公共下水道設備入力支援ツール- NIGMAS X

NIGMAS X
-公共下水道設備入力支援ツール-
NIGMASX「公共下水道設備入力支援ツール」とは
「公共下水道設備入力支援ツール」は、NIGMASX をカスタマイズした、下水道台帳図の下水道施設(人孔、管渠、
公共桝、公共桝取付管設備)の図形を入力するツールです。
基本的な仕様を提示し、これに基づいたメニューやマクロなどを提供します。
※公共下水道設備入力支援ツールは、別途NIGMASXライセンスが必要です。
特
徴
下水道設備の図形は、基本的に幾何形状のみを取得します。ただし、後で位相的な情報を自動で得ることができ
るように、一定の入力規則を提示します。入力規則は GIS で使用する下水道台帳図データの一般的な仕様に沿っ
ており、汎用的なデータを作成することができます。
NIGMASX がベースなので、本ツールで作成した図形データをさまざまなフォーマットに変換することができますの
で、その他の解析ソフトやGISソフトで利用することができます。
属性データは、下水道台帳図に表記されている人孔、管渠、公共桝(取付管)の注記を本ツール上で属性情報とし
て入力し、外部ファイル(CSV 形式)に出力します。
CSV ファイルは、大抵のアプリケーションでエクスポート、インポートすることができますので、データを有効に活用
することができます。
主な機能
NIGMASX 標準機能と公共下水道設備入力支援ツールを併用すると、次のような作業が可能です。
■
基本要素(人孔、管渠、桝、取付管)の汎用的なデータ仕様を提示
■
効率的な図形データ作成手法の提示
GIS で使用するための下水道データの汎用的な仕様を解説
ラスタを利用した桝、人孔の自動認識機能
取り付け管の自動発生機能
■
図形データの論理検査
各下水道設備に応じた検査を一括実行
人孔の孤立検査
桝の孤立検査
管渠の孤立検査
取付管の孤立検査
管渠の入出力の検査
■
属性入力および外部ファイルのインポートとエクスポート
ツール上で、図形に直接属性を付与
属性を注記発生
属性を CSV ファイルにエクスポート(または CSV ファイルをインポート)
■
下水道台帳図を作成するための基本的な作業環境を提供
雨汚水種別に応じた、管、人孔、桝の線種を定義した表示テーブル
専用のメニューバーやマクロ
対応フォーマット
NIGMASX 標準機能に依存します。現在、次のフォーマットに対応しています。
【ベクタデータ】
DXF(Release14)、国土交通省DM、SIMA、SIMA-DM、SHAPE、地籍測量調査(国調フォーマット)、
地籍フォーマット2000、DGN(※1)、数値地図2500、10000、25000、200000(ベクタのみ ※1)、
NIGMASベクタフォーマット(NIF2、NIF2++、NIF4、NBF)、数値地図2500(XML ※1)、
CADデータ交換標準(SXF)、拡張DM(※1)、SIS Export Dataset(SED ※1) ※1はインポートのみ対応
【ラスタデータ】
BMP(1,4,8,16,24,32bit)、TIFF(非圧縮、PackBits 圧縮(フルカラーを除く))、NIGMAS ラスタフォーマット
(RLV,BIT)、GeoTiff(BMP に変換して使用)
動作環境
NIGMASX 標準機能に依存します。現在、次の動作環境に対応しています。
OS :Microsoft Windows95、98、ME、NT4.0(SP3 以上)、2000、XP
本体 :以上の OS がインストールされている AT 互換機
CPU :推奨 Intel Pentium400 以上
メモリ :推奨 256MB 以上
CRT :推奨 解像度 XGA(1024×768)・256 色以上
※Microsoft Windows95、98、ME、NT4.0(SP3 以上)、2000、XP は米国マイクロソフトコーポレーションの米国およびその他
の国における商標または登録商標です。なお、本文中には TM およびⓇマークは明記していません。
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※保守契約ユーザーが対象です。
データ仕様
下水道設備の図形は、基本的に幾何形状のみを取得します。ただし、後で位相的な情報を自動で得ることができ
るように、一定の入力規則を提示します。入力規則は GIS で使用する下水道台帳図データの一般的な仕様に沿っ
ており、汎用的なデータを作成することができます。以下に仕様の概要を説明します。
入力規則の一例
管渠は上流側から下流側に向かって入力する。
管渠の端点と人孔の座標は同値にする。
取付管は桝から管渠に向かって入力する。
取付管の始点と桝の座標は同値にする。
このような入力規則により、GIS で、指定の人孔を基準とした下流追跡や上流追跡が可能になります。
設備の管理番号の入力規則の一例
下水道台帳図で設備管理している地域では、設備の管理番号が設定されていないことがあります。本ツールでは
次のような管理番号の付与ルールを提示します。
■管理番号の基本ルール:各設備には、基本的に管路線番号に、上流側から 1,2,3 と順に子番を付与する。
[管渠番号]管路線番号に、上流側から 1,2,3 と順に子番を付与する。
[人孔番号]管渠番号に、上流側から 1,2,3 と順に子番を付与する。
[桝 番 号]人孔番号に、上流側から 1,2,3 と順に子番を付与する。
【管理番号の図解】
S
123
管路線番号
桝番号
M123020004
J12301
J12302
人孔番号
K12302
管渠番号
桝番号
M123010003
M123010004
M123010002
M123020002
M123020003
K12301
M123020001
M123010001
この人孔は下流側路線に含む
※先頭のアルファベットは設備の識別子を表わす。
※管理体系に応じて、管理番号に処理区コードや地区コードを含めることも可能。
取得する属性情報の一例
取得する属性情報の種類は任意に決められますが、本ツールでは次の属性を下水道台帳図から判読して取得す
る仕様を提示します。
[人孔] 人孔番号、人孔地盤高、図面番号、管路線番号、汚雨種別コード、人孔種別コード、処理区コード、
地区コード
[管渠] 管径、勾配、区間延長、上流管底高、下流管底高、図面番号、上流人孔番号、下流人孔番号、汚雨
種別コード、管種コード、管路線番号、処理区コード、地区コード、管渠延長、管形コード
[ 桝 ] 取付管管径、追加距離、取付管延長、管路線番号、図面番号、桝の位置、取付管種、桝種別、桝番
号、処理区コード、地区コード
図形データのフォーマット
図形データは、DXF、SHAPE、DM など、GIS の汎用フォーマットで保存できます。NIGMASX のオリジナルフォーマッ
トは、GIS の一般的なフォーマットに対応するための汎用的な仕様になっており、フォーマットの違いによるフィール
ドや値の置き換えを防ぎ、極力もとのデータ構造を損なわないようにして、読み込み、保存することができ、GISへ
のデータ供給がスムーズに行えます。
詳しくは、NIGMASX のプレビューガイドをご覧ください。
属性データのフォーマット
属性データは、CSV ファイルに出力します。CSV ファイルは、大抵のアプリケーションでエクスポート、インポートす
ることができますので、データを有効に活用することができます。
効率的な図形データ作成手法
ラスタを利用した桝、人孔の自動認識機能
下水道台帳図ラスタから、一部の桝形状(丸い塊状ラスタ)を自動認識し、桝、人孔のシンボルを一括発生させる
ことができます。
※桝や人孔の形状によっては認識できない場合があります。
【実行前】
【実行後】
【拡大図】
桝の直径を計測し、指定サイズの塊状ラスタを
自動認識機能でベクタ化します。
【実行結果の検査 】
桝のシンボルと背景ラスタを見比べて、誤認識した桝を消去します。ま
た、人孔に対して桝が入力されている場合は、記号の種類を人孔に変更
します。
※桝や人孔の形状によってはこの機能が使用できない場合があります。
取付管の自動発生
桝から管渠に向かって垂線を一括発生させます。
【取付管発生例】
桝から管渠に向かって取付管を一括発生します。
【エラー箇所】
取付管を発生できなかった桝はエラー表示されます。
赤いマークがエラー箇所です。
※管は、あらかじめ入力しておきます。管の入力は、人孔と人孔を直線でつなげるように手入力します。
図形データの論理検査
各下水道設備に応じた検査を一括実行
以下の検査をマクロで一括実行します。エラー箇所はシステム上に表示されます。
人孔の孤立検査(管渠の端点に接続していない人孔を抽出)
桝の孤立検査(取付管の端点に接続していない桝を抽出)
管渠の孤立検査(管渠の両端に人孔ない管渠を抽出)
取付管の孤立検査(取付管の始点(また終点)に桝がない取付管を抽出)
管渠の入出力の検査(管渠の方向が人孔に入る→出るの方向になっていない管渠を抽出)
【人孔の孤立検査】
【桝の孤立検査】
管渠の端点につながっていない人孔が検出されます。
取付管につながっていない桝、取付管の終点につながっている
桝が検出されます。
【管渠の孤立検査】
端点に人孔がない管渠を検出します。
【取付管の孤立検査】
終点が管渠につながっていない取付管を検出します。
【管渠の入・出検査】
1本の管渠しかつながっていない人孔を検出します。通常管
渠は人孔に入出しているので、2本以上の線がつながるはず
です。
属性入力と外部ファイルのインポートとエクスポート
属性入力1(パンチ入力)
下水道台帳図上に書かれている注記を専用画面でパンチ入力します。
属性の初期入力では、下水道施設の種類を指定して、該当する図形(例えば管渠)を順に属性入力画面に表示し
て属性を入力すると効率的です。
図形個々に入力、修正したい場合は、図形を指示して属性入力画面を起動することができます。
【管渠の属性入力】
ページ切り替えで順に図形
と属性の表示を切り替える
属性が入力されていない図
形を表示する
表示中の図形の属性を表示
する
属性の項目数や項目名は定義ファイルで任意に設定することができます。
属性入力2(自動入力)
例えば、次のような基準から値を自動取得することができます。
■ 管渠・人孔・桝の雨汚種別、取付管の種別、桝の種別は、ぞれぞれの図形の線種から取得
■ 人孔番号や桝番号は、管路線番号を親番として、枝番は管渠の上流側から下流側に向かってカウント
■ 管渠延長の計算
■ 桝の位置(管渠の左側か右側か)を取得
【管渠の属性入力】
図形情報をもとに属性値を
自動で取得した結果
属性の項目数や項目名は定義ファイルで任意に設定することができます。
属性から注記発生させる
属性データから注記を一括発生させます。このとき、下水道台帳図の注記配置を設定することができます。注記出
力する情報の種類や、その配置は、テーブルファイルに定義するので、地域ごとの仕様に対応することができま
す。
【属性の注記発生】
管渠:
管種や勾配記号の配置が可能
地盤高:
数字、漢数字の指定が可能
桝:
桝種別の記号の配置を指定す
ることが可能
人孔、管渠、桝などの注記を図形ごとの適性な位置に発生します。
(例えば、管は線の上側中央に注記を配置します)
属性データのインポートとエクスポート(CSV ファイル)
属性データはCSVファイルにエクスポートすることができます。逆に、CSVファイルをインポートすることも可能で
す。(図形にIDが付与されている必要があります)
【作成した下水道データ】
属性を CSV ファイルに出力します。
先頭フィールドは図形のIDです。以降のフィールドが属性情報です。
ID のルールは、本ツールで一定の仕様を提示しています。(人孔の場合:設備の識別子+処理区コ
ード+地区コード+雨汚種別コード+人孔番号8桁の任意整数)
図形に関する情報(例えば、座標値や種類(線種)など)を出力することも可能です。その場合、それら
の情報を属性に格納するコマンドがありますので、あらかじめ処理しておきます。
【人孔属性をCSVファイルに出力】
J0102100130100,13-1,217.64,GESUI,13,2,03,01,02
J0102100110100,11-1,219.72,GESUI,11,2,03,01,02
J0102100160100,16-1,215.59,GESUI,16,2,03,01,02
J0102100120100,12-1,217.70,GESUI,12,2,03,01,02
J0102100100100,10-1,219.68,GESUI,10,2,03,01,02
J0102100170100,17-1,215.54,GESUI,17,2,03,01,02
[出力項目の例]ID,人孔番号,地盤高,図面名,管路線番号,汚雨種別,人孔種別,処理区,地区
【管渠属性をCSVファイルに出力】
K010210016010001,200,5.7,33.94,214.055,213.863,GESUI,J0102100160300,J0102100170100,2,01,16,01,02,32.74,01
K010210012010001,200,6.0,45.87,216.127,215.853,GESUI,J0102100120400,J0102100130100,2,01,12,01,02,44.67,01
K010210010010001,200,5.6,46.02,218.204,217.947,GESUI,J0102100100200,J0102100110100,2,01,10,01,02,44.82,01
K010210011010001,200,50.5,34.52,217.887,216.143,GESUI,J0102100110100,J0102100130100,2,01,11,01,02,33.32,01
K010210013010001,200,51.5,34.4,215.823,214.053,GESUI,J0102100130100,J0102100170100,2,01,13,01,02,33.2,01
K010210017010001,200,49.8,34.19,213.03,212.001,GESUI,J0102100170100,J0102100190100,2,01,17,01,02,32.99,01
K010210007050001,200,51.5,34.52,219.974,218.197,GESUI,J0102100070500,J0102100110100,2,01,7,01,02,33.32,01
[出力項目の例]ID,管径,勾配,区間延長,上流管底高,下流管底高,汚雨種別,管種,管路線番号,処理区,地区,管渠延長,管形
【桝属性をCSVファイルに出力】
M01021001301000103,150,3.00,30.90,13,GESUI,L,01,01,03,01,02
M01021001301000102,150,2.80,16.40,13,GESU1,L,01,01,02,01,02
M01021001301000101,150,2.70,2.40,13,GESUI,L,01,01,01,01,02
M01021001101000102,150,2.80,22.50,11,GESUI,L,01,01,02,01,02
M01021001101000101,150,2.50,8.00,11,GESUI,L,01,01,01,01,02
M01021001701000101,150,2.70,10.30,17,GESUI,L,01,01,01,01,02
M01021001201000104,150,3.90,30.70,12,GESUI,R,01,01,04,01,02
M01021001201000103,150,2.90,26.80,12,GESUI,L,01,01,03,01,02
[出力項目の例]ID,取付管径,追加距離,取付管延長,管路線番号,図面番号,位置(左・右)種別,取付管種別,桝種別,
桝番号,処理区,地区
作業環境
本ツールでは、公共下水道の基本的な設備(人孔、管渠、桝)を入力するための線種の定義ファイル(表示テーブ
ル)、専用メニューバー、入力設定やデータ検査のマクロなどが準備されています。これらの設定値はテキストファ
イルに定義するようになっており、下水道台帳図の仕様に応じて、容易に設定を変更することができます。
定義ファイルの設定値を変更するだけでは対応できない場合は、有償にてコマンド作成を承りますので、ご相談く
ださい。
表示テーブル
[人 孔]汚水・雨水・合流ごとに約 10 種類の規格に対応したシンボルを準備
[管 渠]汚水・雨水・合流ごとに約 6 種類の規格に対応した線を準備
[ 桝 ]汚水・雨水ごとに約 7 種類の規格に対応したシンボルを準備
[取付管]汚水・雨水の 2 種類の線を準備
[注 記]各設備の汚水・雨水・合流ごと、注記の内容ごとに注記番号を準備
【人孔シンボル一覧】
【桝シンボル一覧】
【管渠線、取付管線一覧】
【注記一覧】
専用メニューバーと主なメニュー項目
下水道台帳図入力用の専用メニューバーを準備しています。メニューはカスタマイズ可能ですので、ユーザーが
必要に応じてレイアウトを変更することができます。
【主なメニュー項目】
左項目がメニュー名、右項目が機能の概要
<各設備の入力に関するメニュー>
<人孔入力メニュー>
<取付管入力メニュー>
入力モード設定
人孔の入力設定を行う
入力モード設定
ラインタイプ設定
人孔の線種を切り替える
一括発生
エラーファイル読込
取付管の入力設定を行う
取付管を下水道管に対して垂直に
一括発生する
一括発生に失敗した取付管を検査
<管渠入力メニュー>
入力モード設定
ラインタイプ設定
分割
独立人孔の検査
流水記号発生
管渠の入力設定を行う
管渠の線種を切り替える
管渠を人孔の座標で切断する
管渠の両端に人孔があるか検査
流水記号を一括発生する
<論理検査メニュー>
仕様外のレイヤや線種の図形を検査
レイヤ・ラインタイプ検査
汚水施設の論理検査
設備の種類ごとに論理検査を一括
雨水施設の論理検査
実行する
合流施設の論理検査
エラー箇所の修正
論理検査でエラーになった図形を表
示する
<桝入力メニュー>
入力モード設定
ラインタイプ設定
直径の計測
桝 R/V 一括変換
誤認識記号の修正
桝の入力設定を行う
桝の線種を切り替える
桝の記号をラスタから自動認識する
自動認識の結果を検査する画面を
起動する
<各設備の属性に関するメニュー>
<属性初期入力メニュー>
<注記一括発生メニュー>
管路線番号をパンチ入力する
管路線番号入力
人孔注記発生
設備ごとに属性から注記を一
人孔番号をパンチ入力する
人孔番号付与
管渠注記発生
括発生する
人孔属性入力
桝注記発生
各設備の属性をパンチ入力する
管渠属性入力
桝属性入力
<注記レイアウト編集メニュー>
注記の角度を任意に変更する
人孔属性 NULL 検査
注記回転
各設備の属性が NULL のものを検
管渠属性 NULL 検査
注記角度変更
注記の角度を下水道の線の角
査する
度に合わせる
桝属性 NULL 検査
シンボル角度変更
注記の角度を0度にする
注記角度0
<属性自動取得メニュー>
管渠属性取得
<属性 CSV 出力メニュー>
図形属性などから自動取得できる
値を属性に格納する(雨汚種別、管 人孔属性
人孔属性取得
設備ごとに属性を CSV ファイル
種など)
桝属性取得
管渠属性
に出力する
人孔属性表示
桝属性
設備ごとに属性を表示する
管渠属性表示
桝属性表示
コマンドパラメータ定義テーブルとマクロ
下水道台帳図は地域によって仕様が異なるため、例えば属性から注記発生させる際の注記の種類や位置は、テ
キストファイルに定義する仕様にして、柔軟に対応できるように設計されています。
また、論理検査のように処理内容が固定されているようなものはマクロで一括実行できるようにしてあります。マク
ロの形式は、実行順にコマンド名とそのパラメータを記述したテキストファイルなので、容易にカスタマイズすること
が可能です。
例) 管渠の端点上にない人孔(独立人孔)を検査するマクロおよび使用するコマンドとパラメータ定義ファイル
<独立人孔を検査するマクロ>
OPLCHKS 独立人孔.MRK 人孔・管渠.TBL
ERROR #ERR
IF #ERR<>0 THEN GOTO ERR
MARKREAD 独立人孔.MRK
SMSG 独立人孔の検査が終了しました。
MARKINFO
RETURN
:ERR
SMSG 独立人孔の検査に失敗しました。
RETURN
;管渠の始点以外に入力されている人孔を検査
Param2「人孔・管渠.TBL」がパラメータ定義ファイル
;エラー処理
;エラーデータ読み込み
;エラー数の表示
;エラー処理の内容
<パラメータ定義ファイル>
「人孔・管渠.TBL」には、検査対象の人孔シンボルのレイヤ・線種番号と人孔につながる管渠線のレイヤ・線種番
号を定義します。
S 500 -1
S 501 -1
S 502 -1
L 600 -1
L 601 -1
L 602 -1
;人孔(汚水)
;人孔(雨水)
;人孔(合流)
;管渠(汚水)
;管渠(雨水)
;管渠(合流)
人孔シンボルのレイヤ、線種番号
管渠線のレイヤ、線種番号
サポート
本ツールのサポートは NIGMASX 保守契約を結んでいただいているお客様にご提供します。
NIGMASX 保守契約については、弊社ホームページのサポート情報をご覧ください。
<サポート窓口>
株式会社 昭文社デジタルソリューション サポート担当
TEL :0436-23-1034
FAX :0436-24-2118
E-Mail :[email protected]
受付 :9:00∼12:00、13:00∼17:00(土・日曜日、弊社指定休業日、年末年始、祝祭日を除く)
<保守契約について>
アドレス
:http://www.mapple-sds.jp/support/support.html
NIGMASX「公共下水道設備入力支援ツール」Preview Guide
初版 :平成15年3月17日
制作 :株式会社 昭文社デジタルソリューション 営業部