おしながき - みんなのラボ

 おしながき
コミックマーケット90
目次
はじめに
1. LCD3WIRE board
2. メモリ液晶ブレークアウト基板
3. LPC812/824 300mil board
4. LPC1100FBD48 DIP28 board
5. SWD breakout
6. mini Card Edge Breakout
7. GetaShield (旧mbedDshield 0.6.0)
8. GETABLE
9. Airio Play
あとがき
WARNING
記載している内容を使用する場合は
御自身の責任において行ってください。
内容がもとで不利益・不具合が生じても
一切の責任を負いません。
あらかじめご了承ください。
はじめに
「みんなのラボ」ってナニ?
「みんなで考える」「みんなで作る」
「みんなで買う」「みんなで使う」「みんなで売る」
そんな「みんな」が集まる「ラボ(研究所)」を目指しています。
「自分が欲しいものを、自分で作る」そして「仲間の意見を聞いてみる」
みんなのラボでは、そんなアプローチでモノ作りをしています。
「めったに使わないけど、あるとすごく便利な機材」
みんなの機材を持ち寄ったり、みんなでお金を出しあって機材を買ったり…
そんな機材を、みんなで使っています。
「できるだけ安くお客様に提供したい」
部品は大量購入して、みんなで共通部品を使うように工夫しています。
「せっかく作ったから、お店で売ってほしい」
商品を1つだけお店に持ち込んでも、なかなか取り扱ってくれません。
個人が作ったものを「みんなのラボ」ブランドの商品として
取り扱っていただいてます。
「在庫がきれて次を納品しなければならないが、
普段の仕事が忙しくてなかなか作れない」
手が空いた人が、自分の商品以外も作ります。
場所の共有、知識の共有、機材の共有、部品の共有、人手の共有…
そんな仲間が集まる場所が「みんなのラボ」なのです。
現在「みんなのラボ」の商品は下記で販売されています。
店舗:マルツ秋葉原本店
通販:マルツオンライン(http://www.marutsu.co.jp/)
「商品検索」で「みんなのラボ」を検索
通販:スイッチサイエンス(http://www.switch-science.com/)
スイッチサイエンスマーケットプレイス(委託品)>みんなのラボ
1.​ ​LCD3WIRE board
作者:WAKA
電子工作してるとき「ちょっとした表示器があると便利なんだけどなー」って思いませんか?
色々な情報を表示できるし、開発時やdebugするときもなんかも便利ですよね!
そもそも表示器があるだけでカッコよく見えちゃいますよね。
という事で表示器は大人気です!
左のような「16文字×2行のLCD」が代表的です。
この手のLCD、Arduinoやmbedでは標準でライブラリが用意されて
います。
しかし実際に表示器を接続するためには10本以上もの配線をする
必要があり、限りあるI/Oの大半を表示器に使われてしまうのは、
とても切ない事です。
もちろん「I2C接続」や「シリアル接続」などの商品は発売はされていますが、
価格がお高めだったり、使うまで(初期化とか)が面倒だったり、接続するピンの場所が決まって
いたり、イマイチ痒い所に手が届かない感がありました。
そこで………便利なの作りました!
マイコンボードとの接続は5VとGNDと信号線3本だけ!Arduino
と接続する信号線は「D0~D13」「A0~A5」の「どこでも好きなと
ころ3つでOK!」
特に「○○ピンに接続してください」等の
ピン指定はありません!
もちろんArduinoとmbedでのライブラリは公開済みです。
#Arduinoのライブラリは
標準ライブラリと同じ使い方なので、
プログラムの修正は初期化の一行だけ!
I/O不足で困っている方、スッキリ配線をしたい方、皆様ぜひご利用ください。
いやマジ便利ですよ。
しかも2台、3台と複数台繋ぐ場合は更なる裏技も!
(1台のArduinoに18個のLCDが接続可能?!)
価格:液晶同梱完成品
¥2,500- 液晶なし完成品 ¥1,700 液晶なしキット品
¥1,500-
2.メモリ液晶ブレークアウト基板
作者:K4ZUKI
秋月電子で販売されている”メモリ液晶” ことLS027B4DH01と、
SPIバスで制御する256Kbit SRAM ”23K256”を一つのボードに載せ、
mbed​・Arduinoから制御できるようにしました。
アクリルケースに​
Arduinoをマウントし、一体化して使うことができます。
mbedライブラリページ : h​ ttps://developer.mbed.org/users/k4zuki/code/AkiSpiLcd/
サンプルプログラムページ:
https://developer.mbed.org/users/k4zuki/code/AkiSpiLcd_example/
ライブラリ・サンプルともAS IS で提供します。ドキュメントが不足していたり不親切かもしれない
ので​mbed.org​上で作者を​問い詰めて​ください。日本語でおk
Arduino用サンプルプログラム公開中!
※「みんなのラボ」の「メモリ液晶ブレークアウト基板」商品ページ下方に追記されています
メモリ液晶はご自分で購入ください。 h​ ttp://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-04944/
フレキケーブルが​結構脆い​ので気をつけてください。
秋葉原店で店員に”メモリ液晶が欲しい”と言うか、通販番号(​P-4944​)を伝えるとすぐに出てき
ます。
ここで秋月元店員からの通販サイト利用ワンポイント講座(場所埋め!?):
秋月の新商品を探したいとき、みなさんはどうしていますか?
秋月サイトで新商品だけをすぐに出させるコツがあります!
1.​ ​トップページの検索窓に何も入れず検索ボタンを押す
2. 詳細検索ページに飛ぶので、
「販売価格:1円〜」、「並び順:発売日」だけ設定して詳細検索ボタンを押す
3.​ ​この検索結果ページをブラウザのお気に入りに追加する
これだけです。簡単でしょ?
価格:アクリルパネル&固定ネジつき完成品(液晶なし)¥3,000-
3.LPC812/824 300mil board
作者 @od_1969
NXP LPC812/LPC824を300mil幅(DIP)に変換するボード。 ブレッドボードに刺さるので気軽に使うことができます。 ・機能 TSSOP20を300mil幅(DIP)に変換 リセットスイッチ ISPスイッチ(通常のボタンとしても利用可能) 電源LED搭載 LチカLED搭載 書き込みはトラ技ARMライター、LPC­Link、LPC­Link2などが使用出来ます。 価格:完成品 ¥2,000 キット品 ¥1,500-
4.LPC1100FBD48 DIP28 board
作者 @od_1969
NXP LPC1100シリーズのLQFP48パッケージ品をDIP28に変換します。 DIP28はLPC1114FN28と互換ピン配列になります。 ・機能 ​LQFP48​を500mil幅(ピンヘッダ使用時)、600mil幅(専用ピン使用時)に変換 48ピン全てがブレークアウトされています。 電源LED搭載 LチカLED2個搭載 上記以外のピンは試作版のためピンアサインが確定していません。
製品版では変更になる可能性があります。
また、使用するチップにより機能が異なる場合があります。
価格:試作版キット品 ¥1,500-
5.SWD breakout
作者 @od_1969
2.54mmピッチのLPCLink互換コネクタとハーフピッチのSWDコネクタを変換します。
価格:キット品 ¥500-
6.mini Card Edge Breakout
作者 @od_1969
ノートPCやNUCに内蔵できるカードエッジ状のユニバーサル基板です。
mini PCI express互換
価格:基板のみ ¥400 7. GetaShield (旧mbedDshield 0.6.0)
作者:K4ZUKI
mbed LPC1768・LPC11U24・LPC11U35をArduino形状・ピン配置に変換するための基板です。
SMD部品を実装済みにした半完成キットになっています。
[部品面図]
*部品面にmbedのピン名、ハンダ面にArduinoのピン名が書かれています。
*​Version 0.5.0 にあったI2Cのピン配置バグを直しました。
*主にLPC1768を想定しているのでUSBはホスト用Aメス・デバイス用ミニBメスで2口あります
(CON1/CON2)。USBホスト用に5Vレギュレータをつけてますが、USBメモリなどがつながること
を想定しています(IC3)。​スマホをつなぐと大電流でレギュレータが燃えかねないのでやっちゃダ
メです。​デバイス側は逆に電源をもらってないので外部電源が必要です。
*mbedの価格が高くなっていることもありソケットで接続することを想定しています。ソケット接続
にすると普通のピンソケットだとシールドを載せられないので背の高いソケットが付属します。
*外部向けの5V/3V系電源は専用のレギュレータを用意してあります(IC1/IC2)。シールドを載せ
る場合は6~9V程度の入力が必要です。Vinのパターンが3ミリ以上あり十分太いので直接外部
電源を使うシールドが大電流を要する場合でも対応できます。
*基板後部に6ピンのピンヘッダを付けられます。イーサネットシールドなど後部6ピンヘッダを使
うシールドを直結して使用できます。LPC1768/11U24はSPIが2系統出ているので他のSPIのデ
バイスも使うことができます。
* h​ ttps://developer.mbed.org/users/k4zuki/notebook/mbedshield/​ に簡単な解説を用意してあ
ります。こちらもAS IS で提供しますのでわからないことは​問い詰めて​ください。
価格:半完成キット ¥3,000-
8. GETABLE
作者:余熱
■ 概要
・LPC1114FN28をmbed LPC1768互換ピンアサインに変換するための基板です。
・8pin/10pin SWDコネクタにてLPC-Link, LPC-Link2, トラ技ARMライタなどと接続し、開発す
ることができます。
概観とピンアサイン。
■ 内容物
パッケージには下記が含まれます。(5pin×2 列 1.27mm ピンヘッダは付属しません。)
・ GETABLE 基板本体
・ LPC1114FN28
・ 20pin ピンヘッダ×2
・ 8pinL 字ピンヘッダ
■ サポートについて
本製品は全品テスト後出荷していますが、万一不良があった場合には、メールにてご連絡
ください。 下記にて、回路図、サンプルプログラムの配布などを行っています。
​http://yone2.net/getable
また、mbed の情報については、公式サイトの情報なども適宜参照してください。
https://developer.mbed.org/platforms/LPC1114FN28/
■ パターンカットについて
GETABLE は 28 ピンの IC を 40 ピンに拡張しているため、ピンアサインが重複していま
す。パター ンカットを行うことで重複している各ピンを切り離すことができます。また、LED1、
LED2、RESET スイッチについても、パターンカットにて切り離すことが可能です。
■ ひと言
mbed LPC1768で作った作品をGETABLEで保存する という使い方をすると良いかも知れま
せん。
価格:¥1,000 9. Airio Play
作者:余熱
■ 概要
・ Airio Play はFlashAir のGPIO 機能を使うための基板です。
・ JavaScript などを利用したHTML ゲームを動作させることが可能です。
・ 方向キーは、斜め押しは効きません
概観。製品にはUSBコネクタが実装されています。
■ 注意事項
・本製品には FlashAir は含まれておりません。別途お買い求め頂く必要があります。
FlashAir は GPIO 機能が備わっている Class10 のタイプ(W-02, W-03)を使用してください。
FlashAir の CONFIG ファイルに”IFMODE=1”の記載が必要です。
■ サポートについて
本製品は全品テスト後出荷していますが、万一不良があった場合には、メールにてご連絡
ください。 また、下記にて、回路図、サンプルプログラムの配布などを行っています。
http://yone2.net/airio_play
■ 乾電池からの電源入力について
スライドスイッチ、DC/DCコンバータ、電池ボックスを実装することで、乾電池で駆動させる
ことが可能です。詳しくは取扱い説明書をご確認ください。
■ ひとこと
FlashAir同人誌3に製作記事など書いてあります。FlashAir Developersなどもご参考にしてく
ださい。検索したら出てきます。
価格:¥1,000-
あとがき
WAKA:みんなのラボ代表(個人事業主)
東京生まれ、現在は神奈川県川崎在住、子供の頃から「ほぼ毎週」秋葉原通い。
特技はプログラミング(株式会社セガにて20年以上ゲームプログラマーをやってた)。
DEMOとかインターフェースまわりの「見える部分」を作るのが好き。
「良いものは更に良く、そうでないものもそれなりに」見せる為のプログラムを作る人。
回路設計は苦手、基板設計(配線)はパズルみたいで好き。
「自作リフローオーブン」や「自作チップマウンタ」を作成。
スケジュールとクオリティの両立を目指し、予算内で最高の物を作りたい派!
@od_1969/@minicube:minicube.net管理人(休止中)、みんなのラボメンバー
東京生まれ、神奈川県町田市在住、埼玉県八潮市にも一時期住んでました。
N社(ネットワークエンジニア)→P社(開発職)→D社(maker)現職
と転職をよくするエンジニア、環境構築が好き。
K4ZUKI( https://twitter.com/_K4ZUKI_ )
東京都在住、元秋月電子八潮店アルバイト。
とある外資系半導体メーカー(D社)でエンジニアをやってるひと。
Arduinoできないひと、mbed(エェェェェンベッド!)すきなひと、BLEやってみたいひと。
余熱( @yone2_net )
生まれは東京ですが、現在はラボから歩いて通えるところに引っ越した。
お仕事はFlashAirの拡販。評価ボード作ったり、展示会出たりなど。
なんだかいろんな同人サークルを掛け持ちでやっている。
その時々で面白い人と組むのが信条。
奥付
おしながき コミックマーケット90
発行日 2016年8月14日
発行 みんなのラボ
HP http://wakanyan.net/
twitter https://twitter.com/minnano_lab
mail [email protected]
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