Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハード
ウェア設置ガイド
初版:2014 年 03 月 17 日
最終更新:2014 年 05 月 29 日
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をご確認ください。本書は、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきま
しては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更され
ている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容
については米国サイトのドキュメントを参照ください。また、契約等の記述については、弊社販
売パートナー、または、弊社担当者にご確認ください。
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Cisco Systems, Inc. All rights reserved.
目次
はじめに vii
対象読者 vii
表記法 vii
Cisco Nexus 9000 シリーズ NX-OS ソフトウェアの関連資料 ix
マニュアルの入手方法およびテクニカル サポート x
概要 1
Cisco Nexus 93128TX スイッチ シャーシ ハードウェアの概要 1
設置場所の準備 5
温度要件 5
湿度の要件 5
高度要件 6
埃および微粒子の要件 6
電磁干渉および無線周波数干渉の最小化 6
アース要件 7
所要電力のプランニング 8
エアーフロー要件 8
ラックおよびキャビネットの要件 8
スペースの要件 9
シャーシの取り付け 13
ラックの設置 13
新しいスイッチの開梱と検査 14
2 ポスト ラックへのシャーシの設置 15
シャーシへのセンター マウント ブラケットの取り付け 15
2 ポスト ラックへのシャーシの設置 17
4 支柱ラックへのシャーシの設置 19
ラックへの下部支持レールの取り付け 19
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OL-31443-01-J
iii
目次
シャーシへのフロントマウント ブラケットの取り付け 21
4 支柱ラックへのシャーシの設置 22
シャーシのアース接続 26
スイッチの電源投入 28
ネットワークへのスイッチの接続 31
管理インターフェイスの設定 31
アップリンク接続 32
ダウンリンク接続 33
ポート接続の注意事項 34
トランシーバおよび光ケーブルのメンテナンス 35
モジュールの交換 37
アップリンク モジュールの交換 37
ファン トレイの交換 38
電源モジュールの交換 41
ラックの仕様 45
ラックの仕様 45
キャビネットおよびラックの一般的な要件 45
標準オープンラックの要件 46
穴あき型キャビネットの要件 46
ケーブル管理の注意事項 46
システムの仕様 47
環境仕様 47
スイッチの寸法 48
スイッチおよびモジュールの重量と数量 48
電力要件 49
AC 電源コードの仕様 49
LED 51
スイッチ シャーシの LED 51
アップリンク モジュールの LED 52
ファン トレイの LED 53
電源装置の LED 53
設置環境およびメンテナンス記録 55
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
iv
OL-31443-01-J
目次
設置環境チェックリスト 55
連絡先および設置場所情報 57
シャーシおよびモジュール情報 58
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v
目次
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
vi
OL-31443-01-J
はじめに
この前書きは、次の項で構成されています。
• 対象読者, vii ページ
• 表記法, vii ページ
• Cisco Nexus 9000 シリーズ NX-OS ソフトウェアの関連資料, ix ページ
• マニュアルの入手方法およびテクニカル サポート, x ページ
対象読者
このマニュアルは、Cisco Nexus デバイスの設置、設定、および維持に携わる、ハードウェア設置
者およびネットワーク管理者を対象としています。
表記法
コマンドの説明には、次のような表記法が使用されます。
表記法
説明
bold
太字の文字は、表示どおりにユーザが入力するコマンドおよび
キーワードです。
italic
イタリック体の文字は、ユーザが値を入力する引数です。
[x]
省略可能な要素(キーワードまたは引数)は、角カッコで囲んで
示しています。
[x | y]
いずれか 1 つを選択できる省略可能なキーワードや引数は、角
カッコで囲み、縦棒で区切って示しています。
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vii
はじめに
表記法
表記法
説明
{x | y}
必ずいずれか 1 つを選択しなければならない必須キーワードや引
数は、波カッコで囲み、縦棒で区切って示しています。
[x {y | z}]
角カッコまたは波カッコが入れ子になっている箇所は、任意また
は必須の要素内の任意または必須の選択肢であることを表しま
す。 角カッコ内の波カッコと縦棒は、省略可能な要素内で選択
すべき必須の要素を示しています。
variable
ユーザが値を入力する変数であることを表します。イタリック体
が使用できない場合に使用されます。
string
引用符を付けない一組の文字。 string の前後には引用符を使用し
ません。引用符を使用すると、その引用符も含めて string とみな
されます。
例では、次の表記法を使用しています。
表記法
説明
screen フォント
スイッチが表示する端末セッションおよび情報は、screen フォン
トで示しています。
太字の screen フォント
ユーザが入力しなければならない情報は、太字の screen フォン
トで示しています。
イタリック体の screen フォン ユーザが値を指定する引数は、イタリック体の screen フォント
ト
で示しています。
<>
パスワードのように出力されない文字は、山カッコ(< >)で囲
んで示しています。
[]
システム プロンプトに対するデフォルトの応答は、角カッコで
囲んで示しています。
!、#
コードの先頭に感嘆符(!)またはポンド記号(#)がある場合に
は、コメント行であることを示します。
このマニュアルでは、次の表記法を使用しています。
(注)
「注釈」です。 役立つ情報やこのマニュアルに記載されていない参照資料を紹介しています。
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viii
OL-31443-01-J
はじめに
Cisco Nexus 9000 シリーズ NX-OS ソフトウェアの関連資料
注意
「要注意」の意味です。 機器の損傷またはデータ損失を予防するための注意事項が記述され
ています。
警告
ステートメント 1071:警告の定義
IMPORTANT SAFETY INSTRUCTIONS
This warning symbol means danger. You are in a situation that could cause bodily injury. Before you
work on any equipment, be aware of the hazards involved with electrical circuitry and be familiar with
standard practices for preventing accidents. Use the statement number provided at the end of each warning
to locate its translation in the translated safety warnings that accompanied this device.
SAVE THESE INSTRUCTIONS
Cisco Nexus 9000 シリーズ NX-OS ソフトウェアの関連資料
Cisco NX-OS 9000 シリーズ全体のマニュアル セットは、次の URL から入手できます。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps13386/tsd_products_support_series_home.html
リリース ノート
リリース ノートは、次の URL から入手できます。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps13386/prod_release_notes_list.html
コンフィギュレーション ガイド
これらのマニュアルは、次の URL から入手できます。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps13386/products_installation_and_configuration_guides_list.html
このカテゴリのマニュアルには、次が含まれます。
• 『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Fundamentals Configuration Guide』
• 『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS High Availability and Redundancy Guide』
• 『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Interfaces Configuration Guide』
• 『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Layer 2 Switching Configuration Guide』
• 『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Multicast Routing Configuration Guide』
• 『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Quality of Service Configuration Guide』
• 『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Security Configuration Guide』
• 『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS System Management Configuration Guide』
• 『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Unicast Routing Configuration Guide』
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ix
はじめに
マニュアルの入手方法およびテクニカル サポート
• 『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Verified Scalability Guide』
• 『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS VXLAN Configuration Guide』
その他のソフトウェアのマニュアル
• 『Cisco Nexus 7000 Series and 9000 Series NX-OS MIB Quick Reference』
• 『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Programmability Guide』
• 『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Software Upgrade and Downgrade Guide』
• 『Cisco Nexus 9000 シリーズ NX-OS システム メッセージ リファレンス』
• 『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Troubleshooting Guide』
• 『Cisco NX-OS Licensing Guide』
• 『Cisco NX-OS XML Interface User Guide』
マニュアルの入手方法およびテクニカル サポート
マニュアルの入手方法、Cisco Bug Search Tool(BST)の使用、サービス要求の送信、および追加
情報の収集に関する情報ついては、 http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/general/whatsnew/whatsnew.html
で『What's New in Cisco Product Documentation』を参照してください。
『What's New in Cisco Product Documentation』では、シスコの新規および改訂版の技術マニュアル
の一覧を、RSS フィードとして購読できます。また、リーダー アプリケーションを使用して、コ
ンテンツをデスクトップに配信することもできます。 RSS フィードは無料のサービスです。
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x
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第
1
章
概要
• Cisco Nexus 93128TX スイッチ シャーシ ハードウェアの概要, 1 ページ
Cisco Nexus 93128TX スイッチ シャーシ ハードウェアの概
要
Cisco Nexus 93128TX スイッチ(N9K-C93128TX)は、3 RU の固定ポート スイッチで、データセ
ンターのトップオブラック(ToR)、ミドルオブラック(MoR)、およびエンドオブラック(EoR)
配置、およびスパイン/リーフ型配置向けに設計されています。 このスイッチには、アップリンク
モジュールによって提供される 96 個の固定 1/10GBASE-T(銅)ダウンリンク ポートと、12 個の
固定 40 Gbps QSFP+(光)アップリンク ポート(そのうち 8 ポートを使用できます)があります。
このスイッチのシャーシには、次のユーザが交換可能なコンポーネントが含まれます。
• M12PQ アップリンク モジュール
• 次のエアーフローを選択できるファン トレイ(3 個:動作用に 2 個、冗長性のため 1 個
(2+1))
◦ 上部が青のストライプの冷気吸気バージョン(N9K-C9300-FAN2-B)
◦ 上部が赤紫色のストライプの熱気排気バージョン(N9K-C9300-FAN2)
• 次のエアーフローを選択できる1200 W AC 電源モジュール(2 個:動作用に 1 個、冗長性の
ため 1 個(2+1))
◦ 青のラッチ ハンドルがある冷気吸気バージョン(N9K-PAC-1200W-B)
◦ 赤紫色のラッチ ハンドルがある熱気排気バージョン(N9K-PAC-1200W)
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1
概要
Cisco Nexus 93128TX スイッチ シャーシ ハードウェアの概要
次の図は、シャーシのポート側から見たハードウェア機能を示します。
図 1: シャーシのポート側のハードウェア機能
1 コンソール ポート(RS232 ポート)
6
M12PQ アップリンク モジュール
2 シャーシ LED
7
12 個の 40 ギガビット イーサネットの着脱
可能クアッド小型フォーム ファクタ
(QSFP+)光ポートのうち左端の 8 個をア
グリゲーション スイッチまたはスパイン ス
イッチへのアップリンク接続に使用できま
す。
3 機能を保存またはコピーするために使用さ 8
れる 2 つの USB ポート
シャーシの端の電源モジュールとファン ト
レイを下部支持レールにロックするための
シャーシの両側のノッチ
• ビーコン(BCN)
• ステータス(STS)
• 環境(ENV)
(注)
USB のサポートは、2.5 W 未満
(サージ電流を含め 0.5 A 未満)
しか使用しない USB 2.0 デバイス
に限定されます。 瞬間的に 0.5 A
を超える電流が流れるデバイス
(外部ハード ドライブなど)は、
サポートされません。
4 アウトオブバンド管理ポート(RJ-45 ポー
ト)
9
2 支柱ラック用のセンターマウント ラック
ブラケットを取り付けるためのネジ穴(4
個)(各辺に 1 ブラケット)
5 サーバへの 96 1/10GBASE-T 銅ダウンリンク 10 4 支柱ラック用のフロントマウント ブラケッ
ポート
トを取り付けるためのネジ穴(2 個)(各辺
に 1 ブラケット)
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概要
Cisco Nexus 93128TX スイッチ シャーシ ハードウェアの概要
ダウンリンク ポートを使用して、最大 96 台のサーバにこのスイッチを接続できます。
次の図は、シャーシのファン トレイと電源モジュール側から見たハードウェア機能を示します。
図 2: シャーシのファン トレイと電源モジュール側のハードウェア機能
1 アース ラグを接続するためのネジ穴(2
個)。
5
シャーシ LED には、次のものがあります。
• ビーコン(BCN)
• ステータス(STS)
2 シャーシの端の電源モジュールとファン ト 6
レイを下部支持レールにロックするための
シャーシの両側のノッチ。
2 支柱ラック用のセンターマウント ラック
ブラケットを取り付けるためのネジ穴(4
個)(各辺に 1 ブラケット)。
3 次のタイプの 1200 W AC 電源モジュール 2 7
個(動作用に 1 個、冗長性のため 1 個)
4 支柱ラック用のフロントマウント ブラケッ
トを取り付けるためのネジ穴(2 個)(各辺
に 1 ブラケット)。
• 青のラッチ ハンドルがある冷気吸気
バージョン(N9K-PAC-1200W-B)
• 赤紫色のラッチ ハンドルがある熱気排
気バージョン(N9K-PAC-1200W)
電源スロットは、左側に 1、右側に 2 と番号
が付けられています。(電源モジュールを
見るときのように)。
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3
概要
Cisco Nexus 93128TX スイッチ シャーシ ハードウェアの概要
4 次のタイプのファン トレイ 3 個(動作用に
2 個、冗長性のため 1 個)
• 上部が青のストライプの冷気吸気バー
ジョン(N9K-C9300-FAN2-B)
• 上部が赤紫色のストライプの熱気排気
バージョン(N9K-C9300-FAN2)
ファン トレイ スロットは、1(一番左のス
ロット)~3(一番右のスロット)の番号が
付けられています。
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第
2
章
設置場所の準備
• 温度要件, 5 ページ
• 湿度の要件, 5 ページ
• 高度要件, 6 ページ
• 埃および微粒子の要件, 6 ページ
• 電磁干渉および無線周波数干渉の最小化, 6 ページ
• アース要件, 7 ページ
• 所要電力のプランニング, 8 ページ
• エアーフロー要件, 8 ページ
• ラックおよびキャビネットの要件, 8 ページ
• スペースの要件, 9 ページ
温度要件
スイッチには 32 ~ 104°F(1 ~ 40°C)の動作温度が必要です。 スイッチが動作していない場合、
温度は –40 ~ 158°F(–40 ~ 70°C)である必要があります。
湿度の要件
湿度が高いと、湿気がスイッチに侵入することがあります。 湿気が原因で、内部コンポーネント
の腐食、および電気抵抗、熱伝導性、物理的強度、サイズなどの特性の劣化が発生することがあ
ります。 スイッチの動作時の定格湿度は、相対湿度 8 ~ 80%、1 時間あたりの湿度変化 10% で
す。 非動作時条件の場合、スイッチは、相対湿度 5 ~ 95% 耐えることができます。 温暖期の空
調と寒冷期の暖房により室温が四季を通して管理されている建物内では、スイッチ装置にとって、
通常許容できるレベルの湿度が維持されています。 ただし、スイッチを極端に湿度の高い場所に
設置する場合は、除湿装置を使用して、湿度を許容範囲内に維持してください。
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5
設置場所の準備
高度要件
高度要件
標高の高い(気圧が低い)場所でスイッチを動作させると、対流型の強制空冷方式の効率が低下
し、その結果、アーク現象およびコロナ放電による電気障害が発生することがあります。 また、
このような状況では、内部圧力がかかっている密閉コンポーネント、たとえば、電解コンデンサ
が損傷したり、その効率が低下したりする場合もあります。 このスイッチの動作時の定格高度は
-500 ~ 13,123 フィート(-152 ~ 4,000 m)であり、 保管時の高度は -305 ~ 9,144 m(-1,000 ~
30,000 フィート)です。
埃および微粒子の要件
シャーシ内のさまざまな開口部を通じて空気を吸気および排気することによって、排気ファンは
電源モジュールを冷却し、システム ファン トレイはスイッチを冷却します。 しかし、ファンは
ほこりやその他の微粒子を吸い込み、スイッチに混入物質を蓄積させ、内部シャーシの温度が上
昇する原因にもなります。 清潔な作業環境を保つことで、ほこりやその他の微粒子による悪影響
を大幅に減らすことができます。これらの異物は絶縁体となり、スイッチの機械的なコンポーネ
ントの正常な動作を妨げます。
定期的なクリーニングに加えて、スイッチの汚れを防止するために、次の予防策に従ってくださ
い。
• スイッチの近くでの喫煙を禁止する。
• スイッチの近くでの飲食を禁止する。
電磁干渉および無線周波数干渉の最小化
スイッチからの電磁干渉(EMI)および無線周波数干渉(RFI)は、スイッチの周辺で稼働してい
る他のデバイス(ラジオおよびテレビ受信機)に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、ス
イッチから出る無線周波数が、コードレス電話や低出力電話の通信を妨げる場合もあります。 逆
に、高出力の電話からの RFI によって、スイッチのモニタに意味不明の文字が表示されることが
あります。
RFI は、10 kHz を超える周波数を発生させる EMI として定義されます。 このタイプの干渉は、電
源コードおよび電源、または送信された電波のように空気中を通じてスイッチから他の装置に伝
わる場合があります。 米国連邦通信委員会(FCC)は、コンピュータ装置が放出する EMI および
RFI の量を規制する特定の規定を公表しています。 各スイッチは、FCC の規格を満たしています。
EMI および RFI の発生を抑えるために、次の注意事項に従ってください。
• すべての空き拡張スロットをブランク フィラー プレートで覆います。
• スイッチと周辺装置との接続には、必ず、金属製コネクタ シェル付きのシールド ケーブル
を使用します。
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6
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設置場所の準備
アース要件
電磁界内で長距離にわたって配線を行う場合、磁界と配線上の信号の間で干渉が発生することが
あり、そのために次のような影響があります。
• 配線を適切に行わないと、プラント配線から無線干渉が発生することがあります。
• 特に雷または無線トランスミッタによって生じる強力な EMI は、シャーシ内の信号ドライバ
やレシーバーを破損したり、電圧サージが回線を介して装置内に伝導するなど、電気的に危
険な状況をもたらす原因になります。
(注)
強力な EMI を予測して防止するには、RFI の専門家に相談することが必要になる場合がありま
す。
アース導体を適切に配置してツイストペア ケーブルを使用すれば、配線から無線干渉が発生する
ことはほとんどありません。 推奨距離を超える場合は、データ信号ごとにアース導体を施した高
品質のツイストペア ケーブルを使用してください。
注意
配線が推奨距離を超える場合、または配線が建物間にまたがる場合は、近辺で発生する落雷の
影響に十分に注意してください。 雷などの高エネルギー現象で発生する電磁パルス(EMP)
により、電子スイッチを破壊するほどのエネルギーが非シールド導体に発生することがありま
す。 過去にこのような問題が発生した場合は、電力サージ抑制やシールドの専門家に相談し
てください。
アース要件
スイッチは、電源によって供給される電圧の変動の影響を受けます。 過電圧、低電圧、および過
渡電圧(スパイク)によって、データがメモリから消去されたり、コンポーネントの障害が発生
するおそれがあります。 このような問題から保護するために、スイッチにアース接続があること
を確認してください。スイッチのアースパッドは、アース接続に直接接続するか、完全に接合さ
れてアースされたラックに接続できます。
この接続にはアースケーブルを用意する必要がありますが、スイッチと出荷されるアースラグを
使用してアース線をスイッチに接続できます。 地域および各国の設置要件を満たすようにアース
線のサイズを選択してください。 米国で設置する場合は、電源とシステムに応じて、6 ~ 12 AWG
の銅の導体が必要です。 (一般に入手可能な 6 AWG 線の使用を推奨します)。 アース線の長さ
は、スイッチとアース設備の間の距離によって決まります。
(注)
電源に接続すると、AC電源モジュールが自動的にアースされます。設置場所のアースにシャー
シを接続することも必要です。
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設置場所の準備
所要電力のプランニング
所要電力のプランニング
スイッチには、1 個または 2 個の 1200-W AC 電源モジュールを設置できます。 1 つの電源モジュー
ルは動作のために必要で、2 番目の電源モジュールは電源の冗長化が必須な場合に必要になりま
す。 電源(n+1)の冗長化の場合は、AC 電源が 1 個だけ必要で、両方の電源モジュールを同じ電
源に接続できます。 入力電源(n+n)の冗長化の場合は、AC 電源が 2 個必要で、各電源モジュー
ルを別々の電源に接続します。
回路の障害の可能性を最小限に抑えるために、使用する回路がスイッチ専用であることを確認す
る必要があります。
エアーフロー要件
スイッチは、ケーブル配線や保守要件に応じて、ラックの前面または背面のどちらかにポートが
位置するように設計されています。 シャーシの前面にホットアイルまたはコールドアイルを可能
するには、エアーフロー方向が次のいずれかであるファン トレイおよび電源モジュールを注文で
きます。
• 熱気排気エアーフロー:冷気はポートを通ってシャーシに入り、ファントレイと電源モジュー
ルを通って排出します。
• 冷気吸気エアーフロー:冷気はファン トレイと電源モジュールを通ってシャーシに入り、
シャーシのポート側から排出します。
各ファン トレイと電源モジュールの前面にある色つきストライプを確認することで、エアーフ
ローの方向を確認できます。 赤のストライプは、熱気排気エアーフローを表し、青のストライプ
は冷気吸気エアーフローを表します。
(注)
スイッチのファン トレイと電源モジュールはすべて、エアーフローの方向が同じでなければ
いけません。
ラックおよびキャビネットの要件
次のタイプのスイッチ用ラックまたはキャビネットを設置できます。
• 標準穴あき型キャビネット
• ルーフ ファン トレイ(下から上への冷却用)付きの 1 枚壁型キャビネット
• 標準の Telco 4 支柱オープン ラック
• 標準の 2 支柱オープン Telco ラック
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設置場所の準備
スペースの要件
スイッチを、ホット アイル/コールド アイル環境に置かれているキャビネット内に正しく設置す
るには、キャビネットにバッフルを取り付けて、シャーシの空気取り入れ口への排気の再循環を
防止する必要があります。
キャビネットのベンダーに相談して次の要件を満たすキャビネットを見つけるか、Cisco Technical
Assistance Center(TAC)で推奨品を確認してください。
• 取り付けレールが ANSI/EIA-310-D-1992 セクション 1 に基づく英国ユニバーサル ピッチの規
格に準拠する、標準 19 インチ(48.3 cm)4 支柱 Electronic Industries Alliance(EIA)キャビ
ネットまたはラックを使用している。
• 4 支柱ラックの奥行は、前面マウント ブラケットと背面マウント ブラケットの間が 24 ~ 32
インチ(61.0 ~ 81.3 cm)である。
• シャーシとラックの端またはキャビネット内部の間に必要なスペースは次のとおりです。
◦ シャーシの前面とキャビネット内部の間に 4.5 インチ(11.4 cm)(ケーブル配線で必
要)。
◦ シャーシの背面とキャビネットの内部の間に 3.0 インチ(7.6 cm)(キャビネット内の
エアーフローに必要)。
◦ シャーシと側およびラックまたはキャビネットの側面のスペースは不要(横方向のエ
アーフローなし)。
また、電源コンセントは、スイッチで使用する電源コードの届く範囲に設置する必要があります。
電源コードの仕様については、AC 電源コードの仕様, (49 ページ)を参照してください。
警告
ステートメント 1048:ラックの安定性
安定性に注意してください。 ラックの安定装置をかけるか、ラックを床にボルトで固定して
から、保守のために装置を取り外す必要があります。 ラックを安定させないと、転倒するこ
とがあります。
スペースの要件
シャーシの設置、ケーブルの配線、通気の確保、およびスイッチのメンテナンスを正しく行える
ように、シャーシと他のラック、デバイス、または構造体との間に適切なスペースを設ける必要
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設置場所の準備
スペースの要件
があります。 4 支柱ラックのこのシャーシの設置に必要なスペースについては、次の図を参照し
てください。
図 3:4 支柱ラックの設置に必要なスペース
1
シャーシ
5
シャーシの奥行
2
ラックマウントの垂直の柱とレール
6
下部支持レールの最大延長
3
シャーシの幅
7
前面のスペース領域の奥行(これはシャー
シ奥行に相当)
4
前面のスペース領域の幅(これは 2 台の
ラックマウント ブラケットが接続されてい
るシャーシの幅に相当)
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設置場所の準備
スペースの要件
2 支柱ラックの設置に必要なスペースについては、次の図を参照してください。
図 4:2 支柱ラックの設置に必要なスペース
(注)
1
シャーシ
3
シャーシの幅
2
ラックマウントの垂直の柱とレール
4
シャーシの交換に必要な保守スペース
(シャーシの長さに相当)
シャーシの前面と背面の両方がエアーフローのため両アイルに対して開かれている必要があり
ます。
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11
設置場所の準備
スペースの要件
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12
OL-31443-01-J
第
3
章
シャーシの取り付け
• ラックの設置, 13 ページ
• 新しいスイッチの開梱と検査, 14 ページ
• 2 ポスト ラックへのシャーシの設置, 15 ページ
• 4 支柱ラックへのシャーシの設置, 19 ページ
• シャーシのアース接続, 26 ページ
• スイッチの電源投入, 28 ページ
ラックの設置
スイッチの設置前に、「」に記載された要件を満たす、標準的な 4 支柱 19 インチ EIA データセン
ター ラック(またはこのようなラックを含むキャビネット)を設置する必要があります。
ステップ 1
ラックにシャーシを移動する前に、コンクリート床にラックをボルトで固定します。
警告
ステートメント 1048:ラックの安定性
安定性に注意してください。 ラックの安定装置をかけるか、ラックを床にボルトで固定してか
ら、保守のために装置を取り外す必要があります。 ラックを安定させないと、転倒することがあ
ります。
ステップ 2
ラックが接合構成になっている場合はアースに接続します。 この操作により、スイッチとコンポーネント
を簡単に接地し、静電気防止用リスト ストラップを接地して、取り付け前にアースされていないコンポー
ネントを扱うときに静電破壊を防止することができます。
ステップ 3
ラックにある電源装置にアクセスする必要がある場合は、設置するスイッチで必要なアンペア数の AC 電
源コンセントを含めます。
警告
ステートメント 1018:電源回路
装置を電気回路に接続するときに、配線が過負荷にならないように注意してくださ
い。
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OL-31443-01-J
13
シャーシの取り付け
新しいスイッチの開梱と検査
(注)
複合電源モードまたは電源モジュールの冗長モードを使用する場合、必要な電源は 1 つのみで
す。 入力電源の冗長性または完全な冗長性を使用する場合、電源が 2 つ必要です。
新しいスイッチの開梱と検査
新しいシャーシを設置する前に開梱して検査し、注文したすべての品目が揃っていることと、輸
送中にスイッチが損傷していないことを確認します。 損傷または欠落しているものがある場合
は、カスタマー サービス担当者にすぐに連絡してください。
注意
ヒント
ステップ 1
シャーシまたはそのコンポーネントを取り扱うときには、常に静電気防止手順に従って静電破
壊を防止してください。 この手順には、静電気防止用リスト ストラップを着用してアースに
接続する作業が含まれますが、これに限定されません。
スイッチを取り出したあと、梱包用の箱は廃棄しないでください。 梱包用の箱は平らにして
保存します。 今後システムを移動するか輸送する必要がある場合、このコンテナが必要にな
ります。
カスタマー サービス担当者から提供された機器リストと、梱包品の内容を照合します。注文したすべての
品目が揃っていることを確認してください。
梱包品には次の内容が含まれています。
• 次のコンポーネントが取り付けられたスイッチ シャーシ:
◦ 2 つの 1200-W AC 電源モジュール
◦ 暖気排出エアーフロー(N9K-PAC-1200W)
◦ 冷気吸入エアーフロー(N9K-PAC-1200W-B)
◦ ファン トレイ 3 個
◦ 暖気排出エアーフロー(N9K-C9300-FAN2)
◦ 冷気吸入エアーフロー(N9K-C9300-FAN2-B)
• スイッチのアクセサリ キット
ステップ 2
箱の内容に損傷がないこと確認します。
ステップ 3
不一致または損傷がある場合は、次の情報をカスタマー サービス担当者に電子メールで送信します。
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14
OL-31443-01-J
シャーシの取り付け
2 ポスト ラックへのシャーシの設置
• 発送元の請求書番号(梱包明細を参照)
• 欠落または破損している装置のモデル番号およびシリアル番号
• 問題の説明、およびその問題がどのように設置に影響するか
2 ポスト ラックへのシャーシの設置
シャーシへのセンター マウント ブラケットの取り付け
直角ブラケットをシャーシの各側面に取り付ける必要があります。 このブラケットは、シャーシ
を中心に保ち、2 支柱ラックの上に固定します。
(注)
警告
2支柱ラックにシャーシを取り付ける場合は、シャーシへのフロントマウントブラケットの取
り付け, (21 ページ)を参照してください。
ステートメント 1006:ラックへの設置と保守に関するシャーシ警告
ラックへのユニットの設置や、ラック内のユニットの保守作業を行う場合は、負傷事故を防ぐ
ため、システムが安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。 安全を確保
するために、次のガイドラインを守ってください。
•
ラックに設置する装置が 1 台だけの場合は、ラックの一番下に取り付けます。
•
ラックに別の装置がすでに設置されている場合は、最も重量のある装置を一番下にし
て、重い順に下から上へ設置します。
•
ラックに安定器具が付属している場合は、装置の設置や保守作業の前に、その安定器
具を取り付けてください。
はじめる前に
• 2 支柱ラックにシャーシを取り付ける場合は別のセンターマウント ブラケットを別途発注す
る必要があります。 別途注文しない限り、これらのブラケットにはシャーシは付属されませ
ん。
• 次の工具と部品を備えている必要があります。
◦ 手動のプラス トルク ドライバ
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15
シャーシの取り付け
シャーシへのセンター マウント ブラケットの取り付け
◦ センターマウント ブラケット キット
ステップ 1
2 つのセンターマウント ブラケットの一方をシャーシの左側または右側に合わせ、角部がシャーシの前面
に向いていることを確認します(次の図を参照)。
必ず、ブラケットの大きい面の 4 つのネジ穴をシャーシの左右どちらかの側の中央付近にある 4 つのネジ
穴に合わせます。
図 5:シャーシの側面へのセンターマウント ブラケットの位置合わせと取り付け
1
2
大きい面がシャーシに面していて長い面が
シャーシの前面(ポート側)に面しているセン
ターマウント ブラケット。 ブラケットのネジ
穴 4 つをシャーシの側面にあるネジ穴 4 つに合
わせます。
ブラケットをシャーシに固定するために使用す
る 4 つの M4 x 8 mm ネジ。
ステップ 2
4 つの M4 x 8 mm ネジを使用してブラケットをシャーシに取り付けます。 ネジはそれぞれ 11 ~ 15 インチ
ポンド(1.2 ~ 1.7 N·m)で締めます。
ステップ 3
ステップ 1 および 2 を繰り返して、2 つ目のセンターマウント ブラケットをシャーシのもう一方の側面に
取り付けます。
次の作業
2 支柱ラックにシャーシを取り付けることができます。
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16
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シャーシの取り付け
2 ポスト ラックへのシャーシの設置
2 ポスト ラックへのシャーシの設置
ファン トレイと電源モジュールが要求されるエアーフローに適切なアイルに位置する状態でラッ
クの上部付近にシャーシを配置する必要があります。 これらのモジュールに冷気吸気エアーフ
ローを示す青色のストライプがある場合は、モジュールをコールド アイルのそばに配置する必要
があります。 モジュールに熱気排気エアーフローを示す赤紫色のストライプがある場合は、モ
ジュールをホット アイルのそばに配置する必要があります。
警告
ステートメント 1074:地域および国の電気規則への適合
装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。
警告
ステートメント 1032:シャーシの持ち上げ
けがまたはシャーシの破損を防ぐために、モジュール(電源装置、ファン、またはカードな
ど)のハンドルを持ってシャーシを持ち上げたり、傾けたりすることは絶対にしないでくださ
い。これらのハンドルは、シャーシの重さを支えるようには設計されていません。
はじめる前に
• 2 支柱ラックが適切に設置され、コンクリート床に固定されていることを確認します。
• 2 つのセンターマウント ブラケットがシャーシの各面の中央にしっかり固定されていること
を確認します。
• 別途用意したラックマウント ネジが 6 つあることを確認します(通常 M6 x 10 mm のネジま
たはラックの垂直取り付けレールに適切なネジ)。
• シャーシを設置するには少なくとも 2 人必要です。
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シャーシの取り付け
2 ポスト ラックへのシャーシの設置
警告
ステートメント 1006:ラックへの設置と保守に関するシャーシ警告
ラックへのユニットの設置や、ラック内のユニットの保守作業を行う場合は、負傷事故を防ぐ
ため、システムが安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。 安全を確保
するために、次のガイドラインを守ってください。
•
ステップ 1
ラックに設置する装置が 1 台だけの場合は、ラックの一番下に取り付けます。
•
ラックに別の装置がすでに設置されている場合は、最も重量のある装置を一番下にし
て、重い順に下から上へ設置します。
•
ラックに安定器具が付属している場合は、装置の設置や保守作業の前に、その安定器
具を取り付けてください。
ファン トレイと電源モジュールが適切なアイルに位置する状態でラックの上部付近にくるように一人が
シャーシを配置して、センターマウント ブラケットのネジ穴が 2 支柱ラックのネジ穴に合うようにしま
す。
これらのモジュールに冷気吸気エアーフローを示す青色のストライプがある場合は、モジュールをコール
ド アイルのそばに配置する必要があります。 モジュールに熱気排気エアーフローを示す赤紫色のストラ
イプがある場合は、モジュールをホット アイルのそばに配置する必要があります。
図 6:2 支柱ラックへのシャーシの取り付け
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シャーシの取り付け
4 支柱ラックへのシャーシの設置
1
ステップ 2
シャーシの各面を 2 支柱ラックに固定するため
の別途用意したネジ 3 本(通常 M6 x 10 mm の
ネジまたはラックに適切なネジ)
もう一人が、別途用意したラックマウント ネジ 3 本(通常 M6 x 10 mm のネジまたはラックに適切なネ
ジ)を各センターマウント ブラケットに固定してシャーシをラックに取り付けます。 各ネジは、そのネ
ジに適したトルクまで締め付けます(M6 x 10 mm ネジの場合は、40 インチポンド(4.5 N.m)のトルクを
使用します)。
4 支柱ラックへのシャーシの設置
ラックへの下部支持レールの取り付け
取り付けているスイッチ シャーシには、調整可能な 2 本の下部支持レールが付属してあり、シャー
シを支えるために 4 支柱ラックに接続できます。 これらの下部支持レールにはそれぞれ 2 つの部
品があります:一方は他方にスライドするので、間隔が 36 インチ(91 cm)未満の前面および背
面の取り付けポストにラックを合わせることができます。 各下部支持レールでは、もう一方の
レールにスライドするレールの半分にシャーシの止め具があり、それはシャーシのモジュール端
部に合致します。電源モジュールおよびファントレイが熱気を排気する(赤紫色のマーク付きの
熱気排気エアーフロー)ために設計されているか、または冷気を吸気する(青色のマーク付きの
冷気吸気エアーフロー)ために設計されているかによって、ファン トレイおよび電源モジュール
が次のように適切なアイルに行き着くように、シャーシの止め具付きのレールの半分を配置する
必要があります。
• 熱気排気(赤紫色のマーク付き)エアーフローの場合は、シャーシの止め具付きの下部支持
レールをラックのホット アイル側に配置する必要があります。
• 冷気吸気(青色のマーク付き)エアーフローの場合は、シャーシの止め具付きの下部支持
レールをラックのコールド アイル側に配置する必要があります。
警告
ステートメント 1074:地域および国の電気規則への適合
装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。
はじめる前に
シャーシに下部支持レールを取り付ける前に、次を実行する必要があります。
• 4 支柱ラックまたはキャビネットが取り付けられていることを確認します。
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シャーシの取り付け
ラックへの下部支持レールの取り付け
• 他のデバイスがラックまたはキャビネットに格納されている場合は、重いスイッチが軽いス
イッチの下に取り付けられていて、少なくとも 3 台のラック ユニットが空いていてスイッチ
を取り付けられることを確認します。
• 下部支持レール キットがスイッチのアクセサリ キットに入っていることを確認します。
• 下部支持ブラケットをラックに取り付けるためのネジが 8 本あることを確認します(通常は
M6 X 10 mm のネジまたはラックの垂直取り付けレールに適したネジ)。
警告
ステートメント 1006:ラックへの設置と保守に関するシャーシ警告
ラックへのユニットの設置や、ラック内のユニットの保守作業を行う場合は、負傷事故を防ぐ
ため、システムが安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。 安全を確保
するために、次のガイドラインを守ってください。
•
ステップ 1
ラックに設置する装置が 1 台だけの場合は、ラックの一番下に取り付けます。
•
ラックに別の装置がすでに設置されている場合は、最も重量のある装置を一番下にし
て、重い順に下から上へ設置します。
•
ラックに安定器具が付属している場合は、装置の設置や保守作業の前に、その安定器
具を取り付けてください。
シャーシに取り付けられたファン トレイと電源モジュールを確認し、下部支持レールをラックにどのよう
に配置するかを決定します。
• モジュールに青色のストライプがある(冷気吸気モジュール)場合は、シャーシの止め具がコールド
アイルによって位置決めされるように下部支持レールを配置する必要があります。
• モジュールに赤紫色のストライプがある(熱気排気モジュール)場合は、シャーシの止め具がホット
アイルによって位置決めされるように下部支持レールを配置する必要があります。
ステップ 2
1 本の下部支持レールを構成する 2 つのスライダを切り離し、シャーシの止め具付きの半分をファン トレ
イおよび電源モジュールに適したアイルの近くに配置します。 また、下部支持レールの上に少なくとも 3
台の空いているラック ユニットがあり、シャーシを容易に取り付けることができることを確認します。
ステップ 3
下部支持レールの半分をラック支柱の垂直取り付けレールに接続するには、別途用意したネジ(通常 M6
X 10 mm のネジ)2 本を使用してください。 各ネジは、そのネジに適したトルクまで締め付けます(M6
x 10 mm ネジの場合は、40 インチ ポンド(4.5 N.m)のトルクを使用します)。
ステップ 4
下部支持レールの残り半分をレール セットの半分にスライドさせ、別途用意したネジ(通常 M6 X 10 mm
のネジ)2 本を使用して、その部分をラックの垂直取り付けレールに固定します。 各ネジは、そのネジに
適したトルクまで締め付けます(M6 x 10 mm ネジの場合は、40 インチ ポンド(4.5 N.m)のトルクを使用
します)。
ステップ 5
ラックの反対側に他の拡張式下部支持レールを取り付ける場合は、ステップ 2 および 3 を繰り返します。
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OL-31443-01-J
シャーシの取り付け
シャーシへのフロントマウント ブラケットの取り付け
(注)
2 つの取り付けられた下部支持レールについて、シャーシの止め具が同じアイルの近くにあり
(両方がホット アイルまたはコールド アイルの近くにある)、両方のレールが水平で互いに同
じ高さであることを確認します。 高さが異なる場合は、高いほうのレールを低いほうの高さに
合わせます。
次の作業
シャーシに 2 つのフロントマウント ブラケットを取り付けることができます。
シャーシへのフロントマウント ブラケットの取り付け
直角ブラケットをシャーシの各側面に取り付ける必要があります。 このブラケットは、シャーシ
を 4 支柱ラック上の適切な位置で支えます。
(注)
2 支柱ラックにシャーシを取り付ける場合は、シャーシへのセンター マウント ブラケットの
取り付け, (15 ページ)を参照してください。
はじめる前に
• 次の工具と部品を備えている必要があります。
◦ 手動のプラス トルク ドライバ
◦ フロントマウント ブラケット(2 個)とネジ(4 個)(スイッチ アクセサリ キットにあ
ります)
ステップ 1
2 つのフロントマウント ブラケットの 1 つの一方の面にある 2 つの穴をシャーシの左側または右側の 2 つ
の穴に合わせます(次の図を参照)。
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シャーシの取り付け
4 支柱ラックへのシャーシの設置
ブラケットのもう一方の面がシャーシの前面(ポート端)に向いていることを確認します。
図 7:シャーシの側面へのセンターマウント ブラケットの位置合わせと取り付け
1
2 つのネジ穴の位置がシャーシの 2 つのネジ穴 2
に合っていて、1 つのネジ穴がシャーシの前面
(ポート側)に向いているフロントマウント
ブラケット。
ブラケットをシャーシに固定するために使用す
る 2 つの M4 x 6 mm ネジ。
ステップ 2
2 つの M4 x 6 mm ネジを使用してブラケットをシャーシに取り付けます。 ネジはそれぞれ 11 ~ 15 インチ
ポンド(1.2 ~ 1.7 N·m)で締めます。
ステップ 3
ステップ 1 および 2 を繰り返して、2 つ目のセンターマウント ブラケットをシャーシのもう一方の側面に
取り付けます。
次の作業
4 支柱ラックにシャーシを取り付けることができます。
4 支柱ラックへのシャーシの設置
ファン トレイと電源モジュールがある端がレールの端のシャーシ止め具でロックされ、シャーシ
のフロントマウントブラケットがラックのフロントマウントレールと接触するように、シャーシ
を下部支持レールにスライドする必要があります。
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OL-31443-01-J
シャーシの取り付け
4 支柱ラックへのシャーシの設置
警告
ステートメント 1074:地域および国の電気規則への適合
装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。
警告
ステートメント 1032:シャーシの持ち上げ
けがまたはシャーシの破損を防ぐために、モジュール(電源装置、ファン、またはカードな
ど)のハンドルを持ってシャーシを持ち上げたり、傾けたりすることは絶対にしないでくださ
い。これらのハンドルは、シャーシの重さを支えるようには設計されていません。
はじめる前に
• 4 支柱ラックが適切に設置され、コンクリート床に固定されていることを確認します。
• 電源モジュールおよびファン トレイが次のように適切なアイルに配置されるように、下部支
持レールが設置されていることを確認します。
◦ 赤紫色のストライプのある(熱気排気)モジュールは、ホット アイルに配置されます
(下部支持レールのシャーシ止め具はホット アイルのそばに配置されます)。
◦ 青色のストライプのある(冷気吸気)モジュールは、コールド アイルに配置されます
(下部支持レールのシャーシ止め具はコールド アイルのそばに配置されます)。
• 2 つのフロントマウント ブラケットが、ポート端でシャーシの側面にしっかり固定されてい
ることを確認します。
• 別途用意したラックマウント ネジが 2 つあることを確認します(M6 x 10 mm のネジまたは
ラックの垂直取り付けレールに適切なネジ)。
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シャーシの取り付け
4 支柱ラックへのシャーシの設置
警告
ステートメント 1006:ラックへの設置と保守に関するシャーシ警告
ラックへのユニットの設置や、ラック内のユニットの保守作業を行う場合は、負傷事故を防ぐ
ため、システムが安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。 安全を確保
するために、次のガイドラインを守ってください。
•
ステップ 1
ラックに設置する装置が 1 台だけの場合は、ラックの一番下に取り付けます。
•
ラックに別の装置がすでに設置されている場合は、最も重量のある装置を一番下にし
て、重い順に下から上へ設置します。
•
ラックに安定器具が付属している場合は、装置の設置や保守作業の前に、その安定器
具を取り付けてください。
シャーシの電源モジュールとファン トレイの端をラックに取り付けられている下部支持レールにスライド
します。
ファン トレイと電源モジュールのそばのシャーシの側面が、下部支持レールのシャーシ止め具に固定さ
れ、前面取り付けブラケットがラックに接触することを確認します(次の図を参照)。
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OL-31443-01-J
シャーシの取り付け
4 支柱ラックへのシャーシの設置
(注)
下部支持レールを長距離延長すると、シャーシを設置するときにレールがわずかに外側に曲が
ることがあり、レールの遠端のシャーシ止め具がシャーシの端に合致しない場合があります。
この場合は、サイド レールをシャーシの側面に向けて押し、シャーシ止め具がシャーシ内に入
りシャーシをラックの適切な位置で支えられるようにします。
図 8:下部支持レールへのシャーシのスライド
1
シャーシがレールの端のシャーシ止め具でロッ 3
クされるように、シャーシのファン トレイと
電源モジュールの端を下部支持レールにスライ
ドします。
下部支持レールのシャーシ止め具に対する
シャーシの各側面にある受入穴
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シャーシの取り付け
シャーシのアース接続
2
ステップ 2
シャーシを支えるシャーシ止め具(ファン ト 4
レイと電源モジュールに必要なアイルのそばに
配置)。
シャーシの各面をラックに固定するための別途
用意したラックマウント ネジ(M6 x 10 mm の
ネジまたはラックに適切な他のネジ)
別途用意したラックマウント ネジ(M6 x 10 mm のネジまたはラックに適切な他のネジ)を使用して、
シャーシの 2 個の取り付けブラケットをラックに取り付け、それぞれのネジをそのネジに適したトルクま
で締め付けます(M6 x 10 mm ネジの場合は、40 インチポンド(4.5 N·m)のトルクを使用します)。
シャーシのアース接続
次の方法で、シャーシと電源モジュールをアースに接続するとスイッチは接地されます。
• データセンターのアースまたは完全に接合している接地したラックのどちらかにシャーシを
接続します(アース パッド位置で)。
(注)
シャーシのアース接続は、AC 電源ケーブルがシステムに接続されていなくて
も有効です。
• AC 電源に AC 電源モジュールを接続すると AC 電源モジュールが自動的にアースに接続され
ます。
警告
ステートメント 1046:装置の設置または交換
装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。
はじめる前に
シャーシをアースする前に、データセンター ビルディングのアースに接続できるようになってい
る必要があります。 データセンターのアースに接続している接合ラック(詳細についてはラック
メーカーのマニュアルを参照)にスイッチシャーシを設置した場合は、アースパッドをラックに
接続してシャーシをアースできます。 接合ラックを使用していない場合は、シャーシのアース
パッドをデータセンターのアースに直接接続する必要があります。
データセンター アースにスイッチ シャーシを接続するには、次の工具と部品が必要です。
• アース ラグ:最大 6 AWG 線をサポートする、2 穴の標準的バレル ラグ。 このラグはアクセ
サリ キットに付属しています。
• アース用ネジ:M4 x 8 mm(メトリック)なべネジ× 2。 これらのネジはアクセサリ キット
に付属しています。
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OL-31443-01-J
シャーシの取り付け
シャーシのアース接続
• アース線:アクセサリ キットに付属していません。 アース線のサイズは、地域および国内
の設置要件を満たす必要があります。 米国で設置する場合は、電源とシステムに応じて、6
~ 12 AWG の銅の導体が必要です。 6 ~ 12 AWG の銅の導体が必要です。 一般に入手可能
な 6 AWG 線の使用を推奨します。 アース線の長さは、スイッチとアース設備の間の距離に
よって決まります。
• No.1 プラス トルク ドライバ
• アース線をアース ラグに取り付ける圧着工具。
• アース線の絶縁体をはがすワイヤ ストリッパ。
ステップ 1
ワイヤ ストリッパを使用して、アース線の端から 0.75 インチ(19 mm)ほど、被膜をはがします。
ステップ 2
アース線の被膜をはぎとった端をアース ラグの開放端に挿入し、圧着工具を使用してラグをアース線に圧
着します(次の図の 2 を参照)。 アース線をアース ラグから引っ張り、アース線がアース ラグにしっか
りと接続されていることを確認します。
図 9:Cisco Nexus 93128 シャーシのアース接続
1
シャーシのアース パッド
2
接地ケーブル、0.75 インチ (19 mm)の一方の端から
はがされた絶縁体、アース ラグに挿入され、所定の
位置に圧着されます。
3
アース ラグをシャーシに固定する
ために使用する 2 本の M4 ネジ
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
OL-31443-01-J
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シャーシの取り付け
スイッチの電源投入
ステップ 3
アース ラグを 2 本の M4 ネジを使用してシャーシのアース パッドに固定し(前の図の 1 と 3 を参照)、
11.5 ~ 15 インチ ポンド(1.3 ~ 1.7 N·m)のトルクでネジを締めます。
ステップ 4
アース線の反対側の端を処理し、設置場所の適切なアースに接続して、スイッチに十分なアースが確保さ
れるようにします。 ラックが完全に接合されてアースされている場合は、ラックのベンダーが提供するマ
ニュアルで説明されているようにアース線を接続します。
スイッチの電源投入
スイッチに電源投入するには、AC 電源に 1 個または 2 個の電源モジュールを接続する必要があり
ます。 使用する電源モジュールと電源の数は、次の条件によって異なります。
• 複合電源を使用している(電源の冗長性を使用しない)場合は、AC 電源 1 個に電源モジュー
ル 1 つを接続します。
• 電源モジュール(n+1)の冗長性を使用している場合は、AC 電源 1 個に電源モジュールを 2
つを接続します。
• 入力電源(n+n)の冗長性を使用している場合は、2 個の電源モジュールと 2 個の AC 電源を
使用する必要があります。電源モジュールをそれぞれ別の電源に接続します。
警告
ステートメント 1004:設置方法
設置手順を読んでから、システムを電源に接続してください。
警告
ステートメント 1018:電源回路
装置を電気回路に接続するときに、配線が過負荷にならないように注意してください。
はじめる前に
• ラックに取り付けられ、アースに接続されているスイッチ
• ご使用の国または地域に推奨される電源ケーブル
• 使用する電源ケーブルの範囲内にある必要なアンペア数の AC 電源
ステップ 1
次のように、電源モジュールを AC 電源に接続します。
• ご使用の国または地域に推奨される電源ケーブルを使用して(を参照AC 電源コードの仕様, (49
ページ))、電源ケーブルの C19 プラグを電源モジュールの電源コンセントに接続します。
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
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OL-31443-01-J
シャーシの取り付け
スイッチの電源投入
• ケーブルが偶発的に抜けないように、電源モジュールのケーブル固定クリップを C19 プラグの上に
回します。
• 電源ケーブルのもう一方の端を AC 電源に接続します。
•
LEDが緑に点灯していることを確認します。
LED が消灯している場合は、AC 電源の回路ブレーカーがオンになっているかを確認します。
ステップ 2
電源モジュール(n+1)の冗長性モードを使用している場合は、次のように、2 つ目の電源モジュールを
接続する必要があります。
• ご使用の国または地域に推奨される電源ケーブルを使用して(AC 電源コードの仕様, (49 ページ)
を参照)、電源ケーブルの C19 プラグを 2 つ目の電源モジュールの電源コンセントに接続します。
• ケーブルが偶発的に抜けないように、電源モジュールのケーブル固定クリップを C19 プラグの上に
回します。
• 電源ケーブルのもう一方の端を、1 つ目の電源モジュールに使用されている AC 電源に接続します。
•
LEDが緑に点灯していることを確認します。
LED が消灯している場合は、AC 電源の回路ブレーカーがオンになっているかを確認します。
ステップ 3
入力電源(n+n)の冗長性モードを使用している場合は、次のように 2 つ目の電源モジュールを接続する
必要があります。
• ご使用の国または地域に推奨される電源ケーブルを使用して(AC 電源コードの仕様, (49 ページ)
を参照)、電源ケーブルの C19 プラグを 2 つ目の電源モジュールの電源コンセントに接続します。
• ケーブルが偶発的に抜けないように、電源モジュールのケーブル固定クリップを C19 プラグの上に
回します。
• 電源ケーブルのもう一方の端を、2 つ目の AC 電源に接続します。(これは、1 つ目の電源モジュー
ルに使用される電源とは異なる電源です)。
•
LEDが緑に点灯していることを確認します。
LED が消灯している場合は、AC 電源の回路ブレーカーがオンになっているかを確認します。
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
OL-31443-01-J
29
シャーシの取り付け
スイッチの電源投入
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
30
OL-31443-01-J
第
4
章
ネットワークへのスイッチの接続
• 管理インターフェイスの設定, 31 ページ
• アップリンク接続, 32 ページ
• ダウンリンク接続, 33 ページ
• ポート接続の注意事項, 34 ページ
• トランシーバおよび光ケーブルのメンテナンス, 35 ページ
管理インターフェイスの設定
管理ポート(MGMT ETH)はアウトオブバンド管理を提供するもので、これによってコマンドラ
イン インターフェイス(CLI)を使用して IP アドレスでスイッチを管理できます。 このポートで
は、RJ-45 インターフェイスで 10/100/1000 イーサネット接続が使用されます。
はじめる前に
スイッチの電源が投入されている必要があります。
ステップ 1
モジュラ型 RJ-45 UTP ケーブルをスイッチの MGMT ETH ポートに接続します。
ステップ 2
ケーブルの反対側をネットワーク デバイスの 10/100/1000 イーサネット ポートに接続します。
次の作業
各 I/O モジュールのインターフェイス ポートをネットワークに接続することができます。
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
OL-31443-01-J
31
ネットワークへのスイッチの接続
アップリンク接続
アップリンク接続
スイッチには、12 40 Gb の光ポートを持つアップリンク モジュールが搭載されており、最大 8 個
のアグリゲーション スイッチまたはスパイン スイッチに接続できます。 これらのポートには次
のトランシーバとケーブルの種類を使用できます。
• 40GBASE トランシーバ
◦ 距離が 1312 フィート(400 m)までについては、MMF ケーブル付きの QSFP-40G-CSR4
トランシーバ(最大距離はモーダル帯域幅によって異なる)
◦ 距離が 492 フィート(150 m)までについては、MMF ケーブル付きの QSFP-40G-SR4 ト
ランシーバ(最大距離はモーダル帯域幅によって異なる)
◦ 距離が 492 フィート(150 m)までについては、マルチモード ファイバ(MMF)光ケー
ブル付きの QSFP-40G-SR-BD 双方向トランシーバ
• QSFP-H40G-CUxM 直接接続銅ケーブル(パッシブ)およびトランシーバ
◦ 距離が 3.3 フィート(1 m)までについては、直接接続銅ケーブル(パッシブ)付きの
QSFP-H40G-CU1M トランシーバ
◦ 距離が 9.8 フィート(3 m)までについては、直接接続銅ケーブル(パッシブ)付きの
QSFP-H40G-CU3M トランシーバ
◦ 距離が 16.4 フィート(5 m)までについては、直接接続銅ケーブル(パッシブ)付きの
QSFP-H40G-CU5M トランシーバ
• QSFP-H40G-ACUxM 直接接続銅ケーブル(アクティブ)およびトランシーバ
◦ 距離が 22.8 フィート(7 m)までについては、直接接続銅ケーブル(アクティブ)付き
の SFP-H40G-ACU7M トランシーバ
◦ 距離が 32.5 フィート(10 m)までについては、直接接続銅ケーブル(アクティブ)付
きの SFP-H40G-ACU10M トランシーバ
• QSFP+ から SFP へのトランシーバには CVR-QSFP-SFP10G アダプタ
デフォルトでは、アップリンク ポートは、40 Gbps で動作しますが、speed-group 10000 コマンド
を使用して管理速度を 10 Gbps に変更することができます。 速度を変更する場合は、変換された
SFP+ ポートそれぞれでも QSFP+-to-SFP+ アダプタとサポートされる SFP+ トランシーバを使用す
る必要があります。 ポート グループ内のすべてのポートは、同じ速度で動作する必要がありま
す。そうしなければ、「check speed-group config」というメッセージとともにエラーが表示されま
す。Cisco Nexus 93128TX スイッチには 2 つのポート グループがあります。1 ~ 6 のポート(2/1-6)
と 7 ~ 8 のポート(2/7-8)です。管理速度を 40 Gbps に戻すには、no speed-group 10000 を使用し
ます。
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
32
OL-31443-01-J
ネットワークへのスイッチの接続
ダウンリンク接続
(注)
警告
銅ケーブルと接続する M12PQ アップリンク モジュール ポートでは、速度を自動ネゴシエート
しないため、speed 40000 コマンドを使用して接続デバイスで各ポートの速度を設定する必要
があります。
ステートメント 1051:レーザー放射
接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射され
ている可能性があります。 レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしない
でください。
ダウンリンク接続
スイッチには 48 個のダウンリンク ポートがあり、サーバに接続します。 これらの各ポートは、
10GBASE-T ケーブルでの 、10 Gb、1 Gb、および 100 Mb のイーサネット速度をサポートします。
これらのポートに次のトランシーバおよびケーブルを使用できます。
• SFP-H10G-CUxM トランシーバ タイプ
◦ 距離が 3.3 フィート(1 m)までについては、Twinax ケーブル(パッシブ)と 30 AWG
ケーブル アセンブリ付きの SFP-H10G-CU1M トランシーバ
◦ 距離が 9.8 フィート(3 m)までについては、Twinax ケーブル(パッシブ)と 30 AWG
ケーブル アセンブリ付きの SFP-H10G-CU3M トランシーバ
◦ 距離が 16.4 フィート(5 m)までについては、Twinax ケーブル(パッシブ)と 30 AWG
ケーブル アセンブリ付きの SFP-H10G-CU5M トランシーバ
• SFP-H10G-ACUxM トランシーバ タイプ
◦ 距離が 22.8 フィート(7 m)までについては、Twinax ケーブル(アクティブ)と 30
AWG ケーブル アセンブリ付きの SFP-H10G-ACU7M トランシーバ
◦ 距離が 32.5 フィート(10 m)までについては、Twinax ケーブル(アクティブ)と 30
AWG ケーブル アセンブリ付きの SFP-H10G-ACU10M トランシーバ
• 1000BASE-T トランシーバ タイプ
◦ 距離が 328 フィート(100 m)までについては、カテゴリ 5、5E、または 6 の UTP/FTP
ケーブル付きの GLC-T トランシーバ
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
OL-31443-01-J
33
ネットワークへのスイッチの接続
ポート接続の注意事項
ポート接続の注意事項
Quad Small Form-Factor Pluggable Plus(QSFP+)、Small Form-Factor Pluggable Plus(SFP+)、 また
は SFP トランシーバ コネクタを使用して、I/O モジュール上のポートを他のネットワーク デバイ
スに接続できます。。
光ファイバケーブルを使用するトランシーバは、ケーブルと接続しないで出荷されます。光ファ
イバ ケーブルやトランシーバの破損を防止するため、トランシーバを I/O モジュールに取り付け
るときは、トランシーバから光ファイバ ケーブルを外しておくことを推奨します。 光ファイバ
ケーブル用のトランシーバを取り外す前に、トランシーバからケーブルを取り外してください。
トランシーバと光ケーブルの有効性と耐用年数を最大化するには、次の手順に従ってください。
• トランシーバを扱うときは、アース線に接続された静電気防止用リスト ストラップを着用し
てください。 通常、スイッチを設置するときはアースされており、リスト ストラップを接
続できる静電気防止用のポートがあります。
• トランシーバの取り外しおよび取り付けは、必要以上に行わないでください。 取り付けおよ
び取り外しを頻繁に行うと、耐用年数が短くなります。
• 高精度の信号を維持し、コネクタの損傷を防ぐために、トランシーバおよび光ファイバ ケー
ブルを常に埃のない清潔な状態に保ってください。 減衰(光損失)は汚れによって増加しま
す。減衰量は 0.35 dB 未満に保つ必要があります。
◦ 埃によって光ファイバ ケーブルの先端が傷つかないように、取り付ける前にこれらの部
品を清掃してください。
◦ コネクタを定期的に清掃してください。必要な清掃の頻度は、設置環境によって異なり
ます。 また、埃が付着したり、誤って手を触れた場合には、コネクタを清掃してくださ
い。 ウェット クリーニングとドライ クリーニングのいずれもが効果的です。設置場所
の光ファイバ接続清掃手順を参照してください。
◦ コネクタの端に触れないように注意してください。 端に触れると指紋が残り、その他の
汚染の原因となることがあります。
• 埃が付着していないこと、および損傷していないことを定期的に確認してください。 損傷し
ている可能性がある場合には、清掃後に顕微鏡を使用してファイバの先端を調べ、損傷して
いるかどうかを確認してください。
警告
ステートメント 1051:レーザー放射
接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射され
ている可能性があります。 レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしない
でください。
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34
OL-31443-01-J
ネットワークへのスイッチの接続
トランシーバおよび光ケーブルのメンテナンス
トランシーバおよび光ケーブルのメンテナンス
高精度の信号を維持し、コネクタの損傷を防ぐためには、トランシーバおよび光ファイバ ケーブ
ルを常に埃のない清潔な状態に保つ必要があります。 減衰(光損失)は汚れによって増加しま
す。減衰量は 0.35 dB 未満でなければなりません。
メンテナンスの際には、次の注意事項に従ってください。
• トランシーバは静電気に敏感です。 静電破壊を防止するために、アースしたシャーシに接続
している静電気防止用リスト ストラップを着用してください。
• トランシーバの取り外しおよび取り付けは、必要以上に行わないでください。 取り付けおよ
び取り外しを頻繁に行うと、耐用年数が短くなります。
• 未使用の光接続端子には、必ずカバーを取り付けてください。 埃によって光ファイバ ケー
ブルの先端が傷つかないように、使用前に清掃してください。
• コネクタの端に触れないように注意してください。 端に触れると指紋が残り、その他の汚染
の原因となることがあります。
• コネクタを定期的に清掃してください。必要な清掃の頻度は、設置環境によって異なりま
す。 また、埃が付着したり、誤って手を触れた場合には、コネクタを清掃してください。
ウェット クリーニングとドライ クリーニングのいずれもが効果的です。設置場所の光ファ
イバ接続清掃手順を参照してください。
• 埃が付着していないこと、および損傷していないことを定期的に確認してください。 損傷し
ている可能性がある場合には、清掃後に顕微鏡を使用してファイバの先端を調べ、損傷して
いるかどうかを確認してください。
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OL-31443-01-J
35
ネットワークへのスイッチの接続
トランシーバおよび光ケーブルのメンテナンス
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36
OL-31443-01-J
第
5
章
モジュールの交換
• アップリンク モジュールの交換, 37 ページ
• ファン トレイの交換, 38 ページ
• 電源モジュールの交換, 41 ページ
アップリンク モジュールの交換
アップリンク モジュールを交換する前にスイッチをシャットダウンする必要があります。
(注)
銅ケーブルと接続する M12PQ アップリンク モジュール ポートでは、速度を自動ネゴシエート
しないため、speed 40000 コマンドを使用して接続デバイスで各ポートの速度を設定する必要
があります。
ステップ 1
スイッチに取り付けられた両方の電源モジュールから電源ケーブルを取り外すことにより、スイッチの電
源を切ります。
ステップ 2
各電源モジュールの両方の LED が消灯していること、他のすべてのスイッチの LED が消灯していること
を確認します。
いずれかの LED が点灯している場合は、電源が入っている電源モジュールを探し、その電源ケーブルを
取り外します。
ステップ 3
アップリンク モジュールの各ポートからケーブルを取り外します。 今後の参照用に各ケーブルにラベル
を付けてください。
ステップ 4
モジュール前面にある両方の非脱落型ネジをゆるめます。
ステップ 5
モジュール前面にある両方のハンドルを持ち、スロットからモジュールをスライドさせます。
注意
モジュールの電気部品への静電放電(ESD)損傷を防ぐために、モジュールの背面の電気コネク
タには触れないでください。 また、電気コネクタの損傷を防ぐために、触れることで曲がったり
破損する可能性があるものには接触させないようにします。
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
OL-31443-01-J
37
モジュールの交換
ファン トレイの交換
ステップ 6
モジュールを静電気防止表面の上に置くか、静電気防止袋に収納します。 可能であれば、安全な輸送また
は保存のため、モジュールを梱包材に再こん包します。
ステップ 7
梱包材から交換用モジュールを取り出し、静電気防止表面に置きます。
モジュールの2つのハンドルを持ち、背面の電気コネクタには触れないでください。また、電気コネクタ
を保護するために、シャーシ内部の電気コネクタ以外への接触は避けてください。
ステップ 8
交換用モジュールの 2 つのハンドルを持ち、電気部品が背面に来て空いているアップリンク モジュール
スロットに面するようにモジュールを配置します。
ステップ 9
前面がシャーシに接触するまでシャーシにモジュールを完全に差し込みます。 最後の 0.2 インチ(0.5 cm)
では、シャーシのコネクタにモジュールをしっかり押しつけて慎重に取り付けます。しかし、モジュール
がそれ以上動かない場合は無理に押し込まないでください(力を入れすぎるとコネクタが損傷する場合が
あります)。
(注)
モジュールをスロットに完全に押し込むことができない場合は、モジュールをスロットから慎
重に取り外し、電気コネクタが破損していないか確認します。 破損している場合は、Cisco
Technical Assistance に連絡してください。 破損していない場合、ステップ 6 を繰り返してモ
ジュールを再度取り付けます。
ステップ 10 モジュールの前面にある両方の非脱落型ネジを締めて、モジュールをシャーシに固定します。 各ネジを 8
インチポンド(0.9 Nm)のトルクで締めます。
ステップ 11 ステータス(STS)LED が点灯し、オレンジになることを確認します。
ステップ 12 アップリンク ケーブルをそれぞれ再度接続し、各ポートの LED がグリーンになることを確認します。
2 個のアップリンク ポートの各セットの下には、ポートがこのスイッチに対しアクティブかどうかを示す
アクティブ(ACT)LED があります。 ケーブルをアクティブなポートにのみ接続します。
ファン トレイの交換
スイッチには 3 個のファン トレイが必要です。2 個は動作に必要で、1 個は冗長化のために使用
されます。
すべてのファン トレイと電源モジュールは同じエアーフローの方向でなければなりません。そう
しないと、エラーが発生し、シャーシが過熱状態となる場合があります。 モジュール前面のスト
ライプの色でファントレイのエアーフローの方向を指定できます。青色のストライプは冷気吸気
エアーフローの方向を示し、赤紫色のストライプは熱気排気エアーフローの方向を示します。 過
熱状態を防ぐために、冷気吸気モジュールはコールド アイルに面し、熱気排気モジュールはホッ
ト アイルに面している必要があります。
はじめる前に
ファン トレイを交換する前に、次の条件の両方がそろっていることを確認します。
• 他のファン トレイ スロットに 2 つの機能的ファン トレイがあること。 稼動中にファン トレ
イを交換するには、シャーシに空気を常に循環させるファン トレイが 2 つ必要です。 他方
のファン トレイは、余分であり交換できます。
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
38
OL-31443-01-J
モジュールの交換
ファン トレイの交換
• 交換用ファン トレイは、シャーシ内の他のモジュールと同じエアーフローの方向になってい
なければなりません。 他のモジュールに青色のストライプまたは青色のレバーがある場合
は、交換用ファン トレイ モジュールには青色のストライプがなければなりません。 他のモ
ジュールに赤紫色のストライプまたは赤紫色のレバーがある場合は、交換用ファン トレイ
モジュールには赤紫色のストライプがなければなりません。
稼動中にファン トレイを交換する必要がある場合に、上記の両方の条件が満たされない場合は、
交換する必要があるファントレイをシャーシ内に残し、必要なファントレイを入手するまで、設
計どおりのエアーフローを確保します。
ステップ 1
交換していない 2 つのファン トレイそれぞれで、ステータス(STS)LED が点灯していることを確認しま
す(LED の位置については、次の図を参照)。 稼動中にファン トレイを交換している場合は、他の 2 つ
のファン トレイが動作していなければなりません。
(注)
シャーシが停止しているときにファン トレイを交換している場合は、この手順をとばすことが
できます。
図 10:ファン トレイの設置機能
1
非脱落型ネジ
4
エアーフローの方向を指定する色つきストライ
プ(熱気排気方向は赤紫色、冷気吸気方向は青
色)
2
ステータス(STS)LED
5
背面の電気コネクタ。
3
ハンドル
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39
モジュールの交換
ファン トレイの交換
ステップ 2
シャーシにファン トレイを固定する非脱落型ネジをゆるめます。
ステップ 3
ファン トレイ ハンドルを引いて、ファン トレイをシャーシからスライドさせます。
注意
モジュールの電気部品への静電放電(ESD)損傷を防ぐために、モジュールの背面の電気コネク
タには触れないでください。 また、電気コネクタの損傷を防ぐために、触れることで曲がったり
破損する可能性があるものには接触させないようにします。
ステップ 4
取り外したモジュールを静電気防止表面の上に置くか、静電気防止袋に収納します。 可能であれば、安全
な輸送または保存のため、モジュールを梱包材に再こん包します。
ステップ 5
梱包材から交換用ファン トレイを取り出し、静電気防止表面に置きます。
モジュールのハンドルを持ち、背面の電気コネクタには触れないでください。 また、電気コネクタを保護
するために、シャーシ内部の電気コネクタ以外への接触は避けてください。
ステップ 6
Cisco Nexus 93128TX シャーシに適切なファン トレイがあることを確認します。 正しいファン トレイに
は、次の品番のいずれかがついています。
• N9K-C9300-FAN2-B(冷気吸気エアーフローの方向と青色のストライプ)
• N9K-C9300-FAN2(熱気排気エアーフローの方向と赤紫色のストライプ)
(注)
モジュール前面のストライプの色がシャーシにすでに設置されている他のファン トレイのスト
ライプの色と一致していることを確認します。
ステップ 7
ファン トレイを空いているファン トレイ スロットの前に置き(電気コネクタを搭載したモジュールの背
面がスロットに最初に入るように配置すること)、前面がシャーシに接触するまでモジュールをシャーシ
に完全に差し込みます。 最後の 0.2 インチ(0.5 cm)では、シャーシのコネクタにモジュールをしっかり
押しつけて慎重に取り付けます。しかし、モジュールがそれ以上動かない場合は無理に押し込まないでく
ださい(力を入れすぎるとコネクタが損傷する場合があります)。
(注)
モジュールをスロットに完全に押し込むことができない場合は、モジュールをスロットから慎
重に取り外し、電気コネクタが破損していないか確認します。 破損している場合は、Cisco
Technical Assistance に連絡してください。 破損していない場合、ステップ 6 を繰り返してモ
ジュールを再度取り付けます。
ステップ 8
STS LED が点灯し、グリーンになることを確認します。
STS LED が点灯しない場合は、モジュールをシャーシから取り外し、シャーシ背面の電気コネクタが損傷
していないかを目で確認します。 破損している場合は、Cisco Technical Assistance に連絡してください。
破損していない場合、ステップ 6 を繰り返してモジュールを再度取り付けます。
ステップ 9
非脱落型ネジを締めて、ファン トレイをシャーシに固定します。 ネジを 8 インチポンド(0.9 N·m)まで
締めます。
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
40
OL-31443-01-J
モジュールの交換
電源モジュールの交換
電源モジュールの交換
スイッチには 2 個の電源モジュールが必要です。一方の電源モジュールは動作用に電力を出力し、
もう一方の電源モジュールは他の電源モジュールまたは他の電源モジュールのグリッドが失敗す
る場合に備え冗長電力を提供します。
すべての電源モジュールとファントレイモジュールは同じエアーフローの方向でなければなりま
せん。そうしないと、過熱状態が発生します。 各モジュールは、エアーフローの方向を示すため
に色分けされます。赤紫色のストライプまたはラッチハンドルがあるモジュールは、熱気排気エ
アーフローがあるので、ホットアイル側に向ける必要があります。青色のストライプまたはラッ
チハンドルがあるモジュールは、冷気吸気エアーフローがあるので、コールドアイル側に向ける
必要があります。
警告
ステートメント 1029:ブランクの前面プレートおよびカバー パネル
ブランクの前面プレートおよびカバーパネルには、3つの重要な機能があります。シャーシ内
の危険な電圧および電流による感電を防ぐこと、他の装置への電磁干渉(EMI)の影響を防ぐ
こと、およびシャーシ内の冷気の流れを適切な状態に保つことです。 システムは、必ずすべ
てのカード、前面プレート、前面カバー、および背面カバーを正しく取り付けた状態で運用し
てください。
警告
ステートメント 1034:バックプレーンの電圧
システムの稼働時には、バックプレーンに危険な電圧または電流が流れています。 保守を行
う場合は注意してください。
はじめる前に
電源モジュールを交換する前に、次の条件の両方がそろっていることを確認します。
• 他の電源モジュール スロットに機能的電源モジュールが 1 つあること。 稼動中に電源モ
ジュールを交換するには、シャーシに電力を常に出力する電源モジュールが 1 つ必要です。
もう一方の電源モジュールは交換することができます。
• 交換用電源モジュールは、シャーシ内の他のモジュールと同じエアーフローの方向でなけれ
ばなりません。 他のモジュールに青色のストライプまたは青色のレバーがある場合は、交換
用電源モジュールには青色のレバーがなければなりません。 他のモジュールに赤紫色のスト
ライプまたは赤紫色のレバーがある場合は、交換用電源モジュールには赤紫色のレバーがな
ければなりません。
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
OL-31443-01-J
41
モジュールの交換
電源モジュールの交換
稼動中に電源モジュールを交換する必要がある場合に、上記の両方の条件が満たされない場合は、
交換する必要がある電源モジュールをシャーシ内に残し、必要な電源モジュールを入手するまで、
設計どおりのエアーフローを確保します。
ステップ 1
交換していない電源モジュールで、OK(
)LED がグリーンに点灯し、エラー(
)LED が消灯して
いることを確認します(2 つの LED の位置については、次の図を参照)。 動作中に電源モジュールを交
換する場合は、もう一方の電源モジュールがエラー状態になることなく電力を供給している必要がありま
す。そうしないと、一方の電源モジュールを取り外したときにシャーシの電源がダウンする可能性があり
ます。
(注)
シャーシが停止しているときに電源モジュールを交換している場合は、この手順をとばすこと
ができます。
図 11:1200 W 電源モジュールのインストール機能
1
2
3
ステップ 2
エラー(
OK(
)LED
)LED
電源モジュールの電力指定(1200 W は Cisco
Nexus 93128TX シャーシに必要)
4
ハンドル
5
電源レセプタクル
6
イジェクタ ラッチ(熱気排気エアーフローは
赤紫色、冷気吸気エアーフローは青色)
交換する電源モジュールから AC 電源プラグを抜き、
LED が消灯していることを確認します。
(注)
ステップ 3
LED は、電源が電源モジュールに接続されていないことを示すオレンジ色で点灯するはず
です。
イジェクタ ラッチを左に押して、ハンドルを引き、電源モジュールをシャーシ スロットから引き出しま
す。
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
42
OL-31443-01-J
モジュールの交換
電源モジュールの交換
モジュールの電気部品への静電放電(ESD)損傷を防ぐために、電源モジュールの背面の電気コ
ネクタには触れないでください。 また、電気コネクタの損傷を防ぐために、触れることで曲がっ
たり破損する可能性があるものには接触させないようにします。
取り外したモジュールを静電気防止表面の上に置くか、静電気防止袋に収納します。 可能であれば、安全
な輸送または保存のため、モジュールを梱包材にこん包します。
注意
ステップ 4
ステップ 5
梱包材から交換用電源モジュールを取り出し、静電気防止表面に置きます。
ファン トレイのハンドルを持ち、背面の電気コネクタには触れないでください。 また、電気コネクタを
保護するために、シャーシ内部の電気コネクタ以外への接触は避けてください。
ステップ 6
Cisco Nexus 93128TX シャーシに適切な電源モジュールがあることを確認します。 正しい電源モジュール
には 1200 W のラベルがついており、次の品番のいずれかがついています。
• N9K-PAC-1200W(熱気排気エアーフローの方向と赤紫色のイジェクタ ラッチ)
• N9K-PAC-1200W-B(冷気吸気エアーフローの方向と青色のイジェクタ ラッチ)
交換用電源モジュールのイジェクタ ラッチの色がシャーシにすでに設置されている他の電源モ
ジュールのイジェクタ ラッチの色と一致していることを確認します。
交換用電源モジュールのハンドルを持ち、シャーシの空き電源モジュール スロットの前に電気コネクタが
ある側面を合わせ、ラッチがカチッと音を立ててモジュールが所定の位置にロックされるまでモジュール
をシャーシに完全に差し込みます。
(注)
ステップ 7
ステップ 8
LED が点灯し、オレンジになることを確認します。
LED が点灯しない場合は、イジェクタ ラッチを左に押し、シャーシの外側に出るまでモジュールのハ
ンドルを引き、シャーシ背面の電気コネクタが損傷していないかを目で確認します。 破損している場合
は、Cisco Technical Assistance に連絡してください。 破損していない場合、ステップ 8 を繰り返してモ
ジュールを再度取り付けます。
ステップ 9
ステップ 10
電源モジュールの電源コンセントに AC ケーブルを差し込みます。 電源ケーブルのもう一方の端が AC 電
源に接続されていることを確認します。
LED が点灯し、グリーンになることを確認します。
LED が点灯しない場合は、電源ケーブルが電源コンセントにしっかり接続されているか、また電源の回路
ブレーカーがオンになっていることを確認します。 それでも LED が点灯せず電源に障害がない場合は、
Cisco Technical Assistance に連絡して指示を仰いでください。
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
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43
モジュールの交換
電源モジュールの交換
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
44
OL-31443-01-J
付録
A
ラックの仕様
この付録は、次の項で構成されています。
• ラックの仕様, 45 ページ
ラックの仕様
ここでは、外部の周囲温度が 0 ~ 104 °F(0 ~ 40 °C)であると想定し、次の種類のキャビネット
およびラックに設置する場合の要件を示します。
• 標準穴あき型キャビネット
• ルーフ ファン トレイ(下から上への冷却用)付きの 1 枚壁型キャビネット
• 標準オープンラック
(注)
閉鎖型キャビネットに設置する場合には、標準穴あき型またはファン トレイ付き1枚壁型の温
度調節タイプを使用することを推奨します。
(注)
障害物(電源ストリップなど)があると現場交換可能ユニット(FRU)へのアクセスに支障が
発生する可能性があるため、障害物のないラックを使用してください。
キャビネットおよびラックの一般的な要件
また、キャビネットまたはラックは、次の要件を満たしている必要があります。
• 標準 19 インチ(48.3 cm)(ANSI/EIA-310-D-1992 のセクション 1 に基づく英国ユニバーサル
ピッチの規格に準拠しているマウント レール付きの 2 支柱または 4 支柱の EIA キャビネット
またはラック)。 「穴あき型キャビネットの要件」のセクションを参照してください。
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
OL-31443-01-J
45
ラックの仕様
標準オープンラックの要件
• 各シャーシの最小垂直ラック スペース要件は、、5.25 インチ(13.3 cm)に相当する RU(ラッ
ク ユニット)3 つです。
• 装置の背面をラックに取り付けない場合、2 本のラック取り付けレールの間の幅が、17.75 イ
ンチ(45.0 cm)以上であること。 4 支柱 EIA ラックの場合、前方の 2 本のレールの距離が
17.75 インチ(45.1 cm)であること。
4 支柱 EIA キャビネット(穴あき型または壁型)は、次の要件を満たしている必要があります。
• 光ファイバ ケーブルの最小曲げ半径を確保するために、キャビネットの前方取り付けレール
から前面扉までに 3 インチ(7.6 cm)以上のスペースが必要です。
• 背面ブラケットを取り付けられるように、前方取り付けレールの外面と後方取り付けレール
の外面の距離が 23.0 ~ 30.0 インチ(58.4 ~ 76.2 cm)となっている必要があります。
標準オープンラックの要件
「キャビネットおよびラックの一般的な要件」の項の要件に加えて、シャーシをオープンラック
(側面パネルまたは扉が付いていないもの)に取り付ける場合、ラックが次の要件を満たしてい
ることを確認します。
• 各シャーシの最小垂直ラック スペースは、、5.25 インチ(13.3 cm)に相当するラック ユニッ
ト(RU)3 つです。
• シャーシ通気口と壁の間隔が 2.5 インチ(6.4 cm)である必要があります。
穴あき型キャビネットの要件
穴あき型キャビネットの穴は、前面扉、背面扉、および側面にあります。 「キャビネットおよび
ラックの一般的な要件」の項に示す要件に加えて、穴あき型キャビネットは、次の要件を満たす
必要があります。
• 前面扉および背面扉の全体に穴があり、60 % 以上穴が開いていること。扉の高さの 1 RU あ
たり 15 平方インチ(96.8 平方 cm)以上開口部があること。
• キャビネットの上面にも開口部があり、20% 以上穴が開いていること。
• 冷却が促進されるように、キャビネットの床面は開放型か穴あき型であること。
Cisco R シリーズ ラックは、これらの要件に適合しています。
ケーブル管理の注意事項
ケーブル管理を考慮し、ラック内のシャーシの上下のスペースを広げて、すべての光ファイバま
たは銅ケーブルを簡単にラックに通せるようにすることもできます。
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
46
OL-31443-01-J
付録
B
システムの仕様
この付録は、次の項で構成されています。
• 環境仕様, 47 ページ
• スイッチの寸法, 48 ページ
• スイッチおよびモジュールの重量と数量, 48 ページ
• 電力要件, 49 ページ
• AC 電源コードの仕様, 49 ページ
環境仕様
環境
温度
相対湿度
仕様
動作温度
32 ~ 104°F(0 ~ 40°C)
非動作温度
–40 ~ 70°C(–40 ~ 158°F)
動作時(結露しないこと)
5 ~ 90%(45 ~ 50% を推奨)
非動作時(結露しないこと) 5 ~ 95%
高度
動作時
–500 ~ 13,000 フィート(–152 ~ 4,000 m)
ストレージ
-1,000 ~ 30,000 フィート(-305 ~ 9,144 m)
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
OL-31443-01-J
47
システムの仕様
スイッチの寸法
スイッチの寸法
スイッチコンポーネン 幅
ト
Cisco Nexus 93128
シャーシ
奥行
高さ
17.5 インチ(44.5 cm) 22.5 インチ(57.1 cm) 3.5 インチ(8.9 cm)
(2 RU)
スイッチおよびモジュールの重量と数量
コンポーネント
ユニットあたり 数量
の重量
Cisco Nexus 93128 シャーシ(N9K-C93128)
14.8 kg(32.56
ポンド)
1
M12PQ アップリンク モジュール
3.12 ポンド
(1.4 kg)
1
ファン トレイ
—
– 熱気排気(赤紫色のストライプ)ファン トレイ
(N9K-C9300-FAN2)
1.14 ポンド
(0.5 kg)
3 個(動作
用に 2
個、冗長
性のため 1
個
(2+1))
– 冷気吸気(青のストライプ)ファン トレイ(N9K-C9300-FAN2-B)
電源モジュール
—
– 1200 W AC 熱気排気(赤紫色のラッチ)電源モジュール
(N9K-PAC-1200W)
2.64 ポンド
(1.2 kg)
– 1200 W AC 冷気吸気(青色のラッチ)電源モジュール
(N9K-PAC-1200W-B)
2 個(動作
用に 1
個、冗長
性のため 1
個
(1+1))
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48
OL-31443-01-J
システムの仕様
電力要件
電力要件
標準
最大
Cisco Nexus 93128TX(1G モー 432 W
ド)
739 W
Cisco Nexus 93128TX(10G モー 568 W
ド)
853 W
AC 電源コードの仕様
ロケール
電源コード部品番号
コード セットの説明
アルゼンチン
CAB-250V-10A-AR
250 V、10 A、8.2 フィート(2.5 m)
ブラジル
CAB-250V-10A-BR
250 V、10 A、6.9 フィート(2.1 m)
中国
CAB-250V-10A-CN
250 V、10 A、8.2 フィート(2.5 m)
南アフリカ
CAB-250V-10A-ID
250 V、10 A、8.2 フィート(2.5 m)
イスラエル
CAB-250V-10A-IS
250 V、10 A、8.2 フィート(2.5 m)
オーストラリア
CAB-9K10A-AU
250 VAC、10 A、3112 プラグ、8.2 フィート(2.5 m)
European Union
CAB-9K10A-EU
250 VAC、10 A、CEE 7/7 プラグ、8.2 フィート(2.5
m)
インド
CAB-IND-10A
10 A、8.2 フィート(2.5 m)
イタリア
CAB-9K10A-IT
250 VAC、10 A、CEI 23-16/VII プラグ、8.2 フィート
(2.5 m)
スイス
CAB-9K10A-SW
250 VAC、10 A、MP232 プラグ、8.2 フィート(2.5
m)
英国
CAB-9K10A-UK
250 VAC、10 A、BS1363 プラグ(13 A ヒューズ)、
8.2(2.5 m)
北米
CAB-9K12A-NA
125 VAC、13 A、NEMA 5-15 プラグ、8.2 フィート
(2.5 m)
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49
システムの仕様
AC 電源コードの仕様
ロケール
電源コード部品番号
コード セットの説明
北米
CAB-AC-L620-C13
NEMA L6-20-C13、6.6 フィート(2.0 m)
北米
CAB-N5K6A-NA
200/240V、6A、8.2 フィート(2.5 m)
CAB-C13-C14-2M
電源コード ジャンパ、C13 ~ C14 コネクタ、6.6 フィー
ト(2.0 m)
CAB-C13-C14-AC
電源コード、C13 ~ C14(埋め込み型コンセント)、
10 A、9.8 フィート(3 m)
CAB-C13-CBN
キャビネット ジャンパ電源コード、250 VAC、10 A、
C14 ~ C13 コネクタ、2.3 フィート(0.7 m)
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
50
OL-31443-01-J
付録
C
LED
この付録は、次の項で構成されています。
• スイッチ シャーシの LED, 51 ページ
• アップリンク モジュールの LED, 52 ページ
• ファン トレイの LED, 53 ページ
• 電源装置の LED, 53 ページ
スイッチ シャーシの LED
BCN、STS および ENV LED は、スイッチ前面の左側にあります。 ポート LED は、直近のポート
に上向きまたは下向きの三角形として表示されます。
LED
色
BCN
青(点 オペレータが、シャーシ内でこのモジュールを識別するためにこの LED をア
滅)
クティブにしました。
消灯
STS
Status
このモジュールは識別されていません。
グリー スイッチは動作しています。
ン
オレン スイッチが起動中です。
ジに点
滅
レッド 温度がメジャー アラームしきい値を超えています。
で点滅
消灯
スイッチに電力が供給されていません。
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
OL-31443-01-J
51
LED
アップリンク モジュールの LED
LED
色
Status
ENV
グリー 電源モジュールおよびファン トレイは動作しています。
ン
オレン 少なくとも 1 個の電源モジュールとファン トレイ モジュールが動作していま
ジ
せん。
(ポー グリー ポートがトランシーバまたは他のコネクタに接続されています。
ト)
ン
オレン ポートは接続されていません。
ジ
アップリンク モジュールの LED
ステータス(STS)LED は、アップリンク モジュールの左側にあります。 各 2 個のアップリンク
ポートの下に ACT LED があります。 各 ACT LED の隣に、上下に向いている 2 つの三角形のポー
トがあり、上部ポートまたは下部ポートであるとそのポートを識別します。
表 1:アップリンク モジュールの LED の説明
LED
色
Status
STS
グリーン
このモジュールは動作可能です。
赤
温度は動作していません。
消灯
モジュールに電力が供給されていません。
点灯(白)
この LED の上にある 2 つのポートはイネーブルです。
消灯
この LED の上にある 2 つのポートはイネーブルではありませ
ん。
グリーン
ポートがトランシーバまたは他のコネクタに接続されていま
す。
消灯
ポートは接続されていません。
ACT
(ポート)
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
52
OL-31443-01-J
LED
ファン トレイの LED
ファン トレイの LED
ファン トレイ LED は、モジュール前面の通気孔の下にあります。
LED
色
Status
STS
グリー
ン
ファン トレイは動作しています。
赤
ファン トレイは動作可能ではありません(ファンはおそらく動作していませ
ん)。
消灯
ファン トレイに電力が供給されていません。
電源装置の LED
電源装置の LED は、電源装置の左前面の部分にあります。 OK(
)LED とエラー(
)LED
で示される状態の組み合わせは、次の表に示すようにモジュールのステータスを示します。
表 2:電源モジュールの LED の説明
LED
LED
Status
グリーン
消灯
電源モジュールはオンであり、スイッチに給電しています。
グリーン
に点滅
消灯
電源モジュールは AC 電源に接続されていますが、スイッチに電力を
出力していません。電源モジュールがシャーシに設置されていない可
能性があります。
消灯
消灯
電源モジュールに電力が供給されていません。
消灯
オレンジに点 電源モジュールに関する警告:おそらく次のいずれかの状況にありま
滅
す。
• 高電圧
• 高出力
• 低電圧
• 電源モジュールはシャーシに取り付けられているが、AC 電源に
接続されていない
• 電源モジュールのファンが低速
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
OL-31443-01-J
53
LED
電源装置の LED
LED
消灯
LED
オレンジ
Status
電源モジュールの故障:おそらく次のいずれかの状況にあります。
• 過電圧
• 過電流
• Over temperature
• 電源モジュール ファンの障害
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
54
OL-31443-01-J
付録
D
設置環境およびメンテナンス記録
• 設置環境チェックリスト, 55 ページ
• 連絡先および設置場所情報, 57 ページ
• シャーシおよびモジュール情報, 58 ページ
設置環境チェックリスト
スイッチを正常に稼働させ、適切な通気を保持し、作業を容易にするには、装置ラックまたはキャ
ビネットの設置環境を整え、配置を決めることが重要です。
次の表に、スイッチの設置前に完了することが推奨される設置場所の準備作業を示します。 1 つ
1 つの準備作業を完了することで、スイッチを円滑に設置できます。
準備作業
確認日時
設置場所の確認
広さおよびレイアウト
床の表面仕上げ
衝撃および振動
照明
物理的アクセス
メンテナンス作業の容易
さ
環境の確認
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
OL-31443-01-J
55
設置環境およびメンテナンス記録
設置環境チェックリスト
準備作業
確認日時
周囲温度
湿度
高度
空気の汚染
エアーフロー
電源の確認
入力電源のタイプ
電源コンセント
電源コンセントと機器の
距離
電源の冗長性のための専
用(個別)回路
電源障害時用の UPS
アース:適切なワイヤ
ゲージとラグ
回路ブレーカーの容量
アースの確認
データセンターのアース
ケーブルおよびインター
フェイス機器の確認
ケーブル タイプ
コネクタ タイプ
ケーブルの距離制限
インターフェイス機器
(トランシーバ)
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
56
OL-31443-01-J
設置環境およびメンテナンス記録
連絡先および設置場所情報
準備作業
確認日時
EMI の確認
信号の距離制限
設置場所の配線
RFI レベル
連絡先および設置場所情報
次のワークシートに、インストールに関する連絡先および設置場所の情報を記録してください。
担当者
担当者の電話番号
連絡先 E メール
建物および設置場所の名称
データセンターの位置
設置フロアの位置
住所(1)
住所(2)
市町村
州/省
担当者
郵便番号
Country
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
OL-31443-01-J
57
設置環境およびメンテナンス記録
シャーシおよびモジュール情報
シャーシおよびモジュール情報
次の 3 つのワークシートに、シャーシおよびモジュールの情報を記録してください。
表 3:スイッチ情報
契約番号
シャーシのシリアル番号
製品番号
表 4:ネットワーク関連情報
スイッチの IP アドレス
スイッチの IP ネットマスク
Hostname
ドメイン名
IP ブロードキャスト アドレス
ゲートウェイおよびルータのア
ドレス
DNS アドレス
表 5:Cisco Nexus 93128 シャーシのモジュール情報
スロット
Module Type
モジュールのシリアル 注意
番号
アップリンク モジュー
ル
電源モジュール 1
(左)
電源モジュール 2
(右)
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OL-31443-01-J
設置環境およびメンテナンス記録
シャーシおよびモジュール情報
Module Type
スロット
モジュールのシリアル 注意
番号
ファン トレイ 1(左)
ファン トレイ 2(中
央)
ファン トレイ 3(右)
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
OL-31443-01-J
59
設置環境およびメンテナンス記録
シャーシおよびモジュール情報
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
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OL-31443-01-J
索引
A
き
AC 電源コード 49
キャビネットの要件 8
あ
け
アース要件 7
アップリンク接続 32
アップリンク モジュール 37
交換 37
ケーブル管理システムの寸法 48
こ
い
高度仕様 47
高度要件 6
インターフェイス ケーブル 35
手入れ 35
さ
え
サポートされる電源モデル 1
サポートされるファン トレイ モデル 1
エアーフロー要件 8
し
お
温度仕様 47
温度要件 5
湿度仕様 47
湿度の要件 5
シャーシ、インストール 17, 22
シャーシ寸法 48
シャーシのアース接続 26
所要電力 8
か
概要 1
下部支持レール、取り付け 19
管理インターフェイスの接続 31
す
スイッチ コンポーネント 1
スペースの要件 9
寸法 48
Cisco Nexus 93128TX スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
OL-31443-01-J
IN-1
索引
せ
ひ
設置場所の準備 5, 6, 7
アース要件 7
高度要件 6
湿度の要件 5
電磁干渉、最小化 6
微粒子の要件 6
浮遊微粒子の要件 6
埃の要件 6
無線周波数干渉、最小化 6
センターマウント ブラケットの取り付け 15, 21
光ケーブル 35
手入れ 35
微粒子の要件 6
た
ほ
ダウンリンクの接続 33
ポート接続に関する注意事項 34
ポート接続の注意事項 34
埃の要件 6
ふ
ファン トレイ 38
交換 38
浮遊微粒子の要件 6
て
電源、接続 28
電源コード 49
電源装置 41
取り外し 41
電源の接続 28
電磁干渉、最小化 6
む
無線周波数干渉、最小化 6
ら
ラックへの取り付け 13
ラック要件 8
と
トランシーバ 35
手入れ 35
れ
冷気吸気エアーフロー 8
ね
熱気排気エアーフロー 8
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IN-2
OL-31443-01-J
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