最近とみに寒さが身に沁みる様になりましたが体の調子はいかがでしょ

最近とみに寒さが身に沁みる様になりましたが体の調子はいかがでしょうか。
今年も余すところ1ヶ月をきりました、今年も色々な事が有りましたがいかがでしたか?
来年も良い年になりますようにお祈り申し上げます。
さて、秋の夜空とは違い華やかな冬の夜空に移りつつあります、なんと全天に21個程し
かない一等星以上の恒星の内3分の 1 が一晩の内に見る事が出来ます、是非忍耐力の有る
人は寒い中挑戦してみてはどうでしょうか?(くれぐれも風邪を引かない様に)
また、かたちのはっきりした星座が多々あり西の空には北十字とも呼ばれている白鳥座、
北の空にはアルファベットの M 字型をしているカシオペア座、天頂から東にかけては五角
形のかたちが特徴的な御者座、中心にある三ツ星とそれを囲む四角形のオリオン座(この
星座は夏を代表する星座さそり座を怖がって正反対の空に出ているとの事です。
)ちなみに
私はどうしても蝶々の形にしか見えません(三ツ星が体で四角形が羽に見えます)
。
またオリオンの左下には全天で最も明るい恒星(シリウス)があり、冬の夜空をいっそう
にぎやかにしてくれています。
この様に比較的分かりやすい形状をしている星座が多いので星座早見盤かこのページの画
像をコピーして星空を散策してみてください。
今月の見所としては14日に極大日を迎える(ふたご座流星群)があります。
この流星群は一晩中流れ星が出現しているのが特徴のようです、今年は月の影響が夜中過
ぎに出てくるので夕方から夜遅くに掛けてが観望のチャンスです、また他の流星群とは違
い前後数日間は出現するそうなので気軽に空を見上げてみてはどうでしょう。
(インターネットでも 14 日の夜にはライブ中継をするサイトがあります。)
惑星で比較的観望に適していそうなのは金星と火星でしょうか、両方とも夕方から20時
頃までに西の地平線に消えて行ってしまいますが、この寒空の中その位が表に居る限界で
しょう、夕焼けの中で徐々に見えてくる一番星の金星を見ると何となく郷愁を感じますね。
木星と土星は夜半過ぎに東の空から昇って来るので観望にはあまり適していませんが、望
遠鏡等をお持ちの方はぜひ目を向けて見てください、きっと木星の縞模様や衛星がはっき
りと見えるでしょう、また土星に向けるとはっきりと土星の環が観察出来ます。
当初の打ち上げ予定より3日程ずれて打ち上げに成功した「はやぶさ2」ですが、まづは
おめでとうございます。
予定通りに進むと2020年の年末頃に小惑星のサンプルを持ち帰ってくる雄姿が見られ
る事でしょう。(何か重大な発見が出来れば良いですね、期待して待ちましょう。
)
また、今回打ち上げたロケットには他にも2つ(合計3つ)の衛星を積んでいました。
一つはもちろん「はやぶさ2」
もう一つは「しんえん2」
九州工業大学と鹿児島大学の共同開発した宇宙機です初号機
は2010年に打ち上げられましたが途中で通信が途絶え行方不明になりました、それだ
けに今回は気合が入っていると思います。
これは深宇宙通信技術の確立と超軽量衛星構造の開発技術確立を目的とした50センチ級
の小型探査機としてこの後月の軌道周辺やより離れた深宇宙と地上の通信実験に取り組む
予定になっています。
そしてもう一つ此方は「ARTSAT2-DESPATCH」号、多摩美術大学が開発した
質量32Kgの宇宙機です、この後地球の重力圏から離脱して太陽を周回する人工惑星に
なる予定です、ただし太陽電池を搭載していない様なので寿命は1週間程度のようです、
その間に衛星搭載の各種センサーのデータからコンピュターが宇宙生成詩を送信したり3
Dプリンターによる深宇宙彫刻を作成し造形物を作る事を予定しているみたいです。
この3つの宇宙機はまだ他国には無い独創的発送を持った日本独特の宇宙開発になってい
ると思います、アメリカ、ロシア、中国、欧州の各国とは違ったアプローチをしているの
でこの後の宇宙開発では日本の独自技術で世界の国々と協力して宇宙開発に貢献出来ると
思います。