FIFA President in Palestine to boost football development FIFA 会長がパレスチナ訪問、サッカーの発展を狙う 2011 年5月 16 日:FIFA 訪問期間中、サッカーの国際的統括団体である FIFA の会長ジョセフ・ブラッターはパレスチナ人選手の移 動の自由の重要性を話し合い、パレスチナサッカー協会による二つの新規サッカー発展プロジェクトを支 援した。 サラム・ファイヤド首相、アリ・フセイン王子、ジョーダン FA 会長兼新 FIFA 副会長、ジブリル・ラジョウブ・パ レスチナ FA 会長とともに、本日ブラッター会長はパレスチナにおける二つのサッカー発展プロジェクトを立 ち上げた。 FIFA 会長は第四の FIFA ゴールプロジェクトであるアル・ビレフでのサッカーアカデミー、そしてもう一つのプ ロジェクトであるアル・ラムのパレスチナ FA 本部の礎石の設置に出席した。 後者は FIFA によって改築され、2008 年ブラッター氏によって落成されたたアル・ラムスタジアムのすぐ側に 建設される。今年3月、このアリーナでパレスチナ FA は初の、それもタイとオリンピック出場権を賭けた国 際試合を開催している。 この日、FIFA 会長は、パレスチナのスポーツやサッカーを愛する仲間の代表者へ演説し、アル・ラムスタジ アムではパレスチナトーナメントに参加する全チームとともに式典に参加した。これはパレスチナで開催さ れる史上初の国際クラブチーム・トーナメントである。ヨルダン、モーリタニア、南アフリカ、チリ、ハンガリー、 シリア、セネガル、ガーナ、そしてもちろんパレスチナからのチームが参加する。 「このトーナメントは素晴らしい取り組みです」と語る FIFA 会長は、パレスチナ FA の女子サッカー発展へ向 けた貢献をも賞賛している。「今年、立ち上げられた1チーム 11 人制の女子サッカーリーグだけでなく、協会 で働くすべての女性にも会えて嬉しく思います」。 「このトーナメント開催はとても重要な瞬間です。私たちのサッカーは昨年とても大きな前進を果たしました。 私たちは FIFA から計り知れない支援を受けています」とジブリル・ラジョウブ氏は述べる。 ブラッター氏が最後にここを訪れた 2008 年 10 月の訪問では、マフムード・アッバース大統領と会見している。 さらに彼はアル・クッズ大学の名誉教授にも任命された。 パレスチナに滞在した 24 時間の間、パレスチナ人選手の移動の自由について話し合われた。「パレスチナ が FIFA にとって特殊な状況にあることは分っています。だからこそ、私たちは例外的な解決法を見つける 必要があるのです。そのために最善を尽くします。サッカーに国境はありません」と FIFA 会長は語る。 明日、ブラッター氏は FIFA-CIES プログラムを利用するビルゼイト大学の学生たちと会うことになっている。 そして、その後イスラエルを訪問する予定である。 出典:International Platform on Sport and Development 翻訳:丹野広記
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