IRM のインストールマニュアル

IRM のインストール
Apache インストール
/usr/ports/www/apache22
のインストールが必要
mysql インストール
/usr/ports/database/mysql51-server
/usr/ports/database/mysql51-client
のインストールが必要。
それぞれのコンパイル及びインストール時に
make WITH_CHARSET=utf8 WITH_XCHARSET=all
のオプションを付けること。
php5 インストール
/usr/ports/lang/php5
/usr/ports/lang/php5-extentions
のインストールが必要。
オプションで LDAP/MYSQL/MBSTARING/openssl/readline/DBA あたりを追加する。
他はお好みで。
pear インストール
/usr/ports/devel/pear
のインストールが必要
これらの作業を一括で行えるよう ports を作ってみました。
IRM のインストール前に apache と mysql と php5 は手動でインストールしておくことを
お勧めします。(utf8 対応が必要ですので)
irm_ports.tgz の内容を/usr/ports/misc/irm に解凍します。
cd /usr/ports/misc/
tar zxvf /tmp/irm_ports.tgz
そして
cd irm
make
make install
/usr/local/etc/php.ini の修正
include_path=”.:/usr/local/include/php:/usr/local/share/pear”
session.save_path = "/tmp"
mbsthring.language = Japanese
mbstring.internal_encoding = UTF-8
mbstring_http_output = UTF-8
/usr/local/etc/my.conf の修正
cp /usr/local/shaer/mysql/my-medium,conf /usr/local/etc/my.conf
vi /usr/local/etc/my.conf
[client]
default_character_set = utf8
[mysqld]
default_character_set = utf8
[mysql]
default_character_set = utf8
mysql サーバーの起動と設定
mysql サーバーの実行
/etc/rc.conf に mysql_enable=”YES”の行を付けて
/usr/local/etc/rc.d/mysql-server start
データベースの管理ユーザー(root)にパスワードを設定する。
mysql
mysql> grant all on *.* to root@localhost identified by ‘mypassword’;
mysql> quit;
パスワードを設定した場合の mysql ログイン
mysql –p
Enter password: ここで mypassword を入力
mysql>
データベース IRM を作成します。
mysql> create database irm character set utf8 collate utf8_general_ci;
mysql> grant all on irm.* to irmadmin@localhost identified by ‘irmpassword’;
apache の設定と実行
/etc/rc.conf に apache22_enable="YES"を追加
/usr/loca/etc/apache22/httpd.conf を修正
LoadModule php5_module
libexec/apache22/libphp5.so
ServerAdmin [email protected]
ServerName www.example.co.jp.local:80
Alias /phpmyadmin/ "/usr/local/www/phpMyAdmin/"
<Directory "/usr/local/www/phpMyAdmin/">
Options none
AllowOverride Limit
Order Deny,Allow
Deny from all
Allow from 127.0.0.1
</Directory>
Alias /IRM/ "/usr/local/www/irm/"
<Directory "/usr/local/www/irm/">
Options none
AllowOverride Limit
Order Deny,Allow
Deny from all
Allow from 127.0.0.1 10.0.0.0/8
</Directory>
上記の設定を追加して
/usr/local/etc/rc.d/apache start
する。
IRM の使用に必用というわけではありませんが phpmyadmin の設定
/usr/ports/databases/phpmyadmin/
のインストールを行います。
ブラウザで http://127.0.0.1/phpmyadmin/scripts/setup.php にアクセス。
Servers の ADD ボタンで最初の設定を作る
Configure Server の画面で
Authentication type : config
user for config auth: root
Passwroed for config auth: mypassword
を設定し
add もしくは update ボタンを押す。
Configuration の SAVE ボタンを押す。
このとき /usr/local/www/phpMyAdmin/config の下にファイル (config.inc.php) ができたこ
とを確認。
ファイルができていない場合は、ディレクトリ/ファイルの権限に問題があるので調節しま
す。
SAVE ボタンを押すことによって作られた (config.inc.php)ファイルをひとつ上のディレク
トリ/usr/local/www/phpMyAdmin/にコピーします。
http://127.0.0.1/phpmyadmin/にアクセスして動作を確認します。
IRM のインストール
http://irm.stackworks.net/より irm-1.6-b3.tar.gz をダウンロードします。
irm_ports.tgz の内容を/usr/ports/misc/irm に解凍します。
cd /usr/ports/misc/
tar zxvf /tmp/irm_ports.tgz
そして
cd irm
make
make install
データベースの設定
cd /usr/local/www/irm/config
cp database.ini.dist database.ini
vi database.ini
[irm]
DSN = “mysql://irmadmin:irmpassword@localhost/irm”
name = JP Database
とします。ユーザー名とパスワードは grant 文で設定したものを指定します。
他の行はコメントにします。コメントにするときは”#”ではなく”;”を使用します。
IRM のセットアップを行います。
「現在の状況」にあるセットアップをクリックします。
システム診断ボタンをクリックします。
設定内容に漏れがあったり、エラーがある場合は赤字で知らせてくれます。
問題ないようなら、下にスクロールして
サンプルデータを導入してのインストールを行ってみます。
Admin ユーザーのパスワードは”admin”を設定してください。後で変えられます。
データベースのインストール後、トップページに戻ると以下のようになっています。
「現在の状況」の部分が database.ini ファイルで記述した name になっているはずです。
ユーザー Admin でログインします。
機器情報をクリックします。
コンピュータをクリックします。
Add computer をクリックします。
Blank Template をクリックします。
ここでコンピュータの情報を入力し登録します。
ドロップダウンリストに出てこない情報を入力するには、
セットアップ画面から”Setup Dropdowns”を選択し
ドロップダウンリストに追加しなければなりません。
os_soft.info.vbs を使用してのコンピュータの登録を行うには
os_soft_info.vbs を Windows 2000,XP,Vista,2003 上で実行しインベントリ情報を採取しま
す。
機器情報をクリックします。
コンピュータをクリックします。
一番下のファイルのアップロードを使って採取したインベントリ情報ファイルを指定しま
す。インベントリ情報ファイルは UTF-16 の文字コードで採取していますので、UTF-16 =>
UTF8 への変換を選択してアップロードします。
IRM データベースの移行とアップデートの手順。
1. 旧システムで使用しているデータベース(IRM158)のバックアップを mysqldump にて
採取
mysqldump –p IRM158 > /tmp/IRM158.sql
Enter Password:
データベース名 IRM158 のテーブル構造及びデータをバックアップとして保存します。
2. 新しいデータベースに、バックアップデータを投入する。
mysql –p
Enter password: ここで mypassword を入力
mysql> create database irm character set utf8 collate utf8_general_ci;
mysql> grant all on irm.* to irmadmin@localhost identified by ‘irmpassword’;
mysql> use irm;
mysql> source /tmp/IRM158.sql;
mysql> quit;
http://localhost/irm/admin.php をアクセス。
データベースのアップデートを行います。
アップグレードボタンを押してデータベース 1.58 から 1.60 にアップデートします。
検索エラーとか出てしまいますが、最終的にデータベースが 1.60 になれば大丈夫です。
IRM のローカルパッチの内容
1. インベントリ情報(機器情報)の採取と登録に対応
os_soft_info.vbs を実行すると、カレントディレクトリにコンピュータ名_日付時
刻.txt のファイルが作られます。
実行したコンピュータのハードウエア・ソフトウエア情報がこのテキストファイル
に入っています。
このファイルを IRM に登録することで、機器情報の登録、更新が行えるようにしま
す。
2. アップロードファイルの格納ディレクトリのパーミッション変更
chown www:www /usr/local/www/IRM/users/files
に権限を変更