石川梵写真展 2012 年 4 月 1日〈日〉─ 5月13日〈日〉 武蔵野市立吉祥寺美術館 休館日:4 月 25 日〈水〉開館時間:午前 10 時∼午後 7 時 30 分 入館料:100 円(小学生以下・65 歳以上・障がい者の方は無料) 主催:武蔵野市立吉祥寺美術館 The Days After 東日本大震災の記憶 被災地で体験する出来事はどれも悪夢を見ているかのようだった。 (中略)悲惨な光景はアフガニスタンやスーダンなどさまざまな現場で目撃したが、それが自分の祖国で起こるこ とが信じられなかった。いや、正しくいえば、このとき、自分の中で世界と自分を隔てる国境が取り払われたといった方が正しいかもしれない。世界の戦場、震災地ですら体験した ことのない出来事が日本では起こっていた。 (『THE DAYS AFTER 東日本大震災の記憶』より) 武蔵野市立吉祥寺美術館 石川梵写真展 The Days After 東日本大震災の記憶 2011 年 3 月 11 日、世界を震撼させる大地震と大津波が東日本を襲ったその翌日、町田 市在住のフォトジャーナリスト・石川梵は、セスナ機で被災地へ向けて飛びました。 空撮を終えて飛行場に降り立つと、すぐさま陸路、北へと向かいます。 「私はニュース 写真をほとんど撮らない。時間をかけたドキュメントが自分の持ち味だ。」という石川 自身の言葉通り、その旅は 2 ヶ月にも及びました。 石川が写したこの光景は見る者に迫り、まるで自分がその場に立ち尽くしているかの ような感覚にさえ襲われます。本展覧会では、震災直後の岩手・宮城・福島に取材した 写真集『THE DAYS AFTER 東日本大震災の記憶』 (飛鳥新社)収録の写真を中心に 紹介する他、取材に同行し人々の癒しとなった石川の愛犬・十兵衛と被災地とのふれ あいの一コマもご紹介します。また今なお石川は被災地へ足を運びシャッターを切り 続け、その変わり行く様を記録しています。本展開催直前までに撮影された、被災地 の“一年後”の姿もお伝えできることでしょう。震災から一年を経た今、この写真たち と向き合うことで、未曾有の出来事が過去形でも他人事でもないことを改めて意識す るきっかけになることを願います。 講演会 「震災から 1 年―子ども達からのメッセージ―」 陸前高田市立竹駒小学校の生徒達が撮影した写真とメッセージを紹介しながら、被災地の 1 年を振 り返ります。 講師:石川梵 日時:4 月 14 日〈土〉午後 2 時∼3 時 30 分 定員:90 名(要予約・先着順) 入場無料ですが美術館入館券が必要です。 申込方法:4 月 2 日〈月〉よりお電話または美術館窓口で直接申し込み (朝日新聞出版) その他には、写真集『伊勢神宮、遷宮とその秘儀』 、フォトエッセイ集『時の海・人の大 (魁星出版) (集英社新書)などがある。東日本 地』 、ノンフィクション作品として『鯨人(くじらびと)』 大震災では、発生直後から取材・救援活動に入り、その内容は『THE DAYS AFTER 東日本大震災 (飛鳥新社) (飛鳥新社)に収録されている。 の記憶』 、フォトエッセイ『フリスビー犬、被災地をゆく』 吉祥寺美術館 表:宮城県亘理町 裏:左上 = 岩手県大槌町 / 上中 = 福島県南相馬市 / 右上 = 宮城県岩沼市 中左 = 宮城県気仙沼市 / 中右 = 岩手県陸前高田市 / 下 = 岩手県陸前高田市 FF ビル(コピス吉祥寺 A 館) ロフト 7 階 東急 ● 武蔵野市立吉祥寺美術館 〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町 1-8-16 FF ビル(コピス吉祥寺 A 館)7 階 お問い合わせ:Tel.0422-22-0385 http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/ 【交通案内】JR 中央線・京王井の頭線「吉祥寺駅」下車徒歩約 3 分〈美術館専用の駐車場はありません〉 ● 元 町 通り 井の頭通り ● ヨドバシカメラ ● 銀行 ● パルコ ◀三鷹 サン ロー ド (新潮社)で写真協会新人賞、講談社出版文化賞写真賞などを受賞。 えた写真集『海人』 写真:ⓒIshikawa Bon 吉 祥 寺 通り 1960 年生まれ、東京都町田市在住。 フランス AFP 通信社を経て、フリーランス。 地球の歴史を空から撮る「地球 46 億年」と、祈りを切り口に人間存在の原像に迫る「人間の王国」の 二つをライフワークに撮影を続け、この 30 年で訪れた国は 60 を超える。人間と鯨の壮絶な闘いを捉 吉 祥 寺 大 通り 石川梵(写真家・ノンフィクション作家) 中央口 吉祥寺駅 新宿▶
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