国内およびクロスボーダー電子商取引拡大のための 成長基調を維持する

報道関係各位
2010 年 7 月 28 日
ペイパルジャパン株式会社
ペイパル、国内およびクロスボーダー電子商取引拡大のための
成長基調を維持する戦略を発表
日本の EC 市場は、2009 年から 2014 年にかけて年率 13%で成長が予想
ペイパルジャパン株式会社(東京都港区、カントリーマネージャー: アンドリュー・ピポロ)は本日、日本
のユーザーにとってインターネットショッピングをより安全・安心に、手軽にし、世界的に受け入れられる
オンライン決済手段「PayPal(ペイパル)」を利用して国内および海外市場に日本企業が商圏を拡大でき
るようにする中長期成長戦略を発表しました。野村総合研究所の予測によると(※1)、日本の電子商取
引(EC)は、2009 年度の 6 兆 7,000 億円から、2014 年には 12 兆 2,000 億円に年率平均 13%で成長す
ることが予測されている市場です。
日本には、国内および国際間(クロスボーダー)取引に利用する「PayPal」のアカウントが 100 万以
上あります。ペイパルは日本の買い手と売り手が商品の売買をし、日々の生活をより豊かに幸せ
にする支援をしています。ペイパルは 2 年前、市場調査を主な目的とする事務所を日本に開設しま
した。先月、新オフィスを開設し、現在はペイパルジャパン株式会社として、日本の買い手、売り手
ならびに開発者向けに営業・マーケティング活動を行っています。日本における「PayPal」の総取扱
高は前年同期比で 45%増加しています(2009 年、2010 年上半期比較)。クロスボーダー取引は、
2010 年上期総取扱高の 70%を占める一方、国内での取引額は過去 1 年間に倍増しています。今
後、ペイパルジャパンは、営業・マーケティング活動をさらに強化し、日本での事業を拡大していき
ます。
ペイパルアジア太平洋地域責任者のファハド・イラニは、次のように述べています:
「日本は、世界第 2 位の EC 市場であり、PC やモバイル端末を通じた電子商取引が主流となる過
渡期にさしかかっています。加えて、欧米や中国・東南アジア地域とのクロスボーダー取引が活発
となりつつある市場です。東京にペイパルが新しいオフィスを開設したことは、中小規模の EC サイ
トやインターネットショッピングユーザーにとって、ペイパルが PC やモバイル端末を通じた重要なオ
ンライン決済事業者になる意思の現われです。わたしたちの最終的な目標は、この成長著しい市
場で、PC やモバイル端末を通じたオンライン決済の業界標準になることです。」
ペイパルジャパン株式会社カントリーマネージャーのアンドリュー・ピポロは、次のように述べていま
す:
1
「私たちの日本におけるミッションは、世界基準になった私たちのオンライン決済サービスの利便性
を、全国の EC サイトやインターネットショッピングユーザーおよび開発者に提供し、日本の国内向
け、または国外向けの EC 市場の成長を加速させることです。ペイパルの取扱総額は、電子商取
引市場の成長スピードを 3 倍上回る早さで成長を続けており、「PayPal」を導入する EC サイトの増
加や取引額の増加を体感しています。私たちは、大規模な EC サイトから小規模のサイトにまで、
ビジネスを拡大させるため、また、日本のインターネットショッピングユーザーにより簡単で安全なシ
ョッピング体験を提供できる正しい提供価値を持っていると確信しています。」
新しい成長戦略は下記から構成されています。
1. 売り手戦略
売り手拡大はペイパルジャパンにとって最重要課題であり、今後世界的に受け入れられている支
払い方法を利用して、国内 EC 取引の拡大を目指す日本市場にとっても重要です。
ペイパルジャパンは、さまざまなパートナーシップを通して、国内外における「PayPal」の利用可能シ
ーンを拡大します。
ペイメントゲートウェイが果たす役割と店舗への影響は、日本市場では比較的大きいため、ペイパ
ルジャパンは現在、6 社のゲートウェイ企業と提携し、大規模から中小規模の EC サイトまで訴求し
ています。GMO ペイメントゲートウェイや SBI ベリトランス、ソフトバンク・ペイメント・サービスなど、6
社合計で、ゲートウェイ経由の取扱高の 60%に潜在的に訴求できており、今後パートナーシップを
拡大していきます。また同時に、ペイパルジャパンのマーチャントセールスチームは、比較的大規
模な EC サイト等へ直接営業し、国内外に商圏を拡大するために「PayPal」を導入するよう働きかけ
をしています。
2. 買い手戦略
ペイパルジャパンが独自の行った市場調査によると(※2)、70%のインターネットショッピング利用
者が「便利だから」という理由でクレジットカードを決済手段として選択しながらも、「安全だから」ク
レジットカードを利用する人は、わずか 5.1%でした。また、インターネットショッピング利用者が支払
いの際に重視する点として、上位から「安全であること(68.6%)」「手数料等が経済的であること
(67.3%)」「素早く支払いを済ませられること(62.5%)」「支払い方法が簡単であること(52.7%)」とな
っています。ペイパルジャパンは、「PayPal」がこれらの課題を解決する支払い方法であり、日本の
EC 市場をさらに活性化するものと確信しています。
インターネットショッピング利用者は、ペイパルのオンライン決済を通じて世界 800 万のECサイトで
買い物を楽しむことができます。ペイパルは、190 の国と地域に広がる市場において、24 の通貨に
対応をします。
2
より迅速でより安全・安心のオンラインショッピングを実現するため、プライバシーの確保、バイヤー
プロテクションや不正行為防止技術などを通して電子商取引に対する安心感を醸成します。これら
は日本のEC市場拡大の為にも不可欠なことです。
3. 開発者戦略
日本市場のおける利用可能性を高めるためには、導入しやすい技術提供が不可欠です。「PayPal X(ペイパル・エックス)」という独自の新しい開発者コミュニティは、日本人開発者の方にも利用いただけ
ます。「PayPal X」は、既存と将来提供予定の開発者向けプロダクト(API や HTML)、開発者ツール
やサンプルコード、開発者ネットワークを提供しています。ペイパルジャパンは今後、「Mobile
Payment Libraries」を iPhone™と Android™向けに、さらに「Mobile Express Checkout」を近い将来提
供する予定です。
<本日開催した記者会見の模様>
<注釈>
※1 野村総合研究所『これから情報・通信市場で何が起こるのか~IT 市場ナビゲーター2010 年版~』
※2 2010 年 7 月実施、インターネットでショッピングを行う全国男女 2,146 件が回答
ペイパルとは
ペイパルは、安全・迅速なオンライン決済サービスです。アカウントをお持ちの利用者は、クレジットカー
ド番号などの重要な個人情報を相手に開示することなく、インターネット上での支払いや受け取りができ
ます。支払いには銀行口座(許認可を得ている国と地域に限る)やクレジットカード、プロモーショナル・
ファイナンシングなどを多様に選択できます。世界 190 の国と地域で、24 の通貨に対応し、8,700 万以
上のアクティブアカウント(注 1)を持つペイパルは、世界の電子商取引を推進しています。本社は、米カ
ルフォルニア州サンノゼで、グローバル業務の本社機能を、シンガポールに持ちます(PayPal Pte. Ltd.)。
ペイパルは、eBay のグループ会社です。詳細は、こちら(www.paypal.com、www.paypal.jp)をご参照くだ
さい。(注 1)過去 12 カ月の間に 1 度以上利用したペイパルの口座を指します。
利用者へのご案内:
PayPal Pte. Ltd は PayPal™支払いサービスの主体者ですが、シンガポールの財務金融当局の承認を必要としません。
ペイパルのご利用にあたっては、https://www.paypal.com/hk/cgi-bin/webscr?cmd=p/gen/ua/ua-outside に記載のある
「規約」をご確認ください。
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