エキスパンションジョイント用冷媒フレキ配管 IFE－R1

RD-IFE-SPEC-001-0
エキスパンションジョイント用
冷媒フレキ配管
ＩＦＥ－Ｒ１・Ｒ２・Ｒ３
仕様書
２０１５年
５月
１日
因幡電機産業株式会社
技術開発センター
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RD-IFE-SPEC-001-0
１．適用範囲
本仕様書は、エキスパンションジョイント用冷媒フレキ配管 IFE-R1・R2・R3 に適用
します。
２．概要
隣接する建築物間には、温度・風・地盤沈下・振動などの影響により、変位が生じる
ため、エキスパンションジョイントが設けられます。
エキスパンションジョイント用冷媒フレキ配管は、そのエキスパンション部に生じる
変位を吸収し、配管の損傷を防止します。
エキスパンションジョイント部
建物Ａ
建物Ｂ
３．製品仕様
３．１．ＩＦＥ－Ｒ１
No.
1
2
3
4
部品名
ﾌﾚｷｼﾌﾞﾙﾁｭｰﾌﾞ
丸線ブレード
ブレード押えリング
エンドパイプ
材質
SUS304
SUS304
SUS304
C1220T
図１：ＩＦＥ－Ｒ１
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製品仕様図
RD-IFE-SPEC-001-0
表１：ＩＦＥ－Ｒ１
銅管外径
型番
ﾌﾚｷ内径
仕様一覧表
ﾌﾚｷ外径
呼称径
L(mm)
反力※1）
設計圧力
設計温度
P(MPa)
K(℃）
4.3
125
4.3
125
4.3
125
B.L(mm)
d(mm)
I.D (mm)
O.D (mm)
W（N）
IFE6-50R1
1/4
6.35
7.2
13.5
5
IFE9-50R1
3/8
9.52
10
17.5
7
IFE12-50R1
1/2
12.70
12
19
13
IFE15-50R1
5/8
15.88
19
29
41
IFE19-50R1
3/4
19.05
19
29
41
IFE22-50R1
7/8
22.22
19
29
IFE25-50R1
1
25.40
25.5
37
48
IFE28-50R1
1・1/8
28.58
32
46
104
IFE31-50R1
1・1/4
31.75
32
46
104
IFE34-50R1
1・3/8
34.92
32
46
104
IFE38-50R1
1・1/2
38.10
43
62
589
IFE6-150R1
1/4
6.35
7.2
13.5
8
IFE9-150R1
3/8
9.52
10
17.5
11
IFE12-150R1
1/2
12.70
12
19
22
IFE15-150R1
5/8
15.88
19
29
71
IFE19-150R1
3/4
19.05
19
29
71
IFE22-150R1
7/8
22.22
19
29
IFE25-150R1
1
25.40
25.5
37
86
IFE28-150R1
1・1/8
28.58
32
46
181
IFE31-150R1
1・1/4
31.75
32
46
181
IFE34-150R1
1・3/8
34.92
32
46
181
IFE38-150R1
1・1/2
38.10
43
62
1036
IFE6-250R1
1/4
6.35
7.2
13.5
8
IFE9-250R1
3/8
9.52
10
17.5
11
IFE12-250R1
1/2
12.70
12
19
22
IFE15-250R1
5/8
15.88
19
29
71
IFE19-250R1
3/4
19.05
19
29
71
IFE22-250R1
7/8
22.22
19
29
IFE25-250R1
1
25.40
25.5
37
85
IFE28-250R1
1・1/8
28.58
32
46
181
IFE31-250R1
1・1/4
31.75
32
46
181
IFE34-250R1
1・3/8
34.92
32
46
181
IFE38-250R1
1・1/2
38.10
43
62
1035
50mm
805
605
34
変位用
150mm
925
725
61
変位用
250mm
1060
860
60
変位用
※1
反力とは、フレキ配管に変位による荷重がかかった場合に、フレキ配管から固定架台に生じる反作用の力です。
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RD-IFE-SPEC-001-0
３．２．ＩＦＥ－Ｒ２
フレキシブルチューブ仕様図（平面図）
No.
1
2
3
4
5
6
7
部品名
フレキシブルチューブ
丸線ブレード
ブレード押えリング
エンドパイプ
90°エルボ
支持金具
吊り金具
材質
SUS304
SUS304
SUS304
C1220T
C1220T
SUS304
SUS304、SWP-A
注）(G)寸法＝300mm とする。《配管の自重による垂れ》
注）(H)寸法は、フレキ配管のみを吊り下げた場合の寸法です。
吊り金具取り付け図（側面図）
図２：ＩＦＥ－Ｒ２
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製品仕様図
RD-IFE-SPEC-001-0
表２：ＩＦＥ－Ｒ２
型番
仕様一覧表
銅管外径
ﾌﾚｷ内径
ﾌﾚｷ外径
L
B.L
H※1）
反力※1）
設計圧力
設計温度
d(mm)
I.D (mm)
O.D (mm)
(mm)
(mm)
(mm）
W（N）
P(MPa)
K(℃）
4.3
125
4.3
125
4.3
125
呼称径
IFE6-50R2
1/4
6.35
7.2
13.5
611
3
IFE9-50R2
3/8
9.52
10
17.5
609
7
IFE12-50R2
1/2
12.70
12
19
613
7
IFE15-50R2
5/8
15.88
19
29
616
22
IFE19-50R2
3/4
19.05
19
29
617
22
IFE22-50R2
7/8
22.22
19
29
620
IFE25-50R2
1
25.40
25.5
37
621
32
IFE28-50R2
1・1/8
28.58
32
46
629
67
IFE31-50R2
1・1/4
31.75
32
46
626
67
IFE34-50R2
1・3/8
34.92
32
46
635
67
IFE38-50R2
1・1/2
38.10
43
62
630
388
IFE6-150R2
1/4
6.35
7.2
13.5
711
5
IFE9-150R2
3/8
9.52
10
17.5
709
12
IFE12-150R2
1/2
12.70
12
19
713
12
IFE15-150R2
5/8
15.88
19
29
716
35
IFE19-150R2
3/4
19.05
19
29
717
35
IFE22-150R2
7/8
22.22
19
29
720
IFE25-150R2
1
25.40
25.5
37
721
49
IFE28-150R2
1・1/8
28.58
32
46
729
105
IFE31-150R2
1・1/4
31.75
32
46
726
105
IFE34-150R2
1・3/8
34.92
32
46
735
105
IFE38-150R2
1・1/2
38.10
43
62
730
589
IFE6-250R2
1/4
6.35
7.2
13.5
861
4
IFE9-250R2
3/8
9.52
10
17.5
859
8
IFE12-250R2
1/2
12.70
12
19
863
8
IFE15-250R2
5/8
15.88
19
29
866
26
IFE19-250R2
3/4
19.05
19
29
867
26
IFE22-250R2
7/8
22.22
19
29
870
IFE25-250R2
1
25.40
25.5
37
871
37
IFE28-250R2
1・1/8
28.58
32
46
879
79
IFE31-250R2
1・1/4
31.75
32
46
876
79
IFE34-250R2
1・3/8
34.92
32
46
885
79
IFE38-250R2
1・1/2
38.10
43
62
880
449
50mm
400
32
300
変位用
150mm
500
49
300
変位用
250mm
650
37
300
変位用
※1 H 寸法は、フレキ配管のみを吊り下げた場合の寸法です。
※2 反力とは、フレキ配管に変位による荷重がかかった場合に、フレキ配管から固定架台に生じる反作用の力です。
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RD-IFE-SPEC-001-0
３．３．ＩＦＥ－Ｒ３
図３：ＩＦＥ－Ｒ３
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製品仕様図
RD-IFE-SPEC-001-0
表３：ＩＦＥ－Ｒ３
銅管外径
型番
ﾌﾚｷ内径
仕様一覧表
ﾌﾚｷ外径
呼称径
L(mm)
反力※1）
設計圧力
設計温度
P(MPa)
K(℃）
4.3
125
4.3
125
4.3
125
B.L(mm)
d(mm)
I.D (mm)
O.D (mm)
W（N）
IFE6-50R3
1/4
6.35
7.2
13.5
1
IFE9-50R3
3/8
9.52
10
17.5
1
IFE12-50R3
1/2
12.70
12
19
1
IFE15-50R3
5/8
15.88
19
29
4
IFE19-50R3
3/4
19.05
19
29
4
IFE22-50R3
7/8
22.22
19
29
IFE25-50R3
1
25.40
25.5
37
5
IFE28-50R3
1・1/8
28.58
32
46
9
IFE31-50R3
1・1/4
31.75
32
46
9
IFE34-50R3
1・3/8
34.92
32
46
9
IFE38-50R3
1・1/2
38.10
43
62
54
IFE6-150R3
1/4
6.35
7.2
13.5
1
IFE9-150R3
3/8
9.52
10
17.5
1
IFE12-150R3
1/2
12.70
12
19
2
IFE15-150R3
5/8
15.88
19
29
5
IFE19-150R3
3/4
19.05
19
29
5
IFE22-150R3
7/8
22.22
19
29
IFE25-150R3
1
25.40
25.5
37
6
IFE28-150R3
1・1/8
28.58
32
46
13
IFE31-150R3
1・1/4
31.75
32
46
13
IFE34-150R3
1・3/8
34.92
32
46
13
IFE38-150R3
1・1/2
38.10
43
62
68
IFE6-250R3
1/4
6.35
7.2
13.5
1
IFE9-250R3
3/8
9.52
10
17.5
1
IFE12-250R3
1/2
12.70
12
19
2
IFE15-250R3
5/8
15.88
19
29
5
IFE19-250R3
3/4
19.05
19
29
5
IFE22-250R3
7/8
22.22
19
29
IFE25-250R3
1
25.40
25.5
37
6
IFE28-250R3
1・1/8
28.58
32
46
13
IFE31-250R3
1・1/4
31.75
32
46
13
IFE34-250R3
1・3/8
34.92
32
46
13
IFE38-250R3
1・1/2
38.10
43
62
70
50mm
1550
1350
4
変位用
150mm
2000
1800
4
変位用
250mm
2300
2100
5
変位用
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RD-IFE-SPEC-001-0
４．性能
エキスパンションジョイント用冷媒フレキ配管の性能を下記内容にて評価しました。
●評価方法
４．１．繰り返し変位試験
４．２．耐圧試験
以下に各試験方法及び試験結果を示します。
４．１．繰り返し変位試験
１）試験目的
ＩＦＥ－Ｒ１・Ｒ２・Ｒ３の繰り返し変位による耐久性能を確認する。
２）試験方法
内圧 4.3MPa にて窒素ガスを封入した状態で、各条件の変位を 50 回加え、異常なし
わやいびつな変形が残らないことを確認する。
繰り返し変位試験後、1.5 倍の圧力を負荷し、保持時間 5 分で漏水などの異常がない
ことを確認する。さらに継続して、漏れが発生するまで変位を加える。
漏れのない場合は 1000 回まで実施し、再度、1.5 倍の圧力を負荷し、保持時間 5 分
で漏水などの異常がないことを確認する。
変位速度は 50ｃｍ/ｓとし、変位回数は 1 往復を 1 回と数える。（試験方法を図 4・
図 5・図 6 に示します。
）
【参考】寿命回数の適用
①「免震建物の建築・設備標準（社団法人
「免震継手の性能検査規格
②高圧ガス設備等耐震設計基準
日本免震構造協会
繰り返し変位
2001 年６月）
」
50 回」
昭和 56 年 10 月 26 日告示第 515 号
制定
最終改正
平成 9 年 3 月 25 日告示第 143 号
「伸縮継手のレベル 2 耐震性能評価は，当該伸縮継手両端の支持構造物の相対
変位が，５０回の繰り返し数に対して当該伸縮継手に許容される変位量以下であ
ること。」
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RD-IFE-SPEC-001-0
移動
移動
図４：ＩＦＥ－Ｒ１
図５：ＩＦＥ－Ｒ２
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繰り返し変位試験方法
繰り返し変位試験方法
RD-IFE-SPEC-001-0
図６：ＩＦＥ－Ｒ３
繰り返し変位試験方法
３）試験結果
表４：繰り返し変位試験結果
仕様
適用配管（銅管外径）
判定
1,000 回
合格
IF9（φ9.52）
1,000 回
合格
IF12（φ12.70）
1,000 回
合格
IF15（φ15.88）
735 回
合格
735 回
合格
735 回
合格
1,000 回
合格
IF28（φ28.58）
811 回
合格
IF31（φ31.75）
811 回
合格
IF34（φ34.92）
811 回
合格
IF38（φ38.10）
256 回
合格
IF6(φ6.35）
1,000 回
合格
IF9（φ9.52）
1,000 回
合格
IF12（φ12.70）
1,000 回
合格
IF15（φ15.88）
1,000 回
合格
1,000 回
合格
1,000 回
合格
1,000 回
合格
IF28（φ28.58）
950 回
合格
IF31（φ31.75）
950 回
合格
IF34（φ34.92）
950 回
合格
IF38（φ38.10）
353 回
合格
IF22（φ22.22）
IF25（φ25.40）
IF19（φ19.05）
Ｒ2
試験回数
IF6(φ6.35）
IF19（φ19.05）
Ｒ1
変位量
IF22（φ22.22）
IF25（φ25.40）
700mm
※1
700mm
※1
※1 Ｒ1、Ｒ2 は免震フレキ配管と同仕様のため、変位量最大となる 700mm 免震
仕様にて試験実施。
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RD-IFE-SPEC-001-0
仕様
適用配管（銅管外径）
Ｒ3
変位量
試験回数
判定
IF6(φ6.35）
1,000 回
合格
IF9（φ9.52）
1,000 回
合格
IF12（φ12.70）
1,000 回
合格
IF15（φ15.88）
1,000 回
合格
IF19（φ19.05）
1,000 回
合格
1,000 回
合格
IF25（φ25.40）
1,000 回
合格
IF28（φ28.58）
1,000 回
合格
IF31（φ31.75）
1,000 回
合格
IF34（φ34.92）
1,000 回
合格
IF38（φ38.10）
1,000 回
合格
250mm
IF22（φ22.22）
４．２．耐圧試験
１）試験目的
最高使用圧力の 4 倍の加圧により耐圧特性を確認する。
２）試験方法
試験体に設計圧力×4 倍の水圧をかけ、漏れのないことを確認する。
３）試験結果
表５：耐圧試験結果
仕様
Ｒ1
適用配管（銅管外径）
判定
IF6(φ6.35）
漏れなし
合格
IF9（φ9.52）
漏れなし
合格
IF12（φ12.70）
漏れなし
合格
IF15（φ15.88）
漏れなし
合格
IF19（φ19.05）
漏れなし
合格
IF22（φ22.22）
漏れなし
合格
IF25（φ25.40）
漏れなし
合格
IF28（φ28.58）
漏れなし
合格
IF31（φ31.75）
漏れなし
合格
IF34（φ34.92）
漏れなし
合格
IF38（φ38.10）
漏れなし
合格
11 / 34
RD-IFE-SPEC-001-0
仕様
Ｒ2
Ｒ3
適用配管（銅管外径）
判定
IF6(φ6.35）
漏れなし
合格
IF9（φ9.52）
漏れなし
合格
IF12（φ12.70）
漏れなし
合格
IF15（φ15.88）
漏れなし
合格
IF19（φ19.05）
漏れなし
合格
IF22（φ22.22）
漏れなし
合格
IF25（φ25.40）
漏れなし
合格
IF28（φ28.58）
漏れなし
合格
IF31（φ31.75）
漏れなし
合格
IF34（φ34.92）
漏れなし
合格
IF38（φ38.10）
漏れなし
合格
IF6(φ6.35）
漏れなし
合格
IF9（φ9.52）
漏れなし
合格
IF12（φ12.70）
漏れなし
合格
IF15（φ15.88）
漏れなし
合格
IF19（φ19.05）
漏れなし
合格
IF22（φ22.22）
漏れなし
合格
IF25（φ25.40）
漏れなし
合格
IF28（φ28.58）
漏れなし
合格
IF31（φ31.75）
漏れなし
合格
IF34（φ34.92）
漏れなし
合格
IF38（φ38.10）
漏れなし
合格
12 / 34
RD-IFE-SPEC-001-0
５．施工レイアウト
ＩＦＥ－Ｒ１・Ｒ２・Ｒ３の施工レイアウトを検討する場合は、1 系統（液管＋ガス管）
単位を 1 システムとして、検討してください。
５．１．ＩＦＥ－Ｒ１
図７：ＩＦＥ－Ｒ１施工レイアウト
表６：ＩＦＥ－Ｒ１取付け寸法
変位量
P
50mm
800
150mm
900
250mm
1000
13 / 34
RD-IFE-SPEC-001-0
５．２．ＩＦＥ－Ｒ２
図８：ＩＦＥ－Ｒ２施工レイアウト
14 / 34
RD-IFE-SPEC-001-0
５．３．ＩＦＥ－Ｒ３
図９：ＩＦＥ－Ｒ３施工レイアウト
表７：ＩＦＥ－Ｒ３取付け寸法
変位量(mm)
P(mm)
50
1450
150
1800
250
2000
15 / 34
RD-IFE-SPEC-001-0
６．配管ピッチ
ＩＦＥ－Ｒ１・Ｒ２・Ｒ３の施工ピッチ：Ｐ1～Ｐ3 は、下記の保温材厚さを考慮して
設定しています。
「液管側保温材厚＋ガス管側保温剤厚」＝60mm
（＝「液管側：10」＋「ガス管側：10～50」）
６．１．ＩＦＥ－Ｒ１
配管ピッチ：Ｐ1＝保温材の厚さに注意し、配管が接触せず、施工可能ピッチとしてく
ださい。
図１０：ＩＦＥ－Ｒ１の配管ピッチ
16 / 34
RD-IFE-SPEC-001-0
６．２．ＩＦＥ－Ｒ２
①液管をガス管の内側に施工する場合
図１１：ＩＦＥ－Ｒ２の配管ピッチ（液管をガス管の内側に施工する場合
②液管をガス管の外側に施工する場合
図１２：ＩＦＥ－Ｒ２の配管ピッチ（液管をガス管の外側に施工する場合）
17 / 34
RD-IFE-SPEC-001-0
表８：ＩＦＥ－Ｒ２配管ピッチ P3
液
管
銅管外径
6.35
9.52
12.70
15.88
19.05
22.22
25.40
9.52
12.70
15.88
19.05
22.22
25.40
28.58
31.75
34.92
38.10
41.28
44.45
250
250
250
300
300
300
300
300
300
350
350
350
―
250
250
300
300
300
300
300
300
350
350
350
―
―
250
250
300
300
300
300
300
350
350
350
―
―
―
250
300
300
300
300
300
350
350
350
―
―
―
―
300
300
300
300
300
350
350
350
―
―
―
―
―
300
300
300
300
350
350
350
―
―
―
―
―
―
300
300
300
350
350
350
ガ
ス
管
６．３．ＩＦＥ－Ｒ３
配管ピッチ：Ｐ3＝保温材の厚さに注意し、配管が接触せず、施工可能ピッチとしてく
ださい。
図１３：ＩＦＥ－Ｒ３の配管ピッチ
18 / 34
RD-IFE-SPEC-001-0
７．作動範囲
下図の斜線部の内側がＩＦＥ－Ｒ１・Ｒ２・Ｒ３の作動範囲となります。施工時には、
作動範囲内に障害物等を置かないで下さい。ＩＦＥ－Ｒ１・Ｒ２・Ｒ３の変位動作の妨
げになり、配管が破損する恐れがあります。
７．１．ＩＦＥ－Ｒ１
図１４：ＩＦＥ－Ｒ１作動範囲
表９：ＩＦＥ－Ｒ１作動範囲
変位量(mm)
R(mm)
50
150
150
250
250
350
19 / 34
RD-IFE-SPEC-001-0
７．２．ＩＦＥ－Ｒ２
図１５：ＩＦＥ－Ｒ２作動範囲
20 / 34
RD-IFE-SPEC-001-0
表１０：ＩＦＥ－Ｒ２作動範囲
50mm
変位用
150mm
変位用
250mm
変位用
型番
呼称径
銅管外径
d(mm)
L(mm)
IFE6-50Ｒ2
IFE9-50Ｒ2
IFE12-50Ｒ2
IFE15-50Ｒ2
IFE19-50Ｒ2
IFE22-50Ｒ2
IFE25-50Ｒ2
IFE28-50Ｒ2
IFE31-50Ｒ2
IFE34-50Ｒ2
IFE38-50Ｒ2
IF6-600Ｒ2
IF9-600Ｒ2
IF12-600Ｒ2
IF15-600Ｒ2
IF19-600Ｒ2
IF22-600Ｒ2
IF25-600Ｒ2
IF28-600Ｒ2
IF31-600Ｒ2
IF34-600Ｒ2
IF38-600Ｒ2
IF6-700Ｒ2
IF9-700Ｒ2
IF12-700Ｒ2
IF15-700Ｒ2
IF19-700Ｒ2
IF22-700Ｒ2
IF25-700Ｒ2
IF28-700Ｒ2
IF31-700Ｒ2
IF34-700Ｒ2
IF38-700Ｒ2
1/4
3/8
1/2
5/8
3/4
7/8
1
1・1/8
1・1/4
1・3/8
1・1/2
1/4
3/8
1/2
5/8
3/4
7/8
1
1・1/8
1・1/4
1・3/8
1・1/2
1/4
3/8
1/2
5/8
3/4
7/8
1
1・1/8
1・1/4
1・3/8
1・1/2
6.35
9.52
12.70
15.88
19.05
22.22
25.40
28.58
31.75
34.92
38.10
6.35
9.52
12.70
15.88
19.05
22.22
25.40
28.58
31.75
34.92
38.10
6.35
9.52
12.70
15.88
19.05
22.22
25.40
28.58
31.75
34.92
38.10
611
609
613
616
617
620
621
629
626
635
630
711
709
713
716
717
720
721
729
726
735
730
861
859
863
866
867
870
871
879
876
885
880
21 / 34
A(mm)
《注 1）参照》
B(mm)
R(mm)
G(mm）
200～350
50
150
（300）
200～350
150
250
（300）
200～350
250
350
（300）
RD-IFE-SPEC-001-0
７．３．ＩＦＥ－Ｒ３
図１６：ＩＦＥ－Ｒ３作動範囲
表１１：ＩＦＥ－Ｒ３作動範囲
変位量(mm)
R(mm)
H(mm)
50
150
350
150
250
550
250
350
700
22 / 34
RD-IFE-SPEC-001-0
８．固定架台及びアンカーボルト
ＩＦＥ－Ｒ１・Ｒ２・Ｒ３に接続される配管は継手の変位による反力で破損などが生
じないように、継手反力を想定した固定架台により建築物躯体から支持・固定する必要
があります。
免震継手の反力より、表 10 を参考に固定架台の寸法、使用部材（等辺山形鋼）
、アン
カーボルトを選定して固定架台を製作してください。
図１７：固定架台
ＩＦＥ－Ｒ１・Ｒ２・Ｒ３の支持は各固定架台に対して、配管 1 本当り 2 箇所以上に
て、支持具でしっかりと固定して下さい。（P-26～P-33：10.施工要領
23 / 34
参照）
RD-IFE-SPEC-001-0
表１２：固定架台及びアンカーボルト選定表
反力
（N）
490
980
1960
4900
寸法 (mm)
H
L
300
500
250
1000
300
500
500
1000
300
750
500
1000
300
500
250
1000
300
500
500
1000
300
750
500
1000
300
500
250
1000
300
500
500
1000
300
750
500
1000
300
500
250
1000
300
500
500
1000
300
750
500
1000
使用部材
等辺山形鋼
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-40×40×5
L-50×50×6
L-40×40×5
L-40×40×5
L-50×50×6
L-50×50×4
L-50×50×4
L-50×50×6
地盤側固定用アンカーボルト
サイズ
本数（本）
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M12
4
M12
4
M12
4
M12
4
M12
4
M12
4
M12
4
M12
4
M12
4
M12
4
M12
4
M12
4
M16
4
M12
4
M12
4
M20
4
M12
4
M12
4
24 / 34
建物側固定用アンカーボルト
サイズ
本数（本）
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M10
4
M12
4
M12
4
M12
4
M12
4
M12
4
M12
4
M12
4
M12
4
M12
4
M16
4
M12
4
M12
4
M12
8
M12
4
M12
4
M16
8
M16
4
M12
4
RD-IFE-SPEC-001-0
９．取付ピッチ
ＩＦＥ－Ｒ１・Ｒ２・Ｒ３の固定架台への取付ピッチ：P（フレキ端部から、固定架台
までのピッチ）は、表 12 の取付ピッチ以下としてください。
また、架台への固定部の配管は、下表の肉厚以上かつ 1/2Ｈ材（φ6.35 は、Ｏ材）以上
の配管とし、固定して下さい。
図１８：取付ピッチ
表１２－１：ＩＦＥ－Ｒ１の固定架台への取付ピッチ
呼称径
銅管外径
肉厚
(mm)
(mm)
取付距離：P (mm)
IF-50R1
IF-150R1
IF-250R1
1/4
6.35
0.8
113
71
71
3/8
9.52
0.8
200
132
132
1/2
12.70
0.8
200
125
125
5/8
15.88
1
131
76
76
3/4
19.05
1.05
195
112
112
7/8
22.22
1.2
200
200
200
1
25.40
1.35
200
200
200
1・1/8
28.58
1.55
200
194
194
1・1/4
31.75
1.7
200
200
200
1・3/8
34.92
1.85
200
200
200
1・1/2
38.10
2
123
70
70
25 / 34
RD-IFE-SPEC-001-0
表１２－２：ＩＦＥ－Ｒ１の固定架台への取付ピッチ
呼称径
銅管外径
肉厚
(mm)
(mm)
取付距離：P (mm)
IF-50R2
IF-150R2
IF-250R2
1/4
6.35
0.8
189
113
142
3/8
9.52
0.8
200
121
181
1/2
12.70
0.8
200
200
200
5/8
15.88
1
200
154
200
3/4
19.05
1.05
200
200
200
7/8
22.22
1.2
200
200
200
1
25.40
1.35
200
200
200
1・1/8
28.58
1.55
200
200
200
1・1/4
31.75
1.7
200
200
200
1・3/8
34.92
1.85
200
200
200
1・1/2
38.10
2
188
123
162
表１２－３：ＩＦＥ－Ｒ３の固定架台への取付ピッチ
呼称径
銅管外径
肉厚
(mm)
(mm)
取付距離：P (mm)
IF-50R3
IF-150R3
IF-250R3
1/4
6.35
0.8
200
200
200
3/8
9.52
0.8
200
200
200
1/2
12.70
0.8
200
200
200
5/8
15.88
1
200
200
200
3/4
19.05
1.05
200
200
200
7/8
22.22
1.2
200
200
200
1
25.40
1.35
200
200
200
1・1/8
28.58
1.55
200
200
200
1・1/4
31.75
1.7
200
200
200
1・3/8
34.92
1.85
200
200
200
1・1/2
38.10
2
200
200
200
26 / 34
RD-IFE-SPEC-001-0
１０．施工要領
１０．１．施工手順
１０．１．１．ＩＦＥ－Ｒ１
①フレキシブルチューブと配管の仮接続。
注）フレキシブルチューブの芯ズレ（Ａ）は、変位量の 3%の範囲内として下さい。
②フレキシブルチューブのクセ付け。
注）下表の X 寸法を確認し、配管のねじれが発生しないようにクセ付けして下さい。
③フレキシブルチューブと配管のろう付け。
注）配管のクセ付け方向が全て同じ向きになるようにろう付けして下さい。
④耐圧試験実施後、設計圧力の 50％まで減圧し、配管固定部の本固定。
注）配管のクセ付け方向が全て同じ向きになるように架台へ固定して下さい。
注）配管の固定は、架台 1 台に対して 2 箇所（配管 1 本当り：4 箇所）で必ず固定し
て下さい。
注）耐圧試験実施時に、再度、X 寸法を確認して下さい。
※保温材の施工については、１０．３．項を参照下さい。
表１３：ＩＦＥ－Ｒ１の施工寸法
図１９：ＩＦＥ－Ｒ１の施工寸法
27 / 34
変位量(mm)
P(mm)
X(mm)
50
800
34
150
900
81
250
1000
136
RD-IFE-SPEC-001-0
１０．１．２．ＩＦＥ－Ｒ２
①フレキシブルチューブと配管の仮接続。
注）フレキシブルチューブの芯ズレ（Ａ）は、変位量の 3%の範囲内として下さい。
②仮の支持台を設置し、フレキシブルチューブを水平な状態にして、配管固定部の仮
固定。
③フレキシブルチューブと配管のろう付け。
注）ろう付けは水平な状態で行ってください。また、水平にする為の仮の支持金具
は不燃材を使用して下さい。
④耐圧試験実施後、設計圧力の 50％まで減圧し、配管固定部の本固定。
注）配管の固定は、架台 1 台に対して 2 箇所（配管 1 本当り：4 箇所）で必ず固定し
て下さい。
⑤大気圧まで減圧し、吊り金具の取付け。
⑥仮の支持台の撤去。
注）支持台の撤去後、フレキ部分に垂れが生じることがありますが、性能上の問題
はありません。
※保温材の施工については、１０．３．項を参照下さい。
図２０：ＩＦＥ－Ｒ２の施工
28 / 34
RD-IFE-SPEC-001-0
１０．１．３．ＩＦＥ－Ｒ３
①フレキシブルチューブと配管の仮接続。
注）フレキシブルチューブの芯ズレ（Ａ）は、変位量の 3%の範囲内として下さい。
②フレキシブルチューブのクセ付け。
注）下表の X 寸法を確認し、配管のねじれが発生しないようにクセ付けして下さい。
③フレキシブルチューブと配管のろう付け。
注）配管のクセ付け方向が全て同じ向きになるようにろう付けして下さい。
④耐圧試験実施後、設計圧力の 50％まで減圧し、配管固定部の本固定。
注）配管のクセ付け方向が全て同じ向きになるように架台へ固定して下さい。
注）配管の固定は、架台 1 台に対して 2 箇所（配管 1 本当り：4 箇所）で必ず固定し
て下さい。
注）耐圧試験実施時に、再度、X 寸法を確認して下さい。
※保温材の施工については、１０．３．項を参照下さい。
図２１：ＩＦＥ－Ｒ３の施工寸法
表１４：ＩＦＥ－Ｒ３の施工寸法
変位量(mm)
P(mm)
X(mm)
50
1450
219
150
1800
353
250
2000
461
29 / 34
RD-IFE-SPEC-001-0
１０．２．ろう付け
ろう材は、「銀ろう」又は「りん銅ろう」をご使用下さい。
《参考：INABA-りん銅ろう》
・型番：BP-0-24（BCuP-2 相当品）
・型番：BP-5-24（BCuP-3 相当品）
・型番：BP-2-24（BCuP-6 相当品）
注）配管のろう付け作業時に、炎がフレキシブルチューブのろう付け部に当たらぬ様、
注意して下さい。
注）ＩＦＥ－Ｒ１
・ろう付け作業前に、フレキシブルチューブを完全にクセづけしておき、曲げ反力
がかからない状態でおこなって下さい。
・ろう付けが完了するまで、仮の支持金具でサポートするなどして、フレキシブル
チューブの自重がろう付け部にかからないようにして下さい。
注）ＩＦＥ－Ｒ２
・ろう付けは水平な状態で行ってください。また、水平にする為の仮の支持金具は
不燃材を使用して下さい。
注）ＩＦＥ－Ｒ３
・ろう付け作業前に、フレキシブルチューブを完全にクセづけしておき、曲げ反力
がかからない状態でおこなって下さい。
・ろう付けが完了するまで、仮の支持金具でサポートするなどして、フレキシブル
チューブの自重がろう付け部にかからないようにして下さい。
・ろう付けは水平な状態で行ってください。また、水平にする為の仮の支持金具は
不燃材を使用して下さい。
図２２：ろう付け作業時の注意
30 / 34
RD-IFE-SPEC-001-0
１０．３．結露対策
フレキシブルチューブの外面に、結露対策として保温材を巻いてください。
注）地震発後は、保温材の破損の有無を確認し、必要であれば交換して下さい。
注）免震時にフレキシブルチューブの動きを妨げることのない様、柔軟性のある材料
を使用ください。表 13 に適用保温材の弊社型番を示します。
注）グラスウールについては、市販品をご使用ください。
注）ステンレスの腐食因子を溶出することのない材質を選定して下さい。
１０．３．１．フレキシブルチューブ部
１０．３．１．１．ＩＦＥ－Ｒ１
図２３：ＩＦＥ－Ｒ１の結露対策
表１５：《参考》ＩＦＥ－Ｒ１
銅管外径
呼称径
(mm)
1/4
適用保温材
適用保温材
ﾌﾚｷ外径
弊社型番
O.D (mm)
6.35
13.5
3/8
9.52
1/2
12.70
5/8
3/4
7/8
1
※）
内径(mm)
PME-16-10
（17）
17.5
PME-20-10
（20.5）
19
PME-22-10
（23）
15.88
29
PME-32-10
（33）
19.05
29
PME-32-10
（33）
22.22
29
PME-32-10
（33）
25.40
37
PME-42-10
（42）
1・1/8
28.58
46
PME-51-10
（53）
1・1/4
31.75
46
PME-51-10
（53）
1・3/8
34.92
46
PME-51-10
（53）
1・1/2
38.10
62
グラスウール 24k 25t
―
1・5/8
41.28
62
グラスウール 24k 25t
―
44.45
62
グラスウール 24k 25t
―
1・3/4
保温材厚(mm)
10
備考
耐熱：120℃
31 / 34
RD-IFE-SPEC-001-0
１０．３．１．２．ＩＦＥ－Ｒ２
図２４：ＩＦＥ－Ｒ２の結露対策
表１６：《参考》ＩＦＥ－Ｒ２
銅管外径
呼称径
(mm)
1/4
6.35
適用保温材
ﾌﾚｷ外径
適用保温材
弊社型番
O.D (mm)
13.5
※）
内径(mm)
PME-16-10
（17）
3/8
9.52
19
PME-22-10
（23）
1/2
12.70
19
PME-22-10
（23）
5/8
15.88
29
PME-32-10
（33）
3/4
19.05
29
PME-32-10
（33）
7/8
22.22
37
PME-42-10
（42）
1
25.40
37
PME-42-10
（42）
1・1/8
28.58
46
PME-51-10
（53）
1・1/4
31.75
46
PME-51-10
（53）
1・3/8
34.92
46
PME-51-10
（53）
1・1/2
38.10
62
グラスウール 24k 25t
―
1・5/8
41.28
62
グラスウール 24k 25t
―
44.45
62
グラスウール 24k 25t
―
1・3/4
保温材厚(mm)
10
備考
耐熱：120℃
32 / 34
RD-IFE-SPEC-001-0
１０．３．１．３．ＩＦＥ－Ｒ３
図２５：ＩＦＥ－Ｒ３の結露対策
表１７：《参考》ＩＦＥ－Ｒ３
銅管外径
呼称径
(mm)
適用保温材
ﾌﾚｷ外径
適用保温材
弊社型番
O.D (mm)
※）
内径(mm)
1/4
6.35
13.5
PME-16-10
（17）
3/8
9.52
19
PME-22-10
（23）
1/2
12.70
19
PME-22-10
（23）
5/8
15.88
29
PME-32-10
（33）
3/4
19.05
29
PME-32-10
（33）
7/8
22.22
37
PME-42-10
（42）
1
25.40
37
PME-42-10
（42）
1・1/8
28.58
46
PME-51-10
（53）
1・1/4
31.75
46
PME-51-10
（53）
1・3/8
34.92
46
PME-51-10
（53）
1・1/2
38.10
62
グラスウール 24k 25t
―
1・5/8
41.28
62
グラスウール 24k 25t
―
1・3/4
44.45
62
グラスウール 24k 25t
―
保温材厚(mm)
10
備考
耐熱：120℃
33 / 34
RD-IFE-SPEC-001-0
１０．３．２．架台固定部
架台と配管の固定部は、硬質の保温材（インシュレーションスリーパー等）にて結露
対策を施して下さい。（施工例を図 19、20 に示します）
図２６：フレキシブルチューブ断面
図２７：架台固定部
１１．注意事項
・製品仕様書をよくお読みの上、正しく施工してください。
・ＩＦＥ－Ｒ１・Ｒ２・Ｒ３の指定取付けピッチ、配管ピッチ、取付け形状は必ず守
ってください。
・ＩＦＥ－Ｒ１・Ｒ２・Ｒ３がねじれないように、配管接続をおこなってください。
・配管のろう付け作業時は、濡れ雑巾などを使用して熱がフレキシブルチューブのろ
う付け部に伝わらないように注意して下さい。
・使用する直前まで開封しないでください。
誤って開封してしまった場合は、ステンレスおよび銅の腐食因子となる塩素イオン
およびアンモニアなどの付着、浸入のないように充分配慮し、保管して下さい。
・ステンレス及び銅を腐食させる洗浄剤、添加剤等は絶対に使用しないで下さい。
・配管の改造（切断や、ろう付けを外してからの再ろう付けなど）は製品性能を損な
う恐れがありますので、絶対に行わないでください。
・設備の仕様や施工状況により、共鳴音が発生することがあります。
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