「ちばぎん後見制度支援信託」の取扱開始について

平 成 28 年 7 月 20 日
「ちばぎん後見制度支援信託」の取扱開始について
千葉銀行(頭取 佐久間 英利)は、平成 28 年 7 月 27 日(水)より、
「ちばぎん後見制度支援信
託」の取扱いを開始いたしますので、お知らせします。
平成 28 年 4 月に後見制度※を促進する法律が成立し、今後、後見制度の利用者は増加していくこ
とが見込まれています。当行は、本商品の取扱いをつうじて利用者のニーズにお応えするとともに
後見制度の普及に貢献していくものです。
後見制度支援信託は、後見制度を利用する方を、財産管理の面で支援するための信託です。被後
見人(後見を受ける方)の財産のうち、日常の支払いに必要な金銭を預貯金等で後見人が管理し、
通常使用しない金銭を信託する仕組みとなっています。なお、信託契約の締結、一時金の交付、信
託の変更、解約等の手続きは家庭裁判所の指示書に基づいて行なわれ、被後見人の金銭を安全・確
実に保護することができます。なお、後見制度支援信託の取扱いは、地方銀行として初めてとなり
ます。
当行は、平成 18 年に信託業務の認可を取得し、銀行本体で相続関連業務を取り扱っております
が、本商品をメニューに加えることで、高齢者の生前の財産管理に関するニーズについても積極的
に対応してまいります。
当行は、今後も信託の財産管理機能や資産承継機能等を活用した商品・サービスの提供に努めて
まいります。
※成年後見と未成年後見があり、成年後見制度とは、認知症、知的障がい、精神障がいなどによ
って物事を判断する能力が十分でない方(本人)について、本人の権利を守る援助者(成年後
見人)を選ぶことで、本人を法律的に支援する制度のこと。未成年後見制度とは、両親が亡く
なるなど未成年者(本人)の親権者がいなくなった場合に、本人の権利を守る援助者(未成年
後見人)を選ぶことで、本人を法律的に支援する制度のこと。
以
上
(別 紙)
「後見制度支援信託」の仕組み
<信託契約締結時>
信託契約締結の指示書
家庭裁判所
ご本人
委託者・受益者
報告
信託契約締結(金銭の信託)
千葉銀行
後見人の信託契約締結にあたっての主な職務
後見人
法定代理人
・ 財産目録・収支予定表の作成
・ 信託条件の設定(信託財産額・定期交付金額など)
・ 信託契約の締結
受託者
<信託期間中・信託終了時>
指示書が必要な手続
○
○
○
○
指示書
一時金交付
信託の変更(定期交付金額の変更など)
信託財産への金銭の追加(追加信託)
信託の終了(解約)
施設等
日常的支出に充当
家庭裁判所
ご本人
委託者・受益者
預
貯
金
口
座
上申・報告
一時金交付等の請求
信託変更の届出など
後見人
法定代理人
定期交付・一時金交付
信託財産の返還
千葉銀行
受託者
「ちばぎん後見制度支援信託」概要
ご利用いただける方
法定後見人が選任されている成年被後見人、または未成年被後見人
で、後見制度支援信託の利用について家庭裁判所の指示書がある方。
被後見人の財産を保護し、将来にわたる生活の安定に資することを目
的としています。
信
託
目
的
なお、信託金は、家庭裁判所の指示書に従い差し入れていただいた申
込書に基づき、定期的に一定の金額をご指定いただいた被後見人の口
座にお振込みいたします。
信
託
期
間
信託期間に定めはありませんが、被後見人が死亡した場合や未成年被
後見人が成年に達した場合等に、この信託は終了いたします。
家庭裁判所の指示書に従い、お客さまの口座に定期的にお振込みいた
信 託 金 の 支 払
します。
また、家庭裁判所の指示書がある場合には、一時金として指示書に記
載された金額をお支払することができます。
信
(
託
手
報
数
酬
料 )
契約手数料
150,000 円(税抜き)
管 理 報 酬
3,000 円/月(税抜き)
運 用 報 酬
運用収益の中から一定の金額をいただきます。
以
上