竹田の里将来ビジョン

竹田の里将来ビジョン
平成 26 年 3 月
一般社団法人竹田文化共栄会
たけだ桜ちゃん
〈もくじ〉
1. はじめに ........................................................................ 2
2. 竹田ってどんなところ?................................................ 3
3. ここがすごい!竹田の自慢 ............................................ 5
4. 竹田が抱える問題 .......................................................... 6
5. 竹田のこれからをつくる 3 つのキーワード ................... 7
6. 既存施設の利活用 .......................................................... 9
01. 旧竹田小学校 ........................................................ 9
02. たけくらべ広場 ....................................................13
03. 旧保育所 ...............................................................14
04. たけだや ...............................................................15
05. 竹田水車メロディーパーク ...................................15
06. 竹田コミュニティセンター ...................................16
07. 空き家・空き蔵・地区の区民館 ............................17
7. 竹田地区全体 .................................................................18
01. グリーンツーリズム .............................................18
02. 散策ルートの設定とポイントづくり.....................18
03. アクセス ...............................................................19
04. 広報 ......................................................................19
8. 今後の取組.....................................................................20
9. 運営 ...............................................................................22
10. おわりに ......................................................................23
竹田の里将来ビジョン検討委員会.......................................24
資料「アンケート」
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H25 竹田の里将来ビジョン
1.はじめに
平成 22 年に竹田小学校および丸岡中学校竹田分校は休校に、そして平成 26 年 3
月に廃校となりました。
この度、旧竹田小学校をこれからのまちづくりに活用していこう、竹田の特色を活
かした良好なまちづくりを通じて竹田全体を元気にしていこうと、旧竹田小学校や既
存施設(旧保育所・竹田水車メロディーパーク・たけだや・竹田コミュニティセンタ
ー・たけくらべ広場・空き家など)の利活用方針を定めることを目的とした竹田の里
将来ビジョンをつくりました。
このビジョンは、アンケートやヒアリング、ワークショップなどを経て、住民の思
いから、一つの方向性を示し、まとめたものです。
自分の思いや考えとは違うことが書かれているかもしれません。
ですが、私たちは本来、様々な考えを持って生きています。
多様性を重んじ、受け入れ合いながら、竹田で暮らす幸せを私たち一人ひとりが実
現しつづけられるよう、竹田のこれからを一緒につくっていきましょう。
一般社団法人竹田文化共栄会
2
2.竹田ってどんなところ?
渓合は漫々たる湖水にして、大蛇の棲めるさとに、泰澄、吉谷ヶ嶽に霊場
をひらき、自ら千手観音を彫りたまひ、日々護摩を修し給へば、猛獣猛禽
帰伏の声、大蛇退去して、湖水忽ち渇きつきて、平地となれり、此時、坪
川但馬丞、此の谷をひらきて田畑となす。諸人所々より寄り来たり民家を
建て、農業日にいさみ、終に竹田村となれり
(千古の家、由緒書)
〈その昔・・・もともとは湖だった!?〉
竹田の地はその昔、山間に水をたたえた湖だったと記されています。きっと美しい
風景だったことでしょう。そしておよそ 800 年前、ここから竹田の歴史がはじまりま
した。
中世には「吉谷千坊」と呼ばれたほど白山信仰で栄えた吉谷寺を有し、竹田は数々
の動乱の時代を経つつも、丈競山や火燈山などに囲まれた山村として独自のポジショ
ンを保ちながら、丸岡藩や福井藩の元、江戸時代まで日々の暮らしを続けてきました。
〈明治の竹田〉
明治時代になると、山竹田村、吉谷村、山口村、上竹田村の 4 村が誕生、明治 6 年
には簡文小学校が置かれ、現福井県内はもとより、全国でも先進的な教育がこの地で
行われました。明治 22 年に竹田村となり、明治末期から大正にかけては、豊富な山
林を生かした木炭の生産や銅山などのおかげで安定した生活環境を築きます。太平洋
戦争を経てそして戦後へ。復興需要もあって竹田の林業が再び活況を迎え、一番栄え
た時の人口は約 2,000 人。「山中へ抜けるトンネルを掘ろまいかいの」と初代村長の
坪川貞純氏がつぶやいたのはその頃。数十年の時を経て、山中温泉と永平寺を結ぶ国
道 364 号とトンネルが開通しました。
〈竹田のいま〉
時代は一気に現代へ。昭和 57 年には旧竹田小学校新校舎の落成と創立 100 周年祭
が行われました。そして平成の大合併によって坂井市になった竹田地区は、平成 22
年に、旧竹田小学校と丸岡中学校竹田分校を苦渋の決断で住民自ら休校にしました。
平成 25 年 12 月 31 日現在の人口は 391 人。141 世帯。高齢化比率は 37.3%。年
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H25 竹田の里将来ビジョン
少者比率は 6.1%。急速に過疎化が進んでいます。
ですが、5,000ha の山林が大部分をしめる中山間地でありながら、福井市市街地か
ら 40 分、丸岡町市街地から 15 分という立地条件もあり、憩いの場として竹田を訪
れる人は後を絶ちません。
竹田のまちづくりも盛んに行われています。以前は「たけだじょんころ雪まつり」
が、そして平成 20 年からはじまった「しだれ桜のライトアップ」によって、県内一
のしだれ桜の名所となり、毎年 4 月には県内外から 6 万人をこえる見物客が訪れるよ
うになりました。
竹田の絆の強さもピカイチで、様々な団体がそれぞれに、日々まちづくりに取り組
んでいます。
また、みどり干しぜんまいや竹田の油揚げなど食通をうならせる食の魅力のつまっ
た里でもあります。
若者ボランティアなどの受け入れも積極的に行っており、竹田と竹田の人が好きに
なり、そのまま住み続ける人もいるなど、ホスピタリティ溢れるところです。
竹田のまちづくり組織紹介
竹田地区区長会
一般社団法人竹田文化共栄会
竹田の将来を考える会
竹田の里づくり協議会
竹田水車運営協議会
竹田音頭保存会
竹田体育協会
たけだすこやか子供会
竹田老生会
竹田地区婦人会
竹田川漁業協同組合
竹田山菜生産組合
竹田自然薯生産組合
せせらぎの会
ボランティアたけだ
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3.ここがすごい!竹田の自慢
とにかく人
アンケートでも多数上がっていたのが、竹田の人の優しさや人情のこと。比較的集
落がまとまっていることもあって、人付き合い、近所付き合いが盛んで、助け合いの
精神が根付いているのが自慢です。
かつてのたけだじょんころ雪まつりや、しだれ桜のライトアップも、そんな竹田の
人の手づくりイベントだからこそ、多くの人が竹田を訪れるのではないでしょうか。
きれいな川
なんといっても竹田川!竹田の真ん中にあり、竹田の人たちの心に流れるシンボル
です。こどもの頃の川遊びをはじめ、たくさんの思い出や思いを受け止めてくれる、
ダムがなかった頃を懐かしむ声も多い、竹田川です。
ゆたかな山
たけくらべ山(南岳)、ひともし山、浄法寺山に伏拝山、冠岳…。竹田の里をひっ
そりと囲む山々は、古くから林業を通して人々に富をもたらし、また豊かな山の幸を
贈ってくれました。もちろん豊かな水も山々の存在があってこそ。竹田は坂井市の水
瓶の地でもあります。四季折々に変化する山の表情は、竹田の自慢です。
おいしいもの
山と川に恵まれた竹田。米、ソバ、野菜などの農産物、アユなどの川の幸。ゼンマ
イやジネンジョ、タラの芽にミョウガ、シシ肉などの山の幸。そして油揚げや米糠さ
ばなどの加工品が、竹田の人たちの舌を楽しませてきました。
おだやかな空気
山あいのおだやかな空気を愛する竹田人。春は生命の息吹きただよう暖かい空気、
夏は山からの涼しい空気、秋は彩り豊かな空気、冬は小雪がちらつく静かな空気が、
竹田のまちを包みます。
アンケートから
「竹田の良いところや特色は?」「あなたが好きな景観や場所」の結果から、竹田のヒトが
考える竹田の魅力は、第一に「豊かな自然」第二に「ヒトとヒトの繋がり、優しさ、人情」
であると考えられます。
(資料「アンケート」の「竹田の良いところや特色は?」
「あなたが
好きな景観や場所」などを参照。
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H25 竹田の里将来ビジョン
4.竹田が抱える問題
高齢化と高齢者への配慮
日本の多くの山間地集落と同じく、竹田も高齢化の波を迎えています。この地を支
え、愛してきた先達の高齢者の皆さんが暮らしやすい竹田が求められています。病院
や福祉施設が近くにあれば、もっと安心・安全に、竹田に居られるのでは、との声が
たくさんあります。
こどもや若者への施策
若者の流出は戦後に進みました。今では小学校も閉鎖され、こどもたちにとっては
厳しい環境かもしれません。でもたくさんの豊かな自然資源とやさしい竹田人は、こ
どもたちにも喜びを与えられるはずです。そして資源を活かした仕事づくりもまだま
だできるでしょう。
自然資源がもったいない
自慢にもあった、竹田の豊かな自然をもっとうまく活用できたら、観光や教育に利
用できるのでは、という意見が多数。一方で、急な開発や改変は慎重に、との声も。
とにかく素晴らしい山と川とその恵み。どうにかしてうまく利用したいものです。
いろいろ不便・・・
コンビニが、福祉施設が、病院が、学校・児童施設がありません。
忙しい
竹田の人口は 400 人を切りましたが、4 地区の活動や竹田全体での活動は活発で、
竹田内の組織数も多く、一人で何役もかけ持ちし、寄合の多さに負担を感じてしまう
ことがあげられます。一方で、まちづくりの進め方として住民が広く参加できる形で
の検討を求める声が多いなか、若者の意見を聞く機会の少なさや、もっと多くの人が
まちづくりに関われるように、という意見も。
アンケートから
「まちづくりに必要なこと」という質問への結果から、可能性・課題として、「自然を活か
す」
「子供や若者への施策」
「高齢者への配慮」が抽出できます。また「足りないところや必
要な施設」という質問への結果から、
「老人福祉施設」 「雇用となる新しい産業」が必要と
されていることが抽出できます。
(資料「アンケート」の「竹田のまちづくりに必要なこと」
「竹田に足りないところや必要な施設」「今後のまちづくりの進め方」などを参照。
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5.竹田のこれからをつくる
5.3 つのキーワード
竹田の自慢、竹田が抱える問題から、竹田のこれからをつくるキーワードを 3 つ抽
出しました。
竹田の里づくりの最終目標は、竹田に住み続けたい若者、竹田で住みたい人を増や
して、竹田地区が竹田らしさをもって存続していくことです。自分達の暮らしや竹田
地区そのものを自慢できると最高ですね。
キーワード 1
こども・グリーンツーリズム
こどもや若者の夢と心を育む竹田の里
学校のグラウンドからこども達の声が消えて数年。
年々、竹田の人口もこどもの数も減り続けています。
まずは、こども達や若者、家族連れに来てもらいませんか。竹田のこども達が竹田
で元気よく遊ぶためにも、多くのこども達に竹田に来てもらい、一緒に遊べる環境を
つくることが最初の一歩です。
あちこちからこども達のいろんな笑い声が聞こえる竹田。
大人達も一緒になって遊べる竹田。
川、山、木々、虫、景色、空気。竹田の自然と人に触れ、来る人の夢と心を育む里を
目指します。
キーワード 2
食
竹田の恵みを五感で味わう食の里
ゼンマイやワラビなどの山菜、自然薯、カンタケなどのきのこ、野草、アユ、イワ
ナ、シシ肉…。
竹田の谷筋に流れる冷たくてきれいな水で育った竹田米は粒が小さく上品な甘さ。
竹田のお米は何かがちがう、本当に美味しいと評判です。一風変わった丸ソバや、全
国にファンがいる油揚げ、米糠さば、などなど。
竹田は言わずもがな山の食材の宝庫です。
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H25 竹田の里将来ビジョン
竹田の味は、昔ながらの丁寧な手仕事がつくりだす素朴でやさしい味の郷土料理が
基本。もっと多くの人に味わってもらいたいと、山菜など竹田の食材を使った洋食の
メニューづくりや特産品づくりの動きもではじめています。
素朴な田舎料理も、フレンチやイタリアンといったちょっとオシャレな食事でも、
おもてなしの喜びは、
「竹田に来ると、ここでしかない本物が食べられる!」
「美味し
い!また食べに来るね。ありがとう。」と感謝の気持ちを伝えてくれた時ではないで
しょうか。
演出や空間づくりもとても大切です。でも何より、竹田の景色と美味しい空気の中
で食べる食事は、より美味しく感じられるでしょう。五感で味わう食の里を目指しま
す。
キーワード 3
福祉
竹田を守り継いだお年寄りが楽しく健康に暮らす幸せの里
田んぼや畑仕事が大好きで、行き帰りの井戸端会議も楽しみの一つ。
竹田のおじいちゃんおばあちゃんはみんな元気だね、と言われたことはありません
か?
ですが、皆さんもご存じのように、竹田は高齢化の先進地でもあります。
ボランティアたけだやせせらぎの会、デイサービス、またご近所付き合いの中で、す
でに様々な取り組みをしていますが、拠点があればもっとこんなことができるのに、
という声も多くありました。
お年寄りが集い、様々な活動ができるような拠点(新せせらぎの家)をつくり、じ
っくりと話し合いながら、介護予防や、みんなの保健室など、介護医療の竹田版のし
くみをつくりませんか。暮らし方の選択肢を増やし、これからも元気で暮らし続けた
いという思いにやすやすと応えられる、そんな竹田の里を目指します。
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6.既存施設の利活用
「竹田のこれから 3 つのキーワード」をカタチにするための、旧竹田小学校を中
心とした既存施設の利活用方針、竹田地区全体の利活用方針について述べていきます。
ここでの既存施設とは、旧竹田小学校、たけくらべ広場、旧保育所、たけだや、竹
田水車メロディーパーク、竹田コミュニティセンター、空き家・空き蔵・各地区の区
民館を言います。
また「キーワード 1 こども・グリーンツーリズムーこどもの夢と心を育む竹田の
里̶」を中心に記した「こどもの夢と心を育む竹田の里構想」もあわせてご覧くださ
い。
01.旧竹田小学校
旧竹田小学校を宿泊施設にして、こど
も達の夢と心を育む竹田の里の拠点の一
つにします。また、竹田全体の総合案内
所や休憩所、公民館、ギャラリーなどを
併設し、住民にも来訪者にも開かれた場、
人が交じり集う場にします。
竹田のおとな
畑仕事が終わったから、竹田小学校に行って一休み
しよう。今日は誰が来ているかな。
こども達の宿題も見てあげよう。
竹田についた。さぁ、まずは竹田小学校に行って、
ひと休みして、これからどう楽しもうか、竹田の人にオススメをおし
えてもらおう。
竹田のこども
来訪者
今日はスクールバスを竹田小学校で停めてもらおう。学校着い
たら宿題は早くすませて、あのおばちゃんに、編み物を教えて
もらいたいな。
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こどもの夢と心を育む竹田の里構想
奥山(河内谷・ブナ原生林)の散策・ドライブコース
不動滝
1 旧竹田小学校を宿泊施設に!
冒険プログラム・教育プログラム(支援型)
龍ヶ鼻ダム
吉谷寺・不動滝の魅力向上
・散策のポイントとしての魅力向上
・休憩場の設置や、散策ルートの整備
福井県内外のこどもにプログラムを提供するしくみ。竹田
の農地、森林を利用した農業体験、林業体験や川あそびも行う。
2 プレーパークの建設(自立型)
観光休憩所の整備
吉谷寺
たけくらべに隣接した森林(私有地)を開拓し、自分で考
えて自由に遊べる場所、ツリーハウスなどの建築 。
その中で、森のようちえん開園による園外保育を招致し、
週末だけではなく竹田に平日も人が集まるしくみを作る。 ホタル生息地
散策ルートの設定と
効果的な案内サインの設置
3 竹田水車メロディーパーク一帯をこどもの遊び場として整備
・竹田の里を感じられるポイントを
結んだ散策ルートを設定
・散策ルートに沿った、地域資源、
観光スポット、風景の良い場所、
集落の入り口等にサインを設置
・こども向けのサインも併設
・しだれ桜と連携させた散策ルート
等の開発整備
・河内谷・ブナ原生林の散策ルート、
吉谷寺への散策ルート、ドライブ
コース等の開発整備
4 竹田全体を考えた里山アミューズメント計画
里山全体を舞台にしたイベントの実施。竹田でしか実施され
ていないワクワクイベント。
河内谷・ブナ原生林
龍ヶ鼻ダム
竹田の玄関、拠点づくり
吉谷寺・不動滝
ホタル生息地
・旧竹田小学校、旧保育所の活用
・こども達が集まる拠点
・地域の人が集まる拠点
旧保育所の活用
・カフェやレストラン等
プレーパークづくり
・たけくらべ広場の森の活用
岡
山口
石川県方面からのアクセス
たけくらべ
千古の家
曽谷
竹田の油揚げ
山竹田
地域資源や集落、山を結ぶ散策ルートづくり
福井方面からの
アクセス
国道 3
たけくらべ
64 号線
森を活かしたプレーパーク
・たけくらべ広場の森を活用した
プレーパーク施設の整備開設
・森のようちえんの開園
散策ルート案
旧保育所
サイン設置個所案
千古の家
山口
竹田水車
メロディーパーク
竹田の油揚げ
谷口屋
曽谷
集会場
いとあそび
川あそび
山竹田
光圓寺
川あそび
(道路から直接たけくらべ広場に)
集会場
集会場
農業体験
オーナー農園など
旧竹田小学校
集会場
しだれ桜並木
岡
こどもの遊び場創設
本専寺
竹田コミュニティセンター
竹田コミュニティセンターの活用
・介護予防、地域の集会所、憩いの場、学びの場
・地域の介護医療関係者による、介護医療
の新しい仕組みづくり、みんなの保健室
空き家の改修と活用
・各地区や仲間(有志)が中心
となっての、空家の改修と活用
・かつて点在した水車や炭窯等を
復活して竹田らしさを
旧竹田小学校の観光・活動の拠点化
・1 階に総合案内所やツーリストセンター等の設置による受入窓口、
簡易休憩所の設置、ギャラリーの設置、公民館機能の移転
・2階3階は宿泊施設、食堂、活動ルーム
0
100
200
400m
N
全体構想図
竹田川
林業体験
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〈どんな活用?〉
①宿泊施設に!
• 福井県内、全国、そして海外のこども達が宿泊し竹田体験ができるようにします。
• こども達 100 名が宿泊できるように(1 学年をイメージ)します。
• 夏休みなどの長期休暇の合宿、運営者が主催する様々な冒険教育プログラムと宿
泊体験、坂井市内のこども達が学校教育の一環として行う宿泊体験、子ども会な
どでのこども達の団体の宿泊を受け入れます。
• 修学旅行などの教育旅行も受け入れます。
• 大人の宿泊も受け入れます。
大人の宿泊
竹田地区内ですでに営業されている旅館・民宿などと
すみわけを行います。(例えば、チームビルディング
を含む企業研修など、「体験」「挑戦」「学習」するこ
とを目的とした場合に受け入れるなど。)竹田全体で
宿泊者数を増やしていくことを目指します。
②屋内体験プログラムの場に!
• 旧保育所で行っている木工室を移転し、木工ができる工作室を設けたり、屋内で
こども達が様々な冒険・体験・経験ができる支援型プログラムを提供します。
③公民館に!
• 現公民館機能を旧竹田小学校に移設し、地区住民の集いの場とします。
• 竹田のこども達が放課後に来て遊んだり宿題ができたり地域の人と交流ができ
るような場としてきます。
④総合案内所に!
• 竹田を訪れる方々が、まず旧竹田小学校に立ち寄り、様々な情報を得て、竹田全
体で遊び・体験してもらえるような竹田の総合案内所をつくります。
• レンタサイクルの総合受付所として活用します。
⑤ギャラリーに!
• 竹田に今まで住んでいた方が竹田に来たときに立ち寄れるような、旧竹田小学校
の歴史や竹田の歴史資料の展示コーナーをつくります。
• 竹田での様々な活動を紹介する展示もできます。
• ギャラリーとしても活用します。
⑥サイクリング者やランニング者、ウォーキング者の受け入れに!
• たけくらべ温泉と協力し、荷物をあずけられたり、安心して自転車を止められた
り、竹田を拠点にする際にあると嬉しいグッズを取りそろえます。
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空間のイメージ
〈1 階〉総合案内所・カフェ(簡易休憩所)・ギャラリー・公民館事務室・
会議室・浴場・厨房
〈2 階〉教室を宿泊室に、竹田水車メロディーパーク側の旧特別教室を食堂に
〈3 階〉多目的活動室・臨時宿泊室・木工室など屋内体験室
〈屋上〉屋上にのぼれるようにし、限定での星見会など
〈体育館・グランド〉いままで通り
〈プール〉宿泊体験時の野外風呂や釣り堀などで活用
〈入り口〉国道沿いから入れるような導線整備
竹田の木材をふんだんに用い、竹田の新しい拠点の一つとして、風景になじみ、
目立ちすぎない意匠で、あたたかみのある外観や内装を提案します。
〈配置イメージ(校舎内部分のみ抜粋)作成・協力:福井工業大学 五十嵐啓ゼミ〉
1F イメージ
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H25 竹田の里将来ビジョン
2F イメージ
3F イメージ
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02.たけくらべ広場
旧竹田小学校(支援型プログラム)、森の
ようちえんやプレーパーク(自立型プログ
ラム)をこども達の冒険・体験教育プログ
ラムの 2 つの拠点とします。
こども達は川あそび、農林業体験、山歩
き、集落内の散策、寺院や千古の家の見学
など、竹田全体を使って遊びます。
〈どんな活用?〉
• いままで通りキャンプ場や公園、しだれ桜のライトアップやクラフト展の会場な
どとして活用します。
• たけくらべ広場の近隣または隣接で新たに森のスペースを確保して、森のようち
えんやプレーパークを開設します。
森のようちえん
デンマークの女性がはじめた森のようちえん。こども
を自然に触れさせたいと毎日近くの森に連れて遊ん
でいたところ、近所のお母さん達が、彼女に自分のこ
どもも預けて面倒をみてもらったのが始まりです。日
本の森のようちえんは、幼児の野外活動を総称して言
われることも、実際に施設型ではない幼稚園を指す場
合もあります。
竹田の森のようちえんは、坂井市内の幼稚園単位の野
外活動の受け入れや、平日や週末におかあさんと幼児
が過ごすプログラム、幼児だけのプログラムを提供す
るなど、イベント的な開園をイメージしています。
プレーパーク
こども達の好奇心を大切にして、自由にやりたいこと
ができる遊び場として、約 70 年前からヨーロッパを
中心に広がった遊び場です。
こども達は、自分の責任で遊ぶことを前提に、泥遊び
やたき火、ロープブランコ、工作、落ち葉スライダー
などをします。遊具はなく、自分達で道具をつくって
遊ぶこともできます。日本では、東京にある羽根木プ
レーパークがよく知られています。プレーパークで遊
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H25 竹田の里将来ビジョン
ぶのに参加費や入場料などはかかりません。地域主体
のボランティアで運営されていることが多く、都市部
では NPO 法人を立ち上げ寄付金で運営しているとこ
ろもあります。プレーパーク内にはプレイリーダー
(若者・大人)がこども達を見守ります。
竹田プレーパークでは、主に週末のオープンをイメー
ジしています。
03.旧保育所
竹田の中でもひときわ個性的なデザイン
の旧保育所。竹田のほぼ中心に位置し、国
道からよく見え、少し入ったところに位置
しています。木材が使われ、あたたかみの
ある内装は、多くの人をおもてなしするカ
フェやレストランなどの空間として最適で
す。
〈どんな活用?〉
• カフェ・レストランなどの飲食店として活用します。
• 食材は野菜や山菜・野草、米、水、川魚、ジビエ等できる限り竹田のものを使い、
比較的手頃な価格(客単価 800 円∼3,000 円)で竹田を気軽に味わうことができ
るものとします。
• キッズコーナーをつくるなど、家族連れがゆっくり食事を楽しめるような場にし
ます。
• 絵本や本を置くなど、本にふれあえる場の 1 つとします。
• 照明や庭、柵などを工夫し、美味しく食べてもらえるような空間を演出します。
カフェ・レストラン
鉄鍋やかまどで炊くごはん、山菜料理も郷土料理から
洋食へのアレンジまで、メニューはまだまだ未知数で
す。また、すでに営業されている竹田地区内の飲食店
やたけだや、そして旧保育所を活用したカフェ・レス
トランができることで、住民や来訪者の選択肢の幅が
広がることが大切です。旧竹田小学校の宿泊施設同様、
地区全体で集客力をアップしていくよう、今後も話し
合いが必要です。
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04.たけだや
たけだやは、今まで通りの活用を基本
とします。竹田で採れたもの、特産品な
ど竹田のものを買い求めることができる
よう、たけだやのスタッフだけでなく、
多くの人の協力で「竹田産」であるこだ
わりを今まで以上に特化させていくこと
を目指します。まる蕎麦は、たけだやの
名物でもあります。茹でたてが提供でき
るよう、運営・協力体制を見直します。
05.竹田水車メロディーパーク
竹田水車メロディーパークは旧保育所
やたけだやと同じ、竹田の中心に位置しま
す。
2 基の水車は今や竹田の顔となっています
が、竹田水車メロディーパークを訪れる人
の滞留時間が短いのが課題です。
〈どんな活用?〉
• 旧竹田小学校やたけくらべ広場の森のようちえんやプレーパークのように、冒険
や体験のプログラムに参加するこども達向けよりも、休日などに家族で遊びにく
るこども達が気軽に安全に遊べる場とします。
• 水車と一緒につくられた粉挽き所が活用されていないのがもったいない。持ち込
みや竹田産のものをたけだやで購入して粉挽きができたり、蕎麦打ち体験とセッ
トにするなど、まずはイベント時や週末の活用からはじめられるよう、体制づく
りが必要です。
• 旧保育所・たけだや・旧竹田小学校・竹田コミュニティセンターが一体となるよ
う、竹田水車メロディーパークが中心となった動線づくりをします。(国道沿い
から旧竹田小学校に入れるようにするなど)
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06.竹田コミュニティセンター
竹田コミュニティセンターを新せせらぎの
家(憩いの場)として活用します。いままで
のせせらぎの家では、介護予防だけでなく、
住民の寄合の場として、催し物をしたり、山
菜料理を一緒につくって食べたり、また訪れ
る人達に竹田自慢の郷土料理をふるまったこ
とも。もともとはせせらぎの家で行われた活
動が発展して、加工部として独立した取り組
みになるなど、竹田地区のまちづくりの中心地でもありました。
新せせらぎの家でも同様に、介護予防の拠点を基軸に、地区で管理する地区のため
の寄合の場・憩いの場にしていきます。
〈どんな活用?〉
• 介護予防の拠点として整備します(新せせらぎの家)。
• 地域の方の集会所としての機能ももたせます。
• ここでは、竹田で元気に住み続けられるようにしていくために学んだり、話し合
ったり、様々な活動ができる場にしていきます。
• みんなの保健室を開設するなど、竹田の健康の拠点としていきます。
• 長期的にはデイサービスなどの施設の併用も検討します。
• キッチンを整備し、料理教室などの充実をはかります。
みんなの保健室
健康チェックや体の調子がすぐれない時、気軽に立ち
寄って病院にかかる前に相談ができたり、家や家族に
ついての相談などができる場です。福井市駅前の空き
家を活用してオープンしているみんなの保健室(民間
の医療法人が開設)は、看護師さんが常駐し、訪れる
人の様々な悩み相談にこたえています。竹田で元気に
暮らしていくための、竹田版みんなの保健室の開設を
目指し、準備していきます。
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07.空き家・空き蔵・地区の区民館
空き家・空き蔵、そして通年で活用されない各地区の区民館一部の活用については、
各地区や仲間(有志)が中心となって取り組むことで、個性の際だったバリエーショ
ン豊富な活用が可能となり、竹田の魅力に深みが増します。
〈活用案〉
• ターゲットやシチュエーションを絞り込んだ飲食店
! プレミアムな和食やレストランの誘致
! パン屋さんやスイーツのお店
! 蔵カフェや茶室
! 週末限定の日替わりマスターのお店
! いくつかの空き蔵をギャラリーにして、蔵めぐり など
• ターゲットやシチュエーションを絞り込んだ宿泊施設
! 一軒貸のゲストハウス
! 竹田に住みたい人のおためしハウス など
• 竹田地区内の光ファイバーが活用できる、IT 系企業などのオフィス・サテライト
オフィスの誘致
• 作家やアーティストの工房と体験
• I ターン者、U ターン者の住まい(賃貸)
• シシ肉など竹田の食材を用いた食品加工所
TOPICS
竹田の冬
冬にお客さんを呼ぶにはどうしたらいいだろうか、と
いう声がありました。積雪量も年々減っており、雪の
活用が難しくなっています。冬の間は思いきって営業
や催し物をお休みし、充電し、新しいことにチャレン
ジするために学んだり、春に向けて新しいメニューの
開発や研修などに充てるという考えも。
17
H25 竹田の里将来ビジョン
7.竹田地区全体
ここからは、
「竹田のこれから 3 つのキーワード」の中でも、主にグリーンツーリ
ズム、竹田を訪れる人へのおもてなしや、住民が快適に楽しく暮らしていけるような、
竹田地区全体として取り組むソフト・ハードの方針について述べていきます。
01.グリーンツーリズム
こどもも大人も楽しめる、竹田らしいグリーンツーリズムのプログラムづくりに力
を入れていきます。農業・林業、川魚釣りや川遊び、郷土料理、歴史文化、住民との
交流など、竹田自慢の田舎(暮らし)体験です。
竹田地区内の耕作放棄地を活用したオーナー農園・貸し農園の立ち上げや、自然薯
オーナー制度の復活にも取り組みます。
02.散策ルートの設定とポイントづくり
今までにも散策ルートづくりに取り組んできましたが、下記の視点も組み込み、引
き続き、「歩き」「自転車」「ドライブ」のルートづくりを行っていきます。
龍ヶ鼻ダムの先(河内谷やブナ原生林)の奥山散策や、吉谷寺へのルートを整備し、
竹田の魅力である、山・木々などの自然を味わいやすくしていきます。
また、集落の散策ルートやポイントについては、住民の暮らしの場であることへの
配慮をサインで呼びかけるなど、訪れる人に理解し、寄り添ってもらえるような工夫
をします。
そして、何よりも竹田の(原)風景を大切にします。廃屋をどうしていくかも検討
が必要です。
〈ルート〉
• 風景のよい場所、集落の入り口などをちょっとした散策スポットにします。また、
しだれ桜と連携させた散策ルートを開発します。
• 河内谷のルートは、数カ所、雑木に少し手を加えて、美しい景色をつくります。
ベンチを置くなど休憩場所を設置します。
• 吉谷寺を散策のポイントとして、休憩場所を設置します。
〈サイン〉
• 散策スポットに手づくりのサインを設置します。現在地の表示、謂われ書きや住
18
民の思いをコンパクトに説明します。次のスポットまでの距離なども盛り込みま
す。
• こども目線の看板もあわせて設置します。
〈一休みポイント〉
• 散策スポットや店先などに竹田材でつくったベンチなどを設置し、一休みができ
るところを竹田内につくります。住民と来訪者との交流の場にもなります。
〈レンタサイクル〉
• 旧竹田小学校とたけくらべ広場の他、比較的大きな駐車場のある数カ所で乗り捨
てができるようにします。
03.アクセス
〈バス停〉
• バス停に屋根を設置するなど、バスを待つ人皆が快適に過ごせるよう整備します。
• また、旧竹田小学校の校舎内をバスの待合室としても活用できるようにし、バス
が一つ手前の停留所を過ぎた時に、校舎内に何かしらの表示がされるようなしく
みがつくれないか、検討します。
04.広報
〈自分達で魅力発信を〉
• 竹田へボランティアに来る若者が中心となって、自分達で竹田の魅力が発信でき
るようにしていきます。
• ホームページ活用し、自ら更新ができるよう、講習会を開催します。
• 竹田の名刺をつくり、持ちたい人が持てるなど、自分達でできる営業・広報ツー
ルをつくっていきます。
• ゆるキャラ「たけだ桜ちゃん」を活用していきます。
〈竹田の里のホームページ制作〉
• 魅力やみどころの紹介
• 竹田の暮らしを綴るコーナー
• 宿泊施設となる旧竹田小学校などの紹介と予約
• 竹田の催し物の情報
• 賃貸可能な空き家物件の紹介
• 話し合いの上、英語版のホームページも検討
など
19
H25 竹田の里将来ビジョン
8.今後の取組
平成 26 年度も 3 つのキーワードを中心に、引き続き住民ワークショップも行いな
がら、竹田の里づくりをしていきます。旧竹田小学校・たけくらべ広場・旧保育所・
竹田コミュニティセンターのハードの整備については、平成 26 年度から設計に入り、
最終的に平成 28 年春のオープンを予定します。
キーワード 1
こども・グリーンツーリズム
ソフト
ハード
• 冒険教育・自然体験教育プログラムづ
くり
• こどもの遊び場プランづくり
• 旧竹田小学校の宿泊施設や森のよう
ちえん・プレーパークオープンにむけ
てのプランづくりと準備(事業計画、
収支計画、雇用計画など)
• 安全管理危機管理体制づくり
• 竹田ミーティングの開催
• 散策ルートの設定と散策ポイントづ
くり
• 運営体制づくり
• 広報
旧竹田小学校
• 旧竹田小学校の改修(基本・実施設計、
施工)
たけくらべ広場
(森のようちえん・プレーパーク)
• 森のようちえん・プレーパークの整備
(場所の確保、プランづくり、基本・
実施設計、施工)
竹田水車メロディーパーク
• 竹田水車メロディーパークの整備(プ
ランづくり、基本・実施設計、施工)
竹田全体
• サインの設置
• ルートの整備(雑木の手入れなど)
• バス停の整備
竹田ミーティング
日本全国の冒険教育・自然体験教育プログラムの実践
者が集う竹田ミーティングを開催します。分科会など
も開催しながら、竹田をテーマの一つとし、これから
の冒険教育・自然体験教育のあり方を話し合うと共に、
竹田でのプログラムづくりについて専門家からアド
バイスをもらうミーティングとします。
20
キーワード 2
食
ソフト
ハード
特産品づくり
旧保育所
オーナー農園・貸し農園づくり
• 旧保育所の改修(基本・実施設計、施
シシ肉などの食材の販売体制づくり
工)
たけだやの竹田産特化への見直し
カフェ・レストランでの目玉メニュー 空き家等
づくり、プランづくりと準備(事業計
• シシ肉加工所の整備
画、収支計画、雇用計画など)
• 運営体制づくり
• 広報
•
•
•
•
•
キーワード 3
ソフト
福祉
ハード
• 新せせらぎの家のプランづくりと準 竹田コミュニティセンター
備
• 竹田コミュニティセンターの改修(基
• 専門家をお呼びして、永く竹田に住み
本・実施設計、施工)
続けられるようなまちづくり・医療介
護についての勉強会などの開催
• みんなの保健室開設にむけてのプラ
ンづくりと準備、試験的開設
* 空き家・空き蔵・地区の区民館は、各地区や仲間(有志)が中心となって取り組
みます。
21
H25 竹田の里将来ビジョン
9.運営
様々な既存施設を改修し活用していく上で、運営方針はどうか、誰が運営していく
のか、はとても重要なことです。本当に運営していけるのかと、心配する方も少なく
ないことでしょう。
竹田の里将来ビジョンでは、運営の方針について整理しまとめます。
平成 26 年度以降、十分に話し合いながら、実施体制をつくっていきます。
〈運営方針〉
住民が参加できること
雇用も生まれること
住民が参加できることが基本です。ですが、参加のカタチはいろいろです。
毎日コアに参加したい人、週末に少し手伝える人、給料が発生する人、ボランティア
の人・・・。自分が負担に感じず、(ふんばる時も必要ですが)心地よく汗のかける
ような関わりができるよう、また、参加したいと思った時に、途中からでも参加でき
るよう、様々な参加の方法をつくります。
また、他地域に住んでいる竹田出身者などにも声をかけ、竹田に思いのある方や興
味のある方に参加してもらうなども一つの方法です。
竹田全体や各地区が潤うこと
例えば、収益の一部が竹田地区のこども達の支援に使える、各地区の活動費に使え
る、自分がつくったり採ってきた食材がお金に変わる、といった金銭的な潤いから心
の潤いまで、暮らしの幸福度をあげていけるような運営にしていきます。
竹田とヨソモノが協働して運営できる体制をつくること
(ヨソモノ=ここでは外部の専門家・プロフェッショナル・若者の意で用います)
折角改修した各施設を次世代が負の資産と感じてしまわないように、来訪者に「竹
田に行きたい、また来たい」と思ってもらえるような質の高さも求められてきます。
ヨソモノによるプロデュースや、運営の一部委託など、ヨソモノに協力してもらいな
がら、中途半端ではなく、持続的な運営をし、事業として成り立つものにしていきま
す。場合によっては、ヨソモノに思い切って委ねる部分も必要でしょう。
このビジョンでは、単体では事業としてなりたたないであろう取り組みについても
言及しています。ですが、その取り組みをすることによって、竹田への引力がアップ
するのであれば、トータルとして持続的な運営が可能です。
22
〈運営体制案〉
竹田ではすでに多くの団体があり様々なまちづくりの活動を行っています。
各団体を見直して一部スリム化もあわせて検討し、偏ってしまいがちな負担を減らし
ながら、多くの住民が参加できる場を増やすような運営のあり方を協議していきます。
10.おわりに
竹田の里づくりの長期目標は、竹田に住み続けたい若者を増やし、竹田に住みたい
人を増やし、竹田地区が竹田らしく存続してくことです。
そのための環境を整えアクションをおこしていくためにも、この取り組みを成功さ
せましょう!
23
H25 竹田の里将来ビジョン
竹田の里将来ビジョン検討委員会
検討委員会委員
事務局
北川太一(委員長)
福井県立大学経済学部教授
荒巻仁
NPO 法人パパジャングル理事長
酒井政雄
丸岡観光協会事務局長
鈴木貴美
坂井市社会福祉協議会地域福祉課参事
大川貞幸
一般社団法人竹田文化共栄会副会長
福澤勉
竹田地区区長会代表
山岸裕和
一般社団法人竹田文化共栄会事務局長
大森志津代
竹田の里づくり協議会副会長
山本一郎
竹田地区壮年代表
畑衛子
竹田地区女性代表
竹内彩子
竹田地区子育てママ代表
栗田彩香
緑のふるさと協力隊
二宮慶典
東洋大学ステップイヤー学生
松尾祥子
福井県立大学経済学部学生
奥野詩織
福井県立大学経済学部学生
新開和典
坂井市総務部長
小林憲雄
坂井市産業経済部長
木村甚一郎
竹田公民館長
友田義隆
坂井市総務部次長兼企画情報課長
西川仁文
坂井市総務部企画情報課参事
三上寛司
坂井市総務部企画情報課主任
白
坂井市総務部企画情報課主事
洋司
委託業者
株式会社ピー・ティー・ピー
開催日
9 月 13 日
第 1 回目検討委員会
2 月 17 日 第 2 回目検討委員会
10 月 22 日
第 3 回目検討委員会
3 月
第 4 回目検討委員会(持ち回り)
発行人
一般社団法人竹田文化共栄会
発行日
平成 26 年 3 月
24
資料「アンケート」
〈竹田地区のまちづくり・地域資源〉
●竹田のイメージ
●これからも竹田に住み続けたいか
竹田地区のみなさま
先日はアンケートのご協力をいただきましてありがとうございました。
結果をまとめましたので、配布させていただきます。
自由記述では様々な思いやご意見をいただきましたので、できる限
り記載いたしました。ボリュームがあり読みづらいかもしれませんが、ご
了承くださいませ。
アンケートの回収には、二宮さん、栗田さんに多大なご協力をいた
だきました。どうもありがとうございました。
株式会社ピー・ティー・ピー(2013 年 12 月)
2% 3%
1%
林業が盛ん
これからも竹田に住
み続けたい
9%
水が豊か
19%
19%
観光資源が豊富
11%
いずれは竹田以外に
住みたい
4%
4%
9%
農産物が美味しい
川魚が美味しい
12%
わからない
山の緑が豊か
温泉がある
36%
71%
ダムがある
その他
無回答
アンケート集計結果
竹田地区住民(高校生以上)
回 答 者
回 答 率
369 人
186 人
50.4%
●あなたが好きな竹田の生産物(食物)や郷土料理
●前問で「竹田に住み続けたい」と回答した人の理由
3% 2%
〈定住の意向や竹田で暮らす実感〉
●竹田のどんなところが好きか
豊かな自然
7%
12%
19%
食べ物が美味しい
伝統がある
7%
55%
19%
6%
お年寄りが元気
4%
2%
その他
18
3 山菜・山菜料理
18
4 油揚げ
13
5 ぜんまいの煮物
9
子育てに都合が良い
6 野菜
9
親や家族の都合
7 米
7
環境が良い
8 みどり干しぜんまい
6
9 ぜんまいと油揚げの煮物
6
勤め先がある
人柄が良い
26%
10 山菜おこわ
6
住民活動が活発
11 鮎・岩魚・川魚
6
その他
12 自然薯・自然薯汁
5
13 無し
5
14 へしこ
5
15 わらび
4
16 ぜんまいの白和え
3
17 柿の葉寿司・葉っぱ寿司
3
教育環境が良くない
18 みょうがのいなりあえ・和え
3
活気がない
19 タラの芽・料理
3
20 ナス・長寿ナス
2
21 みょうがの白和え
2
22 たけのこ
2
23 豆腐ソフトクリーム
2
24 精進料理
2
25 水車コロッケ
2
26 モロヘイヤ
1
27 トマト
1
●前々問で「いずれは竹田以外に住みたい」と回答した人の理由
買い物や交通が不便
●竹田の住みやすさ
7%
2% 2%
住みやすい
8%
どちらかと言えば住
みやすい
41%
17%
どちらとも言えない
どちらかと言えば住
みづらい
30%
住みにくい
24%
11%
6%
働く場がない
13%
16%
7%
16%
医療福祉が不十分
いずれは都会に出た
い
人間関係がせまい
その他
無回答
1/6
票
20
自然が豊か
27%
答
2 ぜんまい
生まれ育った故郷
11%
回
1 そば・まるそば
28 油揚げの白和え
1
14 派出所
1
6 里地里山、手入れされた野山
4
29 わらびの煮物
1
15 農村、里山の風景、暮らし方
1
7 盆踊り
4
30 みょうがのあげあえ
1
16 冬場のどんど焼き
1
8 米がおいしい
4
31 にしんの麹漬け
1
17 竹田小学校の応援歌
1
9 静か・静かに暮らせる
4
32 ソフトクリーム
1
18 竹田にいながら竹田の水が飲めない水道水
1
10 福井市と石川県の間
3
33 野菜味噌豆炒め
1
19 曽谷地区の段々田を復活 千枚田に
1
11 風景
3
34 煮豆
1
20 川と歩道
1
12 病院が近い、人間関係が良い
3
35 熊肉鍋
1
21 川と道の整備
1
13 素朴な人柄
3
36 なめこ
1
22 川と山の景観
1
14 四季折々の景色・四季が体感できる・四季を楽しめる
3
37 なます
1
23 川で泳ぐ
1
15 美しい川や山
2
38 なすびみそ
1
24 静かな場所
1
16 水や空気がきれい
2
25 杉植林以前の風景
1
17 自然に包まれ静か・おだやかな景色
2
26 人口減少
1
18 山、川、緑
2
39
何でもおいしいが、昔ながらの斜面で作るそば。プレミアム
の付く食材が欲しい
1
40 ニンジンのおから和え
1
27 小川
1
19 気軽に挨拶・家族みたい・みんな顔見知り
2
41 にしめ
1
28 小学校での合宿
1
20 みどり多く豊か
2
29 子ども達が元気に遊びまわる様子
1
21 ハイキングコース・トレッキングルート
2
30 山口公民館の遊具
1
22 のどか・ゆったり流れる生活感
2
31 山、川、緑
1
23 年配者と若年層の交流がある。他県に誇れる伝承料理。
1
●あなたが好きな景観や場所
1 竹田川
77
32 畦道
1
24 盗難などがない
1
2 たけくらべ山
50
33 掘りごたつ
1
25 田舎臭い雰囲気
1
3 温泉たけくらべ
43
1
4 ブナ原生林
32
34
26 長寿
27 中山間の人と自然が共生できる
1
5 ひともし山
29
35 寄り場の復活
1
28 団結力と人情
1
6 じょんころ広場
25
36 稲穂の天日干し
1
29 体育祭
1
7 千古の家
25
37 囲炉裏を囲んでのかき餅づくり
1
8 龍ヶ鼻ダム
22
38 わら細工
1
9 その他
19
39 よくわからない
1
31 素朴さ漂う地景
1
40 やまびこ祭
1
32 川がきれい
1
41 やしやし節
1
33 雪が多い
1
42 マス返りの滝など。ダムより上流は古しのままが残っている。
1
34 星、ホタル
1
43 ホタルの里
1
35 心が落ち着く
1
44 ふれあいテニス
1
36 若者同士仲がいい
1
45 ダム上流の清流
1
37 自然の美しい里山、山に囲まれた自然・川岸
1
46 ダム下流の川の水質、川底の環境
1
38 健康
1
47 かきもち
1
39 丸岡と福井市両方に近い
1
10 吉谷不動尊
15
●現在は失われたが残したいと考える竹田の景観や文化
1 竹田川・竹田川の清流・ダムがなかった時の竹田川
6
2 じょんころ踊り・じょんころ節
4
3 なし
4
4 ブナ原生林・ダムがなかった時のブナ原生林
4
5 雪まつり
4
6 4 部落の盆踊り・盆踊り
3
7 学校
3
8 炭焼き・炭焼き小屋
3
9 竹田川での川遊び・鮎釣り
2
10 豊原から竹田への通行路の再整備
1
11 報恩講
1
12 米のはさばかけ
1
13 平岩やハケン岩(吉谷の不動山を大切にしたい)
1
吉谷不動尊のことをもっと住民が知って、いろいろな行事に
参加できるように。
1
30
40
●竹田の良いところや特色
1 豊かな自然・美しい自然・きれいな自然
24
2 人が優しい・人情が厚く豊か・人の心がきれい
12
3
人と人とのつながり・ふれあい・近所づきあい・助け合い・仲
がよい・まとまり
9
41
村人みんなが子供を知っている。歩いていると声をかけてく
れる。地域活動に積極的に参加している
街まで近く冬も除雪が早いため交通の便は不自由しない。
自然豊かな住宅地
家々が離れていてゆったりしている。子供の成長を皆で見
守っている。近所に迷惑をかけず犬を育てられる
1
1
1
42 何もないところ
1
43 なし
1
44 お年寄りが安心して住める環境
1
4 空気がきれい・おいしい
6
45 いざという時の地区の団結力
1
5 林道が近くにある
4
46 あいさつができる
1
2/6
●竹田に足りないところや必要な施設
〈既存施設の利活用について〉
●竹田小学校の活用
38 子どもたちのことを考える 1 人 1 人の気持ち
1
1 コンビニ
11
39 刺激やパワーのある方がいてほしい
1
2 福祉サービス施設・老人ホーム
9
40 今あるものを活用した方がいい
1
3 病院・診療所・医者
9
41 高齢者が多いため移動販売車
1
4 働く場所・企業・産業
8
42 緩やかな空気
1
2
福祉施設・老人ホーム
13
5 交通の便
5
43 レンタサイクル
1
3
スポーツ(体育館やグランド)・自然体験・研修施設
12
6 学校・保育園・小学校・高校
5
44 休むことが足りない
1
7 遊園地・動物園
3
45 公園
1
8 片側通行や大型トラックの危険な道を通学・通勤は危険
3
46 できれば一つにまとまった施設
1
5
老人が気軽に集えるサロン
3
9 若い人材・若い力・若い世代
3
47 アピールする能力・何度でも来たいと思える何か
1
6
公民館機能の移設
3
10 児童施設・こどもの遊び場
2
48 電波(LTE)
1
7
学校再建
3
11 高齢者が気軽に集える場所
2
49 天文台
1
8
図書館・資料館・歴史館
3
12 気軽に立ち寄れるカフェ・集える場所
2
50 昔の品の文化会館
1
9
体験施設・研修施設
2
13 レストラン・食事ができるところ
2
51 水車、たけくらべに AED
1
10
公民館・里づくり協議会事務など、一つのスペースに
2
14 レクリエーション施設・みんなが遊べる場所
2
52 イベントと内容
1
11
雇用の場
2
15 油揚げ以外の女性・子供に受ける食べ物(甘味)
1
12
若者の受入れ
2
16 木工品を作る木工所、人材
1
13
コミュニティー・カルチャーセンター
2
17 日々の生活に不自由を感じない
1
14
医療施設
1
18 土砂災害危険個所の点検と整備
1
15
木工館を学校に移設
1
16
木工館、公民館と集約する
1
19 朝市・コンサートなどの定期的なイベント
アオキ・ゲンキー・100 円ショップ・109・ゲームセンター・カラ
53 オケ・スポーツジム・スキー場・マック・ボーリング場・デパー
1
ト・自動車学校・水族館
54 全部
1
1
20 竹田住民でない人の受け入れ、住宅
1
21 地区民がたけくらべ温泉を利用してほしい
1
22 地区外へのアピール
1
1
4
17
●竹田のまちづくりに必要なこと(複数回答可)
18
宿泊・合宿施設(部活・自然体験・誰でも使用可能・こどもや
学生)
こどもからお年寄りまで地区民が集える場・自由に楽しめる
場・開放された場
福井大学病院のリハビリ施設の一部、丸岡町の体育館行事
の一部の移行、バトミントン・卓球・バレーボール施設
博物館
23
9
1
1
1 若い人が定住できるような取り組みを行う
86
2 開発は慎重に行い、川や山の豊かな自然を残す
74
3 働く場を増やす
68
4 高齢者などへ の福祉サービスを充実させる
58
5 山道や川沿いなど、自然散策の遊歩道を整備する
55
6 こども達が遊べる場所を増やす
52
1
7 豊かな自然などを生かし体験学習文化交流の場を増やす
50
27 書店
1
8 観光資源を生かして多くの観光客を呼び込む
44
28 住民の誇りが足りない
1
9 特産品を販売したり食べたりする場所を増やす
44
22
コンサートホール
1
27
23
地域活動の場、夏にプール開放
1
23
他の部落よりもいろんなものがそろっているとは思えず、単
発になっている。バランスを考えること
24 人との交わり
25
人とのつながりは強いが、皆で考えようとする協力がないとき
がある
26 親子で楽しめる遊具が充実した広場
29 住民の意見が行政や共栄会に伝わらない
30
31
お年寄りの方々の夢、希望がもっと明確になると活性化する
のではないか
イベントの際、客に喜んでもらうことも大事だが、もっと自分
たちが楽しんでも良いのでは
32 集客施設
1
1
1
1
1
1
1
34 若い世代が簡単に竹田を出てしまう(親が甘い)
1
36
37
自由主義。しかしアットホームとは相反しがちなのでバランス
が大事
自然や竹田の環境を利用した竹田で働く場所が全く足りな
い
11 歴史文化の掘り起こしや見直しを行い、後世に伝える
23
12 集客型イベントを増やす
18
13 その他
3
1
33 若者が住みやすい環境
35 若い女性が多く集える場
10 宿泊機能などを充実して、利用客を増やす
廃校になった小学校を地区民が活用・経営していくのは非
19
常に困難。企業参入により雇用を考えてもらえれば。竹田出
1
身者等の個人に経営してもらえるのがベスト
20
21
24
竹田地区全体を勘案したうえでの位置付け。将来重荷とな
らないような施設
竹田の料理が食べられたりする場所。レンタルスペースを作
りハンドメイドのものを販売(作家に依頼)
体験教室、展示会。夏の夜はお化け屋敷、冬はイルミネー
ション
1
1
1
25
体育館をもっと気軽に使えるようにする
1
26
体育館は集客型イベント
1
27
青少年の家のような子供から一般の方が参加できる研修
1
生活の質を向上させるものが必要だが、現状は文化的な憩
28
の場や施設がないに等しいため、図書館の整備や劇場・コ
1
ンサートホールに活用
1
1
29
常に人が利用している施設
1
30
少人数でも活用できる小部屋
1
31
1
3/6
住民の憩いの場とスポーツ少年団などの合宿の受け入れを
併用できる施設。企業、事務所に一部を貸す。
1
32
33
34
35
住宅にして人が簡単に住めるようにする。決め事が難しすぎ
る。スポーツ施設や趣味の場所
田舎暮らしをしたい人のためのおためしハウスやアパートの
役割
私立学校の誘致
子供たちが気軽に集える遊び場や図書館、児童館、健康施
設
1
1
1
1
国道から乗り入れられるように
1
38
行政で考えてほしい
1
39
校舎を壊して駐車場にする。
1
40
校舎は造り変えてほしくない
1
42
43
スペースごとに利用してくれる人に使ってもらう
教室の耐震は大丈夫か。体育館は今まで通り使用。喫茶
店。
1
1
1
44
喫茶、ギャラリー店。
1
45
環境をテーマにした環境テーマパーク
1
46
活き活きセミナー。運動場。部活校。健康場。イベント、地元
産の市。大人のもう一度勉強する場。
デイサービス・保育園・小学校の合同
1
48
サイクリングの宿舎
1
49
温泉病院
1
50
映画やドラマのセット
1
51
依頼があった時だけ唯要する。目的は限定しない。
1
52
グラウンドを農園にして学校を調理場
1
1 階は高齢者の憩いの場、帰宅児童の待機場所、図書館、
54
談話室。2 階はアンテナショップや介護施設等企業に使用し
8
民間
1
38 じょんころ音頭を流してほしい
1
9
売店従業員の接客対応や商品知識の不足がある
1
39 いい施設だが県外・市外へのアピールが弱い
1
1
40 JA との連携
1
41 有名人を呼んでのライブ
1
10 特産物が多く出るようにする
13
14
竹田屋の活用が重要だが、竹田地区の関心度を上げるこ
1
と。独自の特産品生産物の掘り起こし、リピーターの継続性
”たけだや”に行かないと手に入らないものを考案し、他との
差別化を図る。
竹田の住民が関心を持って地域外に PR した方が良い。イ
ベント以外はお客が少ない。
1
37
スイーツやパン販売をして若者が来たくなるような場所にす
る。谷口屋との連携も。
1
1
1
1
●木工館の活用
1
レストラン・食堂
7
2
木工以外にも体験できるプログラム
2
3
コンサート
2
15 竹田の観光資源を活用し、滞在型の公園として集客を図る
1
4
カフェ・喫茶店
6
16 竹田のシンボル的存在
1
5
イベント
2
17 大人も子供も楽しめる施設。
1
6
子供の遊び場・児童館
2
18 川沿いに散歩コースなどを作る。
1
7
楽しかったという話を聞いた
2
8
現状のまま
4
9
わからない
2
19
20
1
47
53
1
12 竹田ならではの特産品や加工品の販売
坂井市に企業のお世話をしてもらう
も参加できること
3
無人販売所にする
11
37
41
フリーマーケットなどのイベント
7
1
36
校舎の 1 階で使用できるようになればよい。他の市町村の人
6
21
22
水車はシンボルとして利用。その周辺に意味のある施設を。
メロディーパークは地区の希望、活性化に有効だったのか
水車が作られた理由がわからないため、見通しが考えられ
ない
新しい味のソフトクリーム開発、レストランの設置、駐車場を
広くする
集客できるような名物(スイーツ等)を考案しインターネットで
1
1
1
10 来館者にお茶の1杯でも飲めるようにする
1
木工館としては廃止し、カフェレストランにする。温野菜等の
11 独特なものを提供できる憩いの場にする。イベント会場とす
1
るのもよい。
木工館としてのニーズはないに等しいため、オーナーシェフ
1
12
23 芝でヨガのイベント
1
13 木工館だけではなく、庭も使うという幅広い方法
1
24 時のものなどの名物
1
14 木を使った細工など
1
25 山菜料理など、もっと多くの料理をだす。
1
15 保育園、幼稚園の遠足の工程に入れてもらい活用
1
16 必要な目的を持った施設にすればよく、木工館でなくてよい
1
17 難しいと思う
1
26
流す。谷口屋との連携も。
作られたことに疑問を感じる。メロディーパークは活用するも
のなのか。
1
を募りレストランにする
1
てもらい、地区に収益が得られるようにする。
27 公園としての充実と道の駅的位置づけ
1
18 竹田産の昆虫の販売
1
学校としては利用できないのであれば残しておく必要がある
28 現在のやり方では続けていくのは無理
1
19 体験学習の場
1
20 存在を知らない
1
21 水車メロディーパーク一環の施設
1
か疑問。使用する際に市の認可を得なければいけないこと
1
が疑問。今後の活用以前に存在自体をどうするか。
29
観光の目玉的スポット。イベント、祭の拠点。駐車場増設し
集客を。
1
55
いい案があれば採用してください
1
30 楽しく開いてほしい
1
56
役所で考えて良い方法を
1
31 加工品の値段をもう少し安くする
1
32
●水車メロディパークの活用
リピーターを増やせるような目新しいこと。市の予算面から難
しいのでは
1
メロディーパークをスタート地点とする企画(登山、自転車、
小学生が遠足で利用する場合、収容人数が少ないので、大
22 規模校だと利用しにくい。一度に大人数が使える施設にな
1
るとよい。
23 小学校等の遠足に利用
1
24 小学校の一部に
1
25 春休み、夏休み、冬休みに子供を招いてのイベント
1
26 集客施設
1
1
現状のまま
10
2
子どもの遊び場
4
3
遊具の設置・滞在期間を増やす
2
34 むずかしい
1
27 手打ちそば体験
1
4
販売所が狭い
1
35 バスが立ち寄れるようにする
1
28 若者向けのレストラン・食堂
1
36 たけだや内の食堂が狭すぎる
1
29 市内の小中学生の授業の一環としての体験
1
30 子連れの休憩所
1
5
子供が行くところには大人も付き添うから子供たちが遊べる
ところを増やす
1
33 マラソン、ウォーキング、ホタル、夜空、体験農業、買い物で
1
の温泉割引券)
4/6
31 子供・老人が集まるようなもの
1
32 個人経営の飲食店
1
33 現在のやり方では続けていくのは無理
1
34 県内外の小学校にアピール
1
35
期間限定や季節によって違うものが作れるようにするなどし
て、リピーターを増やす。
36 間伐材を使って専門家のアドバイスも、外での散策
37
以前のように夏の園児のサマースクールやサークル活動
に。子供に自然に触れ合う機会を提供することはよい。
1
1
1
基礎行政サービスの提供強化を第一に考えた住民のため
19
の便利な施設に。坂井市のワンストップ窓口機能
現在活発に活動していることから、このまま長く続けられるよ
20
う市の援助を願う
1
1
21 公民館をどうするかどうかを住民が決めれるのだろうか
1
22 公民館長がプランニングして提案すること
1
23 小学校に統合し、高齢者体験学習の宿泊場所として活用
1
24 職務は館長の親戚でない方が良い
1
25 食堂
1
38 プール側のスペースを利用する。
1
26 2 階大広間を地域外のも利用してもらう
1
39 ないほうがよい
1
27 日曜日もパソコン、コピー機、FAX を利用できるとよい
1
28 百人一首大会などのイベント
1
29 若い世代の人たちがもっと活用する方が良い
1
30 週末は若者の楽しい場所とする
1
40
たけだやの食事処木工館に移設し、竹田の郷土料理をメイ
ンとする食事とする
1
41 ずっと継続してほしい
1
42 お年寄りの憩いの場
1
43 インターネットで知ってもらう。
1
44
いろんな体験場所としてPRし、観光客を呼び込む。週 1・2
回予約制の山菜食堂
1
45 イベント会場を兼ねた喫茶店(山のレストラン)
1
46 アコースティックライブハウス。アマチュアに部屋貸し
1
47 PR が必要
1
現状のまま
10
2
お年寄りが集えるサロン
5
3
皆が集まれる場所・地域活動の場・よりどころ
4
4
集会所
3
5
宿泊・合宿施設
3
6
なし
3
7
図書館
2
8
地域の子どもが集まれる場所・児童館
2
9
体験学習施設
2
10 皆が集まれる行事・展示
11
宿泊の認可をとり、他のサークル活動に利用してもらう。エレ
ベーターやスロープ等バリヤフリーが必要。
2
1
13 簡易宿泊所。たけくらべ温泉とは低廉化で差別化
1
14 カルチャーセンターとして
1
15 コミュニティとしての継承
1
16 バリアフリー等高齢者が利用しやすくする
1
17
安心・安全、マップの活用。お年寄りのマップ作り、電話帳の
新調
18 会議用ではなく図書、料理以外の娯楽的な用途
子どもイベント・シンポジウム
16%
盆おどり
4%
45%
じょんころ雪まつり
5%
ソフトテニス大会
4%
竹田水車メロディパーク整備
10%
たけくらべ広場整備
9%
外部の若者受け入れ
1% 3%
その他
●竹田のまちづくりの進め方
住民が広く参加できる形
で検討する
20%
住民の代表者が参加し検
討する
3%
49%
予定があえば参加している
13%
13%
9%
家族が参加している
9%
行政主体で検討し、適時、
広報等で伝える
その他
過疎・高齢化で参加せざるを
得ない
忙しくて参加できない
19%
無回答
地区の付き合いが億劫で参加
していない
地区に加入していない
38%
17%
その他
無回答
●今後どのような取り組みを行えば、竹田が活性化すると思うか
その他、竹田の地域事業に対しての意見
【環境整備についての意見】
・ 竹田へ入るための道のりが難しい。竹田までの道のりに公園などを設置
し、殺風景をなくす
●集落での共同作業・活動
・ 今のままが良い。観光客を増やそうと観光スポットを作ってもダメ。それに
伴い田畑を埋立して自然をなくしてはダメ。昔からある自然を大事にする
1
12 宿泊施設としてサークル活動に役立てる
ひともし山登山
積極的に参加している 6%
1
しだれ桜まつり
3%
〈地域活動について〉
●地区の集会・共同作業・活動への参加
3%
1%
0%
●竹田公民館の活用
●これまで竹田で行われたまちづくり・事業で良いと思うもの
町内会・自治会での活動
9%
ことが第一。
・ 自然が豊かなので子供がのびのびと育つことができることで若い世代が
14%
17%
青少年の課外(学校以外の)
活動
婦人部などの活動
56%
趣味やスポーツのサークル
活動
その他
1
4%
竹田に住むようになればいい。便利な世になりがちだが、竹田の良さが
広がっていけばいい。子供がのびのび成長できることをアピールする。
・ 竹田に入ってもらえるよう坂井市の別荘地として宅地造成して売り出す。
・ 自然を生かしたもの、空いている土地を何とかする、住みやすいと思える
ほどの交通手段
・ 寺への参拝のための拡張整備、寺を中心とした昔からの生活様式等の
整備
1
5/6
・ 地区内を整備し、散策に適した環境を作り、地区全体をアウトレット化す
・ 若い人の意見も
いが盛り上がるため、これが活性化につながるのではないか
ることで若者が集まる。そうすることで、地区内に住みたい人や雇用も生
・ 若年層の定着を図る。
・ 特定の人だけの集まりのような行事の見直し
まれる。介護、レクレーション、リハビリ、憩いの場の長寿の里として多くの
・ 若い人の仕事場があると竹田をもっと大事にできると思う。若者は竹田を
・ 農業体験、自然薯オーナー募集は続けてほしい。夏休みなど、親子体
高齢者を受け入れる。
・ 若者が住みやすい環境作り。廃屋などを整備し、散策できるような環境
作り。地区全体をアウトレット型にして集客。北陸の軽井沢風に。介護の
場所、老人ホーム、リハビリセンター、娯楽の穴場とした長寿村として全国
発信。地区全体一区として区長一人にし、まとめて活性化させる。
・ 子育てしやすい環境を。
・ もう少し買い物ができる場所が増えると若い層が結婚してからも地元に
捨てることばかり考えているのが怖く、先人の知恵を借りたい。人が少なく
なれば田畑が動物に荒らされる。
・ 若者が増加すること。活性化はなんとかできても光が見えるようにするた
めには人口増・若者増が不可欠。
・ 若者たちと地域住民が今後どのようにしていくか、進め方によっては活
性化する。本音での話し合いと、やることに対して前進するかが大切。
・ 若者たちが自ら竹田に住みたいと思えるようにすべき。
残りやすい。
・ 働ける仕事があるとよい
験ができるとよい。じょんころ踊りは残してほしい。
・ 子供たちが集まれるイベントがもっとあるとよい。竹田の学校がないため
同じくらいの年の子しか知らないのはさびしい
・ 一部の人の行事ではなく、もっとたくさんの区民が協力・参加してほしい
・ 人口の割に事業が多くてわかものの負担が大きく住みにくくなっている
・ 竹田で一日過ごせるプログラムの提供。地区民で地区内の花の管理。
・ 協力隊受け入れ窓口の充実を図る。離村者との交流。
・ もっと外から人を呼ぶ
【組織・制度などに対する意見】
・ できるだけ参加したいが仕事に追われてすべてのイベントに出られない。
・ 行事と役職を最小限に減らす
活性化の為に住民ができることは限られているため、多くの住民が少しず
【施設等に対する意見】
・ 4 つに分かれている部落の統合、役職等の簡略化
つ力を出し合うような形で進めてほしい。
・ 竹田に会社を設立、アパートを建設
・ 人工的にやらされているものは後が続かない。事業として組織をつくろう
・ 地区の人々が働ける場所を作る
とするのは誤り。面白おかしくやりたい人が自由参加でできる気軽さが本
【その他】
・ 教育施設を作る
当の活性化。
・ 見る限り共栄会がアンケートを依頼するほどのものではない。共栄会だ
・ コンビニを建てる、渓流の前の道路に夜間走り屋が来てうるさいのを何と
かしてほしい
・ 小中学校及び保育園閉鎖では若い者は住まない。そこを放っておいて
何をしても活性化はあり得ない。
・ 若者が定住するため保育園や学校の存在は必須。少人数でもこれらの
施設が設置できるような方策。
・ 空き地を利用してスケボー場など若者が集まる場所(現在富山に一か所
しかない)
・ 廃屋になった竹田の学校をドラマの撮影や映画のセットにつかってもらう。
コンビニなどを増やす。マンションなど人が住める場所を増やす。特産物
を増やしアピールする
・ 地区の者が働ける場所を作ってほしい。竹田に来た人が留まるように市
や県に働きかけ、バス数台が食事ができる場所を作ってほしい
・ 役と名のつくものを減らしたい。住民全員が楽しめる地区に。
・ 人口の割に、団体、協議会が多い。
・ これといった仕立てができない。まとめあげる人材がないため街づくりが
一本化できない。共栄会、公民館、街づくりの上にもう一つ施行部を作る
必要がある。
大人もいくし、子供が成長した際にも自分の子供を連れてくる。子供たち
惰性で行っている現状では活性化の阻害要因。今の竹田は十分元気な
の意見こそ大切ではないか。昔は地域との交流もあったが、今は子供が
むらであるため、活性より鎮静させる方が本質に近づける。共栄会に対し
遊びに行くところもなくバスの本数も少ないため、スポ少へ行けなかったり
て失望感を抱いている住民も多いため公明正大なビジョンを期待。
・ 活性化は大切だが、会議や活動が多すぎる。形は整っていても体力や
精神がついていかないことから移住も考えてしまう。竹田の団体・事業・活
動をリセットし、本当に必要なものだけを残す作業が必要。役員は任期で
降りて、若い人の意見を取り入れていく。
・ 行事や役が多く、若い人たちがついていかない。一人がいくつもの役を
兼務しているので、会合などでも同じ顔ぶれ。参加していない人の発言
リ施設など高齢化社会に自然豊かなところでと思えるような場所を行政の
の場が必要。
受け入れ。全体を里地里山として整備し、散策できるよう周遊コースを設
・ 住民がより生活しやすくなるように。人口の割合に対し各種団体の数が
多すぎる。若い方が無理せず参加できるように早急に考え直していかな
ければならない。
【事業・イベントに対する意見】
・ しだれ桜祭り、たけくらべ温泉、お寺ツアーなどいくつかのポイントとの連
・ 若い世代に対して住みよい環境づくり
外から入ってこなくなるのでは?役につく人が決まっているのでその人た
ちの負担が増える。
が大きい。人口増加が活性化の第一歩ではないか。
・ 何をするにしても自然とメンバーが限られてしまうのであまり関心のない
いに町の人が訪れる。そのくらいがいい。
くらべ温泉の割引券がついてくるや油揚げを買うとメロディーパークの買
・ 若者が住みたくなるような魅力のある町づくりを。
切にしてもらいたい。坂井市内の人にも竹田について意見を聞いては?
・ 活性化がそれほど必要だとは思えない。住民の負担が多いとますます
人にも積極的に参加してほしい。
・ しだれ桜祭りの夜のライトアップの下でじょんこころ踊りをする
【若者に対する意見】
・ 竹田応援歌には才競、竹田川、グラウンドが入っている。この三点は大
・ 何もない平凡な山の中の竹田が好き。一年に何度か里山の空気を味わ
を竹田で途中下車できるようにする。メロディーパークでの買い物でたけ
物券がもらえるなど人の流れを作る。
友達のいるところへ遊びに行けない。
・ 全住民が友達、仲間意識を高めていけばよくなりそう
・ 地区単位で取り組めば住民代表者での取り組みになってしまい、負担
けポイントに飲食店等があるようにする
・ たけくらべキャンプ場の年間パスポートを作る。山中-永平寺間のバス
要。観光分野だけでは一時のもので活性化は難しい。
・ 共栄会の体制見直し。閉鎖的・封建的な運営で補助金ありきでの事業を
療福祉施設など誘致できるとよいと思う。ホスピスケアなど医療施設リハビ
協力でできるとよい。職場があれば竹田の人口も増えるのではないか。
くりの先進地などで研修し竹田住民の意識や意欲を掻き立てることが必
・ 水車などはリピーターはできないと思う。子供が行きたいと思うところへは
・ 竹田の豊かな自然が多くのの癒しの場となるよう観光の充実のほか、医
・ 民宿などでの受け入れ。若者の賃貸アパート。空き家を利用して夫婦の
けでも作成できる内容。将来ビジョンに対しての構想が知りたい。
・ 竹田住民が汗を流してその分が何かしらの形で還元するとよい。まちづ
携をバランスよく考えること
・ メリットデメリットの明確化を見直し、長所は向上、短所は改良する。短
所:人情はあるが、関心が少ない。行事が多すぎる割にはかかわる人の
層が薄い。竹田スポレク祭で初めて顔を確認することがある。
・ じょんころ踊りの保存、地区民総踊り
・ 人数が少ないため、何事も意見を一つにして同じ方向を向いて取り組む
・ ウォーキング場やサイクリングコースを充実して、スポーツイベントが盛ん
・ 今まで取り組んできたことは全部成し遂げられたが、高齢化と住民の減
にできればよいのでは。
少により事業継続が困難になったり、なくなった団体もある。
・ あまり行事が多いとかえって忙しい思いをするが、終わってからの話し合
6/6
・ 時間を知らせるサイレンが 5 分遅れなので直してほしい