平成２３年度事業実績１．芸術活動の推進及び援助に関する事業小・中学生によるニュー・イヤー・コンサートの開催児童・生徒の皆さんが、音楽活動を通して、豊かな人格形成の一助になることを願い、市内の小・中学校の中から、熱心に音楽活動を続けている学校に対し、本格的音楽ホールで発表の場を提供すべく、姫路市教育委員会との共催で開催した。今回で第１７回目を迎え、市内の小学校４校と中学校３校が合唱した他、吹奏楽で中学校 1 校が出演した。また、招待団体として姫路市児童合唱団が昨年に引続き出演した。出演者数は約４００名。初出場の菅生小合唱部は、「ふるさとの四季」から「春の小川」「朧月夜」「夏は来ぬ」「村祭」「ふるさと」メドレーを、広嶺中合唱部は、昨年３月に起きた東日本大震災から１年が経った今、「命の大切さ」や「人々が信じあうこと」の素晴らしさと人々の幸せを願って「信じる」を合唱した。飾磨西中吹奏楽部は、ウォルト・ディズニーのファンタジー・冒険映画シリーズから「パイレーツ・オブ・カリビアンメドレー」を迫力ある演奏で行い、観客から大きな拍手を受けた。また、模範演奏として、声楽家の清野千草さんによる「六つの子供の歌」から「風の子供」のソプラノ独唱とテノールの竹上真哉さんとのオペラ「椿姫」より「美女と野獣」などの二重唱が披露された。最後に、吹奏楽演奏をバックに、出場者全員と観客とで、「旅立ちの日に」を合唱した。日時：平成２４年１月１５日（日）開催場所：パルナソスホール出演校：＜合唱＞姫路市立網干・城北・菅生・津田姫路市立朝日・広嶺・灘中学校＜吹奏楽＞姫路市立飾磨西中学校招待団体：＜合唱＞姫路市児童合唱団模範演奏：＜若手声楽家の独唱・二重唱＞ソプラノ清野千草さんテノール竹上真哉さん小学校２．文化の普及及び啓発に関する事業文化講演会の開催現在および将来にわたり話題・関心を集めるテーマを選定し、その関係の有識者を講演者として文化講演会を主催するもので、今回で第１８回目を迎え、外交・経済など多くの課題を抱える日本。この国は今後、どのような激動の時代を歩むのか。国際的なジャーナリストの世界で、常に第一線で活躍されている櫻井よしこ氏を講師に迎え、「日本よ、勁（つよ）き国となれ」の講演に、約１,０００名の聴講者が最後まで熱心に耳を傾けた。講演の中で櫻井氏は、東日本大震災、福島第一原発事故について「大地震・大津波・原発事故が一度に襲うという人類始まって以来の危機」と位置付けられ、政府の危機管理対応に頂門の一針、また、ＣＯ２地球環境問題にも簡にして要を得た見解を示された。更には、政府が抱えている「復興財源」の具体的なアイデアとして、増税ではなく、「特別復興国債」の購入者に対し、相続税免除など知恵を出して、民間がストックしている１,０００兆円余りの資金を有効活用する方策など大変解りやすいご高説を開陳された。日時：平成２３年４月２１日（火）１４時３０分～１６時開催場所：姫路市市民会館２階大ホール・３階中ホール講師：櫻井よしこ氏（ジャーナリスト、公益財団法人国家基本問題研究所代表理事）