ATW-A82a 取説

取扱説明書
800MHz帯AB型
アクティブインテリアアンテナ(2個1組)
お買い上げありがとうございます。
お使いになるまえにこの説明書を必ずお読み
ください。
また保証書と一緒にいつでもすぐ読める場所
に保存しておいてください。
ATW-A82a
本機は壁面に取り付けて、微弱な電波をより
効果的にキャッチするブースター内蔵型の屋内
用アンテナです。
組み合わされるレシーバーの取扱説明書も必
ずお読みになってご使用ください。
目次
取り付け上の注意 ・・・・・・・・2
BNCコネクターの加工 ・・・・・・・6
ケーブルの選択及びゲインの切り換え・・2
接続方法1(AEW-R5200) ・・・・6
各部の名称 ・・・・・・・・・・・・・3
接続方法 2(ATW-R92)・・・・・・7
アンテナ設置前の準備 ・・・・・・・・3
接続方法 3(カスケード接続) ・・・・7
ケーブルの端末処理 ・・・・・・・・・3
テクニカルデータ
設置のしかた
・・・・・・裏表紙
・・・・・・・・・・・4
特長
● ブースターアンプ内蔵。同軸ケーブルの引き回しによる挿入損失を改善。
● 使用条件に合わせブースターゲイン(Hi、Lo)を切り換え可能。
● 結婚式場、宴会場、会議場などのインテリアに調和したデザイン。
注意
・アンテナは2個1組としてご使用ください。
・アンテナとコードの接続は、受信状態が悪くなったり、外来ノイズの影響を受けないように確実
に行ってください。
・本機を動作させるには電源が必要です。専用のレシーバーと組み合わせてください。
取り付け上の注意
●取り付け場所の強度不足、取り付けかたの不
●自動車、照明用調光器、蛍光灯、大型モータ
備による落下などの事故に対する責任は、
ー、コンピューターなどの OA 機器やデジタ
当社は一切負いません。
ル回路を使用した電子楽器は雑音電波を発
●アンテナは2個1組とし、ワイヤレスマイクの
生する場合がありますので、それらの機器か
使用位置から直接目視できる場所に取り付
ら影響を受けないような場所に取り付けて
けてください。内装材の裏側などには取り付
ください。
●ダイバーシティ受信の効果が充分発揮できる
けないでください。
●人や機材の移動時にアンテナが破損しない
よう2本のアンテナの間隔を30cm以上離し
て取り付けてください。
場所に取り付けてください。
30cm以上離す
目視できる位置に
設置する
できるだけ窓から離す
(雑音電波をうけない場所)
人や機材が邪魔になら
ない場所に取り付ける
ケーブルの選択及びゲインの切り換え
接続ケーブルの選択
アンテナとレシーバーとの 接続には50Ω、3D−
ブースターゲイン切り換えスイッチの設定
下記の表を目安として適正なゲインを選択してください。
2V以上の同軸ケーブルをご使用ください。ケーブル
の長さに応じ、右記の表を目安にケーブルの種類を
選択してください。
※低損失形5D−FBの使用をおすすめします。
なお低損失形ケーブルには専用のBNCコネクター
が必要です。
2
GAIN ADJUST
3D−2V
5D−FB
Hi(+10dB)
ケーブル長 6∼15m
ケーブル長 19∼50m
Lo(+4dB)
ケーブル長 6m未満
ケーブル長 19m未満
各部の名称
アンテナケース
電源インジケーター
レシーバーの電源を入れると点灯します。
アンテナシャーシ
アンテナ基板
アンテナ基板
取り付けネジ穴
コード
ホルダー
ゲイン切り換えスイッチ
アンテナケース
取り付けネジ穴
コードホルダー取り付けネジ穴
アンテナ設置前の準備
1
ご注意
故障の原因となりますのでアンテナ基板の
アンテナケースの取り付けネジをゆるめ、アン
必要な部分(コードホルダー、ゲイン切り
テナケースを取り外します。
換えスイッチ)以外に手を触れないでくだ
2
アンテナ基板、コードホルダーの取り付けネジ
さい。
をゆるめ、分解します。
ケーブルの端末処理
1
同軸ケーブル の 端末を次のように加工します。
接触不良を防止するため正確に加工してください。
同軸ケーブル
2
次のようにアンテナ基板に接続します。
A : 電工ボックスを使うとき
コードホルダー
取り付け位置
外部導体
20mm
B : 壁面を使うとき
コードホルダー
取り付け位置
同軸ケーブル
外部導体(折り返す)
内部導体
同軸ケーブルの内部導体をネジでおさえ、コードホル
15mm
ダーが外部導体をしっかりはさむように固定させます。
15mm
5mm
3
レシーバーの電源を入れ、本機の電源インジケ
ーターが点灯することを確認します。
ゲイン切り換えスイッチが Hi の時は赤、Lo の
時は緑が点灯します。
3
設置のしかた
電工ボックスを利用して壁に取り付ける場合
アンテナケース
アンテナ基板
アンテナシャーシ
ハイ連用プラスチックプレート
ハイ角取り付け枠
電工ボックス
同軸ケーブル
1
アンテナを P.3の「アンテナ設置前の準備」に
従い分解します。
5
アンテナ基板をアンテナシャーシに取り付け、
同軸ケーブル先端を P.3 の「ケーブルの端末処
理 2・A」の位置にしっかり固定してください。
2
3
同軸ケーブル先端を P.3の「ケーブルの端末処
理 1 」のように加工します。
余分なケーブルを電工ボックスの中に収納しま
6
P.2の「ブースターゲイン切り換えスイッチの設
7
アンテナケースをアンテナシャーシにはめ込み、
定」を参考にして、ゲインを切り換えます。
す。このときアンテナシャーシ取り付け面から
ケーブル 先端の距離が 約 40mmになるように
しておいてください。
4
同軸ケーブル を市販のハイ角取り付け枠、ハイ
連用プラスチックプレート、アンテナシャーシに
通し、それぞれを電工ボックスにネジ止めしま
す。ハイ連用プラスチックプレート、アンテナシ
ャーシの取り付けには付属のM3.5ネジをご利
用ください。
4
アンテナケース取り付けネジで締めつけます。
壁にケーブルを沿わせて取り付ける場合
アンテナ基板
壁
ケーブル引き出し口
同軸ケーブル
アンテナシャーシ
1
2
アンテナを P.3の「アンテナ設置前の準備」に
従い分解します。
同軸ケーブル先端を P.3の「ケーブルの端末処
理 1 」のように加工します。
3
アンテナシャーシを付属の木ネジで壁に取り付
4
アンテナ基板をアンテナシャーシに取り付け、
5
P.2の「ブースターゲイン切り換えスイッチの設
6
アンテナケースをアンテナシャーシにはめ込み、
定」を参考にして、ゲインを切り換えます。
アンテナケース取り付けネジで締めつけます。
けます。
同軸ケーブル 先端を P.3 の「ケーブルの端末処
理 2・B 」の位置にしっかり固定してください。
5
BNCコネクターの加工
1
4
同軸ケーブルの先端を次のように加工します。
接触不良を防止するため正確に加工してくだ
さい。
同軸ケーブル
外部導体編組を次のようにクランプの方へ均
等におり返して、先端を切りそろえ内部導体
を中心コンタクトに差し込み、ハンダ付けを
外部導体
します。このとき、絶縁体のポリエチレンを変
形させないように注意してください。
7mm
ハンダ付け
中心コンタクト
2
同軸ケーブルの外部導体編組をほどき、絶縁
体を先端から3mm切りとります。
絶縁体
内部導体
5
3mm
7mm
4まで加工がすんだら、次のようにコネクタ
ー本体に差し込みます。
その時、中心コンタクトとコネクター本体に
3
隙間があったり、くい込んだりしてないこと
締め付け金具、ワッシャー、ガスケット、クラ
を確かめてから、締め付け金具でしっかり固
ンプの順に同軸ケーブルに通します。
定します。
ガスケット(ゴム)
コネクター本体
クランプ
締め付け金具
ワッシャー
※BNCコネクターにより加工方法が異なります。
接続方法1(基本接続:AEW-R5200)
ATW-A82a
ATW-A82a
AEW-R5200
RECEIVER 2
IN
IN
RECEIVER 1
BALANCED
MIC OUTPUT
INSTRUMENT
IN
ANT. B
OUTPUT
(BAL.)
NETWORK
INTERFACE
GROUND
LIFT
GROUND
ANT. A
AC
100V
50/60Hz
LINK
0/-6/-12
ATTN(dB)
EXTERNAL
MUTE
BALANCED
MIC OUTPUT
INSTRUMENT
0/-6/-12
ATTN(dB)
EXTERNAL
MUTE
OUTPUT
(BAL.)
GROUND
LIFT
GROUND
OUT
OUTPUT
5A/500W MAX
WARNING :
THIS APPARATUS
MUST BE EARTHED.
AC100V
ミキサー入力
ミキサー入力
ATW-A82aを使用する場合は、AEW-R5200のチューナー1 でアンテナ電源を ON に設定してください。
詳しくは、AEW-R5200の取扱説明書を参照してください。
6
接続方法 2(基本接続:ATW-R92)
ATW-A82a
ATW-A82a
ATW-R92
AF OUT
BALANCED
ANTENNA B
TUNER
AF OUT
BALANCED
ANTENNA A
TUNER
2
1
2
IN
1
1
2
OUT
1
GROUND
LIFT
DC OUT 12V 20mA
GROUND
AF OUT
UNBALANCED
2
IN
1
DIVERSITY RECEIVER ATW-R92
AC100V 10W 50 / 60Hz
AUDIO TECHNICA
2
OUT
GROUND
LIFT
DC OUT 12V 20mA
TUNER 2
OUTPUT
GROUND
AF OUT
UNBALANCED
AUDIO TECHNICA CORP.
MADE IN JAPAN
AC 100V 50/60Hz
AC IN
TUNER 1
OUTPUT
ミキサー入力
ミキサー入力
AC100V
接続方法 3(カスケード接続)
ATW-A82a
ATW-A82a
アンテナB IN
アンテナB IN
アンテナA IN
アンテナA IN
DC12V OUT
DC12V OUT
DC12V OUT
DC12V OUT
ATW-R92
AF OUT
BALANCED
ANTENNA B
TUNER
AF OUT
BALANCED
ANTENNA A
2
1
IN
2
1
OUT
2
1
1
GROUND
LIFT
DC OUT 12V 20mA
GROUND
AF OUT
UNBALANCED
TUNER
IN
2
1
OUT
DIVERSITY RECEIVER ATW-R92
AC100V 10W 50 / 60Hz
AUDIO TECHNICA
2
GROUND
LIFT
DC OUT 12V 20mA
TUNER 2
OUTPUT
GROUND
AF OUT
UNBALANCED
AUDIO TECHNICA CORP.
MADE IN JAPAN
AC 100V 50/60Hz
AC IN
TUNER 1
OUTPUT
ミキサー入力
ミキサー入力
AC100V
ATW-R92
AF OUT
BALANCED
ANTENNA B
TUNER
AF OUT
BALANCED
ANTENNA A
2
1
IN
2
1
OUT
2
1
1
GROUND
LIFT
DC OUT 12V 20mA
GROUND
AF OUT
UNBALANCED
TUNER
IN
2
1
OUT
DIVERSITY RECEIVER ATW-R92
AC100V 10W 50 / 60Hz
AUDIO TECHNICA
2
GROUND
LIFT
DC OUT 12V 20mA
TUNER 2
OUTPUT
GROUND
AF OUT
UNBALANCED
AUDIO TECHNICA CORP.
MADE IN JAPAN
AC 100V 50/60Hz
AC IN
TUNER 1
OUTPUT
ミキサー入力
ミキサー入力
AC100V
ATW-R92
AF OUT
BALANCED
ANTENNA B
TUNER
AF OUT
BALANCED
ANTENNA A
2
1
IN
2
DC OUT 12V 20mA
1
OUT
2
1
1
GROUND
LIFT
GROUND
AF OUT
UNBALANCED
TUNER
IN
2
DC OUT 12V 20mA
TUNER 2
OUTPUT
ミキサー入力
1
OUT
DIVERSITY RECEIVER ATW-R92
AC100V 10W 50 / 60Hz
AUDIO TECHNICA
2
GROUND
LIFT
GROUND
AF OUT
UNBALANCED
AUDIO TECHNICA CORP.
MADE IN JAPAN
AC 100V 50/60Hz
AC IN
TUNER 1
OUTPUT
ミキサー入力
AC100V
7
テクニカルデータ
型 式
:λ/2ダイポールアンテナ(ブースター内蔵)
利 得
:10dB(Hi)、4dB(Lo)(スイッチによる切り換え)
出力インピーダンス
:50Ω
定格電源
:DC12V 20mA
(同軸ケーブルにより受信機 またはアンテナ・ディストリビューターから供給)
受信周波数
:797 ∼ 810MHz
外形寸法
:幅65×高143×奥行150mm
重 量
:320g
付属品
:木ネジ×4
M3.5ネジ×4
(改良などのため予告なく変更することがあります。)
製品保証及び修理などにつきましてはお買い上げのお店、または別紙記載の弊社
営業所までお問い合わせください。
232303880
2006.12