TREND NEWS Vol.〈142〉 2014.3 税理士法人イースリーパートナーズ 今月号のテーマ E-mail [email protected] URL http://www.e3-partners.com ○ゴルフ会員権等の損益通算の廃止(高井) ○設備投資を後押しする優遇税制(関川) ○ものづくり・商業・サービス補助金公募開始(柏田) お知らせ~確定申告について~ 確定申告の期限が迫ってきました。申告納付期限を下記の通りお知らせします。 【所得税】3 月 17 日(月) 【消費税等】3 月 31 日(月) 【贈与税】3 月 17 日(月) *振替納税の場合の納付期限(振替日)は、所得税 4 月 22 日(火)、消費税等は 4 月 24 日(木)です。 お知らせ~平成 26 年の保険料率について~ 平成 26 年の全国健康保険協会(協会けんぽ)の保険料率と雇用保険料率についてのお知らせです。 ○全国健康保険協会(協会けんぽ) 健康保険料率:大阪府 10.06% 介護保険料率: (全国一律) 1.72% ・・・平成 25 年と同率に据え置きになります。 ・・・現行1.55%から0.17%引き上げとなります。 ○雇用保険料率 一般 1.35% 農林水産・清酒製造業 1.55% 建設業 1.65% ・・・平成 25 年と同率になります。 ゴルフ会員権等の損益通算の廃止(高井) 平成 26 年 4 月 1 日以後、以下の改正によりゴルフ会員権やリゾート会員権の譲渡損は他の所得と損益通算でき ないこととなります。 ・譲渡損失の他の所得との損益通算及び雑損控除を適用することができない生活に 通常必要でない資産の範囲に、主として趣味、娯楽、保養又は鑑賞の目的で所有する 不動産以外の資産(ゴルフ会員権等)を加える。 3月末までにゴルフ会員権を売却し、売却損が出てしまった場合でも、その売却損と給与所得等とを相殺すること により、所得税等の負担を軽減させる効果がありました。しかしこの改正により、平成 26 年 4 月 1 日以後のゴ ルフ会員権等の売却損については上記のような効果が得られないこととなります。 なお、売却損益は次の算式により計算します。 売却価格※1 - 取得費※2 - 譲渡費用※3 - 特別控除額(50万円)※4 ※注1: 売却時のゴルフ会員権の価格(取引手数料を引く前の金額) ※注2: 購入時の金額(ゴルフ会員権の価格、名義書換料、取引手数料。但し、年会費・入会預託金は含まない) ※注3: 売却時の取引手数料 ※注4: 売却益が出た場合、課税される金額より特別控除額が最大 50 万円まで減額されます 購入時より低い価格で売却をした分、少しでもメリットが受けられるに越したことはありません。 また、年会費を支払っているのにもかかわらず、全くご利用のないコースがございましたら、 この機会に3月中の処分をご検討されてはいかがでしょうか。 なお、売却損の相殺や売却益が出た場合には、必ず確定申告が必要となりますのでご留意ください。 ※相続でゴルフ会員権等を取得された方は、亡くなられた方が購入した時の価格で売却損益の計算を行います。 また、建物・土地等の不動産や株式等の売却益とは相殺できませんのでご注意ください。 1 設備投資を後押しする優遇税制(関川) 「店舗の老朽化が酷くなってきたけど、改装すべきなのか、どうしたものか・・・」 「新しい商品を店先に出そうと思うんだけど、新しい棚を導入すべきかどうか・・・」 こういう時に、設備投資を後押ししてくれる税制があります。 この制度を利用すると、①設備を使用し始めた年度に、設備購入金額の 30%を通常の減価償却費に加算してくれ る、あるいは、②設備購入金額の 7%の税額を直接控除(ただし、発生する税額の 20%まで)してくれます。 ○対象設備 建物付属設備(例:店舗の内装や外装、電気設備など)であれば 60 万円以上のもの 器具及び備品(例:商品の陳列棚、パソコンなど)であれば 30 万円以上のもの ○対象者 青色申告書を提出している個人事業者(従業員が 1,000 人以下)及び資本金 1 億円以下の法人 ○適用条件 1.経営革新等支援機関等からの経営改善に関する指導や助言を受けていること 2.経営革新等支援機関等から「指導及び助言を受けたことを明らかにする書類」に税制措置を受けようとす る設備が記載されていること 3. 「指導及び助言を受けたことを明らかにする書類」に記載された設備を実際に取得して、自身の事業とし て使用していること 特に、税額控除は、税金から直接控除してくれるうえに、減価償却も通常通り実施できますので、非常にお得です。 ただし、税額控除は、個人事業者または資本金 3,000 万円以下の法人しか適用できませんのでご留意ください。 弊社は「経営革新等支援機関」です。ご相談はイースリーパートナーズまで。 ものづくり・商業・サービス補助金公募開始(柏田) 認定支援機関に事業計画(→革新的なサービスの提供等を行い、3~5 年計画で「付加価値額」年率 3%及び「経 常利益」年率 1%の向上を達成するものであることが必要)の実効性等が確認された、一定の要件を満たす中小企 業・小規模事業者に対する新たな補助金制度の公募がスタートしています。 昨年は製造業(ものづくり企業)に限定されていましたが、今回は業種が拡大されました。 ご不明点等がございましたら、イースリーパートナーズまでお気軽にお問合せ下さい。 ①成長分野型…補助上限:1,500 万円 補助率:2/3 →「環境・エネルギー」 「健康・医療」 「航空・宇宙」の分野で設備投資が必要になります ②一般型…補助上限:1,000 万円 補助率:2/3 →設備投資が必要になります (ただし一定の要件を満たせば、全て申請可能です) ③小規模事業者型…補助上限:700 万円 補助率:2/3 →小規模事業者で設備投資の必要性は問われません また金融機関から借り入れを行い耐用年数を超過した設備を入れ替える大規模投資(総資産の 15%を超える設 備投資)を行う場合に、借入額の 1%相当額を補助するという制度も同時にスタートしています。 募集期間は、平成 26 年 2 月 17 日~5 月 14 日ですので、認定支援機関であり昨年度も補助金採択実績が ある私共イースリーパートナーズにぜひご相談下さいませ。 (一次締切り:平成 26 年 3 月 14 日、 二次締切り: 平成 26 年 5 月 14 日) 【高槻本部】 TEL 072-686-5131 【大阪事務所】 TEL 06-6654-6805 【京都事務所】 TEL 075-354-8455 イースリーパートナーズみんなのブログ更新中です http://e3-partners.seesaa.net/ 2
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