うら面 - 京都市交響楽団

京都市交響楽団 特別演奏会
9
指揮 モーシェ
・アツモン
第九コンサート」
「
The Special Concert of the Kyoto Symphony Orchestra
“The 9th Symphony of Beethoven”
大好評の2回公演でお贈りする、年末恒例の「第九コンサート」。今年
は、2010年の
「第532回定期演奏会」
で名演を披露したハンガリー出
身イスラエルの指揮者モーシェ・アツモンが再登場。名匠の指揮のも
と、選りすぐりの歌手たちと京響コーラスの豊潤なハーモニーがオーケ
ストラと一体になって創り上げるベートーヴェンの崇高な音楽の世界
を、
どうぞじっくりとお楽しみください!
ソプラノ 半田
美和子
モーシェ・アツモンはハンガリー出身で、
ブダペストで音楽
教育を受け始めた。13歳の時に家族と共にイスラエルに移
住し、
テル・アヴィヴとエルサレムの音楽院でチェロ、ホルン、
指揮、作曲を学ぶ。卒業後、1960年ロンドンのギルドホール
音楽院で指揮の勉強を再開、プロのホルン奏者として活躍
し、故アンタル・ドラティに師事。ニューヨークのミトロプロス
指揮者コンクール第2位、
タングルウッドではレナード・バー
ンスタイン賞を受賞。1964年リヴァプール国際指揮者コン ©Helga Kirchberger
クール優勝。
ドルトムント歌劇場の総音楽監督を数年務め、
ハンブルク・北ドイツ放送響、
シドニー響、東京都響、名古屋フィル
(現在は名誉指揮者)
、
バーゼル響、デンマークのオールボー響の首席指揮者、
またソウルのKBS響とフランスの
ブルターニュ管の首席客演指揮者を歴任。これまでにベルリン・フィル、
ウィーン・フィル、
NHK響、
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響等を指揮。多くのレコーディングを主にドイツ・グ
ラモフォン、
デッカ、EMI、BISで行っている。
メゾソプラノ 富岡
Soprano : Miwako HANDA
明子
Mezzosoprano : Akiko TOMIOKA
桐朋学園大学卒業。同大学研究科修了。二期会オペラス
タジオ修了時に最優秀賞及び川崎静子賞受賞。第4回藤沢
オペラコンクール第1位及び福永賞受賞で一躍脚光を浴
び、以来引く手数多の逸材である。オペラでは、二期会公演
『フィガロの結婚』
スザンナでデビュー。2004年新国立劇場
『ファルスタッフ』ナンネッタで絶賛を博し、2007年1月
「NHKニューイヤーオペラコンサート」
に初登場し聴衆を魅
了。サントリー音楽財団創立40周年記念サマーフェスティバ
ル2009では、細川俊夫作曲『班女hanjo』の難役、花子を
日本初演、2012年平田オリザ氏の新演出でも高い評価を得た。コンサートでは、ベル
ティーニ指揮/都響
「真夏の夜の夢」
以降、
マーラー
「千人の交響曲」
、ベルク
「ルル組曲」
等、国内外著名指揮者と共演し、委嘱作品や初演作品の演奏も多数。また、映画
「のだめ
カンタービレ」
への参加、
テレビ朝日
「題名のない音楽会21」
、NHK
「BS日本のうた」
出演
等、注目を集める活躍を続けている。二期会会員。
テノール 吉田
Conductor : Moshe ATZMON
浩之
東京藝術大学声楽科及び同大学院修士課程修了。在学
中に安宅賞を、卒業時にアカンサス賞・同声会賞を受賞。
2006年よりローム音楽財団奨学生としてイタリア・パルマ
音楽院で学び首席にて学位取得。2003年第1回東京音楽
コンクール3位、2007年ベリッツォーニ国際声楽コンクール
2位及び聴衆賞、2008年フラビアーノ・ラボー国際声楽コン
クール2位、2011年第80回日本音楽コンクール声楽部門
第2位等、多数入賞。オペラでは、2004年彩の国芸術劇場
でのモーツァルト
『フィガロの結婚』ケルビーノを皮切りに、
2005年小澤征爾音楽塾ロッシーニ『セヴィリヤの理髪師』
( 中国・日本公演)
ロジーナ、
2007年ペーザロ、ロッシーニフェスティバル等に出演の他、2010年広上淳一指揮東京
フィル及び京響定期でのバーンスタイン作曲
「エレミア」
は深い精神性を体現した名演と
なった。2012年7月『カヴァレリア・ルスティカーナ』ローラで東京二期会オペラ公演デ
ビューを果たし、今後さらなる活躍が期待されている。二期会会員。
バリトン キュウ
・ウォン・ハン
Tenor : Hiroyuki YOSHIDA
Baritone : Kyu Won HAN
瑞々しく伸びやかな美声と叙情性豊かな表現力で聴衆を
魅了し、高い評価を受けている我が 国期待のリリコ・レッ
ジェーロ・テノール。
『こうもり』アルフレード役でオペラ・デ
ビュー、以来、新国立劇場『トリスタンとイゾルデ』
『フィデリ
オ』
『 ニュルンベルクのマイスタージンガー』
『オテロ』
『 道化
師』、日生劇場『魔笛』
『 ルル』、びわ湖ホール『サロメ』など
数々の公演に出演。ミサ曲、
オラトリオ等のソリストとしても
卓越した歌唱に定評があり、小澤征爾、大野和士、チョン・
©Eiji Shinohara
ミョンフン、
クリスティアン・アルミンク等の指揮のもと、国内
外のオーケストラと共演している。国立音楽大学声楽科卒業。東京藝術大学大学院オペ
ラ科修了。二期会オペラスタジオを優秀賞で修了。1990年、モーツァルト没後200年記
念国際モーツァルト声楽コンコルソ本選入賞。翌1991年、文化庁派遣芸術家在外研修
員としてローマに留学。1997年には第25回ジロー・オペラ賞新人賞受賞。東京藝術大学
音楽学部声楽科教授。福井県敦賀市出身。
韓国・ソウル出身。マンハッタン音楽院で学士号、修士号
を取得。ベルヴェデーレ国際声楽コンクール、プッチーニ・コ
ンクールを始め数多くの受賞歴を持つ。1999年サンフラン
シスコ・オペラ歌 劇 場「ドン・ジョバンニ」マゼット役でデ
ビュー。フランス国立ライン・オペラ、ボルドー歌劇場、新国
立劇場、兵庫県立芸術文化センターなど多くのオペラで活
躍。2004年から
「サントリー 1万人の第九」
、2007年から
「21世紀の第九」
、2011年HTB・朝日ジルベスターコンサー ©Yuji Hori
ト
(演奏:札幌交響楽団、指揮:現田茂夫)、2012年新日本
フィルハーモニー交響楽団ベートーヴェン
「第九」
(指揮:リュウ・シャオチャ)
、2013年兵庫
芸術文化センター定期演奏会カール・オルフ
「カルミナ・ブラーナ」
(指揮:佐渡裕)
など多数
の演奏会に出演。
また、
テレビ朝日系
「題名のない音楽会」
に度々出演している。韓国では
韓国放送公社
(KBS)
の大河ドラマ
「大王世宗」
の主題歌や
「開かれた音楽会」
などに度々
出演し、絶大な人気を博している。ソウル在住。
合唱 京響コーラス Chorus : Kyoto Symphony Chorus
京都市交響楽団 Kyoto Symphony Orchestra
1995年秋、京都コンサートホールが完成した当時の京響常任指揮者&音楽監督・井上
道義の提唱で
「京響第九合唱団」
として結成。その後
「京響市民合唱団」
と改名し、2012
年からはさらに音楽的な高みをめざして、京響の自主演奏会を軸にオーケストラ合唱作
品に取り組む
「京響コーラス」
と名称を変更、創立者の井上道義を創立カペルマイスター、
京響常任指揮者広上淳一をスーパーヴァイザーに迎えて新たにスタートした。現在、約
150名の団員で構成されており、毎週月曜日の夜を中心に京響練習場・京都市内文化会
館等で練習を行っている。
日本唯一の自治体直営オーケストラとして1956年に創立。楽器講習会や音楽鑑賞教
室、福祉施設への訪問演奏等にも取り組み、2007年
「第25回京都府文化賞特別功労
賞」
「
、京都創造者大賞2007」
受賞。2008年4月、第12代常任指揮者に広上淳一、桂冠
指揮者に大友直人が就任。録音では、広上淳一指揮
「名曲ライブシリーズ」
CD第1弾を
2010年11月、第2弾を2012年2月に発売し、2013年9月には最新盤となる第3弾を発
売。半世紀という節目を経て、
「京響」
は今、文化芸術都市・京都にふさわしい
「世界に誇れ
るオーケストラ」
を目指して更なる前進をはかっている。
次回
予告
2013年
10/20㊐から発売!
「ニューイヤーコンサート」
特別演奏会
次回
予告
2013年
第575回定期演奏会
広上淳一のタクトが舞い踊る、
ワルツ&ポルカで新年を!
∼京響の若きソリストで聴く華麗なる協奏交響曲とともに∼
日時:2014年1月12日㊐ 午後2時30分開演
©K.Miura
会場: 京都コンサートホール
炎のコバケン、
孤高の交響曲サン=サーンス
「オルガン付」
&ハノーファー国際コンクールの若き覇者、
三浦文彰が登場!
日時:2014年1月24日㊎ 午後7時開演
©満田聡
指揮 : 広上 淳一
(常任指揮者)
独奏 : 泉原 隆志
(ヴァイオリン/京響コンサートマスター)
小峰 航一
(ヴィオラ/京響首席ヴィオラ奏者)
曲目 : モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調 K.364(320d)
ロンビ:コペンハーゲンの蒸気機関車のギャロップ
R.シュトラウス:歌劇
「ばらの騎士」
組曲から
「ワルツ」
ほか
入 場 料
¥5,000
¥4,000
¥3,000
10/20㊐から発売!
会場: 京都コンサートホール
指揮: 小林 研一郎
独奏: 三浦 文彰(ヴァイオリン)、長井 浩美 (オルガン)
曲目: ウェーバー:歌劇
「オベロン」
序曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調op.64
サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調
「オルガン付」
op.78
入 場 料
©Satomi Takehana
¥2,000 (舞台後方席)
¥4,500
¥4,000
¥3,500
¥2,000 (舞台後方席)