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創刊号 - フジクリーン工業株式会社

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【創刊号】
CA-5型 イメージ
1
◆改訂内容
版
発行年月
改訂内容
第一版
2015 年 11 月
初版発行
第二版
2016 年 06 月
Q11:試運転調整時のポイントを教えてください。(追加)
Q33:汚泥移送管に生物膜が多量に付着していますが、どう
すれば良いのでしょうか?(追加)
Q34:エアリフトポンプの掃除方法を教えてください。
(追加)
1
は
し
が
き
近年、みなし浄化槽(単独処理浄化槽)から合併処理浄化槽への転換を容易
にするコンパクト型浄化槽の普及が進んでいます。しかし、コンパクトになれ
ばなるほど処理フローや装置が複雑化し、所期性能を発揮させるために維持管
理業者様への負担が増している点が課題として挙げられます。そこで弊社では、
維持管理のしやすさとコンパクト化の両立を実現したフジクリーン CA 型を
2015 年 3 月に発売しました。
本書は各地の説明会などで皆様からいただいた CA 型に関する質疑内容を中
心に構成し、発売後の全国実地調査で得られた知見も合わせて CA 型へのご理
解をより深めていただくために作成しました。
今後ともCA 型の所期性能を発揮するために、維持管理業者の皆様にできる
だけ迅速に情報をお伝えしていきたいと考えております。これからも、たくさ
んの維持管理に関する投書をお寄せくださいますよう、よろしくお願い申し上
げます。
2016 年 6 月
フジクリーン工業株式会社
第二開発部
11
も
く じ
【総論】
Q1
同じ接触ろ床方式の CE 型よりコンパクトなのに、なぜ CE 型同等以上の性能が得られ
4
るのですか?
Q2
CA型はBOD20mg/L以下の性能ですが、BOD15mg/L以下のCFⅡ型より性能は劣る
4
のでしょうか?
Q3
処理性能に COD を入れた理由はなぜですか?
5
Q4
浴槽や洗濯の集中排水に対応できるのでしょうか?
5
Q5
全てのマンホールがφ450 に統一されていますが、維持管理性に問題ありませんか?
6
Q6
コンパクトになったことで保守点検作業が煩雑にならないでしょうか?
6
Q7
流入管が水没していることがありますが、問題ありませんか?
7
Q8
空気配管のジャバラホースの色が黒からグレー(灰)に変色していますが、耐久性に問
7
題ありませんか?
Q9
オリフィスの点検や掃除は毎回必要ですか?
8
Q10
工場出荷時のバルブ開度はどのようになっていますか?
9
Q11
試運転調整時のポイントを教えてください。
9
Q12
現場で循環や汚泥移送水量をどのように調整すれば良いか分からないのですが?
10
Q13
現場で窒素の除去性能についてどのように判断すれば良いのでしょうか?
11
Q14
流入負荷が高く、処理状態が悪い場合の対処方法はありますか?
12
Q15
使用人員が少ないのに、処理水の透視度が低い場合の対処方法はありますか?
12
Q16
し尿のみの流入でも処理することができますか?
13
Q17
シーディング剤は付属されていますか?
13
Q18
臭気対策は?
13
Q19
サカマキガイが異常に発生しています。どのように駆除すれは良いですか?
14
Q20
清掃時期の判断目安は?
15
Q21
CE 型よりコンパクトですが、清掃頻度が増えることはありませんか?
15
Q22
清掃のポイントを教えてください。
16
【沈殿分離槽関連】
Q23
流入バッフルの移流開口が横向きですが、開口が閉塞することはありませんか?
17
Q24
沈殿分離槽をばっ気するのはなぜですか?汚泥撹拌装置の機能を教えてください。
17
Q25
汚泥撹拌装置の点検のポイントを教えてください。
18
Q26
汚泥撹拌装置で沈殿分離槽の固液分離性能が悪化することはありませんか?
18
Q27
汚泥撹拌装置で汚泥をばっ気しているが、従来の浄化槽に比べ臭気が強いということは
18
ありませんか?
Q28
汚泥撹拌装置内の水位が沈殿分離槽よりも高くなっていますが、問題ありませんか?
19
Q29
沈殿分離槽のスカムで嫌気ろ床槽への移流開口が閉塞することはありませんか?
19
Q30
嫌気ろ床槽へスカムが移流しているが、問題ありませんか?
19
Q31
沈殿分離槽のスカムが多く、堆積汚泥がうまく測定できません。どのように測定すれば
20
良いのでしょうか?
2
【嫌気ろ床槽関連】
Q32
汚泥移送エアリフトポンプの機能と維持管理の仕方を教えてください。
21
Q33
汚泥移送管に生物膜が多量に付着していますが、どうすれば良いのでしょうか?
22
Q34
エアリフトポンプの掃除方法を教えてください。
22
Q35
水位が L.W.L よりも高い場合の汚泥移送水量の調整方法は?
23
Q36
嫌気ろ床槽のガス抜きや汚泥移送作業について教えてください。
24
Q37
嫌気ろ床槽のスカムの目安は?大量に浮上しても、問題ありませんか?
24
Q38
嫌気ろ床槽にスカムがある場合に、ガス抜きを実施して問題ありませんか?
24
【接触ろ床槽・処理水槽関連】
Q39
CE 型より接触ろ床槽をコンパクトにできたのはなぜですか?
25
Q40
接触ろ床槽のろ材を押さえる部品が見あたりません。浮上の心配はありませんか?
25
Q41
散気状態が左右で異なるのですが、どのように対応すれば良いのでしょうか?
26
Q42
ろ材が閉塞することはありませんか?閉塞した場合の対応は?
26
Q43
接触ろ床槽の散気管の洗浄方法を教えてください。
27
Q44
点検毎(4 ヶ月に 1 回の頻度)に逆洗を実施することになっていますが、逆洗を実施し
28
ないとどうなりますか?
Q45
逆洗を複数回繰り返すのはなぜですか?逆洗を 1 回で終わらせる方法はありますか?
28
Q46
逆洗の終了目安はありますか?
29
【処理水槽、消毒槽関連】
Q47
水位が L.W.L よりも高い場合の循環水量の調整方法は?
30
Q48
処理水槽にスカムや堆積汚泥があった場合の原因と対処方法を教えてください。
31
Q49
ピークカットの機能と構造は?
31
Q50
処理水槽の水位が L.W.L より上にあるのに、放流エアリフトポンプが揚水しません。
32
原因と対処方法を教えてください。
Q51
処理水はどこから採水すれば良いですか?
32
【ブロワ関連】
Q52
CA-10 型の槽外配管はなぜ VP20 なのですか?
33
Q53
浄化槽とブロワの設置場所が 15m 離れています。槽外配管は VP13(※CA-10 型の
33
場合、VP20)ですが、問題ありませんか?
Q54
CAB(CA 型専用ブロワ)が故障した場合、代替品として汎用ブロワを使用しても良い
33
のでしょうか?
【付
録】
トラブルシューティング早見表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
34
1.処理水の透視度が低い場合・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
34
2.ブロワ異常の場合・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
35
CA 型
保守点検記録票・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
36
CA 型
保守点検箇所・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
37
CA 型
寸法・仕様表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
38
3
【総論】
Q1
:同じ接触ろ床方式のCE型よりコンパクトなのに、なぜCE型同等以上の性能が得られるのです
か?
A1
:総容量はCE型より約25%小さいですが、水平移流バッフル、汚泥撹拌装置、汚泥移送エアリ
フトポンプといった新技術を採用することで汚泥貯留能力を高めています。また、接触ろ床槽に
は微生物の付着性やSSの捕捉性が高いろ材を効果的に配置して安定した処理性能が得られる構
造としています。
フロー図
Q2
:CA型はBOD20mg/L以下の性能ですが、BOD15mg/L以下のCFⅡ型より性能は劣るので
しょうか?
A2
:CA型は(一財)日本建築センターの恒温短期負荷試験にて性能評価を取得しており、性能評価
試験の水質値から判断してもCFⅡ型と遜色ない性能といえます。また、CA型は維持管理性で好
評なCE型と同じ接触ろ床方式のため、実際の現場においても良好な水質が得られると考えられま
す。
4
Q3
:処理性能にCODを入れた理由はなぜですか?
A3
:臨海地域を含む閉鎖性水域など湖沼や海域の水質汚濁防止法対象事業場には未だ多くの単独処
理浄化槽が残っています。そのような地域においては合併処理浄化槽への転換の必要性が今後高
まると考えられることから、CODでの処理水質も評価しております。
Q4
:浴槽や洗濯の集中排水に対応できるのでしょうか?
A4
:CA型には浴槽や洗濯排水などピーク流入があった場合に槽内の水位を変動させて放流水量を平
準化させるピークカット機能があります。ただし、ピークカット容量は浴槽排水などの大きな水
量に対応した容量ではありません。ピークカットできない残りの水量は処理水槽の水で対応しま
す。つまり、ピークカットできなかった分の水は処理水槽の水を押し出し、処理水槽から消毒槽
へオーバーフローさせます。よって一般的なピーク流入であれば未処理水が放流されるようなこ
とはありません。
型式
CA-5型
CA-7型
CA-10型
ピークカット容量
120L
170L
246L
処理水槽容量
165L
228L
326L
合計
285L
398L
572L
なお、ピーク流入が非常に大きい場合は、以下を参考に浄化槽使用者(施主)の方に使用方法
の改善をお願いしてください。
(1)1日当たりの洗濯回数が3回以上の場合は、できる限り時間差を設けて洗濯する。
(2)浴槽の残水量が200L以上ある場合は、抜き口に排水量調整
の板(コマ)を設置し、時間をかけて排水する。
(3)二世帯住宅の場合には一度に大量の汚水が流入して、浄化槽
の処理能力に支障をきたす場合がありますので、世帯間にて
打合せをして洗濯や風呂掃除の時間が重ならないようにする。
5
Q5
:全てのマンホールがφ450に統一されていますが、維持管理性に問題ありませんか?
A5
:マンホールは軽量なφ450に統一していますが、槽幅のスリム化や内部部品の配置を工夫して
いますので問題なく維持管理できます。また、清掃も支障なく実施できます。
清掃時のサクションホース挿入位置(CA-5型)
Q6
:コンパクトになったことで保守点検作業が煩雑にならないでしょうか?
A6
:CA型は維持管理で定評のある接触ろ床方式(CE型同様)を採用しており、特に煩雑な保守点
検作業はありません。保守点検作業のおおまかな流れとしては、以下の通りです。
(1)循環と汚泥移送水量の確認(※L.W.Lで実測)
(2)水質確認(透視度、DO、pH、残留塩素など)
(3)汚泥撹拌装置と接触ろ床槽のばっ気状況の確認
(4)堆積汚泥とスカム生成状況の確認
(5)接触ろ床槽の逆洗と逆洗水の移送(※4ヶ月に1回の頻度)
(6)嫌気ろ床槽のガス抜き操作(※必要に応じて)
(7)循環と汚泥移送水量の調整(※L.W.Lで実測)
詳細は「維持管理要領書」または「維持管理動画」にてご確認ください。
http://www.fujiclean.co.jp/
6
Q7
:流入管が水没していることがありますが、問題ありませんか?
A7
:過大なピーク流入時には、一時的(5分程度)に槽内の水位が100mm以上上昇して、流入管
が数cm水没することがありますが、下記の理由により、流入管閉塞などの問題はほとんど無いと
考えられます。
流入管
(1)流入配管の途中にトイレットペーパーなどの夾雑物があ
っても、浴槽や洗濯排水などのピーク流入で押し流され
るため、配管途中で詰まることはほとんどありません。
ッフルの中にスカムはほとんど発生しません。
L.W.L
Q8
105(95∼115)
流入管底
(2)流入バッフルは横向き移流となっていますので、流入バ
:空気配管のジャバラホースの色が黒からグレー(灰)に変色していますが、耐久性に問題あり
ませんか?
A8
:とりわけ消毒槽に近いジャバラホースは、年数の経過に伴い、グレー(灰)に変色することが
ありますが、2006年発売のCE型からの採用実績があり、耐久性で問題となるような事はありま
せん。
7
Q9
:オリフィスの点検や掃除は毎回必要ですか?
A9
:CA型では空気量の調整が不要な放流エアリフトポンプと汚泥撹拌装置の分岐部にオリフィスを
採用しています。使用開始当初、施工時に小石や砂が空気配管に混入してオリフィスが塞がる事
例はありますが、それ以外でオリフィスが詰まり掃除が必要になることは少ないと考えています。
放流エアリフトポンプや汚泥撹拌装置のばっ気状況に異常がなければオリフィスを点検する必要
はありません。仮に以下のような現象が認められた場合には、ワンタッチユニオンを緩めてオリ
フィスの穴に小石や砂が詰まっていないか確認し、掃除してください。
【注意】オリフィスの掃除を行う際は、オリフィスの孔(空気通過孔)を拡げたり、傷つけたりしな
いよう、柔らかい布などで汚れを拭き取るように掃除してください。
<オリフィス異常時の現象>
・槽内の水位がL.W.Lより高いにも関わらず、
放流エアリフトポンプが揚水していない。
・汚泥撹拌装置のばっ気が明らかに弱い。
<ワンタッチユニオンの構造>
ワンタッチユニオンを緩める際に、ユニオンの部品を槽内に落とさないようご注意ください。
8
Q10
:工場出荷時のバルブ開度はどのようになっていますか?
A10
:「分配バルブ」、「循環バルブ」、「移送バルブ」の3つがあり、工場出荷時は下表のように
設定しています。
・分配バルブ(青):接触ろ床槽のエアーバランス調整用
・循環バルブ(灰):循環水量調整用
・移送バルブ(灰):汚泥移送水量調整用
工場出荷時の
バルブ開度
分配バルブ
50%
循環バルブ
50%(45%)
移送バルブ
50%(45%)
(
)数値はCA-10型
【注意】循環および汚泥移送水量については、
施工時の試運転調整にて適正な水量となるよ
う必ず調整してください。
Q11
:試運転調整時のポイントを教えてください。
A11
:以下に試運転調整のポイントを示します。詳細は施工要領書を参照してください。
(1)ブロワと浄化槽の接続配管、オリフィスの閉塞の確認
<確認項目>
①汚泥撹拌装置がばっ気されていること
②接触ろ床槽がばっ気されていること
③放流エアリフトポンプが揚水すること
<異常時の対応>
①∼③が全て停止
→ブロワと浄化槽の接続を確認してください。
①または③が停止
→オリフィスを確認し、閉塞していた場合は、オリフィスの孔を
拡げないように掃除してください(Q9参照)。施工時に小石や砂
が空気配管に混入してオリフィスが塞がる事例がありますので、
試運転調整時には注意して確認してください。
②ばっ気に偏りがある→分配バルブで左右均等になるよう調整してください(Q41参照)。
(2)循環、汚泥移送水量の確認と調整
循環、汚泥移送水量の確認と調整は、浄化槽内に設置しているバルブ操作銘板を参考に調
整してください(Q12参照)。
<異常時の対応>
工場出荷時のバルブ開度(Q10参照)で、循環と汚泥移送エアリフトポンプが揚水してい
ない場合は、バルブを100%まで開いてバルブの閉塞を解除した後、水量を調整してくださ
い。
9
Q12
:現場で循環や汚泥移送水量をどのように調整すれば良いか分からないのですが?
A12
:嫌気ろ床槽の清掃孔上部にバルブ操作銘板を取り付けてあります。浄化槽の処理状態に大きな
問題がない場合には、下図の情報を参考に調整してください。
【注意】1.4L/min未満の水量では、エアリフトポンプの揚水が停止することがあります。
10
Q13
:現場で窒素の除去性能についてどのように判断すれば良いのでしょうか?
A13
:窒素除去機能の良し悪しは、目視で確認することができません。そこで、処理水の窒素酸化物
濃度(NOX-N;亜硝酸性窒素濃度(NO2-N)と硝酸性窒素濃度(NO3-N)の合計値)、アンモ
ニア性窒素濃度(NH4-N)を試験紙などの簡易測定方法※で確認します。処理水の全窒素濃度
(T-N)は、前述のNOX-NとNH4-Nの合計値として判断します。この合計値が20mg/Lを超え
た場合には、次に示す処置を行ってください。
硝化は進行しているが、処理水の T-N 濃度が 20mg/L を超えている場合
(処理水 T-N の大半が NOX-N のとき)
[1]循環水量が適正でない場合
嫌気ろ床槽の DO(溶存酸素濃度)を測定してください。DO が高い場合には循環水量が過多
になっているため、嫌気ろ床槽への DO の持ち込みが増加して、脱窒反応が進行しないことがあ
ります。また、循環水量が少ないと脱窒率が低下し、処理水中に NOX-N が多く残存する可能性
があります。循環水量を適正範囲内に合わせてください。
[2]嫌気ろ床槽の機能不全
嫌気ろ床の閉塞や多量のガスの蓄積により、嫌気ろ床槽が正常に機能していないことが考えら
れます。嫌気ろ床槽のガス抜き操作や閉塞解除作業を実施してください。
※[1]、[2]の場合、嫌気ろ床槽の DO が高くなっている可能性があります。処理水の T-N の大
半が NOX-N のときは、嫌気ろ床槽の清掃孔底部から 30cm のポイントで DO を測定し、DO が
3mg/L 以上の場合は、[1]、[2]の保守作業を実施してください。
硝化が進行していない場合
(処理水 T-N の大半が NH4-N のとき)
ブロワに機能的な異常がないにも関わらず、接触ろ床槽の DO が 3mg/L 未満の場合には、流
入負荷が大きいために処理能力が不足していると考えられます。このようなケースでは接触ろ床
槽の生物膜が肥厚していることが多いため、接触ろ床槽の逆洗および逆洗水の移送を念入りに実
施してください。それでも性能が回復しない場合には、ブロワのランクアップや増設を行い、空
気量を増やして経過を観察してください。
※簡易測定法(例)
商品名:パックテスト
型
番:KR-NO3(硝酸)
KR-NO2(亜硝酸)
KR-NH4(アンモニウム)
メーカー:(株)共立理化学研究所
商品名:アクアチェック
型
番:アクアチェック N(硝酸・亜硝酸)
アクアチェック A(アンモニウム)
メーカー:日産化学工業(株)
11
Q14
:流入負荷が高く、処理状態が悪い場合の対処方法はありますか?
A14
:設置されている浄化槽の人槽に対し、実使用人員が多い場合や油分の流入が認められるなど明
らかに負荷が高いと考えられる場合には、以下のような対処方法が考えられます。
(1)浄化槽使用者(施主)の方に使用状況について聞き取り調査を
行い、可能であれば負荷低減(油分を流さない、トイレットペ
ーパー使用量の適正化など)への協力をお願いしてください。
(2)流入負荷が設計値より著しく高い場合、接触ろ床槽のDOが不
足し、処理が十分に行われないことがあります。接触ろ床槽の
DOが3mg/L未満の場合は、ブロワのランクアップを行うか、
右図のようにブロワを増設して空気量を増加させてください。
【注意】空気量を増加した場合には、必ず循環と汚泥移送水量の
調整を行ってください。
Q15
A15
:使用人員が少ないのに、処理水の透視度が低い場合の対処方法はありますか?
: CA型では、低負荷対策として微生物の付着性が良好なろ材を接触ろ床槽に採用していますの
で、従来機種に比べ低負荷特有の問題は低減すると考えていますが、実使用人員が少なく、処理
水のpHが極端に低い場合には、嫌気ろ床槽の脱窒性能を高めることで状態が改善するケースがあ
ります。保守作業として嫌気ろ床槽のガス抜き操作を行い、循環や汚泥移送水量を適正範囲に調
整してください。
<嫌気ろ床槽のガス抜き操作>
(1)径の細いパイプを嫌気ろ床
内に挿し入れ、ガスの発生
状況を確認します。
(2)多量のガスが蓄積している
場合は、複数ヵ所パイプを
挿し入れ入念にガス抜きを
行います。
12
Q16
:し尿のみの流入でも処理することができますか?
A16
:滞留時間と負荷量から考えるとBODについては処理性能を満足できると思いますが、T-Nにつ
いては、BOD不足による脱窒不良が生じると考えられます。また、脱窒不良に伴い処理水のpH
が低下して基準(pH=5.8∼8.6)を満足できなくなるおそれがあります。これらの点から基本的
にし尿のみの流入については推奨できませんが、どうしても対応しなければならない場合には、
できるだけ多くの水を流してもらうよう使用者に協力していただくとともに、循環水量の調整や
嫌気ろ床槽の適切な維持管理、pH緩衝剤やメタノールの添加などを検討する必要があると考えら
れます。
Q17
:シーディング剤は付属されていますか?
A17
:使用開始時の立ち上がりをスムーズにし、発泡、悪臭の発生抑制のために、徐々に溶解してい
くタイプの固形シーディング剤を嫌気ろ床槽に投入して出荷しています。
【固形シーディング剤】
内容物:活性汚泥を高温好気発酵させたコンポスト汚泥
投入数:嫌気ろ床槽に1個投入
大きさ:Φ55×H28mm
シーディング剤
Q18
:臭気対策は?
A18
:浄化槽の中で臭気の発生するおそれのある箇所として嫌気性単位装置(沈殿分離槽、嫌気ろ床
槽)と好気性単位装置(接触ろ床槽)が挙げられます。特に嫌気ろ床槽は所期性能を発揮するま
で、ある程度の期間を要することから、この間に悪臭が発生する場合があります。また、接触ろ
床槽については、生物処理が十分に行われていないために悪臭が発生する場合が多く、このよう
な場合は接触ろ床槽の処理状態の改善を行う必要があります。
<対策例>
(1)応急的な方法としては、マンホールをパッキンなどでシールをしてください。
(2)接触ろ床槽が立ち上がっていない場合にはシーディングを行ってください。
(3)流入負荷が高い場合にはブロワのランクアップや増設を行ってください。
(4)家屋内への悪臭の逆流は、浄化槽までの配管に、臭気止めが適切になされていない可能性
があります。配管経路の調査を行い、トラップを設けるなどして対処してください。トラ
ップを設ける場合は、二重トラップにならないよう、ご注意ください。
(5)臭突管(排気筒)を設置してください。この場合、臭突管の高さを付近の建物の軒先よりも高
くし、風向きなども十分考慮して施工を行ってください。
13
Q19
:サカマキガイが異常に発生しています。どのように駆除すれは良いですか?
A19
:サカマキガイはろ材に付着している生物膜を解体し、処理水質を悪化させることがあります。
サカマキガイが異常発生し、透視度が低い場合には以下の方法にて駆除してください。
<駆除方法1>
市販駆除剤
製造元;株式会社 サナ
http://www.sana-bio.co.jp/
(1)サナ・サカマキラー原液(CA-5型=150cc、CA-7型=200cc、CA-10型=300cc)
を水に溶かし接触ろ床槽に投入します。
(2)壁面などに生息するサカマキガイには、100倍希釈液を直接散布します。
(3)サカマキガイの卵が孵化する2週間後に再度投入し、その後サカマキガイが全く見られな
ければ駆除完了です。
<駆除方法2>
硫安添加法
(1)硫安(窒素肥料)、消石灰を準備します。
(2)接触ろ床槽に硫安を約0.5kg/m3(CA-5型=150g、CA-7型=210g、CA-10型=
300g)、pH8.5を目安に消石灰を投入します(消石灰は入れすぎるとpH10∼11になる
ので注意が必要です)。
(3)1∼2日後にpHを測定し、低下している場合は硫安、消石灰を追加します。
(4)5∼7日後に再度硫安、消石灰を追加します。
(5)2週間後にサカマキガイが全く見られなければ駆除完了です。
【注意】作業時、有機系塩素剤と消石灰が反応すると有害ガスが発生するおそれがあります。
【注意】いずれの駆除方法も駆除後しばらくは窒素除去に影響がありますが、徐々に回復します。
14
Q20
:清掃時期の判断目安は?
A20
:浄化槽の清掃は毎年1回行ってください。ただし以下のような状態になった場合など、清掃が
必要と判断されるときには1年以内であっても清掃を実施してください。
◆沈殿分離槽の堆積汚泥が80cm以上、かつ嫌気ろ床槽の堆積汚泥が30cm以上認められるとき。
◆接触ろ床槽のSSが著しく高く、逆洗水の移送を行っても低下しないとき。
◆微生物に対して毒性を有する物質の流入が認められ生物処理が困難と考えられるとき。
【注意】CA型は沈殿分離槽の汚泥撹拌装置によって嫌気ろ床槽上部に早い段階で全面スカムが浮
上しますが、特に異常ではありません。
Q21
:CE型よりコンパクトですが、清掃頻度が増えることはありませんか?
A21
:CA型では以下に示す新技術を採用することで、従来の戸建用浄化槽と同様、1年間の汚泥貯留
能力に問題ないことを確認しています。それぞれの装置が適正に機能していれば、従来より清掃
頻度が増えることはありません。
<汚泥貯留能力を高める技術>
(1)水平移流バッフル
流入汚水の流れを水平流とすること
で、沈殿分離槽堆積汚泥の巻き上げを
防止する。
(2)汚泥撹拌装置
汚泥撹拌装置で沈殿分離槽堆積汚泥
の一部をばっ気撹拌し、スカム化を促
進する。
(3)嫌気仕切板の移流開口面積の拡大
沈殿分離槽で浮上したスカムの一部は嫌気仕切板の移流開口を通過し、水面積の大きい嫌気
ろ床槽上部でも貯留できる。
15
Q22
:清掃のポイントを教えてください。
A22
:以下に清掃の概要を示します。詳細は維持管理要領書を参照してください。
(1)最初に嫌気ろ床槽のスカムとろ床上の汚泥を引き出します。次に嫌気ろ床槽の清掃孔内に
サクションホースを入れ、ろ床の中や槽壁に付着している汚泥を圧力水で洗浄しながら全量引き
出します。
(2)沈殿分離槽のスカムを破砕しながら、汚泥を全量引き出します。汚泥撹拌装置の網様ロー
ルに汚泥やペーパーが大量に付着している場合には、網様ロールを回しながら、裏側も圧力水で
洗浄してください。
網様ロールの上部(赤四角部)
を手でつかみ、回すことが
できます。
【接触ろ床槽、処理水槽、消毒槽の清掃について】
清掃の対象ではありませんが、接触ろ床槽のSSが著しく高く、逆洗水の移送を複数回行っても
濃い汚泥が継続して移送される場合には、所期性能を確保できなくなるおそれがあるため、清掃
を実施してください。
16
【沈殿分離槽関連】
Q23
:流入バッフルの移流開口が横向きですが、開口が閉塞することはありませんか?
A23
:浴槽や洗濯排水などのピーク流入で押し流されるため、閉塞することはほとんどありません。
万が一閉塞した場合には、径の細いパイプなどで移流開口の閉塞を解除してください。また、テ
ィッシュなど水に溶けにくいものが浮上している場合には、ヒシャクなどを用いて除去してくだ
さい。
左絵のようにパイプなどで
左右の移流開口の閉塞を解除
してください。
Q24
:沈殿分離槽をばっ気するのはなぜですか?汚泥撹拌装置の機能を教えてください。
A24
:沈殿分離槽の堆積汚泥を汚泥撹拌装置内でばっ気することで、汚泥に微細気泡を付着させ、ス
カム化を促進します。汚泥撹拌装置に内管(φ13)から空気を送ることで、装置内に旋回流をつ
くり(ドラフトチューブ構造)、効率的に汚泥のばっ気撹拌が行われます。
17
Q25
:汚泥撹拌装置の点検のポイントを教えてください。
A25
:汚泥撹拌装置内のばっ気が正常に行われているか確認してください。汚泥撹拌装置内のばっ気
が停止していたり、明らかに弱い場合には、ブロワの故障、分岐オリフィスの閉塞、汚泥撹拌装
置の内管(φ13)の閉塞などが考えられます。以下の手順で保守作業を実施してください。
(1)ブロワが稼働しているか確認してください。ブロワが停止すれば浄化槽の機能は損なわれ
ます。すみやかにブロワの修理を行ってください。
(2)分岐オリフィスに詰まりがないか、確認してください。異物が付着し閉塞している場合に
はオリフィスの孔を拡げないように掃除してください(Q9参照)。
(3)内管の閉塞が考えられる場合には、以下に示す操作手順で閉塞を解除してください。
<内管閉塞解除方法>
(1)汚泥撹拌装置の内管に接続しているユニオンを緩めて外してください。
(2)内管に水道ホースを接続して圧力水洗浄を実施するか、パイプ径よりも小さいブラシにて
洗浄してください。汚泥撹拌装置の内管は上に引き上げて、内部を確認することもできま
す。
(3)閉塞が解除できましたら、内管にあるストッパーリングが汚泥撹拌装置と接するところま
で内管を差し込み、ユニオンを元に戻してください。
Q26
:汚泥撹拌装置で沈殿分離槽の固液分離性能が悪化することはありませんか?
A26
:汚泥撹拌装置は沈殿分離槽と底部で連通していますが、ばっ気による水流で堆積汚泥が大きく
乱されない構造としていますので、問題ありません。
Q27
:汚泥撹拌装置で汚泥をばっ気しているが、従来の浄化槽に比べ臭気が強いということはありま
せんか?
A27
:嫌気槽に空気を送ると臭気を強く感じますが、汚泥撹拌装置の汚泥は常時ばっ気していますの
で、次第に好気的な活性汚泥状態となります。従来の浄化槽に比べ特に臭気が強いということは
ありません。
18
Q28
:汚泥撹拌装置内の水位が沈殿分離槽よりも高くなっていますが、問題ありませんか?
A28
:ばっ気の盛り上がりで、汚泥撹拌装置内の水位が高くなっているように見えることがあります
が、沈殿分離槽との水位差が5cm以内であれば、問題ありません。ただし、水位差が5cmを超え
ている場合には、汚泥撹拌装置の底部が閉塞している可能性があります。汚泥撹拌装置の底部を
VP13単管またはSUS管(φ9.5程度)を用いて空気撹拌し、閉塞を解除してください。空気撹拌を
することで、一時的に沈殿分離槽の堆積汚泥が乱されますが、汚泥のほとんどは後段の嫌気ろ床
槽で捕捉され、接触ろ床槽へ直接流出しませんので、問題ありません。
Q29
:沈殿分離槽のスカムで嫌気ろ床槽への移流開口が閉塞することはありませんか?
A29
:嫌気ろ床槽への移流開口は、従来よりも面積を大きく設計していますので、閉塞は起こりにく
いと考えています。万が一移流開口が閉塞して沈殿分離槽の水位が異常に高い場合には、移流開
口部のスカムを汚泥撹拌装置内へ移送し、閉塞を解除してください。
CFⅡ型と比較して L.W.L 時の
移流開口(青色塗りつぶし部)
を大きくしています。
Q30
:嫌気ろ床槽へスカムが移流しているが、問題ありませんか?
A30
:嫌気ろ床槽への移流開口を大きく、水面上まで設けることで、沈殿分離槽で発生したスカムを
嫌気ろ床槽へ移流させ、沈殿分離槽と嫌気ろ床槽でスカムとして汚泥を貯留することを想定して
いますので、嫌気ろ床槽へスカムが移流していても問題ではありません。
19
Q31
:沈殿分離槽のスカムが多く、堆積汚泥がうまく測定できません。どのように測定すれば良いの
でしょうか?
A31
:少し径の大きいパイプでスカムに穴を開け、その穴より汚泥厚測定棒を挿入して測定してくだ
さい。または、流入バッフル水面下の移流開口に汚泥厚測定棒を斜めに挿入して測定してくださ
い。
左絵の塗りつぶし部、または、
赤丸部から汚泥厚測定棒を挿入し、
測定してください。
流入バッフルへの汚泥厚測定棒の
挿入図は Q23 の流入バッフル
閉塞解除の図を参照してください。
20
【嫌気ろ床槽関連】
Q32
:汚泥移送エアリフトポンプの機能と維持管理の仕方を教えてください。
A32
:汚泥移送エアリフトポンプは、嫌気ろ床槽の堆積汚泥を沈殿分離槽に常時移送し、接触ろ床槽
への汚泥流出を低減する機能を有しています。また、以下に示す状況の場合には、保守点検時に
バルブ開度を上げて汚泥移送を実施してください。
◆沈殿分離槽の堆積汚泥が80cm以下で、嫌気ろ床槽の堆積汚泥が30cm以上の場合。
◆嫌気ろ床のガス抜き操作や閉塞解除作業によってろ床内の汚泥が底部に沈降して、堆積汚泥が
増加した場合。
汚泥移送水量の調整で、沈殿分離槽と嫌気ろ床槽の堆積汚泥をコントロール
することができます。汚泥移送後は、移送水量を適正範囲の上限側に合わせ
てください。
21
Q33
:汚泥移送管に生物膜が多量に付着していますが、どうすれば良いのでしょうか?
A33
:嫌気ろ床槽は所期性能を発揮するまで、ある
程度の期間を要することから、使用開始初期に
は汚泥移送管内の生物膜が発達しやすい傾向が
あります。そのため、初期点検時に注意深く観
察し、必要に応じて掃除を実施してください。
移送管出口または掃除口にブラシを挿入し、移
送管内の生物膜をこすり落としてください。
Q34
:エアリフトポンプの掃除方法を教えてください。
A34
:前回点検時より移送水量が極端に減少している場合は、生物膜の
付着等によるエアリフトポンプの詰まりが考えられます。以下の手
①
順で掃除を行ってください。
①ユニオンを緩めて送気管を外してください。
②エアリフトヘッドを上に抜いて、水道ホースで水を入れながらブ
エアリフトヘッド
ラシ等を挿入して付着物をこすり落としてください。
③エアリフトヘッドの向きに注意し、正しい位置に嵌めてください。
②
【注意】エアリフトヘッドが正しく嵌っていない状態で放置すると、
嵌合部が変形し、緩くなるおそれがあります。
<エアリフトヘッドの確認>
適正(真上)
適正(横)
エアリフトヘッドとチーズの間に
隙間の無い状態が正しい位置です。
22
不適(横)
Q35
:水位がL.W.Lよりも高い場合の汚泥移送水量の調整方法は?
A35
:汚泥移送水量は水位によって大きく変わります。L.W.L 以外の水位で調整を行うと適正な汚泥
移送水量にならず、浄化槽の処理機能が低下するおそれがあります。水位がL.W.L でないときは
L.W.L になるのを待ってから測定を行ってください。なお、水位が高い時や流入中の場合は、採
水や汚泥厚測定など他の点検作業を先に行ってください。
<汚泥移送水量の測定>
汚泥移送水量は、流入がなく L.W.L になっているとき
に、沈殿分離槽にある移送管の出口で必ず実測してくだ
さい。
<汚泥移送水量の調整>
汚泥移送水量は、(1)使用水量(水道使用量)、(2)
実使用人員、(3)人槽の優先順位で、下表の範囲にな
るように調整してください。汚泥移送水量は、汚泥移送
移送管
管流出部の水位を目安線と合わせることである程度調整
できますが、必ず移送管出口で実測してください。
目安線
ビーカー等
移送バルブの操作方法
・水位が L.W.L であることを確認してください。
・下表を参考に移送バルブを調整してください。
・汚泥移送水量は、必ず移送管出口で実測してください。
【注意】移送水量は必ず 1.4L/分以上に調整してください。
【汚泥移送水量の目安】
使用水量(m3/日)
1.0 以下
1.1∼1.4
1.5 以上
実使用人員・人槽
5 人以下
6、7 人
8∼10 人
1.7
2.4
3.5
(1.4∼2.1)
(1.9∼2.9)
(2.8∼4.2)
水量(L/分)
23
Q36
:嫌気ろ床槽のガス抜きや汚泥移送作業について教えてください。
A36
:嫌気ろ床槽と清掃孔内の水位差が5cm以上確認される場合や多量のガスがろ床内に蓄積してい
る場合は嫌気ろ床のガス抜き作業を行ってください。また、ガス抜き作業後または、嫌気ろ床槽
の堆積汚泥が30cm以上ある場合は、移送バルブを100%にして、30秒程度汚泥移送を行ってく
ださい。汚泥移送水のSS濃度が薄くならない場合は、汚泥移送を繰り返し行ってください。
<ガス抜き作業>
(1)径の細いパイプを嫌気ろ床内の全体(複数箇所)に挿し入れ、ろ床間に溜まっているガス抜き
を入念に行ってください。
(2)閉塞が解除されたか水位を確認してください。
(3)閉塞が解除されていない場合、手動逆洗作業を行ってください。手動逆洗はVP13単管ま
たはSUS管(φ9.5程度)をろ床に差し込み、パイプに直接空気を吹き込みます。
【注意】手動逆洗時に、嫌気ろ床下端(水面から85cm)より下にパイプを差し込まないでください。
底部汚泥が巻き上がり、処理機能に悪影響を及ぼします。
<汚泥移送操作>
(1)移送バルブ(灰)のバルブ目盛りを全開(100%)にして30秒間汚泥移送を行います。
(2)汚泥移送のSS濃度が薄くならない場合は、上記操作を2∼3回繰り返し行ってください。
【注意】ガス抜き作業時に、ろ材押さえ、ろ材受けを破損しないようにしてください。
Q37
:嫌気ろ床槽のスカムの目安は?大量に浮上しても、問題ありませんか?
A37
:スカムが隔壁を越流した形跡がなければ、スカムが大量に浮上していても特に問題はありませ
ん。スカムが隔壁を越流する場合、嫌気ろ床槽の閉塞が考えられますので、嫌気ろ床槽のガス抜
き作業を実施してください。
Q38
:嫌気ろ床槽にスカムがある場合に、ガス抜きを実施して問題ありませんか?
A38
:ガス抜き作業によってスカムの一部が破砕されますが、接触ろ床槽へ直接流出しませんので、
問題ありません。浄化槽の性能を長期的に考えると点検毎にガスの溜まり具合をチェックし、必
要に応じてガス抜き作業を行うことを推奨しています。ろ床の閉塞やガスの蓄積によって嫌気ろ
床槽の機能が低下すると、水質や汚泥貯留性能に悪影響を及ぼすため、積極的にガス抜き作業を
行ってください。
24
【接触ろ床槽関連】
Q39
:CE型より接触ろ床槽をコンパクトにできたのはなぜですか?
A39
:CA型では、微生物の付着性やSSの捕捉性が良好なろ材を採用しています。さらに、閉塞抑制
の観点からばっ気強度を高めに設定し(CE型の1.25倍)、バランスよくエアーが供給できる散
気管を採用しています。したがって死水域が生じにくく、長期にわたり安定した水質が得られる
構造となっています。
Q40
:接触ろ床槽のろ材を押さえる部品が見あたりません。浮上の心配はありませんか?
A40
:CE型と同様に、上部ろ材を横から巻きつけるようにして固定しています。ろ材の凹部に固定部
材を嵌め込むことで、上下方向の荷重にも対応できるよう考慮していますので、ろ材が浮上する
心配はありません。
25
Q41
:散気状態が左右で異なるのですが、どのように調整すれば良いのでしょうか?
A41
:接触ろ床槽の散気装置は左右2系列になっています。左右均等に気泡がでるように分配バルブ
を調整してください。分配バルブを調整しても左右均等に気泡がでない、あるいは前回点検時と
比べて明らかに気泡の量が少ない場合には、接触ろ床槽の閉塞や散気管の目詰まり、送気管から
のエアー漏れが考えられます。Q42、43の内容に従って、保守作業を行ってください。
分配バルブを A 側に回した場合、右側のエアーが増加します。
左右の槽は底部で連通しているため、反対側にも気泡が上がることがありますが、
問題ありません。
Q42
:ろ材が閉塞することはありませんか?閉塞した場合の対応は?
A42
:ろ材の閉塞を防止するため、ばっ気強度は従来よりも高い設定としています。しかし、ろ材に
付着した生物膜の量が増加しすぎると、閉塞するおそれがあるため、保守点検時には必ず逆洗と
逆洗水の移送を実施してください。逆洗を行っても閉塞しているような場合は、手動逆洗パイプ
(L字パイプ)を用いて処理水槽側から空気逆洗を行うことで閉塞を解除できます。
<手動逆洗作業>
手動逆洗パイプを処理水槽に差し込み、ろ床底部より空気逆洗を行ってください。
手動逆洗パイプの作り方(例)
φ13エルボ
VP13単管
水道ホース
VP13単管
2.0m位
15cm位
26
Q43
:接触ろ床槽の散気管の洗浄方法を教えてください。
A43
:以下のような現象が見られる場合、散気管の目詰まりが考えられますので、圧力水洗浄または
ブラシ洗浄を実施してください。
◆接触ろ床槽の逆洗操作を行っても散気の偏りが解消できず、左右均等に気泡がでていない。
◆循環バルブの目盛りが前回点検時と同じにもかかわらず、循環水量が大幅に増えている。
◆移送バルブの目盛りが前回点検時と同じにもかかわらず、汚泥移送水量が大幅に増えている。
<圧力水洗浄の手順>
(1)循環バルブ(灰)と移送バルブ(灰)を全閉(0%)にします。
(2)ブロワの運転を停止します。
(3)ブロワの吐出口と浄化槽の送気配管をつないでいる接続ホースを外します。
(4)給水栓の蛇口にビニルホースなどを接続し、ホースの先端を送気配管に接続します。この
とき、ホースとの接続部はホースバンドなどでしっかり締め付けてください。
(5)給水栓を開けて送気配管に水道水を流します。
(6)分配バルブをAまたはB100%に操作し、散気管1系列ごとに水洗浄を行います。
(7)配管を作業前の状態に戻し、ブロワの運転を再開します。
(8)循環バルブ(灰)と移送バルブ(灰)の目盛りを元の状態に戻してください。
<ブラシ洗浄の手順>
(1)ユニオンを緩めて散気管を空気配管から外します。
(2)散気管に直接ブラシ※を挿入して洗浄してください。散気管は曲がりのゆるやかなループ
形状になっているため、ブラシの挿入が可能です。
(3)配管を作業前の状態に戻します。
※差し込み長さは下表を参考にしてください。ループ部を洗浄できるように印を付けてお使いく
ださい。
処理対象人員
5人
7人
10人
差し込
縦管距離(mm)
1,500
1,500
1,600
み長さ
ループ距離(mm)
1,000
1,500
1,700
27
※推奨ブラシ
商品名 :パイプクリーナー(ブラシ付き)
型番
:PR802-3(3m)、PR802-5(5m)
メーカー:(株)三栄水栓製作所
Q44
:点検毎(4ヶ月に1回の頻度)に逆洗を実施することになっていますが、逆洗を実施しないとど
うなりますか?
A44
:比較的負荷の高い施設では、生物膜が肥厚して、DO不足や著しい生物膜の剥離が生じ、処理性
能が悪化するおそれがあります。また、逆洗水の移送を複数回繰り返し行っても、濃い汚泥が継
続的に移送される場合には、手動逆洗を実施してください(Q42参照)。
Q45
:逆洗を複数回繰り返すのはなぜですか?逆洗を1回で終わらせる方法はありますか?
A45
:複数回逆洗することで、生物膜が砕かれ下に落ちやすくなります。また、逆洗水の移送も1回
を長く行うより、複数回に分けた方が効率が高まります。特に逆洗後に逆洗水の移送を実施する
ことで底部の汚泥がエアリフトポンプに寄ってくるため、逆洗と逆洗水の移送を一連の作業とし
ています。複数回の逆洗をお願いします。
また、点検毎に逆洗をお願いしているのも、できるだけ生物膜を肥大させないようにするた
めです。上記作業を行っても剥離した生物膜を全て除去することはできませんが、この残った
生物膜により処理機能が保たれています。
28
Q46
:逆洗の終了目安はありますか?
A46
:接触ろ床槽および逆洗水中のSSの状況を見ながら逆洗を行い、SS が十分少ない、あるいは逆
洗をしてもSS に変化が見られなければ、その回で逆洗を終了してください。逆洗回数は2∼3 回
が目安です。負荷が低く生物膜の付着量が少ない場合にも最低1 回は逆洗作業を行って、逆洗水
の濃度を確認してください。
【注意】逆洗水の移送時に嫌気流出水のSS が明らかに逆洗水のSS よりも高いと思われる場合
は、移送を中止してください。接触ろ床槽のSS が増加し、処理状態が悪化する可能性がありま
す。
適正
逆洗水の濃度が薄くなるまで
逆洗操作を繰り返してください。
<目安2∼3回>
29
【処理水槽、消毒槽関連】
Q47
:水位がL.W.Lよりも高い場合の循環水量の調整方法は?
A47
:循環水量は水位によって大きく変わります。L.W.L 以外の水位で調整を行うと適正な循環水量に
ならず、浄化槽の処理機能が低下するおそれがあります。水位がL.W.L でないときはL.W.L になる
のを待ってから測定を行ってください。なお、水位が高い時や流入中の場合は、採水や汚泥厚測定
など他の点検作業を先に行ってください。
<循環水量の測定>
循環水量は、流入がなく L.W.L になっているときに、沈殿分離槽にある移送管の出口で必ず
実測してください。
<循環水量の調整>
循環水量は、(1)使用水量(水道使用量)、(2)
移送管
実使用人員、(3)人槽の優先順位で下表の範囲になる
目安線
ように調整してください。循環水量は、循環移送管流出
部の水位を目安線と合わせることである程度調整できま
すが、必ず移送管出口で実測してください。
窒素除去に関して循環水量の調整は特に重
要であり、浄化槽の実使用水量に応じた循環
水量に設定することが必要です。
ビーカー等
循環バルブの操作方法
・水位が L.W.L であることを確認してください。
・下表を参考に循環バルブを調整してください。
・循環水量は、必ず移送管出口で実測してください。
【注意】循環水量は必ず 1.4L/分以上に調整してください。
【循環水量の目安】
使用水量(m3/日)
1.0 以下
1.1∼1.4
1.5 以上
実使用人員・人槽
5 人以下
6、7 人
8∼10 人
1.7
2.4
3.5
(1.4∼2.1)
(1.9∼2.9)
(2.8∼4.2)
水量(L/分)
30
Q48
:処理水槽にスカムや堆積汚泥があった場合の原因と対処方法を教えてください。
A48
:処理水槽底部面積が小さいため、通常の運転状態であれば循環エアリフトポンプにより、堆積
汚泥は沈殿分離槽にほとんど移送されます。よって、底部堆積汚泥がスカムになることはほとん
どありません。しかし、処理水槽の槽壁に発生した生物膜が剥離しスカムになることがあります。
その場合はヒシャクなどを使ってスカムを汚泥撹拌装置内へ移送してください。
処理水槽底部に多量の堆積汚泥がある場合は下記項目を確認し、保守作業を行ってください。
(1)循環水量の確認
循環水量が少なすぎる、または循環が停止している場合、底部汚泥が移送されないため、少し
ずつ堆積汚泥量が増え、スカムも浮上します。
<対策>循環バルブの開度を上げて処理水槽底部の汚泥を移送してください。その後、循環水量
を適正値に調整してください。堆積汚泥やスカムが多い場合、返送しても次回点検時にまた同様
のケースになっていることがあります。そのような現場においては、水量を設定範囲の上限に設
定するようにしてください。
(2)沈殿分離槽と嫌気ろ床槽の汚泥量の確認
沈殿分離槽の堆積汚泥が80cm以上、かつ嫌気ろ床槽の堆積汚泥が30cm以上認められる場合
は、清掃が必要です。清掃の手配を行い、必要に応じて接触ろ床槽、処理水槽も清掃してくださ
い。
Q49
:ピークカットの機能と構造は?
A49
:ピークカット機能は、浴槽や洗濯排水など一時的に多量の流入があった場合に、水位を変動さ
せてピークを緩和させる機能です。CA型は流入があると水位がL.W.Lより上昇し、L.W.L+100
mm の高さ(H.W.L)にて、処理水槽の水が消毒槽よりオーバーフローする構造となっています。
通常のピーク流入であれば未処理水が流出するようなことはありません。また、流入のない時間
帯に処理水を常時循環することで、沈殿分離槽、嫌気ろ床槽の希釈と好気処理を進めており、ピ
ーク流入への対応準備を行っています。過剰なピーク水量では、槽内の水位が一時的に流入管底
より数cm高くなることがありますが、問題はありません。
31
Q50
:処理水槽の水位がL.W.Lより上にあるのに、放流エアリフトポンプが揚水していません。原因と
対処方法を教えてください。
A50
:原因は放流オリフィスの閉塞、または放流エアリフトポンプの詰まりの2つが考えられます。
以下の手順で保守作業を実施してください。
(1)放流オリフィスが閉塞していないか、確認してください。異物が付着し閉塞している場合
にはオリフィスの孔を拡げないように掃除してください(Q9参照)。
(2)放流エアリフトポンプの詰まりが考えられる場合には、以下の手順で放流エアリフトポン
プを掃除してください。
<放流エアリフトポンプの掃除方法>
四角と丸形の掃除口からそれぞれブラシなどを挿入して付着物を落とした後に四角の掃除口に
水道ホースを挿入し、付着物を洗い流してください。
Q51
:処理水はどこから採水すれば良いですか?
A51
:処理水槽から採水してください。生物膜やスカムを混入させないよう小口径の採水器を用いて
採水してください。処理水槽にスカムがある場合は、市販の灯油ポンプなどを用いて消毒槽スカ
ムバッフル内から採水するか、スカムを汚泥撹拌装置へ移送した後、しばらく経過してから採水
してください。そのとき、バッフル壁面に付着した生物膜を吸わないように注意してください。
市販の灯油ポンプを使用すると
生物膜を荒らさずに採水するこ
とができます。
32
【ブロワ関連】
Q52
:CA-10 型の槽外配管はなぜ VP20 なのですか?
A52
:CA-10 型はブロワからの風量が多く、空気配管による圧力損失が大きいため、通常時の槽外
配管(5m、5 曲り以内)については VP20 を使用してください。
Q53
:浄化槽とブロワの設置場所が 15m離れています。槽外配管は VP13(※CA-10 型の場合、
VP20)ですが、問題ありませんか?
A53
:15m離れていますと、槽外配管の管内抵抗がもたらす圧力損失が大きくなり、送風量が減少し
ます。この場合、空気量が不足して処理水質への悪影響が懸念されます。また、ブロワの使用圧
力が上昇して、ダイアフラムの短期破損などの弊害も考えられます。
以下に示す対策のいずれかを実施してください。
① 槽外配管長さが5m以内になるようにブロワの位置を変更する。
② 空気配管の径を大きくする。
(CA-5、7 型:VP13→VP20、CA-10 型:VP20→VP25)
<参考> VP13,20 の槽外配管圧力損失換算式(社内試験より)
p = 0.08 ×
Q2
D5
2
×(L+0.6n)
p:圧力損失[kgf/cm ]
Q:吐出空気量[L/分 ]
D:配管呼び径(VP13 の場合は 13)
L:配管直線部長さの合計[m]
n:エルボの個数[個]
・配管が VP13 の時における圧力損失(p)を 100%とすると、VP20 にした場合の
圧力損失(p)は 11.6%に減少します。
Q54
:CAB(CA型専用ブロワ)が故障した場合、代替品として汎用ブロワを使用しても良いのでし
ょうか?
A54
:CAB は、CA 型の性能を確保するため、風量特性を最適化したブロワとなります。CAB に表
記されている風量の汎用ブロワを使用した場合(CAB5→EcoMAC60)、浄化槽の実使用圧力に
よっては、風量が不足することになりますので、汎用ブロワを使用する場合は、必ず、CAB に表
記している風量よりもワンランクアップしたブロワとしてください。この場合、消費電力が上が
ることになりますので、ご了承ください。
CA-5 型 CAB5(60L/min、39W)
⇒
EcoMac80(80L/min、49W)
CA-7 型 CAB7(90L/min、55W)
⇒
EcoMac100(100L/min、69W)
CA-10 型 CAB10(110L/min、75W) ⇒
EcoMac120(120L/min、86W)
33
【付録】
トラブルシューティング早見表
1.処理水の透視度が低い場合
<確認事項>
処理水槽
スカム・堆積汚泥
<点検状態>
多い
<保守作業>
・スカムを沈殿分離槽へ移送する
・接触ろ床槽の逆洗と逆洗水の移送を
行う
・循環水量を範囲上限に調整する
散気状態
弱い
(左右不均等)
循環水量と
前回点検時より
汚泥移送水量
大幅に増加
前回点検時より
大幅に減少
嫌気ろ床槽
堆積汚泥
・散気管を洗浄する
・エアリフトポンプと移送管を掃除
する
・エアリフトポンプで汚泥移送を行
30cm 以上
い、汚泥移送水量を上限に調整する
・沈殿分離槽の堆積汚泥が 80cm
以上ある場合は清掃する
ろ床内に
・ガス抜き作業を入念に行い、汚泥移
ガスが大量
放流エアリフトポンプ
高負荷
揚水しない
油分・ペーパー類
の大量流入
糖尿病患者宅など
34
送を実施する
・放流オリフィスの確認・掃除
・放流エアリフトポンプの洗浄
・使用者へ負荷軽減をお願いする
・必要に応じてブロワのランクアップ
または、ブロワを増設する
2.ブロワ異常の場合
<確認事項>
<点検状態>
<保守作業>
コンセント外れ
電源コンセント抜け
コンセントの確実な差し込み
内部部品
ダイアフラム・弁破損
ダイアフラム、圧縮室セット
オートストッパー作動
(弁)の交換
1.作動しない
オートストッパーの復帰
テスターで通電チェック
電源コード交換
オートストッパー交換
電磁石交換
2.作動するが音が大きい
設置状況
脚のガタツキ
ブロワの脚 4 本を確実に接地
振動子
振動子の破損
振動子の交換
振動子固定ナットの
振動子固定ナットの締め直し
緩み、抜け
3.作動するが空気量が少ない、または浄化槽の散気管から空気が出ない
ダイアフラム・弁
吐出グロメット
ダイアフラム・弁
の不良
(弁)の交換
エアー漏れ
組み付け確認
仕切板
エアーフィルター
ダイアフラム、圧縮室セット
ポンプ取り付け直し
エアーフィルター
エアーフィルター掃除・交換
目詰まり
空気配管
配管外れ、破損
散気管・オリフィス
詰まり
配管補修
散気管洗浄
オリフィス掃除
35
検印
フジクリーン CA型 保守点検記録票
施設名称
浄化槽のメーカー・型式
フジクリーン CA- 型
建築用途
処理方式
接触ろ床方式
浄化槽管理者(設置者)
保守点検業者
ふりがな
会社住所
住所
担当者
電話番号
会社電話番号
前回の点検日
年
月
日
時
点検日
年
月
日
時
前回の清掃日
年
月
日
処理対象人員
人槽
1.使用の状況
17.原水ポンプ槽・放流ポンプ槽
一次
二次
水道メーター読み値
原水
衛生害虫の発生状況
自動制御機器の作動状況
臭気の発生状況
No.1ポンプの作動状況
槽内水のオーバーフロー
実使用人員
日平均汚水量
9.各単位装置共通
No.2ポンプの作動状況
人 水位上昇の痕跡
配管および配線(漏電)の状況
m3 短絡水流の形成
スカムあるいは汚泥の蓄積状況
3
m /日 内部設備の変形・破損
清掃の必要性
流入の状況
隔壁の漏水
予定( 月 m3 )
2.躯体・スラブ・マンホール
10.沈殿分離槽
早急に必要( m3 )
マンホール等の破損状況
スカムの蓄積状況
cm 清掃業者への連絡事項
スラブの変形・破損等
堆積汚泥の状況
cm
躯体の変形・破損
11.沈殿分離槽(汚泥攪拌装置)
荷重の状況
ばっ気攪拌の状況
躯体の浮上・沈下の状況
空気配管等(閉塞・破損)
漏水の状況
12.嫌気ろ床槽
躯体の水平の狂い
スカムの蓄積状況
cm
マンホールからの雨水・土砂の混入
堆積汚泥の状況
cm 消耗品、部品の交換
3.管渠
ろ床の閉塞(異常な水位上昇)
管渠の誤接合
13.接触ろ床槽
管渠の破損
ばっ気攪拌の状況
管渠からの雨水・地下水・土砂の浸入
空気配管等(閉塞・破損)
流入管渠の勾配不良
微小後生動物の増殖状況
放流管渠の勾配不良
生物膜の状況
放流管からの逆流
14.処理水槽
管渠におけるスライム等の付着状況
スカムの蓄積状況
cm
4.ブロワ・制御機器
堆積汚泥の状況
cm
ブロワの作動状況
15.消毒槽
エアフィルタの状況
スカム・堆積汚泥の蓄積状況
5.空気配管(埋設管)
消毒剤の状況(膨潤・閉塞等)
空気配管の閉塞
消毒剤の接触・調整状況
空気配管の破損
L/分 接触ろ床槽内DO
調整後の循環水量
L/分 接触ろ床槽内水温
汚泥移送エアリフトポンプの作動・調整状況
所見
補充量 錠
16.水質
調整前の循環水量
7.汚泥移送装置
消耗品及び交換部品の履歴
残留量 錠
消毒剤の消費状況・補充量
6.循環装置
循環エアリフトポンプの作動・調整状況
放流
mg/L
℃
処理水のpH
処理水槽内水透視度
cm
調整前の汚泥移送水量
L/分 処理水槽内水の外観
調整後の汚泥移送水量
L/分 放流水残留塩素濃度
mg/L
8.放流装置
処理水のNH4 -N濃度
mg/L
放流エアリフトポンプの作動状況
処理水のNOX-N濃度
mg/L
【二次処理流出水の外観】
0 濁り(微粒子)がほとんどない・水に臭気がない
1 濁り(微粒子)がほとんどない・水に臭気がある
2 濁り(微粒子)が少し認められる・水に臭気がない
3 濁り(微粒子)が少し認められる・水に臭気がある
4 濁り(微粒子)が認められる・水に臭気がない
5 濁り(微粒子)が認められる・水に臭気がある
【異常の有無を記入する項目】
0 正常です。
1 調整しました。
2 部品の交換等の改善を行いました。
3 要観察、次回の保守点検まで様子を見ます。
4 部品の交換、修理等の改善が必要です。
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フジクリーンCA型の保守点検箇所
[点検頻度の目安]
★:保守点検の都度、毎回行う項目
☆:使用開始直前に行う項目
◇:適宜行う項目(処理性能が低下しているとき、清掃時期が近づいているときなど)
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● お 願 い
投書・FAX歓迎します!!
本誌を読んだご感想、ご意見のほか
○弊社製品の維持管理に関してのご質問
○本誌に記載されていることを実際に試した結果
○あなたが実際に行っている維持管理テクニックなど
宛先:〒472-0022
愛知県知立市山屋敷町山鼻33
フジクリーン工業株式会社 水環境研究所 第二開発部
TEL.0566-81-7600 FAX.0566-81-7601
●維持管理のポイントをまとめた DVD をご用意しています。
ご希望の方は、最寄りの支店・営業所にお問い合わせください。
維持管理Q&A<CA 型編>
第一版
2015年11月
第二版
2016年06月
企画・編集 フジクリーン工業株式会社
〒464-8613 名古屋市千種区今池四丁目1番4号
営業部 TEL.052-733-0326
本社/名古屋市千種区今池四丁目1番4号 〒464-8613 TEL:052-733-0326
http://www.fujiclean.co.jp/
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