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第10号 2010年10月14日発行 (PDF

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Smile! Smile!
Cyutoku Residency Program
創刊第 10 号
OCTOBER.14.2010
Smile!Smile!
cyutoku Residency Program
発行:中部徳洲会病院研修委員会 新垣辰也(研修委員長)
編集:卒後臨床研修室 木村 [email protected]
HP http://www.cyutoku.or.jp/ BLOG http://blog.goo.ne.jp/cyutoku/
1
年次研修医 渡辺 零美
春、 合格発表後に慌し
く引越しの準備をし、 これ
からの自分に夢膨らませ
ながら飛行機で沖縄に来
ました。 慌てずに救急対
応ができる人になりたい!
中徳の研修は大変らしい
け れ ど、 条 件 反 射 的 に
動けるようになるに違いな
い!と思っていました。 初
めての当直は2年生の研
修医の先生について見学
していましが、 さくさくと問診をして、 検査を出し、 帰宅させ
たり、 コンサルトしたりで、 ただただ感心するばかりで、 夜中
は眠くてたまらなくなり、 意識が朦朧として、 私が患者のよ
うでした。 2度目の当直では初めて外来を診ましたが、 何
をどんな風に聞いていいのか全く分からず、 緊張して頭は
真っ白でした。 OSCEの要領で何とかやり過ごしたものの、
やはりOSCEのようにはいきませんでした。 初めての救急車
はもっと緊張して、 2年生が事前にアドバイスしてくれたこと
すら忘れ、 何をどうすればいいのかさっぱりで、 止まってし
まいました。 救急車対応は全然慣れなくて、 7月くらいまで
いつもぴたっと止まっていました。 今でもどうしていいか分か
らない時がたくさんありますが。。 眠気との戦いに負けて、 2
年生が教えてくれている前で寝たこともあります。 長々と問
診するも、 全く要点をついておらず、 肝心な情報が全く入っ
てないことも多々あります。 必要ない輸液でごねたこともあり
ます。 不必要な検査を出そうとしたことも多々あります。 必
要な検査を出さないこともよくあります。 正直、 8月くらいま
で鑑別やらアセスメントが全くと言っていいほど頭に浮かびま
せんでした。 今まで何をしていたのか情けなくなるばかりで
す。 学生時代に本当に勉強してこなかったんだなあと痛感
する毎日です。
そんなこんなで救外の看護師さんにどれだけ助けられたこ
とか!!2年生にも生意気な態度ばかりとって、 いらいらさ
せてばかりですみませんでした。 かなり可愛げのない後輩で
すね、 悔い改めていきます。 コンサルトでは失語症よろしく、
何を言っているのか分からないようなコンサルトばかりで、 あ
げく稚拙なカルテでスタッフの方にも多大なご迷惑をおかけ
し、 申し訳ありませんでした。 当直ではこれからもみなさま
のお世話になります、 よろしく優しく叱ってください。
4、 5月は外科で電子カルテ操作もカルテの書き方もよく分
からず、 何でも指導医に聞いて、 大変ご迷惑をおかけして
申し訳ありませんでした。 あげくよく忘れるわ、遅刻はするわ、
生意気な口ばかりきくわで、 いらいらさせてばかりですみま
せんでした。 初めての虫垂切除術は一生忘れません!!
6、 7月は DR 比嘉内科で、 外科とは正反対な感じの患者
さんばかりで驚きました。 通う病棟も外科とは異なった雰囲
気で病棟毎にカラーがあるんだということを知って面白かっ
たです。 比嘉先生について毎日回診するのはとても勉強に
なりました。 比嘉先生は外来も多くて、 非常に危うい入院
患者も毎日毎日診て薬の微調整をして、 指示出して、 疑
問点は勉強されて、 バカな研修医のバカな質問にもきちん
と答えてくれて本当に偉大な先生だなあと思いました!入
院患者の指示出しだけなのにそれすらきちんと出来ない自
分がとても情けなくて、 申し訳なかったです。
8、 9月は麻酔科で、 2 度目の麻酔研修中にセボを切ろう
として、 イソフルレンをあけていました。 幸いイソフルレンは
入ってなかったので何事もなく覚醒しましたが、 今振り返る
と何と恐ろしいことをしていたのでしょう!!更に8月中実は
まともに声門が見えていなかったことが発覚、 周りに多大な
衝撃を与えました。 そんな恐ろしいことをしていたにも関わら
ず、 無事故であったのは指導医の先生がどれだけ裏でしっ
かり支えてくれたかという証拠です。 本当に本当にありがとう
ございます。
昔から机の前に座って勉強するのは苦手で、 体育が得意
科目でもあったので、 何とかやれるかなあと思っていました
が、 とりあえず半年病気もせず何とかやってこれました。 そ
してようやくオトナの階段が見えてきた気がします。 最後に
再び!これから先もまわりに多大な迷惑をかけると思います
が、 人間的発展を目指し、 医学的な知識と技術を身につ
けるべく、 ゆるゆると何とかついていこうと思います、 よろしく
お願いいたします。
1 年次研修医 新垣
朋弘 不安と期待が織り交
ざった入社式から早半
年 が 経 ち ま し た。 毎 日
の研修はすべて新しい
ことで、 何をするにして
も , ものすごく効率が悪
く、 ひとつひとつ先輩 Dr
や看護士さんに怒られ
ながらひとつひとつ成長
していると思います。
中部徳洲会病院はど
この部署もそうであろうと
思いますがとても忙しい病院で皆きびきびと働いていて学生
の時に見学に来た印象とほぼ間違いありませんでした。 そ
して各部署間で隔たりがなく、 気軽に色々なことを聞いたり
もできて、 とても勉強になっております。 特に実は医師より
も医療の最前線にいる看護師さんからは目の前にいる患者
がどういう状態なのかの判断や検査 ・ 治療方針など様々な
ことを教えてもらっているし、 放射線技師さん、 検査技師さ
んからはデータの読み方や画像の読み方、 細菌について、
薬局には薬の副作用や薬の使い方など非常に多くのことを
教えてもらっています。
まだ日々の研修の duty をこなすので余裕がなく、 自由に
使える時間が少なくて他の部署にはなかなか顔を出せない
でいるのですが、 医事課やリハビリ、 地域連携室にも顔を
出していきたいと思っております。
せっかくいい病院に研修に来ているので、 まだまだいろん
な経験をしていきたいと思います。これからもいろい
ろご迷惑をおかけすると思いますが、よろしくお願い
します。
1 年次研修医 土田 真史
半年を終えて、感じ
る事は時間がたつのは
とても早いということ
です。今までの人生で
一番早いと思います。
毎日がめまぐるしく過
ぎていて、まるで嵐に
巻き込まれているよう
な感じがします。普段
のんびりした生活だっ
たのでか、この病院の
方々の歩くスピードの
速さにもついていけて
いませんでした。歩くのを早くするところから初めて
みましたが、眠気のためか気を抜くとすぐゆっくりと
なり時間が過ぎてしまっていたりします。半年を過ぎ
て自分で何かできるようになったという実感はない
ですが、周りの方々がサポートしていただけるおかげ
で日々過ごしていっているということをとても実感
します。ミスや物忘れ、社会人としての非常識等で、
多大なる迷惑をおかけしていますが、そのたびに優し
く厳しくご指摘していただき感謝しています。また自
分はコミュニケーションに難があり、周囲に迷惑をか
ける事が多いです。報告、連絡、相談の重要性は日々
感じています。今後はもっと円滑に進むようにコミュ
ニケーションをとっていけたらいいと思います。日々
少しでも出来るように頑張りたいと思います。
1 年次研修医 福井 美典 皆様はじめまして
(^^)研修医1年目
の福井美典です。
今回、smile smile にわ
たくし達研修医の意
気込みを記した文面
が掲載されると聞き、
締め切りギリギリで
急ぎつつ記載してお
ります。
意気込み・・・の前に、
まずはこの場をかりて、簡単に自己紹介をさせていた
だきます。
早いもので、ここ中
1985年2月18日 3人兄弟の末っ子として広
徳での研修をスタート
島県で生まれ、幼少時から負けず嫌いで幼稚園のころ
して約半年が経ちまし
の夢はウサギになること(動物になれると思っていた
た。
わたし。
。
。恥。
)
で、
中学時代はアイドルグループ ジャ
日々の業務に忙殺さ
ニーズ Jr にハマってコンサートに行きまくり、追っ
れ、電子カルテの前で
かけ&出待ちをしたり、高校時代は部活に燃え、校則
眠り…しかし充実感の
違反ルーズソックス&ミニスカートで女子高生時代を
ある日々が続いていま
送りました。
す。
そんな中、進路選択を迫られた高校3年の春、尊敬す
何もできない・わから
る今は亡き女医 祖母の背をみて医師を志しました。
ない・動けない事を痛
必死で1年浪人をして兵庫医科大学へ進学し、ゴルフ
感する毎日ですが、四
部に入り、旅行やバイトに明け暮れ、あっという間に
月の自分から考えれば
医師国家試験。なんとかギリギリで合格し晴れて医師
少しは成長したような気もします。というよりしない
となりました。ここまでくるのに、両親や友達たくさ
とやってられません。
んのひとの支えがあったからだと、本当に感謝の気持
学生時代、ここ中徳を研修病院として選ぶにあたり、
ちでいっぱいです。
僕が最も重視した点は、一年次と二年次の差でした。
今、入職して半年がたとうとしています。働き始めの
救急での当時の二年次の「何でも来んかい。
」という
時は、薬の名前も分からない、物品のある場所も分か
ような自信に満ちた表情は今でも忘れられません。こ
らない、先生の名前・コメディカルの方々の名前も分
こで研修すればあのような表情を自分もする事ができ
からない・・・と右も左も分からないことだらけでし
るようになるのかと思い、一回の見学でここを研修病
た。でも、上級医の先生や看護師さんをはじめ病院全
院に決めました。
体が私たち研修医を育てようとしてくれていて、本当
いざ働いてみると、勉強する暇もなく何が出来るよう
に恵まれた環境で研修できていることに感謝しており
になっているのかいささか不安も感じる事は多いです
ます。
が、先日のビーチパーティなどでお会いした卒業した
「夜に育つ」といいますが、とくに、私は夜間当直
先輩方の自信に満ちた姿を思い浮かべながら日々頑
ER で育てられていると思っています。
張っております。他の病院に出た先輩方は皆自信に満
当直のときは、いろんな場面で常に選択に迫られてい
ちた表情で、一つ一つの言葉に力強さがあり、また中
て、時に逃げ出したくなることがあります。でも、目
徳に残っている同期の先生方と積極的に意見交換を
の前の患者様の命を預かっているんだ、何とかしてあ
し、お互いを刺激しあい、まだまだ貪欲に学ぼうとし
げないと、と思い診察・検査・治療をしてみますが、
ている姿勢を見せて下さいました。そういった中徳で
やはり研修医1年目の力には限界があり、2年目の先
成長した先輩方が発する「ここで研修している事を誇
生・上級医の先生・看護師さんのされることを見て、
りに思え」だとか、
「死ぬまで働け、それがお前らの
あとから自分の無力さを痛感し反省している毎日で
宝になる。
」といった言葉は今の一年次・二年次研修
す。今は、はやく2年目の先生みたいになりたいとい
医にとって大きな支えとなっているのではないでしょ
つも思っています。
うか。
だけど、その苦労が、いつかこの先診る患者様のため
一年目も残り半年強、来年の四月には僕らももう先
になるんだと信じて頑張ろうと思います。こんな私で
輩となります。今の僕には来年の後輩を指導できる事
すが、皆様、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
など殆ど何もありません。諸先輩方の背中に追いつき、
追い越せるよう、危機感を持って頑張っていきたいと
思います。
1 年次研修医 山本 芳樹
2 年次研修医 早川 真人
2009 年 4 月に
初期研修を始め
てから早くも 1
年 6 ヶ月が過ぎ
ようとしている。
まだ振り返るに
は早いような気
も す る が、 そ れ
でもこの時間は
あっという間で
あ っ た。 特 に 最
初の 1 年間は何
もかもが初めて
で、振り返る余裕もなくただただ前を走り続け
る毎日であった。そんな時、自分たちを助けて
くれて支えてくれたのが 2 年次だった。今になっ
て自分が 1 年次だった時を振り返ると、2 年次
の存在はとても貴重で、しかもどれだけもがい
ても絶対に追いつけない存在であった。自分が
困ったとき、自分たちの一番近くで助言を与え
てくれたその存在は、残念なことに、彼らが卒
業してからより大きくなったような気がする。
自分達だけで何とかしなければならなかった 4
月、そして後輩が入職し指導することを求めら
れた 5 月は特に苦しかった記憶がある。そして
今の自分を振り返ると、果たして自分が 1 年次
にとって「頼りにできる存在」となれているの
かどうかを考えるようになった。人を指導する
ことは本当に難しい。自分でやる方が早い時も
あるが、それでも次の世代を育てなければ継続
的な医療は出来なくなる。
残りの研修期間で後輩へ何を残すのか。そして
自分も如何に成長するのか。忙しい日々の中で
それを両立させることがこれからの課題だと考
えている。
2 年次研修医 直海 玲
You can’t
choose how to be
born. You might
not choose how
to die. But you
can choose how
to live your life.
Live fully today.
Learn something
new from today.
自分の生死を
選ぶことはできないけれど、今日をどのように
生きるかは自分次第である。いつも私の心の中
にある言葉です。
「沖縄で、中徳で、医師人生の1歩を踏み出そ
う」そう決めたのは6年生の春。この1年半を
振り返ってみると、あのとき思い描いていた研
修医生活をほぼ実現できているように思います。
まず中徳には自慢の指導医がたくさんいます。
自分の時間を使って教えてくれる、信頼して任
せてくれる、ときには叱ってくれる、最終的に
は責任をもってくれる。中徳スタイルの研修が
可能なのは、そんな素晴らしい先生方のおかげ
です。屋根瓦式の教育も浸透しており、若い医
師達が兄弟のように面倒をみあいながら、教科
書とにらめっこしたり、所かまわずディスカッ
ションをしたりというのも、活気ある研修病院
ならではの風景です。その中でも同じ志を持っ
て全国から中徳に集まった9人の同期はかけが
えのない仲間です。どんなに忙しくても、眠く
ても、一緒にがんばる仲間がいるから笑顔にな
れます。
また中徳ではコメディカルスタッフが医師の
仕事にとても協力的です。ナース、薬剤師、リ
ハビリスタッフなど、それぞれのスペシャリティ
の視点で自分の患者さんをみてくれるので安心
です。私のわからないことは何でもすぐに教え
てくれます。医師として患者を診ていく上で、
大学6年間で習ったことよりも、この1年半で
彼らに習ったことの方がはるかに役に立ってい
ると感じます。
そんな充実度満点の研修生活を送っているに
もかかわらず、なりたい自分はまだまだ遠くて、
明日はあれができるようになりたい、来月はこ
れができるようになりたいと欲は尽きません。
残り半年の研修も全力で駆け抜けていきたいで
す。
2 年次研修医 佐々木 優花
2 年 前 の 今 頃、 私 は
2回目の中徳見学を終
えて非常に迷ってい
た。24年間、ずっと
北海道で生活してきた
のに沖縄で一人でやっ
ていけるのか?中徳の
研修医の先輩の先生
方 の よ う に、 あ ん な
に過酷な生活を自分は
生き生きと過ごせるの
だ ろ う か?? T 先 生
やK先生のような人間になることができるのだろう
か????? 笑。
2回目の見学に行く前に決めていたことがあった。
「10日前、研修医の先生方のように3日に1回は一
緒に当直をさせてもらって、その生活が乗り切れたら
中徳に行こう」。しかし、見学の前半にあったビーチ
パーティーの後から決意は揺らいだ。沖縄育ちのA先
輩に誘われ生まれて初めて海で泳ぎ、シュノーケルの
道具の使い方もろくに知らないまま大量の海水をが
ぶ飲み。翌日から嘔吐と下痢の繰り返しで、食事もほ
とんど取れないような状況に陥った。耐えかねて、小
児科外来で点滴をしてもらうという大迷惑もおかけ
した。そんなこんなでどうにか10日間の見学を終え
て北海道に帰った時、心の中は中徳で2年間頑張って
みようという方向に傾いていた。
室蘭ナンバーのマーチ1台に荷物をすべて積み込
んで、1 人で沖縄に来た去年の4月。最初の1週間は
他の職種の同期も混じっての研修。非常に楽しかった
し、今でも顔を合わせるとお互い安心する仲間が院
内・院外にたくさんいるのは心強い。3週間目からは
いよいよ病棟での研修、当直が始まった。私が最初に
ついたのは内科のM先生、そして2年目のS先生。お
二人には働く上でいろいろなルールや、臨床の基本を
優しく丁寧に教えていただいた。そして、2ヶ月の
M先生の下での研修が終わり、小児科の研修が始まっ
た。将来進みたい科ということもあって、1年半の
研修の中で一番熱心にメモを取っていたような気が
する。お母さん達からの信頼抜群の O 先生の説明の
仕方をメモして当直中に披露してみたり。ちびっこ達
を本当に愛しているT先生になりたいと思った。そし
て、中徳に来て一番良かったのはこの人の下でもっと
勉強したい、付いていきたいと思う Dr に会えたこと
かもしれません、S先生♡ 笑。
なんだか恋文のようになったけれども、その後に研修
した総合診療部、麻酔科、外科、そして循環器内科、
どの科を研修していても尊敬できる先生ばかりで、自
分は幸せな研修生活を送っているなーと感じる。
1年半の研修を終えて思うのは、救急車の音にビビ
らなくなった(まだまだS先生のようにワクワクする
ところまでは至らないが)
、危険察知能力が高くなっ
た(第6感?が研ぎ澄まされてきた感じがする)、少々
のことでは慌てなくなった、沖縄訛でおばあ、おじい
と会話できるようになった。。。といったところが成長
した点かなぁと思う。でも、まだまだ実習中にみた諸
先輩方の姿には至っていないなぁと、学生さんが来る
度に1年生と一緒に当直する度に感じる。あと半年で
少しは近づけるように努力したい。そして、今まで自
分を支えてくださった先生方をはじめ病院スタッフ
の皆様、自分を成長させてくださった外来・病棟で出
会った多くの患者様に感謝したい。
豊見城中央病院 産婦人科
當間 真希子
当院での2年間の初期
研修を終え、子育ての合
間に半年間、内科の新患
外来をさせていただき
ました。初期研修時にあ
る程度の症例数をこな
しているので、救急外来
の感覚で始めた初診外
来。その考えが甘い事は
すぐわかりました。患者
層が違えば、主訴も異な
り、 日 々 勉 強 と 先 輩 や
上級医の相談の日々でし
た。救急外来では出会わなかった症例にこの短い期間
の中で多数遭遇し、毎日奮闘しながらの外来でしたが
、救急外来と違い、緊急性のない症例ばかりであるた
め、じっくりと患者様と向き合い話をすることが出来
ました。この半年間の経験は、今後の私に非常に貴重
なものになるに違いないと感じています。
来月からは、通勤距離も遠くなり今よりも多忙な生
活が待っていると思いますが、ここでの激動の2年
間、妊娠、出産を経験しながら乗り越えてきたので、
さほど不安はありません。半年前に各々の道を歩み始
めた同期のみんなに負けないよう頑張る次第です。2
年半、大変お世話になりました。
杉本
龍史
先日、中徳での勤務
を終えました。初期研
修医として採用してい
ただき修了時には後期
研 修 の 枠 組 み も な く、
内科スタッフ、救急総
合診療部チームリー
ダーとして勤務し、7
年半を過ごしました。
まずは感謝の気持ち
を伝えたいと思います。
医師どころか職業人で
もなかった一学生をひとりの救急医にしてくださっ
たのは、多くの患者さんとその家族、そして、未熟な
自分の診療行為を指導・支援してくださった病院職員
の皆様です。実は初期研修を修了した時点では、慢性
医師欠乏症の中徳への恩返しとして、自分の数年間を
生贄として捧げるような心づもりでした。しかし働け
ば働くほど、助けられ、教えられ、むしろ借りが増え
ていくことに気付きました。今では患者さんと社会に
多く還元することで、恩返しにする考えです。
研修医通信ですが、自分はこのような状況であった
ため、研修システムに関して意識的ではありませんで
した。それでも自分が欲しかった技能は充分修得で
きたと思います。自分の目標は、どのような状況(人
が少ない、物がない、離島、院外・・・)でも、その
状況でのベストな医療行為を迷いなく判断して、最短
時間で患者さんに届けられる、ということでした。救
急医で短気な性格ということを抜きにしても、医療は
対人サービスですので「時間」は重要な要素だと考え
たからです(診察まで1時間、必要な治療までにさら
に2時間かかるのでは、レストランに入って翌日に食
事が出てくるようなものです。しかも、その間に痛み
が増し、命の危険が増すという状況で・・・)。業務
を遂行しながら、欲しい技能を得るためには、根性や
病院の研修システムだけでは足りなくて、その願望を
意識すること、修得を可能にするような日常の習慣が
必要だと思います。目標達成にとって役立つことを調
べ、覚え、覚えきれないものは記録・保管するという
サイクルが必要です。さらに、関係資格を取得するこ
とや、学会などで自分の意見を発表すること、最新知
識の発表を聴講することも有用です。研修での目標、
価値観は十人十色ですが、これらを考えない年月は、
業務とカンファレンスで忙しかったという思い出だ
けが残ります。
今後の予定ですが、3ヶ月間は世界旅行客船での船
医の仕事をして、来年度はビジネススクールでマネジ
メント(MBA)の勉強をしながら、救急医療を改善
する仕組みを追求していきます。また、みなさんの役
に立てるような発見があれば、誌上を借りてお伝えし
たいと思います。ありがとうございました。
研修委員長 脳神経外科部長 新垣 辰也
研修委員長の新垣で
す。
毎年、この時期は研修委
員長として非常にどきど
きする時期であります
が、また、同時に新たな
出会いがあり、楽しい一
面 も あ り ま す。 マ ッ チ
ン グ を 控 え、 学 生 の 見
学が頻繁になり様々な
学生と出会えることが
できます。これまでは、
脳神経外科医として後
を振り返らずに頑張っ
てきました。患者との出会いはありますが、同じ医療人、
特に同じ医師を志している人との出会いをあまり経験し
ていなかった、あるいは重視していなかった自分に気が
つかされました。
研修医はもちろん、いろいろな学生と話をしていると、
確かに私は医療人としては先輩かもしれませんが、医療
に対する思い入れ、考え方、自分なりのアプローチの仕方
など、いろいろな意見を聞いていると、とても勉強んにな
ります。仕事に対する情熱はいまでも研修医に負けるつも
りはありませんが、情熱の方向にもいろいろあるんだなと
思わされます。 「一期一会」とも言いますが、できれば、
その出会いを大切にしつつ、一度だけでなく、その後も何
らかの形で人間的な付き合いができるような関係ができ
れば、そのような気持ちで学生にも接していきたいです
ね。また、その情熱を10年目、20年目になっても持て
るような医師になりたいし、そういう医師を育てていきた
いなと、思いました。
研修委員長といいながらも、まだ自分を変える事に精一
杯な私からのつぶやきでした。
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