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平成 27 年 9 月 4 日
学校法人 了德寺学園 柔道部新聞
66 ㎏級平岡拓晃が階級を上げ復活優勝!
8 月 29・30 日に尼崎にて全日本実業柔道個人選手権大
会が開催され、了德寺学園柔道部から 11 名が出場しまし
た。66 ㎏級へ階級変更した平岡拓晃(ロンドン五輪 60 ㎏
級銀メダリスト)が優勝、その他、準優勝が 1 名、3 位が
3 名となりました。今大会の結果により 11 月に開催される
講道館への出場が決定しました。
←左より、山田監督、六郷(66 ㎏級 3 位)
、太田(73 ㎏
級準優勝)
、平岡(66 ㎏級優勝)
、川端(60 ㎏級 3 位)、
下山(73 ㎏級 3 位)
結果詳細
【60 ㎏級 平岡 拓晃:優勝】
ロンドン五輪後、66 ㎏級に階級を変更した平岡は、初戦こそ技によるポイントはなか
ったものの、接戦をものにし、次の戦いへ駒を進めます。3 回戦以降は、平岡本来の切
れ味鋭い技を連発し、一本勝ちの山を築き決勝に進出します。決勝でも序盤から積極的
に攻め、袖釣込腰で技有を奪って勝利し、見事 66 ㎏級での復活優勝を果たしました。ロ
ンドン五輪以降、怪我に苦しむ時期が続きましたが、辛抱強く稽古を重ね階級変更以来、
初タイトルとなりました。11 月の講道館杯へ向けしっかりと準備させたいと思います。
2 回戦
平岡 拓晃
○
優勢勝(指導 3)
高橋(松前柔道クラブ)
3 回戦
〃
○
一本勝(内股)
安井(満洋丸柔道クラブ)
4 回戦
〃
○
一本勝(内股)
佐藤(日本エースサポート)
準々決勝
〃
○
一本勝(腰車)
島(つくばユナイテッド)
準決勝
〃
○
一本勝(小内巻込)
青木(パーク 24)
決勝
〃
○
優勢勝(技有:袖釣込腰)
石黒(自衛隊体育学校)
【73kg 級
太田 慶一:準優勝】
強豪との試合をしっかりとポイントを奪って勝ち上がってきた太田は、決勝で昨年同様、橋本との対戦となります。
序盤から太田が積極的に攻撃し、場外際で技をつないだ大田のポイントかと思われた場面を作ります。その後も攻め、
相手に指導が与えられます。しかし、相手の一本背負投で有効を返され、その際に膝を痛めます。そのまま痛みをこ
らえて試合をしますが、最後は体落を我慢できず、昨年の雪辱はなりませんでした。
2 回戦
太田 慶一
○
反則勝(指導 4)
上田(オフィスコーポレーション)
3 回戦
〃
○
一本勝(横四方固)
喜多(ALSOK)
4 回戦
〃
○
一本勝(合技:一本背負投・一本背負投)
二神(トヨタ自動車)
準々決勝
〃
○
優勢勝(技有:背負投)
鐘井(福岡消防局)
準決勝
〃
一本勝(背負投)
田村(パーク 24)
決勝
〃
一本負(体落)
○
橋本(パーク 24)
【66 ㎏級
六郷雄平:3 位】
好調の六郷は、オール一本勝ちで準決勝に進出します。準決勝でも先に相手に
指導が与えられ、ペースを握ります。その後、背負投で有効を許し、指導 3 ま
で追い上げますが届かず、試合は終了します。しかし準決勝からは 5 分のはず
が 4 分で行われていたミスが発覚し、再度 1 分のやり直しとなります。ここで
相手の背負投を受けてしまい、決勝進出はなりませんでした。今回得た課題を
振り返り、講道館杯ではリベンジできるよう頑張ってほしいと思います。
2 回戦
六郷 雄平
○
不戦勝
秀平(豊田自動織機)
3 回戦
〃
○
一本勝(内股)
木下(赤穂YAMWARAクラブ)
4 回戦
〃
○
一本勝(小外刈)
矢野(パーク 24)
準々決勝
〃
○
一本勝(大外刈)
前野(旭化成)
準決勝
〃
【60 ㎏級
GS一本勝(背負投)
○
石黒(自衛隊体育学校)
川端 龍:3 位】
川端は順調に勝ち上がり、準々決勝で西尾との激闘を制するも、準決勝では椿に競り負けて 3 位にとどまりました。
2 回戦
川端 龍
○
一本勝(腕挫十字固)
澤田(日本エースサポート)
3 回戦
〃
○
一本勝(背負投)
池田(明武館田邊道場)
4 回戦
〃
○
GS一本勝(小外掛)
西尾(自衛隊体育学校)
準々決勝戦
〃
優勢負(巴投)
○
椿(新潟総合警備保)
下山徳大(73 ㎏級):3 位
ベテラン鳥居との対戦を何とか切り抜けた下山は、その後も順調に勝ち上がり、初のベスト 4 に進出します。しかし
準決勝では橋本に押し切られ、決勝進出はなりませんでした。
1 回戦
下山徳大
○
一本勝(体落)
馬場(クラレ・岡山)
2 回戦
〃
○
GS優勢勝(指導 2)
鳥居(日本エースサポート)
3 回戦
〃
○
優勢勝(指導 1)
佐藤(松前柔道クラブ)
4 回戦
〃
○
一本勝(肩車)
尾崎(高松刑務所)
準々決勝
〃
○
一本勝(肩車)
稲吉(HIグループ)
準決勝
〃
反則負(指導 4)
○
橋本(パーク 24)
【66 ㎏級 小倉武蔵:4 回戦敗退】
小倉は、接戦が続く中、しぶとく勝ち上がります。4 回戦で石黒と対戦し、勝負は延長
戦に突入します。ここで相手の背負投をまたいで十字固に移行しようと試みますが、そ
のまま押し切られて有効を失い、上位進出はなりませんでした。
2 回戦
小倉 武蔵
○
優勢勝(背負投)
石井(松前柔道クラブ)
3 回戦
〃
○
優勢勝(背負投)
鈴木(VILLEGE)
4 回戦
〃
GS優勢負(背負投)
○
石黒(自衛隊体育学校)
【60kg 級 河野亮哉:ベスト 8 】
河野は順調に一本勝ちを重ね、準々決勝で大学の先輩、山本と対戦します。この試合では相手の内股をまともに受
けてしまい、実業個人初挑戦はベスト 8 に終わりました。
1 回戦
河野 亮哉
○
一本勝(合技:大外刈・払巻込)
金本(関西健康科学専門学校)
2 回戦
〃
○
一本勝(内股)
内田(ナカバヤシ)
3 回戦
〃
○
一本勝(腕絡)
羽佐田(トヨタ自動車)
準々決勝
〃
一本負(内股)
○
山本(ALSOK)
【60kg 級 石川裕紀:2 回戦敗退】
5 連覇を狙った石川ですが、初戦で仲村に技有を許し、その後有効を 3 つ返しますがあと一歩届かず、無念の初戦
敗退となりました。
2 回戦
優勢負(技有:背負投)
石川 裕紀
○
仲村(VILLAGE)
【73 ㎏級 森下純平:3 回戦敗退】
1・2 回戦を圧勝で勝ち上がった森下でしたが、3 回戦で GS に突入し、最後は内股を股の中で回されてしまい、上位
進出はなりませんでした。
2 回戦
森下 純平
○
一本勝(肩車)
新立(名大柔友会)
2 回戦
〃
○
一本勝(内股)
益井(ミズノ)
3 回戦
〃
GS一本負(内股透)
○
日置(中央柔道クラブ)
【81 ㎏級 西山雄希:2 回戦敗退】
2 回戦
優勢負(有効:内股返)
西山 雄希
○
池田(JRA)
初戦、90 ㎏級の元チャンピオン池田に対して先に相手に指導が与えられる西山ペースで試合が進みます。しかし終
盤に内股を返されて有効を失い、攻め込んで相手に指導が与えられますが、逆転には至らず、81 ㎏級での挑戦は悔し
い結果に終わりました。
【90 ㎏級
重松 賢太郎:2 回戦敗退】
重松は初戦を勝ち上がり、2 回戦で近藤と対戦します。お互いなかなか自分の組
手になれない中、少ないチャンスをものにした重松が終盤に隅返で有効を奪いま
す。そのまま押し切るかと思われた残り 30 秒のところで、相手が重松の胴を上か
ら俵返の形で間合いを詰めた際に、重松が足を持ったとの判断で反則負けとなり
ました。審判の見解なのでこちらとしては反論のしようがありませんが、こちら
で撮影したビデオを確認しても足を持った場面は見られず、非常に悔しい結果と
なりました。
2 回戦
重松 賢太郎
3 回戦
〃
○
優勢勝(有効:内股)
反則負(足取り)
奥本(関西電力)
○
近藤(慶応ガス)
★★★★★★★★★★★★★★今後の試合予定(9 月 4 日現在)★★★★★★★★★★★★★★★★★★
〇グランドスラム・パリ(フランス)10 月 17 日(土)・18 日(日)
【男子】73 ㎏級: 秋本 啓之 【女子】63 ㎏級: 西川 真帆、70 ㎏級: ヌンイラ 華蓮、78 ㎏級: 緒方 亜香里
〇講道館杯全日本柔道体重別選手権大会(千葉ポートアリーナ)11 月 7 日(土)
・8 日(日)
【男子】60 ㎏級: 河野 亮哉、川端 龍
73 ㎏級: 太田 慶一、下山 徳大
66 ㎏級: 小倉 武蔵、平岡 拓晃
81 ㎏級:西山 雄希
【女子】52 ㎏級: 西田 優香、63 ㎏級:田中美衣
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