平成21年11月6日 各 位 会 社 名 株 式 会 社 ア サ カ 理 研 代 表 者 名 代表取締役社長 山 田 慶 太 (コード番号:5724) 問 合 せ 先 取締役管理本部長 鈴 木 忍 TEL. 024-944-4744(代) 業績予想の修正及び繰延税金資産の計上についてのお知らせ 最近の業績の動向等を踏まえ、平成21年8月7日に公表した平成21年9月期通期(平成20年10月 1日∼平成21年9月30日)業績予想(連結・個別)を下記のとおり修正いたしましたのでお知らせい たします。 記 1.平成21年9月期通期の連結業績予想数値の修正 (平成20年10月1日∼平成21年9月30日) 売上高 (単位:百万円・%) 営業利益 経常利益 当期純利益 1株当たり 当期純利益 前回発表予想(A) 8,628 122 41 △89 △35円61銭 今回発表予想(B) 8,836 138 65 12 4円84銭 増減額(B-A) 207 15 24 101 - 増減率(%) 2.4 12.6 59.8 - - 13,694 849 783 405 197円78銭 (ご参考)前期実績 (平成20年9月期) 2.平成21年9月期通期の個別業績予想数値の修正 (平成20年10月1日∼平成21年9月30日) 売上高 (単位:百万円・%) 営業利益 経常利益 当期純利益 1株当たり 当期純利益 前回発表予想(A) 8,628 123 43 △83 △33円09銭 今回発表予想(B) 8,836 135 62 11 4円43銭 増減額(B-A) 207 11 19 94 - 増減率(%) 2.4 9.7 45.9 - - 13,694 842 777 416 203円07銭 (ご参考)前期実績 (平成20年9月期) 1 3.修正の理由 世界規模の不況に対し各国で打ち出された緊急経済対策等の影響で、一時の景気の急激な落ち 込みにも底打ち感が広がり、一部では持ち直しの動きも見え始めてまいりました。また、当社主 力製品である金をはじめとする貴金属や銅の市況については、円高の影響もあるものの、一時の 安値圏を脱し、徐々に回復してまいりました。 このような状況の中、当社の主要なお客様が属する電子部品・デバイス分野の景況は、徐々に 回復を示しており、貴金属や銅の市況回復の影響もあるため、平成21年8月7日に公表した平成 21年9月期通期の業績予想を上回る見通しとなりました。その主な要因をセグメント毎にご説明 いたします。 Ⅰ.売上高について (1) 貴金属事業 ① 金価格について 前回修正時点の金価格は、910ドルから970ドル/トロイオンスで推移しており、当社は2,800 円/gと想定しておりました。その後、金の価格は930ドルから1,020ドル/トロイオンスと高水 準を維持し、為替は円高に振れたものの、円貨換算で想定よりもやや高い価格で推移しました。 貴金属相場変動による通期業績見通しへの影響額は、売上高で52百万円の増加となります。 ② 業界の動向について 当社のお客様が属する電子部品・デバイス分野の生産動向は、当期初めに大幅な生産調整に 入り、第2四半期を底として低位に推移しておりましたが、その後、徐々に回復してまいりま した。前回修正以降の回復が、当社の想定を上回った結果、当社の金をはじめとする主要製品 の販売量が増加しました。貴金属相場変動以外による業績修正への影響額は、売上高で147百 万円の増加となります。 (2) 環境事業 ① 銅価格について 前回修正時点の銅価格は、LME(London Metal Exchange)の銅在庫増加や、為替が円高に振れ る懸念から、550千円/tと想定しておりました。その後、当期末にかけての銅価格は、円高の 影響はあるものの、590千円から640千円/tの間で堅調に推移し、想定を上回る水準となりまし た。当事業の通期における、銅価格変動による通期業績見通しへの影響額は、売上高で7百万 円の増加となります。 ② 業界の動向について 電子部品、自動車業界の低迷により、当社のお客様である北関東、東北エリアのプリント基 板業界については、当期初めに生産が大きく落ち込みましたが、第3四半期以降、生産を回復 させてきております。これにより、当社の主力製品である塩化第二鉄液の販売については、当 社が想定していた数量を上回って推移いたしました。銅価格変動以外の数量等による業績修正 への影響額は、売上高で8百万円の増加となります。 以上のことから連結売上高については、通期で8,836百万円となる見込みです。 2 Ⅱ.利益について 利益につきましては、上述の貴金属および銅相場の上昇や、主要なお客様の属する業界の伸 びを要因とする売上高の増加の影響等により、通期における連結営業利益は138百万円、連結 経常利益は65百万円となる見込みです。連結当期純利益につきましては、上記の事由に加え、 繰延税金資産を69百万円計上することから、通期で12百万円と黒字に転換する見込みです。 なお、個別業績予想の修正につきましては連結業績予想の修正と同様の理由によるものです。 〔繰延税金資産の計上について〕 当社は、税効果会計に係わる会計基準に則り、繰延税金資産を計上しておりましたが、繰延 税金資産の回収可能性について検討しました結果、十分な課税所得が見込めないことが予想さ れたため、第1四半期決算にて繰延税金資産97百万円全額取り崩しを行いました。 このたび、繰延税金資産の回収可能性について再度検討しました結果、スケジューリング可 能な繰延税金資産について回収可能性があると判断されましたので、当期決算にて繰延税金資 産69百万円を計上することといたしました。 今後とも厳しい事業環境が続くものと想定されますが、全社一丸となって利益確保に努めてまい りますので、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。 (注) 上記の業績予想は、当社が現時点で入手している情報及び合理的であると判断する一定の前 提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。 以上 3
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