相続遺産からのご寄附と相続税の寄付金控除について 相続税の申告期限までに行った認定 NPO 法人への寄附金は、課税価格から控除になります。 相続税は、遺産の額(債務などを控除した正味の遺産額)が基礎控除額を超える場合に、その超え る部分(課税遺産総額)にかかります。 相続税は、遺産全体にかかる税額を財産の取得者に割り当てて各人の税額を求める、という計算の しかたをします。 1. 財産を取得した人ごとに課税価格を求める。▶ 合計する。▶ 課税価格の合計額 → ここで求めた各人の課税価格が、最後に相続税額を振り分ける際の割合の基準になる。 1 の課税価格の合計額から基礎控除額を差し引いて課税遺産総額を求める。 2. 基礎控除額:5,000 万円+1,000 万円×法定相続人の数 ※法定相続人の数に応じた基礎控除額が適用される ▶ これを法定相続人が法定相続分で相続したものと仮定して、それぞれ税率を掛ける。 ▶ 各算出税額を合計する。※実際の遺産分割とは関係なく計算する ▶ 相続税の総額 3.2 の相続税の総額を、実際に財産を取得した人に、実際の取得割合に応じて配分する。 そして各人の実情に合わせた一定の加算や減算を行い、納付税額を算出。 ◯ JTEF へのご寄附は、 「非課税財産」として、 その金額を 1 の課税価格から差し引くことが出来ます。 ◯ 相続税の寄附金控除の申告には、JTEF からの証明書等が必要になります。 ◯ また、JTEF 側も、証明書のご用意にあたり、いただくそのご寄附の活用目的と期限など条件 が課せられますため、ご寄附をご一考いただける際には事前にご相談いただければ幸いです。 相続税の速算表:(上記 2 ) 法定相続分に応じる取得金額 (課税標準) 1,000 万円以下 税率 控除額 10% − 1,000 万円超 3,000 万円以下 15% 50 万円 3,000 万円超 5,000 万円以下 20% 200 万円 5,000 万円超 1 億円以下 30% 700 万円 1 億円超 3 億円以下 40% 1,700 万円 50% 4,700 万円 3 億円超 法定相続分に応じる取得金額 × 税率 − 控除額 = 算出税額 各算出税額を合計 = 相続税の総額 この「相続税の総額」を、上記3 のとおり、実際に財産を取得した人に、実際の取得割合(上記1)に応じて配分 ※寄附をされることによって相続税が減少する額は、概算で、以下のようになります。 寄附金額×取得金額に応じた税率(上記速算表より) = 相続税減少予想概算額
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