野の花館だより 2006/春号 / No.39 今春宮崎の春は 1 ヶ月早い感じです。2 月が菜種梅雨のように天気がわるく、3 月になって梅はちり、水 仙は終わり、桃の季節、桜を待つばかりです。皆さんお変わりありませんか?今年度も最後の野の花館便り のお届けとなりました。学童保育がなくなって、さびしくなった野の花館も 2 月 26 日には久しぶりに多く のちびっ子でにぎわいました。北九州の人形劇団ののはなの人形劇《いいものみ―つけた》 《あかずきんち ゃん》の舞台は小さい人達からおとなまで・・・その心を魅了しました。チケットの売れゆきがいまいちで非常 に心配しましたが、まあまあいっぱいになって、ほっとしました。子ども達の観劇態度も良く、小さい子で も、面白いものならちゃんと 1 時間じっと見ていられるのだとつくづく思いました。おとうさんお母さんと 一緒に愉しい舞台を見て過ごしたひと時は子ども達の生涯のそれぞれの大切な心の宝になることでしょう。 こういう時間空間を提供できる野の花館の活動を続けられることに幸福感をもてる 1 日でもありました。 いつも活動を支えていただく皆さんのお陰だと感謝しつつ、次年度もよろしくお願いいたします。 子どもに夢を!心ときめく出会いを!! おとうさん!おかあさん!いっしょにつくりませんか? 第 12 回野の花館まつり 4 月 29 日(みどりの日) 10 時∼17 時(さくら券・500 円) 春です!今年も野の花館が面白い! 10 時∼15 時 : 舞台が愉しい! グリ−ンハートクラブ・ライブ 人形劇・パントマイムなど 15 時∼17 時(特別企画) 春を食べる会 11:00∼14:00 濱崎けい子とおはなしのつどい 大人:さくら券¥500 円 「むかし むかし あるところに・・・」 囲炉裏の周りに集まったあなたの語る おはなしにみみかたむけて・・・ きかせてください!あなたのかたり・・・ あなたの「ひとつのお話」 かたりませんか? … すぎな、よもぎ、おどりこ草、等々 (まつり参加券) 天ぷらや白和えがおいしい! 食券:たんぽぽ券 ¥ 200 春の香りと味を楽しみます 円 今回は気軽にヴァイキングです。 (たんぽぽ券・200 円をご利用ください) プログラム ・ あなたのお話・ 10 人(15 時~16 時) ・ わいわい勝手評・ (16 時~16 時 30 分) ・ 役者のかたり・ 濱崎けい子(16 時 40 分~17 時) 板川八重子作・おとなのための創作民話 「河童(がらっぱ) 」より 野の花館子どものための舞台公演 2005 冬(芸文振助成) 人形劇団ののはな(北九州市)「あかずきんちゃん」 あかずきんちゃん 「いいものみ∼つけた」 いいものみつけた ● 感想文 ● * 観客と一体になり動きのある人形劇でした。一人で演ずる「あかずきんちゃん」沢山の工夫があり 愉快でした。又、お会いしたいです。 (則松 美恵子) * たのしかったです。またきたいです。 * 久しぶりに野の花館にきました。やっぱり親子供々のんびり、がやがや、まったりできました。 ありがとうございました。人形劇∼ネズミの動きがすごくおもしろかったです。ブルブルっていう、 このかんじがすごいっ! かぱっと口をあけたタイミングもぜつみょうでした。 (堤 伸子) * ずっと楽しみにしてました。 「ののはな」さんの人形劇はいつも子どもの心わかってるなーと思い ます。 「あかずきんちゃん」も「いいものみーつけた」もとっても楽しめました。またぜひきて 下さい! ワークショップもワクワクしてます。 (井上 志保) * 何回かみたことがあったけど、すごくおもしろくみることができました。 「いいものみーつけた」が すごく心に残りました。音楽に合わせてねずみが動いてかわいかったり、笑えました。 「あかずきんちゃん」は、少しちがっていて(みたことなくて)新しいあかずきんちゃんをしりまし た。一人でしてるとは思えませんでした。おもしろかったです。人形づくりもうまくできてよかった です。また見たいなと思いました。 (大山 なみ) * 一回観たことあったはずなのにおもしろい!こんなことってあるんだなぁ、というのが私の感想です。 そして納富さんの低く澄みわたった声は今回もやはり印象的でした。 息子の夏勢の観劇の様子をうしろのほうから見ていたのですが、もう前のめりになって集中しているのが 私から少し離れていましたがよくわかりました。オオカミがあかずきんちゃんを探すところでは「みぎだ よ!うえだよ!」と他の子供たちと叫んでいました。 おととしまでは、芝居という非現実の世界をどううけとめていいのかわからず、また役者さんの声の大き さに怯えて、劇の途中で泣いて帰ることの方が多かったのですが、昨夏に野の花館でうずめ劇場の「レオ ンスとレーナ」といういろんな意味で楽しめたすばらしい芝居を観てから芝居のおもしろさがわかってき たのかもしれません。 ジャストミートという言葉がありますが今回のあかずきんちゃんは夏勢にとってまさにそれでした。 来年もまた人形劇団ののはなさんの公演を見れたらいいなぁと今から期待しています。 (伊藤 美穂子) 人形劇に見入る子ども達 野の花館は子どもの居場所・・・ 野の花館でのお泊り会 川南幼稚園 清野 紀美子 ほとんどの幼稚園では宿泊保育は年に一回です。 川南幼稚園では第一回お泊り保育を五月に園内で、第二回を七月に園外で(ここ三年程は東郷町の 牧水公園にあるコテージで)行っていました。 西都児湯地区の私立幼稚園教師研修会で野の花館の存在を知り、職員がこの野の花館の魅力にとり つかれました。特にいろりは子ども達にとっては昔話の世界だけ。このいろりの回りで「ふるやのも り」の話をしてあげると、ぴったりだろうなと第三回目のお泊り会を計画しました。いろり開きがあ ってからなので当然十一月に入ってからです。心配なのは寒さから子ども達をどう守るかでした。 お泊り会で風邪をひかせてはならないと、通園バスに布団をいっぱいつめこみ、トラックに園内のス トーブをあるだけ乗せて来ました。何しろ障子一枚の野の花館です。特に第一回の時は夜になって今 までにない寒さになりました。 お父さん、お母さんの協力で夕食は焼肉パーティーでしたが、ついでにお父さん、お母さんの親睦 会にもなりました。八時過ぎ、お父さん、お母さんが引き揚げた後はいろりの火を囲んで園長先生か ら昔話を聞きました。九時過ぎには、ぐっすり夢の中。外は風の音でビュービューなのに持ってきた ストーブは二台つけただけ。後はいろりの炭のぬくもりでとっても暖かいのに驚きました。 朝五時過ぎから目覚めた子ども達は、次々にいろりの周りに集まってきて各々におしゃべりしたり、 手遊びをして寝ている友達のじゃまをする事なく過ごしていました。 (普通だと大声を出したり走り 回ったりするだろうに、落ち着いている姿を見て、この建物には不思議な力があるのではと思ってし まいました。 ) 皆が目覚め、着替えを終えた子ども達を見ると、板戸の隙間から入ってきた太陽の光を手でつかま えて楽しそうに遊んでいるのです。現代のサッシの入った建物では体験できない事ですね。 不思議な発見や体験のできた第三回目の野の花館のお泊り会はそれからもずっと続いています。 毎年、参加する子ども達は変わりますがこの野の花館に入ると、昔の子どもと変わらない素直で純粋 な素朴な姿を見せてくれます。 元気いっぱい川南幼稚園の子ども達 育児だより *かんきつ姉弟* 金丸 智子 寒さも少しずつゆるんでずいぶんすごしやすくなってきたこの頃。 わが家の庭(?)に芽を出した土筆やふきのとうを味わうことをしております。 初めての土筆は千夏に根ざした様で見つけると食べるもの、となりました。 私自身は野草を味わうことなどしたことがなかったので、いい体験だ!と満足しております。 朔はつたい歩きが始まり、一段の段差はハイハイで登り降りをクリアしてしまいました。 歩きだしたらもうどこへでも行ってしまうんだろうな。 この人はとにかく愛想が良く、買い物している時などいろんな人とアイコンタクトをとっています。 先日は高校生位のお姉ちゃん二人組にけーたいで写真撮られてました。まあーいいけどね! 又、これを書いてる本日は兄と姉のクラブのレクリエーションでオーシャンドームに行ったのですがスタッフの方にいっぱいかま ってもらってました。その上小さいビーチボールまでもらってしまって・・・。 得する子だが、そのうち誰かに連れて いかれてしまうかも。そんなニコ坊も、初めてのプールは緊張して浮輪に乗っておりました。楽しかったね。又、行こうねえ。 2005 年度の野の花館・・・ハレの日・ケの日 《春》第 11 回野の花館まつりから始まる/// 4 月 23 日・春を食べる会 野の花館御膳の野草や山菜の味とかおりを頂いて・・・ 24 日・人形劇まつり/さつき会・劇団おやま・D51/和太鼓(鼓遊)など さつき会による(桃太郎) 人形劇・・・おもしろねえ・・・ 《夏》映画会(平和を考える集い)お泊り会と愉しい夏休み 夏休みが終わる頃、大山さんが小林へ引越しました。・・・ 平和を考える集い(映画会―最後の空襲くまがや他) みんなで食べるお弁当・・夏休み 命中!すいかわり・・・お泊り会の日に こんなにいたの-?・・・大山さんのお別れ会 《秋》台風の後、やっとの思いで「うずめ劇場」がやってきました。 子どもの夕べ 05 ではコンサ―ト「美しき星の物語」ほか・・・ ケスナ―氏とうずめ劇場のスター達 外国のあそびの話を聞く・・・ちょっとむずかしいな・・・? 野の花館テント食堂で夕食 コンサ―ト(美しき星の物語)・・・日向ぼっこ 《冬》おもちつき・クリスマス・そして人形劇/// ぺったんペッたん・・・もちつき大会 人形劇団ののはな(いいもみ―つけた) クリスマス会 人形作りワ−クショップ 事務局日誌より 12/10(土) 16(金) 17(土) 23(祝) ∼24(土) 25(日) 1/13(金) 2/10(金) 16(木) 26(日) 3/17(金) 野の花文庫 12 月定例会 グリーンコープ もちつき 共同保育園どろんこ 合宿 〃 クリスマス会・人形劇(劇団おやま) みやざき子育て応援キャラバン隊 「こどもフェスティバル 2005」 1 月定例会 2 月定例会 赤とんぼ・高橋純一さん、赤木かん子さん来館 人形劇団ののはな「あかずきんちゃん」公演 人形つくりワークショップ 3 月定例会 人形劇(みててね)-劇団おやまの公演 {クリスマス会} お世話になりました!!ご卒業おめでとう!!! お二人からメッセ―ジを頂きました。 *二階堂 真理子さん・・・ 今春、4 年間通った南九州大学を無事に卒業することになりました。2 年間、お世話になった野の花館からも卒業です。 先日、久しぶりに子供達と会う機会がありました。暫くぶりに顔をあわせた子供達は、以前と変わらない態度で「お姉ちゃ ん!」と寄って来てくれました。プレイリーダーとして通ってた頃、子供達と上手く付き合えず嫌な思いや寂しい思いをさせてし まう事もありました。それでも、変わらずに慕ってくれる子供達に助けられました。 また、則松さんや野の花館にいらっしゃるお母さん方と話ができた事も、プレイリーダーを続けていく上で大きな力になりま した。野の花館に行き始めた頃はものすごく気を張って子供達と接していたので、帰る頃にはグッタリしている有様でした。けれ ど、則松さん達と話をして肩の力が抜けていき、ずいぶん楽に出来る様になりました。 野の花館に来るようになったきっかけは、アルバイトというものでしたが一年半という短期間に思いもかけずおおきなモノを 得ることができました。子供達は確実に成長していました。私も、私なりに成長していきたいと思います。ありがとうございました。 *境 美穂さん 「野の花館」で過ごした日々 気がつけば、野の花館と出会ってからもう 2 年が経とうとしています。野の花館での日々によって、非常に多くのことを学ぶ ことが出来ました。至らない私を、子供達が「お姉ちゃん」と呼んでくれることが、密かにとても嬉しかったです。そんな子供達 を温かく見守る周りの大人の方達を見ていくうちに、こうやって私も支えて来て頂いていたんだなあ、と親の有り難みや、支えて 下さる大人達との関わり合いの中で成長していく子供達の自我を、改めて実感しました。その大人と子供、或いは子供同士 の関わり合いの中で息づいて居る野の花館、という存在と関わることが出来たことを誇りに思います。 大して力にもなれずに卒業を迎えてしまい残念ですが、貴重な経験と、忘れられない思い出をたくさん頂きました。本当に、 有り難うございました。 野の花館へのご支援感謝します! 板谷千枝子、黒澤康子、金谷久代、岩村容子、清水正恵、城戸三枝、岡山 勇、矢木由美子、西尾保子、 竹内栄子、黒木淑子、桜井喜美江、友成昌亮、佐藤一子、山口郁代、則松文子、古屋恵子、杉谷洋子、 隈元三枝子、中島淳子、川崎美智子、西 由美子、安芸逸郎、濱崎恵子、藤 あけみ、松井幹夫、冨田高明、 徳永武雄、和田真知子、児玉美佐子、則松久夫、佐土原しづ子、竹内周作、永野 寛、永野欣子、去川笙子、 六反園あい子、岸本桂子、間 妙子、金丸智子、水元としえ、日野原義文、則松節男、則松和恵、柳田克敏、 柳田留美子、吉川和恵、堤 伸子、川野恭司、本田醇子、西都愛育幼稚園、ツルサンズカンパニー、澤田初枝、 濱崎由加里、柿田安岐子、溝口尚志、原田ヨリ子、 2005年度、2006年度分会費、寄附金をよせてくださったみなさまです。[順不同、敬称は省略させていただきました] ご意見ご感想ご質問などお寄せください。 宛先; 特定非営利活動法人 野の花館 〒884-0002 宮崎県児湯郡高鍋町大字北高鍋 2664 phone&fax;0983-23-0701
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