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UNLIMITED
Vol.78
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02
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今回は、私が訪れてみたい国であるメキシコ料理を紹介します。
今回は、私が訪れてみ
みたい国であるメ
メキシコ料理を紹介します。
フランはメキシコのプリンです。日本のプリンに比べて硬めで濃厚ですが、ココナッツと卵の
風味がしっかりで美味しいですよ。
皆様もぜひ一度作ってみてはいかがでしょうか?
材料(19x29x5cm 型)
砂糖 150g
たまご 6 個 コンデンスミルク 250cc エバポレートミルク 250cc
ココナッツミルク 250cc
1. 下準備
たまごを室温に戻し、オーブンを 160℃に予熱しておく。
2. カラメルを作る
砂糖をソースパンでかき混ぜながら溶かし、きつね色になったら火から下ろす。
( 余熱で火が通ります。)
3. カラメル色になるまでかき混ぜ続け、熱いうちに方の底に流し込み、
型をゆっくりまわして底全体に広げる。
4. 卵液を作る
ボウルに卵をしっかり溶きほぐし、コンデンスミルクを加えて混ぜる。
5. こし器で卵液をこす
( この一手間で仕上がりがなめらかになります。)
6 エバポレートミルク、ココナッツミルクを加えてしっかり混ぜ合わせる。 ( 泡立てない様に注意! )
7.③の型に流し込み、湯せんにかけてオーブンで1時間ほど焼く。
8. 型の中心のみが揺れるまで焼いて、常温で冷ましてから冷蔵庫へ。
コツ・ポイント
硬めが良ければミルク類を各 200cc に、柔らかめが良ければ各 300cc に調節して下さい。
担当:荒木 せりか
参考資料:http://cookpad.com/
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2012 年 6 月 9 日 ( 土 )、兵庫県立総合体育館にて、春だ!ゲームだ!スポーツだ!とい
う国際交流系のイベントを開催しました。このイベントの目的は「本当のつながりを築く
こと」です。日本人 18 名、外国人 16 名で、私たち日本人の誰しもが、記憶の片隅に残っ
ているのではないかという、あの!楽しい運動会を国際交流の場として開きました。動く
楽しさは言葉の壁の不安を取り除く手助けとなると考えたからです。
当日は、障害物競争、大縄、ムカデ競走、綱引きのような、日本特有のスポーツを用意
することにより、外国の方々にも大変喜んでいただきました。休憩時間には、お菓子や飲
み物はもちろん、バッドを中心軸としその周りを回るバッドグルグルや、小縄跳びなども
用意し、これらのアクティビティーを通して、充実した国際交流の時間を提供できたよう
に思います。また、当日出会った方々と、今後も連絡がとれるよう、参加者一人一人に名
刺を用意させていただきました。これは私たちスタッフが、つながりの構築というこのイ
ベントでの目的を実現するため、少しでもこの名刺が役に立てればと考えたものです。
「友達」という関係は、困った時に助け合える。もしも当日友人になった子の国が困って
いたら、災害にあったら、きっと心配するでしょう。何か自分にできることはないかな?
友達のために、何かしたい!そう感じてもらえれば、参加者の方々には私たち CLUB
GEORDIE の理念でもある、
「The First Step to the World」( 世界への第一歩 ) を踏み出して
頂けたと考えています。こうやって、世界中に友達の輪を広げ、国境を超えて互いに協力
することができれば素敵ですよね。
このイベントをきっかけに、少し
でも国際交流の楽しさ、そしてグ
ローバルな社会で生きていく私たち
にとって、それの今後の必要性を見
出して頂けたら幸いです。
担当:畠山 絢名
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新しく CLUB GEORDIE に入った 1 回生にとって、「春だ!ゲームだ!スポーツだ!」が
PT(プロジェクトチーム)の一員として活動する初めてのイベントとなりました。今回の
1回生 PT の二人に、イベントを終えた感想を聞いてみました。
スポーツを通じて、留学生と交流するというイベントの内容に
魅
魅力を感じ、今回
PT になりました。任された仕事をこなすのに
精
精一杯で、イベント当日の流れを把握できていなかったことが、
直前でのプレッシャーにつながりましたが、先輩のひたむきに仕
直
事
事に取り組む姿から、イベントを作る側の責任感を学びました。
チ
チーム全員が国籍関係なく、一体感を持って競技に取り組んでお
り、楽しく充実した時間を提供できたのではないかと思います。
人
人に喜んでもらうためにどれほどの準備・努力が必要かを実感し
ま
ました。今後は、先輩に負けないくらい積極的に活動に関わって
1回 切原 俊
いきたいと思います。そして、今回のイベント終了後の達成感を
再び味わえるように頑張りたいです。
今回、スポーツで気軽に国際交流の場を提供したいと思い、
PT になりました。このイベントを通して、報告・連絡・相談を
徹底することと、PT 内での役割分担を明確にすることが、成功
につながることを実感しました。留学生への広報活動には苦労
しましたが、イベント終了後にも参加者同士が SNS を通して交
流を続けていて、とても嬉しく思います。今回のイベントで参
加者へのホスピタリティの表し方も学べたので、これから参加
者の思い出に残るようなイベントを GEORDIE スタッフと共に
作っていきたいと思います。
1 回 澤 隼
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2012 年 6 月 20 日 ( 水 ) に長尾台小学校の 1 3 年生、約 40 人を対象にした開発教育を行
いました。この開発教育は五井平和財団主催の放課後教室「地球っ子広場」という教育プロ
グラムとして依頼を受けて行ったものです。今回の開発教育では、自分たちが住んでいる日
本という国についてもっと知ってもらいたい、そしてその上で世界のことにも興味・関心を
持ってもらいたいという目的を掲げていました。
当日はまず、
○× クイズやチーム対抗クイズを行いました。クイズの内容としては日本
の郷土料理や世界遺産、お金、イベントなど幅広い分野から出題しました。子どもたちは
みんな、必死になって答えを考えてくれ、またそれが正解した時は大喜びしてくれたりと
楽しんでくれている様子がうかがえました。そのあとに 5 つのブースを用意し、各ブース
で日本と世界の食べ物を実際に食べ比べるという体験型ワークショップを実施しました。
もちろん、ただ食べてもらうだけではなく、その食べ物の国についての説明を聞いてもらい、
世界への関心を深める工夫もしました。1 番子どもたちの反応が大きかったのが、ベジマ
イトというオーストラリアで有名な茶色のペースト状の食品と、通常のジャムを食べ比べ
るブースです。子どもたちは初めて食べるその独特な味に各々の感想を口にしていました。
今回の開発教育では子どもたちにとって新しい発見を提供し、印象に残るものにしたい
という目標もありました。当日の子どもたちの様子や書いてもらった感想を読むとその目
標は達成できたように思います。また、子どもたちだけでなく、スタッフにとっても発見
や学びがあった 1 日であったと思います。今後、開発教育をさせていただく機会があれば
今回の発見や学びを生かしてさらに参加してくれる子どもたちにとって実りのあるものを
作りたいです。
担当:近藤 優衣
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日本の隣国、中国と韓国。近年、日本への中国人・韓国人留学生、旅
行者が増加するなど、これら二国は、日本にとってますます身近な存在
となっています。日本と同じアジアの国々として、今後もお互いに助け
合いが必要となってくるでしょうし、良い関係を築いていく必要があり
ます。しかし、ニュースでよく話題になる歴史問題や外交問題など、日
本が中国・韓国と今後関わっていく中で、難しい問題も存在しているこ
とも否定できません。そのため、日中韓関係の問題点や、これからどう
向き合っていくかということは、私たちが考えていかなければならない
重要なテーマではないでしょうか。
現在、お互いのことをよく知らない、話したことがないなどの理由で、
関心を持っていなかったり、先入観を持って相手の国を見ている人も多
くいると思います。そこで私は、まず日中韓の学生で集まって交流する
この日中韓☆交流イ
機会を設けることで、お互いの国について知り、3か国の関係について
ベントの代表を務め
考えるきっかけをつくりたいと考えました。参加者が日中韓の文化や関
る、3 回生スタッフ
係に関心を持つことができれば、それはこれからの日中韓関係を良くす
の吉岡 香菜さん。
る First Step になると思ったため、このイベントを企画しました。
10/20( 土 ) に実施するこのイベントでは、「日中韓の
学生同士で仲良くなることで、相手の国に興味を持っ
てもらい、さらに国同士での関係や問題・未来につい
ても考えてもらうきっかけを作ること」を目的に、ミー
ティングを重ね、準備を進めています。
参加者の方に良いイベントの場を提供できるよう、
現在このイベント実施に携わっているスタッフ自身が、
日中韓の問にある、さまざまな問題についての知識を
増やすために、領土、歴史、メディアによる影響など
のグループに分かれて勉強会を行っています。
「このイベントがきっかけで、これから日中韓で協力
していきたいと思う人が少しでも増えてほしい」この
思いを忘れずに、イベント当日に向けて努力していき
たいです。
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担当:吉岡 香菜
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会を与えてくれました。
ノルウェーは、日本ではなかなか得られなかった機
なに多くの言語、文化に一度に触れることのできる
共通語としての英語を実感できたこと、また、こん
興味がわき、勉強したいと思うようになるものです。
自分が仲良くしている友達の喋る言語には、自然と
となかなか分かりにくいのが事実だとも思います。
言語、文化、そして生活があることを、日本にいる
で便利です。しかし、もっと世界にはいろいろな国、
私もそうでしたし、もちろん英語を学ぶことは大切
語の習得、といった考え方は日本では当たり前です。
今や日本では就職に英語能力が必要であり、義務
教育で取り扱う第二言語も英語のみです。まずは英
の後も交流を続けることができています。また、ある団体
で、一緒にパーティーに行き、楽しい時間を共有でき、そ
は勇気のいることでした。けれど、その連絡を取ったこと
す。例えば、あまり話したことのない友達に連絡を取るの
しむことを忘れずにいれば、自分で行動することができま
間がいれば、容易になることが多いのです。自分で常に楽
もエネルギーと勇気のいることです。しかし、その時に仲
えられることを待っているのではなく、自分で動く。とて
で考えて行動することにもつながっていると思います。与
ごした﹂と思うことができます。これは先に述べた、自分
ようとすることで、自分に与えられた時間を﹁有意義に過
生活でも旅行に行っても、自分が常に楽しいことを見つけ
﹁楽しむことを常に忘れない﹂、﹁仲間を大切にすること﹂、
これらは、フラットメイトや友達から学びました。普段の
けで仲良くなれました。
や政治について説明でき、自分の意見を持てるよう、
い、と思うようになりました。特に、自分の国のこと
話を聞いていると、もっと自分を持たなくてはいけな
います。そして、 CLUB GEORDIE
の活動に
おいても、イベントに参加してくださる方々
なったり、学習の基礎となったりすると思
この留学で経験したことや学んだことは、
今後の人生において自分の支えや自信に
最後に
できるだけニュースを毎日確認し、自分の視点を持つ
に、少しでも世界との距離を近く感じても
●
ように心がけていました。自分で考えて行動しなけれ
らえるような、そんなサポートができれば
高松 佳代
旅行に参加した時、バスで隣になった人に
Hiと一声か
けることさえ、初めは勇気がいりましたが、それがきっか
● 意識の変化
How
What do you think?と聞かれることが
﹁自分で考えて行動する﹂、日々の生活で、
about you?
毎日のようにありました。慣れないうちは、 Me too.
と同意の返事を返すことしかできませんでした。しか
ば、﹁私﹂という人間は厚みが増しません。この留学
し、自分の意見をしっかり相手に伝えている周りの会
を終えて、﹁自分で考えて行動する﹂これほど大切な
いいなと考えています。 Tusen takk!
︵ノルウェー語で、 どうもありがとう! ︶ 担当
ことはないと思いました。
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今回は、昨年
月
8 から約十か月間、ノルウェーの
ノルウェー科学技術大学︵ NTNU
︶で交換留学生とし
て勉強し、今年六月に帰国したばかりである、
スタッフ三回生の高松佳代さんに留学の体
GEORDIE
験談をご紹介します。
﹁なぜノルウェーなの?﹂とよく聞かれるそうです
が、英語の上達だけではなく、約 年
1 間という長期間
を日本とは違った環境に身を置きたい、という思いか
らノルウェー留学を決意。また世界各国から多くの留
学生を受け入れているノルウェーなら、より国際的な
交流ができるということから、彼女の勉強したい分野
である言語・文化・コミュニケーションにプラスにな
りそうと考え、この選択をしたそうです。
彼女が勉強していた大学は、ノルウェーで三番目に
大きい都市、トロンハイムにあり、ノルウェーの中心
あたりに位置し、首都のオスロよりも北に五百キロメー
トルのところです。﹁学生の街﹂とも言われるぐらい、
約十七万人の人口の半分ほどが学生で占めていたそう
です。自然が豊かで街並みも美しく、平和で住みやす
いトロンハイムで過ごした彼女に、主に留学を通して
大きく変化した視点、さらに意識の変化について執筆
をお願いしました。
●
大きく変わった視点
英語に対する考え方の変化です。私が
で取って
NTNU
いた授業のひとつに、 Global English
というものがあり、
これは私のノルウェーでの生活と深く関わっていました。
この授業の主な内容は、英語の成り立ち、英語の多様化・
柔軟化でした。私はその 多様な英語 を毎日の生活
で耳にすることができました。 NTNU
は世界各国から多
くの留学生を受け入れています。皆それぞれの国のイン
トネーションや癖で英語を喋ります。︵ノルウェー人の英
語はほとんどネイティブのようでしたが。︶日本人が喋る
英語は﹁日本語英語﹂と言われ、発音が日本語チックだ
と指摘をされます。しかし、日本人以外で英語が母語で
ない人たち︵ヨーロッパ、中東、アフリカ、南米、そし
てアジアからの人たち︶も、みなそれぞれのイントネー
ションで英語を喋っていました。また、彼らは単語や文
法を自分の母語と混ぜて使ったり、簡素化して使ったり
する場合もあります︵シングリッシュ、クレオール など︶。
英語の文法が多少間違っていても、発音が完璧でなく
ても、単語が思い出せなくてもあるいは知らなくても、
別の言葉での言い換えや、ジェスチャーを使うなどすれ
ば問題ありません。︵講義を聴くときはそういうわけには
いきませんが。︶相手とコミュニケーションができ、自分
の気持ちや意思が相手に伝わることが一番大切です。ま
た、この留学をするまで、英語以外のほかの言語に触れ
る機会や、勉強したいと思うまでに他の言語に興味を抱
く機会はあまりなかったように思います。
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皆さんは戸田奈津子氏をご存知ですか?今回
私は、彼女を紹介したいと思います。知らない
方もいらっしゃるかと思うので、少し彼女の経
歴をご説明します。津田塾大学卒業の彼女は、
字幕翻訳という職業を一般に知らしめた、功労
者の一人です。初の字幕翻訳「野生の少年」を
成功させてから、今もなお数々の映画を翻訳し
続けています。
幼少期から映画や英語に興味を抱いていた彼女は、将来の仕事として「字幕翻訳」という
仕事に出会いました。戦争が終わって間もない頃の日本では、敵国で使用されている言語を
話す者は多くはいませんでしたし、彼女も特に英語能力にたけていたわけではありません。
しかし、翻訳家になれる日を夢見て、映画館でのアルバイトを続けました。彼女の熱意と、
本当に映画が好きで、映画に関する知識や、俳優の特徴、さらに映画の事細かな感想を述べ
られることが、彼女にしかない大きな強みとなっていったのです。そんな彼女の努力が、20
年という月日を経て、字幕翻訳という日本に 20 人しかいないという職業の成功につながっ
たに違いありません。
最近の学生は、夢を持てず、日々の生活の中で地道にコツコツと何かに励むことがない社
会だと言われています。しかし彼女は、学生へのアドバイスとして将来自分が誇れる「天職」
を見つけること、そしてその仕事や目標に何年かかったとしても地道に取り組むこととおっ
しゃっています。
たとえ、力がなくても努力することは誰にでもできます。その努力をどのくらいするのか、
何年するのか。そこに個人差が現れるのではないでしょうか。彼女を知ってから、私も自分
の将来に対する取り組み方が変わりました。
「決して諦めない気持ち、そして努力し続ける心
の強さ」これは、日本を背負う若者、私たち一人一人が身に付けていくべき力なのではない
かと私は思います。
担当:牧野 裕未
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ƗƋƈŃƗƒƓƌƆ
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ŃŃŃŃŃ‫ٳٳ‬भघघी
最近、みなさんは映画を見ていますか?映画は TV や本とは少し違い、表現したいことを
約 90∼120 分の間に簡潔にまとめなければいけません。そのため、プロセスがとても洗練
されたものであるため、視聴者にはメッセージが伝わりやすくなっています。その映画を
介して送られてくるメッセージを解釈することに、私は非常に魅力を感じます。そこで、
過去に私が見た作品の中で印象に残ったメッセージが込められている作品を紹介したいと
思います。
その作品は、マーク・ハーマン監督がお贈りする『縞模様のパジャマの少年』です。第
2 次世界大戦下のドイツ、強制収容所の柵越しに友情を育む無垢な少年たちを描いた作品
です。人権や反戦などの直接的なメッセージはありませんが、戦争の悲惨さが衝撃的に感
じられます 。ナチス・ドイツやユダヤ人迫害を扱った映画はよく見られますが、本作は少
年達の目線から見た世界を表現しています。大人が作り出した世の中に、少年である彼ら
は汚染されていないため、人種差別などといった問題は全く関係がないのです。これは私
が見た映画の中で、今までに見たことがなかった内容でした。
私は少年達から、人と人のつながりは単
純であること、国籍や肌の色、そして宗教
なんて関係ないということを再確認するこ
とができました。
ぜひみなさんも、この映画で少年達から
見える世界から生み出されるメッセージを
受け取ってみてはいかがでしょうか。
担当:上田 滉己
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国際交流・国際協力支援団体 CLUB GEORDIE
会員・スタッフ募集中!
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CLUB GEORDIE の活動は、主に会員の皆様からいただいた年会費をもとに行われています。
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、または「スタッフ希望」と明
記の上ご送信ください。会員希望の詳細は団体のホームページでも紹介しております。合わ
せてご覧ください。
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UNLIMITED 78号 2012 年 8 月 1 5 日発行
編集責任者:大杉 早代
発行責任者:木下 莉奈
発行:国際交流・国際協力支援団体 CLUB GEORDIE 事務局
〒669-1337 兵庫県三田市学園 2 丁目 1 番地
関西学院大学神戸三田キャンパス内
事務局 URL: http://www.club-geordie.jpn.org/
事務局 E-mail:[email protected]