海底光ネットワーク用CD/PMD測定システム

海底光ネットワーク用CD/PMD測定システム
中継器のある海底ケーブルなどの長距離光ネットワーク”全体”の分散測定を行えます。
通信事業者・ファイバ設置事業者及びシステムプロバイダは、分散マネージメントの観点から敷設済み光ファイバの分散特
性を測定し、理想的な高速・広帯域伝送の光ネットワークを構築する必要性が高まってきています。 光増幅器やDWDM部品
が混在する光ネットワークを一括で測定し、100Gbps/40Gbps伝送パフォーマンスを特定していくことは、伝送品質の証明だけ
でなく、余分な投資を防ぎ効果的な運用につながります。
ッ
光
ネ
モデルCHROMOS11の外観
波長分散測定画面
ー
ト
ワ
ク
開
通
・
保
守
用
用途
● 光増幅器やDWDM部品が混在する光ネットワークの波長分散(CD)・偏波モード分散(PMD)測定評価。
● 100Gbps/40Gbps伝送へのアップグレードが必要な敷設済み光ネットワークの伝送品質評価。
● 光ネットワークのデザインの検証。
特長
実際の高速・広帯域伝送の長距離光ネットワークには、複数の光増幅器やファイバのスパン(繋ぎ目)、フィルタや合
分波器が混在しています。 システム全体の分散値を評価するためには、そのファイバ(光増幅器を含む)施設を全体
で測定するのがより好ましい方法です。 CHROMOS11は他に類をみないネットワーク全体の測定ができる装置で、非
常に大きな測定作業コストの削減につながります。
測定作業に係わる費用は、おおよそ80km間隔における各地の中継サイト(光増幅器設置箇所など)への移動費やそ
の時間、毎回の測定セットアップ時間、そして作業者の移動休息時間が考えられます。
ネットワーク全体を一箇所からの測定で調査できることは、光ネットワーク上の全て(DWDM部品・光増幅器・ファイバ)
を評価できることだけでなく、大きな費用の削減につながることも明らかです。
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CLバンド全体、及び各ITUチャンネル※における狭帯域間隔での測定。
測定ダイナミックレンジ60dB(光増幅器の無いファイバネットワークで)
光増幅器を含むネットワークで最大12,500kmまで測定可。
30秒の測定時間。
光学可動部分が無い(光スイッチを除く)ので、信頼性・測定再現性が高い。
偏波モード分散(PMD)測定オプションを追加可能。
※ C.Lバンド以外のITUチャンネルの測定はオプションになります。
測定原理
波長分散(CD):Phase Shift Method。JIS-C6827, TIA FOTP-175及びIEC60793-1-42/ITU-T G.650に準拠。
偏波モード分散(PMD):FAFT(Fixed Analyser Fourier Transform) 固定アナライザ法。
仕様
形式
測定ダイナミックレンジ
波
長
レ
ン
ジ
絶 対 確 度 ( 分 散 )
絶対確度(分散スロープ)
絶 対 確 度 ( 波 長 )
PMD 測 定 レ ン ジ
測
定
速
度
寸法(送信部/受信部)
総
重
量
P.44
≦60dB (typical 65dB)
C and/or L バンド
≦±1% Typical
≦±1% Typical
±0.1nmF
1-192ps(0.5-192psCLモデル)
30秒 Typical
各35(幅)x33(奥)x10.5(高)cm
18kg(送信部+受信部+PC)
CHROMOS11-C
1525nm-1575nm
CHROMOS11-L
1569nm-1620nm
CHROMOS11-CL
1525-1620nm
PMDオプションの追加は末尾に「-PMD」が付きます。
例:CHROMOS11-C-PMD
㈱三喜 Tel:03-5608-1315 / Produced by PE.Fiberoptics