弦楽器の美しい「音」を「楽」しむ 交流を通して深まる未来への絆 レベルの

地域の話題
皆さんからの情報をお寄せください。市役所企画政策課政策推進係(内線173)まで。
市内各地区で敬老会
名古屋市の中学生が陸前高田市を訪問
4,343人の長寿を地域でお祝い
交流を通して深まる未来への絆
75歳以上を対象にした敬老会は9月18日の市内10
地区をはじめ開かれ、4,343人の長寿を祝いました。
名古屋市の中学校の代表36人が8月24日から26日
までの3日間、陸前高田市を訪れ、市内の中学生と
9月18日に竹駒小学校体育館で開かれた竹駒地区
敬老会には約160人が出席。同地区コミュニティ推進
うわべしゅういち
協議会の上部修一会長は「これからも健康に気を付
けて、住みよい町づくりにも協力してほしい」とあ
交流したり、被災した建物などの見学、第一中学校
仮設住宅でのボランティア活動、カキの養殖体験を
したりしました。
これは、名古屋市と陸前高田市の両教育委員会の
間で平成24年に締結した「絆協定」に基づき、両市
の絆を未来へと紡ぎ、将来のまちづくりの主役とな
いさつ。出席した千葉サトエさん(82)は、「大勢参
加していて、子どもたちや婦人部の人たちの余興も
見ることができ楽しかった」と笑顔で話しました。
竹駒小学校の児童による余興を楽しむ出席者
両市の交流事業のテーマソングとなっている
「未来への翼」
を
心を一つにして合唱しました
「もてなしの心」
向上研修会
思いやりある地域作りのために
「もてなしの心」向上研修会(三陸・けせん観光協
議会主催)は8月23日、コミュニティホールで開か
れ、宿泊施設や飲食店など、観光業に携わっている
人を中心に約60人が参加しました。
はたなか み や
研修会では、もりおか歴史文化館館長の畑中美耶
こ
子氏が
「お・も・て・な・し」と題して講演。訪れる
人に
「来てよかった」
「また来てみたい」と思ってもら
う地域づくりのためには、
「まずは自分の町をよく
知り、好きになることが大切」と強調しました。
カキ養殖場での作業体験を通して、東日本大震災についての
話を聞く生徒たち
(8月26日)
参加者に「おもてなし」の意味について問い掛ける畑中氏
全国トップクラスの選手が陸前高田で熱戦を展開
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25日に第一中学校体育館で開かれた陸前高田市の
中学生との交流会には市内の交流団生徒20人が参加。
交流会では、両市の紹介やレクリエーションに続き、
「未来のために、自分たちができること・自分たち
がすべきこと」をテーマに、陸前高田市の各校の震
災後の取り組みや名古屋市で取り組む防災教育など
を意見交換を行い、最後には参加者全員で「未来へ
の翼」を合唱しました。
秋田かすみさん(名古屋市立山王中学校2年)は
「自分の目で見たり、話を聞いたりしたことを名古
屋に帰ってから一人でも多くの人に伝えたい。同年
代の人の声が聞くことができて良かった。また交流
するのが楽しみ」と話していました。
来年1月には市内の交流団生徒が名古屋市を訪問
し、交流や職場体験などをすることになっています。
国体イベント事業ビーチバレーボール競技会
玉川学園オーケストラ部による訪問演奏会
レベルの高い戦いが観客を魅了
弦楽器の美しい
「音」
を
「楽」
しむ
国体イベント事業ビーチバレーボール競技会(日
本バレーボール協会主催)は8月19日から21日まで
玉川学園(東京都町田市)オーケストラ部による
訪問演奏会は8月22日、第一中学校仮設住宅集会所
い戦いが繰り広げられました。大会は男子が福井県
つち や た か し
どう ぎ ゆう き
は せ がわあき
(土屋宝士・道木優輝組)、女子は東京都(長谷川暁
こ
くさのあゆむ
子・草野歩組)が優勝しました。
約30人が参加し、クラシックや懐かしの名曲などを
披露。訪れた観客は、弦楽器が織りなす美しい音色
やハーモニー聞き入っていました。
の3日間、高田町の特設会場で開かれました。
東北で初めての開催となった同大会には各ブロッ
クの予選を勝ち抜くなどした男女それぞれ12チーム
が出場。全国トップクラスの選手たちのレベルの高
る子どもたちの育成につなげていくため、中学生に
よる相互の訪問交流を続けているもので、今年で4
年目になります。
をはじめ市内3カ所で開かれました。
訪問演奏会は、今年で7年目を迎え、震災以降は
陸前高田市を含む東北の各被災地で開催しています。
今回は中等部・高等部の部員のほか卒業生合わせて
玉川学園の生徒や卒業生が美しい歌声と音色を響かせました
2016年
(平成28年)
10月1日号
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