アメリカデイゴ

アメリカデイゴ
アメリカ梯梧
夏の強い日差しの中、青空に明るい緑の葉と肉厚な深
紅の花は南国を思わせる。アルゼンチンとウルグアイ
の国花で、メキシコでは花をサラダや煮物などにする
という。ハワイや、鹿児島市では街路樹として植えら
れている。学名の「Erythrina(デイゴ属)
」はギリシャ
語の「erythros(赤=花の色に由来)
」が、
「crista-galli」
はニワトリの鶏冠が語源。デイゴは沖縄の発音
「デー
グ」
からきているらしい。デイゴ類は100種類ほどあり、
デイゴ(梯梧)、サンゴシトウ
(珊瑚紫豆、珊瑚刺桐)な
どが同じ仲間。
花 色:朱赤
花 形:蝶形花
花 径:0.5~0.8cm程度
花序高:30cm
芳 香:微香
樹 高:100~500cm
学 名:Erythrina crista-galli
特 徴:マメ科デイゴ属の耐寒性落葉広葉高木。南
アメリカの熱帯地方原産、江戸時代末期に
渡来。初夏から秋にかけて、朱赤の蝶形花
をたくさん付ける。旗弁
(はたべん)と呼ば
れる花びらの1枚が大きく直立する不思議
な形の花だが、
「海紅豆」の別名のように豆
の花に似ている。葉に先駆けて花が咲く種
類が多いが、アメリカデイゴは丸みを帯び
た葉といっしょに花が咲くのが特徴の一つ。
葉にはトゲがある。花が終わると長い鞘
(豆
果)
ができる。
花 期:6~10月
撮影地:新宿御苑
GA-BON
▲同じデイゴ属のサンゴシトウ