エイズ新薬第1号/AZT/ガンマーカー

メディカルコース
メディカル和英・初級
第 2 課
Lesson2
添削課題
★次の文章を英訳して下さい
■課題 1
米国の映画産業には男性同性愛者が非常に多いが、彼らは富と名声に無関係に襲ってくる
エイズへの恐怖心を強めており、業界雑誌の物故者欄にますます多くの仲間が「死因エイ
ズ」と明記されるようになったことに胸を痛めている。
<翻訳のヒント>
□ 米国の∼産業
the U.S∼ industry が最も一般的。
□ 男性同性愛者
homosexualは「男性同性愛者」ではない
□ 仲間
適正な訳語を探すこと。friends、companies は不可。
□ ∼が死因エイズと明記されるようになった
訳出前に原文を訳しやすい文に変えること。
例:「∼に現在明記されている∼のエイズ死」
■課題 2
相変わらず多くの映画関係者が自分のエイズを隠したがるが、エイズが死因だったこと
を隠すのは今では非常に難しくなった。
<翻訳のヒント>
□ 相変わらず
1 語で訳出可能。as before はまずい
□ 関係者
∼(industry)people などが適切。
□ エイズが死因だったこと
訳出前に原文を訳しやすい文に変えること。
例:「エイズ死」
□ ∼は今では非常に難しくなった
訳出前に原文を訳しやすい文に変えること。
例:「∼は今では非常に難しい」
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■課題 3
米食品医薬品局(FDA)は 3 月 20 日、エイズ新薬第 1 号のアジドチミジン(AZT)を市
販薬として認可した。医師の処方箋があれば入手できる。
<翻訳のヒント>
□ ∼を∼として認可した
ここの「認可」の適訳は?
□ 市販薬
適訳は?OTC(over-the-counter)drug は不可。
□ ∼があれば入手できる
訳し方注意。
■課題 4
AZT は 1960 年代初期に抗がん剤として開発された。がんには効果がなかったが、米国
立がん研究所の満屋裕明博士や製薬会社バローズ・ウェルカム社(ノースカロライナ州)
がエイズ患者に多いカポシ肉しゅや軽い症状のエイズ関連症候群の患者の延命に効果
のあることを実証した。
<翻訳のヒント>
□ ∼年代初期
訳し方注意。
□ 抗癌剤として
冠詞の要不要は?要であれば定冠詞か不定冠詞か?
□ 米国立がん研究所
the National Cancer Institute
□ バローズ・ウェルカム社
Burroughs Wellcome
□ ∼患者に多い∼
「多くの∼患者に見られる、∼」と考えること。
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■課題 5
がん細胞はタンパク質や酵素などからなる「がんマーカー」と呼ばれる物質を作り出す。
血液中に含まれるこの物質の濃度を調べることによって、がんの診断も可能になるが、産
出量が極めて少ないので、臨床への応用はあまり進んでいなかった。
<翻訳のヒント>
□ ∼など
訳漏れ不可。
□ ∼と呼ばれる物質
冠詞の要否?要の場合は定冠詞か不定冠詞か?
□ ∼を調べることによって∼の診断も可能になる
考え方:「∼の調査は∼の診断も可能にする
■課題 6
女性の骨盤内感染症の多くは、外科手術による外傷や子宮穿孔、敗血性流産などに伴っ
て起こる。大部分は好気性菌と嫌気性菌の複数菌感染で、二相性をたどる。
<翻訳のヒント>
□ ∼など
訳漏れ不可。
□ ∼の多くは
most of∼ は不可。
□ 外科手術による∼
1 語で訳出可能。
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