Vol.4 大島青松園看護課広報誌 平成 28 年度 1 号 せいしょうくん便り さくらが咲いて、春爛漫 第3不自由者棟 日増しに暖かくなるにつれ、大島でも桜の蕾が膨らみ美し い花を咲かせました。 第2・3不自由者棟では、4月8日にお花見を開催しました。 入所者さんは、車に乗車して園内を1周したり、車椅子で風を 感じながらの散策を楽しんだりと、思い思いに桜を鑑賞されました。 第3不自由者棟の桜鑑賞の後は、大島会館の喫茶コーナーで茶話 会です。茶話会中は、コーヒーやお茶を頂きながら「桜が綺麗だっ たね」 、 「来年もまた行きたいね」という話で盛り上がりました。 参加された入所者様は笑顔に溢れ、これ以上ない春のひと時を過 ごされました。 満開の桜の 道で、 「はい、 ポーズ」 第3不自由者棟の改築終了 引越しました 3月に第3不自由者棟の改築が終了しました。蒸気により カビが発生していた入所者さんの居室は、床が張り替えられ、 配膳室、浴室、談話室、スタッフステーションは位置を変え て新しくなりました。空調設備も整えられ、廊下が暖かくな ったという声も聞かれています。 引越しは、3月23・24日で行われ、園内全体で協力し て事故なく無事終えることができました。入所者さんもスタ ッフも新しい環境に、まだ少し慣れない所もありますが、 安心して暮らしやすい生活環境になるようにみんなで頑張っ ています。 1 木下 北斗 Vol.4 平成 28 年度 1 号 大島青松園看護課広報誌 -瀬戸内国際芸術祭 2016 春- 3月20日~4月17日に瀬戸内国際芸術祭の春の会期が開催 されました。ボランティアの方に聞くと、開催期間中大島には約 1000 人の方が来られたそうです。ハンセン病療養所のことや 大島のことを知らなかった方もおられ、 「来て良かった」と皆さん 関心を持たれていたようです。海外の方も多かったそうですよ。 大島で芸術祭に参加している「青空水族館」を見てみましたが、 幻想的で違う空間にいるようでした。また、大島から見る穏やかな 瀬戸内の風景で癒された方もいらっしゃると思います。 今後の会期は、夏は 7 月 19 日~9 月 4 日、秋は 10 月 8 日~ 11 月 6 日となっています。 売店がリニューアル -皆様 利用してくださいね- 平成 28 年度から売店の経営会社が変わりました。母体は、和菓子・ 洋菓子の製造販売、高松市の離島への訪問販売等をされている会社です。 皆さんは、新しくなった売店は行って見られましたか? 日用品は もちろんのこと、生鮮食品やお菓子、手作りのお総菜やパン・ケーキ・ プリンなどがあります。事前に注文しておくと要望のものを作ってもら えます。 また、売店の一部にはテーブルも置かれ、売店内でお弁当類を食べる こともできます。入所者さんの高松への買い物支援とともに、園内の 売店を職員の皆さんも利用して、入所者さんが安心して買い物ができる 環境が続けられるとよいですね。 5 月 12 日は 「看護の日」 「看護の日」のイベントが今年も 5 月 27 日に行われました。今回は、看護の日 の担当者 7 名と共に、生き生き支援プロジェクトのメンバーも一緒にイベントを 行いました。会場の大島会館は、色とりどりのハートの風船で飾り付けです。 イベントの内容は、恒例の新しい職員の紹介に始まり、気持ちの 良いタクティールケア、パタカラ体操、リズム体操、紙芝居でした。 入所者の皆さんは、体操では真剣に口や体を動かされ、紙芝居では 身を乗り出して聞いておられました。特に紙芝居は、スクリーンに 大きく映る絵を見ながら、スタッフの迫真の声色で、大きな笑い声 があふれていました。わずかな時間でしたが、入所者の皆さまに看 護の心が届いたひとときになったのではないでしょうか♡ 編集後記: 待ち遠しかった暖かで穏やかな気候となりました。総 国立療養所大島青松園 看護師長室の前に置いている蘭に今年は多く花がつきま 〒761-0198 香川県高松市庵治町6034-1 した。ちょっとした春爛漫です。原稿依頼の際にはご協 TEL 力ください。また、ホットなニュースがありましたら、 087-871-3131 FAX 087-871-4821 URL http://7301s001.oosimasei.nhds.go.jp/ 担当者にご連絡ください。 副総看護師長 土居 明美 発行者 看護課ホームページワーキンググループ 2
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