安全データシート

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ダウ・ケミカル日本株式会社
化学品の名称: N-Methylethanolamine, Electronic Grade (NMEA-EG)
発行日: 2016/11/30
印刷日: 2016/12/01
ダウ・ケミカル日本株式会社 は、この製品の使用者が、重要な情報を記載しているこの(M)SDSを
熟読され、ご理解されるようお願いしております。使用条件によって他の対応を必要とする場合以外
は、記載注意事項を遵守されるようお願い致します。
1. 化学品及び会社情報
化学品の名称: N-Methylethanolamine, Electronic Grade (NMEA-EG)
推奨用途及び使用上の制限
特定された用途: 化学品中間体。 化学添加剤。
会社情報
ダウ・ケミカル日本株式会社
140-8617
東京都品川区東品川 2 丁目 2 番 24 号
天王洲セントラルタワー
会社電話番号:
03-5460-2100
[email protected]
緊急連絡電話番号
24 時間対応緊急連絡先: 0120-00-1017
緊急連絡電話番号: 0120-00-1017
2. 危険有害性の要約
GHS 分類
引火性液体 - 区分 4
急性毒性 - 区分 4 - 経口
急性毒性 - 区分 4 - 経皮
皮膚腐食性及び皮膚刺激性 - 区分 1B
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性 - 区分 1
特定標的臓器毒性(単回ばく露) - 区分 3
水生環境有害性(急性) - 区分 3
GHS ラベル要素
絵表示又はシンボル
®™: ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーまたはその関連会社商標
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化学品の名称: N-Methylethanolamine, Electronic Grade (NMEA-EG)
発行日: 2016/11/30
注意喚起語: 危険!
危険有害性情報
可燃性液体。
飲み込んだり,皮膚に接触すると有害
重篤な皮膚の薬傷及び眼の損傷
呼吸器への刺激のおそれ。
水生生物に有害。
注意書き
安全対策
熱/火花/裸火/高温のもののような着火源から遠ざけること。禁煙。
粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。
取扱い後は皮膚をよく洗うこと。
この製品を使用するときに,飲食又は喫煙をしないこと。
屋外又は換気の良い場所でのみ使用すること。
環境への放出を避けること。
保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。
応急措置
飲み込んだ場合:気分が悪いときは医師に連絡すること。口をすすぐこと。
飲み込んだ場合:口をすすぐこと。無理に吐かせないこと。
皮膚(又は髪)に付着した場合:直ちに汚染された衣類を全て脱ぐこと。皮膚を流水/シャワ
ーで洗うこと。
吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し,呼吸しやすい姿勢で休息させること。 直ちに医師
に連絡すること。
眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易
に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。直ちに中毒情報センター又は医師に
連絡すること。
汚染された衣類を脱ぎ,再使用する場合には洗濯をすること。
火災の場合:消火するために乾燥砂 , 粉末消火剤 (ドライケミカル) または耐アルコール性
フォームを使用すること。
保管
換気の良い場所で保管すること。容器を密閉しておくこと。
換気の良い場所で保管すること。涼しいところに置くこと。
施錠して保管すること。
廃棄
残余内容物・容器等は産業廃棄物として適正に廃棄すること。
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発行日: 2016/11/30
他の有害危険性
データなし
3. 組成及び成分情報
この製品は化学物質です。
化学名
CASRN
N-メチルエタノールアミン
109-83-1
化審法番号 安衛法番号
(2)-295
濃度又は濃度範囲
(2)-295
> 99.0 - < 100.0 %
4. 応急措置
必要な応急措置
一般的アドバイス: 応急措置担当者は自分の安全確保に注意を払い、推奨されている防護服(耐薬品手
袋、飛沫防護)を使用する。 ばく露する可能性がある場合は、第 8 項の保護具の情報を参照。
吸入: 直ちに新鮮な空気の場所に移動させ、影響があれば医師の診察を受ける。
皮膚接触: 直ちに流水で 30 分以上徹底的に洗うことが非常に重要である。その間に汚染された衣類を
脱がせる。迅速に医師の診察を受けることも不可欠である。衣類は再び着用する前に洗うこと。靴、
ベルト、時計のバンドなどの革製品は適切に廃棄する。 すぐに使用できる適切な緊急用安全シャワ
ー設備を設置すること。
眼に入った場合: 直ちに 30 分間以上流水で洗眼し続ける。5 分洗眼してからコンタクトレンズをはず
して、また洗い続ける。迅速に医師の診察を受ける。眼科医が望ましい。 すぐに使用できる適切な
緊急用洗眼設備を設置すること。
飲み込んだ場合: 嘔吐させない。可能なら1杯(240ml)の水又は牛乳を与え、医療機関に搬送する。
完全に意識のある患者でなければ何も口から与えてはならない。
急性症状及び遅発性症状の最も重要な徴候症状: 上記の応急措置の記述、下記の緊急治療及び必要と
される特別処置の指示に記載されている情報に加えて、重要な症状や影響は項目 11 の有害性情報に
記載されている。
緊急治療及び必要とされる特別処置の指示
医師に対する特別な注意事項: 眼の化学熱傷は更なる洗浄が必要になることもある。直ちに医師(可能
であれば眼科医)の診察を受ける。 熱傷を負っている場合は、除染ののち、熱による熱傷と同じよう
に治療する。 刺激性のため誤飲すると、口腔、胃及び下部消化器官に火傷や狭窄を伴う潰瘍を生じ
る。嘔吐物を吸引すると肺損傷を起す。胃洗浄を行う場合は、気管内や食道の保護を考慮すること。
特別な解毒剤はない。 ばく露に対する治療は、患者の症状に応じて臨床的処置を行う。
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5. 火災時の措置
消火剤: 水噴霧または散細水。 粉末消火器。 二酸化炭素消火器。 泡消火剤。 耐アルコール泡消火
剤(ATC 型)が適している。一般合成泡消火剤(AFFF 型を含む)やタンパク泡消火剤も機能するが、
効果的ではない。
使ってはならない消火剤: データなし
特有の危険有害性
有害燃焼副産物: 火災時の煙には、元の物質に加えて、毒性や刺激性があるかもしれない様々な燃焼
生成物が含まれていることがある。 燃焼生成物は以下のものを含むことがあり、またこれだけとは
限らない: 窒素酸化物。 一酸化炭素。 二酸化炭素。
異常な火災および爆発の危険: 熱い液体に直接放水すると、激しい蒸気の発生や噴出が起こることも
ある。
消防士へのアドバイス
消火手順: 人々を避難させる。火を隔離して関係者以外の立ち入りを禁止する。 燃焼する液体は、水
で希釈することにより消火できるであろう。 直接棒状放水しない。火災を広げるかもしれない。 人
の保護や建物の損害を最小限にするために、燃焼する液体を水で流して移動させることもできる。
消火を行う者の保護: 陽圧式自給式呼吸器(SCBA)および防火服(防炎ヘルメット、コート、ズボン、長
靴および手袋を含む)を着用する。 消火活動の際、この物質との接触を避ける。接触の可能性がある
場合は、耐薬品性の防火服と自給式呼吸器を使用する。もしこれらがない場合は、自給式呼吸器付き
耐薬品性の全身服を使用し、離れた場所から消火活動する。 火災後または火災ではなく清掃時に用
いる保護具については、関連の項を参照する。
6. 漏出時の措置
人体に対する注意事項、保護具及び緊急時措置: 区域より退避させること。 項目 7 の取扱い注意事
項を参照。 訓練を受けて適正に保護具を装着した者以外は清掃作業に関わってはならない。 流出物
の風上にいること。 漏れたり流出した場所を換気する。 場所内は禁煙とする。 適切な保護具を用
いること。追加情報として、第 8 項、暴露防止及び保護措置を参照。
環境に対する注意事項: 土壌、排水溝、下水道、水路や地下水への流入を防ぐ。項目 12 の環境影響情
報を参照。
封じ込め及び浄化の方法及び機材: 少規模の漏洩: 以下の物質で吸収させる: 不燃性物質。 砂。
粘土。 バーミキュライト。 正しくラベルの貼ってある適切な容器に回収する。 大規模の漏洩: 可
能なら、漏出物は回収する。 正しくラベルの貼ってある適切な容器にポンプで送る。 追加情報とし
て、項目 13 の廃棄上の注意を参照。
7.
取扱い及び保管上の注意
取扱い: 熱、火花、炎から遠ざける。 目に入れたり、皮膚や衣服に付けない。 飲み込まない。 蒸
気の吸入を避けること。 容器を閉じて保管すること。 使用時には換気を十分に確保する。 取り扱
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った後は十分に洗うこと。 この製品を含有している調合に亜硝酸ナトリウムや他のニトロソ化物を
使用してはいけない。発がん性の疑いのあるニトロソアミンを生成する恐れがある。 空になったと
しても容器は蒸気を含有していることがある。空の容器やその近くで、切断、ドリル、研磨、溶接等
の作業を行わないこと。 項目 8 のばく露防止及び保護措置を参照。
このような有機物質が熱い繊維断熱材上にこぼれると、自然発火温度の低下が起こり、自然発火に至
る可能性がある。
保管: 乾燥した場所に保管すること。 この中に保管してはいけない: 亜鉛。 銅。 銅合金。 亜鉛
めっき容器。 湿気を避ける。
保管安定性
保管期間:
スチールドラム缶。
18 ヶ月
バルク
6 ヶ月
8. ばく露防止及び保護措置
許容濃度
ばく露限界値が存在する場合は以下に記載されている。
組成中に記載がある開示されている成分のばく露限界は未設定である。
曝露防止
工学的制御: 局所排気装置や他の排気装置を使用して、気中濃度が許容濃度や管理濃度より低くなる
ように管理する。許容濃度や管理濃度が設定されていない場合、通常の作業は全体換気を行うことで
十分である。 一部の作業には局所排気装置が必要になることがある。
保護具
呼吸用保護具: 許容濃度や管理濃度を超える可能性がある場合、呼吸器保護具を着用するこ
と。許容濃度や管理濃度が設定されていない場合、呼吸器刺激や不快感等がある場合、又は
リスク評価において必要であると示された時、呼吸器保護具を着用する。 ほとんどの場合、
呼吸用保護具は必要ない。ただし、物質が高温であるか噴霧されている時は、認可された空
気清浄呼吸器を使用する。
以下は効果的な空気清浄呼吸器の種類である: 防塵フィルター付き有機ガス用
手の保護具: この物質に対し耐薬品性のある手袋を用いること。 望ましい手袋の素材の例:
塩素化ポリエチレン。 ポリエチレン。 エチルビニルアルコールラミネート(EVAL)。 許容で
きる手袋の素材の例: ブチルゴム。 天然ゴム(ラテックス)。 ネオプレン。 ニトリル/ブタ
ジエンゴム(ニトリルまたは NBR)。 ポリビニルアルコール(PVA) ポリ塩化ビニル(PVC または
ビニル)。 バイトン。 注意:特定の用途と作業場での使用時間に適合した手袋を選択すると
きは、以下に記す要件をはじめとして、作業上の要件をすべて考慮に入れる必要がある:取
り扱う可能性がある他の化学物質、物理的要件(切傷・刺し傷の予防、機敏さ、熱の防護)、
手袋の供給業者からの説明書・仕様書。
眼の保護具: ケミカルゴーグルを使用する。
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皮膚及び身体の保護具: この物質に耐薬品性のある保護衣を着用する。作業内容に応じて、
顔面シールド、長靴、エプロンまたは全身防護服などの保護具を選択する。
9. 物理的及び化学的性質
外観
物理的状態
色
液体
無色
臭い
アンモニア臭
臭いの閾値
データなし。
pH
11.4 文献 (10.0%水希釈液)
融点・凝固点
データなし。
凝固点
-5 °C 文献 流動点
沸点 (760 mmHg)
160 °C @ 1,013 hPa 文献
引火点
密閉式引火点試験 73 °C セタ密閉式
蒸発速度(ブチルアセテート=1)
0.05 文献
燃焼性(固体、気体)
液体には該当しない
爆発範囲の下限
2.2 %(V) 文献
爆発範囲の上限
15.2 %(V) 文献
蒸気圧
0.48 mmHg @ 20 °C 文献
相対蒸気密度(空気=1)
0.9414 @ 20 °C 文献
比重・相対密度(水=1)
0.9403 @ 20 °C / 20 °C 文献
水への溶解度
100 % 1000 g/L @ 20 °C 文献
n-オクタノール/水分配係数
log Pow: -0.94 測定値
自然発火温度
350 °C 文献
分解温度
データなし。 データなし。
動的粘度
13 cP @ 20 °C 文献
動粘度
データなし。
爆発特性
データなし
酸化特性
データなし
分子量
75.11 g/mol
ASTM D 3828
注記: 上記の物理データは、代表値であり、仕様として解釈されるべきものではない。
10. 安定性及び反応性
反応性: データなし
化学的安定性: 推奨される保管条件下で安定している。第 7 項、保管を参照。 吸湿性
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危険有害反応可能性: 重合は起こらない。
避けるべき条件: 高温にさらされると製品は分解する。 湿気を避ける。
混触危険物質: 以下との接触は避ける: 亜硝酸塩類。 強酸類。 強酸化剤類。 製品は種々のハロゲ
ン化有機溶剤と反応して、温度上昇及び/又は圧力上昇を起こすことがある。 湿気があると腐食する。
アルミニウムの存在下で 60℃を超えて加熱すると、腐蝕を起こし、引火性水素ガスが発生する。 以
下との意図しない接触は避ける: ハロゲン化炭化水素類。
危険有害な分解生成物: 分解生成物は温度、空気の供給および他の物質の存在による。
11. 有害性情報
本項にはデータが存在する場合に毒性情報が記載される。
急性毒性
急性毒性(経口)
誤飲した場合、弱い毒性を示す。 誤飲すると、消化器官刺激または潰瘍を起こすことがある。
誤飲すると、口や喉に熱傷を起こすことがある。
LD50, ラット, オス, 1,880 mg/kg
急性毒性(経皮)
長期間又は広範囲の皮膚接触で、有害影響を与える可能性のある量を吸収することがある。
LD50, ウサギ, 2,000 mg/kg
急性毒性(吸入)
室温では、揮発性が低いので蒸気暴露は非常に少ない。単回の暴露での危険性はあまりない。
加熱された物質から発生した蒸気又はミストにより、呼吸器を刺激することがある。
LC50 は決められていない。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
短時間接触で、皮膚に火傷を起こすかもしれない。症状は、痛み、激しい局部発赤と組織損傷が含ま
れるであろう。
長時間接触すると、皮膚に重度の熱傷を起こすことがある。症状には、痛み、重度の局所発赤、腫脹
および組織損傷がある。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
角膜損傷を伴う重度の眼刺激を起こすことがある。その結果、永久的な視覚障害を起こしたり、失明
することもある。化学熱傷を起こすことがある。
感作性
モルモットでのテストでは皮膚アレルギー反応はなかった。
呼吸器感作性:
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関連のあるデータは得られていない。
特定標的臓器毒性、単回ばく露
呼吸器への刺激のおそれ。
ばく露経路: 吸入
標的臓器: 気道
特定標的臓器毒性、反復ばく露
動物では、以下の臓器に影響することが報告されている:
脾臓。
肝臓。
腎臓。
卵巣。
副睾丸。
発がん性
関連のあるデータは得られていない。
催奇形性
動物試験で、催奇形性や他の胎児への影響はなかった。
生殖毒性
動物試験では、生殖を阻害することを示した。
変異原性
インビトロでの遺伝毒性試験は陰性であった。
吸引性呼吸器有害性
経口摂取や嘔吐の際、肺への吸引の恐れがあり、組織損傷や肺傷害を起すこともある。
毒性分析に影響を与えるコンポーネント:
N-メチルエタノールアミン
急性毒性(吸入)
LC50 は決められていない。
12. 環境影響情報
本項にはデータが存在する場合に生態毒性情報が記載される。
生態毒性
魚類に対する急性毒性
物質は、水生生物に対して軽度の急性毒性を示す(試験した種のうち最も感受性の高い種では
LC50/EC50/EL50/LL50 10~100 mg/L)。
LC50, Danio rerio (ゼブラフィッシュ), 96 h, > 100 mg/l
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無脊椎動物に対する急性毒性
EC50, Daphnia magna (オオミジンコ), 止水式試験, 48 h, 33 mg/l, OECD テストガイドライン
202 あるいは同等のもの
藻類/水生植物に対する急性毒性
ErC50, Desmodesmus subspicatus(セネデスムス・サブスピカトゥス), 止水式試験, 72 h, バ
イオマス, 18.4 mg/l, EU Method C.3 (防藻試験)
最大無影響濃度, Desmodesmus subspicatus(セネデスムス・サブスピカトゥス), 止水式試験,
72 h, バイオマス, 3.13 mg/l, EU Method C.3 (防藻試験)
細菌に対する毒性
IC50, 活性汚泥, > 1,000 mg/l
残留性・分解性
生分解性: 物質は易分解性である。OECD 易分解性試験に合格している。
10-day Window:合格
生分解: 93 %
曝露時間: 21 d
方法: OECD テスト ガイドライン 301A
理論酸素要求量: 2.56 mg/mg
光分解性
試験タイプ: 半減期 (間接光分解)
感作性物質: OH ラジカル
大気中半減期: 1.62 h
方法: 推定値。
生体蓄積性
生体蓄積性: 生物濃縮の可能性は低い。(BCF < 100 または Log Pow < 3)
n-オクタノール/水分配係数(log Pow): -0.94 @ 25 °C 測定値
生物濃縮因子(BCF): 3 魚類 計算値.
土壌中の移動性
土壌中移動性がきわめて大きい(Koc 0~50)。
分配係数 (Koc): 1.38 推定値。
オゾン層への有害性
この物質は、オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書に含まれていない。
他の有害影響
この物質は、難分解性・生体蓄積性・毒性(PBT)があるとは考えられていない。 この物質は、
極難分解性・極生体蓄積性(vPvB)があるとは考えられていない。
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13. 廃棄上の注意
廃棄方法: 「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」及び地方条令に定められた方法に従って、焼却等
の処理を行う。委託する場合は、許可を受けた廃棄物処理業者に委託する。
汚染容器及び包装: 廃容器は内容物を十分除去した後に、法規に従い廃棄する。
14. 輸送上の注意
道路及び鉄道輸送に関する分類 (ADR/RID):
国連輸送名
AMINES, LIQUID, CORROSIVE, N.O.S.(N-Methylethanolamine)
国連番号
UN 2735
国連分類
8
容器等級
III
海上輸送に関する分類 (IMO-IMDG):
国連輸送名
AMINES, LIQUID, CORROSIVE, N.O.S.(N-Methylethanolamine)
国連番号
UN 2735
国連分類
8
容器等級
III
海洋汚染物質(該当・非該
No
当)
Consult IMO regulations before transporting ocean bulk
MARPOL 73/78 の Annex I
または II および IBC また
は IGC コードに従い積荷を
運搬する。
航空輸送に関する分類 (IATA/ICAO):
国連輸送名
Amines, liquid, corrosive, n.o.s.(N-Methylethanolamine)
国連番号
UN 2735
国連分類
8
容器等級
III
この情報は、この製品に関わる特定の法令や輸送上の条件を全てお知らせするものではありません。
輸送分類は容器の大きさや国や地域の法令により異なることがあります。追加情報は、弊社の営業担
当者またはカスタマーサービスより入手してください。この物質の輸送にあたっては、輸送会社の責
任において、適用される全ての法律、規制、規則に従ってください。
15. 適用法令
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消防法
危険物 第 4 類第 3 石油類(水溶性)
成分
N-メチルエタノールアミン
指定数量 4000L
危険等級Ⅲ
発行日: 2016/11/30
「火気厳禁」
CASRN
109-83-1
労働安全衛生法
安衛法(ISHL)リスト この製品は、有害性調査制度(化学物質登録制度)を遵守しています。
安衛法 危険物 該当しない。
安衛法 特化則 該当しない。
安衛法 有機則 該当しない。
安衛法 表示対象物質 該当しない。
安衛法 通知対象物質 該当しない。
化管法(PRTR 法)
該当しない。
毒物及び劇物取締法
該当しない。
化審法‐既存化学物質及び新規化学物質リスト (ENCS)
意図的使用成分はすべてインベントリー収載済みないし収載免除ないし供給元認証となっている。
16. その他の情報
改定
ID 番号: 102977667 / A151 / 発行日: 2016/11/30 / 版番号: 2.0
最新の改定事項は、この文書全体にわたって、左側の余白にボールド体の二重線で強調してある。
ダウ・ケミカル日本株式会社 は、お客様や(M)SDS の受領者の皆様が、この(M)SDS の掲載データや、
この製品に伴う危険有害性を認識し理解するために、(M)SDS を慎重に検討され、必要に応じて適宜し
かるべき専門家にご相談されるようお願いしております。掲載内容は誠意をもって提供したものであ
り、上述の発効日の時点で正確なものであると考えております。ただし、明示および黙示の保証を行
うものではありません。 法令の要求事項は、改正されたり、地域により異なることがあります。使
用に関する適用法令の遵守は使用者の責任です。ここに掲載された情報は出荷した製品についてのも
のです。製造会社は製品の使用条件について関知するところではありませんので、製品の安全な使用
条件は、使用者の責任において決定して下さい。 各製造会社固有の(M)SDS などの情報源が増加して
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場合は、弊社にご連絡ください。
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