第5回工業高校生がつくる鉄道展の開催について

鉄道博物館からのお知らせ
2015年10月30日
第5回 工業高校生がつくる鉄道展の開催について
○鉄道博物館では、埼玉県教育委員会と連携して、県立工業高等学校が取り組む
「鉄道をテーマにした学習」の発表の場として2011年から「工業高校生がつくる鉄
道展」を開催しています。鉄道博物館では、埼玉県教育委員会と連携して、県立工業高等学校が取り組む「鉄道をテーマとし
た課題研究」の発表の場として2011年から「工業高校生がつくる鉄道展」を開催しています。
○本鉄道展では、工業高校生が鉄道車両の設計・製作のみならず、自ら車両の運
行まで携わり、ご来館のお客さまに乗車していただく体験展示や、活動報告のパ
ネル展示も行います。
○今年は川越工業高等学校が秋田県の由利高原鉄道で走らせる、単1アルカリ電
池を動力源とする電車の運行を行います。
○埼玉県立の工業高校生たちの力作、活躍をご覧ください。
■日
時
2015年11月7日(土)、8日(日) (2日間)
10:30~15:30(12:30~13:30のぞく)
■場
所
てっぱくひろば
※11月7日、8日はミニはやぶさは運休となります。
■主なイベント
(1) 5インチゲージのミニ列車の体験乗車を実施します。
・春日部工業高等学校:
ミニ新幹線E5系・E6系タイプ、オリジナルディーゼル機関車
・三郷工業技術高等学校:ミニ新幹線0系タイプ
・越谷総合技術高等学校:ミニ新幹線E4系タイプ
(2)単1アルカリ乾電池またはバッテリーを動力源とする手作り電
車の体験乗車を実施します。
・川越工業高等学校:手作り電車(JRと同じ軌間1067㎜)
(3)参加各校の活動報告のパネル展示
■そ の
他
・鉄道博物館の入館料のみでご見学、ご体験いただけます。
・荒天の場合、体験乗車は中止し、場所を変更して展示のみ行い
ます。
・事情により、展示内容が変更となる場合があります。
各校展示・運転車両の概要
●5インチゲージのミニ列車
<春日部工業高等学校>
①オリジナルディーゼル機関車
今回の鉄道展に合わせて新たに製作した、ディーゼル機関車を模した
バッテリー駆動の機関車と木製客車
・長さ 8,600㎜
・定員 9名(乗務員1名、乗客8名)
・特徴 機関車はDD51形を模したオリジナルタイプで重連仕様。客車は
すべて木製ニス仕上げ
②ミニ新幹線
鉄のフレームにFRPのボディをのせたE5系はやぶさと、E6系こまちタイプ
の電車
・長さ 15,200 ㎜(E5系、E6系を連結した場合)
・定員 16名(E5系、E6系を連結した場合、乗務員1名、乗客15名)
・特徴 8両全て繊維強化プラスチック製で、バッテリー、回生ブレーキ機
能搭載。運転席を編成の後部に設置することで先頭にお客さまが
乗車可能
<三郷工業技術高等学校>
ミニ新幹線
初代東海道新幹線0系タイプの電車
・長さ 5,900㎜ (3両編成)
・定員 7名(乗務員1名、乗客6名)
・特徴 小半径(1.5m程度)のカーブも走行できる。車輪、線路、モー
ター以外は、コントローラも含めてすべて自作ハンドメイド
<越谷総合技術高等学校>
ミニ新幹線
E4系(Max)タイプの電車
・長さ 7,120㎜ (4両編成)
・定員 8名(乗務員1名、乗客7名)
・特徴 繊維強化プラスチックのボディ、バッテリー回生ブレーキ機能搭
載。運転席を後部に設置することで、先頭にお客さまが乗車可能
●単1アルカリ乾電池またはバッテリーを動力源とする手作り電車
<川越工業高等学校>
狭軌サイズ(1067mmゲージ)の手作り電車
・モータ出力400w 2台、揺れ枕あり台車を使用
・動力はモーター・ギア・たわみ板・車輪と伝達される
・ブレーキは、機械式と電気式の併用
・定員 6名(乗務員2名、乗客4名)
・ボディーカラーはエボルタチャレンジ塗装
【エボルタチャレンジに挑戦!】
川越工業の手作り電車は、乾電池のパワーで世界最長距離鉄道走行(約20㎞)に
挑戦する“エボルタチャレンジ”(11月3日、秋田県・由利高原鉄道で開催)にトライし
ます。