グローバル教育プログラム -1日体験プログラム- 2012年12月1日 制作:渥美育子 (C)Ikuko Atsumi& MPF 2012 All Rights Reserved スケジュール 9:20 ご挨拶 9:30~10:15 <地球村>イントロ・・・渥美育子 10:25~11:10 <地球村>イントロ・・・渥美育子 11:10~11:30 スピーチのテーマと題を考える 11:30~12:20 ランチ 12:20~13:05 地球の大きさを測った男・・・古賀直子 13:15~14:00 地球の大きさを測った男・・・古賀直子 14:10~14:55 破壊と業績の別れ道・・・阪田浩子 15:05~15:50 破壊と業績の別れ道・・・阪田浩子 16:00~16:45 “地球村”の新しいルールを作ろう・・・古賀直子 16:55~17:55 “地球村”の新しいルールを作ろう・・・古賀直子 17:55 自己評価票の記入 18:00 修了式、修了書の手渡し (C)Ikuko Atsumi& MPF 2012 All Rights Reserved -1- <地球村>イントロ 9:30~10:15 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●一時限(45 分)の要点 * (戦闘地域など危険地域はあるけれど)原則世界のどこでも働けるグローバル時代 に生きているのはラッキー * 地球全体を見ることができると、私たちは何に気がつくか? * 12 歳のグローバル人材、セヴァン・スズキの国連環境サミットにおけるスピーチ: なぜ世界中の人を説得できたのか? *9:30 挨拶、 これまでどの国に行ったことがある? (<文化の世界地図>上でさしてもらう。) (原則)どの国にも行けるようになったの はここ 20 年。グローバル時代とは? 将来どこで働きたい? *9:40 地球は丸いとなぜわかる? 地球全体はどうしたら見ることができる? 地球全体を見ることができると、何に気がつく? *9:45 セヴァン・スズキ(カナダ)の国連環境サミットでのスピーチ DVD(1992)を鑑賞。 感想と討論。なぜ世界中の人を感動させ、説得できたのか? *10:05 2000 年に発表された“地球憲章”について *10:15 スピーチを準備するツールの紹介 (C)Ikuko Atsumi& MPF 2012 All Rights Reserved -2- 10:25~11:10 ●二時限(45 分)の要点 *<地球村への 10 のステップ>とはどんなプログラム? *グローバルコースターと“飛行記録”の使い方 *(時空を思いのまま突っ走る)グローバルコースターをデザインする *宇宙へ;地球の中の日本の中の1つの家に命をもらった不思議 *10:25 *10:35 <地球村への 10 のステップ>の成り立ち; 世界全体を“くぐる”ことで心を大きな 器にする ⇒つぎの時代の<地球村>を創っていく グローバルコースターとは? “飛行記録”をつけていくとどうなる? *10:40 *10:50 *11:00 *11:10 グローバルコースターをデザインする 宇宙へ、無限に近い広大な闇 満地球を見る、地球の中の日本の中の 1 つの家に命をもらった不思議 地球へ、宇宙飛行士が宇宙で感じたこと *11:30 スピーチのテーマと題を考える *11:30~12:20 ランチ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― (C)Ikuko Atsumi& MPF 2012 All Rights Reserved -3- 地球の大きさを測った男 12:20~13:05 ●一時限(45 分)の要点 * 古代ギリシャに行って、地球の大きさを初めて測った男に会う * どんな人生(教育をうける⇒仕事の達成)を送ったのか? * (キリスト教が広まる前の)知の集積の時代を理解する ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― *12:20 *12:25 *12:35 *12:40 *12:50 *13:05 “飛行記録”を付け、古代ギリシャへ(地中海に行き、2300 年遡る) 好奇心の強い赤ちゃん シレネー⇒アテネ⇒アレグザンドリア(エジプト);勉学と就職、 王様とのよい関係を作る+情報整理の能力を含む知の総合能力 アレグザンドリアにある世界最大の図書館と隣りにある学寮(ムセイオン)の 統括者になる 世界全体を知りたい⇒地球について本を書く決心、地球の円周が知りたい、 自然と日常をよく観察してヒントを得て、世界初の「世界地理」の本を書いた 討論:当時の学習法 vs 現代日本の学習法 (C)Ikuko Atsumi& MPF 2012 All Rights Reserved -4- 13:15~14:00 ●二時限(45 分)の要点 * (コンピューターも飛行機もない時代に)自然と日常生活をよく観察し、3 つのヒント を得て地球の円周を測ったエラトステネスのひらめきを体験 *時空を飛び越える“知”:グローバル時代の 2001 年、アレグザンドリアの大図書館が復刻 私たちはどうかかわれる? *13:15 *13:20 *13:30 エラトステネスの時代には、既に 100 地球が丸いことを知っていた 自然と日常生活をよく観察し、地球の円周を測る方法がひらめいた 3 つの ヒントとは? 第一のヒント: 半分に切ったグレープフルーツと地球の類似性(アナロジー) *13:40 *13:45 第二のヒント: 日時計の応用:ある地点で夏至の日、遠くの他の地点での 太陽の傾きを測る(マクロとミクロの両方から考える) 第三のヒント:人間関係を利用、王様の測量士に遠距離の測定を依頼 計算機を使って、もし地球の円周をある速度で歩いたら何日かかるか計算 *13:55 討論:エラトステネスはどういう点が優れているか? (C)Ikuko Atsumi& MPF 2012 All Rights Reserved -5- 破壊と業績の分れ道 14:10~14:55 ●一時限(45 分)の要点 * 戦争の悲惨さを身近に感じる * アンネ・フランクの隠れ家というミクロの世界と、世界を 2 分した第二次世界大戦の マクロの世界と二つの視点から、戦争の本質を知る * 人種差別といじめの共通点を考える * 自分の体験を記録することの重要性を知る *14:10 *14:20 *14:25 *14:35 目をつむって飛行中、戦争の現場に突入 人間の歴史は戦争の歴史、世界には人間がもたらした不幸がいっぱい 第二次世界大戦の概要 (日本から仕掛けた太平洋戦争、1939 年から 45 年までに 6000 万人が命 をおとした) 「アンネの日記」、1940 年代のオランダに飛行記録 アンネの人生、ドイツヒットラー政権のユダヤ民族粛清政策 アンネの日記の重要な部分、死に至るまでの足取り 討論:アンネの希望、人種差別といじめの共通点は? (C)Ikuko Atsumi& MPF 2012 All Rights Reserved -6- 15:05~15:50 ●二時限(45 分)の要点 * 人間は、残酷なことをしてきた。 戦争を永遠になくすには? * 人間は、しかし偉大な業績も残してきている。すばらしいこともいっぱいある。 * 命の大切さを知り、自分たちも時代の証言者になれることを知り、戦争や、人種差別を やめようと訴えることができる。 * 明暗対象の 2 つの観点から、これからの地球村づくりの方向性を知る。 *15:05 第二次世界大戦後に世界中でおきた 1215 以上の戦争の分布図と、人間 がなしとげた偉大な仕事の分布図作成について説明 *15:15 *15:40 2 つのグループに分かれて作業(25 分) 2 つのパネルを同時に壁に貼る:同じ人間がこんなに残酷にもなるし、こんなに すばらしいこともできる 討論:戦争を追放し、地球村をみんなの役に立つ仕事ができる方向に向けていくには 何ができる? (C)Ikuko Atsumi& MPF 2012 All Rights Reserved -7- “地球村”の新しいルールをつくろう 16:00~16:45 ●一時限(45 分)の要点 * 70 億の人たちの破壊や戦争への衝動に、歯止めをかけるには? * 地球村にどんな憲法(Ground Rule)があればいいだろうか? * いま、世界の多様な人たちは、どのような価値体系の中で生きているか? (<文化の世界地図>の 3 つの文化コードとミックスコードの大枠の把握) * 地球村の憲法を作るヒントを得るため、過去のリーダーが求心力をもたせるために どのような環境でどのようなルールを作ったか知る旅をする *16:00 *16:05 *16:15 *16:20 *16:30 70 億の人々の破壊や戦争への衝動に歯止めをかける、簡単かつ強烈な内容の ルールをつくることができるか? いま、世界の人たちは、どのような価値体系の中で生きているか? <文化の世界地図>俯瞰図を使って、大枠把握。 グローバル時代に作られた、国を超える 2 つのルール:“地球憲章” (the Earth Charter)と EU の新基本条約“リスボン条約” 地球村のルール作りのヒントを見つける 4 つの旅(飛行記録をつける)、 最初の旅: モーゼの「十戒」の現場へ 二番めの旅:聖徳太子の「17 条の憲法」の現場へ (C)Ikuko Atsumi& MPF 2012 All Rights Reserved -8- 16:55~17:55 ● 二時限(45 分)の要点 * ヒントを見つける旅を続ける * 4 つの旅で得た事例を、<文化の世界地図>の物差しで測ると? * 世界 70 億の人を対象にするルールの場合、項目をいくつ作るといいか? (Optimization 最適) * 地球村のルールをグループにわかれて作る *16:55 *16:05 *16:15 *16:20 *16:25 *16:30 *16:45 三番目の旅:イギリス「マグナカルタ」の現場へ 四番目の旅:米国の独立宣言と憲法作成の現場へ 4 つのルールを<文化の世界地図>という物差しで測ると? 70 億の多様な人の心に歯止めをかけるには、項目がいくつだと最も効果的か? 第一条はみんなで作る 4 つのグループに別れ、各一条を考える 発表、世界の若者サミットの準備 *17:55 自己評価票の記入 *18:00 修了式、修了書の手渡し (C)Ikuko Atsumi& MPF 2012 All Rights Reserved -9- – 空間 – 飛行記録 平凡社「ベーシックアトラス 世界地図帳」 2000 1900 1800 1700 1600 1500 1400 1300 1200 1100 1000 900 800 700 600 500 400 300 200 100 0 - 500 - 1000 - 1500 (C)Ikuko Atsumi& MPF 2012 All Rights Reserved - 10 - 講師紹介 古賀直子: 助産師、オーガニックヒーラ- 家庭での出産を原点に、女性の地球規模の意識の目覚めを追求する セミナやヒーリング、グローバル教育プログラムなどを提供。 多様な地域・国々の人たちと結びつく生き方を提唱している。 企業でのグローバル人材育成の対極をいく、生命の再生や生活に根を下ろしたグローバル人材育成を 実践。 <地球村>ワークショップで生徒たちが使うスピーチを構成するツールは、彼女が工夫したものである。 元岡山山陽女子短大非常勤講師。 現在岡山県立岡山操山高校非常勤講師。 1969 年福岡生まれ、岡山在住。 「出張専門助産院 産婆オフィスデルフィ院長」 渥美育子: グローバル教育専門家。<地球村>プログラムや<文化の世界地図>の 製作者。 [email protected] Tel/Fax: 03-6661-3836 元青山学院大学助教授、元ハーバード大学研究員。米国・東南アジアで 25 年、世界の トップ企業で世界市場戦略やグローバル人材育成を担当。 5 年前に帰国。現在、大企業のグローバル研修を行う企業の代表。 一般社団法人グローバル教育研究所理事長。 阪田浩子: オフィス食の達人 代表 フードビジネスプロデューサー 一般社団法人 マザー・ニア 代表理事 国家ビジョン研究会 事務局長代理 明星大学心理教育学部教育学専修 フードビジネス業界においてキャリアを積み、自らも飲食店を十数件経営してきた。経営者 の立場、母親の立場、地域育成者の立場から、教育の重要性を実感。世界を、思いやりの ある、いたわりあえる社会にするために、日本人が培ってきた利他および共生の精神を基層 とした、グローバル人材の育成を目指している。 (C)Ikuko Atsumi& MPF 2012 All Rights Reserved - 11 - 本プログラムに興味をお持ちの教師・指導者の方へ 地球村塾(グローバル教育研究所)では、本プログラムを学校あるいは地域 に提供しております。 対象:中学 3 年~高校 1 年 期間とプログラム数: (1) A 案:1 日 3~4 プログラムの簡易コース 1 プログラムを 45 分×2=90 分で行う (2) B 案:2 日の集中コース(夏期授業やキャンプ合宿に最適) 1 日 3~4 プログラムを 2 日間 (3) C 案:6 ヶ月に 7 回の科目採用コース (4) D 案:1 年に 14 回の科目採用コース 費用:▼教材:生徒@¥2,000~3,000 ▼講師料:1 日¥10,000(都内)~¥15,000(遠距離) ▼講師交通費:実費 以上は、普及のための特別低料金です。 会場:学校側でご提供いただくものとします。 お問い合わせ:電子メール [email protected] で導入のご相談を 承ります。 (C)Ikuko Atsumi& MPF 2012 All Rights Reserved - 12 - グローバル教育プログラム: “地球村への 10 のステップ”-シラバス 2012 年 11 月 著者:渥美育子 (C)Ikuko Atsumi& MPF 2011 All Rights Reserved 連絡先:東京都港区南麻布 4-5-54、南麻布ウェスト 102 Tel/Fax(03)6661-3836、[email protected] (C)Ikuko Atsumi& MPF 2012 All Rights Reserved - 13 -
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