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テレビ会議システムを活用した交流 学習の進め方に関する研究

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テレビ会議システムを活用した交流
学習の進め方に関する研究
研究課題
副題
~県内全ての学校を対象としたテレビ会議システム
(F@ceネット)の運用を通して~
学校名
鹿児島県総合教育センター情報教育研修課
所在地
〒891-1393
鹿 児 島 県 鹿 児 島 市 宮 之 浦 町 862
ホームページ
アドレス
1
http://www.edu.pref.kagoshima.jp/
はじめに
社会の情報化が急速に進展する中で,大量の情報の中から必要な情報を取捨選択したり,
表現やコミュニケーションの効果的な手段として情報機器を活用したりする能力が求めら
れている。
テレビ会議は,相手と対面して双方向にやり取りをするメディアであることから,コミュ
ニケーションを通して学びを広げ,児童生徒の主体的な情報の収集,表現,発信,伝達など
の活動により情報活用能力を高めることができる。
当 教 育 セ ン タ ー で は , 平 成 23 年 1 月 の 情 報 教 育 研 修 シ ス テ ム 更 新 に 伴 い , テ レ ビ 会 議 シ
ス テ ム ( 以 下 「 F@ ce ネ ッ ト 」 ) を 整 備 し た 。
そ こ で , こ の 「 F@ ce ネ ッ ト 」 を 有 効 に 活 用 す る た め の 運 用 と , 具 体 的 な 活 用 法 に つ い て
研究することにした。
ヘッドセット(ヘッドホン+マイク)
教育センター
テレビ会議サーバ
2
「 F@ ce ネ ッ ト 」 の 概 要
(1)
「 F@ ce ネ ッ ト 」 の 特 徴 ( 図 1 )
ア
インターネットがつながる環境があれ
Webカメラ
インターネット
同時に10地点まで接続可能
ば利用できる。
イ
Webカメラ
マイク
アプリケーション共有による協働学習
スピーカ
ができる。
ウ
文 字 情 報 に よ る 会 議 (チ ャ ッ ト )に 活 用
できる。
(2)
図1
「 F@ ce ネ ッ ト 」 の イ メ ー ジ
名称について
導入したテレビ会議システムが学校で積極的に活用されるよう,また,慣れ親しんでも
ら え る よ う , 平 成 22 年 12 月 に 県 内 全 て の 公 立 学 校 に 愛 称 を 募 集 し た 。
そ の 結 果 ,多 数 の 応 募 の 中 か ら ,① Friendly And Communicable Engine の 略 で「 FACE」,
② 顔を見ながら会議を行うことと,Aを@にしてインターネット利用のイメージにした
「 F@ce-meeting」 , ③ 「 連 な る 」 と 鹿 児 島 弁 の 「 顔 ( つ ら ) 」 を か け た 「 つ ら ネ ッ ト 」 の
第37回 実践研究助成 教育センター
三 応 募 を 参 考 に 「 F@ ce ネ ッ ト ( つ ら ネ ッ ト ) 」 と 命 名 し た 。
3
研究の目的及び内容
本県は,多くの離島・へき地を有し,少人数のためコミュニケーション能力の育成が大き
な 課 題 で あ る 。 ま た , 文 部 科 学 省 「 教 育 の 情 報 化 ビ ジ ョ ン 」 ( 平 成 23 年 4 月 28 日 ) で は ,
21 世 紀 を 生 き る 子 ど も た ち に 求 め ら れ る 力 を 育 む た め に ,情 報 活 用 能 力 や コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ
ン能力の育成が重要であるとしている。
平 成 16・ 17 年 度 「 I T を 活 用 し た 遠 隔 教 育 シ ス テ ム の 実 践 研 究 」 で , 本 県 の 離 島 や へ き
地を結んでのテレビ会議の活用について研究し,テレビ会議を活用した交流学習が,コミュ
ニケーション能力の育成に効果があることが分かった。
しかし,機器の調整等に時間がかかり,いつでも使える状態にしておかないと活用ができ
な い こ と や ,機 器 や 通 信 の 経 費 が 高 く ,継 続 す る こ と が 難 し い と い っ た こ と が 課 題 と な っ た 。
そ の た め , 平 成 18 年 度 以 降 は , こ れ ら の 課 題 を 解 決 す る こ と が 極 め て 難 し く , テ レ ビ 会
議の活用はあまり進展しなかった。
今 回 , 当 教 育 セ ン タ ー が 整 備 し た 「 F@ ce ネ ッ ト 」 は , こ れ ら の 課 題 を 解 決 す る も の で あ
ることから,次のことについて研究を行うことにした。
(1) 「 F@ ce ネ ッ ト 」 の 効 率 的 な 運 用 を 工 夫 し , 県 内 全 て の 公 立 学 校 が 活 用 で き る よ う に ,
学校間交流を行う体制を整える。
(2) 「 F@ ce ネ ッ ト 」 を 活 用 し た 校 内 研 修 の 支 援 を 行 う こ と に よ り , よ り 効 果 的 な 校 内 研 修
を行う。
(3) 「 F@ ce ネ ッ ト 」 を 活 用 す る こ と に よ り , 教 室 の 中 だ け で は 得 ら れ な い 興 味 の 広 が り ,
学びの深まりのある交流学習を行う。
4
研究の方法
(1)
「 F@ ce ネ ッ ト 」 の 効 率 的 な 運 用
ア
県内全ての学校が活用できるよう,利用規定,利用の手引きを作成し公開する。
イ
セ ン タ ー Web サ イ ト に よ る 情 報 提 供 と 効 率 的 な 運 用 を 工 夫 す る 。
(2)
「 F@ ce ネ ッ ト 」 を 活 用 し た 効 率 的 な 校 内 研 修 の 支 援
ア
「 F@ ce ネ ッ ト 」 を 活 用 し た 校 内 研 修 を 実 施 す る 。
イ
「 F@ ce ネ ッ ト 」 を 活 用 し た 校 内 研 修 事 例 を 収 集 し Web サ イ ト で 情 報 を 提 供 す る 。
(3)
5
(1)
「 F@ ce ネ ッ ト 」 を 活 用 し た 学 校 間 や 外 部 機 関 等 と の 交 流 学 習 の 推 進
ア
教 科 等 の 指 導 に 「 F@ ce ネ ッ ト 」 を 活 用 し た 授 業 実 践 を 実 施 す る 。
イ
「 F@ ce ネ ッ ト 」 に よ る 学 校 間 交 流 , 外 部 機 関 と 結 ん だ 交 流 学 習 を 推 進 す る 。
ウ
「 F@ ce ネ ッ ト 」を 活 用 し た 交 流 学 習 の 授 業 実 践 例 等 を 収 集 し Web サ イ ト で 提 供 す る 。
研究の実際
「 F@ ce ネ ッ ト 」 の 効 率 的 な 運 用
第37回 実践研究助成 教育センター
ア
利用規定の作成と公開
県 内 全 て の 学 校 等 に お い て 効 果 的 に 「 F@ ce ネ ッ ト 」 を 活 用 し て も ら う た め に , 「 利
用 規 程 」を 作 成 し ,運 用 の 基 本 的 な 考 え を 明 確 に す る と と も に ,Web ペ ー ジ で 公 開 し た 。
(http://www.edu.pref.kagoshima.jp/edunet/tvkaigi/images/tv-riyoukitei.pdf)
利用規程を作成する上で留意したことは,以下のとおりである。
(ア)
県内全公立学校を対象とし,利用申請時にID,パスワードを発行する。
(イ)
「 F@ ce ネ ッ ト 」が ,同 時 接 続 で 10 地 点 ま で と い う 制 限 が あ る た め ,多 く の 学 校 等
に活用してもらえるよう,利用申請において接続予定期日や時間を明確にする。
イ
利用の手引の作成
事 務 手 続 や 準 備 等 に つ い て 利 用 の 流 れ が 分 か る よ う に 「 利 用 の 手 引 」 を 作 成 し , Web
ペ ー ジ で 公 開 し た 。 ( http://www.edu.pref.kagoshima.jp/edunet/tvkaigi/top.html)
また,利用者ができるだけ利用し
利用代表校
やすくするために,以下のような工
申請手続
利用 許可 書
夫をし,事務の迅速化と効率化を図
った(図2)。
(ア)
I D
パスワード
① 申請書を ダウンロード
② 利 用申請書 作成・提出
( 複 数 校を ま と め て 申 請 )
③ 利用許可 書受信
〔 http ://w w w . e d u .p r e f. ka g o s h im a . j p /e d u n e t/tv ka i g i /to p . htm l〕
メ ー ル jy o h o @ e d u .p r e f. ka g o s hi m a . jp
総 合教 育セ ンタ ー
④ 交 流 先 の ID・ パ ス ワ ー ド を 連 絡
事 前準備
利用希望者は,利用申請書を
⑤ カ メ ラ ・マ イク 等 の準 備
⑨ 会 議 室 に入 室
Web ペ ー ジ か ら ダ ウ ン ロ ー ド し ,
交流先の学校や機関
⑥ 打 合 せ ( 目 的 ,方 法 ,時 間 , 活 動 等 )
⑦ I D ・ パ ス ワー ド でロ グ
イン
⑧
会 議 室 の 作 成 (代 表 校)
⑩ テ レ ビ 会 議 によ る 活動
⑤ カ メ ラ ・マイ ク 等 の準
備
⑦ I D ・ パ ス ワー ド で ログ
イン
⑨ 会議室に入室
テレビ会議
メールで送信する。
(イ)
当センターから許可書と接続
〔 https ://tvc om . e du- s . pref. k ago sh im a . jp/eli te /in dex . js p〕
手順書をメールで返信する。
図2
ウ
「 F@ ce ネ ッ ト 」 利 用 の 流 れ
「 F@ ce ネ ッ ト 」 利 用 案 内 リ ー フ レ ッ ト の 作 成
県内の全ての学校,教職員,教育関係機関等に配布し活用を依頼するとともに,本シ
ス テ ム の 活 用 を 広 報 す る た め に , Web ペ ー ジ で 公 開 し た 。
( http://www.edu.pref.kagoshima.jp/edunet/tvkaigi/images/tv-pamphlet.pdf)
エ
活用上の留意点
「 F@ ce ネ ッ ト 」 を 効 果 的 に 活 用 で き る よ う に す る た め に , 利 用 の 手 引 に お い て 次 の
ようなことに留意するようにお願いしている。
(ア)
相手校との打合せ
・
交流や活動の目的や方法を明確にし,交流先との共通理解を図る。
・
時間設定,事前の活動や指導内容等についての細かな打合せをする。
・
緊急時の対応と準備を検討する。
(イ)
事前の接続テスト
・
「 F@ ce ネ ッ ト 」 に ロ グ イ ン し , 交 流 先 と の 通 信 状 況 を 確 認 す る 。
・
カメラ,マイク,スピーカなどの設定及び動作を確認する。
第37回 実践研究助成 教育センター
(ウ)
(2)
その他
・
相手を意識したコミュニケーションの在り方について事前指導をする。
・
利用期間は原則1か月以内とする。
「 F@ ce ネ ッ ト 」 を 活 用 し た 効 率 的 な 校 内 研 修 の 支 援
校 内 研 修 や 各 種 研 修 会 な ど , 「 F@ ce ネ ッ ト 」 を 活 用 し , 双 方 向 の 意 見 交 換 や 情 報 の 共
有を行うことにより,研修を充実させることができる。
本 研 究 で 実 施 し た 校 内 研 修 に お け る「 F@ ce ネ ッ ト 」の 活 用 内 容 を 次 の よ う に 分 類 し た 。
A
校内研修の充実
・ 教 育 セ ン タ ー の 研 究 ・ 研 修 支 援 (研 修 A 1 )
・ 学 校 間 の 研 究 授 業 (研 修 A 2 )
・ 離 島 間 の 職 員 研 修 (研 修 A 3 )
・ 外 部 専 門 機 関 と 結 ん だ 研 修 (研 修 4 )
・ 講 演 の 中 継 (研 修 A 5 )
・ 映 像 を 通 し た I C T 活 用 の 研 修 (研 修 A 6 )
具体的な活用例の一部を以下に紹介する
〔 活 用 事 例 1 (研 修 A 1 )〕
交 流 者
・
十島村立平島小中学校
・
鹿児島県総合教育センター
・
鹿児島教育事務所
・
人 権 教 育 に 関 す る 校 内 研 修 会 を 実 施 し ,「 F@ ceネ ッ ト 」を 通 し て 県
総
合教育センター人権教育担当の研究主事が指導助言を行った。
交流内容
・
特 別 支 援 教 育 に 関 す る 校 内 研 修 会 を 実 施 し ,「 F@ ceネ ッ ト 」を 通 し
て
県総合教育センター特別支援教育課研究主事が指導助言を行った。
・
成
果
人 権 教 育 ,特 別 支 援 教 育 に 関 す る 校 内 研 修 を 進 め る 上 で ,離 島 の 学 校
で 講 師 等 を 依 頼 す る こ と が 難 し い 中 , 「 F@ ceネ ッ ト 」 を 活 用 す る こ と
で
専門的な立場から意見,指導等が行われ,研修を深めることができた。
〔活用事例2(研修A2)〕
交 流 者
交流内容
・
十島村立悪石島小中学校
・十島村立平島小中学校諏訪瀬島分校
・
十島村教育委員会
・
小 学 5・6 年 生( 複 式 学 級 )算 数 の 研 究 授 業 を 実 施 し ,「 F@ ceネ ッ
」で3地点をつないで授業を参観し,授業後の授業研究を行った。ま
ト
た,
教育委員会からも参加し,指導助言を行った。
・
成
果
離 島 の 学 校 で は ,少 数 の 教 職 員 で 授 業 を 通 し た 研 修 を 充 実 さ せ る こ と
は 難 し い 面 が あ る 。こ れ を 解 消 す る た め に ,異 な る 島 の 学 校 間 で 複 式 学
の 授 業 を 通 し た 研 修 が 実 施 で き ,ま た ,離 れ た 教 育 委 員 会 か ら 指 導 助
行われた。
(3)
「 F@ ce ネ ッ ト 」 を 利 用 し た 学 校 間 や 外 部 機 関 等 と の 交 流 学 習 の 推 進
ア
「 F@ ce ネ ッ ト 」 の 活 用 内 容
第37回 実践研究助成 教育センター
級
言が
平 成 16~ 18 年 度 「 I T を 用 し た 遠 隔 教 育 シ ス テ ム の 実 践 研 究 」 で 離 島 や へ き 地 を 結
んでのテレビ会議を活用した交流学習について研究をした。その成果として次の3点が
明らかになった。
○
コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 や 表 現 力 の 育 成 ,多 様 な 考 え 方 へ の 気 付 き に つ な が る 学
習が展開できる。
○
ICTに慣れ親しむ活動の中で情報活用能力が育成される。
○
学 習 意 欲 を 喚 起 し ,複 式 学 級 の 指 導 が 充 実 す る な ど ,本 県 の 学 校 の 現 状 や 特 色 を
生かし有効に活用できる。
そ こ で , こ れ ら の 成 果 を 生 か す と と も に , 本 研 究 で 実 施 し た 「 F@ ce ネ ッ ト 」 の 交 流
学習における活用内容を基に次のように分類した。
A
交流学習及び共同学習
・ 教 科 等 の 学 習 を 通 し た 協 働 学 習 (交 流 A 1 )
・ 遠 隔 地 と 結 ん だ 郷 土 学 習 (交 流 A 2 )
・ 少 人 数 , 複 式 学 級 の 交 流 学 習 (交 流 A 3 )
・ 地 域 , 保 護 者 と 結 ん だ 学 習 (交 流 A 4 )
B
外部機関等と結んでの学習
・ 教 育 機 関 と 結 ん だ 発 展 学 習 (交 流 B 1 )
・ 海 外 の 人 々 と の 交 流 学 習 (交 流 B 2 )
・ 専 門 家 と 結 ん だ 発 展 学 習 (交 流 B 3 )
・ 公 共 施 設 や 企 業 と の 発 展 学 習 (交 流 B 4 )
C
児童生徒への学習支援
・ マ ン ツ ー マ ン や 少 人 数 で の 支 援 (交 流 C 1 )
・ カ ウ ン セ リ ン グ や 相 談 (交 流 C 2 )
・ 院 内 学 級 の 学 習 支 援 (交 流 C 3 )
・ 特 別 支 援 教 育 で の 支 援 (交 流 C 4 )
イ
「 F@ ce ネ ッ ト 」 を 活 用 し た 交 流 学 習 例
こ れ ま で 学 校 等 で「 F@ ce ネ ッ ト 」を 活 用 し た 各 教 科 等 に お け る 取 組 が 14 件 行 わ れ て
い る が , 特 色 の あ る 活 用 に つ い て そ の 一 部 を 紹 介 す る 。 な お , 活 用 事 例 集 を 以 下 の Web
ページで公開している。
( http://www.edu.pref.kagoshima.jp/edunet/tvkaigi/jireisyuu/top.html)
〔活用事例3(交流A1)〕
交 流 者
交流内容
・
鹿児島市立桜峰小学校
・
熊本市立春日小学校
・
6年生の図画工作におけるアートマイルによる壁画を製作する。
・
児 童 同 士 の 交 流 学 習 と し て ,自 己 紹 介 や 作 品 製 作 後 の 感 想 や 作 品 に 込
められた意図などについての交流をする。
・
小 学 校 2 校 で 共 通 の 壁 画 を 協 働 し て 製 作 す る 活 動 を 基 に ,互 い の 絵 に
対 す る 思 い や 考 え に つ い て 「 F@ ceネ ッ ト 」 を 通 し て , 実 際 に 絵 や 相 手
の
顔を見ながら意見交換することができた。
・
成
果
児 童 自 身 が ,作 品 製 作 の 中 で 疑 問 に 思 っ た こ と な ど 質 問 し た り ,思 い
を伝えたりするなどの活動を進めることができた。
・
相手の顔を見ながらの交流で,表情や動きなどを考えて対応するなど,
相手を意識した学習を進めることができた。
・
一 緒 に 作 品 を 作 り 上 げ て き た 相 手 校 の 生 徒 と「 F@ ceネ ッ ト 」を 通 し
対面し,楽しい雰囲気の中にも充実した交流ができた。
第37回 実践研究助成 教育センター
て
〔 活 用 事 例 4 (交 流 B 3 )〕
交 流 者
交流内容
・
鹿児島市立吉田南中学校
・
デザイン事務所トータルプロダクション(東京)
・
美 術 の 授 業 で 製 作 し た 作 品( 写 真 )を 相 互 に 鑑 賞 す る 場 面 で ,プ ロ の
カメラマンの話を聞き,評価をもらう。
・
カメラマンの仕事等について疑問に思ったことを質問する。
・
プ ロ の カ メ ラ マ ン の 専 門 の 立 場 か ら ,生 徒 の 撮 影 し た 写 真 に つ い て 意
見を聞く学習ができた。
成
果
・
写 真 や 映 像 を 指 し 示 し な が ら ,相 手 を 意 識 し た 発 表 や 質 問 を す る 学 習
ができた。
・
生 徒 は ,カ メ ラ マ ン の ユ ー モ ア を 交 え な が ら も 説 得 力 の あ る 専 門 的 な
視点からの話に納得するとともに,写真への興味関心が高まった。
6
(1)
研究の成果と課題
運 用 に 関 す る 規 則 や Web サ イ ト で の 利 用 情 報 等 の 提 供 な ど , 「 F@ ce ネ ッ ト 」 の 効 率 的
な運用を工夫し,県内の全公立学校において学校間交流等を行う体制を整えることができ
た。今後,利用に関する事務処理等を運用状況に応じて見直し,効率的かつ利用しやすい
環境に整備していく必要がある。また,更に活用が進むように,機会を捉えて各種研修会
や会合等で活用について案内をしていく必要がある。
(2)
「 F@ ce ネ ッ ト 」 を 活 用 し た 校 内 研 修 の 支 援 を
行うことにより,研修の事前・事後の支援等,複
数日にわたる支援が可能となり,より効果的な校
内研修を行うことができた。
また,離島の小規模な学校については,複数の
学校が集まって研修をしたり講師等を依頼した
り す る こ と が 難 し い 面 が あ る が ,「 F@ ce ネ ッ ト 」
を活用することにより研修を充実することができた。
(3)
「 F@ ce ネ ッ ト 」 を 活 用 す る こ と に よ り , 教 室
の中だけでは得られない興味の広がりがあり,コ
ミュニケーション活動を中核とした交流学習を
行うことができた。
「 F@ ce ネ ッ ト 」 の 活 用 に つ い て は , ま だ ま だ
多くの可能性があり,引き続き研究を進めていく
必 要 が あ る 。 ま た , こ れ ま で の 活 用 事 例 を Web サ
イトで提供するなど,具体的な活用につながる情
報の発信を更に進めていく必要がある。
第37回 実践研究助成 教育センター
(4)
同 一 市 町 村 か ら 海 外 ま で , 距 離 を 意 識 し な い 「 F@ ce ネ ッ ト 」 を 活 用 し た 実 践 が 行 わ れ
た 。し か し ,ネ ッ ト ワ ー ク や イ ン タ ー ネ ッ ト の 接 続 形 式 に よ り ,利 用 で き な い 場 合 が あ り ,
学校のインターネットの利用環境の整備について,県全体としての方向性や考え方を明確
にしていく必要がある。
7
おわりに
テ レ ビ 会 議 シ ス テ ム 「 F@ ce ネ ッ ト ( つ ら ネ ッ ト ) 」 の 名 称 に は , 名 前 の と お り , 顔 を 合
わせてのコミュニケーションを通して,多様な教育活動を積極的に展開してほしいという願
い が 込 め ら れ て い る 。 「 F@ ce ネ ッ ト 」 は , 言 語 活 動 の 充 実 や コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 育 成
の た め の 指 導 に お い て 非 常 に 有 効 で あ る 。「 F@ ce ネ ッ ト 」の 特 性 を 生 か し て ,情 報 の 収 集 ,
表現,発信,伝達などの様々な教育活動を積極的に展開し,児童生徒の主体的な学びを通し
て情報活用能力を育成する学習を推進してほしい。
ま た ,発 想 し だ い で ま だ ま だ 様 々 な 活 用 の 可 能 性 が あ り ,引 き 続 き 研 究 を 進 め て い き た い 。
第37回 実践研究助成 教育センター
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