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Bridge Report オプテックス(6914)

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ブリッジレポート(6914) 2012 年 11 月 8 日
Bridge Report
小林 徹 会長兼社長
http://www.bridge-salon.jp/
オプテックス(6914)
会社名
オプテックス 株式会社
証券コード
6914
市場
東証 1 部
業種
電気機器(製造業)
会長兼社長
小林 徹
所在地
滋賀県大津市雄琴 5-8-12
事業内容
赤外線を利用した各種センサ及びシステムの開発・販売
決算期
12 月
HP
http://www.optex.co.jp/
- 株式情報 -
株価
発行済株式数(自己株式を控除)
869 円
DPS(予)
配当利回り(予)
30.00 円
時価総額
ROE(実)
16,551,394 株
14,383 百万円
EPS(予)
PER(予)
3.5%
61.63 円
売買単位
6.1%
BPS(実)
14.1 倍
100 株
PBR(実)
1,035.75 円
0.8 倍
*株価は 11/7 終値。発行済株式数は直近四半期末の発行済株式数から自己株式を控除。ROE、BPS は前期末実績。
- 連結業績推移 -
決算期
(単位:百万円、円)
売上高
営業利益
経常利益
当期純利益
EPS
配当
2008 年 12 月(実)
20,916
2,661
2,489
1,004
59.74
40.00
2009 年 12 月(実)
15,124
620
735
332
20.07
30.00
2010 年 12 月(実)
17,395
1,705
1,761
981
59.30
30.00
2011 年 12 月(実)
18,502
1,677
1,830
1,033
62.45
30.00
2012 年 12 月(予)
21,800
1,700
1,850
1,020
61.63
30.00
*予想は会社予想。
オプテックスの 2012 年 12 月期第 3 四半期決算について、ブリッジレポートにてご報告致します。
1.会社概要
2.事業戦略
3.2012 年 12 年月期第 3 四半期決算概要
4.2012 年 12 月期通期業績予想
5.今後の注目点
1
ブリッジレポート(6914) 2012 年 11 月 8 日
http://www.bridge-salon.jp/
今回のポイント
・12/12 月期3Q は前年同期比 9.4%の増収。英レイテック社の売上が寄与したほか、国内警備会社向け販売や大型
重要施設向け屋外防犯センサの受注が好調。また、自動ドア用センサも国内外ともに販売好調だった。FA 事業は国
内外ともに低調だった。プロダクトミックスの変化による原価率の上昇、人件費増加、R&D 費の増加などにより営業
利益は同 36.5%の減益。
・12/12 月期通期業績予想に変更はない。新製品開発と投入による「コア事業の持続的成長」、「新興国市場の開
拓」、大型施設を中心とする「新アプリケーションの開拓」を強化し、増収・増益を達成する計画。
配当は 1 株当たり 15 円の期末配当を予定しており、上期末配当と合わせて年 30 円。
・国内外において重要な大型施設での採用が順調に進んでいる等、同社製品の優秀性は評価されている。ただ3Q
業績の進捗率は売上高で 7 割、利益で 5 割強という水準にとどまっており、研究開発に注力しているという点はあるも
のの、欧州経済の低迷継続等を前提とするとやや厳しい状況にあると判断せざるを得ないようだ。中期的視点から
「事業戦略」の動向を注目すると共に、60 億円にのぼるキャッシュの活用使途も期待したい。
1.会社概要
赤外線を応用した防犯・自動ドア等のセンサ大手。世界でもトップクラスのシェアを有する屋外用センサ等の防犯用製品、
自動ドアセンサ、環境関連製品等の製造・販売を行なっており、子会社オプテックス・エフエー株式会社を通して産業機器
用センサの分野にも展開している。
グループは、同 FA センサのオプテックス・エフエー(株)の他、ファイバーセンサ検知システムのファイバーセンシス社(米
国)、カメラ補助照明のレイテック社(英国)等の連結子会社 18 社、及び持分法適用関連会社 2 社。
【事業内容】
事業は、センシング事業(防犯関連、自動ドア関連、その他)、FA 事業、生産受託事業、その他に分かれ、連結子会社 17
社、持分法適用関連会 2 社等と共に国内外に事業展開している。地域別では、日本 36.2%、北米 9.8%、欧州 35.2%、アジ
ア 14.1%、その他 4.6%(いずれも 11/12 期実績)。
事業セグメント
事業内容
売上構成比
主な製品は、屋内外で使われる各種センサ、ワイヤレスセキュリティシステム、画
防犯関連
像記録システム等。屋外用センサでは、世界でもトップクラスのシェアを有し、近年
43.6%
では、デジタル画像技術・通信技術等を活かした製品開発にも取り組んでいる。
主な製品は、自動ドア開閉用センサ、シートシャッター用センサ、ワイヤレスタッチ
センシング事業
自動ドア関連
センサ等。世界で初めて遠赤外線式自動ドア用センサを開発した同社だが、近年
では、画像センシング技術の活用により、ドアの自動開閉だけでなく、入退室者の
17.4%
管理など人の動きを分析できる製品も供給している。
その他
計測機器、交通機器(安全運転支援ツール)、照明制御システムの製造・販売
3.6%
主な製品は、工場での生産ラインに使用される品質管理及び自動化のための光
電センサ、変位センサ、画像センサ、LED照明等。国内では食品・医薬品業界を
FA 事業
中心とした幅広い業界における生産ラインの品質管理に、海外では産業用センサ
24.7%
のトップシェアを誇る SICK AG 社(独)との技術提携により、ヨーロッパ全域で販
売、自社ブランドではアジア・北米と幅広い地域で販売されている。
生産受託事業
電子機器受託生産サービス(EMS)
3.5%
その他
客数情報システム・電子部品の開発・販売、スポーツクラブ運営
7.1%
(売上構成比は 11/12 期実績)
2
ブリッジレポート(6914) 2012 年 11 月 8 日
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【沿革】
1979 年に設立され、その翌年には世界初の遠赤外線利用の自動ドア用センサを開発した。当時の自動ドアはゴムマット
の足踏み式が主流であり、遠赤外線利用の自動ドア用センサは極めて画期的な製品だった。メンテナンスや施工対応力
でも他社の追従を許さず、創業 3 年目には自動ドアセンサでトップシェアを有するに至った。業容の拡大を背景に 91 年に
店頭登録(JASDAQ 上場に相当)。2001 年の東証 2 部上場を経て、03 年には東証 1 部に指定替えとなった。
04 年には、客数情報システム、駐車台数管理システム等を手掛ける技研トラステムを子会社化。近年では、画像処理技術
をコアとしたソリューションやハイエンド防犯システムの強化に取り組んでおり、08 年に画像処理関連の IC・LSI の受託開
発等を手掛ける(株)ジーニックを子会社化。10 年には欧米各国の重要施設向けハイエンド防犯システム(光ファイバー侵
入検知システム)で豊富な実績を持つファイバーセンシス社(米国)を、12 年には大型重要施設に設置されるハイエンド防
犯システム向けのカメラ用赤外線補助照明を手がけるレイテック社(英国)を、それぞれ子会社化した。
売上高・営業利益の推移(百万円)
25,000
20,000
4,500
売上高
4,000
営業利益
3,500
3,000
15,000
2,500
2,000
10,000
1,500
1,000
5,000
500
0
0
99/12
00/12
01/12
02/12
03/12
04/12
05/12
06/12
07/12
08/12
09/12
10/12
11/12 12/12 予
【センシングに関する多様な技術・ノウハウと独自のセンシングアルゴリズムが強み】
センサが検知する物理的変化は、人の認識では困難な微小な変化を扱う場合が多い。このため、確実で安定したセンシン
グの実現には複数の要素技術とノウハウに加え、物理的変化を制御する「アルゴリズム」が欠かせない。同社は用途に適
した技術・ノウハウと独自のセンシングアルゴリズムを強みに世界トップクラスのシェアを有している。
ノイズ対策技術
緻密な光学設計
信頼性公的規格遵守
環境配慮設計
安心、安全制御
独自のセンシングアルゴリズム
・数々のノイズを極小化するハードウエア設計
・独自に定めた幾多の環境評価を行ない、クリアしたもののみ商品化
・光学シミュレーションを駆使し、抜けの無い高密度エリアを実現
・小型化を追求するためのパッケージング化技術
・あらゆるグローバルスタンダードに適合、及び準拠
・各業界で定めた規格、ガイドラインへの適合、及び準拠
(CE マーキング、EN 規格[TUV 認定]、ANSI 規格、JIS 規格等)
・使用制限物質 15 種、自主管理物質 10 種を定め、全構成部品の無害化を実現
・RoHS 指令適合、無鉛はんだ化
・使用時の CO2 の影響を最小化する設計
・システムの機能をダウンさせない為のセンサの異常時や故障時の自己診断、及び
フェールセーフ機能の採用
・機能を維持する為の、予防保全策の提案
・ハードウエアで抑えきれないノイズの影響をカット、意図した事象のみの検出、精
査、解析を図る為の独自のアルゴリズム
・フィールドでの性能を維持する為の各種自動補正機能
3
ブリッジレポート(6914) 2012 年 11 月 8 日
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2.事業戦略
「持続的成長の追求」をテーマとして掲げ、コア事業の拡大、新興国市場の開拓、新規アプリケーションの開拓、新規事業
フィールドへの挑戦、の 4 つの課題に取り組んでいる。
市
場
展
開
2.新興国市場の開拓
中南米
インド・東南アジア
ロシア、中国
4.新規事業フィールドへの挑戦
電鉄・交通関連
ケアビジネス等
1.コア事業の拡大
新製品の継続投入
屋外大型施設への展開
大手顧客シェアの拡大
3.新規アプリケーションの開拓
セキュリティ照明事業
入退室管理事業
省エネ・調光事業
製品展開
(同社資料を基に作成)
(1)コア事業の拡大
コア事業の拡大に向け、低価格汎用ゾーンと高付加価値差別化ゾーンの両面から新製品攻勢をかけており、12/12 期は
防犯関連において、低価格汎用型屋外用センサのラインナップ拡充を進める一方、大型施設向け屋外用センサやパイプ
ライン漏れ検知用センサ等の事業拡大に取り組んでいる。また、自動ドア関連においては、安全性を高めたスライドドア用
ハイブリッドセンサや高機能スライドドア用センサの投入で欧米大手自動ドアメーカー(OEM 先)向けのラインナップを拡充
した他、低価格汎用ゾーンの製品として廉価なマイクロウェーブセンサを投入した。
また、FA 関連では、付加価値を高めた画像、LED 照明、変位センサを中心とするアプリケーションセンサで差別化を図って
いる。
(2)新興国市場の開拓
-ロシア、中国、インド・東南アジア、及び中南米-
11 年 10 月に現地法人を設立したロシアでは現地生産の準備を進めている(ロシアでの製造・販売には警察管理下の
GOST 規格の取得が必要)。代理店網を整備してパイプラインなど屋外重要施設向けを中心に事業を進めていく。また、中
国では、ローカルセキュリティによる高級住宅市場の開拓を目指しており、兵馬俑や故宮博物館等での外周警戒用センサ、
刑務所の外周警戒用センサ、更にはATMのカメラ起動用センサ等、中国での採用実績をアピールしていく。一方、インド・
東南アジアでは、インドにおいて、現地企業との合弁会社の設立準備を進めており(警備の機械化はこれから)、東南アジ
アでは、拠点開設を予定しているシンガポールを中心に事業を展開していく。この他、現在、米国経由で輸出している中南
米では、ブラジル現地法人の設立準備を進めている。
(3)新規アプリケーションの開拓
現在、特に力を入れているのが、セキュリティ照明事業及び省エネ・調光事業である。セキュリティ照明事業は、12 年 1 月
に子会社化したレイテック社の照明とオプテックス(株)が有するセンサ技術の融合による高い監視効率を強みとし、また、
省エネ・調光事業では、既にコインパーキング・商業施設向け節電照明システムを発売している。
英国レイテック社の買収とセキュリティ照明事業の展開
レイテック社は、世界トップシェア(約 50%)を有するカメラ補助照明メーカー。屋外中長距離用途の暗視用赤外線照明と可
視光 LED 照明に強みを有し、製品ラインアップも多彩だ。オプテックス(株)が有するセンサ技術との親和性は高く、また、
両社の技術を融合する事で監視効率の向上が期待できる。光ファイバー侵入検知システムを手掛けるファイバーセンシス
社とのシナジーも追求しつつ、セキュリティ照明事業として展開していく。また、レイテック社の売上の大半は英国及び EU
が占めており、北米や中近東等に強みを持つファイバーセンシス社とは販売面で補完関係にある。オプテックス(株)によ
るアジア展開も含め、北米、アジア、中近東での新規需要の掘起しを進めていく考え。
4
ブリッジレポート(6914) 2012 年 11 月 8 日
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昨今、大型重要施設において屋外長距離監視
カメラの普及が進んでいるが、撮像精度の向上
を目的に、CCTV カメラだけでなく、捕捉・追尾
用センサとカメラ補助照明がセットになっている
(センサで対象物を的確に捕捉・追尾し、これに
照明を当てる事で監視効率を高める事ができ
る)。
(同社資料より)
エリア別売上構成比
11 年度
12 年度 1-9 月
英国
37.4%
33.4%
米国
11.1%
20.1%
EU
41.0%
31.4%
中近東
4.3%
4.5%
アジア
5.6%
9.6%
アフリカ
0.5%
0.3%
日本
0.0%
0.6%
採用実績
インド :広域発電施設の外周警戒用補助照明に採用
中近東:UAE、クウェート石油関連施設の外周警戒用補助照明に採用
韓国 :広域軍事施設の外周警戒用補助照明に採用
(同社資料を基に作成)
省エネ・調光事業
屋外でも、“必要な時に、必要なだけの照明利用”が可能な「コインパーキング・商業施設向け節電照明システム」を国内で
販売している。車や人の接近によるゲートバーの開閉をセンサで検知、LED 照明を増光するコインパーキング専用の節電
照明システムは、国内大手コインパーキングの 830 ヶ所で利用されており、また、大型事業所、大型駐車場、商業施設向
けのセンサ連動照明調光システムは(センシング技術と組み合わせ、大幅な節電が可能)、大手フランチャイズレストラン、
スーパーマーケット等、国内 50 社を越える企業で試験導入から正式採用に順次移行している。
今後、組織体制の再編・強化を図り、事業展開を加速する考え。
(同社資料より)
(4)新規事業フィールド
中期的な収益貢献を念頭に様々な分野でセンサシステムの応用に取り組んでいるが、重要施設・大型施設向けの人体・
物体検知用システム(装置)が事業化に向けて動き出した。
一つは、ファイバーセンシス社の技術を応用したオイル・ガス漏れ検知システム(漏れによって発生するパイプの振動等を
検知する)。現在、北米ニュージャージー州(1km のガス管)と南米コロンビア(27 キロメートルのオイルパイプライン)でフィ
ールドテストが進められており、このテスト結果を基に中国やロシアのエネルギー業界への提案活動を開始する考え。
また、国内では、レーザーセンサやファイバーセンサを使った重要施設向け侵入者検知システムの展開を開始した。客数
情報システムとして(入場者のカウント装置。子会社 技研トラステムの製品)、5 月にオープンしたスカイツリーの入場者計
測にも使われている。新興国のショッピングモール等でも需要が増加しており、今後、海外展開も進めていく考え。
5
ブリッジレポート(6914) 2012 年 11 月 8 日
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3.2012
3.2012 年 12 月期第 3 四半期決算
四半期決算概要
決算概要
(1)3Q
(1)3Q 連結業績
(単位:百万円)
11/12 期 3Q
売上高
構成比
12/12 期 3Q
構成比
前年同期比
通期進捗率
13,993
100.0%
15,302
100.0%
+9.4%
70.2%
売上総利益
7,252
51.8%
7,443
48.6%
+2.6%
-
販管費
5,814
41.5%
6,530
42.7%
+12.3%
-
営業利益
1,438
10.3%
913
6.0%
-36.5%
53.7%
経常利益
1,540
11.0%
1,042
6.8%
-32.3%
56.3%
892
6.4%
466
3.0%
-47.8%
45.7%
四半期純利益
※数値には(株)インベストメントブリッジが参考値として算出した数値が含まれており、実際の数値と誤差が生じている場合があります(以下同じ)。
前年同期比増収も、収益
前年同期比増収も、収益性の高い欧州防犯関連の苦戦や円高が響き、同
収益性の高い欧州防犯関連の苦戦や円高が響き、同 36.5%の営業
36.5%の営業減益
%の営業減益
当期より連結対象となった英レイテック社の売上が寄与したほか、国内警備会社向け販売や大型重要施設向け屋外防犯
センサの受注が好調だった。また、安全性と信頼性が自動ドアメーカーに評価され国内外ともに販売好調だった。
FA 事業は国内外ともに低調だった。
増収効果が前年同期比+869 百万円あったものの、プロダクトミックスの変化による原価率の上昇(487 百万円。収益性の
高い欧州防犯事業の輸出が景気低迷と円高・ユーロ安で減少した一方、国内防犯事業、自動ドア事業が伸びた。)、レイ
テック子会社化(392 百万円)、人件費増加(225 百万円)、経費や R&D 費の増加(171 百万円)などにより営業利益は同
36.5%の減益となった。
為替レートの実績と期初の想定
11/12 期 3Q 平均レート
米ドル
12/12 期 3Q 平均レート
増減
12/12 期 想定レート
80.7 円
79.4 円
-1.3 円
79.9 円
英ポンド
130.2 円
125.2 円
-5.0 円
122.9 円
ユーロ
113.4 円
101.8 円
-11.6 円
101.7 円
通年ベースでの 1 円の円高が業績に与える影響は、対ドルが売上高△50 百万円、営業利益+30 百万円、対ポンドが売上
高△23 百万円、営業利益△9 百万円、対ユーロが売上高△19 百万円、営業利益△15 百万円となっている。
(2)セグメント別動向
①セグメント別売上高
(単位:百万円)
11/12 期 3Q
構成比
12/12 期 3Q
構成比
前年同期比
防犯関連
6.086
43.5%
7,279
47.6%
+19.6%
自動ドア関連
2,359
16.9%
2,573
16.8%
+9.1%
その他
521
3.7%
392
2.6%
-24.8%
センシング事業
8,966
64.1%
10,244
66.9%
+14.3%
FA 事業
3,544
25.3%
3,295
21.5%
-7.0%
459
3.3%
771
5.0%
+68.0%
生産受託事業
その他
合計
1,023
7.3%
990
6.5%
-3.2%
13,993
100.0%
15,302
100.0%
+9.4%
センシング事業
防犯関連売上は前年同期比+19.6%と二ケタの増収。欧州市場の景気低迷、円高・ユーロ安というマイナスはあったが、
レイテック社が寄与したほか、米国ファイバーセンシス社も好調だった。
国内市場では、大手警備会社向け販売や大型重要施設向け屋外センサが好調に推移した。
6
ブリッジレポート(6914) 2012 年 11 月 8 日
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自動ドア関連は同 9.1%の増収。国内では建設需要の回復に伴い自動ドア設置台数が堅調に推移し、自動ドア用センサ販
売が伸長。海外では、大手自動ドアメーカーからの新規採用が順調に増加した。安全性と信頼性を高く評価されていると
のことだ。
FA事業
前年同期比 -7.0%の減収。国内市場では電子部品、半導体、液晶関連の設備投資低迷の影響を受けた。海外では欧州
景気の低迷、中国における液晶関連などの設備投資抑制の影響で低調に推移した。
中国における生産受託事業は円高の影響はあったものの受託製品数量が増加し大幅な増収となった。
(3)財政状態
(単位:百万円)
11 年 12 月
12 年 9 月
11 年 12 月
12 年 9 月
現預金
6,523
5,917
仕入債務
788
1,044
売上債権
3,803
4,176
短期有利子負債
194
425
たな卸資産
2,680
2,931
未払法人税等
372
190
15,066
14,983
1,244
1,285
有形固定資産
3,022
2,942
負債
3,584
4,254
無形固定資産
567
1,254
純資産
18,304
18,446
投資その他
3,232
3,520
負債・純資産合計
21,889
22,701
固定資産
6,822
7,717
有利子負債合計
194
425
流動資産
退職関連引当金
4.2012
4.2012 年 12 月期通期
月期通期業績予想
通期業績予想
通期連結業績
(単位:百万円)
11/12 期 実績
売上高
構成比
12/12 期 予想
構成比
前期比
18,502
100.0%
21,800
100.0%
+17.8%
営業利益
1,677
9.1%
1,700
7.8%
+1.4%
経常利益
1,830
9.9%
1,850
8.5%
+1.1%
当期純利益
1,033
5.6%
1,020
4.7%
-1.3%
2012 年 7 月に修正を行った通期業績予想に変更はない。
新製品開発と投入による「コア事業の持続的成長」、「新興国市場の開拓」、大型施設を中心とする「新アプリケーションの
開拓」を強化し、増収・増益を達成する計画だ。
配当は 1 株当たり 15 円の期末配当を予定しており、上期末配当と合わせて年 30 円。
5.今後の注目点
円ベースでの決算数値は円高の影響を受けているものの、現地通貨ベースでは海外販社の売上は増加しているところも
多く、新製品の開発などを通じて世界的な防犯ニーズの高まりに的確に対応していると評価できる。特に、同社が得意とす
る屋外センサの分野においては国内外において重要な大型施設での採用が順調に進んでいる等、同社製品の優秀性が
評価されている。
ただ3Q 業績の通期予想に対する進捗率は売上高で 7 割、利益で 5 割強という水準にとどまっており、研究開発に注力し
ているという点はあるものの、欧州経済の低迷継続、円高傾向の持続を前提とするとやや厳しい状況にあると判断せざる
を得ないようだ。
中期的視点から「事業戦略」の動向を注目すると共に、60 億円にのぼるキャッシュの活用使途も期待したい。
7
ブリッジレポート(6914) 2012 年 11 月 8 日
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本レポートは情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。また、本レポートに記載されている情報及び
見解は当社が公表されたデータに基づいて作成したものです。本レポートに掲載された情報は、当社が信頼できると判断した情報源か
ら入手したものですが、その正確性・完全性を全面的に保証するものではありません。当該情報や見解の正確性、完全性もしくは妥当
性についても保証するものではなく、また責任を負うものではありません。本レポートに関する一切の権利は(株)インベストメントブリッ
ジにあり、本レポートの内容等につきましては今後予告無く変更される場合があります。投資にあたっての決定は、ご自身の判断でなさ
れますようお願い申しあげます。
Copyright(C) 2012 Investment Bridge Co.,Ltd. All Rights Reserved.
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