コンフィギュレーション ファイルのバックアップと復元 目次 概要 前提条件 要件 使用するコンポーネント 表記法 コンフィギュレーションのバックアップの作成 TFTP サーバを使用したコンフィギュレーションのバックアップと復元 FTP サーバを使用したコンフィギュレーションのバックアップと復元 ターミナル エミュレータ プログラムを使用したコンフィギュレーションのバックアップと復元 Kron 方式を使用したコンフィギュレーションの自動バックアップ TFTP サーバへのコンフィギュレーションのバックアップ 確認 関連情報 概要 多くの理由により、ルータは頻繁にアップグレードまたは交換されます。 このドキュメントでは、既存のルータから新しいルー タへコンフィギュレーションを移行するための基本的な手順について説明します。 Return to Top 前提条件 要件 このドキュメントに記載された情報を適用する前に、次の前提条件を満たしていることを確認してください。 Trivial File Transfer Protocol(TFTP; トリビアル ファイル転送プロトコル)サーバまたは File Transfer Protocol(FTP; ファイル転送プロトコル)サーバへのアクセス権。 接続:ルータは FTP または TFTP サーバにアクセスできる必要があります。接続を確認するには、ping コマンドを使用し ます。 Return to Top 使用するコンポーネント このドキュメントは、特定のソフトウェアやハードウェアに限定されるものではありません。 このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。このドキュメントで使用するすべて のデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。対象のネットワークが実稼動中である場合には、どのよう な作業についても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。 Return to Top 表記法 ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。 Return to Top コンフィギュレーションのバックアップの作成 コンフィギュレーションをバックアップおよび復元するには、いくつかの方法があります。 TFTP サーバを使用 FTP サーバを使用 ターミナル エミュレーション プログラムを使用 Kron 方式を使用したコンフィギュレーションの自動バックアップ TFTP サーバへのコンフィギュレーションのバックアップ Return to Top TFTP サーバを使用したコンフィギュレーションのバックアップと復元 ルータから TFTP サーバにコンフィギュレーションをコピーし、さらに別のルータに復元するには、次の手順を段階的に実行しま す。この方法を進める前に、ネットワーク上に TFTP サーバが存在しており、そのサーバへの IP 接続が可能であることを確認し ます。 1. Router> プロンプトで enable コマンドを発行し、プロンプトが表示されたら必要なパスワードを入力します。 プロンプトが Router# に変化し、ルータが現在は特権モードであることを示します。 2. 次の手順で、実行コンフィギュレーション ファイルを TFTP サーバにコピーします。 CE_2#copy running-config tftp: Address or name of remote host []? 64.104.207.171 Destination filename [ce_2-confg]? backup_cfg_for_my_router !! 1030 bytes copied in 2.489 secs (395 bytes/sec) CE_2# 3. テキスト エディタを使用してコンフィギュレーション ファイルを開きます。「AAA」で始まる行をすべて検索し、削除しま す。 注:この手順は、ユーザをルータから締め出す可能性のあるすべてのセキュリティ コマンドを削除します。 4. コンフィギュレーション ファイルを、TFTP サーバから、特権(enable)モードの新しいルータ(基本のコンフィギュレー ションが設定されている)にコピーします。 Router#copy tftp: running-config Address or name of remote host []? 64.104.207.171 Source filename []? backup_cfg_for_my_router Destination filename [running-config]? Accessing tftp://10.66.64.10/backup_cfg_for_my_router... Loading backup_cfg_for_router from 64.104.207.171 (via FastEthernet0/0): ! [OK - 1030 bytes] 1030 bytes copied in 9.612 secs (107 bytes/sec) CE_2# Return to Top FTP サーバを使用したコンフィギュレーションのバックアップと復元 この手順では、TFTP サーバの代わりに FTP サーバを使用できます。 1. Router> プロンプトで enable コマンドを発行し、プロンプトが表示されたら必要なパスワードを入力します。 プロンプトが Router# に変化し、ルータが現在は特権モードであることを示します。 FTP のユーザ名とパスワードを設定します。 2. CE_2#config terminal CE_2(config)#ip ftp username cisco CE_2(config)#ip ftp password cisco123 CE_2(config)#end CE_2# 3. コンフィギュレーションを FTP サーバにコピーします。 CE_2#copy running-config ftp: Address or name of remote host []? 10.66.64.10 Destination filename [ce_2-confg]? backup_cfg_for_router Writing backup_cfg_for_router ! 1030 bytes copied in 3.341 secs (308 bytes/sec) CE_2# 4. テキスト エディタを使用してコンフィギュレーション ファイルを開きます。「AAA」で始まる行をすべて検索し、削除しま す。 注:この手順は、ユーザをルータから締め出す可能性のあるすべてのセキュリティ コマンドを削除します。 5. コンフィギュレーション ファイルを、FTP サーバから、特権(enable)モードの新しいルータ(基本のコンフィギュレーシ ョンが設定されている)にコピーします。 Router#copy ftp: running-config Address or name of remote host [10.66.64.10]? Source filename [backup_cfg_for_router]? Destination filename [running-config]? Accessing ftp://10.66.64.10/backup_cfg_for_router... Loading backup_cfg_for_router ! [OK - 1030/4096 bytes] 1030 bytes copied in 13.213 secs (78 bytes/sec) CE_2# Return to Top ターミナル エミュレータ プログラムを使用したコンフィギュレーションのバックアップと復元 ターミナル エミュレータ プログラムを使用して、コンフィギュレーションのバックアップと復元を実行できます。Microsoft Hyperterminal Terminal Emulation ソフトウェアを使用した手順を次に示します。 1. 別のルータからコンフィギュレーションをコピーする必要がある場合には、コンソールまたは Telnet を介してそのルータ に接続します。 2. Router> プロンプトで enable コマンドを発行し、プロンプトが表示されたら必要なパスワードを入力します。 プロンプトが Router# に変化し、ルータが現在は特権モードであることを示します。 3. terminal length 0 コマンドを発行して、一度に 1 画面分ではなく、応答全体を返すようルータに指定します。 これにより、ルータが一度に 1 画面分応答する場合に生成される余分な --more-- プロンプトを表示させずに、コンフィギ ュレーションをキャプチャできます。 4. [HyperTerminal] メニューで、[Transfer] > [Capture Text] を選択します。 [Capture Text] ウィンドウが表示されます。 5. このファイルを「config.txt」で保存します。 6. [Start] をクリックして、[Capture Text] ウィンドウを消去し、キャプチャを開始します。 7. show running-config コマンドを発行し、ルータが応答を完了するまで待機します。コンフィギュレーションに続いて、 Building configuration... と表示されます。 8. HyperTerminal メニューで、[Transfer] > [Capture Text] > [Stop] を選択し、スクリーン キャプチャを終了します。 9. Notepad や Wordpad などのテキスト エディタで、作成した config.txt ファイルを開きます。 10. 「AAA」で始まる行をすべて検索し、削除します。 注:この手順は、ユーザをルータから締め出す可能性のあるすべてのセキュリティ コマンドを削除します。 11. ファイルを保存します。 12. そのコンフィギュレーションが必要なルータに接続します。 13. config.txt ファイルを開きます。 14. config.txt ファイルの内容全体を選択して強調表示します。 それには、マウスの左ボタンをクリックしたまま、ファイルの最初の文字の前から最後の文字の後まで、カーソルをドラッ グします。また、Notepad を使用している場合は、メニューから [Edit] > [Select All] を選択する方法もあります。 15. 選択したテキストを Windows のクリップボードにコピーします。 コピー操作を行うには、テキスト エディタのメニューから [Edit] > [Copy] を選択するか、Ctrl キーを押したまま同時に C キーを押します。 16. HyperTerminal ウィンドウに切り替え、Router# プロンプトで configure terminal コマンドを発行します。続いて、Enter キーを押します。 17. HyperTerminal メニューで [Edit] > [Paste to Host] を選択して、コンフィギュレーション ファイルをルータに貼り付け ます。 18. コンフィギュレーションの貼り付けを完了し、ルータがコンフィギュレーション プロンプトに戻った後で、copy runningconfig startup-config コマンドを発行して、コンフィギュレーションをメモリに書き込みます。 19. exit コマンドを発行して、Router# プロンプトに戻ります。 Return to Top Kron 方式を使用したコンフィギュレーションの自動バックアップ たとえば、毎週土曜日の 23:00 の時点で running-config を startup-config にコピーするようにルータを設定するには、次の 手順を実行します。 1. kron ポリシー リストの作成:スケジュールされた時間にルータが実行するコマンドのリストを記述したスクリプトです。 Router(config)#kron policy-list SaveConfig Router(config-kron-policy)#cli write Router(config-kron-policy)#exit cli:Command Scheduler ポリシー リスト内に EXEC CLI コマンドを指定します。 Policy-list:Command Scheduler オカレンスに関連するポリシー リストを指定します。 注:ここで copy running-config startup-config ではなく write を使用する理由は、kron ではインタラクティブなプロ ンプトがサポートされていないにもかかわらず、copy running-config startup-config コマンドではインタラクティブな操 作が求められるためです。コマンドを作成する際には、そのことに留意しておくことが重要です。また、kron ではコンフィ ギュレーション コマンドがサポートされていないことにも注意してください。 2. kron オカレンスの作成:ルータにポリシーが実行される時間と頻度を設定します。 Router(config)#kron occurrence SaveConfigSchedule at 23:00 Sun recurring Router(config-kron-occurrence)#policy-list SaveConfig SaveConfigSchedule:オカレンスの名前を指定します。オカレンス名の長さは 1 31 文字です。オカレンス名が新し いものであれば、オカレンス構造が作成されます。新しい名前でない場合には、既存のオカレンスが編集されます。 at:指定した日時にオカレンスが実行されることを示します。 recurring:繰り返しオカレンスが実行されることを示します。 3. show コマンドを使用して、kron の設定を確認します。 Router#sh kron schedule Kron Occurrence Schedule SaveConfigSchedule inactive, will run again in 1 days 12:37:47 at 23:00 on Sun inactive:現在、kron によってコマンドが実行されていないことを示します。 Active:kron によって現在のコマンドが実行されていることを示します。 Router#show running-configuration kron occurrence SaveConfigSchedule at 23:00 Sun recurring policy-list SaveConfig kron policy-list SaveConfig cli write Return to Top TFTP サーバへのコンフィギュレーションのバックアップ この例では、running-config は、毎週日曜日の 23:00 に TFTP サーバ(10.1.1.1)に保存されます。 Router(config)#kron policy-list Backup Router(config-kron-policy)#cli show run | redirect tftp://10.1.1.1/test.cfg Router(config-kron-policy)#exit ! Router(config)#kron occurrence Backup at 23:00 Sun recurring Router(config-kron-occurrence)#policy-list Backup Return to Top 確認 show running-config コマンドを使用して、コピー先のルータにコンフィギュレーション ファイルがコピーされていることを確 認します。 Return to Top 関連情報 テクニカルサポートとドキュメント:シスコシステムズ Return to Top 1992 - 2014 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. Updated: 2010 年 8 月 31 日 http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/100/1007/1007856_backup-config-j.html Document ID: 46741
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