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平成21年度事業報告書
自
平成21年4月1日
至
平成22年3月31日
は
じ
め
に
平成 21 年度もまさに激動の一年であったと思います。昨年の秋に開催予定で
あったオイスカの国際理事会も、H1N1 新型インフルエンザにより中止を余儀
なくされ、地球温暖化による異常気象の恒常化、ハイチ地震、チリの大地震、
さらには中国の青海省地震と立て続けに大きな自然災害が発生いたしました。
これら人類の生存を脅かすさまざまな自然からの警告を、私たち人類は真摯に
受け止めなければなりません。
しかしながら、人類の野放図な消費社会を支えるために、過度な天然資源の
争奪戦は激しさを加速し、世界のいたるところで繰り広げられています。こう
した現実を見たとき、改めて“足るを知る”という日本人が長い歴史の中で培
ってきた生活感覚や意識の大切さを痛感させられます。
こうしたなか、本年は国連が「国際生物多様性年」と定め、地球規模で失わ
れている生物種の保全を目的に、世界各国で様々な取り組みがなされており、
オイスカとしては、今年 10 月に名古屋で開催される予定の「生物多様性に関す
る締約国会議(COP10)」においてサイドイベントを企画しております。オ
イスカが創立以来一貫して取り組んできた国内外での実践活動、つまり農業を
通じた人づくり、環境保全を目的とした山での植林、海でのマングローブ植林、
さらに環境教育の一環でもある「子供の森」計画などは、すべてこの国際生物
多様性年の趣旨に沿った取り組みであるともいえます。
そしていよいよ、オイスカは来年創立50周年を迎えます。この半世紀余の
世界は、あらゆる面で人類がかつて経験したことのないほどのめまぐるしい変
化をしております。私たちは、そうした現実を直視しながらも、なぜオイスカ
が誕生し、なぜその存在が必要なのか、改めていま、このことを原点に立ち返
って思い起こしながら、次の半世紀に向かっていく大きな転換期に立っており
ます。
さて、平成 21 年度も厳しい経済状況の中、当初予定しておりました諸々の事
業を多少の変更は余儀なくされたものの、恙無く実施出来ましたことを、会員
の皆様をはじめ、ご支援ご協力いただきました法人、個人、全ての関係者の皆
様に、厚く御礼申し上げます。
海外の研修センターや各種プロジェクトにおける技術協力や人材育成、日本
への研修生受け入れ事業、国内外での緑化を中心とした環境保全活動、さらに
は啓発普及活動など、この一年間に取り組んできた各事業の実施状況につきま
しては、以下の報告概要をご参照いただければと存じます。
平成 22 年度は、いよいよ公益財団法人への移行申請の手続きに入ります。移
行後は法人としての有り様が大きく変わっていく点もあり、課題も山積してい
る状況ではありますが、この機をチャンスと捉え、オイスカの基本理念と使命
を具体的な事業に反映させながら、更なる活動の拡充に向けて、日々の活動を
一歩一歩確実に実践してまいりたいと思います。
今後とも、オイスカ活動へのご参加と、一層のご支援ご鞭撻を賜りますよう、
お願い申し上げます。
平成 22 年 6 月
財団法人 オイスカ
会長 中野 良子
も く じ
はじめに
1. 海 外 農 漁 村 人 材 育 成 事 業
1
2. 人 材 育 成 技 術 協 力 研 修 事 業
3
3. 海 外 農 漁 村 地 域 開 発 事 業
19
4. 海 外 環 境 保 全 事 業
22
5. 「 子 供 の 森 」 計 画 事 業
25
6. 国 内 環 境 保 全 事 業
28
7. 国 際 相 互 理 解 促 進 事 業
31
8. 国 際 協 力 啓 発 普 及 事 業
35
9.参考資料
41
海外農漁村人材育成事業
22
1.海外農漁村人材育成事業
人材育成事業はオイスカの基本であり、他の地域開発や環境保全、「子供の森」計画
などの事業を支える基盤でもある。現在、アジア・太平洋の 7 カ国に計 10 ヶ所の研修
センターを設置し、主に農村地域の青年を対象として農林業、生活改善、環境保全など
に関する研修を実施している。各研修センターの収容人数や研修期間はさまざまだが、
平成 21 年度には 800 名を超える研修生が各国で研修を受けた。研修終了後は、各自の
住む地域の発展のために研修で得た知識と技術を活用していくことが期待されている。
オイスカが活動テーマに掲げる「ふるさとづくり」には、それを担う人材の育成が不
可欠である。近年、発展途上と呼ばれる国や地域では、自然環境の悪化や貧困の深刻化
のために出稼ぎや季節労働に出て、故郷を離れる人が後を絶たない。それにより既存の
人間関係が希薄になったり、地元の生産活動を担う人が減ってしまったりと、コミュニ
ティの弱体化につながる。その結果、自然環境の更なる悪化や、地域に伝わる伝統文化
や習慣の衰退などを招く。オイスカの行う人材育成は、このようなふるさとの危機に対
し、農業や生活改善、環境保全などを通じて自分たちの住む地域を持続的に発展させる
ためのリーダーを育成することを目的としている。研修修了生の進路は、地元で農業を
する者から農業普及員、政府関連機関、オイスカや他 NGO の職員など多岐にわたる。そ
れぞれが研修での経験を実践し活用することで、点から線、線から面へと波及効果が広
がることが期待される。
研修センターの中には、政府からの委託研修の実施、農業高校の生徒の受け入れなど、
外部からも高い評価を得ているところが少なくない。その一方で、研修センターの運営
のためには地元政府や政府関連機関の理解と協力が不可欠であるため、今後も引き続き
それら関係先との連携強化に努めたい。
1
海外農漁村人材育成事業
<活動事例紹介>
東ティモール
東ティモールの首都ディリより西部に位置するリキシャ県に、オイスカ東ティモール
地域開発研修センターを設置しており、農業研修活動を 6 ヶ月コースで実施している。
平成 21 年度は1期目を 6 月 18 日~12 月 18 日、続けて 2 期目を平成 22 年1月 18 日か
ら 7 月 16 日までの予定で実施している。東ティモール全国から募集した青年男女に対
して、身近にある有機物を活用した野菜栽培(ナス、トマト、キュウリ、スイカ、メロ
ン等)、果樹栽培(パパイヤ、パイナップル、マンゴ等)の他、土壌学等に関する研修
を実施している。研修生はまず 6 ヶ月の初級コースを受講し、そのうちの数名が次の 6
ヶ月コースに上級研修コースとして参加する。上級研修コースにおいてはより高度な農
業技術を学ぶと同時に、初級コース研修生に対してスタッフのアシスタントとして指導
的役割を果たす事で、リーダーシップを学んでいる。1期目は初級研修コースに 17 名、
上級研修コースに前年度研修受講者 2 名が参加した。また 2 期目も初級コースは同様に
17 名、上級研修コースに 3 名が参加している。研修生は修了後、トマト・ナスなど蔬
菜栽培を自営する他、パパイヤ・メロンなど果樹栽培などを自営している。
ミャンマー
ミャンマー農林業研修センターは平成 9 年の開所以来、周辺地域の農村青年に対し有
機農業、畜産、食品加工などの研修を行っている。平成 21 年度は、前年 5 月のサイク
ロン被災地域からの研修生を含め、男女計 22 名が研修を受けた。
日本人駐在代表が交代し新たな体制で迎えた平成 21 年度は、研修センターの自立運
営に向けての基盤作りに注力した一年となった。経済的な自立に加え、運営を担う現地
スタッフの能力強化のため、現地スタッフの中から各事業の責任者を置き、責任者のも
と各自が積極的に事業の運営に関わるような体制作りに努めた。
同研修センターの特徴的活動の一つに、研修修了生を対象とした小規模融資がある。
これは研修修了生が自らの住む地域に戻った後、研修で得た知識や技術を活用して自立
し、地域の発展に貢献できるよう支援することを目的としており、平成 21 年度は 36 名
が融資を受けた。融資の使途は農業や養豚・養鶏の元手資金が多く、それぞれが研修で
得た知識・技術を活用しながら地域への普及にも努めようとする強いモチベーションが
うかがえる。
2
人材育成技術協力研修事業
2.人材育成技術協力研修事業
オイスカの研修生受入れによる人材育成事業はアジア・南太平洋の国々と地域を越え、
近年ではアフリカ、中南米に拡大している。この流れは、長年にわたりオイスカが環境
に配慮した有機農業の実践を通じて得た高い評価を示すもので、特に各国政府レベルで
の研修生派遣がそれを顕著に現している。本年度も JICA 受託研修、民間企業(MUFG)
支援による研修、さらに外務省支援の NGO 事業補助金による研修等が全てにおいて当初
の計画に基づいて行われ、大きな成果を得て修了することができた。国内研修センター
での研修は農業技術や知識の習得と合わせてオイスカの特徴でもある指導員と研修生
が寝食を共にしての研修スタイルが研修生に大きな影響を及ぼし、高い評価を得ている
ことは、現在に至っても変わらない。各研修センターで修了式に臨んだ研修生の多くか
ら謝辞として述べられたことから理解される。特に政府関係機関の推薦により派遣され
た JICA 受託研修生の多くから述べられたことは興味深い。彼等が帰国後、指導的立場
から国づくりの一端を担っていく上で、重要な鍵となるであろうし、人づくりに大きく
影響していくものと確信される。
海外からの訪日研修希望者の数は年々増加傾向にあるが、国内の施設や資金といった
受入体制の制限から数に限りがある。そうしたなか、国内企業の国際貢献という視点か
ら 3 年目を迎えた企業支援による研修コースが、本年度 1 年を通じた記録映像として
TV メディアにより紹介され、好評を得た。オイスカの取り組む研修事業をより多くの
人々に広報する上でもその影響は大きく、来年度は帰国後の実態記録が予定されている
という。帰国後の実態把握については昨年度に引続き、国内研修センターの指導員によ
る帰国研修生の実態調査をマレーシアとインドネシアにおいて実施することができた。
両国共にその実態把握には限りがあるが、日頃の指導員が現地に足を運んだことにより、
国情や農業事情を知見できたことは大きい。今後の訪日研修内容に反映されるものと期
待される。
年々増加傾向にある海外研修生だが、本年度 7 月の通常国会において外国人を対象と
した入国管理法の一部改正案が決議され公布された。2010 年 7 月より施行されること
になっている。新たな改正では在留資格「技能実習」が新設されることになり、その特
徴は国内研修センターで完結する研修と農家・企業等での外部研修に多く区別される点
で、前者は公的研修として、後者はより実践を通しての技能実習として位置付られ労働
的要素が強くなっている。結果、来年度以降これまでのオイスカの研修生受入れ事業に
も少なからず影響が出てくることが予想されるが、基本的にはオイスカが目指す国づく
りを担うリーダー育成に変わりはなく、今後もオイスカ活動の大きな柱として取り組ん
でいく方針である。
3
人材育成技術協力研修事業
1)
一般研修
オイスカの実施する「一般研修」コースは、中部日本、西日本、四国研修センターで
行われている「農業一般」、「農業指導」コースと、関西研修センター、東京本部を含
む各研修センターで行われている「家政」、「国際ボランティア」の分野に分かれて実
施した。各コースの研修生は、海外でのオイスカプロジェクトのリーダーとして、また
は地域における農村開発のリーダーとして、活躍すべく大きな期待と責任が課せられて
いる。農業分野においては、有機農業技術や栽培管理技術の習得、そして土づくりを基
本とした持続可能な農業形態について現場での経験を参考にしながら習得し、その経験
を基にそれぞれの地域に合った農業形態を考え、それを実践していくだけの行動力や応
用力を身に付けていけるようなカリキュラムで構成して実施した。また、家政の分野に
おいては、調理実習、栄養学、洋裁、華道等の研修に加えて、各地域で展開されている
特産品や加工品の開発現場を見学し、それを参考にしながら地域開発の在り方について
理解を深めていく機会を設けた。限られた研修期間の中で、これらの条件を習得するこ
とは非常に困難なことではあるが、常に目的意識を持ちながら、母国における様々な問
題や課題と向き合いながら研修に取り組むことで、より有意義な経験を積むことが出来
るように指導に努めた。今後も海外の現場と情報を共有しながら、研修生の帰国後にお
ける活躍の舞台を一緒になって築いていけるように、努力していきたい。
(1)研修員受入状況(国別および研修科目別)
国
別
マ
ミ
ン
レ
ャ
ー
ン
シ
マ
ア
ー
ド
ネ
研修科目
シ
ア
国 際 ホ ゙ ラ ン テ ィ ア
1
農
般
3
政
2
導
1
業
一
家
農
業
指
養
蚕
合
計
パ
プ
ア
フ
パ フ
ィ
キ
ン
ド
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ー
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ア
リ
ス
ピ
タ
ン
ン ー
1
1
3
1
1
1
3
1
1
3
3
2
イ
・
イ
1
タ
東
テ
ィ
ィ
モ
ジ
ー
イ
ル
2
5
1
4
6
16
計
3
1
1
2
1
16
9
1
1
8
8
8
7
合
1
2
3
1
44
人材育成技術協力研修事業
(2) 国別、継続、新規研修員対比
継
新
合
続
規
計
イ ン ド ネ シ ア
5
2
7
マ
レ
ー
シ
ア
1
1
2
ミ
ャ
ン
マ
ー
2
3
5
ド
1
0
1
パプア・ニューギニア
4
2
6
フ
ィ
リ
ピ
ン
11
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16
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タ
ン
0
1
1
ー
0
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2
イ
2
1
3
0
1
1
26
18
44
項目
国名
イ
ン
フ
ィ
ジ
タ
東
テ ィ モ ー ル
合
計
(3)本年度研修員氏名一覧
No
氏
名
国
名
科目(委託先)
期間
本部(9 名)
1
Ms. Osario Tabign Queenie
フィリピン
国際家政ボランティア
2008.4-2010.3
2
Mr. Jenjie V. Balansag
フィリピン
養蚕(芦澤養蚕)
2009.2-2009.12
3
Mr. Dante C. Silva
フィリピン
養蚕(関場蚕業)
2009.2-2009.12
4
Mr. Gonzales Melchor Blas
フィリピン
養蚕(芦澤養蚕)
2009.3-2009.12
5
Mr. Cauntao Arnel Catalbas
フィリピン
養蚕(関場蚕業)
2009.3-2009.12
6
Mr. Pastro Junel Enteris
フィリピン
養蚕(関場蚕業)
2010.2-2010.11
7
Mr. Alpierw Ranelo Artisola
フィリピン
養蚕(関場蚕業)
2010.2-2010.11
8
Mr. Gardoce Elmer Gaurana
フィリピン
養蚕(芦澤養蚕)
2010.2-2010.11
9
Mr. Rayna Edson Argongilto
フィリピン
養蚕(芦澤養蚕)
2010.2-2010.11
西日本研修センター(5 名)
10
Mr. Ocumen Marvin Manahan
フィリピン
農業指導
2008.2-2009.12
11
Mr. Iwan Ridwan
インドネシア
国際ボランティア
2008.2-2010.1
12
Ms. Alexius Prisca
マレーシア
家政
2009.3-2010.3
5
人材育成技術協力研修事業
13
Ms. Barth Judith
パプアニューギニア
家政
2009.3-2010.3
14
Mr. Ratu Celua Vuratu Lutunauga
フィジー
農業指導
2009.4-2010.7
中部研修センター(14 名)
15
Mr. Nara Boniface
パプアニューギニア
農業一般
2008.1-2009.4
16
Mr. Santos Armando Aquino
フィリピン
農業指導
2008.1-2009.4
17
Mr. Zulhelmi
インドネシア
農業一般
2008.1-2009.4
18
Ms. Anita Mikael Lingga
インドネシア
家政
2008.1-2010.1
19
Mr. Elias Peter
パプアニューギニア
農業指導
2009.2-2010.4
20
Mr. Wilbert Villanera Zaldivar
フィリピン
農業指導
2009.2-2010.4
21
Ms. Marisol Mallari Salvador
フィリピン
家政
2009.2-2011.2
22
Mr. Tutang
インドネシア
農業一般
2009.2-2010.4
23
Mr. Zaw Min Aung
ミャンマー
農業一般
2009.2-2010.4
24
Mr. Bona Abraham
インドネシア
農業指導
2010.2-2011.4
25
Ms. Timothy Mischiel Tiffanys
マレーシア
家政
2010.2-2012.2
26
Mr. Namosimalua Saimoni
フィジー
農業一般
2010.2-2011.4
27
Mr. Nerong Junior Kopoan
パプアニューギニア
農業一般
2010.2-2011.4
28
Mr. Min Thein Lwin
ミャンマー
農業一般
2010.2-2011.4
四国研修センター(14 名)
29
Mr. Takat Sarawut
タイ
農業指導
2008.2-2009.12
30
Ms. Briones Agnes Viernes
フィリピン
家政
2008.2-2009.12
31
Ms. Alis Margareta
インドネシア
家政
2009.1-2011.1
32
Mr. Kyaw Zin Tun
ミャンマー
農業一般
2009.1-2009.12
33
Mr. Erick Tapan Rodrigo
フィリピン
農業一般
2009.1-2009.12
34
Mr. Suwan Puenkol
タイ
農業一般
2009.1-2009.12
35
Mr. Shougrakpam Chandragupta Singh
インド
農業一般
2009.1-2009.12
36
Mr. Philip Willie Topital
パプアニューギニア
農業一般
2009.2-2009.12
37
Mr. Moe Win
ミャンマー
農業指導
2010.2-2011.2
38
Ms. Na Kat Aphichet
タイ
農業一般
2010.2-2011.2
39
Mr. Younas Muhammad Yousaf
パキスタン
農業一般
2010.2-2011.2
40
Mr. Asep Saifulloh
パキスタン
農業一般
2010.2-2011.2
41
Mr. De Jesus Da Costa Alexandrino
東ティモール
農業一般
2010.2-2011.2
42
Ms. Khaing Zar Lwin
ミャンマー
家政
2010.2-2012.2
関西研修センター(2 名)
43
Mr. Konentang Patrik
パプアニューギニア
国際ボランティア
2009.9-2011.9
44
Ms. Lanzaderas Roida
フィリピン
家政
2009.9-2011.9
6
人材育成技術協力研修事業
(4)委託事業所 本年度の技術研修に関する委託農家は次の通りである。
・芦澤養蚕(芦澤定弘) (山梨県)
・関場蚕業(吉田俊雄) (群馬県)
(5)研修員送出し機関
本年度における研修員の現地送出し機関は下記の通りである。
1. インドネシア
オイスカ・インドネシア事務所
2. マレーシア
オイスカ・マレーシア総局
KPD/オイスカ青年研修センター
3. パプアニューギニア
オイスカ・ラバウル・エコテック研修センター
4. フィリピン
オイスカ・フィリピン マニラ事務所
5. カンボジア
オイスカ・カンボジア総局
6. ミャンマー
オイスカ・ミャンマー農林業研修センター
7. バングラデシュ
オイスカ・バングラデシュ ダッカ事務所
8. パキスタン
オイスカ・パキスタン ラホール支局
9. フィジー
オイスカ・NYTCフィジー農林業開発プロジェクト
10.タイ
オイスカ・タイ総局
11.インド
オイスカ南インド事務所
2)
農業技能研修
オイスカの国内研修センター内で実施される研修科目以外に、農家等に委託して行う
研修を現地送出機関の強い要望により実施した。研修生は入国後、国内研修センターで
約 3 カ月間の日本語・生活習慣等を身につける基礎研修修了後、それぞれの委託先へ配
属される。本事業の特色として、実際の現場で技術技能を身につけることができ、即戦
力の人材として研修終了後、母国に帰り活躍が期待されることがあげられよう。本年度
は、45 名の研修生がそれぞれ 11 科目の研修を行い、技能実習では 35 名の実習生が8
科目に分かれ実習を行った。これらの農業技術の習得は地域開発の即戦力的な人材とし
て農村社会の振興に寄与している。
本年度研修員氏名一覧
科目別リスト
国
名
委託先
期間
研修・技能
イチゴ栽培(1 名)
1
Mr. Lando Benjamin Antonio Dimas
フィリピン
尾崎農園
2008.2-2011.1
技能
ミャンマー
土屋ライス
2008.2-2009.4
研修
稲作・蔬菜(2 名)
2
Mr. Wai Linn Maung
7
人材育成技術協力研修事業
3
Mr. Nofiyan Arif Wibowo
インドネシア
竹田農場
2008.2-2011.2
技能
インドネシア
吉田園芸
2009.2-2010.4
研修
インドネシア
吉田園芸
2010.2-2013.2
研修
観葉植物栽培(2 名)
4
5
Mr. Setyo Buti Utomo
Mr. Derry Cristover Rambang
菊栽培(6 名)
6
Mr. Aa Sumirat Fajarudin
インドネシア
石本園芸
2008.2-2009.4
研修
7
Mr. Joko Prasetyo
インドネシア
山本園芸
2008.2-2009.4
研修
8
Mr. Yana Kadarsah
インドネシア
石本園芸
2009.2-2010.4
研修
9
Mr. Ade Johan Joansyah
インドネシア
山本園芸
2009.2-2010.4
研修
10
Mr. Hasanudin
インドネシア
石本園芸
2010.2-2013.2
研修
11
Mr. Evi Sunandar
インドネシア
山本園芸
2010.2-2013.2
研修
施設園芸(9 名)
12
Ms. Jusliah Binti Raidin
マレーシア
宮木農園
2006.8-2009.7
技能
13
Mr. Jasoon Bin Sigol
マレーシア
㈲佐野
2006.8-2009.7
技能
14
Mr. Paez Eugene Tejano
フィリピン
仙寿園
2006.11-2009.1
技能
15
Mr.Manzano Romel Valdez
フィリピン
山本農場
2007.2-2010.2
技能
16
Ms. Nima Bhuti
チベット
宮木農園
2007.9-2010.9
技能
17
Mr. Lagundino Marcelo Durinas
フィリピン
㈲佐野
2008.2-2011.1
技能
18
Mr. Michael Palaca Maghinay
フィリピン
仙寿園
2009.2-2012.1
研修・技能
19
Mr. Yuzair @ Uzair Bin Ali
マレーシア
㈲佐野
2009.2-2012.1
研修・技能
マレーシア
㈲佐野
2009.2-2012.1
研修・技能
20
Mr. Israel Bin Minson
肥育牛(4 名)
21
Mr. Jasni Bin Dius
マレーシア
藤井牧場
2008.2-2009.4
研修
22
Mr. Nelson Gideon
Mr. Lotin @ Mohd. Shukri bin
パプアニューギニア
なかやま牧場
2008.2-2009.5
研修
23
マレーシア
藤井牧場
2009.2-2010.4
研修
24
Mr. Mingeyawo Jeptha
パプアニューギニア
なかやま牧場
2009.9-2010.11
研修
インドネシア
稲毛果樹園
2007.4-2010.4
技能
みかん栽培(1 名)
25
Mr. Yahya Lakmau
野菜(3 名)
26
Mr. Harianto
インドネシア
竹内農場
2008.2-2009.7
研修
27
Mr. Md. Azlan Bin Mairin
Mr. Duanis Norbert
マレーシア
竹内農場
2009.1-2010.6
研修
マレーシア
竹内農場
2010.3-2013.3
研修
28
有機野菜(3 名)
29
Mr. Aziggi Gahimun
マレーシア
有機綜合企画
2007.1-2009.9
技能
30
Mr. Alfian Sidek
マレーシア
有機綜合企画
2007.1-2009.12
技能
31
Ms. Muslie Mahani Binti
マレーシア
有機綜合企画
2008.2-2009.4
研修
養鶏(9 名)
32
Mr.Demonteverde Edwin Bebic
フィリピン
東山産業
2007.1-2010.1
技能
33
Mr. Khun Sok Kheng
カンボジア
ヒグチファーム
2007.2-2010.2
技能
34
Mr. Coronel Rafael Tabanao
フィリピン
永井養鶏園
2008.2-2011.1
技能
35
Mr. Frans Matheos Hitipeuw
インドネシア
東山産業
2008.2-2011.2
研修・技能
36
Mr. Tuzon Michael Verzosa
フィリピン
ヒグチファーム
2008.6-2011.6
研修・技能
37
Mr. Muslimin
インドネシア
東山産業
2009.1-2010.6
研修
38
Mr. Renly Litow Mawey
インドネシア
永井養鶏園
2009.2-2012.1
研修・技能
39
Mr. Epogon Rix Sangilan
フィリピン
永井養鶏園
2010.2-2013.2
研修
40
Mr. Edy Mulyadi
インドネシア
東山産業
2010.3-2013.3
研修
8
人材育成技術協力研修事業
養豚(15 名)
41
Mr. Morales Lito Asnain
フィリピン
吉田畜産
2006.6-2009.6
技能
42
Mr. Sumampon Saturnino Malapangue
フィリピン
吉田畜産
2007.1-2010.1
技能
43
Mr. Jimmy Jr. Defallo Gallego
フィリピン
トヨタファーム
2007.2-2010.2
技能
44
Mr. Sabatian Tikag
マレーシア
久保畜産
2007.2-2010.1
技能
45
Mr.Ronnie Longenos
フィリピン
日向養豚
2007.2-2010.1
技能
46
Mr. Landicho Christopher Ferrer
フィリピン
トヨタファーム
2008.2-2011.1
技能
47
Mr. Abrina Leo Palao
フィリピン
吉田畜産
2008.2-2009.8
技能
48
Mr. Marius Bin Johanes
マレーシア
吉田畜産
2008.2-2011.1
技能
49
Mr. Jessie Morales Dela Torre
フィリピン
日向養豚
2009.2-2012.1
研修・技能
50
Mr. Ronaldo Tagbo Sarmiento
フィリピン
トヨタファーム
2009.2-2012.1
研修・技能
51
Mr. Ronaldo Pineda Gonzales
フィリピン
吉田畜産
2009.2-2010.4
研修
52
Mr. Paculdas Adonis Jr. Agondes
フィリピン
日向養豚
2010.2-2013.2
研修
53
Mr. Anjarik bin Maang
マレーシア
吉田畜産
2010.2-2013.2
研修
54
Mr. Oriel Romeo Jr. Akong
フィリピン
トヨタファーム
2010.2-2013.2
研修
55
Mr. Paner Mark Gil Bael
フィリピン
吉田畜産
2010.2-2013.2
研修
酪農(9 名)
56
Mr. Khamson Ekachai
タイ
小笠原牧場
2007.1-2010.1
技能
57
Mr. Lunizo Mark Ruel Agdalpen
フィリピン
岡牧場
2007.2-2010.2
技能
58
Ms. Monaliza Dalay-on Maguensay
フィリピン
吉浦牧場
2009.2-2012.1
研修・技能
59
Ms. Maribel Mercolicio Borgonia
フィリピン
吉浦牧場
2009./2-2012.1
研修・技能
60
Mr. Wilson bin Gubi
Mr. Madrenino Sunday Abella
マレーシア
小笠原牧場
2009.2-2012.1
研修・技能
61
フィリピン
アイアイディ
2009.12-2012.1
研修
62
Mr. Thol Ratha
カンボジア
アイアイディ
2009.4-2009.7
研修
63
Mr. Bin Sokra
カンボジア
坂本牧場
2009.4-2009.7
研修
64
Mr. Odo bin Asip
マレーシア
小笠原牧場
2010.2-2013.2
研修
耕種農業(5 名)
65
Mr. Hari Sunanto
インドネシア
加藤常夫
2009.3-2010.3
研修
66
Mr. Ahwan
インドネシア
田中勝直
2009.3-2010.3
研修
67
Mr. Krisnadi
インドネシア
加藤常夫
2010.2-2011.2
研修
68
Mr. Deli Mulyadi
インドネシア
加藤光利
2010.2-2011.2
研修
69
Mr. Cecep Abdura Chman
インドネシア
田中勝直
2010.2-2011.2
研修
研修員受入状況(国別および研修科目別)
国
別
技術目
イ チ ゴ 栽 培
パ
プ
ア
ニ
ュ
ー
ギ
ニ
ア
フ
マ
カ
イ
ミ
ィ
レ
ン
ャ
リ
ー
ボ
ン
ド
ピ
シ
ジ
ン
ア
ア
ネ
シ
ア
タ
チ
合
ベ
ン
ッ
マ
ー
1
イ
ト
計
1
稲 作 ・ 蔬 菜
1
9
1
2
人材育成技術協力研修事業
観 葉 植 物 栽 培
2
2
菊
6
6
栽
施
設
肥
培
園
育
芸
牛
4
2
4
1
2
4
み か ん 栽 培
野
菜
2
有 機 野 菜 栽 培
3
養
鶏
4
養
豚
12
3
酪
農
4
2
耕
種
農
合
1
1
1
3
3
1
4
9
15
2
業
計
9
1
9
5
2
25
16
3
5
20
1
1
1
69
3)工業技能研修
開発途上国が産業発展を推し進める中で、先進諸国での当該技術の習得を希望する青
年は少なくない。その一方で、日本では普及して久しい工業技術も途上国では依然とし
て多くの地域で不足し必要とされている。当法人では、工業技術の領域を広げ、そうし
た多様なニーズに対応するため、工業分野において技能実習制度を導入している。また
技術・技能を習得することのみならず、
(1)国家の基幹産業である農業への理解を通じて郷土愛、国土愛を涵養
(2)勤労精神の涵養
(3)日本語、及び日本文化学習
(4)リーダーシップ養成
(5)集団生活に慣れる
等の多岐にわたった目的をもっている。また実際の会社組織の一員となることで現場社
会の厳しさや責任感を身につけることができる。研修現場では評価も高く、委託企業担
当者も本事業の趣旨に賛同し積極的に指導して頂き国際協力の現場として担っていた
だいている。本年度受入れた研修(実習)員は以下の通りである。
本年度研修員氏名一覧
No
氏
名
国
名
委 託 先
期
間
研修・技能
印刷(11 名)
1
Mr. Sharif Mahmud
バングラデシュ
プリテック
2006.6-2009.5
技能
2
Mr. Mohammad Shahansha Bhuiyan
バングラデシュ
プリテック
2006.6-2009.5
技能
3
Mr. Ratheesh Kumar
インド
総合ビジネス
2006.12-2009.11
技能
10
人材育成技術協力研修事業
4
Mr. Chand Omkanwar
インド
総合ビジネス
2006.12-2009.11
技能
5
Mr. Uddin Md Salah
バングラデシュ
プリテック
2007.5-2010.5
技能
6
Mr. Masum Nur Muhammad
バングラデシュ
プリテック
2007.5-2010.5
技能
7
Mr. Azad Abul Kalam
バングラデシュ
プリテック
2007.5-2010.5
技能
8
Mr. Muhammad Saidur Chowdhury
バングラデシュ
プリテック
2008.6-2010.5
研修
9
Mr. Mohammad Shamsul Hoque
バングラデシュ
プリテック
2008.6-2010.5
研修
10
Mr. Mohammod Nazrul Islam Bhuiyan
バングラデシュ
半田中央印刷
2009.10-2012.9
研修
11
Mr. Md. Shipon Mia
バングラデシュ
プリテック
2009.10-2012.9
研修
機械加工(34 名)
12
Mr. Shah Rizan bin Che Mud
マレーシア
アーレスティプリテック
2006.6-2009.5
技能
13
Mr. Suhaimi bin Mohd Salikan
マレーシア
アーレスティプリテック
2006.6-2009.5
技能
14
Mr. Suhaijan bin Salip
マレーシア
アーレスティプリテック
2006.6-2009.5
技能
15
Mr. Mohd Faiz bin Azis
マレーシア
アーレスティプリテック
2006.6-2009.5
技能
16
Mr. Noor Azizan bin Mohamad
マレーシア
アーレスティプリテック
2006.6-2009.5
技能
17
Mr. Hasrol bin Hassan
マレーシア
アーレスティプリテック
2006.6-2009.5
技能
18
Mr. Mohd Hanafi bin Mohd Aris
マレーシア
大洋製作所
2006.6-2009.5
技能
19
Mr. Mohd Khairu Nizam bin Mat Husain
マレーシア
大洋製作所
2006.6-2009.5
技能
20
Mr. Nor Mohd Halim Bin Sarwan
マレーシア
大洋製作所
2006.6-2009.5
技能
21
Mr. Mohd Fazli bin Aini
マレーシア
アーレスティプリテック
2007.5-2010.5
技能
22
Mr. Paikul Razi bin Bujang
マレーシア
アーレスティプリテック
2007.5-2010.5
技能
23
Mr. Mohd Shahrizal bin Mohd Shafie
マレーシア
アーレスティプリテック
2007.5-2010.5
技能
24
Mr. Fairuz Hafriz bin Hamzah
マレーシア
アーレスティプリテック
2007.5-2010.5
技能
25
Mr. Muadz Bin Abdul Jabar
マレーシア
アーレスティプリテック
2007.5-2010.5
技能
26
Mr. Mohammad Kamil Bin Senawi
マレーシア
アーレスティプリテック
2007.5-2010.5
技能
27
Mr. Mohd Amir bin Chek Dol
マレーシア
大洋製作所
2007.5-2010.5
技能
28
Mr. Hizzat Firdaus bin Harun
マレーシア
大洋製作所
2007.5-2010.5
技能
29
Mr. Ahmad Zhafrin Bin Halidan
マレーシア
アーレスティプリテック
2008.2-2011.1
技能
30
Mr. Hohd Khaireen Bin Mohd Husnudin
マレーシア
アーレスティプリテック
2008.2-2011.1
技能
31
Mr. Azribfizlan bin Awalluddin
マレーシア
アーレスティプリテック
2008.7-2011.6
研修・技能
32
Mr. Khairul Nizam bin Mhod Salleh
マレーシア
アーレスティプリテック
2008.7-2011.6
研修・技能
33
Mr. Muhammad Faiz bin Ismail
マレーシア
アーレスティプリテック
2008.7-2011.6
研修・技能
34
Mr. Mohd. Rizal bin Mohamad
マレーシア
アーレスティプリテック
2008.7-2011.6
研修・技能
35
Mr. Mohd. Shahrul bin Shaudin
マレーシア
アーレスティプリテック
2008.7-2011.6
研修・技能
36
Mr. Sanorizwan bin Sadili
マレーシア
アーレスティプリテック
2008.7-2011.6
研修・技能
37
Mr. Ezzad Zaffiq bin Maulop
マレーシア
大洋製作所
2008.7-2011.6
研修・技能
38
Mr. Mohd. Faisal bin Muhammad
マレーシア
大洋製作所
2008.7-2011.6
研修・技能
39
Mr. Abdul Karim bin Omar
マレーシア
大洋製作所
2009.6-2012.5
研修
40
Mr. Benas Diomedes Degombis
フィリピン
平井工業
2009.9-2012.9
研修
41
Mr. Briones Ryan Talingdan
フィリピン
平井工業
2009.9-2012.9
研修
42
Mr. Mohd Razali bin Mohd Marwi
マレーシア
大洋製作所
2009.6-2012.5
研修
43
Mr. Valerio Larry Vargas
フィリピン
古川工業
2008.2-2011.2
技能
44
Mr. Birad Diosdado Ibanez
フィリピン
古川工業
2008.2-2011.2
技能
45
Mr. Ido Joel Avila
フィリピン
古川工業
2008.2-2011.2
技能
機械保全(9 名)
46
Mr. Mohd Khairi bin Jamaludin
マレーシア
清明エンジニア
2006.6-2009.5
技能
47
Mr. Mohd Muaz Rafiuddin bin Mazlan
マレーシア
清明エンジニア
2006.6-2009.5
技能
11
人材育成技術協力研修事業
48
Mr. Mohd Shafik bin Ishak
マレーシア
東名紙器
2006.6-2009.5
技能
49
Mr. Muhamad Aizuddin bin Kamarudin
マレーシア
東名紙器
2006.6-2009.5
技能
50
Mr. Mohd Hazrullah Bin Md Saleh
マレーシア
東名紙器
2008.2-2011.1
技能
51
Mr. Ahmad Faizul Bin Abdul Halim
マレーシア
東名紙器
2008.2-2011.1
技能
52
Mr. Ahmad Kusaire Bin Bashab
マレーシア
清明エンジニア
2008.2-2011.1
技能
53
Mr. Yusfazilan bin Wahid
マレーシア
清明エンジニア
2009.2-2012.1
研修・技能
54
Mr. Mohd. Yuzulazwan bin Jaafar
マレーシア
清明エンジニア
2009.2-2012.1
研修・技能
金属プレス(9 名)
55
Mr. Noorazha bin Mohd Nordin
マレーシア
清明工業
2006.6-2009.5
技能
56
Mr. Md. Dahlan bin Daud
マレーシア
清明工業
2006.6-2009.5
技能
57
Mr. Mohamad Faizal bin Mamat
マレーシア
清明工業
2006.6-2009.5
技能
58
Mr. Hosni bin Mohd Drus
マレーシア
清明工業
2007.5-2010.5
技能
59
Mr. Abdul Kamal Darus bin A. Rahman
マレーシア
清明工業
2007.5-2010.5
技能
60
Mr. Azarul Azuwad bin Abd Wahab
マレーシア
清明工業
2007.5-2010.5
技能
61
Mr. Muhamad Yunos bin Alias
マレーシア
清明工業
2008.7-2011.6
研修・技能
62
Mr. Hasanul Azlan bin Abdul Halim
マレーシア
清明工業
2008.7-2011.6
研修・技能
63
Mr. Mohd. Fauzi bin Harun
マレーシア
清明工業
2008.7-2011.6
研修・技能
建設機械施工(7 名)
64
Mr. Muhamad Hairul bin Kamal
マレーシア
中村建設
2007.5-2010.5
技能
65
Mr. Khairul Iqbal bin Mohammad Zainal
マレーシア
中村建設
2007.5-2010.5
技能
66
Mr. Amir Azrin bin Mohd Yusoff
マレーシア
中村建設
2007.5-2010.5
技能
67
Mr. Sharizan bin Ramli
マレーシア
中村建設
2007.5-2010.5
技能
68
Mr. Ahmad Solleh bin Abu Hasan
マレーシア
中村建設
2007.5-2010.5
技能
69
Mr. Mohd. Illiyes Yassier bin Mohd. Rafie
マレーシア
中村建設
2008.7-2011.6
研修・技能
70
Mr. Muhammad Rafie bin Rosli
マレーシア
中村建設
2008.7-2011.6
研修・技能
自動車整備(3 名)
71
Mr. Soe Min Oo
ミャンマー
静岡トヨペット
2008.2-2010.1
技能
72
Mr. Agustin, Bobby Pedro Jr. Salvador
フィリピン
仙台トヨペット
2009.2-2011.1
研修
73
Mr. Garrero Mac Henry Ford Miranda
フィリピン
仙台トヨペット
2009.2-2011.1
研修
鍛造(9 名)
74
Mr. Pascua Anacleto Figares
フィリピン
愛知製鋼
2006.9-2009.9
技能
75
Mr. Hermoso Pablito Jr Magnual
フィリピン
愛知製鋼
2006.9-2009.9
技能
76
Mr. Belarmino Glenn Alagao
フィリピン
愛知製鋼
2006.9-2009.9
技能
77
Mr. Dufale Leonard Bautista
フィリピン
愛知製鋼
2006.9-2009.9
技能
78
Mr. Perez Marvin Clemente
フィリピン
愛知製鋼
2007.9-2010.9
技能
79
Mr. Garcia Apolinario Dictado
フィリピン
愛知製鋼
2007.9-2010.9
技能
80
Mr. Orienda Reynaldo Rana
フィリピン
愛知製鋼
2007.9-2010.9
技能
81
Mr. Beato Nilo Dichoso
フィリピン
愛知製鋼
2009.2-2012.1
研修・技能
82
Mr. Guinaban Benedict Baniqued
フィリピン
愛知製鋼
2009.2-2012.1
研修・技能
フィリピン
クボタ鋳造
2007.5-2010.5
技能
鋳造(1 名)
83
Mr. Carpio Reden Anquillano
鉄筋施工(2 名)
84
Mr. Jomnanta Vittaya
タイ
関西スチールフォーム
2007.2-2010.2
技能
85
Mr. Pruek-Ngoen Korawit
タイ
関西スチールフォーム
2007.2-2010.2
技能
フィリピン
平井工業
2007.2-2010.2
技能
鉄工(3 名)
86
Mr. Pacleba Lloyd Adrian Bello
12
人材育成技術協力研修事業
87
Mr. Carino Claremce Lacsamana
フィリピン
平井工業
2007.2-2010.2
技能
88
Mr. Artienda Fritchz Jay Bernal
フィリピン
平井工業
2007.2-2010.2
技能
電気めっき(5 名)
89
Mr.Tongtuedee Somchai
タイ
神谷理研
2007.5-2010.5
技能
90
Mr. Yodmee Sornchai
タイ
神谷理研
2007.5-2010.5
技能
91
Mr. Pinitwat Bunpot
タイ
神谷理研
2007.5-2010.5
技能
92
Mr. Abd. Razak Firdaus bin Ishsak
マレーシア
神谷理研
2008.7-2011.6
研修・技能
93
Mr. Mohd. Sufian bin Hassan
マレーシア
神谷理研
2008.7-2011.6
研修・技能
鈴木サービス工場
2006.9-2009.9
技能
塗装(3 名)
94
Mr. Claor Dexter Arciento
フィリピン
95
Mr. Suprianto
インドネシア
鈴木サービス工場
2009.2-2012.1
研修・技能
96
Mr. Taberdo Rufo Casigay
フィリピン
鈴木サービス工場
2009.9-2012.9
研修
内装仕上げ(5 名)
97
Mr. Khairil Fakhriz bin Ahmad Suhaimi
マレーシア
加藤建材
2007.5-2010.5
技能
98
Mr. Mohd Idham bin Zolkafli
マレーシア
加藤建材
2007.5-2010.5
技能
99
Mr. Mohd. Noriman Hamadi bin Md Tahir
マレーシア
加藤建材
2007.5-2010.5
技能
100
Mr. Mohd. Adam bin Abdul Rani
マレーシア
加藤建材
2008.7-2011.6
研修・技能
101
Mr. Mohd. Khairul Riza bin Mohd Padzir
マレーシア
加藤建材
2008.7-2009.4
研修・技能
バルブ製造(3 名)
102
Mr. Juvida Jayson Leonor
フィリピン
古川工業
2009.9-2012.9
研修
103
Mr. Anil Jeriel Bahia
フィリピン
古川工業
2009.9-2012.9
研修
104
Mr. Santiago Raphaelito Galapay
フィリピン
古川工業
2009.9-2012.9
研修
溶接(4 名)
105
Mr. Hairun Anuar bin Sariat
マレーシア
有玉自動車工業
2006.12-2009.11
技能
106
Mr. Mohd Fairul Anuar bin Mohd
マレーシア
有玉自動車工業
2006.12-2009.11
技能
107
Mr. Mohd Nor Asri bin Abdul Rashid
マレーシア
トランステック
2006.12-2009.11
技能
108
Mr. Aizeari bin Mahmud
マレーシア
トランステック
2006.12-2009.11
技能
13
人材育成技術協力研修事業
研修員受入状況(国別および研修科目別)
印
刷
バ
ン
グ
ラ
デ
シ
ュ
イ
9
2
ン
ド
イ
ン
ド
ネ
シ
ア
マ
レ
ー
シ
ア
ミ
ャ
ン
マ
ー
フ
ィ
リ
ピ
ン
タ
イ
合
計
11
機
械
加
工
29
機
械
保
全
9
9
金 属 プ レ ス
9
9
建設 機械施 工
7
7
5
自 動 車 整 備
1
34
2
3
鍛
造
9
9
鋳
造
1
1
鉄
鉄
筋
施
工
2
工
3
電 気 め っ き
塗
2
装
内 装 仕 上 げ
2
接
合
計
5
3
5
5
バ ル ブ 製 造 ゙
溶
3
3
1
2
3
3
4
9
2
1
65
1
25
5
108
4)海外研修員補助金受入
(外務省国際開発協力関係民間公益団体補助金(NGO事業補助金))
開発途上国において、地球温暖化による異常気象、「食の安全」に関する問題などに
ついて、今まで以上により身近な問題として認識が深まっている。それと同時に、オイ
スカが今まで進めてきた環境に配慮した持続可能な有機農業の普及、指導及び人材育成
活動が益々重要性を増し、様々な国より農業分野における人材育成やプロジェクト立ち
上げの要請がきている。
各国からの要望、また各農村地域からの期待に応えていくためにも、より多くの人材
を招聘し、有機農業を基本とした知識の習得、指導力を身につけてもらい、幅広い見識
とリーダーシップを持って指導力を発揮できることを目的に本研修を実施した。
本年度は外務省NGO事業補助金で下記のコースに分かれ 25 名の研修員を平成 21 年
4 月から平成 22 年 3 月の期間受入れた。
農業一般実務コース
・ 農村社会の歩み、文化、日本人の農業に対する考え方や取り組み、規律などの理解。
・ 環境保全型有機農業をフィールドでの作業を通して理解するための実践。
・ 有機農業のいろいろな形態について学び、その基本に迫る。
・ 田植えの前の準備から収穫までの一貫した稲作栽培作業内容を理解するための実践
・ 基本的な蔬菜栽培で苗づくりから栽培管理、収穫までの一貫した作業を理解する
ための実践。
14
人材育成技術協力研修事業
【Ⅰ.西日本研修センター】
・農業一般<10 名>
1
Mr. Kuttipayil, Rinesh
イ
2
Mr. Min Swe Oo
ミ
ャ
ン
マ
ー
3
Mr. Henry Hernaez De Tomas
フ
ィ
リ
ピ
ン
4
Mr. Windel Ombria Cabuguas
フ
ィ
リ
ピ
ン
5
Mr. Poasa Ratu
フ
6
Mr. Nickson Moses Offa
パ プ アニ ュ ーギニ ア
7
Mr. Wesley Senis Gerua
パ プ アニ ュ ーギニ ア
8
Mr. Heri Widyanto
イ ン ド ネ シ ア
9
Mr. Simeon Sumping
マ
Ms. Olga Dos Santos Mendes
東 テ ィ モ ー ル
10
ン
ィ
レ
ド
ジ
ー
ー
シ
ア
【Ⅱ.本部(沖縄)】
・農業一般<15 名(以下全てフィリピン)>
No
氏
名
委 託 先
1
Mr. Ariel Deseo Villareal
(有)沖縄ファーム
2
Mr. Bryan Amargo Fronda
(有)沖縄ファーム
3
Mr. Reydemer Diolata Meude
仲里農場
4
Mr. Alexander Aguto Bartido
JA 伊是名支店
5
Mr. Edgard Carino Mendizabal
JA 伊是名支店
6
Mr. Mely Relota Lozada
JA 伊是名支店
7
Ms. Jessa Tambo Estanzuela
JA 伊是名支店
8
Mr. Jenito Batbat Sibat
伊是名畜産
9
Mr. Engelbert Tabale Tan
伊是名畜産
10
Mr. Dante Minerva Villavecer
仲里農場
11
Mr. Edwin Barles Uehara
仲里農場
12
Mr. Wilson Penadela Albino
与儀農場
13
Mr. Vevido Mones Lacao
与儀農場
14
Mr. Alex Reyes Tiam
(有)サザンドリーム
15
Mr. Donald Villagraia Peras
(有)サザンドリーム
国
別
ミ
イ
ャ
ン
ン
技術目
マ
ー
ド
農業一般
1
1
パ
プ
ア
ニ
ュ
ー
ギ
ニ
ア
イ
ン
ド
ネ
シ
ア
マ
レ
フ
ア
ー
東
テ
ィ
モ
ー
ル
ン
計
2
1
1
1
1
17
25
ー
シ
15
フ
ィ
ジ
合
ィ
リ
ピ
人材育成技術協力研修事業
合
計
1
1
2
1
1
1
1
17
25
5)独立行政法人 国際協力機構(JICA)受託研修
独立行政法人 国際協力機構受託研修業務
独立行政法人国際協力機構より研修員受託事業を実施した、第1、2回は平成 20
年度の継続事業で環境保全型有機農業技術研修・農村女性の生活改善と村づくり研
修・農村女性の生活改善と村づくり研修を実施した。第3回は、アフガニスタンの
復興支援として中小企業振興の短期研修を初めて実施した。第4回は新規事業とし
て実施した。
いずれの研修コースもJICAとの緊密な連携により当初計画の通り研修業務が
実施された。定期的に研修員と指導員よる研修報告会等を開催し、理解度の確認、
研修カリキュラム等の改善も行い当初の到達目標に達成することができた。研修修
了時には技術討論会を開催し、帰国後の具体的な計画を立て地域社会での活動に結
び付けていく為、研修員の総括評価として現地で有効な技術を取り入れた技術レポ
ート(アクションプラン)を作成した。研修員の今後の活躍に期待したい。
1)第 1 回
(1) コース名:平成 20 年度「環境保全型有機農業技術」コース
(2) 研修期間:自 平成 21 年 4 月 1 日~至 平成 21 年 11 月 22 日
(3) 研修場所:財団法人 オ イ ス カ 中部日本研修センター
(4) 研修員名:
氏
名
国
名
1
Mr. Abu Noiem Mohammad Saifuddin
バ ン グ ラ デ シ ュ
2
Mr. Mahbubur Rahman Khan
バ ン グ ラ デ シ ュ
3
Mr. Mancia Yuman Fernando Roman
ホ
4
Ms. Bureza Eileen Ajago
ケ
5
Mr. Herimanana Lucien Emile
マ
6
Ms. Marin Lascano Lurys Ibeth
パ
7
Ms. Jullado Karen Grace Pillado
フ
8
Ms. Ozge Buyuksu
ト
ン
ジ
ュ
ラ
ニ
ダ
ガ
ア
ス
カ
ナ
ィ
ス
リ
ル
マ
ピ
ン
ル
コ
2)第 2 回
(1) コース名:平成 20 年度「オイスカ農村女性の生活改善と村づくり」コース(第 6 回)
(2) 研修期間:自 平成 21 年 4 月 1 日~至 平成 21 年 12 月 12 日
(3) 研修場所:財団法人 オ イ ス カ 四国研修センター
(4) 研修員名:
氏
名
国
名
期
間
1
Ms. Kulsum Akter
バ ン グラ デ シュ 2009.1-2009.12
2
Ms. Khandaker Romi Akter
バ ン グラ デ シュ 2009.1-2009.12
3
Ms. Juridah Binti Asmara
マ レ ー シ ア 2009.1-2009.12
4
Ms. Ei Ei Phyo
ミ ャ ン マ ー 2009.1-2009.12
16
人材育成技術協力研修事業
5
Ms. Nwet Nwet Mar
ミ ャ ン マ ー 2009.1-2009.12
6
Ms. Lila Sharma
ネ パ ー ル 2009.1-2009.9
7
Ms. Tita Kumari Magar
ネ パ ー ル 2009.1-2009.9
8
Ms. Warkia Relvie Bait
パプアニューギニア 2009.1-2009.12
9
Ms. Sawet Bertha Kaites
パプアニューギニア 2009.1-2009.12
10 Ms. Arquilita Cecilia Abuel
フ ィ リ ピ ン 2009.1-2009.12
11 Ms. Kuruwita Yaddessalage C. Malkanthi Kumari ス リ ラ ン カ 2009.1-2009.12
12 Ms. Kankanam Gamage Chandra Kuruwita
ス リ ラ ン カ 2009.1-2009.12
13 Ms. Nguyen Thi Huyen
ベ
ト
ナ
ム 2009.1-2009.12
14 Ms. Nguyen Thi Phuong Nhung
ベ
ト
ナ
ム 2009.1-2009.12
3)第 3 回
(1) コース名:平成 21 年度「地域における中小企業振興」コース(第 1 回)
(2) 研修期間:自 平成 21 年 10 月 7 日~至 平成 21 年 10 月 25 日
(3) 研修場所:財団法人 オ イ ス カ 四国研修センター
(4) 研修員名:
1
Mr. Sayed Maisam MUSHRIF
9
Ms. Zuhal HASSANI
2
Mr. Sayed Mujtaba MUSAWI
10
Ms. Fawzia KAZEME
3
Mr. Mohammad Aqa AZIMI
11
Ms. Amina ASLAMI
4
Mr. Abdul Ali AKBARI
12
Mr. Mohammad Khalid AKRAMI
5
Mr. Ahmadullah NAZARI
13
Mr. Akmal SHINWARI
6
Mr. Mohammad Zekria FITRAT
14
Mr. Rohullah FAROOQ MOJADADI
7
Mr. Mir Ahmad Zaki MIRZAD
15
Mr. Mohammad Javed SAFI
8
Ms. Roqia REZAYEE
以上、国籍はすべてアフガニスタン
1)第 4 回
(1) コース名:平成 21 年度「環境保全型有機農業技術」コース
(2) 研修期間:自 平成 22 年 2 月 17 日~至 平成 22 年 3 月 31 日
(3) 研修場所:財団法人 オ イ ス カ 中部日本研修センター
(4) 研修員名:
氏
名
国
名
1
Ms. ILAI Jacinta Mutwa
ケ
2
Mr. OSWALT Santriko Saimon Gabriel
ミ ク ロ ネ シ ア 連 邦
3
Mr. TENNAKOON Kande Mohottalalage N.
ス
リ
ラ
ン
カ
4
Ms. M. LIYANAARACHCHIGE Chasika D.
ス
リ
ラ
ン
カ
5
Mr. YODGOROV Khakimdzhon
タ
ジ
6
Mr. MAFI Levisitoni 'Elia
ケ
17
ニ
キ
ア
ス
ニ
タ
ン
ア
人材育成技術協力研修事業
6)環境保全型有機農業指導者育成研修
環境保全型の農業を広く普及させるためには、各地域で指導にあたる人材の育成が急
務となる。手始めとして持続可能な環境保全型農業を身に付け地域のリーダーとなりう
る人材のキャパシティー・ビルディングを行い、国の基盤である農業を如何に持続可能
なものにしていくか、農業を取り巻く環境をいかに保全していくか、今後の大きな課題
となっている。本研修コースは国内企業のCSR活動による支援と協力で平成21年4月
から平成22年3月までの期間、9つの国と地域から10名の研修員を西日本研修センターで
受け入れ、環境保全に配慮しながら進めていく有機農業の技術等、特に土つくりを基本
とした各国でも応用できる農業形態の指導をすすめ、自国における村づくり、持続可能
な農業を基本とした地域開発に貢献できる人材の育成を目的として実施した。
No
氏
名
国
名
期
間
1
Ms. Arjina Banu Angur
バ ン グ ラ デ シ ュ 2009.4-2010.3
2
Mr. Nil Heng Ly
カ
3
Mr. Nishad Simon Thottappilly
イ
4
Ms. Batsukh, Oyunbileg
モ
5
Ms. May Zar Myint
ミ
6
Mr. Murad Khan Rana
パ
7
Mr. Balus Willie
パプアニューギニア 2009.4-2010.3
8
Mr. Nazirmatov Muhamdsoleh
タ ジ キ ス タ ン 2009.4-2010.3
9
Mr. Tenzin Dakpa
イ
ン
ド 2009.4-2010.3
イ
ン
ド 2009.4-2010.3
10 Mr. Pema Sither Zonamtsang
18
ン
ボ
ジ
ン
ン
ャ
キ
ド 2009.4-2010.3
ゴ
ン
ス
ア 2009.4-2010.3
ル 2009.4-2010.3
マ
ー 2009.4-2010.3
タ
ン 2009.4-2010.3
海外農漁村地域開発事業
33.海外農漁村地域開発事業
2009 年度は、引き続きパプアニューギニアにおいて定置型有機農業普及プロジェクト、イン
ドネシア中部ジャワ・ダマックにおける地域開発基盤整備プロジェクト、さらに職員寮や学校建
設などの建設プロジェクトを 5 箇所で実施した。
農村青年に自発性を発揮させる研修センターでの人材育成事業や、子供や住民自らが緑
化を行うことを促す環境保全事業同様に、地域開発事業においても住民に自発性を発揮させ
ることを重視している。具体的には、実際の作業の際に広く地域住民の作業参加を求める事
などである。社会変化の中でアジア諸国の社会の暮らしにも変化がおき、しばしばコミュニティ
の崩壊や、結束力が失われることが報告されている。そうした中、オイスカが実施する地域開
発プロジェクトではそのプロジェクトの目的達成だけでなく、その活動のプロセスにおいても地
域の結束力を強め、その力を引き出す事を実現している。
また、こうした地域開発プロジェクトの実施の際には、その地域の学校で「子供の森」計画が
実施されたり、研修センターを卒業した研修生 OB が調整員として活動したりするなど、オイス
カの長年の活動の蓄積によりこうした活動が実現されている事も特徴である。
現在も続々と輩出される研修生 OB や、展開される様々なプロジェクトのノウハウを元に今後
の更なる発展や展開を期待したい。
プロジェクト事例紹介
1.パプアニューギニア・定置型有機農業普及プロジェクト
パプアニューギニア・ラバウル・エコテック研修センターを主な活動場所とし、平成 14 年 4 月
よりコスモ石油エコカード基金の助成を受け、定置型有機農業普及プロジェクトを実施してい
る。平成 21 年度は、東ニューブリテン州内の原生林にあるサンバム村での農村開発とセンタ
ー内で実施した短期有機農業技術支援・研修等に重点をおいた活動を推進した。
モデル村と位置づけたサンバム村では、稲作、蔬菜栽培の農地開設、女性を対象とした生
活改善研修、地域学校教育支援等の諸活動を実施した。サンバム村はセンターから約 30 ㎞
のところに位置し、天候が悪いときには技術指導員が半日かけて歩くこともあった。厳しい環境
の中でも地道に活動を続けることで、村民との信頼関係を築くことに繋がり現在では村民自ら
が積極的に畑に繰り出し農作業に従事している。
また、熱帯雨林保全のための環境に配慮した農業を普及させるため、研修卒業生のモニタリ
ング調査、短期の有機農業技術支援・研修に重点をおいた活動を推進した。有機農業コース
を受講した研修生の中には、その後地元や近隣農村において稲作栽培の技術指導を担い、
習得した技術を存分に発揮している。同国におけるオイスカの活動が草の根レベルで認知さ
れ始め、稲作普及の活動成果が着実に見えてきている。
19
海外農漁村地域開発事業
2.インドネシア 中部ジャワ・ダマック 地域開発基盤整備プロジェクト
同事業は、平成 21 年 10 月で当初予定していた 3 年間の活動を終了した。10 月には現地
住民、現地政府関係者、現地植林グループ、オイスカ担当者、日本の支援者であるコニカ・ミ
ノルタ労働組合担当者が参加しての活動評価会を実施した。評価会では、参加者から「プロ
ジェクトで整備された学校で学習する子供達の学力向上や整備された校庭で人々が集う姿が
見られるようになり村に活気が戻りつつある。」など様々な成果が報告された。関係者が一堂に
会してお互いに成果を確認することで、活動に対する自信や意欲をさらに高めることが出来
た。
予定された正規の活動期間は終了したが、引き続き同労組からの支援を得て、事業のフォ
ローアップを兼ねた支援を今後とも行っていく予定。
3.地域開発拠点施設建設等(学校等教育施設含む)
① フィリピン
日比青年交流センター建設
2008 年度より開始したフィリピン ネグロス島のバゴ研修センターの隣接地に日比青年交流
センターの建設を開始した。これまでに大小の会議室、宿泊室が完成し、今後の日本とフィリ
ピンの青年交流・研修等に活用される。
② フィリピン
ネグロス島 デイケアセンター
茨城支局の支援により 1988 年以来毎年一棟ずつ建設しているデイケアセンターを、本年度
も建設した。これまでに 22 棟のデイケアセンターを建設し、1000 人を超える子供が通学してい
る。
③ マレーシア
岡崎支局の支援により、サバ州ティウロン村・スンビリン村にて「水供給プロジェクト」を実施し
た。安全な飲料水の確保のために井戸や給水パイプを設置した。
④ 東ティモール 給水塔改修
かつての給水塔は老朽化が激しく使用不可能になり、一日平均 3 時間余りを費やして潅水
していたが、研修内容効率化のために給水塔を改修した。この施設から引かれた水を利用す
ることで、研修がより効率的に行われ、充実したものとすることができるようになった。
⑤ インドネシア
OB 会研修センター施設増設
三重県支局の支援により同センターの寮を建設した。これにより、より効率的に中核スタッフ
が 24 時間体制で、研修生や育成する蔬菜等のケアを行うことができるようになった。
専門家・指導員派遣
1)期 間:平成 21 年 9 月 1 日~12 日
派遣国:ミャンマー連邦
派遣者:渡辺 忠理事、石原 真弓(協働事業部)、斉藤 ゆい(国際協力部)
内 容:外務省 NGO 事業補助金 プロジェクト企画調査事業 現地調査・調整
20
海外農漁村地域開発事業
2)期 間:平成 21 年 10 月 8 日~15 日
派遣国:インドネシア共和国
派遣者:中村 ゆかり(国際協力部)
内 容:コニカ・ミノルタ労働組合支援「ベドノ村を水没の危機から救うプロジェクト」支援終
了時評価
3)期 間:平成 21 年 11 月 28 日~12 月 5 日
派遣国:パプアニューギニア
派遣者:東海林 珠代(国際協力部)
内 容:ラバウル・エコテック研修センタースタッフとの業務調整、及び各プロジェクト実施地
の視察
21
海外環境保全事業
4.海外環境保全事業
平成 21 年度は 9 カ国において植林活動を実施し、合計で 869 ヘクタールに約 192 万 2500
本を植林した。これにより、活動開始からの植林面積は累計約1万4320ヘクタール(「子供の森」
計画の植林分含む)となった。また、プロジェクトの結果を次のプロジェクトに活かすためにも評
価活動も行った。インドネシアのジャワ島で実施されたマングローブ植林プロジェクトの調査では、
今後の活動へ向けての示唆を導き出すことができた。
1980 年より、地域住民の参加を得て、植林活動を続けてきた。オイスカの研修修了者をけん引
役にして地域住民を組織化し、環境に対する意識を向上させ、さらに参加住民の自発的な活動
を促した。こうした努力が実を結び、多くのプロジェクト対象地域において住民自身の力で環境
が改善されつつある。
さて、現在実施しているプロジェクトの種類は多岐にわたる。中国の沙漠における草本類の植
林から、フィリピンの熱帯雨林帯での植林、そして沿岸では、マングローブ植林。更には、フィジ
ーにおけるサンゴ礁保全に至るまで。多様な活動であり、その実績も大きなものがあるが、オイ
スカの目指すところは、単に緑等を増やすことではない。環境と調和した地域開発、すなわち
“ふるさとづくり”にある。緑化やサンゴ礁保全を通して、多くの人材を育成し、地域住民にとって
の“ふるさとづくり”の支援をしてきた。今後とも、この視点を忘れることなく、“ふるさとづくり”の一
環としての環境保全を進めていきたい。
プロジェクト事例紹介
1.ジャワ島マングローブ植林プロジェクト インドネシア
かつて豊かなマングローブ林で囲まれていた沿岸が宅地化、農地化そしてエビ養殖池への
転換などのために激減しているジャワ島において、海洋資源漁業省、各県の漁業局・林業局の
要請を受け、平成7年(1995 年)から各地において植林を実施している。平成 11 年(1999 年)か
らは東京海上日動火災保険の支援も得て、これまでに、ジャワ島沿岸各地で合計、1,942 ヘクタ
ールの植林を行っている。平成 21 年度(2009 年度)は 82 ヘクタールの植林を実施した。
また、平成 21 年度は、専門家をジャワ島の北西岸のプマランとインドラマユのサイトに派遣し
調査を実施した。2000 年に植林したマングローブ林の調査では、結果的に当初植栽した本数よ
りも実質的に生育している木々が 3 割から 5 割も増えていること、それは、天然更新由来の固体
が増えており、結果的に複数種のマングローブが生える生物多様性が豊かな森になりつつある
ことが確認された。そして、それを可能にしたのは、植栽間隔を従来のマングローブ植林手法よ
り広めの 2mx2mにしているため、他の樹種の種が樹間に入り育ったことが判明した。実際他の
サイトでは意図的に植栽間隔を広めにとり、天然更新の誘導をしてきたが、これが調査により明
確に認識できたことになる。今後は調査の結果を発表し、マングローブ植林の成功率を更に高
めていけるよう活かしていきたい。
22
海外環境保全事業
2.内モンゴル沙漠化防止(三井物産助成金事業)
2009 年 10 月より三井物産環境基金の助成を受けて内モンゴル阿拉善盟ジランタイ村にて住
民参加により 2010 年 3 月から植林を開始した。初年度分は 370,000 本を植林する。植えられた
ソウソウという木には漢方薬を寄生させその漢方薬を利用することができる。将来的にはこの漢
方薬(ホンオニク)の栽培・販売、それらを通じての環境・生活改善活動を目指す。 住民に対す
る環境保全のセミナーを実施。 住民らの環境に対する意識を高め、植林後の苗木の積極的な
保育活動を促す予定。
ジランタイ村では 2002 年より試験栽培が進められており、すでに住民等の中に漢方薬栽培組
合も設立されているため、今回の本格開始にあたっても円滑に活動を進めることが出来た。また
このプロジェクトは現地 NGO と協働しており資金も双方が出し合い、活動についてもお互いの
強みを生かして活動を進めていることも特徴である。
3.中国 日中友好植林計画
平成 12 年(2000 年)より開始した日中緑化事業も本年で 10 年目を迎えるにいたった。平成 21
年(2009 年)についても日中緑化交流基金助成のもと、中国側カウンターパート中国緑化基金
会と共に貴州省黄果樹・海南省東方市各プロジェクトにおいて植林事業を実施した。
貴州省黄果樹においては石漠地を改善するための植林が行われ 30ha に真相、車桑子など
261,000 本が植えられた。
また台風が多い事で知られる海南省東方市においては海岸防護林のパイロットプロジェクトと
して 50ha に大麻黄を中心に 148,000 本の植林を実施した。
いずれのプロジェクトも地元の林業局が地元住民と共に協力体制を構築、所期の目的を達成
することができた。なお、新たなプロジェクトとして貴州省剣河地域、海南省文昌市における植林
事業も立ち上げ、整地等を行った。
4.ヴィサヤス植林 フィリピン(国土緑化推進機構助成事業)
フィリピン・ネグロス島中北部における、住民参加型による水源涵養林の育成活動。プロジェク
ト地がある西ネグロス州ドンサルバドルベネディクト町はネグロス島中北部のカンラオン山地の真
中に位置している。山地からは、ふもとの約 3 万ヘクタールの水田やサトウキビ畑に水を供給す
るネグロス最大の河川・バゴ川が流れ出しているが、かつてその山はほとんど禿山の状態にあっ
たため、植林が急務となっている。
本事業ではバゴ川の水源涵養林の育成を目的として、育苗から整地、植林、下草刈り、防火帯
整備などの活動を実施した。同時に、事業終了後も住民が主体となって植林地の維持管理を継
続していくようにするため、地域住民の参加意識の促進を重視した。その結果、700 人以上の住
民が参加し、予定していたよりも多くの苗木を植えることができた。
植林活動に参加した住民たちからは、「自分の家のすぐ近くの山が、下流地域の水源地帯だと
いうことを初めて知った」「木は植えるだけではだめだということがわかった。これからも継続的に
管理をして森を育てていきたい」といった声が聞かれ、活動への参加を通して環境保全への意
識の高まりがみられた。また、同町で実施している地場産業の育成などの地域開発事業との相
23
海外環境保全事業
乗効果もあり、住民の間では自分たちが住む土地の自然環境や生活に対する意識が向上して
きている。
5.サンゴ礁保全プロジェクト
フィジーにおいては平成 19 年度より、サンゴ礁保全プロジェクトを実施している。現地では販
売目的の乱獲や温暖化の影響と考えられる白化現象により、急速にサンゴの個体数が減少して
いる。オイスカの農業研修を修了したスタッフらがこうした状況を憂慮し、住友生命保険相互会社
様の支援をうけ、サンゴの増殖活動やサンゴ保全の意義を地域住民に伝える啓発活動を実施し
ている。付近に残るサンゴ礁からサンゴ片を採集し、海中に設置した苗床である程度の大きさま
で育てた上で、生育に適した場所に移植を行っている。平成 21 年 12 月には大型サイクロンによ
り苗床等に被害が出たが、その後復旧作業を進め、平成 21 年度は 29 カ村・エリアで 12,918 本、
累計で 15,175 本の移植を完了した。また、各地で啓発セミナーを実施した事により地域住民の
意識も高まり、多くの村で増殖作業を行う際にボランティアが参加した。その他、より効率的で低
コストの増殖手法を開発する為、さまざまな育苗・移植方法を研究している。
専門家・指導員派遣
1) 期間:平成 21 年 7 月 15 日~7 月 18 日
派遣国:東ティモール
派遣者:吉永秀喜
*但し、駐在先のインドネシアから出張
内容:マングローブ植林プロジェクト指導・業務調整等
2) 期間:平成 21 年 9 月 13 日~9 月 21 日
派遣国:東ティモール
派遣者:大木雅俊・吉永秀喜
*吉永はインドネシアから出張(9 月 18 日~9 月 20 日まで)
内容:マングローブ植林プロジェクト指導・業務調整等
3) 期間:平成 22 年 2 月 14 日~2 月 21 日
派遣国:インドネシア
派遣者:清藤城宏・後藤巌寛
内容:ジャワ島マングローブ植林プロジェクト評価調査
4) 期間:平成 22 年 3 月 22 日~3 月 28 日
派遣国:中国
派遣者:中村ゆかり
内容:大阪トヨタ支援内モンゴル砂漠化防止プロジェクト業務調整等
24
「子供の森」計画事業
5.「子供の森」計画事業
平成 21 年度の「子供の森」計画は、新たに 192 校が参加し、累積では世界 26 カ国、参加学
校総数 4,166 校となった。今年度は、カンボジアも仲間入りを果たした。日本で研修を受けた
OB が現地の固有種 5 種類の植林やマングローブ植林活動を当該地環境省と地域住民と協
力しながら実施している。また、パラグアイでは、農地の 25%に植林することを各農家に義務
付ける法律が出来たことも追い風となって、人々の環境保全に対する意識向上がみられてい
る。
平成 21 年度も「子供の森」計画事業の一環として、ネイチャーゲームや環境キャンプ、堆肥
作りやリサイクルアート作りなど様々な環境教育プログラムが実施された。学校における植林活
動に加え、子供たちが自然と触れ合い環境保全の大切さを学べることは環境教育の面からも
非常に有益であり確かな効果をあげている。
国内においては、グローバル「子供の森」基金の動きがあった。これは、地球規模での緑化
再生に向けて、より効果的かつ安定した支援が出来ることを目的として設立された。本資金は、
高島屋、モンテローザ、BEAMS「子供の森」基金などが増額支援された。09 年度の増額は、
4,339,981 円となっており、これにより、平成 22 年 3 月末現在の登録数は 28 件(総額
125,853,782 円)となった。
また、書き損じはがき、ベルマークの回収運動に力を入れ、全国的に広く回収運動を繰り広
げた結果、大きな成果をあげることが出来た。
「子供の森」計画は、2010 年(平成 22 年)に 20 周年を迎える。資金面・人材能力の面などの
課題は残るものの、これまでの経験と実績を最大限活用し、今後とも活動を推進していきた
い。
1. タイ
地球環境基金
地球環境基金の助成を受けてタイ東北部での学校林造成と環境教育事業を実施した。タイ
東北部は農業を主産業としているが、厳しい気候条件や土壌劣化のため国内でも最貧地域と
言われている。特に近年は温暖化や森林減少、化学肥料の多投などにより状況は悪化の一
途をたどっている。そうした環境を改善するため、平成 20 年度から同基金の助成により緑化活
動とそれを担う人材育成に重点を置いた活動を実施している。
助成 2 年目となる平成 21 年度は、スリン県・コンケン県において学校を中心に地域住民の
参加を啓発しながら、3 ヘクタールの植林のほか、有機農業、環境教育などの活動を実施した。
特に持続可能な社会形成について学ぶことを重視し、循環型農業やリサイクルについての実
習を行った。コンケン県の活動対象校のうち 1 校は、県内で初めて有機農業を行った学校とし
て県のモデル校に指定され、政府機関などから視察が増えるようになった。またスリン県の活
動実施校の 1 つは、県のリサイクルコンテストで 1 位を受賞した。
本助成事業は 3 年計画のため、助成終了後も持続的・自立的に活動を続けていけるよう、
25
「子供の森」計画事業
生徒や地域住民の意識と意欲の向上が重要である。そのための一環として、今後各学校で環
境保全活動を広めるリーダーとなる生徒の育成を目的とし、各学校から選ばれた生徒たちを
対象に、地球環境問題やタイの環境問題、それに対して学校や村で実践できる解決方法など
を学ぶリーダートレーニングキャンプを実施した。今後も学校や地域住民の理解と協力を深め、
活動の持続性を高めていく計画である。
2. マレーシア
ボルネオ島北東端のマレーシア領サバ州は、その大半が熱帯雨林のジャングルであり、キ
ナバル自然公園は世界遺産に登録されている。近年はヤシやゴムのプランテーション開発や
人口増加などにより森林の減少が進むなかで、KPD/OISCA 青年研修センターが実施する
「子供の森」計画に注目が高まってきている。
平成 21 年度は、数校において植林活動の他に植物園訪問、堆肥づくり、そして環境キャン
プなどを実施し、環境教育に注力したプログラムとなった。生徒はほとんどが農家の子供であ
り毎日自然と触れ合っていながらも、環境保全について学ぶ機会がなかった。そのような子供
たちがオイスカの活動に参加することで、環境について学び自然を大切にする心を育むことに
繋がっている。現在は、多くの学校から実施要望を受けるに至っている。現地技術員の不足な
どから十分な対応が出来ていない状況であるため、今後はしっかりとした体制構築が急務とな
っている。。
3. バングラデシュ
世界の最貧国の一つから脱却できないでいるバングラデシュは、人口の過密化という社会
問題に加え、すべての青少年に対し十分な教育を提供できていない現状がある。しかし途上
国に多く見られる学歴社会が根強くあり、少しでも知識や学力を身につけさせ貧困から脱却し
ようとする社会性が見え隠れする現実もある。この社会的背景での「子供の森」計画の推進に
当たっては非常に困難であるが、過去 10 年以上に渡り地道に取り組んできた結果、自然と接
する機会をあえて設ける環境教育を取り入れることで、先生や子供たちに精神的なゆとりがで
き、本来学校が地域社会の中心的役割を果たすという考え方が浸透しつつある。また地球環
境問題が近年脚光を浴びていることもあり、現地政府や地域社会から積極的な理解や協力が
得られるようになってきている。このように地道ではあるが着実に実績を積んでおり、同国での
持続可能な社会開発の有効な手法として期待されている。
4. カンボジア
今年度よりカンボジアで「子供の森」計画がスタートした。オイスカ・カンボジア並びにオイス
カ西日本研修センターで研修を受け、平成 20 年に帰国した訪日研修生 OB が主体となり実施
されている。実施するに当たり、実施する学校へ何度も通い、先生や生徒、そして地域の人々
との対話を繰り返し行った。また、オイスカ本部が作った英文の環境教育の小冊子「Tree for
26
「子供の森」計画事業
Harmony」をクメール語に翻訳して配布するなどして、活動の意義などを理解してもらうよう努
めた。そして平成 21 年 6 月、子どもたちと一緒に現地の固有樹種 5 種類 216 本の植林を実施
した。まだ始まったばかりのカンボジアの「子供の森」計画だが、行政の協力を得ながら地域社
会と連携し、これからも活動が広がっていくことが期待される。
専門家・指導員派遣
1) 期間:平成 21 年 8 月 19 日~8 月 24 日
派遣国:フィリピン
派遣者:中野 利弘理事長
内容:日比青年交流センター開所式出席、現地要人との会合出席
2) 期間:平成 21 年 8 月 25 日~9 月 5 日
派遣国:マレーシア
派遣者:東海林 珠代(国際協力部)
内容:富山県支部「緑の植林協力隊」2009 ボルネオ島植林ボランティア活動への同行、
業務調整
3) 期間:平成 21 年 10 月 16 日~10 月 24 日
派遣国:アルゼンチン、パラグアイ
派遣者:長 宏行(国際協力部)、後藤 厳寛(総務部付)
内容:第 13 回世界林業会議出席、パラグアイ緑化活動視察・指導
4) 期間:平成 21 年 11 月 16 日~12 月 16 日
派遣国:バングラデシュ、ミャンマー
派遣者:岡村 郁男技術顧問
内容:研修センターでの緑化・農業技術指導及び助言
5) 期間:平成 21 年 1 月 24 日~2 月 4 日
派遣国:アメリカ合衆国
派遣者:永石 安明事務局長、渡邉 忠理事
内容:国連・国際機関、現地企業視察訪問
6) 期間:平成 21 年 3 月 31 日~4 月 7 日
派遣国:パプアニューギニア
派遣者:長 宏行(国際協力部)
内容:業務調整、プロジェクト先視察
27
国内環境保全事業
6.国内環境保全事業
日本の国土のおよそ 3 分の 2 にあたる約 2500 万 ha は森林である。森林が持つ公益的機
能は我々に多くの恩恵を与えており、全国的に環境意識が高まる中で、オイスカは全国の
支部・支局が中心となり、各地で他の団体や自治体の協力を得ながら森づくり活動を行っ
た。その活動にはオイスカの会員やボランティア、地域住民も参加し、森をつくると同時
に参加者に日本の森林の現状やオイスカの活動などを知ってもらう普及啓発の場にもなっ
ている。
また、企業との協働による森づくりも広がりをみせている。活動 3 年目を迎えた「富士
山の森づくり」では、今年も 7 の企業・団体が植林に参加し、多くのボランティアの参加
を得て活動を実施した。また、夏の下草刈りや、
「富士山の森づくり」推進協議会を中心と
した勉強会・地元交流会など、活動は植林だけに留まらない。他にも、埼玉県と山梨県の 2
カ所で森づくり活動を続けている本田技研工業株式会社や、東京都の水源林地域で植林や
森林整備活動に取り組む東急ホテルズ株式会社、サミット株式会社など、多くの企業と“協
働”による活動を展開している。
これら国内における環境保全活動でも、オイスカは海外で培ったノウハウをもとに持続
可能性を求めている。森づくりが継続的に行われ、国内の環境が持続的に維持・保全され
るためには、木を植え、育て、利用して、また植えるというサイクルを生み出し、日本の
なりわい
林業が生業として成立することが求められる。森林と共に生きる地域の生活が成り立つこ
とが不可欠なのである。現在急務となっている間伐を中心とした森林整備の促進、そして
材を適切に運び出し、利用することで CO2 を固定化するなど、森づくりのサイクルを生み
出し、環境保全と地域の活性化を目指し、山積する問題への取り組みは続いていく。
各地での取り組みについて、代表的な例を以下にまとめる。
組織名
本部
事業名
期日
参加者数
場所
山梨県南都留郡鳴沢
村
富士山の森づくり(植林)
5、6 月
800 名
富士山の森づくり(下草刈り)
7、8 月
130 名
ホンダの森づくり(寄居)
4、9 月
120 名
埼玉県大里郡寄居町
ホンダの森づくり(小菅)
7、10 月
80 名
山梨県北都留郡丹波
山村
東急ホテルズ・グリーンコイン
の森(植林)
4月
40 名
〃
東急ホテルズ・グリーンコイン
の森(下草刈り)
9月
37 名
〃
サミットの森 森林整備
5、6、8、10 月
241 名
学校林整備
通年
28
〃
〃
広陵小(神奈川県相模
原市)
国内環境保全事業
北海道支
部
第 13 回「山・林・SUN」体験
6・7 月
70 名
北海道石狩郡当別町
宮城県支
部
「松島野外活動センター」整
備事業
3月
15 名
宮城県松島町
首都圏支
部
「海の森」づくりプロジェクト参
加
9月
50 名
東京都(海の森予定
地)
「夕やけ小やけふれあいの
里」森林整備
8、3 月
30 名
東京都八王子市
オイスカの森づくり
7~9 月
130 名
山梨県甲府市
パジェロの森づくり
8月
88 名
山梨県早川町
オギノの森づくり
4~6 月
245 名
山梨県
丹波山村そば作り体験
8、10、11 月
67 名
山梨県北都留郡丹波
山村
学校林整備活動
通年
佐久支局
オイスカ「子供の森」体験
8月
50 名
長野県佐久市
富山県支
部
猿倉山里山保全森づくり事
業
10、11 月
90 名
富山県富山市
静岡県支
部
中部日本
研修センタ
ー
愛知県支
部
大垣支局
清水区大内地放置竹林の里
山整備事業
通年
500 名
静岡県静岡市
オイスカ農業塾
通年
59 名
愛知県豊田市
「オイスカの森」間伐体験
5、6 月
200 名
愛知県豊田市
権現山植林参加
5月
30 名
岐阜県揖斐川町藤橋
「ふれあいの森」森林整備
通年
116 名
大阪府四条畷市
学校林整備活動
通年
田植え交流会
6月
70 名
香川県綾歌郡綾歌町
稲刈り交流会
10 月
70 名
四国支部
まんのう町尾の瀬山植林
11 月
264 名
〃
香川県仲多度郡まんの
う町
愛媛県支
局
済美高校下草刈りボランティ
ア
『オイスカの森』(松山市青波
町)
5、9、3 月
304 名
愛媛県松山市
3月
204 名
愛媛県松山市
山梨県支
部
関西総支
部
四国研修
センター
高知支局
「学校林・
遊々の森」
全国子ども
相川小ほか
能勢高校ほか
竹林整備(伊予市森)
通年
土佐町間伐
7月
20 名
高知県土佐町
第 3 回「学校林・遊々の森」
全国子どもサミット in 四国
8月
150 名
高知県香美市
29
愛媛県伊予市
国内環境保全事業
サミット実行
委員会
西日本研
修センター
甘木朝倉
支局
佐賀県支
部
鹿児島支
局
沖縄支局
田植え交流会
6月
220 名
福岡県福岡市
夏野菜収穫体験
稲刈り交流会
秋野菜収穫体験
7月
10 月
11 月
280 名
220 名
70 名
〃
〃
〃
大平山植林
11 月
140 名
福岡県朝倉市
6月
1,200 名
佐賀市よか公園
6、9、2 月
75 名
鹿児島県鹿児島市
2月
1,200 名
鹿児島県鹿児島市
国頭村制 100 周年記念植樹
祭
11 月
500 名
沖縄県国頭村
第 3 回「山・林・SUN」体験
11 月
70 名
沖縄県島尻郡伊是名
村
ふるさとの森づくり in 干潟よ
か公園
「桜島オイスカの森」植林・下
草刈り
ふるさとの森づくり in 喜入
30
国際相互理解促進事業
7.国際相互理解促進事業
1.環境教育と青年育成に関する国際会議
今年度は、新型インフルエンザ(H1N1)の蔓延のピークが 10 月上旬~下旬と想定さ
れるとの発表が厚生労働省よりなされ、国際会議などの開催予定時期と重なった為、同
省がまとめた感染拡大防止策としての「大規模集会の自粛」方針に沿って慎重に検討し
た結果、本年度の国際会議及び関連行事開催を急遽中止した。
2.海外国際会議出席
Ⅰ)第 13 回世界林業会議(World Forestry Congress)
会議では、
「開発における森林:大切なバランス」を全体テーマとし、
「森林と生
物多様性」「開発のための生産」
「人々へのサービスにおける森林」「我々の森林の
ケア」「開発する機会」「森林開発の組織化」
「人々と森林の調和」を 7 つのテーマ
として、討議が行われた。オイスカはサイドイベントやポスター・セッションに出
展し、これまでの緑化事業を中心とする公益事業を国際社会に訴え、他機関などと
の相互理解を行った。
出席者:3 名(中野良子、渡邉 忠、中野真由美)
3.国際交流理解促進
海外関係者交流(受入れ)
月 日
国 籍
平成 21 年
6月5日
8 月 25 日
9 月 14 日
9 月 17 日
10 月 1 日
10 月 2 日
10 月 15 日
11 月 27 日
平成 22 年
3 月 12 日
3 月 30 日
カメルーン
ミャンマー
コロンビア
ウルグアイ
マレーシア
パラグアイ
サウジアラビア
PNG
日本
パラグアイ
氏
名
目
的
AGRA ンゴンギ総裁
ミャンマー農業大臣
駐日コロンビア大使
懇談
懇談
懇談・情報交換
駐日ウルグアイ大使
マレーシア・アブドラ・バダウイ前首相
駐日パラグアイ大使
駐日サウジアラビア大使
駐日パプア・ニューギニア大使
懇談・情報交換
懇談
懇談・情報交換
懇談・情報交換
懇談・情報交換
在コロンビア・ウルグアイ大使
パラグアイ・イグアス日本人会会長
懇談・情報交換
懇談
Ⅰ)「世界こよみ展」開始式及び駐日外国公館関係者との国際協力活動に関する
相互理解のための意見交換
目
的:オイスカの関連機関である財団法人国際文化交友会との共催で、月光天文台(静
岡県田方郡函南町)にて「世界こよみ展」を実施した。在日各国大使館から寄
贈を受けた各国のこよみを展示し、今年で第 15 回目を迎え、異文化理解教育に
寄与するという観点から、教育分野をはじめ各方面からの高い関心を集めるこ
とができた。今年度は国連が制定する「世界天文年」であることから、在日各
国大使及び大使館関係者の出席を得て「世界こよみ展」開始式を執り行うと同
時に意見交換を行い相互理解を図った。またこの機会に、
「天体の運行が人類に
31
国際相互理解促進事業
大きく影響を与える」と説いたオイスカ創立者の理念に触れると同時に、日頃
の国際協力活動に対する理解促進を図ることができた。
開催日:平成 21 年 4 月 17 日
参加国:アゼルバイジャン、モンゴル、ウルグアイ、ウクライナ、イスラエル
ホンジュラス、ポーランド、ボツワナ、コートジボワール、インド
コロンビア、パラグアイ、インドネシア
Ⅱ)東京フォーラム(駐日外国公館関係者との国際協力に関する意見交換)
目 的:各国の駐日大使もしくは大使館関係者を招き、最近の国際協力活動を報告、
今後の活動方針を説明し、意見交換・相互理解を図った。
第 1 回 (通算 36 回目)
開催日:平成21年 7 月9日
出席国:インド、バングラデシュ、東ティモール、マレーシア、フィジー
パプア・ニューギニア、パキスタン、アゼルバイジャン、イスラエル、
パラオ、コロンビア、ミャンマー、ミクロネシア、スリランカ
第2回 (通算 37 回目)
開催日:平成21年12月3日
出席国:東ティモール、パラオ、フィジー、マレーシア、パプア・ニューギニア
ミャンマー、インドネシア、アフガニスタン、インド、フィリピン
Ⅲ)海外関係親善交流(イスラエル総局ラナン・カツィール事務局長招聘)
平成 22 年 2 月 26 日~3 月 13 日にかけて受け入れを行った。2010 年 10 月、名古
屋開催でされる生物多様性条約第 10 回締約国会議(以下、COP10)の公式サイドイ
ベントでの出展を計画しており、同氏は出展準備を行う「OISCA50 周年記念事業
生物多様性小委員会」の委員長であり、今回の来日では実際の準備作業を担当し
ているチームとの意見交換を行うことで、実施準備体制の強化と相互理解が図ら
れた。また、同氏は農業技術専門家であることから、来日中にオイスカ中部日本、
四国、西日本研修センターとオイスカ開発教育専門学校を訪問し、研修生や学生
らに対し「持続可能な農業」と題して講義を行った。さらに、香川大学農学部も
訪問し、学生を対象にイスラエルの農業について記念講演を実施。限られた水資
源を利用したイスラエル農法に関心を喚起した。COP10 での出展を通して、オイ
スカがこれまで世界各地で取り組んできた自然と共生する農村開発・人材育成・
緑化活動などについて紹介し、各国政府関係者はじめ国際社会に行動を提言して
いく。
Ⅳ)その他:
本年も引き続き、開発途上国との友好関係をより親密にするため、親善交流を行
い現地連携機関及びオイスカ支援者との協働活動等を実施した。
4.国際親善交流海外派遣
a)訪問国:モンゴル
期 間:平成 21 年 6 月 24 日~28 日
目 的:モンゴル国では、政府機関及びオイスカ総局関係者と植林案件をはじめと
する開発協力事業を進めていく上で、現地から連携強化・意見交換をした
いという要請が出された。今後、日本からの植林ツアー派遣や新規案件等
32
国際相互理解促進事業
の国際親善の促進に寄与していく事業の受け入れを実施するにあたり、関
係者や協力団体との相互理解は不可欠であり、意見交換を行った。
参加者:1名(中野利弘)
b)訪問国:インド・マレーシア
期 間:平成 21 年 7 月 22 日~31 日
目 的:これまで実施してきた国際協力活動を国際社会に広く流布していくため、
インド、マレーシアにおいて開発協力事業を推進している現地政府関係者
及び支援者に対し人材育成など新たな協力や連携関係の可能性を模索。日
本の NGO が推進する国際協力活動を講演など通じて行い相互理解と促進
を図った。インドで推進している現地政府及び国際機関との緑化事業に関
し今後の進め方を円滑に進める上で助言を受けたいとの現地から要請が
あった。これに応えることにより、当該国の国民自身が自国の持続可能な
開発事業が実現し、日本の新たな国際協力としての実績となり、両国の相
互理解促進及び国際親善に寄与する体制を整えた。
参加数:3 名(中野良子、渡邉 忠、森田 章)
c)訪問国:台湾
期 間:平成 21 年 7 月 23 日~26 日
目 的:オイスカ中華民国総会の会員大会への出席及び農業関係施設の視察を通じ、
日本からの有機農業技術協力のあり方についての意見交換を行った。また
台湾からは農業委員会を通じ毎年視察団を日本に受け入れているため、派
遣員からのモニタリングを行い、より有効な研修のあり方について協議し
た。
参加者:1 名(岡田文弘)
d)訪問国:インド
期 間:平成 21 年 10 月 4 日~10 日
目 的:インドにおいて開発協力事業を推進している現地政府関係者及び支援者に
対し人材育成など新たな協力や連携関係構築の為の意見交換の実施、日本
の NGO が推進する国際協力活動を講演など通じて行い相互理解と促進を求
め普及を行った。
参加者:1名(渡邉 忠)
e)訪問国:アルゼンチン・ウルグアイ・パラグアイ・コロンビア
期 間:平成 21 年 10 月 16 日~11 月 10 日
目 的:アルゼンチン:協力団体であるアルゼンチン拓植協同組合(拓亜)と連携
し世界林業会議での出展を行った。また緑化活動推進に関
する意見交換を行い将来の連携強化を確認した。
パラグアイ:イグアス移住地は日本の食糧安全保障を念頭に日系栽培農家
から日本に対する意見交換及び相互理解を図った。
ウルグアイ:ラプラタ流域を視察し、農林業における同流域再開発のため
に、貧困削減と環境改善の他に資源確保を加えるよう現地組
織との連携強化を確認した。
コロンビア:日本人移住者はコロンビアにとってアメリカとの関係維持に
33
国際相互理解促進事業
重要な役割を担っている。移住 80 周年記念行事に出席し同胞
移住者を労い、コロンビア日系人協会との協力体制について
意見交換を行った。
参加者:3 名(中野良子、渡邉 忠、中野真由美)
5.国際協力人材育成
a)海外派遣研修(独立行政法人環境保全再生機構受託事業)
派遣国:フィリピン
参加者:5 名
◎現在開発途上地域において環境保全活動を実施、或いは今後予定している日
本国内の NGO で活動に取り組んでいる者に、NGO や関係機関等との意見交換を通
じ、開発途上地域における環境問題の現状や現地 NGO による環境保全への取り組
みについて学んでもらい、我が国の環境 NGO による国際協力の振興と活動の中核
を担う人材の育成に資することを目的として実施した。環境保全分野での NGO 団
体や政府機関の取り組みが多く、また NGO 活動が活発なフィリピンを開催地に選
び、現地住民・NGO・政府機関等多様なステークフォルダが関わっているプロジ
ェクトや先進的な取り組みを行っている団体を訪問した。
参加者からは、
◎海外で活動する難しさ、日本では当然のことが通用しないことを知ることが
できた。
◎現地スタッフの重要性を知った。
◎何よりも環境汚染の前線で被害の実態を見、関係者と直接話し、問題点、今
後の対応等を直接学べたこと。
◎現地に行って実際の現場で活動している人の生の声が聞けたことがよかっ
た。フィリピンの環境問題を情報としてではなく、もっと身近なものとして
とらえることができた。
◎国外の NGO との交流および参加者 NGO との懇談・意見交換ができた。
などの意見や感想が出された。
フィリピンにおいて環境保全や環境教育を実施している現地 NGO 等の活動現場の視
察およびスタッフや地域住民、関係機関職員等との意見交換を行うことで、研修参加者
がアジアの環境問題の歴史的・社会的背景と現状、それに対する NGO の取り組みや他機
関との連携などに関する知見を得ることができ、環境保全分野における国際協力を担う
日本人の育成に寄与することができた。
b)国際協力ボランティア養成
将来、国際協力に携わっていく本邦の有意の人材を対象に、2 ヶ月間の基礎研修
の後、実務研修を当法人の国内外の関連施設にて行い、専門知識、技術を有する人
材に育成することを目的として、本年度は 4 名の参加者を得て実施した。
34
国際協力啓発普及事業
8.国際協力啓発普及事業
1. 国際協力啓発普及事業
国際協力啓発普及事業では、各地区組織の特性を活かした活動が積極的に展開された。
組織名
東京本部
事 業 名
期日
宮城県支部
韓国:ソウル、河南
通年
14 回
東京都内、神奈川県横浜
市、千葉県成田市、茨城県
つくば市、ほか
第 9 回「子供の森」計画支援クリスマス・チャ
12 月
リティディナーコンサート
190 名
北海道札幌市
森のつみ木広場
通年
7回
北海道恵庭市、ほか
海外派遣交流
もがみ国際交流協会・研修生交流会
8月
7月
12 名
10 名
台湾国際農村青年交流団視察・研修 9 月
76 名
フィリピン・ネグロス島
山形県最上町
山形県最上町、宮城県大崎
市ほか
宮城県仙台市
宮城県松島町
1月
2月
51 名
1回
10 名、25
5、8 月
フィリピン・ネグロス島
名
7月
23 名
オイスカ東京本部
8月
500 名
東京都杉並区
茨城県支局
海外派遣交流
首都圏支部
オイスカ海外駐在員報告会
オイスカ・アジアフェスティバル
ミノル・F・ウエキ パラオ共和国大使講演
10 月
会
富山県支部
静岡県支部
山梨県支部
所
29 名
委託研修生激励交換会
「松っ子まつり」(森のつみ木広場)
長野県支部
場
オイスカ日本・韓国女性国際フォーラム 5 月
森のつみ木広場
北海道支部
参加数
24 名
東京都港区
海外派遣交流
11 月
15 名
インドネシア・スカブミ
岡村郁男技術顧問講演会
4月
45 名
長野県岡谷市
森のつみ木広場
通年
3回
長野県松本市
森のつみ木広場
海外派遣交流
オイスカ活動報告会
オイスカ高校留学生を励ます会
第 5 回「子供の森」計画支援チャリティ
コンサート
中部支局会員報告会
森のつみ木広場
海外派遣交流
オイスカ中部日本研修センター研修生
との交流会
オイスカ四国研修センター研修生受入
森のつみ木広場
海外派遣交流
8・10 月 2 回
8月
104 名
6月
35 名
6月
54 名
富山県富山市
マレーシア・サバ州
静岡県浜松市
静岡県浜松市
11 月
静岡県浜松市
35
250 名
6、2 月 52 名
通年
6回
8月
20 名
静岡県静岡市
静岡県静岡市
インドネシア・カランガニアル
10 月
30 名
山梨県甲府市
5月
通年
8月
26 名
13 回
26 名
山梨県甲府市
山梨県甲斐市、甲府市
フィリピン・ヌエバビスカヤ
国際協力啓発普及事業
愛知県支部
オイスカデー2009(共催)
オイスカ活動報告会
木村秋則氏講演会
樋泉克夫氏講演会
7月
11 月
12 月
3月
100 名
54 名
500 名
45 名
愛知県一宮市
愛知県名古屋市
愛知県名古屋市
愛知県名古屋市
「生物多様性を守る森づくり」講演会
3月
60 名
愛知県安城市
森のつみ木広場
通年
11 月
8月
10 月
2月
4月
7月
7月
7月
9月
9月
17 回
17 名
8名
12 名
4名
1回
100 名
100 名
1回
250 名
200 名
愛知県豊田市
スリランカ
フィリピン・ネグロス
タイ・スリン県
マレーシア・ボルネオ
愛知県蒲郡市
愛知県一宮市
愛知県一宮市
愛知県名古屋市
愛知県安城市
愛知県碧南市
4月
13 名
愛知県豊田市
3月
11 月
2月
65 名
100 名
17 名
愛知県安城市
岐阜県岐阜市
岐阜県可児市
森のつみ木広場
通年
5回
岐阜県岐阜市、ほか
第 5 回オイスカ緑のコンサート
6月
600 名
三重県三重郡川越町
森のつみ木広場
通年
8回
三重県四日市市、ほか
オイスカ活動報告会
森のつみ木広場
四国研修生交流会
6月
通年
11 月
28 名
7回
36 名
大阪府大阪市
大阪府大阪市、ほか
広島県広島市
森のつみ木広場
通年
4回
広島県呉市、ほか
研修生との交流会
6月
研修生との四国総合研究所見学会
9月
研修生との伊方原発見学会
10 月
四国のつどい in 香川(香川県 6 支局共
10 月
催
40 名
27 名
23 名
徳島県吉野川市
香川県高松市
愛媛県西宇和郡伊方町
450 名
香川県高松市
森のつみ木広場
通年
9回
香川県高松市
海外派遣交流
海外派遣交流
四国のつどい in 徳島
四国のつどい in 愛媛
7月
26 名
11 月 45 名
6月
50 名
6・10 月 109 名
インドネシア・ロンボック島
カンボジア
徳島県徳島市
愛媛県松山市
森のつみ木広場
通年
愛媛県伊予市
海外派遣交流
豊田支局
海外派遣交流
海外派遣交流
海外派遣交流
森の文化祭(森のつみ木広場開催)
岡崎支局
蒲郡支局
尾張一宮支局 オイスカデー2009(共催)
丹羽支局
オイスカデー2009(共催)
森のつみ木広場
安城支局
ペマギャルポ氏講演会
碧南高浜支局 ペマギャルポ氏講演会
中部日本研修
第 93 期国際青年教養講座
センター
奈良毅氏講演会
岐阜県支部 中野良子会長記念講演会
オイスカ「子供の森」交流会
三重県支部
関西総支部
広島支局
四国支部
三豊支局
徳島支局
愛媛県支局
36
1回
国際協力啓発普及事業
高知支局
四国のつどい in 高知
森のつみ木広場(親子木工教室)
7月
8月
56 名
1回
高知県高知市
高知県高知市
150 名
高知県香美市
7月
9月
150 名
20 名
香川県綾歌郡綾川町
香川県仲多度郡まんのう町
10 月
23 名
香川県綾歌郡綾川町
7月
61 名
福岡県福岡市
8月
11 月
400 名
375 名
〃
〃
12 月
60 名
〃
200 名
125 名
250 名
2回
〃
福岡県糸島市
福岡県朝倉市
福岡県朝倉市
福岡県福岡市、ほか
「学校林・遊々
の森」全国子ど
第 3 回「学校林・遊々の森」全国子ども
もサミット実行
8月
サミット in 四国
委員会
四 国 研 修 セ ン オイスカふるさと祭り・夏
ター
パプアニューギニア報告会
「森のつみ木」広場インストラクター養
成講座
西日本研修
第 7 回「集まれ!地球体験村」
センター
第 17 回サマーナイトフェスティバル
オイスカ大収穫祭・秋
オイスカ国際活動促進福岡県議会議
員連盟交流会
海外研修生修了式、中野総裁叙勲祝賀会 2 月
オイスカ支援チャリティ・ゴルフコンペ
甘木朝倉支局 母なる地球の文化祭
森のつみ木広場
3月
9月
通年
佐賀県支部
北鹿島小学校交流会
6・10・
11 月
321 名
熊本県支部
宮崎支局
打ち水大作戦
海外派遣交流
8月
8月
10,000 名 熊本県熊本市
タイ・ラノーン
2.組織
(1)推進支部・支局
国際協力啓発普及事業を推進する国内の支部・支局は次の通り。
(平成 22 年 3 月 31
日現在)
①支部(14 支部)
1 北
海
2 宮
城
3 首
都
4 山
梨
5 長
野
6 富
山
7 静
岡
8 愛
知
9 岐
阜
10 関
西
11 四
国
12 西
日
本
道
県
圏
県
県
県
県
県
県
総
支
支
支
支
支
支
支
支
支
支
支
後
援
部
部
部
部
部
部
部
部
部
部
部
会
37
会
会
会
会
会
会
会
会
会
会
会
会
長
長
長
長
長
長
長
長
長
長
長
長
横
亀
桝
井
塚
新
落
杉
村
鈴
佐
松
山
井
本
上
田
木
合
浦
瀬
富
昭
晃
雅
俊
士
偉
正
恒
木
藤
尾
忠
新
清
伍
章
雄
之
雄
洲
行
治
胖
義
吾
国際協力啓発普及事業
13
14
佐
熊
賀
本
県
県
支
支
部
部
会 長
会 長
空
丸
本
文
席
紀
②支局(56 支局)
福 島 県 福島支局
茨 城 県 茨城県支局
東 京 都 築地支局
神奈川県 神奈川支局
長 野 県 飯田支局、上田支局、佐久支局、諏訪支局、中信支局、長野支局
静 岡 県 磐田天竜支局、掛川小笠支局、静岡県中部支局、浜北支局、
浜松支局、袋井周智支局
愛 知 県 安城支局、岡崎支局、尾張一宮支局、蒲郡支局、刈谷支局、
豊田支局、名古屋支局、西尾支局、日進長久手支局、丹羽支局、半田支局、
碧南高浜支局、三河湾支局
三 重 県 三重県支局
岐 阜 県 大垣支局、可児支局、岐阜北支局、岐阜中央支局、岐阜本巣支局、中濃支
局、羽島支局
石 川 県 石川県支局
奈 良 県 奈良支局
広 島 県 広島支局
香 川 県 綾川支局、香川東支局、坂出支局、高松支局、中讃支局、三豊支局
徳 島 県 徳島県支局
高 知 県 高知県支局
愛 媛 県 愛媛県支局
福 岡 県 甘木・朝倉支局、北九州支局
長 崎 県 佐世保支局
大 分 県 大分支局
宮 崎 県 宮崎支局
鹿児島県 鹿児島支局
沖 縄 県 沖縄県支局
3.会員の動向
(1)賛助会員
賛助会員の種別
法人:特別法人会員(1 口 10 万円/年額)
維持法人会員(1 口4万円/年額)
個人:特別個人会員(1 口5万円/年額)
38
国際協力啓発普及事業
維持個人会員(1 口2万円/年額)
マンスリー会員
(月額 2,000 円:自動引落し)
(2)会員の動向と会費納入状況
会員件数:5193 件。前年度より 290 件減少。
(平成 20 年度期末会員件数:5483 件)
会費入金総額:162,697,000 円。前年度比 10,607,000 円減額。
(平成 20 年
度入金額:173,304,000 円)
39
国際協力啓発普及事業
40
参考資料
組織の運営
平成 21 年度においては理事会、評議員会等の会議を開催。その他、健全な運営に努め
た。
会議、役員、職員に関する件は次のとおりである。
1.会議の開催
(1)理事会
①平成 21 年度第1回 理事会
日時:平成 21 年 6 月 16 日(火)
場所:ルポール麹町(麹町会館)
議題:1.平成 20 年度事業報告及び決算報告について
2.平成 20 年度新規賛助会員の承認について
3.最初の評議員の選任方法(案)について
4.特定資産管理規程(案)について
5.次期役員の互選(案)について
6.次期評議員選任(案)について
7.その他(報告事項等)
② 平成 21 年度第2回 理事会
日時:平成 21 年 11 月 24 日(火)
場所:ルポール麹町(麹町会館)
議題:1. 公益法人移行に向けた定款変更(案)について
③ 平成 21 年度第3回 理事会
日時:平成 22 年 3 月 5 日(金)
場所:ルポール麹町(麹町会館)
議題:1. 平成 21 年度第一次補正予算案について
2. 平成 22 年度事業計画及び収支予算(案)について
3. 寄附行為一部変更について
4. 公益法人移行に向けた定款・諸規定策定について
5. 移行後の理事の選任について
6. 事務局機構再編について
(2)評議員会
①平成 21 年度第1回 評議員会
日時:平成 21 年 6 月 16 日(火)
場所:ルポール麹町(麹町会館)
議題:1.平成 20 年度事業報告及び決算報告について
2.平成 20 年度新規賛助会員の承認について
3.最初の評議員の選任方法(案)について
4.特定資産管理規程(案)について
41
参考資料
5.次期役員の選任について
6.その他(報告事項等)
②平成 21 年度第2回 評議員会
日時:平成 22 年 3 月 5 日(金)
場所:ルポール麹町(麹町会館)
議題: 1. 平成 21 年度第一次補正予算案について
2. 平成 22 年度事業計画及び収支予算(案)について
3. 寄附行為一部変更について
4. 公益法人移行に向けた定款・諸規定策定について
5. 移行後の役員の選任について
6. 事務局機構再編について
42
参考資料
2.役員
平成 22 年 3 月 31 日現在における当法人の役員は次の通りである。
(1)会長
№
氏
名
役
職
1 中 野 良 子 オイスカ・インターナショナル総裁
(2)理事長
№
氏
名
役
職
1 中 野 利 弘 オイスカ・インターナショナル副総裁
(3)常務理事
№
氏
名
役
職
役
職
1 廣 瀬 道 男 前事務局長
2 永 石 安 明 事務局長
(4)理事
№
1新
2岡
3川
4佐
5杉
6谷
7友
8長
9西
10 樋
11 廣
12 桝
13 松
14 渡
氏
名
屋敷
本 隆
口 文
藤 忠
浦 正
村
田 和
岡
垣
泉 克
野 良
本 晃
尾 新
邉
均 元事務局長
之 (財)国際文化交友会 常務理事
夫 中部経済連合会 会長
義 四国経済連合会 相談役
行 元安城市長
健 清和綜合建物(株) 顧問
臣 (学)中野学園 副理事長
實 (財)資本市場研究会 顧問
昭 元大蔵事務次官
夫 愛知県立大学外国語学部 教授
吉 成蹊大学 名誉教授
章 東京電力(株)顧問
吾 九州電力(株)代表取締役会長
忠 元事務局長
(5)監事
№
氏
名
役
職
1 川 島 廣 守 (財)本田財団 理事長
2 鈴 木 稔 充 弁護士
(6)顧問
№
1桜
2下
3多
4野
氏
名
役
職
井 正 光 経済同友会 代表幹事
妻
博 関西経済連合会 会長
田 公 熙 中国経済連合会 元会長
村 明 雄 大阪商工会議所 会頭
43
参考資料
5 御手洗冨士夫 日本経済団体連合会 会長
6 山 下 敏 明 福岡銀行 名誉顧問
7 新 木 富 士 雄 北陸電力(株)取締役会長
(7)評議員
№
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
氏
名
役
職
荒 木 光 弥 国際開発ジャーナル社 代表取締役
井 上 雅 雄 ㈱アドヴォネクスト 取締役会長
内 田 幸 雄 電機連合 中央執行委員 組織部長
逢 見 直 人 連合 副事務局長
岡 田 康 男 弁護士
落 合 偉 洲 久能山東照宮博物館 館長
神 野 重 行 ㈱名鉄百貨店 取締役社長
亀 井 昭 伍 カメイ㈱ 取締役相談役
木 坂 孝 治 中国企業㈱ 元相談役
木 島 正 芳 前(財)国際研修協力機構 理事
後 藤 達 太 西日本シティ銀行 取締役顧問
小 林
泉 大阪学院大学国際学部 教授
小 林 孝 雄 ㈱アルプス技研 顧問
茂 田 和 彦 (社)大日本山林会 常務理事
篠 塚
徹 拓殖大学 副学長・教授
進士 五十八 東京農業大学 教授
杉 下 恒 夫 独立行政法人国際協力機構 客員国際協力専門員
関 本 幸 也 前東都水産㈱ 代表取締役会長
塚 田 俊 之 長野県経営者協会 顧問
土 井 泰 彦 文教大学 元教授
常 盤 百 樹 四国電力㈱ 代表取締役会長
中 村 利 雄 日本商工会議所 専務理事
中 村 陽 子 NPO 法人メダカのがっこう 理事長
奈 良
毅 東京外国語大学 名誉教授
福 井 光 彦 (財)損保ジャパン環境財団 専務理事
藤 崎 正 和 オイスカ高等学校 校長
ペマ・ギャルポ 桐蔭横浜大学大学院 教授
深 山
彬 石川県商工会議所連合会 会頭
宗 岡 正 二 日本鉄鋼連盟 会長
村 瀬 恒 治 昭和コンクリート工業㈱ 社長
横 田 次 男 関特工業㈱ 代表取締役会長
横 山
清 ㈱ラルズ 代表取締役会長
〈50 音順、平成 22 年3月 31 日現在〉
44
参考資料
3.事務機構及び職員
(1)機構図
会
長
評 議 員 会
理
事
理
会
事
長
顧
問
監
事
常 務 理 事
事 務 局 長
西
国
国
日
際
内
協
研
務
力
修
所
部
部
本
事
組
広
協
経
総
理
務
部
部
働
織
報
事
業
部
部
部
〈平成 22 年3月 31 日現在〉
(2)職員
平成 22 年3月 31 日現在における本法人職員は次のとおりである。
職
員
事 務 所
本
部
西日本事務所兼
西日本研修センター
中部日本研修センター
四国研修センター
関西研修センター
地 方 組 織
合
計
45
職 員 数
62
19
17
8
3
17
126
参考資料
海外組織と国際機関等との交流
1.海外組織との連携協力及び関係機関等との交流
各国では、当法人の活動の受け皿として、海外組織が活動を行っているが、それに加え
て、特に日本から直接支援ができない、もしくは少ない国では、地道ではあるが自発的に
「子供の森」計画などの開発活動を推進し、現地の支援者による国際協力活動が行われ理
解促進に努めている。また、国際協力活動を推進する各国の駐日外国公館関係者に対し、
定期的に最近の活動報告、今後の活動方針を報告等、意見交換・相互理解を図ると共に当
法人の活動等に積極的に招いて交流を深めている。
(1)アゼルバイジャン
<アゼルバイジャン総局>
会
長
エルチン・ナシーリ(政府職員)
(2)バングラデシュ
<バングラデシュ総局>
会
長
事務局長
A・K・M・ミザヌル・ラーマン(実業家)
H・A・チョードリ
<ダッカ支局>
会
長
モンタズディン・ブイヤン(会社経営)
<チッタゴン支局>
会
長
事務局長
アブドゥル・マレック(ジャーナリスト)
S・K・ファルーク
(3)ブラジル
<ブラジル総局>
会
長
高木ラウル (ニッケイ新聞社社長)
(4)カンボジア
<カンボジア支局>
会
長
チャールズ・チェオ(実業家)
(5)エチオピア
<エチオピア総局>
会
長
事務局長
M・バラクリシュナン(実業家)
アラーサ・ホードファ
(6)香港
<香港総局>
会
長
理事長
譚
華
正(実業家)
仇
永平(写真家・会社経営)
<オイスカ国際基金>
会
長
中野
利弘
事務局長
石見
康雄
(7)インド
<北インド支局>
46
参考資料
会
長
事務局長
ラビンドラ K. ジャイトリ(研修生 OB・会社経営)
リトゥ・プラサド
<アンドラプラディッシュ支局>
会
長
ラグ・ラジ・クマール
<東インド支局>
事務局長
ヤンベン・ビレン・シン(マニプール州政府役人)
<ウッタルプラデシュ支局>
会
長
ナレッシュ・チャンドラ(元ウッタルプラデシュ州大臣)
<アグラ支局>
事務局長
G・C・グプタ(団体職員)
<マニプール支局>
会
長
事務局長
クンジェシュワル・シン
ヤンベン・ビレン・シン(マニプール州政府役人)
<マハラシュトラ支局>
会
長
クリシュナ・カタウ
<西ベンガル支局>
会
長
事務局長
S・K・ディ
K・G・チャッタルジー
<南インド支部>
会
長
L.ラーダクリシュナ(政府官僚)
<カリクット支局>
会
長
ウシャ・タイタス(政府役人)
<バンガロール支局>
会
長
P・P・スンダラン(会社経営)
長
T・バラクルプ
長
A・サラウディン(弁護士)
<バダガラ支局>
会
<コーチン支局>
会
<グンテゥール支局>
会
長
M・B・セカラ・ラオ
長
H・スレイマン
<カノール支局>
会
<ハイデラバード AP 支局>
会
長
ベンカテシュワル・ラオ
<カサラゴド支局>
会
長
K・サシダラン
<コッタヤム支局>
会
長
P・H・クリアン・ISA(政府役人)
<チェンナイ支局>
会
長
K・ビスワンバラン(会社経営)
47
参考資料
<マナンタバディ支局>
会
長
M・バラクリシュナン
<マンジェリ支局>
会
長
T・K・サイダリクッティ
長
E・バルサラジ
<マヘ支局>
会
<マラプラム支局>
会
長
ラヒマン・カンダト
<マイソール支局>
会
長
N・ベンコバ・ラオ
<ナゲルコイル支局>
会
長
R・S・ラル・モーハン(専門家)
<ネドゥムバッセリ支局>
会
長
K・ソマセカーラン
<パラッカド支局>
会
長
S・G・K・キショーレ IAS(政府役人)
長
L・ラダクリシュナン・ISA(政府役人)
<クイロン支局>
会
<スリーカンダプラム支局>
会
長
ポール・バジッピリ・M・S
<ティリチェリ支局>
会
長
リチャード・ヘイ
<ティルール支局>
会
長
モハメッド・イブラヒム
<トリバンドラム支局>
会
長
K・サシダーラン・ナイール
<ツチコリン支局>
会
長
G・マヘンドラン
長
UKS・チョーハン
<ワヤナド支局>
会
(8)インドネシア
<インドネシア総局>
会
長
ウイヨゴ・アトモダルミント
長
ムスタファ・アリ
<アチェ支局>
会
事務局長
ウスマン・マフムド
<クラテン支局>
会
長
事務局長
ジュワルディ・B・B・A
スワルノ・B・S
48
参考資料
<カランガニヤル支局>
会
長
ムルヨノ・ヘルランバン
(オイスカ・カランガニアル研修センター所長)
<NTT支局>
会
長
バンバン・スダルソノ
長
ジョハン・ファミ
<ソロン支局>
会
事務局長
ヤコブ・コミギ
<北スマトラ支局>
会
長
ヨピー・バツバラ
(9)イスラエル
<イスラエル総局>
事務局長
ラーナン・カツィール(国際農業教育開発協力センター専門家)
(10)大韓民国
<韓国総会>
会
長
金
太
鐘(会社経営)
長
金
大
吉
<カヤ支局>
会
<ハプチュン支局>
会
長
チュン・ジ・ミュン
(11)マレーシア
<マレーシア総局>
名誉会長
ムスタファ・ビン・モハメッド(マレーシア貿易産業大臣)
会長代行
モハメド・シャリフ・オマー(前農業・食品産業副大臣)
<サバ支局>
会
長
事務局長
モハメド・ヤヒア・フシン(サバ州農業食糧産業大臣)
タハ・スライマン(州政府職員)
<ケランタン支局>
会
長
(空席)
長
スハイリ・A・ラーマン(ラブアン州議会議員)
長
ハジ・アーメッド・ビン・ハムザ
長
ホセ・マーチン・アテラ・エシェバリア(水耕栽培研究所代表)
<ラブアン支局>
会
<メラカ支局>
会
(12)メキシコ
<メキシコ総局>
会
事務局長
モーリシオ・モラ
(13)パキスタン
<ラホール支局(エコロジカル・スクール)>
会
長
ファティマ・ジャバイド・ラナ(団体職員)
49
参考資料
事務局長
バーバル・カーン(会社員)
<オイスカ・パキスタン青年クラブ>
会
長
事務局長
ミアン・ファズル・マナン(農場経営)
イザル・ヨウサフザイ(会社経営)
<イスラマバード支局>
会
長
事務局長
M・イクバル・カディール(実業家)
サフダリ・アリ・シャー(家具製造業)
<ハイデラバード支局>
会
長
事務局長
モハマッド・ハルーン・イブラヒム(実業家)
ハジ・アブドル・アジズ(実業家)
(14)パラオ
<パラオ総局>
会
長
事務局長
ジョニー・キシガワ(実業家)
ロベルラ・タフ
(15)パレスチナ
<パレスチナ総局>
会
長
事務局長
サミ・クムシア
イマド・アトラッシュ(パレスチナ野生生物協会)
(16)パラグアイ
<パラグアイ総局>
会
長
副会長
ミチオ高倉(日系ジャーナル社長)
笠松エミ(生花インターナショナル・パ国代表・大学講師)
<イグアス支局>
会
長
松永真一(日系篤農家)
(17)パプア・ニューギニア
<ラバウル支局>
会
長
事務局長
シナイ・ブラウン(国家計画モニタリング大臣)
ピーター・ブアク(州政府人事部長)
(18)フィリピン
<フィリピン総局>
会
長
アルフレッド・マラニオンJr.
(西ネグロス州知事)
事務局長
アントニオ・メンドーサ(大統領府職員、研修生 OB)
<アブラ支局>
会
長
(空席)
<カンラオン支局>
会
長
(空席)
<カンラオン農場支局>
会
長
アントニオ・A・マパ(元フィリピン総局会長・実業家)
<メトロマニラ支局>
会
長
エンリケ・リム
50
参考資料
<ヌバエビスカヤ支局>
会
長
ロドルフォ・アグバヤニ(元ヌバエビスカヤ州知事)
長
マリオ・コルコロン
<ダバオ支局>
会
<ヌエバエシア支局>
会
長
トーマス・ホソン III(元ヌエバエシア州知事)
長
アルフレッド・マラニオンJr(西ネグロス州知事)
長
ムネット・トレス(バゴ市長)
<サガイ支局>
会
<バゴ支局>
会
<ディポログ支局>
会
長
ロセラー・バリナガ(元国会議員)
長
ワルベルト・マカラーン
<ルクバン支局>
会
<ザンボアンガ支局>
会
長
ロベルト・ウイ(ディポログ市長)
(19)台湾
<中華民国総会>
理事長
陳炯松(公益法人役員)
秘書長
林榮彬(公益団体役員)
(20)スリランカ
<スリランカ総局>
会
長
事務局長
P.ティラク・ウィーラシンハ(旅行会社社長)
AMCKB アラハコーン(研修生 OB)
<コロンボ支局>
会
長
インディラニ・ナワナ(JMC カレッジ校長)
長
H・H・ジャヤティラカ
長
P・B・ラジャカルナ(農業開発局次長)
長
S・G・ヘッチアララクチ
<バデゥラ支局>
会
<ガンパハ支局>
会
<ガンポラ支局>
会
<カンドラタ支局>
会
長
ラリット・グナワルダナ
<コトゥマレ支局>
会
長
ティスパネ・J・テロ
長
ラリット・ランブクウェラ
<ケガレ支局>
会
<クルネガラ支局>
会
長
J・カルナラットネ
51
参考資料
<プットラム支局>
会
長
W・M・J・A・フェルナンド
<ラトナプラ支局>
会
長
M・B・マラウィラ
<アヌラダプラ支局>
会
長
D・P・B・マハディウルウェワ(弁護士)
<テッサマハラマ支局>
会
長
ジャヤセナ・ナオトゥナ
長
アリ・チョアングリア(会社経営)
(21)タイ
<タイ総局>
会
事務局長
アイサ・ミハラ(ソーシャルワーカー)
<スリン支局>
会
長
事務局長
チャチャワン・ムーラサート
ワラウート・ワラシリ
(22)ウルグアイ
<ウルグアイ総局>
会
長
事務局長
ホルヘ・ソラー(ウルグアイ技術研究所工学士)
フェルナンド・ストッツ(ウルグアイ技術研究所工学士)
(23)オイスカ帰国研修生会
<オイスカ・フィリピン帰国研修生会(OTTAA)>
会
長
事務局長
ウェルマン・バレンシア(西日本研修センター)
ビクトリノ・デラス・アラス(中部日本研修センター)
<オイスカ・フィジー研修修了者協会(OFETA)>
会
長
サイルシ・マシ(四国研修センター)
<オイスカ・バングラデシュ帰国研修生会>
会
長
アラウディン・アーメッド(西日本研修センター)
<オイスカ・MARA・マレーシア・帰国研修生会>
会
長
モハメッド・オマー(中部日本研修センター)
<オイスカ・サバ帰国研修生会>
会
長
グァンディー・コホイ(中部日本研修センター)
<オイスカ・KADA・ケランタン帰国研修生会>
会
長
モハメッド・アリフィン(四国研修センター)
<オイスカ・パラオ帰国研修生会>
会
長
ジェフリー・フランシスコ(西日本研修センター)
<オイスカ・インドネシア帰国研修生会>
会
長
スタルト(西日本研修センター)
<オイスカ・インド帰国研修生会>
会
長
ラビンダ・K・ジャイトリ(中部日本研修センター)
52
参考資料
<オイスカ・スリランカ帰国研修生会>
会
長
AMCKBアラハコーン(西日本研修センター)
2.国際機関・外国政府機関との交流及び情報交換
〈現場レベルで相互協力を行っている機関〉
国連食糧農業機構(FAO・本部ローマ)
世界食糧計画(WFP・本部ローマ)
アジア開発銀行(ADB・本部マニラ)
〈諮問資格、会員資格などを所有している機関〉
国連経済社会理事会
総合諮問資格(カテゴリー・ジェネラル)
国連広報局諮問資格
世界 NGO 協議会(CONGO・本部ジュネーブ)メンバー
南太平洋委員会(SPC・本部ヌーメア)常任オブザーバー
国際農業基金(IFAD・本部ローマ)/NGO コンサルテーション
アドバイザーグループメンバー
国際竹籐学会(INBAR・本部カナダ)
〈情報交換を行っている国際機関、各種団体(会議参加などを含む)
〉
国連開発計画(UNDP・本部ニューヨーク)
国連教育科学文化機構(UNESCO・本部パリ)
国連環境計画(UNEP・本部ナイロビ)
国連児童基金(UNICEF・本部ニューヨーク)
国連ボランティア計画(UNV 本部ボン)
国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP・本部バンコク)
経済開発協力機構(OECD・本部パリ)
世界銀行(本部ワシントン D.C.)
米州開発銀行(IDB・本部ワシントン D.C.)
国際熱帯木材機関(ITTO・本部横浜)
国連広報センター(東京)
アセアン事務局(ジャカルタ)
アース・カウンシル(本部コスタリカ)
国際青年財団(IYF・本部フィラデルフィア)
セーブ・ザ・チルドレン(本部コネチカット)
パートナーズ・オヴ・ザ・アメリカズ(本部ワシントン D.C.)
南太平洋財団(FSP・本部ニューヨーク)
世界資源研究所(本部ワシントン D.C.)
ネイチャー・コンサーバンシー(本部ヴァージニア)
ウィンロック・インターナショナル(アーカンサス)
ベティバー・ネットワーク(本部ヴァージニア)
53
参考資料
地球環境ファシリティ(GEF・本部ワシントン D.C.)
アジア農村開発研究所(AIRD・本部バンガロール)
国際農村復興研修所(IIRR・本部マニラ)
アジア農地改革農村開発 NGO 連合(ANGOC・本部マニラ)
世界オルト連合(WORLD ORT
UNION・本部ロンドン)
タイ・ガールガイド協会(GGAT・本部バンコク)
スワディーヤヤ(Swadhyaya・本部ムンバイ)
ブラーマ・クマリス(Brahma Kumaris・本部インド・ラジャスタン州)
レガシー・インターナショナル(REGACY INTERNATIONAL・本部ヴァージニア)
ワールド・ラーニング(WLI 元の EIL・本部バーモント)
インターアクション(INTERACTION・本部ニューヨーク)
カナダ国際協力協議会(CCIC・本部オタワ)
オックスファム(OXFAM・本部オックスフォード)
マニトウ財団(本部コロラド)
タンザニア日本友好協会(本部タンザニア)
パナマ自然保護協会(ANCON 本部パナマ)
その他
〈プロジェクト共同運営、研修生受け入れなどの協力機関/団体〉
フィジー青年雇用機会スポーツ省
・研修センターの共同運営
・農業研修生の受け入れ
クムブ農業開発公団(KADA・マレーシア、ケランタン州)
・研修センターの共同運営
・農業研修生の受け入れ
マレーシア国民信託評議会(MARA)
・工業研修生の受け入れ
マレーシア・サバ州農村開発公社(KPD)
・農業研修生の受け入れ
・青少年ボランティアプロジェクト実施
ダライラマ法王日本代表部事務所
・農業研修生の受け入れ
その他
〈駐日外国公館、国際機関との交流〉
1.
「世界こよみ展」開始式及び国際協力活動に関する意見交換
会
場:国際文化交友会
月光天文台(静岡県)
出席者:アゼルバイジャン大使、モンゴル大使、ウルグアイ大使、ウクライナ大使
イスラエル大使、ホンジュラス臨時代理大使、ポーランド大使館参事官
54
参考資料
ボツワナ大使館参事官、コートジボワール大使館参事官、インド一大使館一等書記官
コロンビア大使館一等書記官、パラグアイ大使館一等書記官、インドネシア大使館職員
2. 研修生入所式(平成 21 年 4 月 23 日)
会
場:三菱UFJフィナンシャル・グループ本社(東京都)
出席者:パプアニューギニア大使、パキスタン大使館公使、カンボジア大使館公使参事官、
ミャンマー大使館参事官
3.東京フォーラム(平成 21 年 7 月 9 日)
会
場:ANAインターコンチネンタル東京(東京都)
出席者:パプアニューギニア大使、ミャンマー大使、イスラエル大使、ミクロネシア連邦
大使、パラオ大使、パキスタン大使館次席、マレーシア大使館次席、バングラデ
シュ大使館公使、パラオ大使館参事官、アゼルバイジャン大使館参事官、スリラ
ンカ大使館一等書記官、フィジー大使館一等書記官、インド大使館一等書記官、
コロンビア大使館一等書記官、バングラデシュ大使館一等書記官、東ティモール
大使館二等書記官
4.東京フォーラム(平成 21 年 12 月 1 日)
会
場:グランドプリンス・ホテル赤坂(東京都)
出席者:東ティモール大使、パラオ大使、フィジー諸島大使、マレーシア大使、パプアニ
ューギニア臨時代理大使、ミャンマー大使館公使参事官、インドネシア大使館参
事官、アフガニスタン大使館一等書記官、インド大使館一等書記官、フィリピン
大使館職員、外務省国際協力局民間援助連携室長
5.研修生修了式(平成 21 年 12 月 11 日)
会
場:東京都議会特別室(東京都)
出席者:フィリピン大使館公使、マレーシア大使館公使参事官、ミャンマー大使館公使参
事官、パプアニューギニア大使館一等書記官、スリランカ大使館一等書記官、イ
ンド大使館三等書記官
6.研修生修了式(平成 22 年 3 月 10 日)
会
場:三菱UFJフィナンシャル・グループ本社(東京都)
出席者:パキスタン大使館公使、バングラデシュ大使館公使、ミャンマー大使館公使参事
官、モンゴル大使館公使参事官、カンボジア大使館二等書記官
55
参考資料
56
参考資料
フィリピン・事業拠点(センター・事務所)位置図
アブラ農林業研修センター
ヌエバビスカヤ植林プロジェクト事務所
フィリピン事務所
バゴ研修センター
アホイ事務所
パラワン研修センター
ミンダナオ・エコテック研修センター
57
参考資料
H21 年度海外派遣 海外技術員リスト
番号
氏名
バングラデシュ
1
宮嶋 秀夫
2
安部 雅之
3
渡辺 洋地
インドネシア
4
吉永 秀喜
5
中 垣
豊
6
中 垣 アダ
7
武鑓 史恵
8
佐藤 立輝
ミャンマー
9
藤井 啓介
10
齊藤 祐子
フィリピン
11
渡辺 重美
12
池田 広志
13
木村 春光
スリランカ
14
村 松
明
タイ
15
春日 智実
パプアニューギニア
16
荏原 美 知勝
17
澤井 勝之
フィジー
18
吉 田
孜
19
宗像 ジュイエ
東ティモール
20
伊藤 秀雄
担当分野
運営管理
研修・農業
調整・渉外
運営管理
農業・庶務
調整
調整
調整
研修・農業
調整
運営管理
運営管理
運営管理
運営管理
調整・渉外
農業・調整
運営管理
運営管理
調整・渉外
運営管理
58
参考資料
各事業所別
開発技術員・現地スタッフ・研修生数
研修生
男
女
子
子
技術員
現地
スタッフ
バングラデシュ研修センター
2
9
8
0
チッタゴン・マングローブ植林プロジェクト事務所
1
2
0
0
南インド事務所
0
4
0
0
北インド事務所
0
3
0
0
インドネシア OB 会研修センター
4
58
140
66
カランガニアル研修センター
0
9
163
30
ジャカルタ事務所
1
3
-
-
KPD-オイスカ青年研修センター
0
12
34
10
ミャンマー農林業研修センター
1
46
11
11
ヤンゴン事務所
1
2
-
-
1
フィリピン事務所
0
3
0
0
2
バゴ研修センター
1
23
11
3
3
ミンダナオ・エコテック研修センター
1
2
7
2
アブラ農林業研修センター
0
3
8
3
5
アホイ事務所
0
3
-
-
6
パラワン研修センター
1
6
7
ヌエバビスカヤ植林プロジェクト
0
1
-
-
スリランカ事務所
1
3
0
0
タイ有機農業普及センター
0
3
0
0
「子供の森」計画環境保護センター
0
4
0
0
バンコク事務所
1
4
0
0
国名
センター・事務所
No
1
2
1
2
バングラデシュ
インド
1
2
インドネシア
3
1
1
2
4
1
マレーシア
ミャンマー
フィリピン
スリランカ
1
2
タイ
3
1
フィジー
フィジー農林業開発プロジェクト事務所
2
8
25
2
1
パプアニューギニア
ラバウル・エコテック研修センター
2
31
295
49
1
東ティモール
東ティモール地域開発研修センター
1
11
21
8
1
中華人民共和国
内モンゴル砂漠生態研究研修センター
1
5
0
0
21
258
723
184
合
計
907
*現地スタッフは、財団の直接雇用ではなく個別プロジェクトのニーズに見合う臨時雇用者を現地採用してい
るスタッフをさす。
59