数学科学習指導案(習熟度別―第 1 学年)

数学科学習指導案(習熟度別―第 1 学年)
指導学年:第 1 学年(1 学級約 40 名)
1.単元名
第3章
指導場所:1 年 1 組~4 組教室
方程式
2.コース名
『こつこつコース』
(基礎)
『のびのびコース』
(標準)『ぐんぐんコース』(発展)
3.単元の目標
『こつこつコース』(3~6 人程度)
かなり数学が苦手で、小学校の単元を定着しきれていない生徒も多いため、正負の数の四則演算・文
字式の基本的な計算から復習し、方程式の簡単な計算を解くことを目標とする。
『のびのびコース』(20~25 人程度)
数学が苦手な生徒もいるが、主に基本的な計算能力は身についている生徒が大半なので、方程式の基
本的な計算・文章問題の演習を多く行い、教科書の応用問題レベルの問題を解くことを目標とする。
『ぐんぐんコース』(5~10 人程度)
基本の内容は『のびのびコース』と変わらないが、基本的な問題は時間をかけずに解く生徒が多いた
め、応用問題(解答到達までに工夫が必要な問題)を用意し、時間的な空白ができないように配慮す
る。
4.T.T
少人数指導等の工夫
本学級の生徒は習熟度の差が大きく、基礎的な計算を苦手としている生徒が数名いる。また週 2 回(2
/4)の T.T であるため、次のような工夫をして指導にあたる。
①週に 2 時間指導に入る T2の役割としては、数学が苦手な生徒の支援を中心に行う。
②T2 が入る時間には、なるべく問題演習を多く取り入れ、T.T による個別指導を充実させるようにす
る。
③小単元末の問題演習の時間には、個々の習熟度に応じて指導ができるように、T.T でのスモールステ
ップアップによる指導を取り入れる。具体的には生徒の習熟度を考慮して、難易度順にレベル1~5の
プリントを準備する。そして、個々の生徒が自分のレベルにあったプリントを解き、自己のつまづきを
一つ一つ解決していけるように T.T で指導していく。
5.本字の学習
過
学習活動
程
導
教師の働きかけ・個に応じる手だて
1.既習内容を確認する。
・移項の意味、等式の性質をおさえる。
2.レベル別問題を解く
・問題を解かせ、解説付きの解答を配布して自己
・レベル 1~5 の問題を解き、自己採点し
採点させる。
入
て提出する。
レベル 1
x  3  5 , 3x  9 の形
レベル 4 ( )を含む方程式
2x  1  7 の形
レベル 3 3x  1  4x  2 の形
レベル 2
展
開
レベル 5 小数・分数を含む方程式
3.レベル 1 からスタートし、満点で次の
・T1 は机間指導、T2 は主に『こつこつコース』の
レベルへ進み、間違えた場合は解説を受け
生徒にはりついて支援する。
て、同じレベルの別プリントに取り組む
・コース別のグループ学習とし、レベルに関係な
く生徒同士の教え合いも取り入れ、互いの理解を
深めさせる。
・レベル 5 をクリアした生徒には、発展問題を準
備し、時間的な余白がないようにしておく。
・どの生徒もレベル 3 までは解けるようにさせた
い
4.自己評価カードに記入する
ま
・クリアしたレベルを記入し、本時の成果を各自
認識させる。
と
め
5.次時の予告をしておく
・生活の中で方程式が活用されている場面を紹介
し、次時へつなげる。