血液循環・心臓

2013 年動物生理学Ⅲ試験問題(80 分間)
血液
1.ヘマトクリットとは何か
2.エリスロポエチンの(ア)作用と(イ)合成部位は
3.赤血球の(ア)生産部位、(イ)破壊部位、
(ウ)寿命は
4.血清と血漿の相違は
5.赤血球生成に必要なビタミンは
6.寄生虫疾患で増加する白血球の種類は
7.細菌の急性感染で増加する白血球は
8.細菌の浸入により細胞破壊が起り、組織が損傷されるとその部位に白血球を誘導する
物質が生産される。この物質名は
9.血小板は何という細胞から作られるか
10.血液の凝集にはあるイオンの存在が極めて重要である。このイオンとは何か?
11.血液凝固から創傷治癒の過程で正しい番号を書きなさい
(A)組織トロンボプラスチンの形成→プロトロンビンからトロンビンへの転化→フィ
ブリノーゲンからフィブリンへの転化→繊維素溶解
(B)プロトロンビンからトロンビンへの転化→フィブリノーゲンからフィブリンへの
転化→組織トロンボプラスチンの形成→繊維素溶解
(C)繊維素溶解→フィブリノーゲンからフィブリンへの転化→組織トロンボプラスチ
ンの形成→プロトロンビンからトロンビンへの転化
(D)プロトロンビンからトロンビンへの転化→フィブリノーゲンからフィブリンへの
転化→繊維素溶解→組織トロンボプラスチンの形成
(E)フィブリノーゲンからフィブリンへの転化→組織トロンボプラスチンの形成→プ
ロトロンビンからトロンビンへの転化→繊維素溶解
12.白血球の主な役割に、組織内に侵入した細菌や異物を(
ア
)作用によって、細
胞内へ取り込み、消化分解して無毒化することにある。その過程は、損傷部位から、
白血球の(
イ
)性を誘導する化学物質が産生され、その周囲組織へ拡散する。ま
た細菌からも毒素が拡散する事もある。 この化学物質や細菌毒素の拡散は近くの毛
細血管に達すると、毛細血管の(
ウ
)性が増大する。次いで白血球がその部の毛
細血管内壁に集まる(辺縁趨向)。白血球は(
胞間隙から遊出する。この遊出作用は(
血球は化学物質の濃度に従って(
カ
間隙を移動する。これを白血球の (
菌や異物を(
ク
オ
エ
)性の増加した毛細血管壁の細
)球が最も強い。毛細血管から出た白
)様運動をしながら損傷部位へ向かって細胞
キ )性と言う。損傷部位に達した白血球は細
)作用によって補足し、消化する。(同じ語句を使用しても可)
血液循環・心臓
13.心臓のスターリングの法則で正しいのはどれか
1
a: 心臓を刺激すると心拍数が変化する
b: 心臓への流量(静脈圧)が増加すると心拍出量も多くなる
c: 心筋は絶対不応期が長いので強直しない
d:迷走神経を刺激すると心拍数が減少する
e:二酸化炭素分圧が高くなると心拍量が増加する
14.心臓のペースメーカが洞房結節以外にもあることを証明した実験を何と言う。
15.心電図の以下の部位は何を意味するか書きなさい
(ア)P波
(イ)T波
(ウ)P-R 間隔
(エ)QRS 群
(オ)QT 間隔
16.血管で合成されて血管を(ア)収縮する物質と(イ)拡張する物質をそれぞれ一つ
あげよ。
e
17. 右図は心周期を表している。文章に合う矢印を選べ
a
d
(ア)右あるいは左心室内圧を示す
(イ)肺あるいは大動脈圧を示す
b
(ウ)房室弁開放を示す
(エ)肺あるいは大動脈弁閉鎖を示す
c
18.リンパの主な働きを3つ挙げなさい
19.循環器系の伸展受容器の名称を2つ挙げなさい
20.心筋の収縮が骨格筋のそれと異なる点について間違っているものの組み合わせを選
択せよ。
a
歩調とり部を含む心筋は自動的に拍動を繰り返す。
b 心筋に刺激を与えると常に最大収縮が起こる。
c
心筋は激しい活動時には、血行中に乳酸を大量に産出する。
d 心筋の収縮は全か無の法則にしたがう。
e
心筋は絶対不応期が短い。
①a,b
②c,d
③a,b,c,d
④b,e,d
⑤c,e
21.母から子宮内胎児へは特殊な構造物である(
ア
)を通して胎児に酸素や栄養物
が運ばれる。この(
ア
)は動物種によって形状が異なる。胎児循環系では右心房
から直接左心房へ(
イ
)を通る通路が存在するが、生後これは消失する。また、
肺動脈の血液は肺にはほとんど行かず、(
ウ
)を経て、大動脈へ入り、全身へ循
環する。胎児のヘモグロビンの酸素飽和度は成獣に比較して(
22.心筋には固有心筋(普通心筋)と(
ア
エ
)い。
)心筋がり、後者は原始的な細胞からな
り、細胞には2個の核を認め、房室刺激伝導系を形成している。これは(
イ
始まり、心臓の拍動の源となる。房室伝導系は(
)を経て
左右脚に分かれ、さらに網の目状の(
オ
2
ウ
)に始まり(
エ
)に
)を介して左右の心室や乳頭筋基部に分
布する。
(
イ
)と(
という。この(
ウ
ウ
)の間には約 0.1 秒の遅れがあり、これを房室伝導遅延
)での伝導は中断されやすく(
起こす。固有心筋に比べると( イ
)や( ウ
オ
)という心臓病の症状を
)の活動電位は(
カ:高く、低
く)、また伝導速度は(キ:速い、遅い)。固有心筋の活動電位は第0相では(
ク
)
イオンの流入によりオーバーシュートし、その後、漸次減少して行くが、プラト-相
が長い。このプラト-相は主に(
ケ
)イオンの流入によるものである。その後(
コ
)イオンの流出により再分極が起こる。第4相の静止電位では主に(
(
コ
ク
)と
)のイオン交換が起こっている。
腎臓
23.腎血漿流量とクリアランス値が同じものの代表例を挙げなさい(複数解答可)
24.クリアランス値が糸球体ろ過量を表すものの例を挙げなさい(複数解答可)
25.下記の物質のクリアランスを以下の数値から計算し求めなさい。単位も書く事
(血漿濃度:0.24mg/ml,尿中濃度:6mg/ml,尿量 5.0ml/min とする。)
26.尿細管での物質の再吸収には(
過された物質の殆どは(
再吸収は(
エ
ウ
ア
イ
)経路がある。糸球体でろ
)で再吸収される。この時、アミノ酸やグルコースの
)と共に細胞内に取り込まれるが、この仕組みを(
言う。この輸送には基底膜上の(
腎にある(
)経路と(
キ
カ
オ
)輸送と
)によるNaとKの移動が基になっている。
)は集合管での水の再吸収に必要な腎臓髄質の高浸透圧を作るのに
必要で、この仕組みを(
ク
器)と言う。
27. 脊髄の中でも( ア )に排尿反射中枢があり、上位では( イ )が排尿中枢と
して知られる。
28.尿の生成過程を示すと、輸入細動脈→(
(
ウ
)→(
→腎盂→(
エ
ク
)→(
オ
)→(
ア
カ
)→
ボーマン囊
→(
イ
)→(
接合尿細管
)→(
キ
)→
)
)→膀胱となる。
29.次のホルモンの腎臓(尿細管)での作用について枠内で説明しなさい。
(ア)アルドステロン
(イ)心房性 Na 利尿ペプチド
30.次の事についてできるだけ詳しく説明しなさい。
(ア)尿濃縮希釈機構について(必要性や作用機序等を含めて)
(イ)糸球体濾過について(構成細胞や濾過の原理や作用機序等を含めて)
呼吸
31.鳥類の呼吸器は哺乳類とやや異なる。気管支が分岐するところに(
肺からは(
(
イ
)が発生している。鳥類には(
ウ
ア
)がある。
)が無く、肺は呼吸によって
エ:拡張しない、収縮しない、変化しない)が、(オ:
肋骨や胸骨、横隔膜や
胸骨、横隔膜や肋骨)によって肺内の空気は換気される。また、骨は空気を含む
(
カ
)からなり、飛ぶのに有利となっている。
32.血液中での二酸化炭素の運搬で最も割合の多い形は
33.カルバミノ化合物とは
3
34.呼吸運動は他動的運動であり、その運動は呼吸中枢によって支配されている。呼吸
の方法には一般的に腹式呼吸と(
ア
)の二つがあり、肉食動物では(
主である。吸息運動は主に横隔膜筋の収縮による横隔膜の沈下と(
ウ
イ
)が
)筋と軟骨
間筋の収縮により胸郭を挙上させることによる。一方呼息運動は胸郭や肺の復元性に
依るところが大きく、その他に(
エ
)筋の収縮や腹壁の筋の収縮などが関与して
いる。呼吸中枢の吸息中枢と呼息中枢は脳の(
(
カ
オ
)にある。吸息が起こると肺が伸展し(
)にあり、持続性吸息中枢は
キ
)神経インパルスは増加し、
結果的に吸息中枢を抑制して呼息へ移行する。呼息が始まると肺の伸展受容器の興奮
は無くなり、(
ク
)神経のインパルスは減少して、結果的に吸息中枢の抑制が解
除され、吸息に移行する。この2つの反射を(
(
(
コ
サ
ケ
)反射という。一般的には
)中枢が優位である。呼吸運動はその他に末梢の血管の圧受容器である
)(
シ
)や化学受容器の(
ス
)、(
セ
)からの情報を
介しても調節されている。
35.肺活量とは何を合計したものか
36.Ⅱ型肺胞上皮細胞で合成される肺表面活性物質を何と言う
37.肺胞気中の酸素分圧を 96mmHg,静脈血中の酸素分圧を 40mmHg,酸素の拡散係数を
15ml/min として、水蒸気分圧を無視したとき、理論上、1 分間当たりに何 ml の酸素
が血液中へ渡されるか求めなさい
38.
(ア)呼吸商の式は、また(イ)脂質代謝時の数値は
糖代謝時に比べると高いか低いか
肺容積
c
39.右図で(ア)a~c のどれが肺コンプライアンスを表
すと考えられるか、(イ)d の幅が大きくなると何が
b
推定されるか?
d
40.呼吸の化学受容器はどこにあるか?2つ上げなさい
41.死腔 とは何か
a
42.(ア)
:胸式呼吸が優位な動物、(イ):腹式呼吸が優
位な動物の正しい組み合わせは
②a:犬、猫
ウシ、馬
b:ウシ、馬
b:犬、猫
①a:犬
③a:ウシ
⑤a:人
b:猫
b:馬
④a:
b:犬、猫、ウシ、馬
酸素飽和度(%)
43.(ア)
:右図の曲線の名称を書きなさい、
(イ):
100
血液の PH が酸性に傾くとこの曲線は a,b のどち
らへ移動するか 、(ウ)
:血液の PCO2 が減少す
るとこの曲線は a,b のどちらへ移動するか
b
(エ)血液の温度が低下するとこの曲線は a,b
a
のどちらへ移動するか(オ)2,3 ジホスホグリ
セリン酸(2,3,DPC)濃度の上昇はこの曲線は
0
a,b のどちらへ移動させるか
4
0
酸素分圧(mmHg)
100
5