ガラスのオブジェ説明 ガリレオ温度計 ガリレオ温度計は水とほぼ同じ比重の ガラスの風船(中空)を作り、水中に放つ とそのガラスの風船が温度の変化により 浮 い た り 沈 ん だ り す る 。こ れ は 物 理 学 者 ガ リ レ オ ・ ガ リ レ イ ( 1564-1642) の 『 液 体 は温度が変化することにより密度が変わ る 』と い う 原 理 を 応 用 し て い る こ と か ら 命 名 さ れ た 。こ の ガ リ レ オ 温 度 計 は 気 温( 水 温 )が 上 が れ ば 水 中 の ガ ラ ス の 風 船 が 沈 み 、 気温が下がれば風船が浮いていく。それぞれの風船を1℃おきに中間 に浮かぶように調整することで室温計のインテリアとして使われる。 プラズマボール ガ ラ ス 球 の 中 に は 低 圧 の 気 体( ネ オ ン 、 アルゴン、キセノンの混合ガス)が入っ て い る 。ガ ラ ス 球 の 中 央 に あ る ボ ー ル 状 の電極に高周波の高電圧(約2千ボル ト)をかけると、ガラス球中の一部の気 体 は イ オ ン 化 さ れ 、マ イ ナ ス 電 子 と プ ラ ス イ オ ン に 別 れ る 。こ れ を プ ラ ズ マ 状 態 と い う 。プ ラ ズ マ 状 態 で は 電 気 を よ く 通 し 、電 子 が 気 体 の 分 子 や イ オ ン に あ た っ て 、 そ の 気 体 特 有 の 色 を も っ た 光 を 発 す る 。ガ ラ ス 球 に 手 を 触 れ る と 光の流れが変化し、高周波電流が体の表面を伝って流れる。わずかな 電流が体の表面を流れるだけで人には影響を及ぼさない。 メビウスの帯 メ ビ ウ ス (1790-1868) の 帯 は 細 長 い 長 方 形 の リ ボ ン を 作 り 、端 を 1 8 0 度 回 転 さ せ て 輪 を 作 る と で き る 。そ の 表 面 を 長 い方向へたどって一周すると裏面にく る と い う 、裏 も 表 も な く な っ て し ま う 不 思議な帯である。また、縁も一本の線で つながっている。 クラインの壺 メビウスの帯を立体的にもう一ひ ね り し た も の が ク ラ イ ン (1849-1925)の 壷 で あ る 。メ ビ ウ ス の 帯が一方向だけという条件に対して、 クラインの壺は一方向(円周方向) 以外の方向へ面に沿ってまっすぐに 歩いていけば裏側にたどり着きその まま進めばまた元の位置へ帰る不思 議な壺である。 晴雨計(可愛い天気予報士) 水鳥の口部分に穴が空いている ので、頭部から首部の内側の空 気は大気と同じ圧力になってい る。それに対し、胴体の部分は 色の付いた水により空気が閉じ こめられている。気圧が変化す ることにより、その閉ざされた 空気と大気がバランスを取ろう とするため水面が上下し始める。 首部の水面が上昇すると、低気 圧が接近していることを意味し、 反対に水面が下がると高気圧が近づいていることがわかる。これを数 時間単位で観察することにより天気予報ができる。
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