放課後子ども総合プラン鳥羽市行動計画(PDF:178KB)

放課後子ども総合プラン鳥羽市行動計画
1 趣旨・目的
国は、平成 26 年7月に策定した「放課後子ども総合プラン(※1)」におい
て、放課後児童クラブと放課後子ども教室の一体的なまたは連携した実施を一
層進めるとしており、今後は、放課後児童クラブと放課後子ども教室が一体的
にまたは連携して運営していくことが求められています。
本行動計画は、次世代育成支援対策推進法に基づき策定するものであり、
「放
課後子ども総合プラン」の取り組みを進めていくものです。
※1:放課後子ども総合プラン
共働き等家庭の「小1の壁」を打破するとともに、次代を担う人材を育成するため、すべての
小学生が放課後等を安全・安心に過ごし、多様な体験・活動を行うことができるよう、一体型を
中心とした放課後児童クラブ及び放課後子ども教室の計画的な整備を進めようとするものです。
2 放課後児童クラブ及び放課後子ども教室の現状及び対策
市内の放課後児童クラブの設置数は、平成 26 年5月1日現在、2か所(鳥羽
放課後児童クラブたんぽぽ、エンゼル・クラブ)設置されており、また放課後
子ども教室の整備数も同日現在、2か所(安楽島小学校、加茂小学校)整備さ
れており、全小学校区数(9校区)に占める割合は 22.2%となっています。
各小学校における放課後児童クラブ・放課後子ども教室の有無
平成 26 年 5 月 1 日現在
放課後児童クラブ
放課後子ども教室
備考
安楽島小学校
○(たんぽぽ)
○(あらっこ)
一体型(※2)
鳥羽小学校
○(エンゼル・クラブ)
×
―
加茂小学校
△(エンゼル・クラブ通所)
○(かもっこ)
連携型(※3)
鏡浦小学校
×
×
―
弘道小学校
×
×
―
桃取小学校
×
×
―
答志小学校
×
×
―
菅島小学校
×
×
―
神島小学校
×
×
―
合計
2 か所
2 か所
一体型及び連携型
各 1 か所
※2:一体型
放課後児童クラブと放課後子ども教室を同一の小学校等の活動場所において、放
課後子ども教室開催時に共通のプログラムに参加できるもの。
※3:連携型
放課後児童クラブと放課後子ども教室の活動場所の少なくとも一方が小学校内等
以外の場所にあって放課後子ども教室が実施する共通のプログラムに放課後児童クラブの児童
が参加すること。
エンゼル・クラブでは2校区の児童が利用しており、登録児童数が年々増加
傾向にあります。今後も利用ニーズの増加が見込まれることから、加茂小学校
の空き教室の活用や学校敷地内施設への建設等、受け皿の拡充に向けた検討を
進めます。
鏡浦地区、長岡地区、離島地区においては、夕方に保護者が家にいる家庭が
多いことや自宅近くに親戚が多いなど、地域で子どもたちを見守りあう風土が
できていると考えられ、現在のところ開設されておりませんが、今後のニーズ
を見極めながら検討します。
また、障がい児の放課後対策である日中一時支援事業「いたずらっこ」を推
進し、今後も国が示す基準の運営に努めることができるよう支援していきます。
放課後子ども教室は、今後、放課後子ども総合プランに沿って、放課後児童
クラブとの一体型及び連携型で整備することが求められるため、整備可能であ
る鳥羽小学校で検討を進め、平成 31 年度までの整備を目指します。
また、鏡浦地区、長岡地区、離島地区においては、条件が整い次第、必要で
あるかの調査を行い、その結果で検討します。
3 事業計画
(1)放課後児童クラブの平成31年度に達成されるべき目標事業量
●量の見込み
≪低学年≫
平成27年度
平成28年度
平成29年度
平成30年度
平成31年度
量の見込み
68
70
74
77
80
確保の内容
68
70
74
77
80
≪高学年≫
平成27年度
平成28年度
平成29年度
平成30年度
平成31年度
量の見込み
3
3
3
3
3
確保の内容
3
3
3
3
3
・平成31年度までに、現在の2か所から3か所へ増設することを目指します。
(2)一体型の放課後児童クラブ及び放課後子ども教室の平成31年度に達成され
るべき目標事業量
・平成31年度までに、鳥羽小学校区及び加茂小学校区の2か所整備することを
目指します。
(3)放課後子ども教室の平成31年度までの整備計画
・平成31年度までに、現在の2か所から鳥羽小学校を含めた3か所へ増室する
ことを目指します。
(4)放課後児童クラブ及び放課後子ども教室の一体的な、又は連携による実施に
関する具体的な方策
・共通プログラムの企画段階から、放課後児童クラブの支援員と放課後子ども
教室のコーディネーターが連携してプログラムの内容・実施日等を検討できる
よう、学校区毎の定期的な打合せの場を設けます。
・連携型の場合の共通プログラムを実施する場合は、プログラム終了後に安全
に児童が移動できるよう、体制を整えます。
(5)小学校の余裕教室等の放課後児童クラブ及び放課後子ども教室への活用に
関する具体的な方策
・余裕教室の活用状況等について、学校関係者と定期的に協議を行い、使用計
画を決定します。
・事業の実施主体である教育委員会と健康福祉課の担当者が各小学校を訪問し、
学校関係者と話し合う機会を持ち、放課後子ども総合プランの必要性、意義等
について説明を行い、理解を促します。
・放課後子ども教室実施日には、特別教室、体育館、校庭、図書室等の一時利
用を促進する。
(6)放課後児童クラブ及び放課後子ども教室の実施に係る教育委員会と健康福
祉課の具体的な連携に関する方策
・放課後活動の実施にあたっての責任体制を文書化するなど明確化します。
・定期的に集まる機会を設け、総合的な放課後対策について協議を行います。
(7)地域の実情に応じた放課後児童クラブの開所時間の延長に係る取組等
・平成31年度までに、開所時間延長支援事業(※4)を地域の実情に応じ、放
課後児童クラブで実施することを目指します。
※4:開所時間延長支援事業
保育所との開所時間の乖離(密接に関係すべき2つの存在が疎遠になっていること)を縮小し、
保育の利用者が就学後も引き続き放課後児童クラブを円滑に利用できるように、18時半を超えて
開所する事業です。