業を資金面からサポートします。 エコサポート・ ビジネスローン 環境負荷低減に資する事業活動を積極的に行うお客さまや、 静岡銀行所定の環境格付を取得したお客さまの資金調達を 支援する融資商品です。 しずぎん キャピタルローン 事業承継や相続対策のために必要な資金に対応した、最大 2億円までご融資可能な商品です。 ■ さまざまな経営課題の解決に向けた取り組み 取組方針 態勢整備の状況 静岡銀行では、グルー プ会社および外部提携機関との に応じた資金供給を通じて、地域経済の活性化とお客さま 幅広いネットワークを活用し、中小企業等のお客さまへの の中長期的な成長をサポートしています。 経営支援・経営課題の解決に取り組んでいます。 経 済 面 課題解決型の高付加価値サービスの提供や成長ステージ 特に成 長 分 野に関しては、 「 しず ぎ ん 成 長 分 野 応 援 プロジェクト」 を通じて、地域企業の新たな分野への挑戦や、 経営革新、事業の再構築などを積極的に支援しています。 お客さまの経営課題 静岡銀行グループ ■ 静岡銀行グループの 総合金融機能を発揮した 適切なソリューションの提供 ■ 販路開拓支援 ■ 成長分野への事業展開支援 ■ イノベーション促進支援 ■ 創業・新事業支援 行政・外部機関の活用 〔創業期~成長期〕 ● 創業支援 ● 資金調達の安定化、 多様化 ● 事務の効率化 など 〔成長期~成熟期〕 ● 販路拡大 ● 新事業展開 ● 海外進出 など ■ 政府による 成長戦略に関する 各種施策の活用 ■ 行政機関との連携による 〔成熟期~第2の成長期〕 ● 経営改善、 事業再生 ● 事業承継 など 企業誘致の促進 ■ 公的支援制度の活用 ■ 補助金制度の活用 ■ 事業承継支援 ■ 海外進出支援 ■ 外部機関の持つ 高度なスキルの活用 課題の解決 成長の実現 成長分野への取り組み (※) 静岡銀行グループでは、成長分野の中でも、とりわけ「医療・介護」 「環境」 「農業」 「海外進出支援」 「事業承継支援」 の5つ の分野に積極的に取り組んでいます。 医療・介護分野 医療・介護分野の専門担当者を本部、地区カンパニーに配置し、医療機関向け セミナーの開催による情報提供や医療・介護施設の開業支援、開業用地等に関する マッチング支援、事業承継支援などの取り組みを行っています。 環境分野 環境経営への関心の高まりに対応し、環境格付融資・私募債などを通じた資金提供や、 ISO14001などの取得支援などにより、お客さまの環境問題への対応を支援しています。 また、新エネルギー事業や省エネルギー事業を積極的に支援しています。 ? しずぎん成長分野応援 プロジェクトとは? 静岡銀行では、 政府の成長戦略等で示されて いる成長分野に対する支援活動を強化するため、 本プロジェクトを実施しています。 お客さまの新たな成長分野への進出支援や、 海外進出支援など各種課題解決の提供、資金 面でのサポート、セミナー開催による情報提供 などを通じて、成長分野への事業展開を積極的 に支援しています。 農業分野 フードビジネス全般への支援として、 「しずぎん@gricom (アグリコム) 」 等の商談会開催や、 農商工連携、 6次産業化等の動きに対する支援に取り組み、お客さまの農業参入ニーズや 新たな事業展開ニーズをサポートしています。 ※ 「海外進出支援」 は35・36ページ、 「事業承継支援」 は37ページをご覧ください。 ▲地域ヘルスケア産業創出・推進セミナー 30 法人のお客さまへ ■ 金融ソリューション業務 お客さまの多様化するニーズにお応えするため、資金調達や資金決済などの、各種商品・サービスを提供しています。 種 類 商品・サービス シンジケートローン 複数の金融機関からなるシンジケート団が、同一契約書・同一条件でご融資する方法です。設備投資など多額な 資金を必要とされるお客さま向けに提供しています。 銀行保証付私募債 お客さまが発行する私募債を静岡銀行が保証し、資金調達方法の多様化ニーズにお応えしています。 環境保全に積極的に取り組むお客さまには、環境格付私募債「ECOBON(エコボン) ( 」62ページ) を、医療・介護や農業などの 成長分野に積極的に取り組むお客さまには、成長分野応援私募債 「GROWBON (グロウボン) 」 を提供しています。 資産流動化 お客さまが保有する売上債権などの金銭債権について、オフバランス化したい、あるいは資金調達に活用したいと いったニーズにお応えするため、SPC(特別目的会社)が金銭債権の買い取りを行います。 ABL (アセットベースド レンディング) ABLとは、お客さまの事業価値を構成する在庫(原材料、商品) や機械設備、売掛金等の資産を担保とする融資です。 お客さまは、在庫や売掛金等の資産を担保として提供し、銀行は、事業価値を見極めたうえで融資を行います。 資金調達 資金運用 内 容 お客さまのさまざまな資金運用ニーズにお応えするため、 「マルチコーラブル定期預金」 、 「しずぎん為替特約付円定期預金 」 、 「 円貨償還特約付外貨定期預金(外貨型プレミアムプラン) 」など、特約を付加することで一般の デリバティブ内包預金 (プレミアムプラン) 定期預金より高い利率を適用する商品を提供しています。 でんさい WEBサービス 手形制度に代わる資金決済手段で、電子記録債権(でんさい)を発生させることによりペーパーレスで資金決済を行うこと ができるサービスです。でんさいは手形の問題点を克服し、新たな機能を追加することにより利便性を向上させた新しい 金銭債権です。 お客さまがオフィスにいながら振込や各種支払手続を行うことができるEBサービスを提供しています。グループ会社の 静銀コンピューターサービス株式会社とともに、EBサービスに関するご相談や、お客さまのニーズに応じたEBサービス の導入サポート、導入後の照会対応などを行っています。 EB(エレクトロニック バンキング)サービス WEB-PCバンキング サービス 外為WEBサービス インターネットに接続できるお客さまのパソコンから、資金移動や取引明細照会が行えるほか、 税金・各種料金の払込み(ペイジー収納) 、総合振込・給与(賞与)振込・地方税納付・預金口座 振替のデータ送信などができるサービスです。 お客さまのパソコンからインターネットを経由して、外国向け送金や外国からの送金の受け取り、 輸入信用状の開設などができるサービスです。 (注)本サービスのご利用には、WEB-PCバンキングサービスのご契約が必要となります。 FAX振込受付サービス 資金決済 ファクシミリから手書きの振込依頼書をお客さまに専用センターへ送信していただき、同センター から返送される受信結果の内容を確認後、プッシュホンで振込を依頼していただくサービスです。 総合振込および静岡銀行本支店間の給与振込の取り扱いが可能です。 一括ファクタリング システム お客さま(手形振出側/支払企業) とお取引先(手形受取側/納入企業) 、静岡銀行の三者間で債権買取(ファクタリング) 契約を締結することで、お客さまの事務効率化にお応えするサービスです。お取引先は資金調達も可能となります。 CMS(キャッシュ マネージメントサービス) 企業グループ全体の資金を統括会社が一元管理することにより、資金効率を向上させるサービスです。 各種サービス 公共料金明細 サービス (地銀公振) 公共料金や税金などの預金口座振替の予定および結果明細を通知するサービスです。口座振替 により処理され、銀行へ納付書を持ち込む手間や伝票処理が不要となります。 社内経費支払い サービス データ伝送の機能を利用して、従業員口座への諸経費支払・従業員口座からの精算金回収を行う サービスです。これにより、社内のキャッシュレス化を図ることができます。 しずおかワイドネット サービス 静岡銀行本支店のみならず、ご集金先の全国の取引金融機関から、預金口座振替により代金・ (注)静銀経営コンサルティング株式会社が提供するサービスです。 会費などを回収するサービスです。 しずおかCVS代金 収納サービス お客さまの集金先にバーコード付払込取扱票を発行し、コンビニエンスストアの広範なネットワークを (注) 静銀経営コンサルティング株式会社が提供するサービスです。 活用して代金・会費などを回収するサービスです。 しずぎん入金照合 振込入金の依頼人ごとに振込専用口座を設けることで、振込依頼人の特定を容易にし、入金 サービス「マッチングナビ」 照合に要する事務負担を軽減するサービスです。 リスクヘッジ デリバティブ 31 資金集中配分サービス 静岡銀行がお客さまの本社・支社 (営業所) 間の残高管理、資金振替を自動的に行うサービスです。 集金収納サービス 集金業務を行うお客さまに、お客さまの普通預金または当座預金を「親口座」とし、入金専用 通帳を集金ご担当者の人数分発行するサービスです。集金ご担当者は、静岡銀行のATMや 窓口で、専用通帳により 「親口座」 に入金することができます。 多様化、複雑化するお客さまのリスクヘッジに関するニーズにオーダーメイドでお応えするため、金利スワップやクーポン スワップ、通貨オプションなどの各種デリバティブ商品を提供しています。 ■ ■ コンサルティング 創業・新事業支援 静岡銀行グループの総合金融機能を活用し、お客さまの 中小企業診断士などの資格を持つMC(マネジメント 経営課題の解決に向けた情報提供や相談業務を積極的に コンサルティング)推進担当を中心に、将来性ある企業の 行っています。 発掘・育成に取り組んでいます。静岡キャピタル株式会社 との共同出資ファンドや、開業・新事業支援に関する制度 ■コンサルティング契約受託件数 39 0 24 16 13 支援に取り組んでいます。 本部内には「創業支援デスク」を設置し、県内商工会議所 25年度 26年度 27年度 ※成約件数は、一つの案件について譲渡企業・譲受企業双方と契約がある場合、 2件とカウント ■■ 経営相談契約実績 静銀経営コンサルティング株式会社との連携 第4回「しずぎん起業家大賞」 第4回 「しずぎん起業家大賞」 を実施し、地域経済の新たな 事業に取り組む起業家を顕彰しました。 34 26 22 20 しています。 時代を切り拓くフロントランナーとして、革新的・創造的な (件) 40 平成27年度は、創業準備段階から創業5年未満の「起業家 部門」 、創業5年以上の「企業革新部門」の2部門について、 13 それぞれ技術分野、サービス分野に分けてビジネスプラン 10 0 などの公的機関との産学官連携により、ベンチャービジネス をはじめとする地域の創業支援機関と連携して創業を支援 24年度 30 相談など、情報・技術の面からもお客さまを支援しています。 また、静岡県内外の大学・高専や静岡県産業振興財団 26 20 10 39 31 28 融資、静岡銀行独自の融資制度などを通じた資金ニーズ への対応のほか、顧問中小企業診断士との帯同訪問による 成約件数 (件) 40 30 静銀経営コンサルティング株式会社との連携 経 済 面 ■■ M&Aコンサルティング実績 を募集しました。地方創生の観点から、地域資源活用や雇用 24年度 25年度 26年度 27年度 〈例〉経営相談のテーマ 契約企業の 「経営計画の策定」 支援など 創造についての評価を審査項目に加え、応募総数124件の 中から、静岡銀行グループ役職員および有識者で構成する 審査委員会の審査により、最優秀賞1先、優秀賞4先、女性 ■■ 主なコンサルティング業務 M&A業務 (企業の買収・ 合併) 事業拡大・多角化や事業承継対策としてM&Aをご検討 されているお客さまに対して、静銀経営コンサルティング 株式会社と連携し、アドバイスを行っています。 株式公開支援 静岡キャピタル株式会社と連携し、 株式公開に関する情報 提供やアドバイスを行っています。 信託業務 法人のお客さまの多様なニーズにお応えするため、年金 信託、金銭債権の信託などの信託契約代理業務を取り 扱っています。また、お客さまの社会貢献を支援する ため、公益信託を銀行本体で取り扱っています。 401k (確定拠出年金) の導入コンサルティング、運営管理 業務、商品提供業務を通じて、企業の退職金・企業年金 制度の見直しに関するご提案を行っています。401k企業 401k (確定拠出年金) 型においては、東京海上日動火災保険株式会社との提携 による「しずぎん401kサポートプラン」などを取り扱って います。 起業家賞1先、新人賞1先の合計7先を決定し、平成28年4月 に表彰式を行いました。 今後、受賞者の事業プラン実現に向け、経営革新計画の 申請支援やビジネスマッチングを通じた販路拡大支援など、 静岡銀行 グルー プがさまざまな側面からバックアップを 行います。 〈表彰式〉 第4回「しずぎん起業家大賞」の応募数 部 門 応 募 資 格 起業家 部門 創 業 準 備 段 階から創 業 5 年 未 満で、 革新性・独創性のあるビジネスプラン を持つ企業・個人 企業革新 部門 創業5年以上で、新分野進出・ 業態 転換を図ろうとしている企業・個人、 次世代技術・先端技術開発への挑戦 や、既存事業の積極的な拡大・発展 を図ろうとしている企業・個人 合 計 応募数 技術分野 19 サービス分野 53 技術分野 25 サービス分野 27 124 32 法人のお客さまへ ■ ビジネスマッチング 静岡銀行では、静岡県を中心とする充実した店舗 ネッ トワー クと ■■ ビジネスマッチング成約件数 情報網を活用し、お客さまのニーズに応じた販売先・仕入先を紹介する (件) の支援を行いました。 4,932 5,000 商談会による販路開拓支援として、農林水産業分野を対象とした 「 しずぎん@gricom( アグリコム ) 」の開催や、他の金融機関と連携 3,953 4,000 し た 県 外・ 海 外 の 大 規 模 商 談 会 へ の 参 加 支 援 な ど に も 継 続 的 に 取り組み、静岡県内の特色ある産品の販売支援を積極的に行っています。 平成28年2月には、国内最大級の食品展示商談会 「スーパーマーケット・ トレードショー2016」において、静岡県、静岡県産業振興財団と「ふじのくに 5,965 6,000 「ビジネスマッチング」に取り組んでおり、平成27年度は合計5,965件 4,360 3,000 2,000 静岡夢街道」 を組成し、お取引先62社と合同出展しました。 1,000 0 24年度 25年度 26年度 27年度 ■■ ビジネスマッチング推進体制 〈 静岡銀行グループ 〉 地方創生部 ・ビジネスマッチングサポートデスク 営業店 お客さま ニーズ把握 情報提供 ニーズ把握 グループ会社 静銀経営コンサルティング (株) 静銀リース (株) 等 お客さまのビジネスマッチングに 関するニーズを集約し、 迅速な案件 対応を実現しています。 連携 情報提供 各地区に配置した コンサルティング担当 連携 〈 外部機関 〉 法人部 ・法人ソリューション営業グループ コンサルティング担当 ・法人ファイナンスグループ 地方公共団体 静岡県・各市町 中小企業支援機関 産学連携先 等 グループ会社のご紹介 静銀経営コンサルティング株式会社 主な事業内容 • M&Aコンサルティング • 事業承継支援 • 経営相談 (経営診断・経営 計画の策定支援) • 経営改善計画策定支援 • ISO認証取得の支援 • 人事労務コンサルティング • 代金回収業務 33 M&A、事業承継、経営相談、経営改善計画 策定、 I SO認証取得および人事労務など、企業 経営に関する幅広いコンサルティングニーズに お応えするため、実務経験豊富な専門スタッフが、 静岡銀行 グルー プをはじめ民間の専門機関や 公的研究機関とも連携し、質の高い解決策を提供 しています。 また、 売掛金や会費等の各種代金を全国の 金融機関から口座振替により決済するサービス などを提供しています。 静銀コンピューターサービス株式会社 主な事業内容 • 銀行基幹システムの 開発・運用 • グループ会社システムの 開発・運用 • 銀行グループのITに 関する企画推進 静岡銀行 グルー プにおけるIT提供責任部署 として、銀行基幹システムおよびグルー プ会社 システムの開発・運用業務を担うとともに、ITに 関する企画・推進を通して、ソリューション営業 の強化や生産性の向上といった銀行グループの 戦略実現をIT面から支援しています。 商談会の風景 12回 しずぎん@gricom 10回 地方銀行フードセレクション 第 第 地方銀行41行にて共同開催する食の商談会 ●平成27年8月18日 ホテルセンチュリー静岡 (静岡市駿河区)にて ●平成27年11月12日∼13日 東京ビッグサイト (東京都江東区)にて 経 済 面 農林水産業者・食品加工業者と仕入企業との商談会 Best Selection 当日の出展企業の中から来場 バイヤー の 投 票 により、しず ぎ ん@ g r i c o m 三洋食品株式会社の 「Best Selection」 を選定しました。 「おツナおつまみ缶詰」 フルーツナ 第 静岡おみや首都圏商談会 首都圏市場をターゲットにした「静岡みやげ」の試食商談会 ●平成28年1月19日 秋葉原UDXギャラリー (東京都千代田区)にて ■ 50 回 スーパーマーケット・トレードショー 国内最大級の食品展示商談会 ●平成28年 2月10日∼12日 東京ビッグサイト (東京都江東区) にて 金融円滑化への取り組み 静岡銀行では、平成25年3月末に「中小企業金融円滑化法」の期限が ■■ 融資条件変更等の実施状況 (件、 百万円) 到来した後も、引き続き融資条件変更等に関するご相談、お申し込みに 適切に対応するとともに、中小企業再生支援協議会などの外部機関と 平成21年12月 (法施行) から 平成28年3月末まで 連携し、経営改善・事業再生に向けた積極的な支援に取り組んでいます。 中小企業のお客さま ※経営改善・事業再生支援は38ページをご覧ください。 住宅ローンご利用のお客さま お申込み受付 件数 金額 177,968 4,234,399 4,452 74,089 うち実行 件数 金額 169,597 4,062,726 3,488 58,744 (注)金額はお申込み時点の債権額、件数は債権単位です。 また、同一のお客さまの複数明細を計上しているほか、一定の基準に合致 した期限一括返済の貸出金の継続についても継続の都度、件数、金額に累計 計上しています。 静銀リース株式会社 主な事業内容 • リース・オートリース業務 • 割賦販売業務 最新のOA機器をはじめ、 大型産業機械や太陽光 発電、介護施設設備など、さまざまな用途の機械・ 器具・諸設備、自動車などのリースから、提携に よる海外リース、不動産リースなどに至るまで、 お取引先の設備投資ニーズにお応えし、事業拡大 と効率的な事業運営をバックアップしています。 静銀ティーエム証券株式会社 主な事業内容 • 金融商品取引業務 企業の成長段階に応じて、新規公開会社の株式 引受や公開会社のファイナンス引受など直接 金融における資金調達ニーズにお応えし、地域の 総合証券会社としての機能を発揮しています。 静岡キャピタル株式会社 主な事業内容 • ベンチャーキャピタル 業務 • 中小企業再生支援業務 優れた技術やノウハウを持つベンチャー企業 などに対して、静 岡 銀 行との 共 同 出 資による 「しずぎん6号投資ファンド(飛躍) 」 、愛知銀行との 共同出資による「あいぎん未来創造ファンド2号」 を通じて、株式公開や事業承継を支援しています。 また、中小企業再生支援業務では、地域の中小 企業の経営改善・事業再生に積極的に取り組んで いるほか、株式会社地域経済活性化支援機構などと 共同で運営する 「しずおか観光活性化ファンド」 を 通じて、地域経済の活性化に貢献しています。 34 法人のお客さまへ ■ 海外進出・海外ビジネス支援 お客さまの海外ビジネスを支援するため、静岡銀行グループは米国に2拠点(ロスアンゼルス、ニューヨーク) 、欧州に 1拠点(ブラッセル) 、アジアに3拠点(香港、シンガポール、上海) 、合計6つの海外拠点を設置しています。 アジアにおけるサポート体制 成長著しいアジア地域において、平成23年1月に 「海外事業支援室」を設置して以降、アジア地域の金融 機関との業務提携を中心に、ネットワークの充実を図って います。特に、多くのお客さまが進出されているタイ、 インドネシア、ベトナムには静岡銀行の行員を派遣し、 各国でお客さまの支援を行っています。平成27年10月 には台湾の提携行「 中國信託商業銀行(CTBC) 」への 行員派遣を開始しました。 また、お取引先企業の海外進出および現地での総合的 な金融支援に対するニーズが一層高まっていることから、 平成28年4月にベトナムの「 ベトナム投資開発銀行 (BIDV) 」 と、同年7月にフィリピンの「BDO Unibank」 と 海外ビジネスサポートメニュー ● 海外進出・事業全般に関するご相談など 海外進出、海外取引、海外投資など多様化するお客さまの ニー ズに対して、最新の情報ときめ細かなサービスを提供 します。 ● 貿易(輸出・輸入)取引支援 豊富な取引実績と海外ネットワークを活かし、お客さまの 貿易取引をサポートします。 ● 資金に関するサービス (外貨建融資・保証など) お 取 引 店 や 海 外 拠 点 が 、外 貨 建 融 資 や 現 地 金 融 機 関 向 け の スタンドバイ信用状差し入れなど、お客さまの現地 法人の資金調達に関するご相談にお応えします。 ● 海外向け送金・両替サービス 業務提携し、現地での支援体制をさらに強化しました。 平成28年7月末現在、アジアの8つの国と地域で14行 の金融機関と業務提携し、総勢29名の静岡銀行スタッフ がアジア地域に駐在しており、お客さまの幅広いニーズ にお応えしています。 このほか、近時の訪日外国人観光客の増加を受けて、 外国人観光客誘致に向けたビジネスセミナーを地域別 に開催し、行政と連携した支援体制を構築するとともに、 インバウンドビジネスによる地方創生にも取り組んでいます。 交流会・商談会・セミナー 国内外を問わず、交流会・商談会・セミナーを積極的 に開催し、すでに海外に進出しているお客さま、今後の 進出を検討しているお客さまのさまざまなニ ー ズに お応えしています。 海外では、交流会や商談会の開催など販路拡大に つながる取り組みを中心としたビ ジ ネ スサ ポ ートを 積極的に展開しています。 国内では、アジア諸国を中心とした各国の市場動向 や法規制などをわかりやすく解説するセミナーを開催し、 海外進出における留意点を中心としたご相談に対応 しています。 ▲静岡銀行・カシコン銀行5周年記念交流会 平成27年度 海外でのお取引先向け交流会、商談会、セミナー 平成27年6月 「香港・華南地区日系企業ビジネス交流会」 (香港)地方銀行共催 平成27年6月 「ものづくり商談会」 (タイ・バンコク)地方銀行・地方公共団体共催 平成27年7月 「中国主要都市ビジネスセミナー」 (北京、大連、蘇州、上海、重慶)地方銀行共催 平成27年9月 「第1回インドネシア静友会」 (インドネシア・ジャカルタ) 平成27年11月 「上海ビジネス交流会開催」 (中国・上海) 平成27年11月 「大連ビジネス商談会開催」 (中国・大連) 平成28年3月 「静岡銀行・カシコン銀行 提携5周年記念交流会開催」 、 タイ静友会発足(タイ・バンコク) 平成27年度 日本国内でのアジア進出関連交流会、セミナー 平成27年9月 「地方創生インバウンドビジネスセミナー(中部会場) 」静岡市と共催 平成27年9月 「地方創生インバウンドビジネスセミナー(東部会場) 」沼津市と共催 平成27年10月 「タイプラスワンセミナー」浜松市と共催 平成27年11月 「地方創生インバウンドビジネスセミナー(西部会場) 」浜松市と共催 平成28年1月 「地方創生インバウンドビジネスセミナー(中遠会場) 」掛川市と共催 グループ会社のご紹介 欧州静岡銀行 主な事業内容 • 銀行業務 • 金融商品取引業務 35 静岡銀行グループで唯一の海外現地法人であり、欧州の営業拠点として、欧州の日系企業 向けの融資、預金取引をはじめ、静銀ティーエム証券株式会社の売出しに対応する有価証券 や国内取引先の発行する有価証券の引受・販売および債券投資を行っています。 また、欧州の金融・経済情報収集と国内取引先への還元などを通じて、お取引先企業の国際化 ニーズにお応えしています。 静岡銀行グループの海外ネットワーク 平成28年7月末現在 欧州静岡銀行 ニューヨーク支店 経 済 面 ロスアンゼルス支店 メキシコ/メキシコシティ 業務提携: BBVA Bancomer S.A. アジア・ネットワーク 国際営業部/静岡 韓国/ソウル・大邱 中国/北京・上海 業務提携:新韓銀行 大邱銀行 業務提携:中国建設銀行 上海銀行 〈海外進出支援の企画・統括〉 海外事業支援室 3名 〈海外進出支援業務・貿易相談〉 外為ソリューション担当 5名 上海駐在員事務所 行員2名 (総勢3名) タイ/バンコク 派遣行員 3名 業務提携:カシコン銀行 (3名) バンコック銀行 香港支店 台湾/台北 〈アジア地域統括店〉 行員7名 (総勢15名) 派遣行員 1名 業務提携:中國信託ホールディング (中國信託商業銀行 1名) ベトナム/ハノイ 派遣行員 2名 業務提携:ANZベトナム ベトナム投資開発銀行 (BIDV) インド/ムンバイ 業務提携:インドステイト銀行 フィリピン/マニラ・マカティ 業務提携:バンク・オブ・ザ・フィリピン・アイランズ BDO Unibank シンガポール駐在員事務所 行員2名 (総勢3名) 3つの海外拠点 +8つの国と地域、14行の金融機関と業務提携 総勢29名のスタッフがサポート インドネシア/ジャカルタ 派遣行員 2名 業務提携:CIMBニアガ (2名) りそなプルダニア銀行 T O P I C S 国際協力銀行が締結した「メキシコ合衆国アグアスカリエンテス州・ハリスコ州との 業務協力のための覚書」に基づく支援の枠組みに参加 メキシコに生産拠点を有する日系大手自動車メーカーは増産体制を強化しており、静岡県内の自動車部品メーカー等への金融面での進出支援や同国に関する 情報に対するニーズが高まっています。こうした状況下、静岡銀行は平成28年2月に国際協力銀行(JBIC)とメキシコ合衆国のアグアスカリエンテス州 とハリスコ州との覚書に協力銀行として参加しました。 36 法人のお客さまへ ■ 事業承継支援 グループ会社の静銀経営コンサルティング株式会社、静岡キャピタル株式会社に加え、税理士法人、弁護士事務所など と連携し、資産承継や資本政策に関するお客さまの課題解決を支援しているほか、セミナーの開催による情報提供、 次世代経営者塾Shizuginshipを通じた若手経営者・後継者の育成にも力を入れています。 次世代経営者塾 「 」 会員数 816社、1,219名 (平成28年3月末現在) 次世代経営者塾Shizuginshipは、次世代を担う経営者・ 後継者 参加者数 の皆さまに“研鑽”と“交流”の「場」を提供する会員制サービスとして、 平成27年度は53回のイベントを開催、 のべ1,649名の会員が参加 平成19年4月に発足しました。 セミナー、ゼミナー ル、視察など各種イベントを開催しているほか、 活動実績 会員専用ホームページを通じて経営にお役立ていただくさまざまな情報 ● 全体フォーラム・地域フォーラム を提供するなど、会員の皆さまの事業発展に向けた活動を行っています。 ● セミナー ● ゼミナール ● 視察 4回 11回 36回 (23講座) 2回 平成27年度の主な活動 全体フォーラム〈基調講演+交流会〉 地域フォーラム〈基調講演+交流会〉 基調講演テーマ 企業再生の現場から 反面教師の企業像 講 師 株式会社日本人材機構 代表取締役社長 小城 武彦 氏 セミナー 基調講演テーマ 各界の第一人者の高話から“気づき”を得る講演会 企業価値向上をもたらす M&Aと日本型バイアウト テーマ 無印人間集団が業界の雄になった! 講 師 インテグラル株式会社 代表取締役パートナー 佐山 展生 氏 ∼どうすれば一人ひとりのパワーを引き出せるか∼ 講 師 千房株式会社 代表取締役 中井 政嗣 氏 ゼミナール 海外視察 テーマに沿って講師と双方向で深く学ぶ勉強会 ● 早稲田大学ビジネススクール MBAエグゼクティブプログラム 全6日間の日程で、経営理論の講義 に加え「静岡県経済活性化への提言」 を発表。 ● 静岡山元塾 リーダーシッププログラム 経営者が持つべき“覚悟”を学び、 「 自分の覚悟」 として実践をコミットする。 37 バンコク・スタディツアー 活気あふれるバンコクを訪問し 現地工場の視察等を通じアジア ビジネスの要諦を学ぶ。 ■ 経営改善支援 静岡銀行では、お客さまの資金需要にきめ細かく対応するとともに、 ■■ 経営改善支援の取り組み実績(平成27年度) 厳しい経営環境に直面するお客さまとの対話を通じて、 経営改善 (先) 支援に積極的に取り組んでいます。平成27年度は、444先( 正常先を 上昇しました。 また、平成23年度より開始した、お客さまの経営改善計画の策定を 支援する「ターンアラウンド運動」では、運動の重点を経営改善計画の 策定から計画のモニタリングへ移行し、取り組みを継続しています。 今後も、お客さまへの支援体制を一層強化するとともに、行員の コンサルティング能力の向上にも努めていきます。 ■ ① 16,318 6 0 5 5 要 うちその他要注意先 ② 注 意 ③ 先 うち要管理先 10,843 357 40 293 309 正常先 60 0 0 0 0 破綻懸念先 ④ 1,467 85 17 57 66 実質破綻先 ⑤ 270 1 0 0 1 破綻先 ⑥ 32 1 0 0 1 12,672 444 57 350 377 28,990 450 57 355 382 小計(正常先除く) ②∼⑥ 合計 経 済 面 除く )の経営改善支援に取り組み、このうち57先の債務者区分が 平成27年度 うち 債務者区分が 債務者区分が 再生計画を 期初 経営改善支援 ランクアップ 変化 策定した先 債務者数 取り組み先 した先 しなかった先 事業再生支援・地域再生支援 地域経済に与える影響が大きく、迅速かつ抜本的な支援を必要とする企業 ■■ 事業再生支援取り組み件数 に対しては、本部の集中対応先として、グループ会社の静銀経営コンサルティング 取り組み件数 (件) 株式会社、静岡キャピタル株式会社に加え、静岡県中小企業再生支援協議会や 70 株式会社地域経済活性化支援機構などの外部機関とも連携しながら、円滑な事業 60 62 支援完了件数 69 65 58 50 再生支援に取り組んでいます。平成27年度は、事業再生ファンド、M&Aなど対象企業 40 ごとに最適なスキームを活用し、58先の支援を行い、11先の対応を完了しました。 30 このほか、事業再生が困難なお客さまが事業転換・清算を行うための相談業務 20 10 への取り組みも強化しています。 0 また、個別企業を対象とした「点」の再生のみならず、地域全体の活性化 15 24年度 17 14 25年度 26年度 11 27年度 につながる「 面 」の再生についても、行政や他の金融機関と連携して取り組んで います。 取り組み事例∼私的整理スキームによる事業再生支援∼ 取り組みのきっかけ 製造業を営むA社は、東日本大震災での被災により主力 の東北工場が操業停止に陥り、業績が悪化するとともに資金 繰り逼迫に至りました。 静岡銀行は、A社が経営破綻に至った場合、A社の取引 業者および従業員の雇用など、地域経済に与える影響は 大きいと考え、中小企業再生支援協議会を活用した私的 整理スキームによる事業再生支援に着手しました。 取り組み内容 A社 取引金融 機関 事業譲渡 承継資産 受皿会社 A社 承継資産 出資 経営者派遣 譲渡対価 (東北工場の継続) 債権放棄 非承継資産 従業員の雇用確保 子会社B社 譲渡対価 従業員の 転籍 譲渡 対価 スポンサー C社 B社 承継資産 承継資産 静岡銀行では、検討の結果、信用力・資本力のあるスポンサー 事業譲渡 による再生支援が有効であると判断し、本社、東北工場および 非承継資産 加工子会社B社の一体での事業継続、従業員の雇用維持など、 静岡銀行の 一定の経済合理性を基準とし、スポンサー選定を実施しました。 役割 スポンサー候補の選定支援 再生計画の策定支援 名乗りを上げた企業のうち条件を満たしたC社をスポンサー に選定し、外部のコンサルティング会社と連携して事業再生 計画の策定支援を行いました。 事業再生計画の骨子は、スポンサー経営陣による事業の再構築、取引金融機関による合理的な金融支援、経営者保証に関するガイド ラインに基づく保証責任の履行を中心とし、ステークホルダーの同意のもとスポンサー経営陣によるA社再生をスタートしました。結果 として雇用は継続され、東北工場の再建を通じた被災地の復興支援に資する形でスポンサーへの事業譲渡を図ることができました。 38 個人のお客さまへ いつまでも変わらない お付き合いを目指して。 ■ お客さまのライフプランニングをサポート 静岡銀行では、就職、結婚、出産、マイホーム取得などのライフイベント における資金 ニ ー ズに、いち早く、そして幅広くお応えするために、 預金やローンをはじめとする、さまざまな商品・サービスのラインアップの 充実に努めています。 また、これから年金をお受け取りになる方を対象に 「しずぎん年金教室」 を 開催するなど、お客さまのライフステージにあわせたお手伝いを通じて、 生涯にわたってご利用いただける銀行を目指しています。 「しずぎん年金教室」 新たな生活に踏み出すとき、 人生のターニングポイントを迎えたとき、 それぞれが思い描くライフプランにあわせて お客さまをサポートします。 これから厚生年金、国民年金など公的年金をお受け取りになるお客さま を対象に、年金の仕組みや請求手続きをわかりやすくご説明させていた だくセミナーです (参加費は無料) 。 ■ 預金への取り組み 静岡銀行では預金を 「すべてのお取引の基本」 と位置づけ、商品ライン アップの充実と、サービスの向上に努めています。 個人のお客さまには、一度の記入で複数の商品のお申し込みが可能な 「ワンライティング申込書」をご用意しています。就職にあたって新しく 給与振込用の口座を開設していただくときなどに、インターネットバンキング サービスやクレジットカードなども同時にお申し込みいただけます。 定期預金「年金プラン」 「退職金プラン」 「相続定期」 静岡銀行でのお取引の内容に応じて、定期預金の金利を通常よりも 高い金利でご提供しています。年金や退職金をお受け取りのお客さまには 「年金プラン」 「退職金プラン」を、相続により資金を引き継がれたお客さま には 「相続定期」 をご用意しています。 39 ■ ライフステージに応じた静岡銀行のサービス 20代 30代 ライフ イベント 50代 60代∼ 退 職 子供の誕生 ⇒ 進学 結 婚 セカンドライフ マイホーム取得 ● 目的に応じて選べる預金商品 「普通預金」 ● 「総合口座」 「Web総合口座」 ● 「スーパー定期」 ● 「積立預金<愛>」 ● 「住宅購入Before積立」 ● 「しずぎん教育資金贈与預金 (愛称:富士のように) 」 ● 「しずぎん結婚・子育て資金贈与預金」 ● 資金の運用 ● 保険・資産運用商品 ● ● クレジットカード 「しずぎんjoyca (ジョイカ) 」 ● 「えんてつカード」 ● (注) 「えんてつカード」 は静銀セゾンカード 株式会社が提供するサービスです。 ● 急な出費、将来の出費に備える 便利なカードローン 「セレカ」 ● 「しずぎんMePlus(ミープラス) 」 ● 「しずぎんネクストワン」 ● 遺言信託 保障性生命保険 (平準払終身保険、定期保険、医療保険、がん保険等) ● 資産運用商品 (国債、投資信託、個人年金保険、一時払終身保険、外貨預金等) ● 金利を上乗せした預金商品 定期預金 「年金プラン」 「退職金プラン」 「相続定期」 ● 「住宅ローンAfter積立」 ● ● NISA(少額投資非課税制度) ・ ジュニアNISA(未成年者少額投資 非課税制度)を活用した資産形成 クレジット カード 相 続 経 済 面 就 職 40代 ● 富裕層向けクレジットカード 「静銀セゾンプラチナ・ アメリカン・エキスプレス・ カード」 ● ● お子さまの未来をサポートする教育ローン 「しずぎん教育ローン (カードタイプ ) 」 ● ● ● 多様なニーズにお応えする豊富な住宅関連ローン商品 「しずぎん全疾病保障奥さまワイド (住宅ローン) 」 「しずぎんアドバンスト8疾病保障(住宅ローン) 」 ● 「ワイド団信付き住宅ローン」 ● 「カスタムFLEX(住宅ローン) 」 ● 「住宅新時代(住宅ローン) 」 ● 無担保借替専用住宅ローン 「スイッチホーム」 ● リフォームローン 「リフォーム天国」 ● 「しずぎんソーラーローン」 ● ● 資金の調達 ● ご利用目的に応じた さまざまなローン 「マイカーローン」 「しずぎんフリーローン」 ● ● ● 初めての家作りでもお客さまを安心サポート 「しずぎんマイホーム倶楽部」 ● グループ会社のご紹介 静銀ティーエム証券株式会社 主な事業内容 • 金融商品取引業務 投資信託や債券、株式などの幅広い 商品 ラインアップや静岡銀行と連携 した総合金融サービスの提供により、 多様化・高度化するお客さまの資産 運用ニーズにお応えしています。 店舗のご案内 静岡県内を中心に17拠点があり、静岡銀行との共同店舗を基本的な考え方としています。 ●本店営業部 ●島田支店 ●浜松支店 ●浜北中央支店 ●本店営業部 東静岡証券プラザ ●清水支店 ●沼津支店 ●富士支店 ●三島支店 ●掛川支店 ●磐田支店 ●浜松北支店 ●横浜支店 ●横浜支店 藤沢営業所 ●藤枝支店 ●熱海支店 ●浜松西支店 40 個人のお客さまへ ■ クレジットカード 「しずぎんjoyca(ジョイカ) 」 (静岡銀行発行) クレジットカードとキャッシュカードの機能をあわせ持つ 1枚2役の便利なICカードで、平成28年3月末の会員数は 約50万人です。 ■ カードローン 急な出費にともなう資金 ニー ズにも迅速にお応えする ため、限度額の範囲内で繰り返しご利用いただける各種 カードローンをとりそろえています。 「セレカ」 最大500万円までお借入れいただける大型のカードローン 特典 ● 銀行取引とクレジットカード ご利用の両方でポ イ ントが 貯まり、通常のポイント交換 商 品に加えて、預 金 金 利 の 上乗せなど、銀行ならではの 特典をご用意。 ● 楽天・アマゾン・ヤフーなど のオンラインショッ ピ ン グ で ポ イ ントが お 得に貯まる 「POINT名人.com」 などの提携 サービスをご用意。 「静銀セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」 (静銀セゾンカード発行) 富裕層、資産家層を対象とした静岡銀行グループの最上級 カード。ポイントに有効期限はなく( 永久不滅ポイント) 、 一般セゾンカードの2倍のポイントを常時付与します。 空港 ラウンジサービスや、ホテル・ レストランをご案内するコンシェルジュ サービスなど、特典も充実しています。 「えんてつカード」 (静銀セゾンカード発行) 静岡銀行と株式会社クレディセゾンとの共同出資により 設立した静銀セゾンカード株式会社は、遠州鉄道株式会社 と提携して「えんてつカード」を発行しており、平成28年 3月末の会員数は約14万人にのぼります。また、平成27年 11月より、プリペイド機能を追加した「えんてつカード <ポイント&プリペイドカード>」の発行を開始しました。 入会審査が不要で、中学生以上であればどなたでもご加入 いただけます。 です。収入や勤続年数に関係なく、お申し込みいただけます。 平成27年7月に商品性を改定し、利便性を向上させました。 インターネットでの手続完了 最短30分スピード審査 最短即日融資 「しずぎんMePlus(ミープラス) 」 静岡銀行のキャッシュカードに、限度額50万円以内の 小口カードローン機能を追加できます。 「しずぎんネクストワン」 静岡銀行の住宅ローンをご利用のお客 さま限定で、最大500万円までご利用 いただける大型のカードローンです。 ■ 目的型ローン 「マイカーローン」 自動車の購入・借替のほか、車検、修理、免許取得にも ご利用いただけるローンです。最大1,000万円までお借り入れ いただけます。 「しずぎん教育ローン(カードタイプ)」 お子さまの在学中は利息だけお支払い いただき、卒業後に元金返済を始めること ができる教育ローンです。 最大1,000万円までお借り入れが可能で、ATMでお借り入れ、 ご返済いただけます。 「しずぎんフリーローン」 使い道は自由で、結婚・旅行・趣味などの ほか、他社でのお借り入れの返済など幅広く ご利用いただけるローンです。 グループ会社のご紹介 静銀ディーシーカード株式会社 主な事業内容 • クレジットカード業務 • 信用保証業務 41 三菱UFJニコス株式会社とフランチャイズ契約を結び、カード 会員・加盟店の皆さまに各種クレジット機能を提供し、利用者 の利便性向上と地域の消費活動の活性化に貢献しています。 また、静岡銀行が発行するクレジットカードの保証業務など、 静岡銀行グループのカード戦略の一翼を担っています。 静銀セゾンカード株式会社 主な事業内容 • クレジット・プリペイド カード業務 • 信用保証業務 国内で初めて、銀行と流通系カード会社が共同 出資して設立した会社です。地域の事業者と生活者 を結ぶ「地域共通ポイントプログラム」を通じて エリアカードの普及に努め、地域経済の活性化 に貢献しています。 ※静銀セゾンカード株式会社は持分法適用の関連会社です。 ■ ■ 住宅関連ローン 静岡銀行では、ライフプランニング(資産運用など)の お客さまのさまざまなニーズにお応えするため、豊富な商品 専門スタッフを各地に配置し、お客さまのさまざまなニーズ ラインアップをご用意しています。また、各地に設置している 19のローンセンター ライフプランニングのお手伝い に迅速にお応えする体制を整備しています。 や、11の住宅資金相談窓口(ローン (※1) 商品についても、円貨預金に加え、国債、投資信託、個人 (※2) デスク) 等では、 250名を超える住宅関連ローンの専門スタッフ が、お客さまのさまざまなご相談に丁寧に対応します。 ※1 静岡県内 15拠点、神奈川県 3拠点、愛知県 1拠点 ※2 静岡県内 8カ所、神奈川県 2カ所、愛知県 1カ所 預金など幅広く提供しており、NISA(少額投資非課税制度) や ジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)に対応する しずぎん全疾病保障奥さまワイド(住宅ローン) 積立投信もご用意しています。 8疾病を含むほぼすべての病気やケガの保障 静岡県および神奈川県の13ヵ所に設置している「 保険 をベースに、「上皮内ガン・皮膚ガン」および 「ガン 相談デスク」には、生命保険の専門スタッフである保険 先進医療」の保障も兼ね備えた住宅ローンです。 アドバイザーを配置し、保障性生命保険に関する各種ご相談 また、奥さまが女性特有のガンと診断された場合 に対応するとともに、ライフプランシミュレーション等の に一時金が支払われるなど、充実した保障内容となっています。 各種サービスをご用意し、お客さまのライフプランに応じた 商品のアドバイスを行っています。 しずぎんアドバンスト8疾病保障(住宅ローン) 証券商品に興味をお持ちのお客さまには、投資信託を 8疾病の保障をベースに、「上皮内ガン・皮膚ガン」および 中心に数多くの金融商品をとりそろえた証券子会社の静銀 「ガン先進医療」の保障も兼ね備えた住宅ローンです。 ティーエム証券株式会社をご希望に応じてご紹介するなど、 しずぎん静岡県移住・定住応援住宅ローン グループ会社の機能も活用し、お客さまに最適なポートフォリオ 静岡県外から静岡県内に移住されるお客さまを対象に、 原則として勤続年数の制限を設けず、各住宅ローン金利 プランの最下限金利でご利用いただける住宅ローンです。 をご提案しています。 ■ 相続対策・資産承継 固定変動ミックス型住宅ローン「カスタムFLEX」 お客さまが生涯をかけて築いてこられた資産も、先祖から お借り入れの全期間にわたり、店頭表示金利から一定幅の 代々引き継ぎ、守り育ててこられた資産も、いずれはご自身 割引がある固定・変動ミックス型住宅ローンです。 の手から離れ、相続という形で相続人に引き継がれます。 当初固定金利型住宅ローン「住宅新時代」 に行いたいものですが、複雑な権利関係や煩雑な相続 遺産相続や資産承継は、ご自身の意向に沿ったかたちで円満 固定金利(期間5年・7年・10年・15年・20年・25年・ 30年・35年)でスタートし、当初固定金利期間に割引のある 固定・変動ミックス型住宅ローンです。 リフォームローン「リフォーム天国」 無担保で最大1,000万円までご利用いた だけるリフォーム専用のローンです。 しずぎんソーラーローン ご自宅に太陽光発電設備(ソーラーパネル)を 設置する個人のお客さま向けのローンで、日照 時間補償サービスと災害復旧支援補償サービス をお付けしています。 静銀信用保証株式会社 主な事業内容 • 信用保証業務 住宅関連資金を中心とした消費者ローン の審査業務や保証業務を取り扱っています。 また、スコアリングによる審査手法を住宅 ロー ンに取り入れ、お客さまの住宅資金 ニーズに迅速に対応しています。 経 済 面 年金保険、一時払終身保険、平準払保険、医療・がん保険、外貨 手続きにより、必ずしもスムーズに行われるとは限りません。 静岡銀行では、円滑な相続を希望されるお客さまに安心 して老後をお過ごしいただくため、相続・ 贈与に関する さまざまなサービスをご案内しています。主に、遺言書の 作成から遺言執行までをトータルにサポートする遺言信託 や、相続手続きを相続人の方々に代わって行う遺産整理業務 を、三菱UFJ信託銀行株式会社、株式会社朝日信託および 株式会社山田 エスクロー信託の信託契約代理店として ご紹介しています。 さらに、お客さまの資産形成をお手伝いする専門スタッフ を静岡県内の東部・ 中部・ 西部および首都圏の4拠点に 配置し、資産運用にとどまらず、相続や資産承継などの ご相談に対応させていただく体制を整備しています。 静銀モーゲージサービス株式会社 主な事業内容 • 銀行担保不動産の調査・ 評価業務 • 貸出に関する集中事務業務 • 債権書類の管理・保管業務 銀行担保不動産の調査・評価および債権書類の集中管理・ 保管ならびに融資業務センターでの融資事務の集中処理 など、銀行グループの融資関連業務を受託しています。 銀行グループの効率化と生産性の向上に向けた融資業務 改革の一翼を担っています。 42 個人のお客さまへ ■ ■ インターネット支店 しずぎんダイレクト インターネットの普及など、お客さまのライフスタイルの 銀行の営業時間中にご来店の難しいお客さまに、パソコン 変化に対応するため、平成19年7月にインター ネット支店 やスマートフォン、携帯電話からお取引いただける「しずぎん 「WebWallet(ウェブウォレット) 」を開設し、魅力的な商品、 ダイレクトバンキングサービス」 を提供しています。 サービスの提供に取り組んでいます。 本サービスは、ご自宅や勤務先から、インターネットもしくは インターネット支店では、定期預金キャンペーンをはじめ 電話での残高照会や振込などのお取引が可能です。 さまざまなキャンペーンを展開しており、静岡県内外から 多くのお客さまにご利用いただいています。 平成27年7月からは、カードローンのお借り入れ・ご返済 にもご利用いただけるようになりました。 平成27年度末の口座数は12万口座を超え、総預金残高 は3,909億円、総貸出金残高は94億円となりました。 また、口座開設のペ ー パ ーレス化や投資信託取引の オンライン化など、より便利で身近にお使いいただけるよう 機能の改良・拡張を実施しています。 今後も、日本全国からご利用いただけるチャネルとして、 その機能を一層高め、より多くの方にご利用いただける 支店を目指します。 128(千件) 111 95 4,000 76 3,000 57 2,000 0 6 17 14 99 212 26 3,473 3,964 3,909 2,602 1,894 125 100 75 50 25 341 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度 0 ホームページ ホームページでは、取扱商品・サービス、キャンペーン情報をはじめ、 店舗や手数料などの基本情報、静岡銀行グループのニュースリリース や財務情報などを提供しています。また、各種商品の資料請求や消費者 ロー ンの仮審査も受け付けています。スマートフォンに対応した ホームページも提供しています。 URL ● サービス 「しずぎんダイレクトライト」 を提供しています。 本 サ ー ビ スは、書面でのお申込手続きが必要なく、 インター ネットでの取引に不安を感じる 口座数 20 普通預金口座のキャッシュカードをお持ちの個人の お客さま向けに、口座の残高や入出金がご確認いただける 振込ができない仕様になっていますので、 (億円) 5,000 1,000 しずぎんダイレクトライト インター ネットからいつでもご利用いただけます。また、 ■■ 口座数と総預金残高の推移 ■ 総預金残高 ■ http://www.shizuokabank.co.jp/ お客さまにも安心してご利用いただけます。 平 成 2 7 年 8 月には 、スマートフォン用 公式アプリ「しずぎんSTATION」の提供を 開始し、口座残高や入出金明細をより簡単に ご確認いただけるようになりました。 ■■ しずぎんダイレクト・しずぎんダイレクトライト 契約件数の推移 しずぎんダイレクト契約件数 しずぎんダイレクトライト契約件数 (千件) 600 500 400 411 306 467 506 346 300 172 200 100 0 33 23年度 24年度 25年度 88 26年度 27年度 T O P I C S 「 しずぎんネット投信 」の取扱開始 平成28年7月より、しずぎんダイレクトを利用して、インターネットや スマートフォンで投資信託のお取引が可能になりました。 利用対象者 しずぎんダイレクトまたはインターネット支店のご契約者で投信口座 を保有されている満20歳以上の個人のお客さま サービス概要 主なサービス ・投資信託購入、換金、スイッチング(買い換え) ・積立投信の新規契約、変更、廃止 ・各種照会(残高、評価損益など) ・電子交付サービスの申し込み 取扱銘柄 平成28年7月現在 100銘柄(店頭取扱商品+ネット専用商品) 購入手数料(税抜) 0%、1%、2%の3種類 投信取引 〈当 日 取 引〉 7時∼15時 取引 (購入・換金等) 〈翌営業日取引〉15時∼23時50分 時間 各種照会 7時∼23時50分 ※一部商品によっては購入・換金の締め切り時間が異なります。 ※土・日・祝日のお取引は翌営業日扱いとなります。 43 ■■ ご自宅などからご利用いただける個人のお客さま向けの取引サービスの案内 郵送 電話 不要 必要 経 済 面 必要 インターネット支店 モバイルバンキング iモード、Ezweb、 Yahoo!ケータイ 対応携帯電話 http://shizugin. net 必要 しずぎんダイレクト モバイルバンキング サービス しずぎんダイレクト ライト インターネット支店 インターネット バンキング 0120 104813 054 344 2039 ﹇携帯・スマホ﹈ 0120 540552 (携帯・スマホ不可) 0120 286039 必要 インターネット支店 ホームページ 平日 http://www. shizuokabank. co.jp/ 不要 携帯電話 パソコン しずぎんダイレクト インターネット バンキングサービス 平日 不要 しずぎんダイレクト ライト 平日 しずぎん joyca DC Webサービス 月・木 - インターネット ホームページ 平日 - クイックコーナーに 備置のほか、 総合照会、 テレホンバンクサービス、 ホームページで請求できます 平日 - - メールオーダー サービス 不要 - - 0120 720312 054 348 8868 不要 - インターネット支店 ﹇携帯・スマホ﹈ しずぎん joyca 0120 540054 クレジットカード (携帯・スマホ可) センター 不要 - 投資信託デスク 不要 年金相談 必要 - 専用フリーダイヤル および 専用一般ダイヤル ご利用時間 しずぎんダイレクト テレホンバンク サービス ご契約 054 344 2026 - ﹇携帯・スマホ﹈ アクセス テレホンバンクセンター 不要 総合照会 - スマートフォン 必要 必要 必要 24時間 24時間 0:30~24:00 24時間 24時間 24時間 0:30~24:00 24時間 24時間 (注1) (注1) (注1) 9:00~20:00 9:00~20:00 10:00~16:00 9:00~17:00 9:00~17:00 9:00~17:00 手数料 (注1) (注1) (注1) (注1) 無料 商品・サービスのご照会 ○ ご相談 ○ 資料請求 ○ 照会サービス 残高照会・ 入出金明細照会 金利・外国為替相場照会 ○ ○ 年金 ○ ○ ○ ○ ○ 投資信託 クレジットカード ○ ○ ○ 投資信託 クレジットカード ○ ○ ○ 投資信託 クレジットカード ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ クレジットカード ○ クレジットカード ○ ○ 総合口座開設 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ お取引 振込・振替 ○ ○ 定期預金預け入れ・ 解約 ○ (総合口座 定期預金のみ) (総合口座 定期預金のみ) 積立預金の預け入れ・ 払戻し ○ ○ ○ 投資信託購入・解約など (注2) 国債購入・解約など (注3) 外貨預金口座 開設・入出金など (注4) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ (預け入れ (預け入れ のみ) のみ) ○ (注5) ○ (注5) ○ ○ (注6) ○ 各種ローン審査申込 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 各種手続き joyca 申込 ○ その他 クレジット ETCカード 申込 カード しずぎん 支払方法 joyca 変更 (注10) 利用可能枠 変更 (注11) (注9) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ (カードローン、 マイカーローン) (カードローン) (注7) (注7) ○ ○ ○ クレジットカード しずぎんダイレクトの 申込 ローンシミュレーション ○ ○ ○ 返済入金 住所変更 (注8) ○ ○ ○ (注10) ○ (注11) ○ ○ ※平日とは銀行窓口の営業日をいいます。曜日の表示のあるものは、祝祭日を除きます。 (注1)定期メンテナンスまたは緊急メンテナンスのためサービスを休止させていただくことがあります。/(注2)ご利用時間は9:00∼15:00(残高などのご照会は9:00∼17:00)となります。/(注3)ご利用時間は9:30∼ 15:00(残高などのご照会は9:00∼17:00)となります。/(注4)ご利用時間は10:15∼15:00(残高などのご照会は9:00∼15:00)となります。/(注5) ご利用時間は7:00∼23:50となります(ご利用内容 により異なりますので、詳しくはホームページでご確認ください) 。/(注6)外貨定期預金の中途解約など、一部お取り扱いできない取引があります。/(注7)仮審査の受付分につきましては、後日、本申込手続き パソコンのみのお取り扱いとなります。/ のため、営業店へのご本人の来店が必要となります (セレカ・フリーローンについては来店不要)。/(注8)お取引内容によっては、お取り扱いできない場合があります。/(注9) (注10)ご利用内容により、受付可能期間等が異なります。/(注11)ショッピング限度・キャッシング限度の増枠の場合は審査があります。 44 お客さま満足への取り組み より便利に、 より身近に。 ■店舗環境の整備 静岡銀行では、来店されたお客さまに快適にご利用いただけるよう、 店舗を順次リニューアルしています。店舗づくりでは、安全性と環境に 配慮しつつ、バリアフリーやユニバーサルデザインの採用にも取り組み、 すべてのお客さまに気持ちよく安心してご利用いただける店舗を目指して います。 店舗 新しいタイプの店舗には、 お客さまの来店目的に沿ったサービスを迅速に ご案内する総合受付カウンターを設置しています。あわせて、個室型の 相談ブースや応接室、 オープン応接スペースを設けるなど、 気軽にご相談 いただける店舗づくりに努めています。 また、車いすのお客さまがご利用しやすいATMや着席型記 帳 台を 静岡銀行では、お客さま目線にたった店頭づくりと、 より身近で便利にご利用いただける ネットワークの充実に努めています。 45 導入しているほか、肘掛け付のロビーチェアや多目的トイレ、障がい者用 駐車場など、バリアフリー化を進めています。 ■■建替 年月 平成28年 3月 平成28年 4月 店舗名 下土狩支店 興津支店 備考 現地建替 現地建替 下土狩支店 移動店舗車「しずぎんクルリア(CRUREA) 」 平成28年5月より、窓口設備とATMを搭載した移動店舗車「しずぎん クルリア(CRUREA) 」※の運用を開始しました。移動店舗車が店舗の空白 地域や高齢者入居施設等を巡回し、店舗と同様の窓口機能を提供します。 車 両には発 電 機や無 線 通 信 機 器・ 衛 星 通 信 機 器を搭 載しており、 万一自然災害が発生した場合などにも機動的に金融サービスを提供します。 ※「cruisingrealbank(巡回する窓口のある銀行) 」 を意味し、 「くるり」 「来る」 といった言葉で巡回する店舗をイメージ しています。 ATM ショッピングモールや駅周辺など、お買い物やお勤め帰り にお立ち寄りいただける施設内にATMを設置しています。 また、セブン銀行、イオン銀行、ゆうちょ銀行、イーネット、 ローソン・エイティエム・ネットワークス、静岡県内の信用金庫 などと提携し、ATMネットワークを充実させています。 ■「視覚障がい者向けサービス」の充実 目の不自由なお客さまにもATMをご利用いただける よう、すべてのATMを「 音声案内用 ハンドセットを備えた 視覚障がい者対応ATM 」 としています。また、視覚障がいを おもちのお客さまに、より 安心してご利用いただける 貸金庫 よう、 以 下の取り扱いも 有価証券や貴金属など、大切な財産を盗難や思わぬ 行っています。 災害から安全にお守りします。 貸金庫を利用されるお客さまへのサ ー ビ ス向上を図る ため、平日のご利用時間を延長し、休日もご利用いただける 店舗を順次拡大しています。 行員による代筆・代読の取り扱い 呉服町支店、藤枝駅支店、沼津支店、沼津駅北支店、山下支店、浜北支店 平成28年7月1日現在 ■■静岡銀行のネットワーク 静岡県内 静岡県外 東部地区 43 5 2 中部地区 44 4 3 東京・神奈川 店舗 ローンセンター 「新規の預金口座開設」 「引き出し」 「預け入れ」 「振込」 等の 書類について、お客さまより代筆のご依頼がある場合には、 ネットワークの充実 店舗 ローンセンター ビジネスステーション 社 会 面 ご利用時間拡大店舗(平成28年6月末現在) 19 3 西部地区 60 6 2 愛知・大阪 4 1 代筆者1名および複数行員 (2名以上) の立会いのもと対応 させていただきます。また、代読のご依頼がある場合には、 お取引に関する書類等を行員が代読させていただきます。 窓口における振込手数料の取り扱い 「お振込」の手続きに際して、ATMの操作が困難なため、 窓口での取り扱いを希望されるお客さまには、手数料を ATMでの振込と同額にさせていただきます。 ■■国内店合計 店舗 仮想店舗※ ローンセンター ビジネスステーション 合計 170 3 19 7 199 ■■振込手数料 (消費税込み) 静岡銀行あて 同一支店 あて ※インターネット支店、被振込専用支店、確定拠出年金専用支店 (台) 店舗内ATM 店舗外ATM セブン銀行ATM(全国) セブン銀行ATM(うち静岡県内) 手数料無料化提携金融機関のATM※ 合計 707 259 22,680 968 約8,000 約31,600 3万円 未満 3万円 以上 ATM カード扱 無料 現金扱 108円 窓口 ATM 324円 カード扱 無料 現金扱 324円 窓口 540円 他行あて 108円 432円 324円 648円 324円 648円 540円 864円 ATMと同額で対応 ■■ATM合計 他の支店 あて ※平成28年7月1日現在のATM手数料無料化提携金融機関は、静岡県内の信用金庫および JA、豊橋信用金庫、愛知銀行、イオン銀行です。 T O P I C S コミューン 卓上型対話支援システム「COMUOON」の導入 バリアフリー化の一環として、ご高齢のお客さまや聴覚に障がいをおもちのお客さまなどに、 を導入しました。 より快適にご利用いただけるよう卓上型対話支援システム 「COMUOON※」 導入店舗(県内営業店12店舗および移動店舗車「しずぎんクルリア」 ) 中部地区 東部地区 西部地区 本店営業部、呉服町支店、清水支店、藤枝駅支店 下田支店、熱海支店、沼津支店、富士中央支店 掛川支店、磐田支店、浜松営業部、浜北支店 ※COMUOONとは 難聴の方(老人性難聴にも対応) との円滑なコミュニケーションを 支援する、耳につけない卓上型の対話支援システムです。話し手 の声を的確にとらえる高性能マイクと、聴きとりやすい音声で再現 するスピーカーにより、音を大きくするのではなく、声を明瞭に することで聴こえを補助します。 46 お客さま満足への取り組み 安心して お取り引きいただくために。 ■リスク商品の販売体制 投資信託、外貨預金、個人年金保険、デリバティブ商品など、元本割れ リスクなどがある商品を販売する際には、 「金融商品の勧誘方針」に則った 取り扱いを徹底しています。 すべてのリスク商品について販売資格基準を定め、商品の仕組みや リスクの所在などについて十分な知識を持った行員が販売しているほか、 商品ごとにお客さまにご理解いただく事項を定め、それらをわかりやすく ご説明することを徹底しています。また、契約後も継続的にご相談をお受け するなど、販売後のサポートにも取り組んでいます。 こうした販売体制は、コンプライアンス部によるモニタリングや監査部に よる営業店検査などを通じて有効性を検証し、その結果を販売 ルー ルの 見直しなどに活用しています。 静岡銀行グループは、 金融サービスのエキスパートとして お客さまと真摯に向き合い、 信頼で結ばれた関係を目指しています。 ■利益相反取引の防止に向けた取り組み 金融機関が提供するサービスは多様化しており、お客さまとの間で利害 が対立する「利益相反」が発生する懸念が高まっています。静岡銀行では こうした事態を避け、利用者保護をより一層意識した業務運営を行うため、 「静岡銀行利益相反管理方針」 を定めています。 この方針のもと、お客さまと静岡銀行グループとのお取引のうち、利益 相反のおそれのある取引を特定し、適切に管理することで、お客さまの 利益を不当に害することを未然に防止します。また、コンプライアンス部を 利益相反管理にかかる統括部署とし、モニタリングなどを通じて管理体制 の実効性を検証するなど、利用者保護の体制強化に継続して取り組んで います。 ■金融ADR制度 平成22年10月から、利用者保護を目的に、裁判に代わって簡便かつ迅速 に金融分野に関する苦情・紛争を解決する「金融ADR制度(裁判外紛争 解決手続) 」が導入されました。 これは、金融庁が指定した「紛争解決機関」が、お客さまと金融機関との 間に入り、双方の事情を調査したうえで、中立・公正な立場から和解案の 提示などを行う制度です。 静岡銀行では、指定紛争解決機関で ある一般社団法人全国銀行協会、一般 社団法人信託協会との間で手続実施 基本契約を締結しており、お客さまの ご要望により、適切な機関をご紹介して います。 47 ■■金融ADR制度の仕組み お客さま 和解案の 提示 3 トラブル発生 1 2 申し立て 紛争解決機関 金融機関 3 和解案の 提示 (一社) 全国銀行協会、 (一社) 信託協会、 (一社) 生命 保険協会、 (一社) 日本損害保険協会 など ■苦情への対応 ■口座の不正利用防止 お客さまからの苦情は、 支店サポート部お客さまサービス室 新規口座開設時には、犯罪収益移転防止法に基づく取引時 で一元的に管理し、各業務の担当部署が改善策・再発 確認を厳格に行っています。また、犯罪利用口座の疑いが 防止策を検討する体制としています。また、苦情事例を あると認められた場合には、振り込め詐欺救済法に基づき、 毎月営業店に還元し、全店で発生原因などを共有することで、 取引停止などの措置を適切に講じています。 同様の苦情の再発防止を図っています。 ■個人情報保護への取り組み ■万一被害に遭われたときの補償制度 「静岡銀行プライバシーポリシー(お客さまの個人情報 預金者保護法および「 全国銀行協会の申し合わせ 」の 保護に関する宣言) 」を制定し、お客さまの大切な個人情報 趣旨に則り、お客さまが金融犯罪の被害に遭われた場合、 の保護に努めています。 次の補償制度により真摯に対応しています。 静岡銀行グループの情報資産を統括管理する部署として、 コンプライアンス部情報セキュリティ管理室を設置し、各種 ①偽造・盗難カードの不正使用による被害補償 ②盗難通帳による不正払戻し被害補償 ※「金融商品の勧誘方針」 「 静岡銀行利益相反管理方針」 「 静岡銀行プライバシーポリシー」の 全文は、静岡銀行のホームページでご覧いただけます。 ③インターネットバンキング等による不正払戻し被害補償 ■金融犯罪への取り組み 社 会 面 安全管理措置の強化に継続して取り組んでいます。 また、オレオレ詐欺や還付金詐欺など、預金口座への振込を 悪用した犯罪で被害に遭われた場合は、振り込め詐欺救済法に 振り込め詐欺やカードの偽造・盗難、インターネットへの 不正アクセスなどによる犯罪被害の拡大が社会問題化するなか、 基づき、犯罪利用口座に残っている資金を 「被害回復分配金」 として被害者にお支払いしています。 静岡銀行では、金融犯罪への対応を統括管理する部署として なお、複数の被害者から被害金の支払申請がある場合 事務サポート部に「金融犯罪対応担当」を配置し、被害発生 には、犯罪利用口座に残っている資金を被害額で按分し、 の未然防止と被害に遭われた方の救済に取り組んでいます。 お支払いすることになります。 各種セキュリティ対策 ■■カードセキュリティ対策 ■■インターネットセキュリティ対策 ❶不正に使われないために ❶本人確認の厳格化 ATMによる 「暗証番号変更サービス」の提供 お客さまがご自身で、ATMでいつでも暗証番号を即時変更できます。 さらに、生年月日など推測されやすい暗証番号をご利用されているお客さま には、画面へ注意メッセージを表示し、暗証番号変更をお勧めしています。 ● 提携先ATMを除くすべてのATMに、 「後方確認用ミラー」 と「覗き見防止 フィルム」 を装着しています。 ●暗証番号入力時のボタン配列の並び替え機能を装備しています。 ● インターネットバンキングサービスをご利用される都度、ログインID、 パスワードに加え、異なる数字の入力が必要となる本人認証方法を 導入し、なりすましを防止しています。 ●インターネッ トバンキングサービスのご利用時に必要となるパスワードを 1分ごとに自動更新する 「ワンタイムパスワードサービス」 を提供しています。 ● ❷お客さま情報の保護 ● ICキャッシュカードの発行 偽造が難しく、スキミングなどによる不正使用防止に有効なI Cキャッシュ カードを発行しています。 ● ※平成28年7月1日現在、 「しずぎんICカード」 「しずぎんjoyca (クレジット一体型) 」の 2種類のICキャッシュカードを発行しています。 ❷被害の拡大を防ぐために 「ATMご利用限度額変更サービス」の提供 磁気 ストライプ型「しずぎんカード」の一日あたりのATM出金限度額 (現金出金とお振込取引の合計金額) を、一律100万円としています。 出金限度額の引き下げをご希望の場合は、ATMで設定できます。 ● 「しずぎんICカード」 をご利用のお客さまは、申込時に出金限度額を 300万円以内に指定できます。 ● 「ATMによる異常取引検索システム」 によるモニタリング 異常なカード取引を早期に把握するため、検索システムを導入し、モニタ リングを実施しています。 ● 無担保ローンの仮申込などでホームページにご入力いただいたお客さま の情報は、暗号化して管理しています。 ❸フィッシング詐欺・スパイウェア対策 静岡銀行のホームページを偽造したサイトに重要情報を送信しようと すると、警告メッセージを表示するフィッシング対策ツールを導入して います。 ●お客さまの意図されていないお取引を防止するため、 インターネット バンキングサ ービスを利用しない間は、お客さまの携帯電話から インターネットバンキングサービスへのログインをロックする機能を 提供しています。 ● ❹法人向けインターネットバンキングセキュリティ 小型のパスワード生成機(ハードトークン) を 使用した高度な認証方式である「ワンタイム パスワード」 を採用しています。 ● 電子証明書 」で利用するパソコンを限定 「 して、なりすましによる不正使用を防止して います。 ● 48 お客さま満足への取り組み 信頼から愛着へ。 ■お客さまの声に耳を傾ける 静岡銀行では、 お客さまの声を業務の改善や商品・サービスの見直しに つなげています。 個人・法人を問わず、 さまざまな機会を通じて「お客さまアンケート」 を 継続的に実施するとともに、営業店が受け付けたご意見・ご要望などを 本部へ報告するシステムを整備し、発生原因を踏まえた根本的な解決に つなげています。また、店頭や電話でのモニタリング調査等の数値化 された結果を用いてCS評価基準を「見える化」 することで、継続的なCSの 向上・改善に取り組んでいます。 ■■お客さまから寄せられた声への対応状況 ご意見・ご要望 内 容 静岡銀行グループは、 地域の皆さまにとってより身近な存在となるため、 日々の営業活動の中で、心のこもった接遇と お客さまのニーズに合った商品・サービスの提供、 親しみやすい店舗づくりに取り組んでいます。 ●しずぎんビジネスクイックローンの取り扱い開始 個人事業主への融資を もっと便利に活用したい 平成27年4月より、担保・保証人が不要で、最短 で即日に仮審査の回答が受けられるなど、 スピーディ にご利用いただける個人事業主向け融資商品の 取り扱いを開始しました。 ●カードローン 「セレカ」の商品性を改定 カードロー ンをもっと 便利に利用したい スマートフォンで気軽に 銀行を利用したい 平成27年7月より、最短30分での審査結果の 回答や最短即日のご融資が可能となったほか、 インターネット上でお申し込みからお借り入れまでの 手続きが完結するなど、利便性を向上させました。 ●スマートフォン用アプリ 「しずぎんSTATION」 の 取り扱い開始 平成27年8月より、簡単な操作で残高・ 明細 照会や各種サービス情報が確認できる便利な 機能を集約したアプリの取り扱いを開始しました。 ●各種手続きにともなうお客さまの負担を軽減 色 々な手続きを簡単に 行いたい 平成28年1月より、申込書をシステムで自動作成 することでお客さまの書類の記入負担を軽減した ほか、 銀行へのお届け印に代わり、 キャッシュカード と暗証番号を使って窓口でのお取引を可能とする 「しずぎんカード認証」 の取り扱いを開始しました (定期預金の作成など、 対象のお取引のみ) 。 T O P I C S お客さまご意見カード ご意見・ご要望・お叱りや激励など、お客さまの声 一つひとつに耳を傾け、静岡銀行グループのサービス・ 接客応対の向上につなげています。ぜひ、皆さまの率直な 声をお聞かせください。 お客さまご意見カードは、店舗ロビーやATMコーナー などに設置しています。 49 ■お客さま満足の向上につながる店頭営業体制の整備 ロビーでは、フロアマネージャー・フロア担当が、 窓口ではカウンター担当が皆さまのご来店をお待ちしています。 社 会 面 窓口では、カウンター担当が、フロアマネージャー・フロア 担当と連携して、お客さまのさまざまなご用件やご相談に お応えします。 私たちが ご案内します!! フロアマネージャーは、 このバッジが目印です フロアマネージャーは、ロビーの責任者として、フロア担当 とともに、ご用件に合わせてお客さまを適切にご案内します。 営業店のロビーはお客さまを迎える大切な場所。 静岡銀行では、お客さまにゆったりとした空間で快適に手続きしていただけるよう、ロビースペースを従来より広く確保した 店舗を順次導入しています。また、お客さまに近い距離で、きめ細やかなご案内と、ニーズに合ったご提案を行うことが できるよう、ロビーやカウンターで応対する人員を増やし、ロビーの責任者であるフロアマネージャーが全体のコントロール を適切に行うなど、体制面の整備も進めています。 お客さまとのコミュニケーションを通じた質の高いコンサルティング営業を実践し、お客さまそれぞれのご要望を正確に承り、 期待を上回るサービスを提供できるよう、 これからも店頭営業体制のレベルアップに取り組んでいきます。 グループ会社のご紹介 ◉ 静銀ビジネスクリエイト株式会社 主な事業内容 • 為替送信・代金取立等の 集中処理業務 • 労働者派遣業務 静岡銀行の事務サービス受託会社として、 一極集中型 のスキルセンターと営業店業務をサポートするサービス センターを設置し、 事務品質の高度化で成果をあげる ことにより、 静岡銀行グループ全体の業務効率化および ローコスト化に貢献しています。 また銀行営業店・グループ会社等への社員派遣も 行っており、 静岡銀行グループ全体の事務サービスを 担う大きな戦力となっています。 ◉ 静銀総合サービス株式会社 主な事業内容 • 人事・総務・財務関連業務 • 有料職業紹介業務 有料職業紹介業務、および静岡銀行の総務・ 管財業務、 人事・厚生業務を受託。 また、 グループ 会社の人事・給与・経理・決算に係る総務事務 の集中処理を受託し、 静岡銀行グループ全体の 生産性向上の一翼を担っています。 50 地域貢献活動 夢と豊かさをともに。 ■しずぎんユーフォニア・ ■コンサート 国内外の一流アーティストの演奏を 地域の皆さまにお楽しみいただいて います。 入場料収入は、 「 公益信託しずぎん ふるさと環 境 保 全 基金」 に寄付して います。 第61回藤原真理 (平成28年2月浜松市にて) 静岡銀行グループでは、 企業理念﹁地域とともに夢と豊かさを広げます。﹂の 実践活動のひとつとして、地域の文化やスポーツの振興、 金融経済教育などに取り組んでいます。 ■しずぎんカルチャー・フォーラム「しずぎん寄席」 日本の伝統話芸である落語会の開催を通じて、地域の皆さまにゆとり あるひとときをお過ごしいただいています。 第20回桃月庵白酒・隅田川馬石二人会 (平成27年9月、静岡市にて) ■静岡交響楽団を応援 静岡銀行presents「フレッシュなアーティストと名曲」 に協賛。 (平成27年11月、静岡市にて) 51 ■地域金融経済教育 静岡銀行グループでは、小・中・高等学校などの児童・ 生徒を対象に、銀行見学会や講義を通じて、銀行が経済・ 社会で果たす役割を学んでいただく金融経済教育に取り 組んでいます。 ■全国高校生金融経済クイズ選手権 ■「エコノミクス甲子園」静岡大会 高校生が経済や金融に関する知識を競う「エコノミクス 甲子園」静岡大会を開催しています。 平成27年度は第5回大会を開催し、静岡県内の高校 また、地域経済の現況や、地域金融機関が地域経済に から21チ ー ム・ 総勢42名が経済や金融の知識を問う 果たす役割などを解説する寄付講座「 静岡銀行金融講座 」 クイズに挑戦。熱戦の末、静岡高等学校のチームが優勝し、 を静岡産業大学と常葉大学で開講しています。 全国大会への切符を手にしました。 社 会 面 静岡銀行金融講座 「エコノミクス甲子園」静岡大会 ■しずぎんカップ 11歳以下の静岡県チャンピオンを目指して、 およそ350のチー ムが毎年熱戦を繰り広げる 「 しずぎんカッ プ静岡県 ユ ー スU-11・8人制 サッカー大会 」や、日本全国から子どもたちが 静岡に集う「全国少年少女草サッカー大会」に 協賛しています。 また、平成27年度より少年野球の県大会へ サッカー大会 協賛を開始し、第2回「しずぎんカップ・静岡県 スポ ー ツ少年団学童軟式野球大会 」では40 チームが熱戦を繰り広げました。 野球大会 ■「しずぎんエコアイデア・コンテスト」の実施 環境面における地域貢献活動の一環として、静岡県内の小学生から環境問題の 改善に向けたアイデアを募る第4回「しずぎんエコアイデア・コンテスト」を実施 しました。 独創性に富んだ応募総数968作品の中から、最優秀賞1名、優秀賞10名、学校賞 4校の選考を行い、平成28年2月27日に静岡市のアゴラ静岡で表彰式を開催 しました。 しずぎんエコアイデア・コンテスト表彰式 52 地域貢献活動 ■インターンシップ 近年、就職活動にあたって、将来の希望や自身の適性 ■しずぎんアジア留学生奨学金制度 将来、アジ ア地域を中心に活躍が期待される優秀な などを踏まえて職業を慎重に選択する学生が増えています。 留学生への支援を通じて、静岡県とアジア地域との橋渡し役 「 銀行で働くやりがいや面白さってどんなことだろう?」 を担う人材を育成するため、 「しずぎんアジア留学生奨学金 「 地域金融機関の役割 って何だろう?」、そんな疑問に 制度 」を平成23年度に創設し、これまでにのべ51名の 答える機会が、インターンシップです。 留学生を支援しています。 インターンシップは、就職におけるミスマッチを防止する だけでなく、学生の就業観や就労意識を高めるなど、産学 連携による人材育成という観点からも有効な取り組み です。 静岡銀行では、全国の大学生・大学院生を対象とした インターンシップを実施し、さまざまな講義や実習などを 通じて、銀行業務に対する理解を深める機会を提供して います。平成27年度は195名の学生が参加しました。 制度の概要 支給対象者 静岡県内の大学へのアジア地域からの外国人留学生(※) アジア地域の高等教育機関への静岡県内の大学からの日本人 留学生(※) ● ● ※静岡県外に本拠を置く大学でも静岡県内キャンパスの在学生は対象となります。 支給方法 ● ● 採用人数:毎年10名程度 金額等:一人あたり月額10万円を2年間支給(返還義務なし) ■地域雇用への貢献 ■海外からの留学生を対象とした採用制度 平成23年、静岡県内にキャンパ スのある大学に通う 外国人留学生を対象とした採用制度を新設しました。 この制度は、外国人留学生に対し、就職の機会を広く 地域のリーディング企業として、積極的な新卒・キャリア 採用活動を通じて、地域の安定雇用に貢献しています。 また、高齢社会の進展を踏まえ、60歳定年後の再雇用 制度「エキスパートスタッフ制度」 を設け、広く雇用の機会を 提供しています。 提供するとともに、日本語能力やビジネスマナー等の教育 このほか、静岡県内の各地で開催されるハローワーク主催 プログラムを充実させることで、留学生の静岡銀行での の「障がい者合同面接会」に参加し、障がいをお持ちの方 就業をサポートするものです。本制度のもと、これまでに 一 人 ひ とりの 適 性 に 応じた 職 場 の 提 供 に 積 極 的 に のべ7名の留学生が入行しています。 取り組んでいます。この結果、平成28年3月末現在の 静岡銀行の障がい者雇用率は、法定雇用率(2.0%)を 上回っています。 ■人権啓発への取り組み 静岡銀行 グルー プでは、人権啓発への取り組みをCSR の重要なテーマの一つとして位置付け、新入社員をはじめ、 さまざまな階層で人権研修を実施し、人権に対する意識の 向上に取り組んでいます。 53 いかなるときも、業務を継続する。 ■業務継続体制の整備 銀行業務は、その公共性の高さから、業務の継続性 の確保が強く求められています。静岡銀行では、大規模 災害や危険性が高い感染症の発生時にも、重要な 業務を継続する、あるいは早期に再開できるよう、 業務継続計画 (BCP) として 「非常事態対策要綱」 を定め、 継続的に見直しを行うことにより、非常事態の発生に 備えています。 免震設備の導入等の耐震強化や、自家発電装置の 設置、非常用通信機器をはじめとする防災対策資機材 社 会 面 の配備に加え、コンピューターシステムのバックアップ 体制を整備し、障害発生時においても業務を迅速に 再開できる体制を確保しています。 また、業務継続のための訓練やバックアップセンター の運用訓練など、さまざまな実践的な訓練を定期的 防災訓練 しずぎん本部タワーの免震設備 に実施しています。 アイソレーター 周期の短い激しい揺れを 長い周期の揺れに変える装置 しずぎん本部タワーに 「非常事態対策室」を設置 しずぎん本部タワーには 「非常事態対策室」を設置 し、複数の通信手段や大型モニターを配備して、大規模 災害やシステム障害といった不測の事態が発生した ダンパー 建物の揺れを減らす エネルギー吸収装置 際に地域の皆さまをサポートできる体制を整えて います。 直動転がり支承 水平方向の抵抗が極めて小さく 地面の揺れを建物に伝えにくくする装置 ■津波対策への取り組み 津波の浸水が想定される地域の店舗を建て替える際 は、津波で倒壊しない構造を採用するとともに、屋上 が想定津波高よりも高くなるよう設計しています。 また、店舗の外側から直接屋上へつながる外部階段 を設置し、災害時には、来店中のお客さまはもちろん、 店舗近隣にお住まいの方、あるいは周辺を通行中の 方にも避難場所としてご利用いただくことを可能と しています。海岸に比較的近い店舗には、お客さま用 と従業員用の救命胴衣を配備しています。 平成28年4月に新築した興津支店は、 静岡市より「津波避難ビル」の指定を 受けています。 屋上へつながる 外部階段 54 従業員満足への取り組み 従業員の成長と満足の実現。 プロフェッショナル 人材の育成 成長を促進する 人事制度 (FA権・長期 トレーニー権) 研修センター 従業員の成長と 満足の実現 ポジティブ アクション グループ会社間 転籍制度 仕事、仲間、そして家族。 大切なことは、いきいきと働き成長すること。 静岡銀行グループは、従業員が仕事と家庭生活を両立し、 仕事を通じて自らを成長させていくことにより 深い﹁愛着﹂と﹁思い入れ﹂を持って働くことができる、 そんな銀行を目指しています。 仕事と家庭生活 の両立 (ワークライフ バランスの実現) 企業経営を考えるとき、 いつの時代にあっても 最も重要な経営資源の一つが 「ヒト」 。 静岡銀行グループには、 従業員が自らの可能性に挑戦し、 成長を実感できる環境があります。 ■プロフェッショナル人材の育成 静岡銀行グループでは、お客さまが抱えるさまざまなニーズや課題を 解決に導くソリューション営業を実現するため、 「 集合研修」 「 行外派遣・ 行内トレーニー」 「自己啓発支援」などを通じ、高い意欲とスキルを持ち 合わせた 「プロフェッショナル人材」の育成に取り組んでいます。 「集合研修」では、新入社員から支店長にいたるまでの各階層別研修、 法人営業、消費者ローン、資産運用相談業務などの専門スキルを高める ための市場別研修や、支店長をはじめとするマネジメント層を対象とした テーマ別研修を実施しています。 「行外派遣・行内トレーニー」では、海外MBAや政府系金融機関、海外 金融機関の現地拠点などへの派遣を通じた専門知識・スキルの習得 機会を設けているほか、海外店・市場部門など専門部署へのトレーニー によりスキルアップを目指すプログラムも用意しています。 55 また、従業員の自己啓発を積極的に支援するため、中小企業 このように、静岡銀行グループではプロフェッショナル 診断士や社会保険労務士、ファイナンシャルプランニング 人材の育成に向けて、さまざまな取り組みを行っていますが、 技能士の資格取得を支援する講座や、ビジネススキ ル どのようなステップで、どのようなキャリアを積んでいく 向上のための休日セミナーを開催しているほか、通学制 のかという 「キャリアパス」 の選択に悩む従業員が多いことも 英会話スクール、行内TOEIC試験の実施、パソコンで各種 事実です。こうした現状を踏まえ、中長期的な自己啓発や 知識が習得できる「eラーニングシステム」の整備などを 仕事への取り組み意識を考えるキャリアデザイン講習会を 実施しています。 開催し、従業員のキャリアパス策定をサポートしています。 ■研修センター や、営業店を模したフロア研修室など、さまざまな研修 スタイルを可能にする機能別の研修室を備えています。 【FA (フリーエージェント)権・長期トレーニー権】 社 会 面 静岡銀行の研修センターは、 360名を収容できる大会議室 ■成長を促進する人事制度 静岡銀行では、自律的なキャリア開発とモチベーション 向上のため、高いスキルを持ち、優れた業績をあげた営業店 また、 200名以上を収容できる宿泊室や、利便性と快適性 行員に対してFA権( 本人の希望するセクションへ異動する に配慮した食堂・カフェ・休憩スペースを併設し、 「従業員 権利)や長期トレーニー権(長期研修を受けることができる の成長と満足を実現する施設 」 「 さまざまな人材交流を 権利)を付与しており、平成27年度は4名がこの権利を 実現する施設」 として活用しています。 取得しました。 また、行外派遣・行内トレーニーは、 長期トレーニー権利者の 中からも派遣者を選定しているほか、幅広く公募を行っており、 平成28年度については20名を派遣する予定です。 ■グループ会社間転籍制度 静岡銀行グループでは、一定の基準を満たす従業員が それぞれのキャリア開発に応じて、グループ会社間を転籍 できる制度を導入しています。この制度により、本人の 適性や希望とグループ各社の人材ニーズのマッチングを 行っています。 56 従業員満足への取り組み ■ポジティブアクション ポジティブアクションとは、さまざまな活動の場における ■■静岡銀行の女性活躍状況(女性行員数) (名、下段カッコ内は男女合計に占める女性比率) 男女間格差の解消と女性の活動への参画機会を、企業が 積極的かつ自主的に提供する取り組みをいいます。 静岡銀行では、平成28年4月より施行された「 女性の 職業生活における活躍の推進に関する法律 」に基づき、 「2020年度末までに指導的地位( ※1)にある女性の比率を 20%以上とする」 という目標を掲げ、女性活躍推進にむけた 行動計画を策定し、積極的な登用を進めているほか、キャリア 開発・マネジメント能力向上を目的とした研修を実施する など、女性がさらにチャレンジ・活躍できるよう取り組んで 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年 4月1日 支店長 13 13 12 14 13 (6.8%) (6.6%) (6.0%) (7.0%) (6.5%) 指導的地位※1 にある女性 133 153 169 180 187 (8.5%)(10.6%)(11.9%)(13.0%)(13.5%) ※ 1 ビジネスリー ダ ー( 中 間 管 理 職 )以 上 の 役 職 者 。 ※ 2 評 価 基準を満たす項目数に応じて3段階あり、静岡銀行では 基準を全て満たした最上位の認定を取得しました。 ▶認定を受けた企業は認定マーク「えるぼし」を使用できます。 います。また、これまでの女性活躍に関する取り組みが 優良な企業として、同法に基づく厚生労働大臣の認定(※2) を受けています。 従業員のモチベーションにとって重要な要素である職業生活と家庭生活の両立。 静岡銀行では、 従業員のワークライフバランスを支援する各種制度の充実に努めています。 ■仕事と家庭生活の両立(ワークライフバランスの実現) 心身ともに充実した生活が、個々のモチベーションを を中心に全店一斉で推進する早帰り運動「マイタイム・ 高め、効率的で質の高い仕事を生み出すなど、仕事への キャンペーン」 、政府が主導する「家族の週間」に呼応した 意欲的な取り組みと幸福を実感できる生活が相乗効果を 11月の定時退行週間の実施などを通じて、総労働時間の 高める、いわゆる「ワークライフバランス」が高い生産性 短縮に積極的に取り組んでいます。 を実現すると言われています。 育児支援の面では、育児に取り組む従業員が安心して こうしたなか、仕事と家庭生活の両立を支援するため、 制度休暇の完全利用など有給休暇の取得促進、2月と8月 働き、キャリアを形成していけるよう、法定基準を上回る 育児休業制度(子が2歳達齢まで) 、育児短時間勤務制度 ( 子が小学校就学始期まで )など、制度面の充実を図る とともに、各種制度の利用方法等を解説したマニュアルの 整備や職場復帰に向けた面談機会の拡充等に努めています。 さらには、共働き世帯の増加等を背景として、社会的 関心が高まっている男性従業員による育児休業取得に ついても積極的に推進するとともに、事業所内保育施設 「 森のほいくえん 」を地域の企業と共同運営するなど、 仕事と育児の両立を支援する取り組みを進めています。 森のほいくえん T O P I C S 女性交流会 女性同士の交流やキャリア形成支援を目的として、静岡銀行グループ内の女性従業員を対象とした 「女性交流会」 を平成18年9月より開催しています。これまでに、計24回のセミナーや講演会に、のべ4,500人以上が参加し、 幅広い視野の醸成と人的リレーションを構築する機会として活用されています。 また、平成26年度より、事業所内保育施設 「森のほいくえん」 の共同運営企業である静岡ガス株式会社、 静岡鉄道株式会社と協同で、異業種の地域企業との交流会を開催しています。地域経済を担う女性の交流 の場とするとともに、将来の女性リーダー育成を支援するために、今後も定期的に開催します。 57 さまざまな分野で活躍する従業員たち 静岡銀行では、専門知識の習得やキャリア開発を支援するための行外派遣・行外トレーニーやグループ会社間 転籍制度などを設けています。従業員は積極的にこれらの制度に挑戦し、さまざまな分野で活躍しています。 東京営業部 営業第三部 日本企業のM&Aや事業承継ニーズが 高まる中、 企業買収に関するファイナンス のス キ ルやノウハウ習 得を目的と して、 国内大手信託銀行のバイアウト ファ イ ナ ン ス部門への行外派遣に チャレンジ。現在は、東京営業部営業 第三部でストラクチャードファイナンス など専門性の高い業務の推進を行って いる。 大橋健さん 成瀬礼奈さん 望月慎太郎さん お 客 さま の 本 当 の ニ ー ズ に 対 応 できるスキルを身に付け、より高い レ ベ ルでの 提 案 がしたいとの 思 い から、営 業 店 で の 預り資 産 担 当を 経 て、メガ バ ンクへ の 行 外 派 遣に 応募。富裕層向けの高度な提案営業 の企画立案や具体的な提案手法 などを習得し、現 在はプライベート バンクグルー プで証券業務の企画・ 推進を担当している。 欧州静岡銀行出向 国際営業部 国際営業統括グループ 吉貝俊秀さん 山下支店 面田由紀子さん ビジネススタッフ(パートタイム勤務) として、フロア・カウンタ ー業務を 経験後、グループ会社間転籍制度を 利用し、平 成27年10月より行員に 転籍。現在は、 フロア・カウンター業務 と合わせて、融資営業担当者として お客さまの一人ひとりのライフプラン に応じた住宅 ロ ー ンの提案業務を 行っている。 フ ラ ン スで の 語 学 留 学 を 通じて、 欧州の経済、文化、習慣を学んだ後、 メガバンクのパリ支店にて日系企業 への営業推進、リスク管理手法等を 習得。現在は、 習得した語学力を活かし、 欧 州 静 岡 銀 行で日系 企 業 向けの 融 資 や 市 場 資 金 取 引 を 担 当して いる。 尾﨑紘二さん アジア経済の著しい発展を肌で感じ、 急 増 するア ジ ア 進 出 案 件 に 対 応 できるスキルや提案力を身に付けたい との思いから、メガバンクの香港支店 への行外派遣に応募。現在は国際営業 統括 グルー プで、行外派遣で培った 知識やネットワークを活かし、お取引先 のアジア諸国への進出支援を行って いる。 社 会 面 個人部 プライベートバンクグループ プロジェクトファイナンス(エネルギー・ インフラ)、シップファイナンス、航空機 ファイナンス等の先端的な金融業務の 習 得を目 指し、日本 政 策 投 資 銀 行 ストラクチャードファイナンス部への 行外派遣にチャレンジ。現在は、法人 ファイナンスグループに所属し、静岡 県 内 外 のお取 引 先に対し、既 存 の 法人部 法人ファイナンスグループ 枠 組 みにとらわれない 新たな資 金 調達手段の提供を行っている。 最先端の経営理論を学び、静岡県経済 の発 展に貢 献したいとの思いから、 平成27年8月よりMBA取得を目指して 米国ミシガン大学ビジネススクール に留学。企業戦略論や組織論のほか、 MBA海外留学 村松明良さん 企 業 に 対 する実 地 で のコ ン サ ル ティングプロジェクトを通じて、 アメリカ の銀行における戦略立案業務などを 学んでいる。 母 国である中国と静 岡 県 経 済との 架け橋になりたいとの思いから、海外 からの留学生採用制度により平成25年 4月に入行。営業店やローンセンター にて銀行業務の基礎を習得後、平成 28年1月より地方創生部で、自身の 経験を踏まえて中国人観光客誘致の ための「インバウンド対策セミナー」 の 地方創生部 講師を務めるなど、地方創生に寄与 リンレイヘイさん する取り組みを行っている。 58 株主満足・ 市場評価向上への取り組み 変わらないファンであって ほしいから。 ■株主還元の状況 株主配当の状況 静岡銀行では、株主の皆さまへの配当を市場動向や業績の見通しを 勘案し、決定しています。 平成27年度の1株当たり配当額(年間) は、株主の皆さまへの利益還元 を重視した結果、4円増配し、20円(配当性向27.91%)とさせていた だきました。 平成28年度も、株主の皆さまへの利益還元を重視し、1株当たりの 配当額(年間)は20円を予定しています。 ■■配当額の推移 安定した株主還元や市場との 積極的な対話などを通じて、 株主の満足と市場における認知度や 評価の向上を図っています。 平成26年度 平成27年度 (円) 16.00 20.00 配当利回り (配当/期末株価)(%) 1.33 2.46 1株当たり年間配当額 平成28年度予想 20.00 ― 自己株式取得の状況 静岡銀行では、自己株式取得の手続規制が緩和された平成9年度以降、 継続的に自己株式の取得を実施しており、平成27年度までに196百万株を 取得してきました。今後も資本効率の向上および株主還元の充実を通じて、 企業価値の一層の向上を目指します。 なお、平成26年4月よりスタートした第12次中期経営計画では、 株主配当と自己株式取得を合わせた株主還元率について、 「 中期的な 目標値を50%以上」 としています。 ? 自己株式の取得とは? 企業が自らの資金を使って自社の株式を購入することをいいます。 自己株式の取得・消却により、発行済株式総数が減少するため、 1株当たりの純資産 (BPS)や1株当たりの利益(EPS)が増加し、企業価値を高める効果があります。 ■■株主への利益還元の推移 59 平成26年度 平成27年度 平成18~27年度(10年間) 年間配当額 ① (億円) 99 123 958(累計) 自己株式取得額 ② (億円) 113 70 954(累計) 株主還元額 ③=①+②(億円) 212 193 1,911(累計) 当期純利益 ④ (億円) 426 440 3,566(累計) 配当性向 ①/④×100(%) 23.24 27.91 26.85(平均) 株主還元率 ③/④×100(%) 49.82 43.82 53.60(平均) ■適時・適切な情報開示 ■IR活動 ステークホルダーの皆さまに適時・適切な情報を提供 IR(インベスター・リレーションズ)活動とは、企業が するため、銀行法や金融商品取引法、証券取引所の定める 株主や投資家に対して投資判断に必要な経営情報などを 有価証券上場規程などに基づく情報開示のほか、自主的 適時かつ公平に継続してお伝えし、資本市場で適切な評価 な開示にも積極的に取り組み、持続性、透明性、公平性の を受けることを目的とする活動です。 ある適切な情報開示に努めています。 静岡銀行では、ステークホルダーの皆さまに経営戦略や 情報発生部署からの各種情報を経営企画部が一元管理 決算の状況などを説明する機会を数多く設けています。 し、適時開示情報に該当するか否かを判定のうえ、原則と の適正性維持のため、必要に応じて内容をコンプライアンス 部門、監査法人などと協議するほか、内部監査部門が適時 開示全般にわたる業務運営状況の適切性・有効性を定期的 に検証しています。 ■■会社情報の適時開示にかかる行内体制図 監査役 (監査役会) 社 会 面 して経営執行会議の承認後に開示しています。適時開示 インフォメーション・ミーティング(決算IR) 年4回、国内外の証券会社・ 機関投資家・ アナリスト 等を対象に開催。 このほか、 スモー ルミー ティング、 ワンオンワンミーティング を随時開催。 監査法人 個人投資家向け企業説明会 個人投資家を対象に説明 会を開催。平成27年度は 静岡県内外の会場で計9回 実施。 〈平成27年度開催地区〉 静岡市 (2回) 、 浜松市 (2回) 、 沼津市、三島市、横浜市、 藤沢市、豊橋市 内部監査部門(監査部) 内部監査の実施 コンプライアンス部門 地域のお客さま向け企業説明会 協議 決裁 経営企画部 経営執行会議 取締役会 または 発生事実に 関する情報 決算に 関する情報 その他の 企業活動に 関する情報 など 協議 決裁 (本部・営業店・グループ会社など) 情報発生部署 決定事実に 関する情報 報告 地域のお客さまを対象に、静岡県内5会場で説明会を開催。 「 静岡県 経済の展望と静岡銀行の取り組み」 について紹介。 海外投資家訪問(海外I R) 米国・ヨーロッパ・アジアを訪問し、静岡銀行の業績や経営戦略に ついて現地の機関投資家と面談。 経営情報誌の発行 経営情報に加え、 静岡銀行 の 取り組 み を 紹 介 する ディスクロージャー誌や ミニディスクロージャー誌 などを発行。 適時開示 60 環境への取り組み より豊かな自然環境を 次世代に。 6つの基本方針 1 環境に関連する法規制、および業界行動指針など静岡銀行が同意するその他の 要求事項を遵守します。 2 省エネルギー、省資源、リサイクル活動を推進します。 地域の総合金融機関として、環境に配慮した商品・サービスの開発などを通じて、 3 環境保全に取り組むお取引先を支援し、地域社会の環境保全ひいては地球全体 の環境保全に努めます。 静岡銀行は、基本理念﹁地域とともに夢と豊かさを広げます。 ﹂ のもと、 企業市民として、郷土の豊かな潤いのある自然環境を守り、 より良く次の世代へと引き継いでいく責任があると考えています。 環境問題への積極的な取り組みが、企業の社会的責任︵CSR︶ ・ 公共的使命であることはもちろん、企業活動の存続にかかわる 必要条件として位置づけ、 ﹁6つの基本方針﹂を定めています。 企業活動のなかから、環境に影響を及ぼす要因を的確に把握し、環境保全に 資する環境目的、および具体的な環境目標を定め、その実現を図ります。また、 4 定期的な監視とレビューを実施し、環境マネジメントシステムの継続的な改善 と環境汚染の予防に努めます。 企業としての環境保全活動に取り組むことで、行員一人ひとりの環境問題に 5 対するよりよい意識の高揚を図るとともに、個人としての環境保全活動への 取り組みを支援します。 6 ■■ 「ISO14001」の認証維持 静岡銀行 グルー プでは、 「しずぎん本部タワー」 ( 本部各部およびグ ル ー プ会社が入居する建物 ) を対象に、環境マネジメントシステムの国際規格で ある 「ISO14001」の認証を取得しています。 ISO14001マネジメント システム登録証 ■環境目的 静岡銀行グループでは、環境マネジメントシステムに基づき、以下の 通り「環境目的」を定め、環境保全につながる具体的な施策に取り組むと ともに、 PDCAサイクルのなかで継続的に改善を図っています。 環境目的の概要(平成26年度∼28年度) 1 61 この環境方針は文書化して、全行員および静岡銀行のために働くすべての人に 周知し、一般にも公開します。 環境性能に優れたしずぎん本部タワーでの電力削減により、環境負荷を軽減 します。 2 しずぎん本部タワーでのワークスタイル改革により、紙の使用量を削減します。 (ペーパーレス化による業務フロー改革、ペーパーレス会議の実施等) 3 しずぎん本部タワーでの「環境配慮型事務用品購買システム」の運用により、 環境負荷を軽減します。 4 環境関連金融商品( 環境格付融資・ 環境格付私募債等 )の販売促進および お取引先向け環境関連セミナーの開催により、地域のお取引先の環境関連事業 を支援します。 5 エコアイデアコンテストの実施により、環境負荷の軽減を図ります。 また、 「環境問題への取組指針」 として3項目を定め、地球 温暖化防止等に向けた各種施策の方向性と位置づけを 明確にすることで、一層の取り組み強化を図っています。 環境格付私募債「ECOBON(エコボン) 」 環境保全に取り組む企業の資金調達をサポートするため、 環境格付ランクに応じて金利を段階的に優遇する「環境格付 私募債『ECOBON(エコボン) 』 」 を、静岡銀行独自の商品と 環境問題への取組指針 して提供しています。 1 金融業務を通じた環境への対応 ■ 2 静岡銀行グループの環境負荷の低減 ■ 3 従業員の地域・家庭での環境への対応強化 ■ ※ 「ECOBON (エコボン) 」 は、英語のECO (エコ) 、BOND (債券、絆) とフランス語のBON (いいね) を表現しています。 エコサポート・ビジネスローン 「エコサポート・ビジネスローン」は、環境保全を目的とした 事業活動に必要な設備資金・運転資金に対応する融資商品で、 環境負荷低減に取り組むお客さまを資金面でサ ポ ート 1 金融業務を通じた環境への対応 取組指針 静岡銀行グループの総合金融機能を発揮し、お客さまの しています。 経営コンサルティング 環境保全への取り組みを、さまざまなかたちでサポートして います。 環境問題への積極的な取り組みは、企業が社会的な責任を 果たすうえで、重要な経営課題の一つとなっています。グループ 会社である静銀経営コンサルティング株式会社では、お客さま 環境格付融資 静岡銀行は、地球温暖化防止に取り組むお客さまが利子 補給を受けることができる 「環境格付融資」の取扱金融 機関となっています。 取得のサポートや、CO₂排出量削減に関する 「環境・温暖化 コンサルティング」 などのサービスを提供しています。 ■■環境マネジメントシステム認証取得コンサルティング実績 環 境 面 ※補助金の状況により利子補給の交付を受けられない場合があります。 の環境マネジメントシステム認証( 「ISO14001」など) (件) ? 30 環境格付とは? 24 企業の環境に配慮した経営度合を評点化し、その得点に応じて金利 を優遇するなどのお取引条件を設定するものです。 静岡銀行では、独自の環境格付システムにより、企業の環境経営度 を幅広く評価できる体制を確立しています。 20 10 0 13 24年度 11 10 25年度 15 13 8 8 26年度 27年度 ■コンサルティング契約受託件数 認証取得件数 「21世紀金融行動原則」への署名 静 岡 銀 行は「 持続可能な社会の形成に向けた金 融 行 動 原 則 (21世紀金融行動原則) 」 に署名しています。 これは、環境・社会問題の解決に向けて、金融という側面から持続 可能な社会の形成のために必要な責任と役割を果たすことを目的 として、幅広い金融機関が自主的に参加して策定した行動指針で、 静岡銀行は当初より起草委員として参加しています。 静岡銀行グループでは、地域との共存共栄を目指すため、環境・ 社会問題への取り組みをより一層強化し、地域社会の持続的な発展 に寄与していきます。 〔21世紀金融行動原則〕 (抜粋) 自らが果たすべき責任と役割を認識し、予防的 アプローチの視点も踏まえ、それぞれの事業を 通じ持続可能な社会の形成に向けた最善の取り組み を推進する ●環境産業に代表される 「持続可能な社会の形成に 寄与する産業」 の発展と競争力の向上に資する金融 商品・サービスの開発・提供を通じ、持続可能な グローバル社会の形成に貢献する ● 地域の振興と持続可能性の向上の視点に立ち、 中小企業などの環境配慮や市民の環境意識の向上、 災害への備えやコミュニティ活動をサポートする ● 62 環境への取り組み 環境関連商品のご提供 預金利息を環境保全に取り組む団体などに寄付する定期 預金のほか、投資行動により地球環境保全活動に参加したい というお客さまの声にお応えすべく、環境配慮型企業への 投資を対象とした投資信託などを取り扱っています。 ◉定期預金「富士山定期預金」 【しずぎんインターネット支店取扱商品】 利息の全額を富士山の環境保全に取り組む 団体※に寄付する定期預金です。 ※「NPO法人富士山世界遺産国民会議」が主体となって運営 する 「富士山基金」 。 取組指針 2 静岡銀行グループの 環境負荷の低減 地球温暖化の原因といわれる温室効果ガス。その代表的な ものがCO₂(二酸化炭素)です。静岡銀行グループでは、 環境保全活動の一環として、 地球温暖化防止に向けた CO₂排出量の削減に取り組んでいます。 紙使用量の削減 本部において、 ペーパーレス会議運営システムや電子協議・ 報告システムを導入しており、従来の紙文書をベースとした ワークスタイルからの脱却による業務の迅速化や生産性の 向上を図るとともに、紙文書の発生を抑制することで環境 負荷の軽減に取り組んでいます。 ◉投資信託「グリーン世銀債ファンド」 【静銀ティーエム証券株式会社取扱商品】 グリー ンボンドをはじめとする各国通貨 建ての世界銀行債券(世銀債)を投資対象 とした、毎月分配型の投資信託です。 ※グリーンボンドとは、世界銀行が新興国の地球温暖化防止 対策プロジェクトへの貸付金の原資とするために起債する 債券です。 平成27年度は、本部における文書発生量について、平成 23年度実績比で▲58%削減させており、今後もさらなる 削減に取り組みます。 エネルギー使用量の削減 (クールビズ&ウォームビズ) 地球温暖化防止のため、本部・グルー プ会社を中心に 室温を一定温度に設定してエネルギー使用量を削減する クールビズ、ウォームビズを実施しています。 平成28年度は、しずぎん本部タワーにおける電力使用量 ◉投資信託「地球温暖化防止関連株ファンド」 (愛称:地球力) 【静銀ティーエム証券株式会社取扱商品】 地球温暖化防止に関する事業に取り組む 世界の企業に投資する投資信託で、純資産 総額の0.05%(年率)相当額を信託報酬の 中から地球環境保護団体に寄付する点が 特徴です。 63 削減目標値を平成27年度比▲3%と設定しています。 代表的な環境への取り組み ● 紙類のリサイクル 「 “しずぎん”紙のリサイクルシステム」 に基づき、オフィス ●省エネ設備の導入 平成19年10月以降、店舗の新築・改築に際しては、 で排出した紙類を、資源ゴミとして独自の搬送ルートで 太陽光発電機付き外灯、LED照明など、環境に配慮した 製紙会社に持ち込んでいます。持ち込んだ紙類は溶解し、 設備を導入しています。 段ボール原紙やトイレットペーパーとして100%リサイクル 平成28年3月に新築オープンした下土狩支店では、 L ED 照明をロビーやATMコーナーなど店舗の各所に採用した されています。 このほか、資料類の電子化を推進し、紙使用量の削減 に取り組んでいます。 ほか、駐車場に太陽光発電機付き外灯を設置するなど、 環境負荷の軽減に配慮して います。 ●ゼロエミッション (排出ゼロ)への取り組み 静岡銀行では、 店舗の新築・ 営業店などが排出する事務機器の処分については、 改 築にあわせて、引き続き 十数種類に分別し、可能な限り再資源化を図ることで、 環境に配慮した設備の導入に 最終埋め立て処分をゼロにする「ゼロエミッション」方式 取り組みます。 支店のLED照明 を採用しています。 ●グリーン購入の実践 平成14年より、お客さまにお渡しするノベルティグッズ の選定について、再生紙や天然素材などを使用し、環境 平成9年から、営業車にハイブリッド車、電気自動車の 導入を進めており、平成28年6月末現在、79台を所有 しています。 電気自動車 環 境 面 に配慮した商品を優先的に購入する「グリーン購入」を ●エコカーの導入 実践しています。ノベルティグッズの 「グリーン購入比率」 は100%となっています。 先進的な省エネ技術の導入 平成28年3月にグランドオープンした 新たな本部棟 「しずぎん本部タワー」 では、 明るさを自動調節するLED照明や、 自然換気が可能な電動換気窓などを導入しています。 ▲LED照明 高断熱化、日射遮蔽 ハイブリッド空調 (電動換気窓) タスク& アンビエント照明 LED照明 ▲深い庇による日射遮蔽 断熱性の高いLow-e複層 ガラスなどの採用により、窓面からの 空 調 負 荷 の 低 減を図ります。深 い 庇による日 射 遮 蔽により、 さらなる省エネが可能となります 外気と室内の温湿度状態に応じて、電動換気窓の開閉が行えるため、 自然換気を行いながら、冷房運転も可能となります 作業面の明るさをタスクライトにより効率よく確保し、天井照明 (アンビエント照明) の明るさを抑えることにより省エネを図ります 長寿命、高効率のLED照明により省エネを図ります ▲Low-e複層ガラス 64 環境への取り組み 取組指針 3 従業員の地域・家庭での環境への対応強化 地球温暖化防止に関する意識調査の実施や、環境に関する情報発信を通じ、従業員の地域・家庭での環境問題への 取り組みを強化しています。 「小さな親切」運動 「小さな親切」運動は、思いやりの「心の芽」を育てる運動 です。 “できる親切はみんなでしよう。それが社会の習慣と なるように”をスローガンに、 「 小さな親切」の実践を呼び かけています。 クリーン作戦 静岡県内各地において、平成27年度は3回・173会場 で活動し、会員10,003人(うち静岡銀行グループの 会員は3,369人)が参加しました。 ※会場数・会員数はのべによる総計です。 「 小さな親切 」運動静岡県本部は、平成9年2月に設立 され、 「 明るく住みよい、心の通うあたたかな社会づくり」を 目指して活動しています。設立当初から静岡銀行の役員が 代表を務め、事務局をグループ会社の静銀総合 サービス 株式会社に設置するなど、静岡銀行グループ全体で積極的 に運動に関わっています。 平成27年度末の会員数は、 企業・団体・学校・個人の 27,321人となり、そのうち静岡銀行 グ ル ー プの会員は 6,485人と、多くの従業員が活動に参加しています。 里山づくり (植樹・森林整備) 静岡県と協定を結ぶ「しずおか未来の森サポーター」 [平成27年10月24日] 長泉町鮎壺の滝周辺で会員33人が清掃活動を行いました。 として、また静岡県主催の「 森づくり県民大作戦 」に 参加するNPO法人等の団体と連携して活動しています。 平成27年度は、のべ57会場で会員1,241人(うち 静岡銀行グループの会員は977人)が982本の植樹 と森林整備活動を行いました。 また、棚田オーナーとして参加した棚田保全活動は、 県内2会場で田植えと稲刈りを実施し、収穫物は、 児童福祉施設など子どもたちのために寄付しています。 ※会場数・会員数はのべによる総計です。 公益信託しずぎんふるさと環境保全基金 静岡県内で環境保全に取り組んでいる個人や団体などに、 「 公益信託しずぎんふるさと環境保全基金 」を通じて 助成金を支給しています。 平成27年度は、24先に対し 合計300万円の助成を行いました。これにより、平成5年の 基金設立以来、助成先はのべ522先、助成金の総額は 6,620万円となりました。 ■■平成27年度助成先 [平成27年5月9日] 沼津市愛鷹運動公園で会員67名が植樹活動を行いました。 65 東部地区 ふるさとを楽しくする会富士川(里山の復元活動) 他10先 中部地区 東町桜保存会 (大井川用水土手の河津桜維持・育成活動) 他5先 西部地区 ひょうたん池自然を考えよう会 (ひょうたん池の保全活動) 他6先 資料編 経営組織図 67 役員 68 静岡銀行グループの概要 69 店舗一覧 71 沿革 73 66 経営組織図(静岡銀行) (平成28年7月1日現在) 首都圏営業本部 中 部・東 部・西 部 カ ン パ ニ ー 国内営業店、 ローンセンター 首 都 圏 カ ン パ ニ ー 国内営業店、 ローンセンター 資 支 店 サ 営 金 証 券 部 証券投資グループ 資金為替グループ トレーディンググループ ポ ー ト 部 営業統括グループ 店舗企画グループ お客さまサービスグループ お客さまサービス室 インターネット支店 法人営業統括グループ ビジネスステーション 法人ファイナンスグループ 法人ソリューション営業グループ 個人営業統括グループ 個人マーケティンググループ カード事業室 クレジットカードセンター テレホンバンクセンター プライベートバンクグループ 個人業務センター 国際営業統括グループ 海外事業支援室 海外駐在員事務所 海外店 人 部 個 人 部 業 法 本 部 国 際 営 業 部 地 方 創 生 部 事 務 サ ポ ート 部 締 役 会 会 取 総 経 営 執 行 会 議 等 取 主 頭 株 業 務 部 審 査 部 企 業 サ ポ ート 部 経 経 営 統 括 本 部 業 務 監 督 委 員 会 査 役 室 内 部 監 査 部 門 監 監査役会/監査役 67 営 企 画 部 次世代システム部 経 営 管 理 部 リ ス ク 統 括 部 コンプ ライアンス部 監 査 部 事務企画グループ 預金保険機構対応室 事務サポートセンター 自動機サービスセンター 事務集中サービスセンター為替集中 市場国際業務企画グループ 市場国際業務センター 法人業務企画グループ 法人業務センター 審査企画グループ 審査第一グループ 審査第二グループ 格付審査グループ 調査グループ 融資管理グループ 債権管理業務センター 企業経営サポートグループ 企画グループ 広報室 関連事業室 財務グループ IT企画グループ ALMグループ 東京事務所 名古屋事務所 運営統括グループ 開発グループ 人事グループ 人事相談室 人材開発グループ 給与厚生グループ 総務グループ 管財グループ 秘書グループ リスク統括グループ 信用リスクグループ 与信ポートフォリオ管理室 オペレーショナルリスクグループ コンプライアンスグループ 情報セキュリティ管理室 監査企画グループ 拠点監査グループ 資産監査グループ 役員(静岡銀行) (平成28年7月1日現在) 取締役頭取(代表取締役) 取締役副頭取 (代表取締役) 中西 勝則 取締役専務執行役員 一杉 逸朗 取締役常務執行役員 長沢 芳裕 取締役(非常勤) 後藤 正博 常務執行役員 飯尾 秀人 執行役員 清川 公一 執行役員 福 島 豊 執行役員 伊 藤 徳 直 常務執行役員 常峰 啓史 執行役員 執行役員 中村 彰宏 取締役常務執行役員 杉本 浩利 取締役(非常勤) 藤沢 久美 常務執行役員 杉田 光秀 鈴木 浩靖 小林 充 監査役 監査役 取締役常務執行役員 柴 田 久 取締役常務執行役員 八 木 稔 取締役(非常勤) 加藤 壹康 常務執行役員 大 橋 弘 齊藤 宏樹 大 越 裕 常務執行役員 大 石 実 監査役(非常勤) 石 橋 三 洋 月 和 夫 監査役(非常勤) 山 下 善 弘 監査役(非常勤) 上 68 静岡銀行グループの概要 (平成28年7月1日現在) ■■ 静岡銀行の概要 本 店 電 設 所 話 立 在 番 年 資 月 本 地 静岡市葵区呉服町1丁目10番地 号 054(261)3131 日 昭和18年3月1日 金 908億円 貸 主 要 勘 定 総 発 行 済 株 式 数 出 預 資 金 7兆6,636億円 金 9兆23億円 産 11兆849億円 665,129,069株 204 拠 取締役頭取(代表取締役) 中 西 勝 則 点 数 静 岡 県 内 172(本支店152・出張所20) 静 岡 県 外 27(支店23・出張所4) 海 外 5(支店3・駐在員事務所2) ※主要勘定は平成28年3月31日現在、拠点数は平成28年7月1日現在の数値です。 ※記載金額は億円未満を切り捨てて表示しています。 ■■ 主要業務内容 預 金 貸 出 業 務 業 務 預 金 当座預金、普通預金、貯蓄預金、通知預金、定期預金、別段預金、納税準備預金、 非居住者円預金、外貨預金等を取り扱っています。 譲渡性預金 譲渡可能な定期預金を取り扱っています。 貸 付 手形貸付、証書貸付および当座貸越を取り扱っています。 手形の割引 銀行引受手形、商業手形および荷付為替手形の割引を取り扱っています。 商 品 有 価 証 券 売 買 業 務 国債等公共債の売買業務を行っています。 有 価 証 券 投 資 業 務 預金の支払準備および資金運用のため国債、地方債、社債、株式、その他の証券に投資しています。 内 国 為 替 業 務 送金為替、振込および代金取立等を取り扱っています。 外 国 為 替 業 務 輸出、輸入および外国送金その他外国為替に関する各種業務を行っています。 社 債 受 託 業 務 公社債の募集受託業務を行っています。 信 託 業 務 確 定 拠 出 年 金 業 務 特定贈与信託 相続税法の規定に基づき、特定障がい者等の方の生活の安定を図ることを 目的とした信託で、特定障がい者等の方の親族や篤志家等から受託しています。 公 益 信 託 教育助成、社会福祉、自然環境の保全等の公益を目的とした信託で、 篤志家や企業等から受託しています。 遺言代用信託 あらかじめ指定した相続人への円滑な資産の承継を図ることを目的とした信託で、 個人のお客さまから受託しています。 運営管理機関および商品提供機関として、企業型の導入支援・制度運営および 個人型の加入申込み受付、運用商品の提供を行っています。 ◯日本銀行代理店、日本銀行歳入代理店および国債代理店業務 代 理 業 務 附 帯 業 ◯地方公共団体の公金取扱業務 ◯勤労者退職金共済機構等の代理店業務 ◯株式払込金の受入代理業務および株式配当金、公社債元利金の支払代理業務 ◯日本政策金融公庫、住宅金融支援機構等の代理貸付業務 ◯信託契約代理業務 務 保護預りおよび貸金庫業務 有価証券の貸付 金の売買 国債等公共債および投資信託・保険商品の窓口販売 公共債の引受 金融商品仲介業務 69 コマーシャル・ペーパー等の取り扱い 債務の保証(支払承諾) クレジットカード業務 ■■ グループ会社等の概要 静銀経営コンサルティング株式会社 1 所在地 2 電話番号 3 設立年月日 4 資本金 5 静岡銀行議決権比率 6 子会社等議決権比率 7 主要業務内容 総合金融サービスを提供する会社( うち海外現地法人) 静岡銀行グループの業務を代行する会社 海外特別目的子会社 静岡銀行と資本業務提携契約を締結している持分法適用関連会社 代表取締役社長 ※議決権比率は小数点以下を切り捨てて表示しています。 山本 俊彦 静銀リース株式会社 代表取締役社長 吉澤 一秀 静銀コンピューターサービス株式会社 1 ■ 静岡市葵区呉服町1丁目1番地の2 ■ 2 ■ 054 ■ (255)7788 3 ■ 昭和49年3月15日 ■ 4 ■ 250百万円 ■ 5 ■ 100% ■ 6 ■— ■ 7 ■ リース業務 ■ 代表取締役社長 杉本 操 静銀信用保証株式会社 代表取締役社長 佐藤 隆泰 水谷 林蔵 1 ■ 静岡市清水区草薙北2番1号 ■ 2 ■ 054 ■ (348)6611 3 ■ 昭和53年11月1日 ■ 4 ■ 50百万円 ■ 5 ■ 100% ■ 6 ■— ■ 7 ■ 信用保証業務 ■ 代表取締役社長 青木 孝好 代表取締役社長 杉山 憲利 静銀総合サービス株式会社 石渡 和美 2 ■ 054 ■ (347)3700 3 ■ 昭和60年7月1日 ■ 4 ■ 30百万円 ■ 5 ■ 100% ■ 6 ■̶ ■ 7 ■ 人事・総務・財務関連業務、 ■ 有料職業紹介業務 大石 眞 1 ■ 静岡市清水区草薙北2番1号 ■ 2 ■ 054 ■ (348)8800 3 ■ 平成11年6月28日 ■ 4 ■ 40百万円 ■ 5 ■ 100% ■ 6 ■̶ ■ 7 ■ 為替送信・代金取立等の集中処理業務、労働者派遣業務 ■ 静銀セゾンカード株式会社 代表取締役社長 音成 秀樹 持分法適用関連会社 1 ■ 静岡市駿河区南町11番1号 ■ 2 ■ 054 ■ (281)5701 3 ■ 平成18年10月30日 ■ 4 ■ 50百万円 ■ 5 ■ 50% ■ 6 ■̶ ■ 7 ■ クレジット・プリペイドカード業務、信用保証業務 ■ マネックスグループ株式会社 持分法適用関連会社 ※静岡銀行が保有する議決権の 1 ■ 東京都千代田区麹町2丁目4番地1 ■ 数715,361個を平成28年3月 2 ■ 03 ■ (4323)8698 31日現在の総株主の議決権の数 3 ■ 平成16年8月2日 ■ 2,831,503個で除した数値です。 4 ■ 10,394百万円 ■ ※ 5 ■■ 25% 6 ■̶ ■ 7 ■ 金融商品取引業等を営む会社の株式の保有 ■ 1 ■ 静岡市葵区追手町1番13号 ■ 2 ■ 054 ■ (254)6111 3 ■ 平成12年12月22日 ■ 4 ■ 3,000百万円 ■ 5 ■ 100% ■ 6 ■— ■ 7 ■ 金融商品取引業務 ■ 静銀モーゲージサービス株式会社 1 ■ 静岡市清水区草薙北2番1号 ■ 代表取締役社長 飯塚 嘉津美 静銀ビジネスクリエイト株式会社 代表取締役社長 1 ■ 静岡市清水区草薙1丁目13番10号 ■ 2 ■ 054 ■ (344)1155 3 ■ 昭和58年4月1日 ■ 4 ■ 50百万円 ■ 5 ■ 100% ■ 6 ■— ■ 7 ■ クレジットカード業務、 ■ 信用保証業務 静銀ティーエム証券株式会社 1 ■ 静岡市清水区草薙北2番1号 ■ 2 ■ 054 ■ (347)2210 3 ■ 昭和59年8月1日 ■ 4 ■ 100百万円 ■ 5 ■ 10% ■ 6 ■ 40% ■ 7 ■ 株式公開支援業務、 ■ 中小企業再生支援業務 1 ■ 静岡市清水区草薙北2番1号 ■ 代表取締役社長 1 ■ 静岡市清水区草薙北1番10号 ■ 2 ■ 054 ■ (347)1111 3 ■ 昭和49年4月1日 ■ 4 ■ 54百万円 ■ 5 ■ 100% ■ 6 ■— ■ 7 ■ コンピューター関連業務、 ■ 計算受託業務 静銀ディーシーカード株式会社 静岡キャピタル株式会社 代表取締役社長 1 ■ 静岡市清水区草薙北2番1号 ■ 2 ■ 054 ■ (348)1491 3 ■ 昭和37年5月2日 ■ 4 ■ 440百万円 ■ 5 ■ 100% ■ 6 ■— ■ 7 ■ 経営コンサルティング業務、 ■ 代金回収業務 2 ■ 054 ■ (348)6720 3 ■ 平成2年7月2日 ■ 4 ■ 50百万円 ■ 5 ■ 100% ■ 6 ■̶ ■ 7 ■ 銀行担保不動産の評価・調査業務、 ■ 貸出に関する集中事務業務 欧州静岡銀行 Shizuoka Bank(Europe)S.A. 取締役社長 千葉 訓也 1 ■ ■ Rue Jules Cockx8-10,Bte-9,1160 Auderghem,Belgium 2■ ■(32) 2-646-0470 3 ■ 平成3年2月19日 ■ 4 ■ 24,790千ユーロ ■ 5 ■ 100% ■ 6 ■̶ ■ 7 ■ 銀行業務、 ■ 金融商品取引業務 Shizuoka Liquidity Reserve Limited 海外特別目的子会社 1 ■ ■ PO Box 309, Ugland House,Grand Cayman, KY1-1104, Cayman Islands 2 ■̶ ■ 3 ■ 平成26年8月12日 ■ 4 ■ 50千米ドル ■ 5 ■ 100% ■ 6 ■̶ ■ 7 ■ 金銭債権の取得 ■ コモンズ投信株式会社 持分法適用関連会社 1 ■ 東京都千代田区平河町2丁目4番5号 ■ 2 ■ 03 ■ (3221)9230 3 ■ 平成19年11月6日 ■ 4 ■ 680百万円 ■ 5 ■ 22%※ ■ 6 ■― ■ 7 ■ 投資運用業務、 ■ 投資信託販売業務 ※静岡銀行が保有する議決権の 数26個を平成28年3月31日 現在の総株主の議決権の数 116個で除した数値です。 70 店舗一覧 (平成28年7月1日現在) ※本誌には静岡銀行の本支店、出張所、海外拠点 (支店、駐在員事務所) 、 ローンセンターを掲載しています。 国内ネットワーク199 本支店 (※1) 海外ネットワーク5 出張所 (※2) 175 24 海外支店 海外駐在員事務所 3 2 (※1)本支店には、浜松営業部、 東京営業部、 ビジネスステーション7、被振込専用支店1、確定拠出年金専用支店1、 インターネット支店1を含みます。 (※2)出張所にはローンセンター19を含みます。 また、店舗外現金自動設備が46,035カ所あります。このうち、 セブン銀行との共同ATMが21,052カ所、 イーネットとの共同ATMが13,473カ所、 ローソン・エイティエム・ネットワークスとの共同ATMが11,295カ所あります。 静 岡 市 葵 区 本 店 営 業 部 呉 服 町 支 店 静岡緑町出張所 し ず は た 支 店 新 通 支 店 安 西 支 店 伝 馬 町 支 店 県 庁 支 店 北 安 東 支 店 沓 谷 支 店 流 通 センタ ー 支 店 瀬 名 支 店 駿 河 区 駅 南 支 店 丸 子 支 店 用 宗 支 店 池 田 支 店 登 呂 支 店 馬 淵 支 店 下 島 支 店 東 静 岡 駅 支 店 清 水 区 清 水 支 店 三 保 支 店 清 水 中 央 支 店 草 薙 支 店 興 津 支 店 清 水 南 支 店 蒲 原 支 店 由 比 支 店 清 水 北 支 店 追 分 支 店 店 店 店 店 (054) 254-3111 (054) 252-4151 (054) 245-2311 (054) 272-2377 (054) 254-3511 (054) 251-3681 (054) 253-7185 (054) 254-5451 (054) 245-6108 (054) 261-5171 (054) 263-2671 (054) 263-1841 (054) 281-1300 (054) 258-8731 (054) 259-2221 (054) 265-6111 (054) 282-0311 (054) 281-1185 (054) 237-3411 (054) 281-1500 (054) 353-5181 (054) 334-0621 (054) 366-7188 (054) 345-3179 (054) 369-0146 (054) 353-1100 (054) 385-6111 (054) 375-3141 (054) 363-1717 (054) 347-5400 (054) 641-0750 (054) 641-1050 田 71 支 店 (0548) 32-1191 相 良 支 店 榛 原 支 店 御 前 崎 支 店 (0548) 52-1122 (0548) 22-1141 (0548) 58-2511 下 田 市 下 田 支 店 (0558) 22-3232 (0547) 37-3131 (0547) 37-3101 (0547) 45-3121 (0547) 38-5151 (0547) 53-3108 三 中 島 島 支 店 (0557) 95-2831 津 支 店 (0558) 32-1035 崎 支 店 (0558) 42-0020 津 支 香 貫 支 町 支 津 西 支 津 駅 北 支 津 金 岡 支 町 支 南 支 店 (0558) 76-1713 (055) 948-1535 (055) 949-1005 (055) 978-1321 熱 海 市 海 支 店 (055) 975-1300 (055) 975-4340 (055) 962-8111 (055) 931-0268 (055) 963-2265 (055) 923-6111 (055) 921-1003 (055) 926-3111 (055) 966-1010 (0557) 81-3636 (0550) 82-1100 (0550) 82-2345 (0550) 88-1211 裾 野 市 (0558) 98-1322 (0558) 72-2055 伊 豆 の 国 市 函 南 町 函 店 店 店 店 店 店 店 御 殿 場 支 店 御 殿 場 東 支 店 御 殿 場 西 支 店 裾 伊 豆 市 大 仁 支 店 伊 豆 長 岡 支 店 韮 山 支 店 店 店 御 殿 場 市 取 土 肥 支 店 修 善 寺 支 店 支 支 沼 津 市 沼 下 本 沼 沼 沼 原 賀 茂 郡 東伊豆町 稲 河 津 町 河 松 崎 町 松 野 支 店 (055) 992-1313 富 士 市 吉 吉 鷹 富 富 富 広 富 富 原 支 原 北 支 岡 支 士 支 士 川 支 士 中 央 支 見 支 士 駅 南 支 士駅南出張 店 店 店 店 店 店 店 店 所 (0545) 51-1881 (0545) 52-5020 (0545) 71-2531 (0545) 61-4141 (0545) 81-0361 (0545) 53-6111 (0545) 21-1400 (0545) 64-4411 (0545) 64-4600 富 士 宮 市 富 士 宮 支 店 富 士 宮 東 支 店 富 士 宮 北 支 店 イオン富士宮店出張所 (0544) 27-8111 (0544) 27-5551 (0544) 23-9595 (0544) 22-7200 伊 東 市 伊 東 支 店 伊 豆 高 原 支 店 (0557) 37-4141 (0557) 54-2511 駿 東 郡 島 田 市 店 店 店 店 店 (※3)本体業務(公益信託、特定贈与信託、遺言代用信託) は、出張所を 除く国内の全店でお取り扱いいたします。 三 島 市 田 方 郡 (054) 628-6211 (054) 623-8280 (054) 622-3434 (054) 626-6711 藤 枝 市 島 田 支 島 田 東 支 金 谷 支 初 倉 支 家 山 支 信託契約代理業務取扱店(※3) 牧 之 原 市 熱 藤 枝 支 店 藤 枝 駅 支 店 住宅金融支援機構業務取扱店 榛 原 郡 吉 田 町 吉 焼 津 市 焼 津 支 焼 津 南 支 大 井 川 支 西 焼 津 支 外 貨 両 替 取 扱 店 清 水 町 清 水 町 支 長 泉 町 三 島 駅 北 支 下 土 狩 支 長 泉 支 店 (055) 975-1560 店 店 店 (055) 987-3355 (055) 986-0216 (055) 989-2333 掛 川 市 掛 川 支 店 掛 川 東 支 店 掛 川 西 支 店 大 須 賀 支 店 大 東 支 店 (0537) 22-3111 (0537) 22-3221 (0537) 23-7311 (0537) 48-3321 (0537) 72-2241 御 前 崎 市 御前崎中央支店 (0537) 86-2250 菊 川 市 菊 小 川 笠 支 支 店 店 (0537) 35-2131 (0537) 73-2261 湖 新 西 居 支 支 周 智 郡 森 町 森 町 支 田 付 田 洋 田 支 支 支 支 支 店 (0538) 85-2121 店 店 店 店 店 (0538) 32-4171 (0538) 32-2135 (0538) 55-2117 (0538) 66-2724 (0538) 35-3416 袋 井 市 袋 井 山 梨 浅 羽 袋 井 西 支 支 支 支 店 店 店 店 (0538) 42-3131 (0538) 48-6101 (0538) 23-6333 (0538) 43-1711 浜 松 市 中 区 浜 松 営 業 部 浜 松 高 丘 支 店 成 子 支 店 砂 山 支 店 名 塚 支 店 富 塚 支 店 名 残 出 張 所 山 下 支 店 山 下 出 張 所 浜 松 中 央 支 店 相 生 支 店 葵 町 支 店 上 島 支 店 佐 鳴 台 支 店 浜 松 西 支 店 住 吉 支 店 蜆 塚 支 店 東 区 有 玉 支 店 上 新 屋 支 店 笠 井 支 店 市 野 支 店 さ さ が せ 支 店 西 区 入 野 支 店 篠 原 支 店 雄 踏 支 店 舞 阪 支 店 館 山 寺 支 店 南 区 浜 松 南 支 店 可 美 支 店 浜松中央市場支店 北 区 引 佐 支 店 細 江 支 店 三 ケ 日 支 店 三 方 が 原 支 店 浜 北 区 小 林 支 店 浜 北 支 店 小 松 支 店 天 竜 区 天 竜 支 店 西 鹿 島 支 店 店 店 (053) 576-1151 (053) 594-1331 東 京 都 磐 田 市 磐 見 福 竜 豊 イ ン タ ー ネ ッ ト 専 用 支 店 湖 西 市 (053) 454-2111 (053) 437-5311 (053) 453-2161 (053) 453-0195 (053) 460-7111 (053) 474-1221 (053) 471-6431 (053) 471-6141 (053) 471-1201 (053) 451-0051 (053) 461-8151 (053) 436-1181 (053) 471-4411 (053) 448-3711 (053) 441-2131 (053) 472-1181 (053) 453-1181 (053) 434-2351 (053) 465-1261 (053) 434-2711 (053) 421-1451 (053) 421-0008 (053) 448-1220 (053) 447-2025 (053) 592-1722 (053) 592-1711 (053) 487-0013 (053) 441-0011 (053) 447-3301 (053) 427-7451 (053) 542-3100 (053) 522-1151 (053) 525-1151 (053) 437-1145 (053) 586-2157 (053) 586-2108 (053) 586-2101 (053) 925-2151 (053) 925-3136 千代田区 東 京 営 業 部 品 川 区 大 井 町 支 店 新 宿 区 新 宿 支 店 (03) 3213-0320 (03) 3775-0611 (03) 3352-4141 (045) 322-5451 (045) 431-5111 (045) 932-8211 (045) 944-5611 (045) 871-6711 (044) 822-5211 (046) 261-2431 (042) 744-6511 (042) 779-1281 (0467) 44-5111 (0466) 26-3131 (0466) 34-2611 (0466) 45-3311 (0463) 22-5511 (0465) 23-3141 (046) 228-0341 愛 知 県 名古屋市中区 名 古 屋 支 店 名古屋市北区 大 曽 根 支 店 豊 橋 市 豊 橋 支 店 支 店 S S S S S S S 静 清 島 沼 富 袋 浜 岡 水 田 津 士 井 松 支 支 支 支 支 支 支 店 店 店 店 店 店 店 4 0 1 k 支 店 ( )内は国番号 アメリカ合衆国 ロスアンゼルス市 ロスアンゼルス支店 (1)213-622-3233 アメリカ合衆国 ニューヨーク市 ニ ュ - ヨ - ク 支 店 (1)212-319-6260 中華人民共和国 香港 香 港 支 店 ( 8 5 2 )2 5 2 1-6 5 4 7 海 外 駐 在 員 事 務 所 シンガポール共和国 シンガポール駐在員事務所 中華人民共和国 上海市 上海駐在員事務所 ( )内は国番号 (65) 6225-3600 (86)21ー6209ー8115 ロ ー ン セ ン タ ー (★印…土曜日相談業務実施) (●印…土曜日・日曜日相談業務実施) 静岡ローンセンター 静岡駅南ローンセンター 清水ローンセンター 藤枝ローンセンター 三島ローンセンター 沼津ローンセンター 御殿場ローンセンター 富士ローンセンター (052) 911-1381 磐田ローンセンター (0532) 52-6301 浜松ローンセンター 浜松駅南ローンセンター (054) 252-2061 (054) 353-8071 (0547) 34-1111 (055) 962-8200 (0545) 57-0431 (0538) 42-7711 (053) 458-7911 (054) 261-3131 海 外 支 店 掛川ローンセンター (06) 6211-4381 (054) 261-3131 確 定 拠 出 年 金 専 用 支 店 (052) 231-7231 ビ ジ ネ ス ス テ ー シ ョ ン B B B B B B B 振 込 第 一 支 店 富士宮ローンセンター 大 阪 府 大阪市中央区 大 阪 (054) 348-8868 0 1 2 0-7 2 0 3 1 2 被 振 込 専 用 支 店 神 奈 川 県 横 浜 市 西 区 横 浜 支 店 横浜市神奈川区 白 楽 支 店 横 浜 市 緑 区 中 山 支 店 横浜市都筑区 港北ニュータウン支店 横浜市戸塚区 戸 塚 支 店 川崎市高津区 溝 ノ 口 支 店 大 和 市 大 和 支 店 相模原市南区 相 模 大 野 支 店 相模原市緑区 橋 本 支 店 鎌 倉 市 大 船 支 店 藤 沢 市 藤 沢 支 店 堂 支 店 湘 南 台 支 店 平 塚 市 平 塚 支 店 小 田 原 市 小 田 原 支 店 厚 木 市 厚 木 支 店 インターネット支店 葵町ローンセンター 浜北ローンセンター 湘南ローンセンター 横浜ローンセンター 厚木ローンセンター 豊橋ローンセンター (054) 254-3443 0 1 2 0-8 6 0 2 4 9 (054) 284-5505 0 1 2 0-8 6 0 6 1 5 (054) 366-7275 0 1 2 0-8 6 0 2 7 6 (054) 645-1757 0 1 2 0-8 6 0 2 9 3 (055) 976-8211 0 1 2 0-8 6 0 6 1 9 (055) 921-1230 0 1 2 0-8 6 0 6 1 4 (0550) 84-8811 0 1 2 0-8 6 0 6 5 9 (0545) 51-7611 0 1 2 0-8 6 0 6 2 7 (0544) 22-7511 0 1 2 0-8 6 0 1 9 6 (0537) 23-2236 0 1 2 0-8 6 0 9 7 5 (0538) 36-7661 0 1 2 0-8 6 0 9 9 4 (053) 453-1161 0 1 2 0-8 6 0 9 2 6 (053) 451-3698 0 1 2 0-8 6 0 0 7 6 (053) 439-0011 0 1 2 0-8 6 0 9 5 4 (053) 586-5900 0 1 2 0-8 6 0 8 4 4 (0466) 34-7761 0 1 2 0-8 6 0 6 7 4 (045) 311-0041 0 1 2 0-8 6 0 4 0 7 (046) 229-0671 0 1 2 0-8 6 0 2 2 3 (0532) 52-6383 0 1 2 0-8 6 0 5 3 3 ※ フリーダイヤルは、携帯電話・PHSからは ご利用いただけません。 72 沿 革 明治 10.12 30. 7 大正 9. 3 6 昭和 12. 3 73 静岡第三十五国立銀行設立(11年5月開業) その後、県下の他の国立銀行を合併 私立銀行(三十五銀行) に転換 遠州銀行設立 資産銀行、西遠銀行を遠州銀行に合併 三十五銀行、旧静岡銀行が合併し、静岡三十五銀行設立 18. 3 静岡三十五銀行、遠州銀行が合併し、現静岡銀行設立 20. 4 浜松市信用組合から営業を譲り受け、 静岡銀行の前身は128金融機関となる 平成 14. 3 確定拠出年金「しずぎん401k(個人型) 」の取扱開始 5 「ISO14001」認証取得 7 確定拠出年金「しずぎん401k(企業型) 」の取扱開始 10 生命保険窓口販売業務開始 16. 3 静岡キャピタル株式会社が 第1号静岡中小企業支援ファンドを設立 静銀ティーエム証券株式会社と提携し、 証券仲介業務開始 12 19. 4 静銀セゾンカード株式会社営業開始 25. 1 外国為替公認銀行の認可取得 住宅金融公庫(現 住宅金融支援機構)業務取扱開始 36.10 東証第一部に上場 20. 4 「アドバイザリーボード (経営諮問委員会) 」設置 39. 4 静岡県指定金融機関業務開始 40. 4 清水市(現 静岡市清水区) に本部移転 44. 4 地方銀行代表行業務開始 47. 4 海外コルレス業務開始 第一次オンラインシステムスタート 7 10 5 11 次世代経営者塾「Shizuginship」のサービス開始 次世代育成支援対策推進法に基づく認定取得 個人取引特化型店舗「ミニ店舗」第1号店 (愛称・しずぎんマイプラザ緑町)開設 21. 2 新研修センター竣工 22. 7 事業所内保育施設「森のほいくえん」の開設 23. 2 カシコン銀行(タイ) と業務提携 4 りそなプルダニア銀行(インドネシア) および ANZベトナム (ベトナム) と業務提携 11 新韓銀行(韓国) および同行の日本法人である SBJ銀行と業務提携 12 CIMBニアガ (インドネシア) と業務提携 49.11 全店オンラインシステム完成 54. 5 第二次オンラインシステムスタート 57. 5 ロスアンゼルス駐在員事務所開設(初の海外拠点) 58. 4 国債等の窓口販売開始 59. 6 公共債のディーリング業務開始 24.11 バンク・オブ・ザ・フィリピン・アイランズ (フィリピン) と 業務提携 60. 2 ロスアンゼルス駐在員事務所を支店に昇格 (初の海外支店) 25. 3 上海銀行(中国) と業務提携 61.12 東京オフショア市場に参加 6 中國信託ホールディング(台湾) と業務提携 63. 4 米国格付機関ムーディーズ社より格付取得(地銀初) 12 インドステイト銀行(インド) と業務提携 8 米国格付機関S&P社より格付取得(地銀初) 26. 1 64. 1 第三次オンラインシステム (勘定系) スタート 平成 3. 1 第三次オンラインシステム (情報系) スタート ブラッセルに欧州静岡銀行設立(3月開業) 2 4. 4 CI発表 5. 1 創立50周年を記念して呉服町支店ビル「アゴラ静岡」竣工 公益信託「しずぎんふるさと環境保全基金」設立 3 4 地銀8行と 「地域再生・活性化ネットワーク」 を構築 第12次中期経営計画 「TOBIRA 〜 明日への扉を開くために」 スタート マネックスグループ株式会社と資本業務提携 10 「しずぎん本部タワー」竣工 12 BBVA Bancomer S.A.(メキシコ) と業務提携 3 株式会社イーネットおよび 株式会社ローソン・エイティエム・ネットワークスとの ATM提携開始 8. 6 新コンピューターセンター「静銀草薙センター」竣工 9.12 本邦銀行初の自社株式消却実施 27. 8 株式会社マネーフォワードと資本業務提携 10.12 投資信託窓口販売業務開始 コモンズ投信株式会社と資本業務提携 11. 2 テレホンバンクサービス業務開始 28. 3 「しずぎん本部タワー」 グランドオープン CD・ATMの24時間稼動開始 4 12. 9 県内JA、信用金庫とのCD・ATM利用手数料無料化で提携 13. 4 損害保険窓口販売業務開始 6 株式会社アイワイバンク銀行(現 株式会社セブン銀行) とのATM提携開始 7 静銀ティーエム証券株式会社営業開始 10 ベトナム投資開発銀行(ベトナム) と業務提携 4 6 ほけんの窓口グループ株式会社と業務提携 7 BDO Unibank(フィリピン) と業務提携 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に 基づく認定取得 74
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