太陽誘電:積層チップパワーインダクタ、当社従来品から約 72%小型化

News Release
2010 年 7 月 29 日
太陽誘電:積層チップパワーインダクタ、当社従来品から約 72%小型化
-1608 サイズ薄さ 0.55mm で高定格電流と低直流抵抗を両立-
太陽誘電株式会社(代表取締役社長:神崎 芳郎、本社:東京都台東区)は、携帯機器の DC-DC コン
バータ(注 1)向けのチョークコイルに最適な 1608 サイズ積層パワーインダクタ「CKP1608L1R5M」
(1.6x0.8x0.55mm、高さは最大値)を商品化しました。
この商品は、当社従来品「CKP2012N1R5M」(2.0x1.25x1.0mm、高さは最大値)と比較して体積比で約
72%もの小型化を達成。チョークコイルとして重要な特性である定格電流値(注2)は当社従来品(0.8A、イ
ンダクタンス値 1.5μH)とほぼ同等の 0.7A(同インダクタンス値)を実現。直流抵抗値(注 3)も 0.25Ω(最
大値)と同サイズで業界トップレベルです。小型・薄型化や省電力化の求められるスマートフォンなどの
携帯電話やポータブルミュージックプレーヤ等、携帯機器の DC-DC コンバータ向けパワーインダクタに
最適な商品と考えています。
この商品は、2010 年 8 月より玉村工場(群馬県佐波郡玉村町)にて月産 500 万個体制で量産を開始し
ます。サンプル価格は 20 円です。
スマートフォンなどの携帯電話やポータブルミュージックプレーヤ等の携帯機器は、小型・薄型化がす
すみ、搭載される電子部品も小型・薄型のものが求められます。その一方で、これらの機器では高機能化、
多機能化もすすみ、バッテリーに蓄えられた限られた電力で長時間駆動させるために、高効率な DC-DC
コンバータの採用がすすんでいます。そのような DC-DC コンバータに使用されるチョークコイルには、定
格電流に優れ、小型・薄型なパワーインダクタが求められます。
太陽誘電では、こうした市場からの要求に応えるため、使用材料や積層構造の最適化を行い、当社従
来品と定格電流値をほぼ同等としながら、1608 サイズで薄さ 0.55mmと体積比で約 72%もの小型化を達成
した「CKP1608L1R5M」を商品化しました。
今後も市場ニーズにマッチした商品の開発に注力し、積層パワーインダクタにおける新商品展開をす
すめていきます。
CKP1608L1R5M の各種特性は以下の通りです。
形名
インダクタンス
[μH]
インダクタンス許容差
CKP1608L1R5M
1.5
+30%、-10%
直流抵抗 [Ω]
(max.)
(typ.)
定格電流 [A]
(max.)
0.25
0.22
0.7
■用語解説
(注 1)DC-DC コンバータ
直流電圧を変換するための電源回路。変換効率が高く、省電力化が求められる小型デジタル機器
への採用がすすんでいる。
(注 2)定格電流値
対応可能な直流電流の値、単位は A(アンペア)。低電圧、大電流化がすすむ小型携帯機器の
DC-DC コンバータ向けチョークコイルには定格電流に優れたパワーインダクタが求められる。
(注 3)直流抵抗値
直流電流に対する抵抗の値、単位はΩ(オーム)。直流抵抗値が高いと発熱による消費電力のロス
が発生するため、DC-DC コンバータに使用されるチョークコイルは直流抵抗が低いことが望ましい。