浜松工場 開設100周年について

平成24年10月
月25日
東海旅客鉄道株式会社
浜松工
工場
開設100
0周年につ
ついて
浜松工
工場では、今
今年 11 月 1 日に開設 100 周年を迎
迎えます。こ
この機会に、
、浜松工場の
のこれま
での歩み
みを振り返る
るとともに、現在のリニューアル
ル工事の状況
況などについ
いて、お知ら
らせいた
します。
。
1.これ
れまでの歩み
みと現在の状
状況
浜松工
工場は、大正
正元年(19112 年)に、
「鉄道院(当
当時)浜松工
工場」として
て開設されて
て以来、
蒸気機関
関車の修繕か
から始まり、時代の変
変遷に合わせ
せて電気機関
関車、ディー
ーゼル機関車
車、在来
線電車、
、そして新幹
幹線電車と幅広い車両
両の保守、製
製造、改造に
に携わること
とで、発展を
を遂げて
きました
た。
現在は
は、東海道新
新幹線唯一の全般検査(※)を行う
う専門工場と
として、新幹
幹線の安全運
運行を支
えていま
ます。また、
、地元浜松の皆様にも支えられ、毎年夏の「なるほど発
発見デー」で
では累計
55万 人の方にお
お越しいた だくなど、 現在もひ ろく親しま
まれる存在 となってい
います。
(これま
までの歩み:別紙1) ※全般検査 …36 ヶ月以内または走行 1200 万km以内で実
実施するオーバー
ーホール
現在、
、浜松工場で
では、最新の新幹線電
電車工場を目
目指して、リ
リニューアル
ル工事を実施
施中(平
成31年
年3月完了予
予定)です。今後は、この工事を
を安全に進め
めつつ、来年
年4月からは
はN70
0系に新
新型車両N700Aの技
技術の一部を取り入れ
れる改造工事
事に取り組ん
んでいきます
す。
(工事
事進捗状況:別紙2)
大正時代
代の浜松工場
場の様子
(写真背景は
は当時の700形機関車)
現在
在の浜松工場
場の様子
(N700系全般
般検査)
2.
「リニア・鉄道
道館」での記
記念展示
浜松工
工場100周
周年を記念して、「リニ
ニア・鉄道館
館」(名古屋
屋市)にて「浜松工場開
開設 100
周年記念
念~鉄道の近
近代化と工場の歩み~
~」と題して
て、戦災や鉄
鉄道の動力近
近代化の中、
、鉄道の
安全・安
安定輸送を支
支え続けてきた浜松工場の歴史を
を紹介する収
収蔵品・パネ
ネルを展示し
します。
開催期間 :平
平成 24 年 10 月 31 日(水
水)~平成 25 年 2 月 11
1 日(月)
【主な収蔵
蔵品】
機械製造銘板
板
(昭和 12 年)
戦災状況を示した図
図
(昭和
和 20 年ごろ)
浜松
松工場表札
(昭和
和 29 年ごろ)
別紙1
浜松工場のあゆみ
大正
元年(1912 年)
:
鉄道院中部鉄道管理局浜松工場として開設(11 月 1 日)
(蒸気機関車の修繕からスタート)
大正
8年(1919 年)
:
18900 形蒸気機関車(後にC51と改称)新製
昭和12年(1937 年)
:
D51形蒸気機関車を製造
昭和17年(1942 年)
:
浜松工場から浜松工機部へ名称変更
昭和19年(1944 年)
:
電気機関車の検修を開始
昭和20年(1945 年)
:
空襲及び艦砲射撃による甚大な被害を全職員が一丸となり復旧
昭和24年(1949 年)
:
日本国有鉄道発足
昭和25年(1950 年)
:
浜松工機部から浜松工場へ名称変更
昭和28年(1953 年)
:
ディーゼル機関車の検修を開始
昭和36年(1961 年)
:
在来線電車の検修開始、新幹線建設のための事業用車を製造
昭和37年(1962 年)
:
新幹線の検修工場に指定
昭和39年(1964 年)
:
東海道新幹線開業
昭和40年(1965 年)
:
0系全般検査開始
昭和56年(1981 年)
:
新幹線電車の全般検査1万両を達成
昭和62年(1987 年)
:
JR東海発足、100系全般検査を開始
平成
元年(1989 年)
:
100系を製造
平成
5年(1993 年)
:
300系全般検査を開始
平成
7年(1995 年)
:
「新幹線なるほど発見デー」スタート
平成
8年(1996 年)
:
新幹線電車の全般検査2万両を達成
平成12年(2000 年)
:
700系全般検査を開始
平成20年(2008 年)
:
新幹線電車の全般検査3万両を達成
平成21年(2009 年)
:
N700系全般検査を開始
平成22年(2010 年)
:
最新の新幹線車両工場を目指してリニューアル工事開始
(~平成 31 年 3 月完了予定)
(参考)東海旅客鉄道株式会社 浜松工場
所 在 地: 静岡県浜松市中区南伊場町1-1
敷地面積: 約31.8万㎡
社員数:約1,650名
(平成 24 年 10 月 1 日現在・関係会社含む)
別紙2
2
浜松工
工場リニュ
ューアル工事の進
進捗状況
・平成2
24年
8月
・平成24年10
0月
第二
二部品検修
修場(空気調
調和装置、主変圧器、
主
ホロなどを
を検査・
修繕
繕する作業
業場)が完成
成。一部で
で使用開始。
。
第一部品検修
修場(台車、ATC、ブレーキ類
類、主変換
換装置な
どを
を検査・修
修繕する作業
業場)の新
新設工事に着
着手。
※延べ床面積
積約 4.8 万m
m2、東西方向
向約 330mの
の検修場であ
あり、本
リニューア
アル工事にお
おける最大規
規模となりま
ます。
・平成25年
1
1月
第二部品検修
修場の全面使用開始(予定)
第
第二部品検修
修場外観
第一部品検修
修場
第二部品
品検修場
完
完成予想図
(平成 31 年 3 月)
第二部品検
検修場内
【参考】工事の概要と全体スケジ
ジュール
建替工
工事は、日々
々の全般検査を施工しなが
がら、限られ
れた敷地内にお
おいて、既存
存建物の撤去
去、移転及
び新設
設建物の建設
設を実施し、平成29年3
平
3月に新しいラインに変わ
わります。
(工
工事費約870億円)
(1)建
建物の建替・補強
大き
きな地震時に
にも全般検査を
を維持するた
ため、耐震性
性の高い建物に
に建替・補強
強をします。なお、今
2
回の
の工事におい
いて、完成後の
の全建物の約
約7割にあたる 10.9 万m
m を建替、約
約1割にあたる 1.5 万
m2 の建物を補強
強します。
(2)効
効率的な検修ラインの構築
築
効率
率的な検修ラインを構築す
することで、N700系の全般検査の
の所要日数を
を 15 日から 14
1 日に短
縮し
します。
(3)最
最新機器の導入による効率
率化
車両
両先頭部研ぎ
ぎ装置、気吹き
きブース、台
台車搬送装置
置など最新の検
検修機械を導
導入し、現在人手で行
って
ている作業を機械化します
す。
(4)省
省エネ設備導入による環境
境への適応
建屋
屋の屋根に発
発電容量約 300kWの太陽光
光発電システ
テムを導入しま
ます。また、高効率変電
電設備など
のイ
インフラ設備
備も導入し、省
省エネルギー
ー化を進めます。