第71回 — 囲碁大会 猪熊氏が初優勝 — 村上正 記 恒例の囲碁⼤会は、12名の参加者を得て、3⽉7⽇(⽉)午後12時30分より、 アイアン・クラブ会議室に設けられた対局場において熱戦が展開されました。 今 ⼤ 会 よ り、点 数 制(勝 負 ⽬ 数 で 得 点 を 決 め、得 点 上 位 者 よ り、① 優 勝、② 2 位、 ③3位、④BB賞、が決まる)を導⼊し、各⾃3局の対局の結果、猪熊四段(元新⽇鉄)が 最⾼得点で初優勝されました。2位は中澤六段(元伊藤忠)。3位は⾦丸四段(元⽇新製鋼) が⼊賞されました。 ⼤ 会 後 の 表 彰 式 に 続 き、優 勝 の 猪 熊 ⽒ の ご 挨 拶、初 参 加 の 中 路 四 段(元 新 ⽇ 鉄)の ご挨拶の後、⼀杯飲みながらの楽しい懇談に⼊りました。現在六冠王の井⼭裕太名⼈が、 昨年12⽉,中国成都で打たれた、阿含・桐⼭杯・第17期⽇中決戦で、⽇本の連敗を12で ストップさせ、今⽉から残る⼗段戦で、七冠に挑戦する⼤活躍ぶりや、新たな⼈⼯知能 (AI)を⽤いた囲碁のコンピュウターソフトが、欧州のプロ棋⼠に勝利したとのニュースが、 ⽇本の囲碁界にも波紋を広げ、棋譜に⽬を通した井⼭六冠が「相当なレベル、プロの碁と ⾔われても納得」。坂井秀⾄⼋段は「これまでのソフトには、違和感のある着⼿があったが これにはない。様⼦⾒の⼿など⼈間の感覚。囲碁はゲームの中で⼈間の最後の聖域と思って きただけに、複雑な思い」との評価など、囲碁界の話題で賑やかに盛り上がり、楽しいひと 時を過ごしました。 次回は9⽉16⽇(⾦)を予定しております。囲碁の出来る⽅、楽しみたい⽅、皆様に 楽しんで頂ける囲碁⼤会を⽬指しておりますので、多数の参加をお待ちしております。 優勝記 猪熊研二 アイアン・クラブ囲碁⼤会に5回⽬の出場にて初めて優勝する ことができました。 3局打って全て中押し勝ちでした。対戦相⼿の北野さん、中路さん、 ⾦丸さんにひたすら感謝する次第です。 囲碁は中学に⼊ってから祖⽗に習い、⾼校を出るころには、今と 同じ位の実⼒になっていたと思います。 その後は⿇雀、テニス、ゴルフ等に時間を取られ、碁を打つ機会は殆ど無かったのですが、 ここ10年ぐらいは⽉に1度打つ仲間が出来て楽しんでおります。 さらに、碁を⾒る楽しみが⼤きくなっておりまして、テレビの囲碁将棋チャンネルをかなり 熱⼼にみております。特に、囲碁界にも井⼭祐太プロという天才棋⼠が現れて、間もなく 囲碁界のビッグタイトル7冠を独占しようとする⽅向ですが、彼の碁は形勢如何を問わず、 常に最強の、ギリギリの厳しい⼿を追及しており、素⼈⽬にも本当に⾯⽩く勉強にもなります。 碁は⾒る事によっても少しは腕が上がるような気がしておりまして、今後さらに歳を取って スポーツが難しくなってくるかもしれないので、その時の事も考えて、碁には⼀段と⼒を ⼊れていきたいと思っています。
© Copyright 2024 Paperzz