ゲームをやりすぎると… ゲーム脳にならないために!

スクラム学校サポート部会
第3号
H27.10.9 発行
入広瀬幼稚園・入広瀬小学校・入広瀬中学校
9月17日(木)にスクラム教育講演会がありました。今年度は三条市にある水野内科クリニック
の院長である、水野春芳様から「ゲームをやりすぎるとどうなる?
~ゲーム脳と認知症の意外な関
係~」と題して講演をしていただきました。小学校4~6年生と中学校1~3年生、保護者、地域の
皆様が講演会に参加し、脳・ゲーム・スマホ(依存症)などの関係性につい意識が高まりました。
ゲームをやりすぎると…
① 認知症の人と同様の脳波パターンになる
→
ゲーム中の脳波はα波が多くなるため
② 1日中「ボーッ」としている
→
1日のゲーム時間が多くなるほど、脳波の回復に時間がか
かるため
③ 「良い・悪い」ではなく、
「快・不快」が基準となった行動(衝動)をとる
→
ゲーム中の情報伝達経路には、前頭前野(思考力・判断力)が関与していないため
④ 他人の痛みが分からない「いじめ」
、面倒な人間関係のリセット「殺人」
→
仮想現実(バーチャル・リアリティー)と現実(現代社会)を混同し、人間関係の欠如につながる
ゲーム脳にならないために!
① 体を動かす(かくれんぼ、鬼ごっこ)→ 前頭前野の活性化
② 外に出て自然の中で遊ぶ
③ 友だちと仲良くする
→
五感、感情の発達
→ コミュニケーションの発達
④ 自分で考え、創り出す(ごっこ遊び)→ 個性(創造性、独創性)
⑤ お手玉、けん玉、おはじき
⑥ 読書
→
集中力・調整力を高める
→ 創造性を養う
⑦ 早寝・早起き、きちんと睡眠
→
⑧ 朝ご飯をしっかり食べる
脳のエネルギー補給
→
脳の活性化、骨や筋肉の成長
~
感
想
~
【 小学生 】
・ゲームをしすぎると脳にも良くないので、この話を思い出して気
を付けたいです。
・友だちと遊ぶ時にゲームをたくさんしてしまうので、外に出て遊ん
だりしたいです。
・ゲームをしている時の脳波は認知症の人の脳波と同じになること
を聞いたので、あまりゲームをしないように努力をしたいです。
【 中学生 】
・メディアについてあまり知らなかったので、脳と認知症との
関係など知ることができて良かったです。
・ゲームは頭を使うものだと思っていたけれど、違うことが分か
りビックリしました。ゲームをし過ぎず読書をしたいと思いま
す。
・ゲームをやり過ぎると良くないことがよく分かりました。ゲー
ムをやめる気はないけれど、ゲームの時間を意識しようと思い
ました。
【 保護者 】
・ゲームをやりすぎると本当に脳に影響が出るということがよく分かりました。子どもにもしっかり
話をして、メディア時間を減らそうと思います。
・
「ゲームが良くない」という、ぼんやりとした認識はありましたが、具体的にどう良くないのか知る
ことができました。また、スマホ等にも依存症があることを改めて実感しました。
9月28日(月)今年度は学校保健委員会のスタイルをがらりと変えて、小学校6年生と中学校1~
3年生が入広瀬幼・小・中学校の子どもたちの健康を考える会議を開きました。第1回目である今回
は、「しっかり睡眠をとるために、どんなことができるか。
」について KJ 法でグループごとに話合い
をしました。会の始めに見た DVD や、他の児童生徒の意見を参考にしながら、自分の生活を振り返
り、生活改善の具体的行動を考えてグループ内で発表しました。
11月には第 2 回元気アップ週間を実施します。具体的行動が習慣化されていることを期待します。