4月の熊本地震により、当初の予定が変更され、熊本県中体連の総合

4月の熊本地震により、当初の予定が変更され、熊本県中体連の総合開会式
は、7月23日(土)本校体育館で開催されることになりました。開会式では、
熊本市を代表して、本校生徒会長の傘直矢君(3年5組)が歓迎の言葉を述べ
ました。以下に紹介します。
熊本県中体連
歓迎の言葉
参加される選手のみなさま。県大会への出場おめでとうございます。また、
ようこそ熊本市におこしくださいました。
4月に発生した熊本地震により、ここ熊本では、多くの被害がもたらされま
した。熊本市のシンボルでもある熊本城。その地震後の姿には、誰もが衝撃を
受けたことでしょう。
本校も、校舎にヒビが入り、体育館の電球が落下するなどの被害を受けまし
た。毎日のように放課後、部活動で汗を流していたこの場所は避難所となり、
多くの方々が不安な日々を送られました。今考えても信じられないような出来
事で、今、こうしてここに立っていられることが奇蹟ではないかと思う程です。
震災後、「自分にできることは何か。」「自分がすべきことは何か。」と考える
多くの方々のおかげで少しずつ日常を取り戻し、学校を再開することができま
した。
当たり前だと思っていた日常が、当たり前ではないことを体験した私たちは、
今まで以上に感謝する心と、団結する心の大切さを学ぶことができました。そ
して、どんな困難も乗り越えられる強さを身に付けました。
「わざわいを転じて福と為す」とはこういうことを言うのでしょうか。
ここにいるみなさんは、そんな困難を乗り越え、今まで積み重ねてこられた
努力により、県大会出場という栄誉を勝ち取られました。それは私たち部活動
生にとっては目標でもあります。ぜひ、練習で培われたその素晴らしい技をこ
の大会で存分に発揮してください。
私たちは、ここに集われたすべての選手の方々を心から応援します。
みなさまのご活躍を願って、歓迎の言葉といたします。
平成28年
7月23日
帯山中学校生徒会長
傘直矢
熊本県中体連
総合開会式の様子
歓迎の言葉を述べる帯山中生徒会長