琴南小学校 学 校 通 信 第 27 号 H28.6.24

琴南小学校
学校通信
第 27 号
H28.6 .24
全校道徳の後、教室に帰って、道徳ノートに「あなたはどんなよろこばせごっこをしますか」について
書きました。その一部を紹介します。(裏面には、授業の感想<低・中学年編>も載せています)
【先 生 に】話をよく聞く、自学ノートを何ページもする、プリント配りを手伝う、テストで100点とる
怒らせない、まじめに勉強する、宿題をきちんとする、いっぱい話しをする、敬語を遣う
きれいな字でノートに書く、真剣に授業を受ける、たくさん発表する、嫌いな教科をがんばる
わがままを言わない、すぐに泣かない、自分で片づけをする
【友だちに】温かい言葉かけをする、
「ありがとう」を言う、仲よく遊ぶ、学級委員の言うことをよく聞く
遊びに誘ってあげる、笑顔で笑わせる、プレゼントをあげる、ふわふわ言葉で話す
一人でいる子に話しかける、ブランコをゆずり合う
【家 族 に】手伝いする、
「好き」と言う、素直に「はい」と言う、テストでいい点をとる、弟に優しくする
お母さんと料理を作る、洗濯する、お父さんをゆっくりさせる、おじいちゃんの肩たたき
国語や算数などの教科では、学習したことをどれだけ理解できているかをみるために、テストをします。
しかし、道徳にはテストがありません。まず、道徳ノートに書かれている内容を見ます。でも、書いたこ
とと実際の行動とが違うこともよくあります。だから、道徳の時間に学習したことが身についているかど
うかは、日常生活の態度や言葉遣いで判断するしかありません。
「書いたこと」と「すること」が違うと、
“ウソつき”になってしまいます。ウソつきは嫌いです。
そこで、正直者を増やすために、新たな取り組みを始めました。
サッカーの試合では、ルールを守らないプレーをすると「イエロー
カード」が出されます。それを繰り返すと、「レッドカード」になっ
て退場させられます。その一方で、サッカーセリエBでは、昨年度か
らフェアプレーを行った選手に「グリーンカード」が出されています。
今回、これにヒントを得て、「フェアプレー」=「よろこばせる行
為」と置き換えてみました。そして、琴南小学校らしさを出そうと、
“空も飛べるはず”にちなんだ青空をイメージした「ブルーカード」
や「バンザイカード」などのネーミングが浮かんだので、その両方を
満たす『B-Card』とするとともに、空に飛び上がる「トォ-」の
ポーズをイメージした「↑」を「-」の所に入れてみました。そして、
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. .
AnotherAKBと同じく、「安藤校長からB↑Cardをゲットしよう」
を略した『AKBC大作戦』と名付けました。
早速、全校道徳で紹介するとともに、下のような『B↑Card規約』を定めました。第1号は、校長先
生の宿題をちゃんとしてきてくれた貞廣あかりさんに渡しました。また、AnotherAKBが終わっても
学級委員を中心に「チャイム着席失敗0」に取り組んでいる2年生にも、目標を達成したら渡そうと思っ
ています。校長先生は、子どもたちの笑顔を見て喜ぶ担任の先生の姿を見るのが、とてもうれしいのです。
第1条
このカードは、【よろこばせごっこ】として、第2条に示す「喜ばせる行為」をした個人、または
学級に対して与えられる。ただし、その判断は、あくまでも校長先生の独断によるものであるか
ら、もらえなかったと言って、すねたり、泣いたり、文句を言ったりしてはならない。
第2条 ①
②
③
校長先生が認めた行為
先生方や他の社会人(来客者、地域の人など)にほめられた行為
「こころのおたよりポスト」に投函されていた行為(互いに入れ合うなどの不正は無効)
第3条 カードをたくさん集めた人は、次のアイテムをゲットすることができる。
10枚:校長先生と握手券
30枚:校長先生とバンザイの写真を撮る券
50枚:校長先生と校内周遊券
80枚:校長先生とランチ券
100枚:校長先生と琴南巡りのチケット
1000枚:校長先生と世界1周パスポート
第4条 友だちや先生などを「傷つける行為」「悲しませる行為」は、カードが失効となる場合もある。
「こころの授業」で学んだこと
~道徳ノートから~
<低・中学年編>
・「よろこばせごっこ」を、いっぱいいっぱいしてあげます。
・『スマイル』を歌ったのが楽しかったです。これからお友だちを喜ばせることをします。
・『スマイル』を歌えば、みんながスマイルになることがわかりました。みんながスマイルになれば、自
分もスマイルになりました。みんなの笑顔はすできだったです。友だちが幸せになるために、私はみん
なに優しくします。
・「よろこばせごっこ」をしてみたいと思いました。
・朝、お父さんが仕事に行く時「いってらっしゃい。がんばってね」と言ったら喜んでくれるので、「よ
ろこばせごっこ」は本当に大事なんだなと思いました。
・やなせさんが長い間考えてきたのは、人を喜ばせることでした。私も人を喜ばせて、みんなを元気にし
たいです。
・僕は、今まではほめられたらいいと思っていたけど、ほめたらいいんだなとわかりました。
・喜ばせる問題や幸せにする話を聞きました。僕が2年生の時に習ったことも出てきて、いろいろなこと
がわかってきました。最後は『スマイル』を歌って楽しかったです。
・今日学んだことは、友だちをどう喜ばせるか、どう楽しませるかです。やなせたかしさんみたいに絵で
マンガをつくることや、友だちと一緒に遊んで喜ばせたらいいと考えました。みんなを喜ばせたいです。
・私は、ずっと友だちとけんかをしていたから、これからはけんかをなくして、だれとでも仲良くしたい
です。そして、「よろこばせごっこ」をして、もっともっと笑顔を増やし、すぐ仲直りができるように
なりたいです。
・わからなかったことを学べました。「よろこばせごっこ」は、家でもお母さんに手伝いをしたいと思い
ました。私も、やなせさんみたいに生活に関係がある文を作ってみたいと思いました。ありがとうござ
いました。
・協力してスープを飲む方法がわかりました。この問題で、私はわからなかったので友だちに聞きました。
一人で遊んでいる子がいたら話しかけるのも、「よろこばせごっこ」と同じことだから、そんなことを
やっていきたいです。
・長いスプーンの問題は、はじめはわからなかったけど、友だちの意見を聞いて、どうしたらたくさんの
人がスープを飲めるかがよくわかりました。
・「よろこばせごっこ」をすると、あまり話さなかった人とも友だちになれると思いました。自分から友
だちに優しくすると、友だちと仲よくなると思います。
・スープの問題で、校長先生が友だちに聞いたらいいよと言ったので聞いたら、「はいどうぞ」と言いな
がら二人で分けっこをしたらいいんだなとわかりました。
・「よろこばせごっこ」で、友だちを大切にするといいことがわかりました。私は、友だちに聞くのも大
切だということがわかりました。「喜ばせ」が一番うれしい言葉です。先生や友だち、家族を喜ばせた
いです。
・幸せって何だろうと思っていたけど、全校道徳で幸せの意味がわかりました。幸せがこんなにもいいも
のだとはじめて知りました。
・みんな、いいところを見つけてもらったらうれしいし、自分でさがすのもうれしいです。うれしいと思
うことが一番うれしいことです。いいことを教えてもらいました。
・長いスプーンしかなくても、みんなで力を合わせれば何とかなるとわかりました。みんなで協力して幸
せにしていきたいです。
・喜ばせることが一番うれしい言葉だとわかりました。先生や友だち、家族や近所の人にふわふわ言葉を
言ったら、みんなうれしいと思います。
・一人でできないことも二人だとできることもあるんだなあと思いました。今日のスプーンの話のように、
困っている人がいたら助けてあげます。これから私は「よろこばせごっこ」をがんばってします。そし
てカードをもらいたいです。
※原文(子どもたちが書いた文章)から、ひらがなを漢字にするなど一部修正している。