2001 - 精密ばねのアドバネクス

会社概要
会社名 : 株式会社アドバネクス (Advanex Inc.)
(旧社名)
:
株式会社加藤スプリング製作所 (2001年7月に現社名に変更)
証券コード : 5998
設立 : 1946年11月
証券市場 : 東証一部(1964年5月東証二部、2004年3月東証一部)
事業内容 : 精密ばね、プラスチック製品、ヒンジユニット等の製造販売
資本金 : 3,451百万円
本社所在地 : 〒114-8581 東京都北区田端6-1-1
代表 : 取締役会長兼社長 加藤 雄一
社員数 : 連結 2,344人 単体300人
連結対象子会社 : 17社(国内3社、海外14社) (2012年3月31日現在)
当社は1930年東京江戸川区にスプリング工場として設立されました。1946年に株式会社加
藤スプリング製作所と改組、64年東京証券取引所第二部に上場。2001年7月に現社名:株
式会社アドバネクスに社名変更、2004年3月には東京證券取引所第一部に指定替え致し
ました。
会社沿革
アドバネクス
1930/4 故加藤伊之吉(初代代表取締役社長)が江戸川区逆井1丁目において個人経営を以って、ス
プリング専門工場を設立。
1946/11 株式会社に改組、資本金を199千円とし、社名を「株式会社加藤スプリング製作所」と改称、
本社工場を練馬区関町に置く。
1963/12 北区田端1丁目1番3号に本社工場(延2,224㎡)を新設し、旧本社工場の設備を移転。
1964/5 東京証券取引所市場第2部に株式を上場。
1976/11 新潟県柏崎市に総合ばね工場(現 柏崎工場)を建設し、操業を開始。
1986/3 福島県田村郡小野町に福島工場を建設し、操業を開始。( 2009/6 閉鎖)
1996/7 本社を北区田端6丁目1番1号に移転。
2001/7 株式会社アドバネクスに社名を変更。
2004/3 東証1部指定替え。
2008/9 大分県中津市に大分工場を開設。
2009/5 青森県南津軽郡に弘前工場を開設。
会社沿革
子会社・関連会社
1966年
年7月
月
KATO SPRING OF CALIFORNIA, INC.(現 Advanex Americas,inc.)を設立。
1978年
年1月
月
KATO SPRING (SINGAPORE) PTE. LTD.(現 Advanex (Singapore) Pte.Ltd.) を設立。
1984年
年9月
月
フジマイクロ株式会社の株式取得(2011年4月 連結子会社から持分法適用会社へ移行)
1988年
年9月
月
KATO PRECISION (U.K.) LIMITEDを設立。
1993年
年10月
月
KATO-ENTEX LIMITEDを設立。
1994年
年8月
月
KATO PRECISION (HONG KONG) LIMITED(現 Advanex (Hong Kong) Ltd.)を設立。
1996年
年7月
月
株式会社ストロベリーコーポレーションを設立。
1998年
年1月
月
KATO SPRING (THAILAND) LTD.(現 Advanex (Thailand) Ltd.)を設立。
2000年
年4月
月
カトウスプリング株式会社を設立(2006年5月アドバネクスに吸収合併)。
2001年
年1月
月
KATO SPRING (SHANGHAI) CO., LTD.を設立(現Advanex (Shanghai) Inc.)
2001年
年10月
月
株式会社ストロベリーコーポレーションがジャスダックに上場。(2011年上場廃止)
2002年
年12月
月
Advanex Precision Components (Dongguan) CO., LTD.(現Advanex (Dongguan) Inc.)を設立。
2003年
年1月
月
Advanex Precision Components (Dalian) CO., LTD.(現Advanex (Dalian) Inc.)を設立。
2006年
年6月
月
KATO SPRING (VIETNAM) LTD. (現 Advanex (Vietnam) Ltd.)を設立。
2007年
年10月
月
第一化成ホールディングス株式会社の100%株式取得。
2010年
年10月
月
KATO PRECISION (U.K.) LIMITEDとKATO-ENTEX LIMITEDを合併し、
2012年
年2月
月
Advanex Europe Ltd.に社名変更。
株式会社ストロベリーコーポレーションが株式会社アドバネクスモーションデザイン
に 社名変更。
グループ会社事業概要
㈱アドバネクス
AHQ
日本 日本 3社
1946年11月設立
精密ばね、プラスチック製品等の製造・販売
アジア アジア 12社
12社
100%
米国 米国 1社
邁進精密香港有限公司
Advanex (Hong Kong) Ltd. AHK
100%
100%
1994年8月設立
精密ばねの販売
100%
欧州 欧州 1社
邁進精密部件(東莞)有限公司
Advanex (Dongguan) Inc.
ADO
Advanex Americas, Inc.
AAM
Advanex Europe Ltd.
AEU
1966年7月設立
精密ばねの製造・販売
1988年9月設立
精密ばねの製造・販売
2002年12月設立
精密ばねの製造・販売
100%
1966年米国カリフォルニ
ア州に子会社を設立し
て海外展開を始め、その
後、78年シンガポールに
生産工場を持つ子会社
を設立、88年には英国
に工場進出しました。中
国には、上海、東莞、広
州、大連に工場がありま
す。2007年10月に、第一
化成グループを買収しま
した。
現在、連結子会社は17
社(内海外14社)となって
おります。
邁進精密部件(大連)有限公司
Advanex(Dalian) Inc.
ADA
2003年1月設立
精密ばねの製造・販売
100%
100%
1998年1月設立
精密ばねの製造・販売
Advanex (Singapore) Pte. Ltd.
ASG
1978年1月設立
精密ばねの製造・販売
100%
100%
㈱アドバネクスモーション
デザイン AMD
1996年7月設立
精密組立部品の開発・販売
100%
第一化成ホールディングス
第一化成ホールディングス㈱
ホールディングス㈱
IKHD
1989年8月設立
持株会社
100%
喜多倍利精密部件(広州)有限公司
GUANZHOU STRAWBERRY
CORPORATION
1963年2月設立
精密射出成形品、組立品の
製造・販売
100%
Advanex (Vietnam) Ltd.
AVN
2006年6月設立
精密ばねの製造・販
売
邁進精密部件(上海
邁進精密部件 上海)有限公司
上海 有限公司
Advanex (Shanghai) Inc.
ASH
2001年1月設立
精密ばねの製造・販売
2004年3月設立
精密組立部品の製造・販売
100%
IKKA (HONG KONG) CO., LIMITED
100%
IKHK
1996年3月設立
精密成形品、組立品の製造・販売
(内3.3%は第一化成ホールディングス㈱が直接出資)
M.A.C. TECHNOLOGY
(MALAYSIA) SDN. BHD. IKM
100%
第一化成㈱
第一化成㈱
IKKA
Advanex (Thailand) Ltd.
ATH
100%
1993年8月設立
精密成形品、組立品の製造・販売
IKKA
TECHNOLOGY(VIETNAM)CO.,LTD
100% 2009年6月設立 .
精密成形品、組立品の製造・販売
IKKA Technology DongGuan
Co.,Ltd.
ITD
2010年8月設立
精密成形品、組立品の製造・販売
社名変更の由来
旧社名
株式会社加藤スプリング製作所
2001年
年7月
月
社名変更
ADVANEX INC.
Advance(前進する、成長する)+
前進する、成長する)+Next
(次ぎの)
次ぎの)
前進する、成長する)+
「次ぎの時代に向かって前進する、成長し続ける」
当社は精密スプリングのメーカーとして成長してきましたが、商品の多様化、市場環境の
変化に対応し、より高い付加価値を提供すべく事業構造を変革し、2001年7月に「次の時代
へ向かって前進する、成長し続ける」という気持ちを込めて、 “加藤スプリング製作所”より㈱
アドバネクスに社名変更致しました。
企業理念
意 味
定 義
グループミッション
グループとしての存在意義
や基本的な使命
より良い社会のためにサティスファクション-プ
より良い社会のためにサティスファクション プ
ラスを提供するネットワークである
企業ミッション
企業としての存在意義
や基本的な使命
「なるほど!」を提供する
ドメイン
企業として社会と関わり
貢献していく領域、いわ
ゆる事業領域
アイデア&ソリューション・デザイン
目 的
企業としての将来のあり
たい姿、到達点
顧客(パートナー)から信頼される高収益企業
顧客に提供する価値の
本質を凝縮して一言で
表現したもの
イノベーションのコンビニエンスストア
企業シナリオを推進する
際に最も大切にしたいこ
と
★ユニークに
★変化に対応し、変化をつくる
★KISS(Keep it simple & speedy)
★官僚主義はノー
★主体的に
★~する
★心をこめて
項 目
企業シナリオ
企業シナリオ
コーポレート・アイデンティティー(CI)
コーポレート・アイデンティティー(CI)
企業コンセプト
コア・バリュー
当社はイノベーションのコンビニエンスストアという企業コンセプトのもと、高い付加価値を創造して提供できる企業で
ありたいと考え、アイデア&ソリューション・デザインという事業領域を設定しました。 アイデア・デザインとは、私たちが
主体的にアイデアを工夫し提案することです。 一方、ソリューション・デザインとは、部品の提供にとどまらず例えばサ
プライチェーン体制も含めた総合力で、お客様が抱える課題の解決策を提案することです。こうした活動によってお客
様のイノベーションを支え、つねに必要とされる企業になることを目指しております。
グループ企業倫理・遵守基本方針
「アドバネクス・グループ 企業倫理と遵法に関する基本方針」
2004年1月16日 アドバネクス・グループは、「より良い社会のためにサティスファ
クションプラスを提供するネットワークである」とその使命を定めております。良き地
球市民として、その使命を果たすために、全役職員・社員は高い倫理観を持ち、法
令・規則を遵守し、主体的積極的に社会貢献する企業であり続けます。
「アドバネクス・グループ 倫理行動指針」
1.健全な経営をします 《合理的で公正な経営と情報開示》
合理的で公正な経営と情報開示》
2.法令・規定を遵守します
3.異文化を尊重し地域発展に貢献します 《文化、人権の尊重》
文化、人権の尊重》
4.環境の向上に貢献します
5.会社資産を保護し有効に活用します 《有形資産と情報、時間、知識など無形資産の保
護活用》
護活用》
アドバネクスグループは企業倫理と遵法を大切にするため、基本方針、倫理行動指針
を書いたカードを作成し、社員がいつも携帯するようにしています。また、企業倫理委
員会を設け、キリン(企業倫理)のホットラインを開設、法令・企業倫理・社内
ルール・等に関する社員からの連絡・相談を受け付けています。
主な事業
精密ばね
プラスチック
当社の主な事業内容は精密ばねとプラスチック製品の製造販売です。
なお、ヒンジユニットの製造販売を行なっていた株式会社ストロベリーコーポレーションは
2012年2月に社名変更し、事業を縮小いたしました。
精密ばね事業のご紹介
線ばね
ワイヤーインサート
板ばね
精密ばねには大きく分けて、ワイヤー材料でつくられた線ばね、プレートの材料で作られ
た板ばね、雌ネジの補強に使われるワイヤーインサートなどがあります。用途としては、プリ
ンター等のOA機器向けの部品や各種の自動車向け部品に加えて、最近では医療機器向
けにも力を入れております。
プラスチック事業のご紹介
精密成形品
自動車用組立部品
プラスチック事業は、2007年10月に買収した第一化成株式会社とそのグループ会社が
行っています。第一化成のプラスチック成形部品や組立・ユニット品は、主にOA機器や自
動車用部品などに使用されています。
事業別売上高の割合
201
2012年 3月期
売上高
1,685百万円
ヒンジ
6.7.%
プ ラスチック
40.3%
売上高
10,161百万円
右記のグラフは2012年3月期の事業別
売上構成比を表しています。
精密ばね
53.0%
売上高
13,344百万円
売上高合計 25,191百万円
市場別売上構成
OA
OA機器
OA機器
2012年3月期
プリンター、コピー機、FAX等
自動車機器
自動車機器
電装系、内外装系、空調系、カーナビ系
PC
PC & 周辺機器
その他
18%
医療機器3 %
携帯情報端末
5%
パソコン機構部品
OA機器
29%
AV
AV・家電機器
AV・家電機器
テレビ、オーディオ、DVDプレーヤー等
精密機器
精密機器
精密機器6 %
AV・ 家電機器
5%
自動車
機器
27%
P C・ 周辺機器
7%
デジカメ、計測器、ゲーム機器
携帯情報端末
携帯情報端末
携帯電話、PDA等
医療・健康機器
医療・健康機器
内視鏡、注射器、マッサージ機
内視鏡、注射器、マッサージ機等
注射器、マッサージ機等
その他
その他
売上高合計 25,191百万円
住設機器、自販機、文具
住設機器、自販機、文具他
自販機、文具他
2012年3月期の市場別売上構成は上記のとおりです。自動車向けの売上高は増加しましたが、ヒ
ンジ事業の縮小に伴い、携帯情報端末の売上高が減少しました。
会社所在地別売上高
2012年3月期売上高
ヨーロッパ 4.3%
米国 5.0%
計 25,191百万円
アジア
29.3%
日本
61.4%
当社グループ会社の所在地別の売上高の割合は上記のとおりです。日本での売上は、アドバネクス本体と、 2007年
10月にグループ入りしたプラスチック事業の第一化成株式会社、およびヒンジユニットを主力製品とする株式会社アド
バネクスモーションデザインの売上となっています。アジアにおいては、中国、シンガポールおよびタイの子会社の売
上が多くを占めています。米国、ヨーロッパにおいては、主に現地メーカー向けに自動車や医療機器用の部品を供給
しております。
地域別売上高
ヨーロッパ 3.5%
2012年3月期売上高
売上高合計 25,191百万円
米国
6.8%
ア ジア
32.4%
日本
57.3%
地域別売上高の構成比は上記のとおりで、中国を含むアジア地区における売上高が増加しています。
売上・利益推移
(売上)
単位:百万円
45,000
(利益)
3,000
2,500
40,000
2,000
1,500
35,000
1,000
30,000
500
0
25,000
-500
20,000
-1,000
-1,500
15,000
-2,000
10,000
-2,500
-3,000
5,000
-3,500
0
98/3
99/3
00/3
01/3
02/3
03/3
04/3
05/3
06/3
07/3
08/3
09/3
10/3
11/3
12/3
-4,000
24,807 23,529 24,984 27,603 23,925 25,124 30,476 34,511 33,221 32,844 38,892 37,488 29,555 31459 25191
売上
2,102 1,383 1,556 1,785
384
1,266 2,278 2,486 1,732
338
-824 -1,507 -274
552
612
営業利益
588
446
413
-324
527
1,336
747
663
481 -2,382 -3,595 -380 -152
226
当期純利益 -160
1997年からの売上・利益の推移です。2002年3月期にはIT不況に起因する景気減速が続く中、日本企業の中国への生産
移管等の影響を受け、減収・減益となりました。その後景気の回復、特に携帯電話市場向けヒンジユニットの売上の拡大に
より、売上高は一時増加基調をたどりました。また、2007年10月には、第一化成グループを買収したことに伴い、売上高は
大幅に増加しました。2008年度後半以降、米国に端を発した世界的な金融危機と景気減退、ヒンジユニット事業の業績悪
化等により赤字が続きましたが、2012年3月期に最終利益が5期ぶりに黒字になりました。
株式の状況
(2012年
(2012年3月31日現在)
31日現在)
会社が発行する株式の総数:125,000,000
会社が発行する株式の総数:125,000,000株
125,000,000株
発行済株式総数:41,533,708
発行済株式総数:41,533,708株
41,533,708株
大株主 (上位10
(上位10名)
10名)
株主数:10,809
株主数:10,809人
10,809人
所有者別株式数
その他国内法人
3.71%
証券会社
4.51%
自己名義株式
0.06%
外国法人等
1.15%
金融機関
16.05%
個人・その他
74.52%
株主名
所有株式数
(千株)
持株比率
(%)
加藤 清
2,362
5.69
㈱三菱東京UFJ銀行
1,987
4.79
アドバネクスパートナーシップ持株会
1,374
3.31
日本証券金融株式会社
1,328
3.20
加藤 雄一
473
1.14
住友信託銀行㈱
465
1.12
西村 明美
449
1.08
橋本 孝二
335
0.81
小林 進
325
0.78
日本トラスティ・サービス信託銀行(株)
(信託口6)
310
0.75
なお、当社は自己名義株式22,946株(0.06%)を保有しています。
2012年3月31日現在における株式会社アドバネクスの株式の状況です。当社では、
個人株主様の比率が約3/4を占めております。2011年11月に(株)ストロベリーコーポ
レーションとの株式交換実施に伴い、株主数が増加しました。
End
以上、簡単ではありますが当社グループの紹介を終わらせていただきたいと思います。詳
細情報につきましては、当社ホームページの各ページ内資料をご参照下さい。また、IRに
ついてのご質問につきましては、IRページの“お問い合わせ”より受付けておりますので合
わせてご利用ください。